161. トランスフォーマー
CGを駆使したド派手な戦闘シーンや変身シーンを子供と一緒にキャーキャー言いながら観るのは楽しいけれど、大人の鑑賞に堪えるドラマがそこにあるかといえば、笑うしかない・・・。ま、むしろ子供にとってはその方がややこしい心理描写に悩まされず映像の面白さに没頭できていいのかもしれない。日常会話が擬音だらけの小学生男子あたりが鑑賞最適齢と思われる。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2009-05-22 11:10:28)(笑:1票) |
162. おしゃれ泥棒
「おしゃれ泥棒」の邦題が秀逸。本当に洒脱で品が良くて楽しい映画でした。ヒロイン着せ替え映画としては、映画の中でしか見られないファッションを楽しめるので、SATCよりこっちの方が自分にとっては貴重。ストーリー展開のテンポも良くて退屈しません。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-05-22 09:13:42) |
163. アンブレイカブル
《ネタバレ》 凝った装丁と帯に惹かれてハードカバー小説を買ってみたら、中味は安っぽいペーパーバックのアメコミだったという、ガッカリ感が否めない作品。こういう話ならバットマンシリーズぐらいはじけた演出にしてくれないと食い合わせが悪くて消化不良になる。弾けてるのはサミュエル・L・ジャクソンのヘアスタイルだけじゃん!ナイーブそうなのにいきなり「ホントに不死身か撃って確かめよう」と父親に銃を向ける子供といい、そんな危ない我が子をほったらかしてデートに出かけてよりを戻す両親といい、小学生レベルの雑なストーリー展開なのに妙に細部にこだわった映像になってるあたり、いかにもアメコミ好きの大きなコドモが作った映画という印象。だいたい、たまたまヒーロー体質に生まれただけで善人と決めつけられ、とにかく人助けをして英雄になるべし、というアメリカン・ヒーロー性善説が幼稚で退屈。デビルマンの複雑な苦悩を見習え。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2009-05-16 14:40:44) |
164. チャプター27
妄執に取り憑かれて人を殺した主人公の孤独と狂気がヒシヒシと伝わってきたが、それだけと言えばそれだけ。ビートルズやレノンと同世代で、彼らに思い入れがある人が観たら何か違う感慨が残るのかも知れないが、そうでない自分にとっては被害者が誰であってもあまり感想が変わらない気がする。徹底して痛い男を完璧に演じたジャレッド・レトの役者魂に感心して、「キモいモノ見たさ」で最後まで観てしまった。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2009-05-15 14:24:06) |
165. 奥さまは魔女(2005)
ニコール・キッドマンは頭の足りないバービー人形みたいでイメージ通り。この歳でこの可愛さはまさに人間離れしていて、「魔女」の貫禄十分。しかし、いかんせんダーリンに魅力なさ過ぎ!こんな知性のかけらもなく見た目もオッサンな男がモテはやされる設定は無理すぎる。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2009-05-15 14:12:38) |
166. ブラック・スネーク・モーン
《ネタバレ》 一歩間違えば猟奇変態もののシチュエーションなのに、激シブな演出でしっかり骨のあるドラマとして成り立ってるのが面白かった。これまであまり聴いてなかったブルースも、映画という料理の味付けとなってその魅力がじんわりと伝わってきた。画としてはラザラスとレイの身体を張った人間綱引きのシーンが最高。変に甘ったるいエンディングにしなかったのも正解だと思う。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-05-14 21:46:44) |
167. セックス・アンド・ザ・シティ
ドラマ未見で特に登場人物に思い入れ無く観た者としては、序盤ではあからさまに物欲至上主義で生きる女性達に今ひとつ共感できず、「アメリカ人のイヤなところ満載だ・・」と思いつつ、純粋にキャスト達の着せ替えショーを楽しむつもりで観ていた。が、この短い時間でもだんだんとそんな彼女達の憎めない面に情がわき、引き込まれて最後は泣き笑い。見始めと鑑賞後でこんなに評価が変わる映画も珍しい。これから改めてドラマを見ようかなという気になった。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-05-14 09:25:41) |
168. フォーガットン
景気よく吹っ飛びます。途中まで引き込まれた私の期待感も一緒に・・・。拉致といえば隣国を連想する日本人が多いと思うが、アメリカでは真っ先にこっちを想定する人が多そう。なんだかなー。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2009-05-11 02:07:29) |
169. アイ・アム・レジェンド
《ネタバレ》 冒頭の荒廃したNYでの狩猟シーンはなかなか凝っていて面白かった。でも、ありがちなバイオハザードものだと分かった時点で鑑賞意欲ががた落ちに。ウイルスが感染してゾンビになり生存者と闘うという馬鹿の一つ覚えが絶えず新作として出てくるのはよほど安定した人気があるジャンルなのか?結局信じる者は救われるという安直な宗教観を肯定しているのもつまらなかった。奇跡の血清で蘇った元ゾンビがヒロインとなって活躍するんだったら面白かったかも。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2009-05-08 14:27:46) |
170. ジェシー・ジェームズの暗殺
《ネタバレ》 ワルに憧れた愚かな若者が愚かなまま成長し、卑怯者として世に出て、格好悪いまま惨めに死ぬというやりきれない話。ジェシー・ジェームズという人物について何かしら思い入れがある人が観れば違う評価になるのだろうが、なんら予備知識無く見てしまった自分にはかなり退屈な作品だった。ただ、アンチヒーローの孤独と苦悩を抑えた演技で表現したブラピはさすが。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2009-05-07 14:02:24) |
171. 閉ざされた森
どんでん返しの末にたどり着く、思いがけない後味の良さ。良い意味で予想を裏切られてかなり面白かった。時に世間で高評価の作品の難解さに辟易し、頭の回転の悪さを自覚している私がこれは初見で大丈夫だったので、その点で評価が低いのが不思議。シンプルなアクション好きには面倒くさい映画なのかも知れません。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-05-04 20:05:31) |
172. マッドマックス サンダードーム
ティナ・ターナーにおいしいところ持っていかれすぎ。作り込んだ世界観はけっこう楽しい。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2009-05-04 16:20:08) |
173. NEXT-ネクスト-
けっこう面白くて上映時間の経過に気づかずに見ていたので、オチでこけた。もう一段あると思ってた階段を踏み外したような・・・ま、ケガしなかったからいいか、と無理矢理納得。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-05-04 16:17:25)(良:1票) |
174. 魔法にかけられて
ミュージカルシーンはディズニーの王道を行く感じで素晴らしかった。全体的に夢と魔法の王国テイスト100%で、アホになって楽しむが良いという映画。追っかけてきた悪い女王の小林幸子な登場の仕方に大爆笑。ラストの安直なカップリング交換もお子様映画だから大目に見ましょう。ただ、王子様もお姫様も日本人の目から見ると若干老け気味に見えて残念。TDRのパレードで、憧れのキャストを間近で見たらシワシワでがっかり、の気分です。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-05-04 13:38:33) |
175. ジキル&ハイド
全編暗くて地味だけど退屈はしませんでした。ジュリアロバーツのように着飾らないと女にならない女優よりも、隠しても隠し通せぬ色気があるタイプの女優を主演にしたほうが良かったのでは。ジキルの時でも既にかなりヤバイ人だとバレバレなのはマルコヴィッチならでは。面白いです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-05-04 13:22:20) |
176. シッコ
アメリカかぶれのティーンエイジャーに見せたい映画。 政府の方向性では間違いなくアメリカを追随していると思われる日本にあって、ここで描かれている悲惨な医療問題は決して他人事ではないと思う。ただ、日本にはアメリカ社会の根底にある狂信的なまでの社会主義アレルギーがなく、むしろそういったイデオロギーを何ら持たずに生活する人が大半であるから、船頭次第でどっちに転ぶか分からない。例えばこの映画で描かれているような他国の現状に関心を持ち、さらに自国の現状を顧みる人が増えれば、同じ轍を踏まない道を選べるはずだと思いたい。 それにしてもアメリカ人の肥満率はひどいものだ。一目瞭然の自分たちの無秩序な生活習慣を棚に上げ、平然と体制を糾弾する身勝手さもまた、この国らしい。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-05-04 12:11:32) |
177. ライセンス・トゥ・ウェディング
赤子人形がグロすぎて笑った。悪意のない超迷惑人間を演じさせたらR.ウィリアムズは天下一品。結婚14年目の既婚者としては、未だに配偶者とささいな価値観の相違で日々揉めているが、だからこそ相手に飽きずに闘志がわいてくるという面もあり、最初から1から10まで確認しちゃったらむしろ倦怠期が来るのが早まるのでは?と思った。ただし、単純にラブラブでハッピーなままゴールインするのでなく、結婚前にストレスが頂点に達した時の相手の姿を見ておくのは確かにオススメ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-04-30 14:25:45) |
178. ミスト
キング作品の映画化といえばダラボン。映画のみに付け加えられている衝撃のエンディングは、原作者キングの了承を得て制作されたという。救いようのない辛口の結末は「後味が悪い」などと軽くいなすことができない重みを持ち、宗教観の薄い私にも人が生きる意味を問いかけてくる。未知のモンスターよりも恐ろしいのは既知の隣人であり、それ以上に恐ろしいものは自分自身の心の中にある。単なるモンスターパニックホラーだと思ってみると作り物感が目に付くが、注目すべきはそこではなく、あくまでも人間達である。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-04-30 14:06:19) |
179. セレンディピティ
主演二人が異性として好みのタイプかどうかで評価が分かれそう。しかし運命の人がどうとか言って頭の中に花が咲いてるのが可愛くて魅力的な女だったから物語になるものの、これが今ひとつパッとしない男の方のこだわりだったら痛すぎで、「変なのに会っちまった」と速攻立ち去られて終了だと思う。ブルーミングデールの売り場のおじさんがツボだった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-04-25 16:46:53) |
180. パンズ・ラビリンス
《ネタバレ》 あまりにも過酷な現実のせいか、そこから逃れるために存在するはずの異世界もまた美しくも不気味な彩りを放ち、作品全体を通してその対比が際立っていた。オフェリアがあのまま生きていたら果たして幸せだったかと考えれば、悲壮な結末でもやはりハッピーエンドなのだと思う。少なくとも幼き者が自分の非力さ無能さを嘆くだけの死に様よりもよほど救いがあり、後味の悪さは無かった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-04-25 15:41:50) |