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アラジン2014さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 678
性別 男性
自己紹介 ソフト化されたタイミングでのレビューが中心です。2008年、子供の頃から夢だった自宅シアタールームがついに実現しました。(100~110インチ程度、音響2.1ch)できるだけネタバレせずに書いていますので文章がおかしい場合もあると思いますが、暖かい目で見守ってやってください。(2014初登録)

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121.  ウエストワールド 《ネタバレ》 
TVドラマ版のウエストワールドを全て鑑賞したので元ネタであるこちらも見てみました。結論からいうと全体的にチープ過ぎてダメでした。まあ48年も前の映画なので致し方ないといえばそれまでですが、2001年宇宙の旅やゴッドファーザーなどが同年代に公開されていることを考えると、年代の古さだけではないと思われます。  監督(脚本)的には「HAL 9000」のような怖さを目指したものと思われますが、イメージ的には遠く及んでいません。まあやりたいことは理解できるのですが、この時代にはAIやマイコンといった概念が無いので、言ってしまえば「扇風機が誤作動して指がちょん切れた」的な方向の怖さしか表現されていないように感じました。後のジュラシックパークやツイスターなどの例もありますので、映像表現自体が進歩すれば監督が望むようなリアルな映画が撮影できたのかもしれませんが、まあそれにしてもちょっと脚本が雑だったような気がしますね。顔を酸で焼くより足を狙えよと・・  当時の感性で見たらもっと感激できたとは思いますが、アンドロイド(AI)モノを企画するにはあまりにも時代を先取りしすぎた作品です。発想自体は大変素晴らしいので甘めの点数です。
[インターネット(字幕)] 4点(2021-09-09 15:54:40)
122.  ハドソン川の奇跡
個人的にはイーストウッド監督があまり好きではないこと、さらにトム・ハンクスの演技があざとすぎてあまり好きになれないということで、見たい映画としては全くチェックしていませんでした。今回TVでノーカット放送されるということで、ついに録画して鑑賞するに至りました。 今回のトム・ハンクスは演技をかなり抑えてくれていたので案外悪くなかったです。でも相変わらずイーストウッドの演出は暗く重たい感じで、途中で何だか疲れてしまいました。ただ、事実の列挙だけでこの映画が成り立っているとするならば、それはそれで非常に素晴らしいなとは感じました。  深く感動するということはありませんでしたが、それなりに映像が綺麗で、それなりに感動できて、それなりに話がまとまっていて、誰に見せても無難な作品ではあります。先ほども書きましたが事実を最低限記録してあるとするならば、事実保存という意味では非常に有意義な作品だと思います。個人的にはチョット地味な映画で退屈する部分もありましたが、奇跡の208秒間の音声と共に着水までの映像が流れるシーンは素晴らしかったのでこの点数にしておきます。  【追伸】TV放送ということで当時のニュースや実際の映像、生還した本人たちのコメントなども併せて放送されていました。これらが無かったら-1点といった感じで、非常に地味な作品なのは否めません。あと、邦題のつけ方は悪くないです。本国でしたら「Sully」といえば知らない人はいないのでしょうが、日本ではなんのこっちゃですから。
[地上波(吹替)] 6点(2021-08-06 15:04:00)
123.  ボヘミアン・ラプソディ
触手が動かず、TV放送を機にやっと録画鑑賞しました。20年ほどバンドマンだったのでクィーンも一応それなりに本物を知っているという前提です。まずブライアン・メイがそっくりで笑っちゃうレベルです。あとフレディ・マーキュリーがちっさいおじさん(ナイン〇〇〇インの〇〇)にしか見えず、最後まで別の意味でニヤニヤしてしまいました。  内容はよくあるミュージシャン系・バンド系お決まりの流れです。というか、ミュージシャンを映画にする場合はこれ以外ありえないのですが、とにかく無難&綺麗にまとまっているので少しでもクィーンの曲を知っていれば十分楽しめます。ただし、世間の評価は高めですが「曲の評価」と「映画の評価」がごっちゃになっているようには感じました。映画自体の出来はハッキリいってまあ普通の出来映えで、終盤で感動できるのはあくまで「曲」のおかげであることを理解すべきです。エイズで生い先が短いことも含め、フレディのこれまでの人生を重ねた歌詞&曲をライブエイドで見せられたら感動するに決まっています。(まあ口パクなんですが)  映画としては、長い割りに当たり障りが無さすぎて、イマイチ何が言いたかったのか、フレディが伝えたかったことなどもほとんど描かれていなかったように感じます。でもまあ悪くない作品です。余談ですが、、もうひとりのビートルズにスポットを当てた「バック・ビート」という映画がまた見たくなりました。(マイナー過ぎてほとんど見かけませんよねコレw)
[地上波(吹替)] 6点(2021-06-24 18:06:10)
124.  間違えられた男
BSでやっていたので再鑑賞しました。昔見た記憶ではまあ大して面白くなかった印象でしたが、改めて見てみるとやたらと細部の完成度が高くて驚きます。改めて思いますがヒッチコックとチャップリンの才能には驚愕させられると同時に、その後やはり彼ら以上の監督は出てきていないんだなと感じます。  この映画はチョット重たくて暗い流れですが落ち着いて見てみると、、伏線の貼り方や主人公マニー(ヘンリー・フォンダ)の目線がいちいち素晴らしいです。彼が見た先の情景で自身の心情や絶望を感じさせる演出は本当に、本当に映画と小説が融合したような素晴らしさです。  時代背景もありますが、警察のずさんな捜査、善良な一般市民の身勝手さ、そして当の本人(マニー)のお人よし加減(馬鹿さ加減というべきか)、などなど、色んな意味で怖い映画です。
[地上波(字幕)] 7点(2021-06-24 17:50:51)
125.  ジオストーム
まあ・・ ね・・ いいんじゃないですかね(ふぅ)。  予想通りのB級展開、というか、予想の遥か斜め下をいった映画でした。どれだけ潤沢に予算があったのかは知りませんが、よくまあOKが出たものです。多額の予算を使ってコレを作ろうなんて、ある意味では凄い映画なのかもしれません。確かに褒められる点もあります。やたらと豪華な出演陣とやたらと派手なCG映像。これはなかなか凄かった。皆さん、サラ(アビー・コーニッシュ)の流れがお気に入りのようですが、アレも陳腐すぎてマンガ以下の展開に半笑いでしたし、エド・ハリス、アンディ・ガルシアのパートも言葉にならないくらいで・・  とにかく、暇つぶしにもならない映画でした。ワーナーがバックについていたようですが、NASAまで全面協力してこの出来ではチョットNASAにも失礼なのでは?なんて思ってしまいました。真面目な話、子供っぽいのはインディペンデンス・デイあたりに任せておいて、この手の話題はもう少しリアル路線でやってもイイのではないでしょうか。ディザスター系は極めて映画向けの題材なので、こんな適当な作品にせず真面目に取り組んでほしいですね。残念。
[地上波(吹替)] 2点(2021-05-20 12:31:53)
126.  Swallow スワロウ
トライベッカや批評家から高い評価を得ているとのことで、一抹の不安を覚えつつも割高なレンタル料金を支払って鑑賞してみました。きっと大当たりか大ハズレのどちらかだろうと予想していましたが、それすらもハズレる斜め上をいった難しい作品でした。。(高評価も低評価も付けにくい感じ)  異食症の女性の話なのか、特殊な境遇(過去)を持った女性の話なのか、旦那に虐げられた女性の話なのか、間違いないのは女性の話であるということですが、イマイチどこに話が向かっているのかが理解できません。そこへもってきてフィンチャー的攻めまくった感じのオシャレ画風が追い打ちをかけていて、画面から俳優たちの気持ちを一生懸命くみ取るだけの映画になってしまっているような印象でした。 勿論機微を読み取るのはとても大切なことですし、飲み込む前の葛藤や全体的なトーンは非常に良く描かれています。しかし全体的にちょっと重たくノンビリしすぎていて娯楽性という意味では全く物足りませんでした。ハマる人はハマるのでしょうがそうでない人にはただただ退屈な映画、そういった印象が強く残りました。結末もあまりはっきりしないし、旦那のほうはそれなりに一生懸命頑張ったのに振り回されただけのようにしか見えないしで、結局終わってみたらなんかよー判らん映画だった。と、終始そんな感じです。(実際には旦那家族側は無自覚でかなりきついパワハラを行っていますが、ハンターのほうが変人すぎてそう見えないのは残念)  フィンチャーを意識したような洗練された作風でスリラー的なドキドキ感もありましたが、なかなか見る人を選ぶ作品です。もう少しエンタメ寄りのほうが気軽に楽しめたと思うので、そういった意味ではとても惜しい映画です。
[インターネット(字幕)] 5点(2021-05-08 00:01:21)
127.  ゴールデン・リバー
今最も脂がのった人気俳優を複数使ってこの程度の内容になってしまったのは、とにかく脚本家と監督の力量のなさでしょうか。大した抑揚も無いまま散漫で退屈な流れの後、ラストの「The Sisters Brothers」の文字に脱力感も半端ないものでした。  日本版の予告編が悪すぎましたが予告編だけが悪い訳じゃなくて、本編のほうもオープニングからあまり良くありません。いきなり真っ暗で何をしているのかよくわからない感じで激しい撃ち合いが始まります。その後は丁寧な説明と雄大な景色を織り交ぜて落ち着いた流れになるのですが、とにかく内容がどうでもイイ感じなのです。この「雰囲気重視路線」で行くなら登場人物4名のバックボーンをもっと深堀したTVドラマ化のほうがずっと面白かったのではないかと感じます。(裏を返せば良くなる可能性は十分に秘めている)  ただし、フランス人監督が西部劇を描いたわりには全体的な雰囲気はなかなかで、そういった意味では監督の力量も発揮されているといっていいでしょうか。(でもツマンネ) 点数はイーライ(ジョン・C・ライリー)の雰囲気と頑張りに免じて少し甘めにしてあります。
[インターネット(字幕)] 4点(2021-04-29 17:36:32)
128.  おとなの恋は、まわり道 《ネタバレ》 
原題は旅先や今後など掛けた題名だと思われますが、邦題はちょっと退屈な映画を連想させてしまっていて残念。内容のほうはビッグネームの成れの果てという感じであまり期待せずに鑑賞しましたが、思った以上に会話が洗練されていてとても楽しめました。会話は序盤から既に面白いのですが、開かないスナック菓子のシーンでこの映画の虜になってしまいました(笑)  プロット自体は無理やり設定も目立ちますが、二人の変人具合の設定は妙にリアルで生々しい。耳鳴りなのか痰が絡むのか判らないが奇声を発する男、植物に自分の息(二酸化炭素)を吹きかけるメンドくさそうな女。アラフォーこじらせ男女をイメージしたキャスティングかと思いましたが、おそらくリアルに50歳前後のかなり終わっている男女を見せたかったのでしょうか。撮影時、リアルキアヌは55歳くらい、リアルウィノナは45歳くらい。二人とも年齢の割にはかなり見た目が若くて頑張っていますね。  他の方も書いてらっしゃいますが二人の絵だけで90分持たせる脚本は素晴らしいし、彼らが語る昔話や持論は妙に納得&目に浮かぶしでなかなか面白いものがあります。他キャストの会話を全て無しにしてあって、語りが主演二人の口からだけなのもよく考えられていて面白いです。野っぱらでのあのシーンは痛々しいですが、この難しいシーンに面白い会話を入れてあるおかげでなかなか笑わせてくれます。(こじらせた後の恋愛ではSEXに持ち込むのが本当に難しいんですよねえ) フランク(キアヌ)の異父の愛人の件、フランクが実父から撃たれた話からリンジー(ウィノナ)が自分の幼少期を振り返る件など爆笑モノの話がてんこ盛りです。  結果的に「だから何なの?」の典型的な作品ですが、妙な哲学を持ち込んでいないのは映画としては本当にハナマルです。チョット長めに差し込まれる風景も素敵ですし、主演二人のファンでなくても会話劇や屁理屈が好きな人・アラフォー以上でリアルにこじらせてる人にはかなりお勧めな一本です。(あ、当然のことですがこの映画は完全なる会話劇ですので吹替版がお勧め。字幕と比較しましたがやはり吹替のほうが断然面白かったです)
[インターネット(吹替)] 8点(2021-03-12 15:44:23)
129.  ライフ(2017) 《ネタバレ》 
リアルな描写と真面目な方向性で「見た目的」にはなかなか楽しめる作品です。個人的に乗れなかった一番の理由は「音」があったことでしょうか。やはり宇宙といえば無音にこだわっていただきたかったところです。まあ、「エイリアンシリーズ」もその辺グダグダな訳ですが、あちらはとても重厚で好意的に捉えがちです。本作もかなり真面目に作ってはいるんですが、なんなんでしょうねこの軽さ。  意外にも最近あまりなかった「地球外生物が人間を襲ってくる」という王道のSFモノですが、なんか全体的に軽さばかりが目立ちます。CG技術が発達しすぎた弊害とでもいいますか、襲われる恐怖というものがあまり感じられないのです。どこのシーンを切り取ってもあんまり違和感もなくて本当に良くできた映画なのですが、なんか軽い。この一言に尽きるような気がします。ラストのどんでん返しも結構軽くて心に響くものがありませんでした。(足の不自由な科学者さんの手があんなことになってしまったことを考えると、ギレンホールの手がどんな風になるのかもおよそ想像がついてしまう)  個人的にはツッコミどころ満載だった「サンシャイン2057」のほうが圧倒的に重厚でSFモノとしてはかなり好きでした。人間の感性って不思議なものです。
[インターネット(字幕)] 5点(2021-02-05 17:47:49)
130.  ベイビー・ドライバー 《ネタバレ》 
コレ系(ミュージカル風味)の映画は大嫌いです。しかし本作は選曲のセンスが良かったのと、音楽=ダンス=主人公の心境(小躍り)となっていて、ミュージカルの方向に行っていないのが良かったです。  でもツッコミどころは多く、「耳鳴り設定」が早々におざなりになってしまっているのは残念でした。また「ボスの心情」が変わり過ぎていて、ラスト絶対裏あるでしょ?とすら感じてしまうほどのご都合主義(適当?)感はどうかと思ってしまいました。 また「買収してある警察との武器取引」に関しても、普通ならボスから「絶対手を出すなよ」としつこくクギを刺されてお使いに出されるべきなのに、子飼いだということを伏せてお使いに行かせる意味が判りませんでした。(バッツ=ジェイミーフォックスに行かせたら、ああなるに決まってる) あと、主人公とバディ(ジョン・ハム)が心を通わせるシーンがありますが、アレも意味が判りませんでした。あれだけ敵対するなら二人で音楽を聴いて心を通わせるようなシーンは必要なかったと思います。  良い点としては、ベイビー&デボラの恋愛がとんとん拍子に進み過ぎてて素敵でした(イイなあ若いって)。まるで高校生みたいで可愛くて素敵です。また、随所にちりばめられている”主人公のイイ人設定”がラストで効いていて、現実的でキレイにまとまったエンディングは素晴らしかったです。かなり甘めですがこの点数としておきます。
[インターネット(字幕)] 7点(2021-02-05 17:33:02)
131.  フライト 《ネタバレ》 
本作に関しては何を伝えたかったのかよく理解できませんでした。酒がダメなの?嘘がダメなの?真っすぐ生きてないのがダメなの?ちょっと判り難いオープニングから、まさかのヤンキー機長&あり得ない飛行技術で無事?に墜落。「これファンタジーなの?」そう思ったとたんに暗く重たい流れに突入します。 墜落後の流れは比較的綺麗にまとめられていますが、前述の通り何を伝えたいのかよく判らないのでイマイチ話に引き込まれません。結局自滅してゆき、最後に何とか踏みとどまるだけの映画だったように感じてしまいました。(せっかくのヤンキー機長&凄腕&依存症&美女が上手く交わっていません)  ほとんど語る部分もなかったように感じますが、しいて挙げればニコール役のケリー・ ライリーが良かったです。目が覚めるような美女ではないのですが、なんだかリアルに生々しく、幸薄い感じの彼女がフレームインしてるだけでなんか映画的で素敵でした。個人的にはもう少し画面にとどまっていただきたかったところですが、この幸薄い感じのニコールも早々にフレームアウト。てか、彼女の存在理由もよく理解できませんでしたが。。(調べてみましたが、彼女、あんまり売れてないんですな・・)  監督の悪い面が全体的に出てしまったような映画でしたが、まあしかし、もしかしたらフォレストガンプやBTTFシリーズが単にまぐれアタリだっただけかもしれませんので、この感じがデフォなのかもしれません。(酷評した割には妙に心に残っている映画だったりしますが)
[地上波(吹替)] 4点(2021-02-02 18:14:18)(良:1票)
132.  グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札
この題名から高貴なモノを見せてくれるとワクワクしましたが、極めて単調で退屈な映画でした。オープニング10分は素晴らしい仕上りですが30分が過ぎる頃にはもうあくびが。。彼女の美しさを伝えたいのは理解しますが、アップを多用した抑揚のない仕上がりにはガッカリを通り越して眠たくなる始末。 他の方も書いてらっしゃるように、グレースの切り札じゃなくてグレースが切り札でしたね(わら)。この題材でいくなら本当にもっともっと脚本を頑張ってもらわないといけません。ティム・ロスの苦悩もあまり伝わらず、ヒッチコックや神父さんもイマイチ使いきれていない印象でした。  政治的な深みがほとんど描かれておらず、淡々と彼女の立場にのみスポットライトが当たっていた印象です。もしかしたら監督は彼女の美しさのみ記録したかったのかもしれません。ある人物の裏切りなどは安いTVドラマ風情ですし、肝心のラストのスピーチにも全く深みが無く、早く終わってほしいとすら感じました。(その後のPVも失笑もの)  「エディット・ピアフ~愛の讃歌~ (2007年)」の監督さんなので、作風自体は真面目で正統派です。 ひょっとしたら脚本が良かったら化けた映画なのかもしれません。題材が良かっただけに非常に残念な作品でした。
[地上波(吹替)] 4点(2021-02-02 17:56:58)
133.  TENET テネット 《ネタバレ》 
【ネタバレあります】 ノーラン大好きの私ですが、さすがにこの作品は納得できませんでした。考察サイトも読み漁りましたが複雑で難しいから理解できないのではなく、単に破綻してるから理解不可能なのではないか?そう感じる作品です。 ノーラン映画=ご都合主義&デカい穴が存在するのが定説ですが、それを華麗にスルーするのが暗黙のルールでした。しかし今回はさすがに矛盾や穴が多すぎてスルー以前の問題、初回鑑賞後の訳の判らなさはちょっと酷いです。(観客に脚本の筋道を示すことすら放棄してしまったのか・・)  正しい解釈があるのかもしれませんが、この映画のルールはほぼ破綻しているような気がします。まずニールが死にに行く時点で話が矛盾しているように感じるし(事情が分かった上で戻る訳だから死なない方法を考えるべきだし、起きたことは変えられないのなら戻る必要もないのでは?)、そもそもラストの大作戦自体、順行と逆行が同時進行する必要性があったのか大いに疑問です。 また、最初の研究員の女(バーバラ)が自分で説明してしまっていますが、順行状態の中で弾や物だけが逆行する現象を見せて「弾をキャッチする気持ちで・・」などと説明しますが、この仕組みと過去に戻る仕組みとは全く別の事象ではないかと思われます。(普通に時間が流れる順行の世界で、一部の人や物が反対向きに動いただけなのが正解ではないのか?)だいたい、逆行中は酸素ボンベが必要なのもご都合主義で、言葉が反対に発せられている訳ですから空気も吐けば吸ったことにならないとオカシイような気がしますし、炎が凍るとかの現象も物理を完全に無視していてイミフ。(個人的には宇宙船レッドドワーフ号の13話の逆再生のほうが楽しめた) あと、1/1の時間で過去に逆行していくのがアリだとすると、ある時点では少なくとも年齢が異なるもう一人の自分が存在している訳で、で、後から来た自分は順行に戻った時点でまあ別の人生を歩むことになるのでしょうが、それを誰かに目撃されてしまったり同じクレカや携帯電話などを使ってしまうとオカシなことになりそうですね。  キャットが船からダイブする一連のシーケンス(カラクリ)の美しさ、結果が判っていて最後の挨拶をするニールなど、素敵なシーンもありましたのでこの点数にしておきますが、個人的には非常にガッカリした映画です。(三回鑑賞済み) ※考えたら考えるほど???が増えてしまう映画です。。 2023年再度鑑賞しましたが、熱も冷めてしまうと全く面白くなかったです。3点に訂正いたします。
[ブルーレイ(吹替)] 3点(2021-01-09 16:07:47)
134.  キックス
昔は漠然とアメリカへの憧れがあったものですが、アメリカの現実を見せられると軟弱な日本人(若者)には耐えられないほど厳しい世界であることが理解できます。BTTF等でも描かれていますが、今も昔もアメリカといえば=ジャイアン系の理不尽がまかり通る弱肉強食の世界なのです。(そういえば日本でも30年も昔にボンタン狩り、皮ジャン狩り、ナイキ盗難などが流行りましたよね)  この作品は「ムーンライト」や「ウォールフラワー」系譜の作品だと思いますが、それらよりは大分見やすく作られています。アメリカのティーンの現状、特にブラック系は圧倒的「力」の世界なわけですが、その中で弱い人間なりにいかに自分のプライドとアイデンティティを維持するかがよく描かれています。主人公の心情が宇宙飛行士として表現されていて、ブラックじゃない人間にも彼の気持ちが理解できるよう判り易く作られていた点も高評価&情緒的で素晴らしかったと思います。(その他ちょっとした描写や風景の数々も情緒的でとても素晴らしく、監督の力量が高いことが伺えます)  ラスト、結局、街は何も変わっていないのも良かったですし、冷静に考えたら主人公自身かなりのクズなのも感慨深いです。コレ系(ブラック寄り)の音楽はあまり好きではありませんが、アクターの皆さんも素晴らしくマイナー系ではかなり良質な作品ではないでしょうか!
[インターネット(字幕)] 7点(2020-10-22 16:12:54)
135.  街の灯(1931) 《ネタバレ》 
古典映画の最高峰だと思います。これに10点付けないで、、一体どれにつける?って話です。声が無くて色が無い。そのおかげで表情や動作が際立ち、そしてまた映画の本質がより深く理解できると思います。(音楽や効果音も素晴らしいです)  街の盲目の花売り娘を好きになる展開はベタですが、車を使ったギミックなど非常に面白いです。また、ボクシングのシーンや酔っぱらって夜遊びに出るシーンなど、全体的によく笑わせてくれて、そして最後の最後にシリアスでグッとくるロマンスで締めくくる展開が素敵すぎます。手を握ることで初めて知る真実「You?」「You can XXX now?」「Yes. I can XXX now.」簡単ですが感動的で味わい深いやり取り。本当に素敵な作品です文句なしの10点満点評価。
[DVD(字幕)] 10点(2020-09-22 15:27:37)(良:2票)
136.  アニマトリックス
一部魅力的に感じる描写もありましたが、全体を通して見てみると複雑怪奇で退屈な作品が多かったです。映画マトリックス三部作の大ファンである私ですらそう感じるのですから、普通程度のファンでしたら大して面白くなかったってのが本心でしょうか。  ハッキリいってしまうと、面白かったのは一つ目とラストの作品だけ。それ以外の作品は映画マトリックスへの解釈さえも破壊してしまうほどイミフな作品ばかり。厳しめに書くと、これらを駄作と呼ばずになんと呼ぶのでしょうかって話ですよ。できればもっと単純明快に、映画マトリックス三部作の裏話のみで構成されていればもっとずっと面白かったでしょう。哲学を前面に出し過ぎてしまったがため、明らかに無くてもイイ作品集に成り下がってしまった感じがあります。うん残念だ。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2020-08-11 11:48:22)
137.  グーニーズ
最近見返してみましたが、え?こんなに適当だったっけ?という印象です。まあ確かに、当時の映画ってこんなノリでしたが、懐かしさを差し置いて、これほどまでグダグダ感が悪目立ちする映画だったとは(笑)  忘れもしない、私にとってグーニーズといえば苦い思い出の代名詞です。当時子供のくせにかなり映画が趣味だった私(小6)と妹(小3)は、父の意見も聞かず恒例新春ロードショー鑑賞=グーニーズ推しで、、正月早々家族で映画館に出かけました。(父はBTTFが見たかった様子) 冬休みが終わって学校へ行くと、クラスの映画通(背の低いマセた理系の男だった)が熱弁しているBTTF最高説。自称”映画通”の私がBTTFをスルーし、あろうことか子供向けのグーニーズに熱中してしまっていたという事実。いやでも楽しかったぞグーニーズも・・ 子供向けの映画を楽しんだ自分自身にガッカリしたことを認めたくない複雑な子供心が今も苦い思い出と共に蘇ります。  肝心の映画のほうですが、各シーンはグダグダですが全体的なプロットは綺麗にまとまっています。夢があって素晴らしい演出の数々&素敵なラストですが、今見るとあまりにも予定調和というか恥ずかしいほどにベッタベタな展開には苦笑いです。当時の純粋な子供心で採点すれば8点、今見たら3点。苦い思い出も含めて5点としておきます。。
[映画館(吹替)] 5点(2020-08-10 15:55:04)
138.  ジュラシック・ワールド/炎の王国
CGは凄いし孫は可愛い。全体的にコンパクトかつ綺麗にまとまっていましたが、そこらへんに転がっている凡作と同じで非常に安っぽい感じだったのもまた事実。面白いといえば面白いですが、印象に残らなかったといえば残らなかった。可もなく不可もなくとはまさにこの映画のこと。  目立った粗は感じませんでしたがレビューを書くモチベーションが全く上がりません。ある意味、映画としては一番ダメなパターンかもしれませんねコレ。。
[地上波(吹替)] 5点(2020-08-01 18:28:34)
139.  ワン チャンス 《ネタバレ》 
非常に素晴らしい映画でした。これほど端的かつドラマチックに一人の人間の半生を描いた映画はあまりないと思います。コメディタッチですが軽くなり過ぎない絶妙な演出がこの真実話により一層のリアリティを持たせてくれます。ポール・ポッツのサクセスストーリーは随分前から世界的に取り上げられているので知らない人は居ないと思いますが、結末が判っていてもやはり彼の人と成りを形作っている裏話を知ると深みが違います。  いってしまえば「パッとしない男の地味な半生が描かれただけ」ともいえますが、幼少期からのイジメやトラウマなども過不足なく表現されていることで、本人の誠実さや母の心強さが際立ちます。 真っすぐな彼の周りにはきちんと良い人間が集まっていて、親友のような先輩、暖かい仲間、そして素晴らしい恋人とのエピソードなど、彼のサクセスストーリーにはどれもが必要不可欠でパズルのピースが揃ってゆくように静かにブレイクポイントへ向かいます。憧れの人物から酷評される辛い挫折も綺麗に描かれており、この映画一番の見どころとなっています。また、精神論者の父との確執、水と油と思えた父も息子を深く愛しており、ラストの短いスピーチには心を打たれます。(この映画はドラマチックなシーンがとてもスッキリ表現されており、それが素晴らしいリズム感やテンポに繋がっています!)  あと、この映画を特別なモノにしているのはやはり奥さんの存在で、彼女とのやり取りに多くの時間を割いたのは正解だったと思います。やはり女は顔じゃない、見るべきは人柄なのです。彼女と誠実に愛を育んだ彼こそが勝ち組、成るべくして栄光を掴んだともいえます。 本人がきちんと努力し、自分を信じて生きてきたことが前提にはなりますが、真面目に一生懸命生きている人の人生とはこうあるべき!という理想の物語でした。多少の脚色はあるでしょうがコレが真実のドラマだというのだから驚きます!本当に素敵でした。
[インターネット(字幕)] 7点(2020-05-16 14:02:32)
140.  トレイン・ミッション 《ネタバレ》 
やはり「フライト・ゲーム」二の舞でした。前半1時間はホントにシックでワクワクさせられるし、大人な展開で好きなんですけどねぇ・・ 後半の1時間が子供向け過ぎて笑っちゃうレベルです。これ、意図的にやってるでしょ?  詳しくは省きますが前半は本当にハラハラさせられるし面白展開てんこ盛り。(前半だけなら7-8点) しかし、後半の雑さと悪目立ちするアクションの数々で一気に4点まで下がってしまいます。そもそも、どうでもイイおっさんを事故に見せかけて殺害したり主人公の行動を監視できるレベルの秘密結社が、証人の小娘一人特定できないとかどんだけ・・ って話ですよ。終いには脱線ってあんたね・・   ミステリとしても粗が多いし、アクションとしては言うに及ばず。まあ、「TVでやってれば映画みますよ(^^♪」「趣味?うーん・・ 読書とか映画かな(^^♪」そんなレベルの人にはピッタリな内容でした。オープニングが素晴らしい点、キャスティングが的確で脚本自体は非常に分かり易かった点、オチのつけ方が気持ち良かった点などを加味して5点としておきます。
[インターネット(字幕)] 5点(2020-04-28 11:30:10)
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