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たくわんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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21.  永遠の門 ゴッホの見た未来 《ネタバレ》 
散文詩をそのまま映像化している様な作品。 面白いかと問われると、正直そうとは言い切れない。 主演のウィレム・デフォーはこれ以上ないはまり役。 アカデミー主演男優賞は本作の様な演技に対し贈呈するものでは無いのか? 英語とフランス語が入り混じる会話、常に画面の半分がピンぼけな、 ゴッホ本人の視点を再現したかの様な映像は興味深いが、 いかんせん物語の起伏に乏しく集中力の維持が難しい。 5点はウィレム・デフォーの演技に対して。 彼が自然に敬意を表すかの様に両手を高く上げて新緑に佇む様子は、 あたかもプラトゥーンのエリアス伍長の様だった。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-05-24 16:08:32)(良:1票)
22.  イエスタデイ(2019) 《ネタバレ》 
ダニー・ボイルはやっぱり巨額の予算を投じた大作よりも、こういう類の小粒な作品の方が面白い。 何となく既視感のある作風だと思っていたら、リチャード・カーティスが制作に関わっていた、妙に納得。 主役の方は微妙に冴えないルックスが現実味が有ってよかった。 終盤、まさか「あのお方」に会いに行く展開になるとは・・・ 世界で自分(と他ごく少数)がTHE BEATLESの存在を知っているならば、 「あのお方」が存命ならばやっぱり会いに行きたくなっちゃうだろうなぁ。 リリー・ジェームズに+1点。 
[インターネット(字幕)] 7点(2021-05-13 17:20:20)
23.  真珠の耳飾りの少女 《ネタバレ》 
名画の誉れ高い絵画を発想の原点とした作品としては最高傑作だと私は思う。  史実を齧ってみると、諸説あるらしいが「真珠の耳飾りの少女」を世に残したフェルメールと言う画家の人となり・生涯に関しては未だに謎の部分が多く、 ましてや彼の作品の背景などは謎ばかりらしい。   一枚の素晴らしい絵画を前にしてあれやこれやと想像を働かせる事が絵画鑑賞の醍醐味で有り、 中でも「真珠の耳飾りの少女」は題材とされた少女自身のその何とも表現のし難い儚さや透明感、 複雑な心境で画家に相対しているであろう事を雄弁に物語る目の光など、 鑑賞する人のイマジネーションを刺激するという意味では絵画芸術の最高傑作なのではと私は思っている。  翻って本作、この手の作品に必要不可欠な時代考証を緻密なまでに行った事の表れか、画面からは今にも強烈な生活臭が漂ってきそうだ。 掴みは充分な中、スカヨハ演じる架空の人物である女中のグリートは絵画のそれよりも少々骨ばった感は有るものの、 絵画・そして映画の世界観にはぴったりで絶妙なキャスティングと言える。  コリン・ファースが演じるフェルメールもパトロンに取り入らなければ生活が成り立たない家庭環境の中で、 複雑な思いを抱きながら生きる一人の男を上手く演じていたと思う。 自らの生活に疲れ切り創作意欲も湧かなくなった男が、グリートの様な若いだけでは無い内に秘めたものを持つ女性に出会い、 創作意欲を掻き立てられるのは至極当然な事。  アトリエで一緒に空を見る場面、二人で黙々と絵画用の画材を調合する場面等々、 雄弁なセリフなど皆無ながら二人の間に流れる微妙な空気を表現する「間」がなんとも言えず素晴らしい。  そう、おどろくべき事に二人の間は終始プラトニックなもので、下世話な人間たちが期待する様な事は一切無い。 だからこそ、正婦人の耳飾りを下の身分である女中に身に着けさせる事の意味、それに対する家族の反応、 そして本作の白眉とも言える耳飾りを付けるピアス孔を開けるシーンが、何とも言えず胸に迫る。  ラスト、フェルメールは家を離れ暮らすグリートに真珠の耳飾りを人づてでプレゼントする。 この行為の表す意味を考えると、ただただ私は切なくなるのみ。  半ば強制的に家で過ごさなければならないこの環境下、じっくりと映画に向き合うには最適な作品ではないだろうか。  蛇足 キリアン・マーフィーが何か悪い事をしでかすのではないかと終始ハラハラしていた(笑)
[インターネット(字幕)] 9点(2020-06-23 12:01:37)
24.  蜘蛛の巣を払う女 《ネタバレ》 
全世界で大反響を巻き起こし、リスベットを演じたルーニー・マーラがアカデミー主演女優賞候補にまでなった前作に対し、 デビッド・フィンチャー版とは比べ物にならない程ひっそりと公開され、世間でもさして話題にもならなかった本作。 ネット配信でようやく鑑賞と相成りました。 観終わった感想としては... 前作が良すぎましたね。 同じ様な世界観は継承出来ている様に見えますが、それはあくまでも雰囲気だけ。 前作に有った何とも言えない嫌な緊迫感が全く感じられない。 謎解きの要素もほとんどなく、らしくない派手なカーチェイスの後で悪玉が自分から姿を現す始末。 本作でリスベットを演じたクレア・フォイ自体は「ファースト・マン」で印象的な演技が記憶に新しい上手い女優さんの筈だが、 それを活かし切れていないのが惜しい。 双子の妹(姉?)を演じたシルヴィア・フークスも同様、「鑑定士と顔の無い依頼人」や「ブレードランナー2049」で感じた魅力は 、残念ながら本作では感じられなかった。 ミカエルを演じた男優さんは...ごめんなさい、殆ど印象に残ってません。 原作は未読ながら三作有るとの事なので、残り一作はやっぱりデビッド・フィンチャー+ルーニー・マーラで作成して欲しいです。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-06-09 12:48:29)(良:1票)
25.  ロスト・イン・スペース 《ネタバレ》 
22年前の作品ですか。 「ん?何か文句あるか?」的に全てをバッサリ切り落とす、ある意味爽快感さえ感じるラストシーンが印象的な変な映画。 この手の作品に出演する時のゲイリー・オールドマンのキャラ設定が皆同じで笑ってしまう。 パイロットの男がチャニング・テイタムに見えて仕方がない。 ヘザー・グレアム綺麗です。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2020-03-26 12:28:10)
26.  ターミネーター 《ネタバレ》 
【2020/4/15のレビュー】 奇跡の様に舞い降りた企画、「Terminator Live」を渋谷文化村オーチャードホールで鑑賞。 最近流行りのカテゴリー、シネマコンサートの一環。 シンプルな旋律が印象的なブラッド・フィーデルのサントラをどうやって生演奏で表現するのか興味津々で臨んだ。 私個人、何度かシネマコンサートに足を運んだ事は有るが、その全てはフルオーケストラによるものだったが、 今回はロックバンドの編成に加え、ステージ最上段に鎮座するのは何と和太鼓! 観る前からどんな音楽になるのか期待大、そして実際の演奏は期待を遥かに上回る熱いものだった。 何と、冒頭のOrion Picturesの音楽から生演奏である、幸せな気分で映画はオープニングへ。 何と!あの世界中の誰もが知っているリズム「ダダン ダン ダダン!」が和太鼓で熱く演奏される! 音楽そのものも所謂「完コピ」では無く、オリジナルを基調にしたロックコンサートの様相。 映画自体が文句なく面白いのに音楽でもより熱くなれるとは! これまでに観たシネマコンサートものでは2019/8の「機動戦士ガンダム シネマコンサート」に匹敵する位の満足度だった。 いいものは良い!!    【2017年8月8日のレビュー】 まさか本作を劇場の大画面で再鑑賞出来るとは夢にも思っていなかった。 粋な計らいをしてくれた立川シネマシティの皆様にこの場をお借りして厚く御礼を申し上げたい。  初回劇場公開から早や33年、鑑賞する私も17歳の若者(驚愕!)から50歳のオッサンになり、映画を評価する基準も自分では判らない内にだいぶ変わった様だ。 なんと私、本作を観て落涙してしまいました。はい。 他レビュアーの方々も多数記されている通り、本作はラブストーリーなんですね。 哀愁の未来戦士を演じるマイケル・ビーンの神がかり的な演技(はまり役とは正にこの事)も有り、 リンダ・ハミルトンとの束の間のラブシーンでは、何だか二人の保護者の様な気持ちになってしまい、 その余りの切なさに泣いてしまいましたよ。 また、年を取ったせいなのか最近は有る程度の年齢以下の女性は皆さん魅力的に見える様になり、 初見時は失礼ながら「幾ら予算が無いとは言え、もっと綺麗な女優さん使えよな!」と思ってしまったリンダ・ハミルトンの事を、 なんと「可愛い女性だな」と思ってしまった事に自分自身でびっくりしてしまいました。 (実際、本物は独特の雰囲気を持った綺麗な方だそうです、性格はキツイらしいですが笑) いずれにしても、現在考え得る最良の鑑賞環境で再鑑賞し改めて本作の素晴らしさ(起承転結が明快、製作陣・俳優陣の情熱ほとばしる映像等々)を 再確認した次第です。 当然、点数は10点のままですし、自信を持って「名作」と評価させて頂きます。   【2008年11月11日のレビュー】 「T4」が来年公開される事を知り久々に鑑賞した。 面白い。実に面白い。24年も前の映画とは思えない。特撮は今の基準で考えると確かにチープだ。だがそんな比較をするのは野暮以外の何者でも無い。公開当時、ジェームズ・キャメロン監督と特撮を担当した今は亡きスタン・ウィンストン氏が来日され、「SFXアカデミー」という講義で本作の撮影苦労話をとても楽しそうに解説してくれた様子を鮮明に憶えている。両氏曰く『いかに工夫して観客を楽しませるかが重要。予算の大小は関係無い』との事。本作を観直すと全くその通りだと思う。芯のブレない世界観を持った監督の下に集まったやる気あふれるスタッフと俳優達が生み出す「お金は無いけど知恵と工夫で面白い奴を撮ってやる!!」という気合を熱く感じる快作と言えるだろう。褒めすぎかも知れないがマイケル・ビーンの演技には今更ながら神がかり的なものを感じた。前述の様々な要素が絡み合い、まさしく「哀愁の未来戦士」と呼ぶに相応しい演技だと思った。来年公開のT4が本作を基点として形成された世界観を壊す事の無い作品となる事を切に願う。
[DVD(字幕)] 10点(2020-03-06 12:32:44)
27.  黄金のアデーレ 名画の帰還 《ネタバレ》 
素晴らしい作品だと思います。 第一次世界大戦~第二次世界大戦に至る世界史と、その波に市井の人達がどの様に翻弄されたのかを予備知識として持っていれば、 より一層この作品の良さが判るかと。 観賞のきっかけはヘレン・ミレンとタチアナ・マスラニー(「ボストン・ストロング」!!)が出演しているから。 この点では同一人物を演じる二人の演技を堪能させてもらい大満足。 ナチス(本当はこの三文字さえ私は書きたくない)がどんなに酷い事をしたのか、ホロコーストだけでは無く 本作で描かれた様な「芸術への冒涜行為」を知る意味でも、観て知っておく価値は有るかと思います。  史実によると、奴らは本当に沢山の芸術作品を強奪し、自分勝手に鑑賞しただけで無く、 敗戦が濃厚になったら数多くの芸術作品を洞窟等に隠したり、火を付けて燃やす等という非道を尽くしたとの事。 消失を免れても、どこに隠されたのか判らず所在不明の作品がそれこそまだ世界中に沢山あるそうです。 本当に酷い話です。 感想が作品から逸れてしまいましたが、映画と言う形を借りてこの様な史実を教えてくれるという意味でも、 本作は価値有るものだと思います。 それにしても、まるでタイタニックの様なラストの持って行き方、あれは反則でしょう。 嫁とテレビの前で嗚咽してしまいましたよ、私は。 最後に、本作を観賞される方には「ミケランジェロ・プロジェクト」の観賞を強くお勧めいたします。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2020-01-22 18:46:24)(良:2票)
28.  ニード・フォー・スピード 《ネタバレ》 
原作のゲームを遊んだ事は無いが、この手の車系映画にしては脚本もしっかりしていて良い。 派手なカーアクションの連打も良いが、それだけでは後半飽きてくるが本作には当てはまらず。 飽きない理由のもう一つは女優陣、イモージェン・プーツ、ダコタ・ジョンソン共にこれがまた綺麗で可愛いのだ。 後半はこんな二人に好かれる主人公(ちょっと芋っぽい)に少し嫉妬しちゃったりなんかして。 8点は画面を彩る可憐なお姉さま方に捧げます。
[映画館(字幕)] 8点(2019-11-13 12:59:45)
29.  スリー・ビルボード 《ネタバレ》 
やっと観る事が出来た。 アカデミー主演女優賞・助演男優賞獲得も納得の演技を堪能したが、本作は決して「観る事で前向きになれる」とか「観る事で嫌な事を忘れる」系の作品では無く、アメリカ南部に未だ色濃く残る人種差別、いや、本作の場合は「自分が認めないもの全てへの差別」を背景に、怒りの連鎖が生む悲劇を描いているので、 観賞にはそれなりの気合と覚悟が必要だ。 本作の上手い所は差別が生む悲劇だけを取り上げているのでは無く、人間の優しさ・誰でも改心できるという気持ちをさりげなく描いている所で、他レビュアー諸氏も挙げておられる通り、オレンジジュースのストローの描写はとても良いシーンだし、自殺した署長の手紙を読んでからの作品のトーンの変化は劇的な程だ。特に私は終盤のサム・エリオットがマジックのふりをして容疑者と思しき男からDNAサンプルを取るシーンには、一種のヒーロー物を観ているかの様なカタルシスさえ覚えた。 だがしかし、本作の本当の持ち味は最後の最後まで希望に満ちた未来を提示しない事。 フランシス・マクドーマンドとサム・エリオットは容疑者と思しき男と「ケリを付ける」為、呉越同舟よろしくクルマでアイダホに赴く。 その後がどうなるかを観る側の想像に委ねる余韻を生む幕の引き方だが、よくよく考えてみると、ウサギの置き物を投げ捨て、バーで聞きたくも無い酷い事を自慢げに話していた容疑者と思しき男は(ここは私の推測を含むが)恐らく真犯人なのだろう。 だが、その男が中東派兵をアリバイにして軍部が犯罪を隠蔽しているかの様な事が暗に語られている事から、おそらくこの男はこれからも野放しで、 第二第三の犠牲者が出てくることは想像に難くなく、もしアイダホに向かう二人がこの男を殺す選択をした場合でも、彼らは軍人殺し(恐らくアメリカでは最も厳しく罰せされる筈)としてアメリカの法の下で罪人になってしまうのだ。 本作を通じて、アメリカと言う国は寓話的では有るが署長の様な善人は早死にし、本当の正義は施行されない「病みきった国」で有る事を思い知らされた。 監督や製作陣が本作で伝えたかった本当の思いはここにあったのでは無いかと私は思うのだ。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2019-10-30 16:47:14)
30.  メンフィス・ベル(1990) 《ネタバレ》 
初鑑賞は1990年、今から何と29年も前。 当時私は大卒で新入社員になったばかり。 会社が準備した2DKのアパートで同期の野郎5人との共同生活真っ最中。 そんな背景もあり、題材は戦争ながら仲間の素晴らしさ(青臭い・・・)等々、感情移入しまくりで鑑賞。 同期の連中に勧めまくった記憶があります。 今回、実に29年振りの再鑑賞と相成った訳ですが、世界中で様々な紛争が絶え間なく行われ、 You Tubeで悲惨極まりない実際の戦禍の映像が誰でも簡単に見る事が出来る様になった現在、 50歳を越えたオッサンの私に取って、本作を再鑑賞して得られたものは悲しいかなノスタルジーだけでした。 エンドクレジットが流れた後に飲んだビールは苦かった。
[映画館(字幕)] 6点(2019-07-16 13:55:20)
31.  パーティで女の子に話しかけるには 《ネタバレ》 
いやー、エル・ファニング可愛いっスねぇ~!! ライブのシーン最高でした。 ラストはちょっとウルッしちゃいます。 何年後かにカルト作品として扱われていそうな匂いがプンプンします。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-05-22 12:50:04)
32.  アナイアレイション -全滅領域- 《ネタバレ》 
決してつまらなくは無いが、物凄く面白い訳でも無い。 本作の様なテーマは具体的な映像にすると途端に稚拙に見えてしまうものだ。 映画よりも舞台演劇の方が本作の雰囲気・世界観をより深く追求出来たのではないだろうか。
[インターネット(字幕)] 5点(2019-04-01 11:51:08)
33.  2001年宇宙の旅 《ネタバレ》 
2週間限定ながら、IMAXで本作を再鑑賞する機会を与えてくれた関係者の皆様にまず感謝。  本作で有名なシーンは多々有る。 言うまでも無く、代表的なのは類人猿(Moon Watcher)が文明・文化・力の象徴である骨を投げ上げるシーンだろう。  私の場合は、骨を投げ上げるシーンの少し前、水飲場で武器を用いて別の群れを蹴散らしたMoon Watcher率いる一群が、 唸り声を上げながら次の場所に移動を開始するほんの僅か数秒のシーンだ。 私はこのシーンを映画史上で最も「勢い」を感じさせるさせるものだと思っていて、今回の再鑑賞でその思いをより強固にした。 あのシーンを観る度に、私の頭の中では壮大な地響きの様な音がいつも鳴り響いている。  ----------------------------------------------------------------------- 10年振りに劇場で再鑑賞。 点数1ポイントUPの理由は自分なりに新しい解釈が出来たから。 クラーク&キューブリックは閉塞感一杯な現在の地球を予想していたのでは無いだろうか? 我々地球人が今本当に必要なのはモノリスの様な「ブレークスルーのきっかけ」以外の何物でも無い様に思える。 ちょっと気持ち悪いけど、スターチャイルドの真摯な眼差しは21世紀を迎えても相変わらずの我々にこう訴えかける・・・「人類はちゃんと成熟・進化しているかい?」と。
[映画館(字幕)] 8点(2018-11-06 12:59:34)
34.  エイリアン:コヴェナント 《ネタバレ》 
劇場で観なくて良かった。 壮大なる予算無駄遣いの典型例。 前作で不評だった点に関する情報は製作陣も少なからず知っている筈だが、 それらを敢えて無視しているとしか思えない程に相変わらず展開は支離滅裂だし、 登場人物は前作に輪を掛けて馬鹿ばかり。 SF映画なのだから観る側も作品に対して寛大になるべきかも知れないが、 本作は世界屈指の映画製作会社が小国の国家予算並みの費用を掛けて製作しているのだから、 私はそこまで寛大にはなれない。社会的責任を全うしろと声を大にして言いたい。 リドリー・スコットは自らの晩節を汚しまくっている事に気が付いていないのだろうか? 例えは悪いが、貴方はブラッカイマーでは無いのだ。 トランスフォーマーと同じ様な作品を垂れ流していて良いのか? 第1作目がフロックでは無かった事を証明するかの様な作品には、 もう出逢えないのだろうか?
[CS・衛星(字幕)] 1点(2018-07-16 14:06:19)
35.  ジェーン・ドウの解剖 《ネタバレ》 
予備知識ゼロ、鑑賞理由はジェーン・ドウを演じる女優さんのルックスだったという不謹慎な私。 この点では大満足(馬鹿)でした。 この女優さん、Olwen Kellyさんと言う方だそうです。 Webで画像検索すれば皆さん納得されると思いますが、綺麗な方です。 他の出演作を観てみたいですねぇ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-05-23 12:52:23)
36.  ベイビー・ドライバー 《ネタバレ》 
爆音上映で待望の初鑑賞! 予備知識無しで臨んで本当に良かった。 「傑作」との評判に偽りが無い事を実体験。 冒頭から文字通りドライブの掛かったセンス冴え渡る編集にハート鷲掴み。 少し前のアベンジャーズの映画で「日本よ、これが映画だ」と言う大それた宣伝文句を目にした事が有るが、 私に取っては正に、「これが映画だ!!」 かつて無い程の悪役キャラを演じたジェイミー・フォックス、その極悪非道なキャラに相応しい痛快な死に方! 意外な展開を見せるジョン・ハムとケヴィン・スペイシー(いい役者さんなんですが・・・)との関係、 そして何より、ヒロインを演じたリリー・ジェームズ!! 正に旬の女優さんと言う感じで私には終始キラキラ輝いて見えてました(笑)。 クライム・アクションものとしては少々軽すぎるのが減点要因ながら、またもや面白い作品にめぐり合えました。 勢いでBDとサントラ買っちゃいましたよ・・・ 通勤途上で意味も無く暴走しそうになりそうです。
[映画館(字幕)] 9点(2018-05-14 13:21:34)(良:1票)
37.  ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男 《ネタバレ》 
面白かった。 歴史・偉人物らしからぬスピーディな演出に終始。 映像もキレが良く最後までダレる事も無く鑑賞。 辻さんのメークに関しては各種メディアで書き尽くされているので多言は避けるが、 映像に映る全てのシーンがメークながら、全く不自然さを感じない素晴らしいものだった。 芸達者ゲイリー・オールドマンの役者魂溢れ出る名演はアカデミー賞受賞も納得。 唯一不満なのは、英国王が何故チャーチルを支持する様になったのか、 そこに至る迄の描写が少々足りない所。 ここがもう少し補完されていれば、支持を表明するシーン~その後の国会演説がより感動的になった筈。 ここだけが惜しい!!
[映画館(字幕)] 8点(2018-05-07 13:02:04)(良:1票)
38.  ブレードランナー 2049 《ネタバレ》 
続編作成を知った時、これ以上の愚行は無いのでは?と率直に思ったが、ライアン・ゴズリングが主人公を演じると報じられた時、 作品の行く末に一筋の光明が見えた様な気がした。 鑑賞前の事前情報入手を頑なに全て断ち、唯一の予習は丸の内ピカデリーで開催された爆音映画祭での「ファイナルカット」鑑賞のみ。 「駄作だったらどうしよう・・・」と鑑賞前にここまでひどく心配になったのは久しぶりな気がする。 肝心の内容は、正直な所もの凄く評価が難しい作品では無いかと思う。 一作目の世界観・登場人物を取り込み新しい解釈を盛り込んだ構成を「一作目に対する冒涜」と受け取るか、「新たなチャレンジ」と受け取るか。 ここで本作への評価は真っ二つに割れるのでは。 私個人は新たなチャレンジとして肯定的に受け止めさせて頂いている。 まずは何よりもライアン・ゴズリングの起用。 寡黙な演技が信条の役者を主役に起用した事は、主人公「K」の置かれた境遇や作品の中で与えられた使命を考えると、 彼以外には考えられなかったキャスティングでは無かろうか。  魅力的な女性陣達の出演も加点要素だ。 鑑賞された方には説明不要だと思うが、キュート極まりないAI彼女「ジョイ」を演じたアナ・デ・アルマス(最期の表情には惚れました)、 そして、冷徹なラヴを演じたシルヴィア・フークス、二人共に輝いている! 特筆すべきはシルヴィア・フークス。「鑑定士と顔の無い依頼人」を私はとても興味深く鑑賞させてもらったが、まさかあの女性と同一人物とは! 本作の謎解きの根幹となる「奇跡」が、シンプルだが壮大なテーマである「我々は何処から来て、何処へ行くのか」をかなり拡大解釈しているところが 少々気にはなるものの、大御所ハリソン・フォード、貫禄の付いたエドワード・J・オルモス、そしてまさかの「あの方」再登場と即時退場(笑)など、 一作目にこだわりを持つ人達へのサプライズ含め、2時間40分と言う長尺ながら全く飽きる事はなかった。 「K」の最期は、私には「あしたのジョー」の矢吹丈の最期を想像させる。 雨が雪に変わり、Kはレプリカントの新しい未来を思いながら死んでいく...美しいシーンだった。 最期に、絶望的な程のプレッシャーの中で本作を創り上げたD・ヴィルヌーブ監督を筆頭とした製作陣に感謝。 絶対にもう一回観る。
[映画館(字幕)] 8点(2017-11-07 18:03:47)(良:1票)
39.  エベレスト 3D 《ネタバレ》 
あの様な頂に挑む事はまさしく神の領域に近づく事では無かろうか。 私は下から眺めるだけで充分。 史実ものらしく日本人も登場するので心境は複雑だか、全ては自業自得と言う事なのだろう。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2017-10-23 11:50:50)
40.  エクス・マキナ(2015) 《ネタバレ》 
アリシア・ヴィキャンデルの魅力だけで最後まで突っ走る作品。 余計な台詞や無駄な効果音を排した構成は好感が持てる。 後の展開を観客に委ねる終わり方も秀逸。  それにしても、私も含めて男はつくづく馬鹿で単純だ。 もし私がケイレブの立場だったら・・・ まず間違いなくAIちゃんと駆け落ちしている事だろう(爆)。  さて、あの娘は雑踏に消えた後、どうしたのだろうか。 誰に気づかれる事も無くひっそりと暮らしていると私は思いたい。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-10-18 17:36:59)
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