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アンドレ・タカシさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2127
性別 男性
自己紹介 2022/3/26に以下のような自己紹介文をアップしました。
ロシアのウクライナ侵攻が始まってひと月経過。
映画は観ていますが、侵略戦争のせいでレビューする気になれません。
私の映画レビューと戦争は直接関係しませんが、
楽しく文章を考える気分じゃない、ってことですね。
ロシアが撤退するか、プーチンがいなくなったら再開します。


そして、
侵略戦争が膠着状態に入り、
いつ終わるか識者にも判断できない状況になりました。
まぁ正直、痺れを切らしたので、レビューを再開します。
ウクライナ、頑張れ!

2024年3月17日更新

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121.  Mr.インクレディブル
奇抜な発想とそれ定着させる技術はジャパンアニメとは違う方向性で完成していると思います。ラスティガールが可愛かったっす。
[映画館(字幕)] 8点(2008-09-22 00:04:55)
122.  愛と青春の旅だち
当時あまり期待せずに劇場へ行ったら、思わぬ良品にめぐり会ったって印象でした。ルイス・ゴセット・Jrがいい味出してると思っていたら、アカデミーの助演を獲って「あぁ、こーいうのが助演っていうことなんだ」と納得した記憶があります。久しぶりに観ましたが、古さを感じさせない青春映画でした。ただし、この映画のヒット後にやたらと「愛と○○の××」ってタイトルが増えて辟易しました。配給会社の苦悩の芸の無さなのか、タイトルだけで鑑賞を決める一般映画観賞者の態度なのか…。
[映画館(字幕)] 8点(2008-09-10 12:55:25)
123.  初恋のきた道
なんでもないお話だけど、風景とそこに溶け込んだ人の純朴さと気持ちのゆらぎが見事に表現されていてちょっと感動。着膨れのチャン・ツィイーが色気を前面にだしていたらこんなにまとまらなかっただろう。
[DVD(字幕)] 8点(2008-09-07 00:06:15)
124.  ショコラ(2000)
自分の規格にないものを、どれだけ受け入れられるか?という問いに対するひとつの回答でしょうか。宗教が絡むとホントはこれほどあっさり行かないのでしょうが…。まぁ、そんな難しいことはおいといて、ほのぼのとしていて気持ちが良くなる映画でした。役者が全員いい味出してたと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2008-09-01 23:38:04)(良:1票)
125.  フェイク 《ネタバレ》 
なんだか緊迫感に欠ける潜入捜査ものだと思っていたら、テーマは全く別のところにあった。 アル・パチーノとジョニー・デップがおかれたそれぞれの状況をベースに、二人の間に芽生えた絆のようなものが味わい深く描かれている。アル・パチーノへ好意と捜査の本分との板ばさみに苦しむジョニー・デップの演技もよかったが、主役は6:4でアル・パチーノかな…。 大物ぶっているが周囲はあまり敬意を払わず、また大物になりきれない自分の才覚も悲しいかな自覚している壮年マフィア。その自尊心と諦観が入り混じった微妙なニュアンス。自宅でジャージ姿で寛いでいるシーンあたりからぐっと人間味が出てきて、ジョニー・デップがその家庭的な温かい視線や人柄に惹かれていくのが良く伝わってきた。アル・パチーノのラストシーンは悲しいものだったけれど、その態度はすがすがしさを感じさせ、物語を奥深い人間ドラマにしていた。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2008-08-24 00:01:42)(良:1票)
126.  ダンサー・イン・ザ・ダーク 《ネタバレ》 
絞首刑の瞬間を見せたのにはびっくり。でもその冷徹な姿勢に拍手。 評価が分かれる作品だとは思ったけど、このサイトの点数分布を見て納得。
[DVD(字幕)] 8点(2008-08-05 17:56:55)
127.  DUNE デューン/砂の惑星(2021) 《ネタバレ》 
デビッド・リンチ版のレビューに「現在なら3部作にしてもう少し分かり易い映画になったかも…」とか書きました。それくらいに、何がやりたいのか分からない映画だったのですよ。それに比べてとてもよく分かりました。ストーリーを含めた内容が。その前提で、SFの世界観が吟味できる映画に仕上がっていると思います。現代的にはかなり偏った技術レベルの表現やオブジェクトのスケール感、舞台ごとに変化する湿度、等々。緻密でレベルの高い仕事を見せてもらいました。 キャラの感情が表情からは読み取りにくかったです。たぶん意識してそのように演出されている。でも、それがストレスになる程では無く、作品を文学調に持ち上げている印象でした。 原作は未読ですが、既読の方のレビューによると原作通りとのこと。だとしたら、リンチ版はやっぱりゲテモノを見せられたのだと云う結論に至りました。 続編、期待しております。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-02-19 03:27:28)(良:1票)
128.  アトミック・ブロンド 《ネタバレ》 
シャーリーズ・セロンが主演した最初のアクション作品は2005年の「イーオン・フラックス」だったと思う。その作品で彼女は殺し屋さんと革命闘士的な役柄を演じました。私が記憶している範囲の話だけど、ボディを使うアクションがしょぼかった。周囲が彼女の筋力に合わせ無理してゆっくり動いているような、分かりやすく云うと上戸彩のあずみや綾瀬はるかの座頭市みたいな感じ。彼女はきっとこの作品の自身のアクションに不満を持っていて、汚名(?)挽回の機会をずっと窺っていたのだと思う。 で、それが果たされたのが本作。カテゴリーはスパイものですけど、私に云わせれば肉弾映画です。 後半、傷を負った亡命者を保護しながら逃亡を図るシーン。雑居ビルに入り、出てきてカーチェイスが終わるまでの10分弱を1カットに収める。本作の見どころはここに尽きる。ビルの中で6人の敵を殺す。手足と肘・膝・銃把で約50発殴る(数えましたw)。同じくらい殴られる。どこまで本当に当てているのかは分からない。でも、彼女と敵が体のアチコチから流す体液はホンモノに見えるし、顔のカタチが変わっていく。全ての打撃にしっかり体重が乗っていて、体重以上に殺気が乗っていて、痛いし痛々しい。最近のアクション映画の格闘シーンは1秒のカットを何十も繋げて誤魔化すことが主流ですが、それが大っ嫌いな私の心情を盛大に代弁してもらったような気分でした。久しぶりに凄いものを見させてもらいました。 80年代は、学生だった私が最もたくさん洋楽を聴いていた時代で、劇中BGMは懐かしく響くものが多くて嬉しかったです。デヴィット・ボウイの「キャット・ピープル」は当時劇場で見て以来だと思うけど、あの陰鬱な出だしがしっかり耳に残っていたことに驚きました。 本作のテーマはシャーリーズ・セロンがゲンコツにモノを言わせることでした。スパイものにありがちな面倒くさいストーリーは、まぁいいじゃないですか。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-11-19 23:38:03)(良:1票)
129.  シェーン 《ネタバレ》 
某国営局が放送した「デジタルリマスター版」で鑑賞しました。 が、「シェーン、カンバーック」のシーンがまっ黒。これ、比喩でも何でもなくホントにほとんどまっ黒で、遠景の山並みの残雪だけが僅かに灰色の方形として確認できる程度でした。ラストの決闘シーンが夜なので、時間の流れに合わせて画面を暗くデジタル処理したようです。YouTubeで確認したところ、このラストシーンだけではなくジョーとの殴り合いのあたりからほとんど表情が見えない程に暗くしていましたね。 鑑賞動機の半分くらいがあのラストシーン見たさだったので、もの凄く残念な気分です。ハッキリ言ってアホの所業です。 シェーンは現在で云うところのダークヒーローの元祖みたいな位置付けですが、牧場を守るリーダー的な役割を担うジョーの方にも同等以上の魅力を覚えました。シェーンが去って行くことが、銃が幅を効かせた時代の終焉にもオーバーラップしているようで、余韻が幾重にも響きます。名作ですね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-04-24 00:36:18)(良:1票)
130.  白鯨 《ネタバレ》 
初見は放送で観た吹き替え版。40年以上昔で小学生だったと思う。子供ながらに、とても重々しいものを感じました。自分の死を悟った銛打ち大男に他の船員がイタズラするシーンや、白鯨に磔にされたエイバブの手招きシーンが強く印象に残っていました。久しぶりの再見で感じたのは、「白鯨対エイハブ」は「自然対人間」の代理戦争なのかな、と云うこと。人は自然の猛威には敵いません。でも、人の歴史とはそれを克服しようとした努力の積み重ねとも言える。エイハブの場合は努力と云うより恨みと執念でしたけど、それも人のエネルギーのひとつで否定したくはない。付き合わされる船員には同情しますけどね。 それと、昔の船乗りの文化、特に捕鯨文化が映像で観られる意味で貴重な作品だと思いました。鯨を狩り、脂を搾り、港に戻って家々に明かりを灯す。人はそうやって生きてきたのですね。 余談。私は小学校の給食で鯨の肉を食べて育ちました。特に美味しいとは思わなかったけど、あの頃はあたり前に食べていました。現在は鯨をはじめとした一部の哺乳類を食することを極端に糾弾する方々がいますけど、じゃあ、牛や豚はいいのか、と思っています。野生の鯨と食用に飼育される動物は決定的に違うのだろうか? 小さな手羽先ふたつで命がひとつ。そんなことを考えながら飲み屋で手羽先を注文する人はいない。私は手羽先も牛肉も豚肉も好物です。まとまりナシ。
[地上波(吹替)] 7点(2018-03-28 01:26:33)
131.  her 世界でひとつの彼女 《ネタバレ》 
肉を持たないコミュニケーション対象に恋愛感情は芽生えるか? そんな命題を持った映画でした。これ、答えはYesだと思いますが、本作の結末は肉を持っている側には複雑に残響していましたね。 ヒトの愛情とは種の保存・保持から発している(はず)。異性を選ぶ目は強い子孫を残すための審美眼であり、その目的に叶う相手との性交が愛情と同義だった。家族愛は外敵から子孫を守るため遺伝子が命じる防衛衝動だったと思う。飢餓に陥らない程度に物質が溢れ、国家レベルの共同体によって生命の安全がほぼ保証された現代は、愛情は種の保存から自由になった。つまり、強い子孫を残す必要なく誰とでも性交できるし、愛情を注ぐ相手が何であっても周囲は困らない。個人の自由なのです。そんなことをオツムの中で再確認(笑)。 で、ヒトで無い相手に愛情は芽生えても、それが成就するかどうかは話は別。そもそも何をもって成就とするかも分からない。でも、地域コミュニティが崩壊し未婚率も高くなった現代社会で、一人で過ごす時間が多い孤独な人々にとって本作のOSさんは理想的なパートナーとなり得る可能性も見させてもらいました。 8000人と同時に会話し、そのうち600人(だっけ?)に恋愛感情を持てる。「AIもの」としてのオチも、想像の外側にあって斬新でした。ヒトは愛情と肉欲を切り離して考えられないけど、AIが肉欲に興味津々だったことが面白い味付けでした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-03-24 22:36:02)
132.  メッセージ 《ネタバレ》 
ネタバレから入ります。「娘を失った過去を持つ言語学者」だと思っていたら「これから娘を産み、さらに失う運命を持つ言語学者」でした。このヘンテコリンな倒置が、そのまま異星人と地球人の根本的な相違点であり、ストーリーの起伏を作り、最後には決着の鍵になっていました。しっかりSFしていて私は楽しめました。 SFに分類される映画に登場するエイリアンの多くは脊椎を持ち四肢を持ち2つのレンズ眼の下に口があり地球人と大差無い思考形態を持っていたりする。そんなバカな、といつも思っております。肌色を変え極端に平和的だったり、あるいは攻撃的だったりすることで異星感を表現しようとするけど、実際には言葉にも出来ないような性質のはずなのです。その点で本作のエイリアンは鑑賞後にも多くの疑問が残る程に理解の外側にいました。この分かりにくさが私には高評価です。 我々の言葉では「未来が見える」だけど、彼らにはそれが当たり前で「なぜそんなことが分からないの?」くらいのノリなのでしょう。時間の流れに対する認識が全く異なります。う~ん、想像するのが難しい。我々に取って、それは将来をネタばらしされた生活で、ほとんどの人はそんな能力を否定すると思います。劇中でも主人公と結婚した物理学者は彼女の能力を知り、彼女の選択に怒って離れて行った。普通の反応だと思いますものね。その能力は何千年か後にエイリアンたちを救うことになるらしいけど、地球人にはそぐわない能力でしょう。進化の過程で獲得していないものは不要、ってことだと思いますけどね…。 早世する運命にある娘を何故産んだのか? 敢えて解釈するなら、娘の運命を知りつつも娘と過ごす時間の愛おしさも知っていたからなのでしょう。まぁ、何故産んだのか?ではなく、産むことは決定事項だった訳ですけど。 因みに、攻撃的な挙動が無い異星人に対して先制攻撃を仕掛けようとしていました。アホか、と思いましたね。星の海を越える技術力を持つ者に戦いを挑むのは自殺行為です。そんなことは基本中の基本だと思います。各国のコンタクトの先頭にいるのが軍人だからですが、その設定には無理がありました。ゴジラに対して、攻撃命令を下したのは文民でしたよ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-03-17 00:37:01)
133.  ハドソン川の奇跡 《ネタバレ》 
本人は長年の経験に依る確信を持ってその局面を乗り切ったはずだった。でも、違う視点を持った人達から過失の可能性を指摘されると不安になる。そりゃそうだ。彼には様々な手法をじっくり吟味するような余裕は無かったのだから。200秒あまりの僅かな時間のなかで150人の生死を預かり必死だっただけなのだ。 緊急時に最良と判断した対応が色褪せた時に覚える不安と自身を肯定したい意識の描写。そして、その不安からの解放。一種のヒーローものでありながら、ものすごく地味な部分をテーマに据えてその映像化に成功しています。 自分が交通事故に遭ったときのことを思い出しました。私には過失ゼロの案件でしたが、相手に言わせるとそうでも無い(無茶苦茶な)主張が飛び出したりもする。レベルは違えど、本作の主人公のように不安になります。そんな経験に照らした側面もありますが、とても響く作品でした。 ひとこと言わせてもらうなら「奇跡」を謳う邦題が気に入らん。プロがプロなりの仕事をした結果と見ました。人命が救われたことへの賛辞かも知れませんが「奇跡」としたらサリーさんに失礼かもね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-01-13 23:17:58)
134.  ラッシュ/プライドと友情 《ネタバレ》 
1970年代後半。スーパーカーがブームとなりました。「サーキットの狼」が起爆剤でした。当時のスーパーカーとはイタリアメーカーの12気筒マシンとポルシェターボでした。私もカウンタックやBBのプラモではしゃいだガキの一人でした。スーパーカーブームはモータースポーツの興味へ拡がり、その潮流に乗って日本のサーキットを初めてF1マシンが駆けることになったと理解しています。その時のトップドライバーがニキ・ラウダとジェームズ・ハント。当時から私でも名を知る二人でした。つまり本作はサーキットの狼世代の記憶とシンクロしている作品です。ニキ・ラウダの復活劇にはマジで驚きました。多方面から賞賛の声が聞かれるなかで、火傷跡がシンプルなヒーロー扱いを拒否する厳しさを帯びていました。 長い前置きでしたが、ここからが映画の感想です。まず第一に、当時の記憶の中味を映像で解明&解説してもらったことに感謝です。特にラウダ復活の舞台裏。映画なので多少の脚色もあるのでしょうが、とてもスッキリしました。 競うのはスピードとタイムです。それを決めるのはマシン性能とドライバーのテクニック。しかし本作はもう一つの要素としてドライバーの人間力を掲げています。正反対の性格の片側に軍配を上げず、高レベルで拮抗させることでヒトの可能性を謳っています。能天気にもクソ真面目にも長所はある。そして、互いが部分的に認め合っているところがとても良かったです。「好敵手」と書いて「友」と読む。そんな感じw
[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-05-31 03:49:52)(良:1票)
135.  ブラジルから来た少年 《ネタバレ》 
ストーリーの構成要素が豊富です。再興を目論む元ナチス、世間から忘却された反ナチス活動家、同じ顔を持つ少年たち、父親を殺す謎、人体実験、当時としては新しかったクローニング、etc。それがら上手にサスペンスとして纏まっています。現代のサスペンスに比して映像的には地味だけど、それが却って上質を醸していました。 3~5%。ヒトラーのクローンにヒトラーと同じ生い立ちを与えた場合に、ヒトラーと同じ人格が形成されるパーセンテージです。2~30人に一人がヒトラーになるってことですね。なんとも大味な計画でした。徹底的にナチスを憎んでいるリーベルマンが少年を生かそうと思ったのは、そんな不明瞭な成功率を元に人を殺すことへ疑念です。さらに、たとえ少年にヒトラーの人格が宿ったとしても少年から未来を奪う正当性への懐疑だった思います。突飛とも云える設定の基底に人間性を感じさせる秀作です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-09-16 03:36:52)(良:2票)
136.  アンダー・ザ・スキン 種の捕食 《ネタバレ》 
私は色々と楽しめました。 「ウルトラセブン」を見ていると、ほとんどの宇宙人たちが「個人的」に地球に侵略に来るのか不思議でした。常識的には、もっと「組織的」であるはずですよね。「ウルトラセブン」はシナリオの不備ですけど、本作の宇宙人(?)は確信犯の「個人的」です。おそらく母星で禁じられていることをやっています。それは美食(ゲテモノ?)趣味が昂じた結果です。食いしん坊です。その証拠に主演女優はぽっちゃりですw。 格段に進んだ文明世界から来ていても、禁を冒しているから、この食いしん坊の行動は後ろめたさ満載です。そのおどおどした感じがしっかり演出されています。地球のオトコに対する美醜の概念が無いところも秀逸です。そんなこんなを台詞の説明ナシで進める野心作だと思います。 ちなみに、地球人の生殖に関する知識は無かったみたいです。アレの時、びっくりして皮膚に穴が開いたか調べていましたな。スキンに穴があると危ないんだよぉ。お後がよろしいようで。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-07-05 05:44:22)(笑:1票)
137.  ゴーン・ガール 《ネタバレ》 
法廷闘争でもやるのかと思っていたら予想しにくい方向へ転がって行きました。最後まで緊張感が途切れずサスペンスとして良質です。 旦那の浮気の証拠を掴んで普通に離婚すれば良かったと思うのだけど、そうしなかった時点でこれは特異な女性を描いたお話です。自身の幸福を、他者の不幸で得るタイプ。でも、いますよね、こんな人。あくまで個人的意見ですけど、男性より女性に多い。この種の女性が発する陰湿なパワーは圧倒的で、周囲を味方に付けるバランス感覚や戦略も堂に入っている。腕力には頼れない女性が攻撃衝動に駆られ、その意思力が異常発達したらこんな具合になるのでしょう。普通の男では太刀打ちできません。 で、悪女であることは確かですけど最後は旦那の精子を受精して保身します。そこまで出来るのかと思うのだけど、旦那のワイドショーでのカウンターアタックに惚れ直したのかなとも思いました。強い種を欲するのも女性の形質で、その辺りは都合よく本能に従っている。 男と女は同じ人間でも別の生き物。色々と思うことはありましたけど、やっぱりコレですかね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-04-18 02:07:15)
138.  エンダーのゲーム 《ネタバレ》 
原作はもっと面白いらしいのですが、本作も面白かったですよ。戦争の未来形を見せられた気分でした。タイトルのままですが、戦闘がゲーム化しています。高精度のセンサーと遠隔操作技術があれば実現可能な訳で、現実に無人戦闘機は実戦配備されているみたいですし。私もゲームで戦闘をやりますけど、感覚的な操作で若者に勝てる気がしません。子供の方が強いのですよ。肉体を動員して戦うならマッチョな筋肉と厳格な統制が必要ですが、ゲーム感覚の戦闘では不要です。未来の軍人像と戦争観をシミュレートしている感しきりで、かなりの部分で頷いておりました。 主人公は自己中のゲームバカかと思っていたら、ナイーブな内面も抱えていたようです。ラストでいきなりイイ子になった印象で、そのあたりの見せ方はイマイチでした。なので映画作品としては消化不良ですが、上述のとおり色々と感じることが多かったので高評価です。 ベン・キングスレーさん。堂々とした老け役に感心したのですが、初めてお会いした「ガンジー」ですでに老け役をやっていて、実は老け役以外を見た記憶が無いことに気付きましたとさ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-04-11 02:16:41)
139.  2010年 《ネタバレ》 
続編という形式を取りながら、全く違う種類の映画です。こちらはフツーのSFムービーで、「説明」を放棄している前作を補完する役割を担っています。しかし、本作の謎解きを受けても前作の謎は変わらず自分の中に居座っているような違和感が残ります。前作がそれほどに特殊な作品だった訳ですが、それで良いとも思っています。単体作品として観たときの本作は高評価です。ボーマンがHALを通してフロイドに語りかけるシーンに痺れました。 2010年までソビエトが存続している世界で、戦争状態に突入した米ソは木星宙域から発せられたメッセージを受けて争いを止める。人類が平和に目覚めたと言うよりは、その気になれば木星を太陽化する強大な「力」の前に啓蒙された訳です。そんな啓蒙を経ずに冷戦は終結しましたが、テロは無くならないだろうなぁってのが直近に観直した際の感想です。(ここにレビューするために観直したりしてるんですけど、SFが予測できなかった未来も多々ありますね)
[映画館(字幕)] 7点(2016-03-29 04:09:20)
140.  オール・ユー・ニード・イズ・キル
快作でした。B級映画の鑑です!
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-08-15 11:10:30)
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