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トントさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1981
性別 男性
ホームページ http://urabe65.kan-be.com/
年齢 59歳

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41.  野菊の如き君なりき(1955) 《ネタバレ》 
これは男にとっては、鬼のような映画。 今、一緒にいる女性が果たして正解なのか、とかそんなことを 考えずにはいられなくなる恐ろしい映画。  この感動の涙はなにか、ずっとこの映画に涙できるのか、 そんなことを考えたら、仕事一途に生きた方が気楽だわぁとか考えてしまう(笑)  まぁでも木下映画は泣けるよね。 素敵な台詞があった。 恋する少年の気持ち「民さんを想うと神さまに抱かれて雲に乗ったようだ」 二人の悲恋を予言したおばあちゃんの台詞 「一番幸せだったことは、おじいさんと一緒になってよかったこと」  泣けます・・ p.s.あんな小さな子があんなストレートなラブレターを書くとは思えない(汗)
[ビデオ(邦画)] 9点(2022-01-11 02:07:08)
42.  人生劇場(1972) 《ネタバレ》 
田宮二郎の吉良常、最高でしょう! 板妻なみの迫力、あります!  何本も映画のある、有名な「人生劇場」、初鑑賞♪ おとよと飛車角の哀しい運命。 青成ひょうたんと名前の似た、青成瓢吉。そしてそのお母さんと彼女の うれしい赤い糸。  倍賞美津子の決意が見られる濡れ場のシーンの演出も最高! そうそう、大晦日の「二人」の駆け落ちのシーンも最高! 海辺でのアクションシーンも最高!  任侠映画の始まりらしい。 恥ずかしながら、知らなんだ(汗)
[DVD(邦画)] 9点(2021-10-15 01:03:48)
43.  朝が来る 《ネタバレ》 
ラストの「なかったことにしないでください」の文字。 刺さりました。  「八日目の蝉」の永作博美に、養子の母役を演じさせるとはニクイですね。 前半の愛情いっぱいの永作の表情に、普通の女の子、ひかりが転げ落ちていく話のまん中を はさんで、後半の永作とひかりの対峙する場面。  エンディングの後の「会いたかったよ」の声。 絶望の中の光でした。  どうだと言わんばかりの、もう女性しか撮れない女性映画! 河瀨監督には、ただただ圧倒される。
[DVD(邦画)] 9点(2021-06-12 20:56:24)(良:2票)
44.  糸(2020) 《ネタバレ》 
また好きな映画が増えた。  今の若い俳優が演じる、運命の糸の話。 平成時代をまるごと総括したスゴイ映画。  やはり瀬々監督は凄いな♪ でも昭和の大歌手を平成に閉じ込めたのは、ちょっと悔しかったかな?(笑)
[DVD(邦画)] 9点(2021-05-11 01:10:20)
45.  一度も撃ってません 《ネタバレ》 
最高! これは阪本順治ワールドを楽しめるかどうかで、評価が分かれると思う。 チャンドラー風ハードボイルドの世界を彼がどう料理したか・・  チャンドラー風だから、派手なアクションシーンがないのは当然。 しかしここに阪本順治のツボがどう収まるかが最大の見せ場。 そして、それがあのバーでのにらみ合いになるのだ。  どんなジャンルにも、阪本順治のセンスが光る。 スゴイです!  イブモンタンの真夜中の刑事、観た~い! 某レンタル屋の発掘良品でやってくんない?
[DVD(邦画)] 9点(2021-03-13 17:03:06)
46.  ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う 《ネタバレ》 
漫画家でもある石井隆監督の最高傑作だと思う。 そして竹中直人の魅力をここまで引き出した作品もこれが最高! 俳優は名が売れてくると、探偵役か刑事役のシリーズものを背負うのだが、 竹中の場合、代行屋だった。 前作も切なかったが、本作の方が竹中の味が思う存分引き出せてたと思う。  クライマックスで薄幸の女性、レイの怒りの最期を見届けたのが、 代行屋の竹中だった。 石切り場でのアクションは、哀しさすら感じさせる名場面である。 もう最後はエロスを超えて、宗教画の世界である。  代行屋の再生に女刑事の手弁当と猫だったというのが、なんと優しい。  (石井さんの作品には「ナミ」が出てくるのが多いが、本作にもチラリと名前が出ているのが嬉しかった)
[DVD(邦画)] 9点(2020-12-26 19:18:13)
47.  天気の子 《ネタバレ》 
いや~、良かったなぁ。  少年のころを思い出しました。 いやいや、それじゃいけないんですよね。 おじさんも頑張りますぞ!  音楽が最高!
[DVD(邦画)] 9点(2020-08-14 22:10:55)
48.  赤ひげ 《ネタバレ》 
黒澤ヒューマニズムといったとこか。  黒澤監督は、2~3の大きな構成で挑むんだよね。 この映画で言えば、前半は若い医者の赤ひげへの反発から敬意へと変化していく様を、 後半は若い医者の腕の見せどころで少女と向き合う姿を描くと言った感じ。 でも舞台は小石川の療養所から動かない。  ちょろちょろ舞台が変わらないところが黒澤さんの映画の見やすさなんだよなぁ。 凄いです!黒澤監督!
[DVD(邦画)] 9点(2020-08-02 23:09:54)
49.  旅のおわり世界のはじまり 《ネタバレ》 
黒沢清監督と言えば、ホラーの名手である。 得体のしれないものを描くのが得意である。  最初、スマホに夢中の現代の若者が平気で海外をうろつく、 この現代日本そのものが得体のしれないものであるという捻ったホラーかと思った。 この日本の若者の得体のしれないぶりは、カメラをもたせることで 映像の手前にいる自分は安全地帯なのだと錯覚を起こしてしまい、異国の地で大胆な行動を起こして ピークに達する。  前田敦子と言えば、「もらとりあむタマ子」の女優だ。 なんとラストは、異国の地で情に触れ、感極まって、ウズベキスタンの きれいな山脈をバックに「愛の賛歌」のアカペラを披露する。  旅と映画は似ている。 流れがあって、異世界での体験にクライマックスもあるからだ。(人にもよるかもしれないが) 一本で両方の効用がある、見事な傑作だった。
[DVD(邦画)] 9点(2020-06-28 02:04:31)
50.  野良犬(1949) 《ネタバレ》 
イイですよね~  新米刑事とベテラン刑事の仕事の違いで前半、観せるんですよね。 そして後半、一緒に犯人を追いつめていく。 ところが、ベテランの方が凶弾に倒れる。(亡くならないですけど・・) そして、新米刑事が自分の拳銃に最後、銃口を向けられる。  もうこんな筋書き、完璧すぎでしょ! 黒澤明は本当に凄すぎ!
[DVD(邦画)] 9点(2020-05-10 23:37:40)
51.  蜜蜂と遠雷 《ネタバレ》 
面白かった!  どこまでもどこまでもエッジの効いてる天才たちに 生活者の音楽が敗れたのが悔しかった。 でも彼らの音楽は鳥肌が立つ。  う~む、俺もオーケストラの生演奏でも聴きに行ってみようかな♪
[DVD(邦画)] 9点(2020-04-10 01:05:48)
52.  半世界 《ネタバレ》 
池脇千鶴が光ってます。 彼女がいなければ、彼女でなければ、もっと普通の作品だったと思います。  それにしても、どうして阪本監督、いい作品ばかり創れるんすか? 本作品もすげぇ良かった。 でも10点満点にしなかったのは、ジェラシーの為です(笑)  ※あ、でも「鉄拳」は監督の作品では納得いかなかったです。
[DVD(邦画)] 9点(2020-02-15 17:48:26)
53.  座頭市物語 《ネタバレ》 
面白い! この頃の勝新太郎は、見事にカッコいい。 しかもこの話の座頭市は、見事すぎる。  なんといっても平手造酒との友情、そして斬り合い。 この一戦、まったくダラダラした斬り合いじゃないので、ビシッと来る。 むぅ、なんと「平手造酒」という彼のみを描いた映画も、地元の図書館にあった。 観ねばなるまいな・・  冬の夜の鑑賞にピッタシなのであった。 鑑賞後、酒を買いに行く自分にヒロイズムを感じる夜だった。
[DVD(邦画)] 9点(2019-12-05 20:33:31)
54.  三文役者 《ネタバレ》 
一度、劇中で見たら、忘れられない風貌の俳優、殿山泰司。 彼の愛すべき私生活を、殿山が怖い人だと言っていた監督、新藤兼人監督自身の 手により映画化。作品も竹中の好演が効いて、愛すべき一本になっている。  荻野目慶子は映画と結婚したような女優。 その体当たりの演技は、もうこれが映画の中と思えないくらいの肉迫ぶり。 素敵です。  何度も言うが、とても愛すべき映画だ。 やはり映画は、役者の魅力が隠し味のように効いてくるものだと再認識させられた。 竹中の魅力が、いつしか殿山の魅力と重なり、乗り移ったのではないかと思わせられる。
[ビデオ(邦画)] 9点(2019-07-04 00:48:02)
55.  エンドレス・ポエトリー 《ネタバレ》 
自伝的映画「リアリティのダンス」に次ぐ続編である。 前作が家族のことを強く描いてたのに対し、本作ではホドロフスキーの女性関係が描かれている。 まぁ許される(?)クズであったということか・・  ホドロフスキーのキーワードは、厳しい父親、サーカス、小人などである。 「サンタサングレ」も自伝的要素が強い。 「エルトポ」「ホーリーマウンテン」あたりが彼のぶっちぎり世界観を楽しめる。  若きホドロフスキーにとって、アート(この映画では詩)が癒しだったのだ。 ラスト、旅立った先の業界が、映画界やバンドデシネだったということだろう。 リアルタイムで、映画を通して、彼という彷徨える詩人の旅に付きあえれたことは幸運だった。 どの作品も見応えがあって面白かった。 ご苦労様というしかない。
[DVD(字幕)] 9点(2018-12-07 01:13:36)
56.  白痴(1951) 《ネタバレ》 
さすが黒澤監督、圧巻である。 4時間ほどの映画を短くしたことに対する不満もあるが、 短くなったおかげでクライマックスの原節子と久我美子の対決がより鮮明になった気がする。  原節子の演技がこの映画の命だ。 とくにクライマックスでの表情は、小津さんなどの映画に出ている原節子とは全く違う。 ここまで女優がむき出しの演技をしている映画はあまりないのではないか?  ラスト、主人公の青年はどうなったのだろうか? 伝言少年の嘆き「あの人のいいとこだけを思い出に・・」とか言ってたが・・ 三船が気がふれてきた場面から一体何が起こったのだろう・・う~む これは原作を読むべきかもしれない・・  いずれにせよ、この作品のおかげでドストエフスキーに興味をもった。  黒澤監督がラブストーリーを撮らないのは、これ一本でもう十分だからだろうなぁ。 いや、唸った。唸った一本だ。 10点満点だが、縮小版のため、この点数。
[DVD(邦画)] 9点(2018-05-05 10:04:24)
57.  あゝ、荒野 後篇 《ネタバレ》 
いやぁ、近年観た邦画の中では文句なく観応えがある方だ。 最後まで観て、エンドロールでやっと原作が寺山修司と知った。 そりゃあ、昭和の臭いがするわけだ。 でも何で平成の今、これを創ろうと思ったのかな? 早速、図書館でキネマ旬報のバックナンバーでチェックしようっと。  とにかくボロジムに二人が入会した時点で、あぁこりゃ二人の死闘で締めくくるなとは思ったけど、 そこに至るまでの過程が本当に厚みがあって、良かった。 前篇とは違い、後篇はヤンイクチュンが存在感を見せ、目力のつよい菅田将暉との死闘までの流れをつくる。 キネマ旬報の主演・助演男優賞をこの二人で勝ち取るくらい、二人が魅力たっぷりでね。 ユースケ・サンタマリアも、でんでんも魅力充分で、いつまでもこのメンバーの話を見ていたいなぁと思うくらい。  でもラストがあれとは・・。 ちょっと切ない。 ヤンイクチュンの切なさすぎに、マイナス1点の9点献上!
[DVD(邦画)] 9点(2018-02-10 21:28:54)(良:1票)
58.  映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ 《ネタバレ》 
日本中どこ行っても、問題だらけなので、東京だけが不安を抱えているわけではない。 でもかなり昔、東京にいた頃を思い出しながら、この映画を観た。 相変わらず、別れた、やり直そうとかの言葉が連発する街ではあるが、 それでも不安定な人との付き合いの中で、大きな不安を抱えつつも、自分を見失わぬよう 必死で踏ん張っているカップルに拍手。 池松壮亮が主役だが、意外や意外、純愛映画で、 それがまた東京の映像にマッチして心地いい。 映像がきれい。 特に夜のシーンは、まるで大友克洋の近未来のような色合いで見事です。 DVDが欲しくなる一本ですね。
[DVD(邦画)] 9点(2018-01-20 14:38:33)
59.  ヘヴンズ ストーリー 《ネタバレ》 
映画は落とし前の芸術だ。2時間の枠組みの中で落とし前をいかにつけるか。 でも、映画が終わった後もドラマは続いてるはずなのだ。 作家なら一度は取り組みたい素材だろう。一つの事件が様々な人を巻き込み、事態が収れんしていく人生模様を。 この映画は、一つの殺人事件を実に丁寧に扱っている力作だ。 復讐が済めば、話は終わりではない。果たして「悪人」に幸せは来ないのか?そして復讐の復讐。復讐する人に自分の無念さを捧げる女性もいる。 もう4時間半、画面に釘づけだった。 復讐の連鎖は何を生むか?大きなテーマだ。今をときめくドゥニヴィルヌーブの「灼熱の魂」もその辺を扱っていたと僕は思っている。 とても見応えがあった。映像も印象的で、実に作家の全力投球ぶりを感じさせられる力作だと思う。 エンディングに流れる歌の歌詞が実に説明っぽいのだが、でもこの4時間半の映画が全然説明調でなかったため、心地よかった。
[DVD(邦画)] 9点(2017-12-18 00:30:03)
60.  沈黙 ーサイレンスー(2016) 《ネタバレ》 
ギャングや犯罪映画を創る一方、「最後の誘惑」「クンドゥン」などの宗教映画を創る面ももつマーティンスコセッシ。 この映画では、日本の踏み絵の時代のキリスト教布教の人たちには辛い時代を素材に映画を創り上げている。究極の選択を迫る日本のやり手ぶりが同国人として観ててツライ。あの宣教師の「転ぶ」場面では、もう母国に帰れと心の中で叫んでた。本当にあちらの人たちは自分たちの信念を普遍と信じ、世界中に出かけていくとこは20世紀になっても変わらない。仏教徒に転じたリーアムニーソンの話す日本文化論は興味深い。風土と文化は分かちがたくつながってるからね。 しかし、観終わって冷静になると、あの筑後守を演じたイッセー尾方も俳優として、究極の選択を迫られたんだろうなと思う。だって世界で一番嫌われる役を演じたら、その後の自分の役者人生にどれほど影響があるかという悩みもイッセーにはあったろうに・・。
[DVD(字幕)] 9点(2017-11-19 11:22:29)
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