1. ブレイブハート
《ネタバレ》 随所で壮大な音楽がやたら流れるのがやっぱりアメリカっぽいですね。あと戦闘シーンはグロくて見てられない。耐性ない人はきついから気をつけて。 ストーリー展開が分かりやすく、見る側も終盤に向かって徐々に盛り上がれたのだが、 何か少しずつ敵の大ボスに近づいていく展開が「ロードオブザリングじゃん」と思ってしまった。 歴史モノのつもりだったのに、気付けばアドベンチャーとして見ていました笑。 てか一番言いたいのは、そう思ってる人は多いと思うけど、何で敵の姫と寝る??意味が分かんねー!! 王女の子供は実はスコットランド人の血が入ってるんだぜー、ざまあみろ!っていう復讐の為に事に及んだとでもいうの??ウォレスはそれを意図してそうしたの!?そこらへんの説明が一切ないから、ウォレスのあの行動が理解できないよ。それでいて死ぬ瞬間に想うのはずっと愛していたミューロンだ、なんて何も綺麗じゃないから。 王女と寝さえしなければ最後群衆にミューロンを見るシーンに辻褄が合うんですけどねえ。まあ色々ごねましたが、見てる間は素直に楽しめたので8点献上で。 [DVD(字幕)] 8点(2022-08-10 14:07:53) |
2. 遠い空の向こうに
《ネタバレ》 何かなぁ…、そこそこ楽しめたしよかったと思うけど、優等生的な映画ですよね。実話だって最初から知ってると、どのエピソードまでが実話なのかも気になるし。まあ見て良かったとは思います。 [DVD(字幕)] 5点(2022-04-14 21:50:56) |
3. サイコ(1960)
《ネタバレ》 これは素晴らしい。ホント昔の傑作って感じ。 やはり私たち観客は主人公に感情移入しやすくなるのが当然だが、主人公の不安を表す描写がまあうまいもんだから、どんどんこっちまで不安になってきます。 逃げ出した後不意に社長と目が合ってしまい、以降は妄想の中で嫌なイメージ(持ち逃げがバレたかのような月曜の朝の会話)を自ら作り上げてしまいます。 また、気付けばどんどん雨が強まり視界が悪くなり、先が見えなくなっていきます。まさに先の見えない不安を背負っている今の主人公の気持ちを表している描写ですよね。 極めつけはあの警察官w あいつまじうぜーw いちいちついてきやがって、見てるこっちまで焦ったりイライラしたり笑。 後ろめたい気持ちを持ってる人間は些細な事でもすごく敏感になりますよね。 ホテルに着いてからは、誰がなぜ主人公を殺したのか?が見所になっていきますが、ノーマンのお母さんは何者?実は保安官が悪者では?それどころか大ドンデン返しでサムかライラが何かの仕掛け人?なんて色々予想を巡らせながら見進める事ができ楽しかったです。 殺人の場面で、犯人がほんの一瞬だけ長い髪で女に見える、という描写が観客に「犯人は女性?」とイメージを植えつけるのもうまいなって思いました。 最終的には、真実を精神科医が完璧にセリフで説明してくれましたが、あれがいかがなものかと思いましたね。 少しの映像とか描写だけで、あれはそういうことか?って匂わせるくらいの方が観客が主体的に考えを巡らす形になってよかったのではと思います。むしろ真実の70%前後しか描写を出さずに、あとは観客が色々憶測を呼ぶとかもありかと。 てか現在(2014年)では、イカれた事をする奴の事を「サイコ野郎」なんて言ったりしますけど、そんな言葉が定着したのもこの映画の影響が強いんじゃないですかねえ。 あとは、ラストシーンでニヤつくノーマンとミイラ姿の母親がオーバーラップするシーンは、その映像のうまさに背筋が震えました。 [映画館(字幕)] 10点(2022-04-14 21:13:34)(良:1票) |
4. フォレスト・ガンプ/一期一会
「人生はチョコレート箱のようなもの。開けてみるまで何が入っているかわからない。」 この台詞の意味分かりますか?パッケージを見てもこの言葉が書いてあるし、どう考えてもこの台詞で感動するはずなんですよ。 でも僕は分かんなかった。それで帰国子女の友達に聞いてみたんです。そしたら、 「アメリカではチョコの箱の中には、いろんな形のチョコが入っていて、開けるまでどんなチョコがあるのか分からないんだよ。」と。 ってことは殆どの日本人はこの台詞の意味をちゃんと分からずに感動してるんじゃないか? 確かに意味が分かったときは、はぁーいい台詞やないか!と思いました。ただその意味が分かったとしても、僕には二時間半近くずーっと退屈でした…。 [地上波(吹替)] 3点(2017-01-24 23:43:06) |
5. ディア・ハンター
《ネタバレ》 この映画かなり僕の印象に残ってます。ロシアンルーレットの緊迫したシーンとかラストの「To Nick」とか。でも、いいシーンだけを思い出してるわけだから、そこだけでこの映画の評価を上げることはできません。何せ実際は3時間も見てるわけですから。今後もいいシーンだけ思い出して「やっぱいい映画だったかも…」と思うことはあるかもしれませんが、もう一度これを見るには相当の根気が必要ですね…。 [地上波(字幕)] 8点(2017-01-24 23:27:44) |
6. カッコーの巣の上で
《ネタバレ》 規律の厳しい場所にそれを変えていこうとする人が現れ、彼に心を動かされ自由になろうとした人が最後に死ぬという点が「いまを生きる」と同じなので、どうしても比べてしまうんです…。で僕はどっちかっていうと「いまを生きる」のほうが好きです。マクマーフィは、ただわがまましてるだけに見えるんだよなあ。ビリーが自殺したのってマクマーフィのせいだと思うし、その後婦長を殺しかけるなんてそりゃあ脳切り取られて当然ですよ。あれを自由の獲得だとは僕は思いません。でも最後の脱走シーンは好きですね。最後が一番盛り上がるので後味がいいです。要するに、この映画を見てこれは間違ってるとか、これはいいことだとか考えることに意味があるんじゃないでしょうか。 [DVD(字幕)] 8点(2017-01-24 23:24:47) |
7. ラスト サムライ
《ネタバレ》 いい映画ですよこれは。「彼(勝本)の死に様を教えてくれ」という天皇に、「生き様をお教えしましょう」とアルグレンがいうところは感動するシーンだ。他にもいいシーンはたくさんあります。でも最後たかと幸せになりました…みたいな描写はないほうがいいでしょー。 [DVD(字幕)] 8点(2017-01-24 23:14:31) |
8. チャイナタウン
《ネタバレ》 むっちゃシビれました…。そら脚本賞取るわな。何か謎が1個だけ出てきては1個解決し、1個だけ出てきては…って感じで、ずっと1個ずつしっかり解決してくれるので見てる方としては分かりやすくてよかったです。てかこの映画、絶対2回以上見た方がいいです。さりげないセリフとかが伏線になってたりして、1回目で見逃した細部の仕掛けとかに気づいた時、よりこの映画の構成の緻密さを理解できます。最後、運命の綾が主人公を思い出したくない警官時代の勤務地チャイナタウンへと導き、そしてまた彼に起こる悲劇…。怒りや呆然をも通り越した虚脱感の無表情、「as little as possible…」「Forget it Jake!! It's chinatown!!」…。勧善懲悪の真逆というか、ハッピーエンドの正反対の極みですね。フィルム・ノワールって言葉は初めて聞きましたが、この退廃感すげー好きっす。 [DVD(字幕)] 10点(2017-01-24 23:00:58) |
9. 素晴らしき哉、人生!(1946)
《ネタバレ》 7点以上をその人にとって好きな映画だとすると、この映画のレビュワーの8割以上が7点以上をつけています。要はこの映画はほとんどの人が好きな映画なのですね。僕ももちろん10点を付けさせてもらいます。映画のレビューになってないかもしれませんが、おそらく見た人は納得してくれると思います。もはや説明なんていらないってことですよね。 [DVD(字幕)] 10点(2017-01-24 21:56:59) |
10. ゴースト/ニューヨークの幻
《ネタバレ》 新午前十時の映画祭で鑑賞。 過剰な音楽の使い方はまさにアメリカ映画的やなあと思いましたが、 やはり僕は『死による永遠の別れ』というテーマに滅法弱いもので、結果的には映画館で号泣でしたね笑。 勧善懲悪なストーリーの進み方は普通観てる側が気持ち良くなるものですが、 復讐とはいえ死ぬとこまで追い詰めるかね?とちとひっかかっちゃいました。逆にうまく諭して償わせるとかさ。 多分悪い奴は天からのお迎えじゃなくて黒いゴーストに連れてかれるってことはどうしても映像で描いておきたかったんでしょう。 しかしカールの一番最低だと思ったのは、傷心してるとこにつけ込んでモリーを抱こうとしてるとこですね。 どこまで最低なんやこいつは!!って思いましたもん笑 あとはとにかく『Ditto』ですね。これは本当に泣いた。いい脚本です。 サムにとって心残りが消えたからお迎えが来たわけですが、これが本当に最後の別れかと思うとどうしても涙が止まりませんでした。 そのまま後日談とかもなくエンドロールになったのもよかった。 この年代のアメリカ映画の傑作って感じでしたね。 よく考えると色々言いたいことが出て来てしまいそうですが、僕にとっては大感動作となりました。 [映画館(字幕)] 8点(2014-10-08 17:07:44) |
11. 天使にラブ・ソングを・・・
《ネタバレ》 ま・さ・に! アメリカ映画って感じの進行ですね。 僕の中ではブルースブラザーズとホームアローンとこれが、ザ・アメリカ映画って感じです。 んで、正直僕はこういうテイスト好きじゃありません笑。 アメリカ映画の音楽の使い方があんまり好きじゃないんですよね。 歌うシーンは当然いいんですよ。楽しく音楽をする事が素晴らしい、っていうテーマはすごく好き。 だけど、ドタバタしてる時にドタバタ系のBGMを流すのとかが、もう条件反射で拒否反応起こしちゃうんです。 あと、いくら楽しそうな音楽が教会から聞こえてきたからって、いきなりチンピラが教会に入っていって、シスター達に拍手喝采!って展開も、アメリカっぽいなーって思いましたね。そんな簡単な事かなあって思っちゃいました。 ストーリーの展開も正直全部読めました。全く裏切りがない。それは分かりやすくて気持ちのいいものだろうけど、僕はちょっとしたセリフとかでもいいので、少しはおうっそう来たか!思わせてくれる要素が欲しかったですね。 [DVD(字幕)] 5点(2014-09-12 01:08:58) |
12. オー・ブラザー!
《ネタバレ》 ジョージクルーニーは渋くてダンディな男のイメージですが、泥まみれの脱獄囚をコミカルに演じてました。 コーエン兄弟常連のグッドマンとタトゥーロは出てくるだけで安心感がありますね笑。 相変わらずダメ男ばかりが出てくるコーエン兄弟的ロードムービーですが、ストーリーに難しさがないので、本作は何も考えないで鑑賞できますよ。 ところどころアホすぎてクスクス笑えるシーンが多々あり、上映時間も短いので、ダレる事なく最後まで見勧められました。 この3人組、けっこう悪い事いっぱいしてるのですが、度重なるラッキーで最終的にはハッピーエンドになりましたね笑。 迷信なんか信じるな、と科学信者だったエヴェレットですが、まさに水に罪を洗い流されたというところでしょうか。 [DVD(字幕)] 5点(2014-07-29 19:12:14) |
13. ビッグ・リボウスキ
《ネタバレ》 コーエン兄弟の作品の中では、まずストレートに笑える方です。ちとストーリーがややこしくて初見だとついてけなくなってあれ?と思う事もありましたが。 とにかくデュードがいいですよねえ笑。ザ・ダメ男って感じでさw もう4回見ましたが、何度見てもハハハと笑えるし、ストーリーの流れを理解した状態で見ると、面白さがどんどん増していきます。 何回も見れるタイプの映画が僕は好きなのですが、結果的にコーエン兄弟の中ではこれが一番好きかなあ。 友達と一緒に見たい映画って感じですね。最高です。 [DVD(字幕)] 10点(2014-06-06 16:10:35) |
14. アナと雪の女王
《ネタバレ》 4月に映画館で鑑賞。 普段全くテレビを見ない私は、ただ「この映画がヒットしている」という情報しか知らずに観に行きました。 つまり、この有名な主題歌も、ひいては吹替えの声優が誰かさえも知らない状態でこの映画を見たのです!! なので、この感動的な主題歌を人生で初めて聞いたのが、まさに劇中でエルサが歌うシーンだったのです!! 当然「何ていい歌なんだ!」と一回聴いただけですごい感動しましたよ。多分一般的な日本人より、このシーンで受けた衝撃は圧倒的に僕が一番ですよ笑。 姉妹役の声優に関しても、歌のシーンでの声量がすごいので、ミュージカル界での実力派を起用してるのかなと思ってたら、エンドロールを見てビックリw 松たか子と神田沙也加なんですねw 2人がこんなにパワフルな歌を歌えるとは知りませんでした。 エルサは山に逃げた後、魔力というコンプレックスを「ありのままの自分」と受け入れ、抑圧から解き放たれますが、そのシーンでの「これでいいの 自分を好きになって~」という歌詞が、自身に言い聞かせてるように聞こえてすごく切なかったです。他者との関わりを完全に絶つと決めたわけですから。 両親の死はサラっと描きすぎてて、どこに行く為に何の為に船に乗ったの?と疑問に思いましたが、5分見進めたら忘れたのでまあよしとしましょう笑。 ディズニー映画を映画館で観たのは初めてでしたが、メッセージが普遍的なので、老若男女に共感されるのでしょう。他者の為に何かをしてあげたいという気持ちが「真実の愛」であると。 あとは単純にキャラがかわいかったり、オラフのボケも単純にかなりおもろい笑。笑いのクオリティが結構高いんですよ笑。 勧善懲悪的な結末も見ててスッキリしますしね。 全世界で大ヒットも納得のテーマと歌でした。こりゃあっぱれ!! [映画館(吹替)] 8点(2014-06-06 15:55:29) |
15. 2001年宇宙の旅
《ネタバレ》 初めて見たのは6年前。 DVDをレンタルして家のPCで見たのだが、前評判どおりストーリーはワケが分からず、「何が名作だよこれ!」と理解できなかった為にいい作品とは思えませんでした。 ただ、やはりこの映画は映画館のスクリーンで見てこそ真価が見えるのでは?これほどの名作ならリバイバル上映もいつかあるはずだから、その時は必ず映画館で見たいなあ。 とずっと引っかかっていました。 時は流れ6年後の今、TOHOシネマズの企画で、何とこの作品を1,000円で見れるとの情報を発見!!2週間のみの限定公開という事で、初日に観に行きました。 結果、完全に圧倒されました…。 あまりに衝撃を受けたので、公開2週間の間にもう一回観に行ったほどです。 無限の彼方へ~ 以降の約10分の強烈体験は、真っ暗な中の映画館のデカいスクリーンと優れた設備による大音量で体感すると、本当に発狂しそうになるくらいの迫力。 しかし、モノリスって言葉もスターゲートって言葉もスターチャイルドって言葉も一切劇中では出てこないんですね。確かにそれでストーリーを理解なんてできるわけがない作りに最初からなってるんですよ。 とにかくこの映画は映画館の大画面スクリーンで体感するものです。 家のテレビやパソコンで見たけどストーリーが理解できなくて楽しめなかったという方、是非是非映画館で体験して下さい。(なるべく前の席がおすすめ) ストーリーもネットで予習してからいっても全然構いません。ただただ身を任せてその空間を体感するだけでいいんです。この映画に対する感想が変わるはずですから。 [映画館(字幕)] 10点(2014-03-14 15:17:26) |
16. ゼロ・グラビティ
《ネタバレ》 imaxで鑑賞。imaxという映像技術は本当に神がかってる事を文字通り体感しました。全ての3D映画は絶対にimaxで見るべき。綺麗さが雲泥の差です。 映画に関しては、映像技術のすごさ、どうやって撮影されたのかという驚きなど、この映画の存在自体が偉業である事、90分と短い時間の中でこれだけ観客をドキドキさせ楽しませるのは、まるで映画というよりアトラクションのようだ、という事は分かりました。 しかし!ストーリーを楽しみたい僕としては、結局同じ展開が何回も続くだけで、正直ハラハラ演出に段々飽きてくる。 大まかには『宇宙空間に一人取り残された人間が数々の危機を乗り越え最終的には地球に帰れた』ってだけの話ですよね。 僕みたいな人間は、その間に何があっても最後は地球に帰れるんでしょ、って思ってどうでもよくなってしまう。もうこうなると事あるごとにいちいちトラブるのがめんどくさい。 しかもパターンが全部同じ。扉が開かないとかボタンがきかないとか… 音楽のパターンも、仰々しい音楽が徐々に音量が上がり、最後ドン!みたいな。ぜーんぶこのパターンだから終盤はもういいわ!ってなる。 ただよかった点は、やはりサンドラブロックのセクシーさ。宇宙服を脱いだ時現れる体はまさに垂涎モノ笑。 あと最後水から上がり重力を感じるシーン。ここの喜び表現演技が素晴らしすぎる! 我々は日常重力を意識しませんが、重力を感じる喜びがこんなにも伝わってきた時点で、この映画に完全に入り込んでいた事を気づかされた。 そして自分の足でしっかりと立ち上がったところで、タイトルがドーン!! え?原題ってGRAVITYなの?じゃあ邦題意味真逆じゃねーか!!日本の配給会社は勝手に何してんですか? だってこの映画は、地球で悲しい出来事に見舞われた主人公が宇宙に行くけど、無重力空間はあまりに過酷で、やはり地球に帰りたい、でついぞ地球に到着し、重力を感じる…。 この重力こそが地球なんだ。(まさに母なる地球) 地球(=重力)って素晴らしい!ってシーンの後にGRAVITYって出てきて、おー拍手ー!!ってアメリカではなってるはずじゃないですか。 なのに完全に反対の意味の邦題をつける感覚が本当に理解不能。最後の最後で映画の製作者ではなくバカ配給会社に腹が立つという本当に勿体ない結果に。 まあこの手のハラハラ劇は頭使わずにただ楽しめばいいので、万人受けしてるのは納得でした。 [映画館(字幕)] 5点(2014-03-13 10:24:33)(良:3票) |
17. ブルース・ブラザース
《ネタバレ》 タイトルがすごい有名ってだけであらすじを何も知らずに鑑賞。 これミュージカルシーンがあるんですね。知らなんだ。 ソウルフード屋でギターの女房がいきなり歌い始めた時は何か恥ずかしくなっちゃいましたね。僕がミュージカル映画に対して苦手だと思ってる部分がモロに出てしまいました。あくまで個人的な趣向の話ですが。 あとはまあストーリーなんてあってないようなもんで、とにかく無駄なド派手な演出が盛りだくさん。ホント必要以上に無駄に爆発とか車破壊をしてますよ笑 こういうとこに金使って『ハラハラアクション!』みたいに言われても、僕みたいにストーリーを楽しみたい人間としては、途中から映画鑑賞自体がどうでもよくなってくるんです。 プロットが貧弱すぎて、何でそうなるの?とか、また爆発? みたいに、逆に考え込んでしまって、楽しみたくても楽しめないんですよ。 とにかくストーリーに関係にないシーンが多すぎです。監督は実はとにかく金をかけまくって物をブッ壊したかっただけなんじゃないですか?笑 133分との事ですが、同じようなドンガラガッシャン演出に飽き飽きして早く終われと思いながら見てたので、180分くらいに感じたわ! まああくまで好き嫌いの話なので、一個人の点数ということで。 でも3割が10点満点つけてることにはビックリしたなあ。 [DVD(字幕)] 0点(2014-03-12 23:34:42)(良:2票) |
18. ウルフ・オブ・ウォールストリート
《ネタバレ》 タクシードライバーをほぼ40年前に撮ったスコセッシの最新作という事は、要はもはや今じゃ大ベテランの70歳すぎたおじいちゃんの最新作なわけですよねこれは。 それを考えるとこの映画の持つエネルギーはマジすごすぎ。70歳超えてから3時間も大金とセックス・ドラッグのみをただただ描き続ける監督がどこにいますか笑。 ディカプリオのキレ演技も激ヤバ!!全編に渡ってはじけまくってる。ジャンゴから思ってたけど本当に迫力のあるすごい役者だよ。タイタニックの甘いマスクの貴公子みたいなイメージはとうに超えた演技派と思う。ちょっとジャックニコルソンに見える時があったけど笑。 ナレーションで進めていく構成と「欲望と金に溺れ一代を築いた人間の栄光と破滅」というテーマがグッドフェローズとカブりますが、最後異国の地で庶民相手にカリスマ的セミナーを決め、復活を匂わせ終わる点はグッド~とは真逆ですね。 結局いくら金を稼いでも、本当の幸せってのは掴めなくて(妻と子どもや仲間も失うわけですし)、汗まみれで電車で帰るような所謂普通の暮らしの方が実は幸せなのでは?というメッセージにも感じましたが、だとしたらそれは遡れば市民ケーンで既に言われてる話で、題材として全く新しくないんだけど、やっぱりディカプリオの爆発演技と、スコセッシの70歳とは思えない若さに溢れたセンスによる映像・音楽技術により、コメディとしてちゃんと笑えるし、映画としてのウマさに唸れるという、エンターテイメントとして最上の高みにまで到達したと思う。 無駄が全くないとは言えないが、3時間もあっと言う間であり、楽しすぎてむしろずっと終わるな!!と鑑賞中に思っていたほど。 ある意味詐欺と言える行為で大金を手にし、その金で女と薬に明け暮れるという豪遊ぶりは、鑑賞者の大半である庶民からしたら嫌悪感そのものですが、結局その感情ってそんなに大金を稼ぐ能力のない庶民の嫉妬なんですよね。 最後のセミナーで一言も漏らすまいと熱心にメモするのは、ああいう金持ちになりたいって気持ちがあるって事だもん。あとラストカットの参加者たちの見た目というか服装が、庶民を表すのにちょうどいい具合なのよ笑。確かにこいつらじゃ大成する事はねえなって笑。んでそんな自分もまさに彼らと同じ地味な格好なのに気付きガチでヘコんだり笑。 とにかく娯楽映画としての最高傑作。映画館で圧倒されるべし!! [映画館(字幕)] 10点(2014-03-05 01:17:08)(良:1票) |
19. レイダース/失われたアーク《聖櫃》
《ネタバレ》 まさに典型的なアメリカ映画って感じですね。 やたら壮大な音楽、無駄にハラハラさせる演出、ご都合主義(トラック爆破の後マリオンが生きてるのは無理があるだろ!とか、主人公は何人人殺してもヒーロー扱いなの?とか) 僕の嫌いなアメリカ映画の条件が全て揃ってしまいました笑。 あと超個人的ですが、クモもヘビも大嫌いで、見るだけで背筋が凍るほど不快な気持ちになるので、金払って映画見て何で不快な思いしなきゃいけねーんだ、と勝手にキレてました笑。 それにしても、実際は2時間未満なのに、すごく長く感じたので、無駄なハラハラ演出を削って1時間半未満にでもなれば、5点でもよかったかなあって感じです。 [映画館(字幕)] 3点(2014-01-01 14:19:18) |
20. ファイト・クラブ
《ネタバレ》 まさかビューティフルマインドオチとは!!ブルーレイで見たので、ラストのチ○コもバッチシ写ってましたね。これが日本でモザ無しって事は、絶対に作り物って事ですよね。 デビッドフィンチャーという監督の作品を見るのはこれが初めてでしたが、ちょっとエエ格好してる感じが、あくまで僕個人にとっては好みではなかったですね。何か2010年の邦画の「告白」を見た時と同じような、何か全体的に鼻につくなあって感じの演出でしたね。 小綺麗で洗練されてる感じで、「ホラホラ、これカッコよろしいでっしゃろ?ねえねえ?」って自信満々に勧めて来られてる感じですね。それが若干うざく感じました。(何でこう穿った見方をしてしまうのか、そんな自分も面倒くさくてイヤになるのですが…) ただ、この映画の伝えたい事には非常に共感できましたし、いろいろ仕掛けも満載なので、見れば見る度に新たな発見が生まれるタイプの、作りこまれた映画だとは思います。 ちょっと演出が肌に合わなかったのは残念でしたが、何回見ても楽しめるタイプの映画は好きなので、甘めの8点でフィニッシュです。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2013-05-13 12:41:11)(良:1票) |