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あばれて万歳さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1201
性別 男性
ホームページ ないっす!!!
年齢 60歳
自己紹介 客観的に分析したようなもっともらしいレビューって、実はちょっと地頭よければ誰でも書けちゃうわけで、結局ありきたりな物になりがちです。
別に映画評論家でもない1個人としては、個人の感性や主観、あるいは体験を元にしたその人しか書けないレビューの方がよほど価値があるように思うのです。
もちろんそれが、事実誤認やヘイトレベルの差別や偏見に寄って立つものであれば問題ですが、しかしその人しか書けないレビューというのは必ずあるわけで、そういう個人的な感覚や体験を元にした主観的なレビューは、いかにももっともらしいありがちなレビューよりよほど価値があるし読んでて面白いんじゃないかと思う今日この頃。(でも自己陶酔溢れるポエムみたいなのは…)
好きな言葉は「恋」 です。

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41.  ダーク・プレイス(2015) 《ネタバレ》 
パっと見で面白そうなのに世間的に微妙な評価のダークプレイスですが、それもしょうがないのかな、と思います。   まず画面が暗すぎます。 何が起きてるかわかんないんだよ!って奴です。 AVマニアはホームシアターを作るときに暗部の階調にこだわるわけですが、だがしかし、実際に暗部の階調に挑戦するような映像を撮られるとなかなかストレスになってしまいます。  そしてなにより事件の真相です。 こういう映画はやはり驚くようなラストを期待されるわけですが、しかしこれは… 唐突に出てくる連続殺人鬼! いくらなんでも同じタイミングで同じ家内で偶然2つの殺人が同時進行ってのはおかしいだろ! 警察無能すぐる! てか妹を絞め殺した女をかばうのもおかしいだろ! と、ツッコミどころしかなく、ここで観ている人は「どひゃー!」っと大ゴケしてしまうのです。  実際にこの映画さながらの悲惨な過去(父に殺されかけたところで母が父を射殺して助けられる)をもつシャーリーズセロンが主演とかいろいろ見どころはあるわけですが、これでは評価が上がるわけがありません。
[インターネット(字幕)] 5点(2019-11-19 11:21:17)
42.  スパイ・ゲーム(2001) 《ネタバレ》 
普通のスパイアクションものとは違う感じの映画を作ろうとしたんでしょうか。 基本的に会議室での聴聞に対して回想として過去のイベントが語られていく変わったスタイルのスパイアクションものです。 観ている途中に「わざわざこんなスタイルにしたんだから、これブラピパートは全部彼の創作で実は存在しなかった…まであるぞ」と深読みしていたため、結局わりと普通のラストにがっかり。 いや普通じゃん!! 途中で深読みしすぎた分、ラストの肩透かし感がすごかったのでした。 いやいや。
[地上波(吹替)] 6点(2019-04-26 13:17:14)
43.  ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書
典型的な真面目映画サイドのスピルバーグ作品といった感じの安定感あふれる完成度の高い映画。 これ同時期にエンタメサイドのレディプレイヤー1を撮ってたという事実がとにかくすごいわけで、スピルバーグってほんとにすごいんだなぁ、とあらためて実感させてくれまする。
[インターネット(字幕)] 8点(2019-01-02 21:53:54)
44.  K-19 《ネタバレ》 
実在した不幸艦K-19の1回目の事故を描いた実話映画。 実話だからしょうがないんだけどあまりにも話が地味で、つきつめれば原子炉が壊れたから命をかけて修理する、というだけの話。 最後まで緊張感をもって見る事はできるし悪くはない…んだけど、ただでさえ暗い雰囲気の潜水艦映画でこれだけ話が地味だと面白い!とは思えないのが残念なところ。 ちなみに劇中で艦長が、このまま原爆並の大爆発を起こしてしまうと世界平和への影響が避けられないから潜水しようとするわけですが、これって当時艦長が実際そう思ってたそうなんですが、実際はこういう事故がおきてもただ沈むだけで原爆みたいな爆発は起きません。勘違いなわけですね。  そしてK-19、この原子炉事故のあとに衝突事故と火災を経験する事になります。ついてない奴はとことんついてないってわけですね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-12-10 03:20:04)
45.  ディセント 《ネタバレ》 
公開当時はそこそこ話題作だったよなぁ…と思いながら鑑賞。  この映画、途中で地底人が出てからガラっと空気が変わるわけで、そこをどうとるかで大きく評価が分かれる映画かな、と思います。 主人公達については最初から好感度低めに描かれてますし、そもそも自業自得なのでこいつらがどうなってもいいと多くの人は思うでしょうから、そこはあまり評価が割れないところでしょうが、とにかく地底人が出てくる事で「え、そっち方向なの?」と観客はなっちゃうわけです。 だって地底人出てこなくても普通に大ピンチで多分彼女達は助からないわけですから、そもそも地底人を出す必然性がありません。 なのに地底人をわざわざ出すからにはそこには説得力とかいろいろ欲しいわけなんですが…しかし残念ながらこの地底人の設定があまりに雑すぎます。  地底で視力がないのはいいとしましょう。でも途中で女性の体に触れ、しかもたいまつの火にあぶられながらもその事実に全く気が付かず女性を見逃すシーンがあります。え、そんな鈍い生き物でお前らどうなの?お前ら何が出来るの?って感じになっちゃうわけです。 実際、そこであっさりその女性に撲殺されてますし。そりゃ相手に触っても気づかないような動物じゃやられて当然なわけで、じゃぁお前ら暗闇でどうやって暮してるの??と。その鈍さじゃお前ら狩られる側なんじゃないの?と思うわけですが、その割には追いかけてきて襲ったりするわけで意味が分からない…というか普段こいつら何を食べてるんでしょうか? 洞窟内に動物の骨が散乱してる地点があったのでどうやら動物を食べてるようですが、あれだけの数の地底人を養えるほど洞窟に動物が迷い込んでくるとも思えないですし、動物を狩に地表近くまで行ったら行ったで狩られるのは多分こいつらの方です。何しろ目も見えなきゃ触覚もまともじゃなく嗅覚もあやしいようですからそれでいったい何ができるんだ?と。 とにかくこの地底人の設定が雑すぎるのが気になって気になってなぜ出したのか全然わかりません。 おかげで本来楽しめるはずの後半パートが全然おもしろくありませんでした。 残念。
[インターネット(字幕)] 5点(2018-11-13 17:47:13)
46.  ジェーン・ドウの解剖
なんの予備知識もなく見ました。 今回はあえてネタバレ無しでシンプルに。  ホラー映画は世の中に沢山ありますが、その多くは半分ネタで観るようなものだったり怖いというよりグロかったり…で純粋に怖い映画というのは実はあまり多くないような気がします。近いところでは「すごく不気味」だとか…これも怖いとは少し違うと思うのです。 しかしこの映画は観ている途中にとにかく怖いのです。 個人的には最近これだけ怖いと思いながら観た映画は記憶にありません。 (いい意味で)ちょっと変わった怖い映画を観たい人にはぜひおすすめの映画だと思います。  あと、ジェーンドゥ役の女優さんはなかなか大変だったんじゃないか…と思います。ついでに言えば美人だしおっぱいの形もなかなかいいので、これから彼女にはがんばっていただきたいと個人的には思います。 おわり。
[インターネット(字幕)] 8点(2018-11-10 19:03:09)
47.  フライト・ゲーム 《ネタバレ》 
何も考えずに見ていればそれなりに楽しめますが、少し考えると穴だらけのボロボロのシナリオ。  普通、この手の映画は映画を観ながら「多分こいつかこいつが犯人だろう」と想定できるわけですが、この映画では全く想定がつきません。 なぜかというと、途中ニーソン先生が少しでも可能性がある人間を全部「おま、犯人?」的扱いをしてしまうからで(真犯人も当然犯人扱いされる)、これでは誰が犯人なのか観ている側はなかなか推理するのが難しいのです。 途中で犯人扱いされた人じゃない誰かが真犯人だろう…と思って見ていると、結局途中で犯人扱いされた怪しい奴がほんとに犯人でした!というパターン。なんじゃそりゃ!  そして実際に犯人がわかって…も、それが犯人である必然性が全くないという点でまたびっくり。 通常、この手の映画の犯人というのは「なるほどこいつが犯人じゃないと無理だ!」と納得させられるような種明かしがないと観客は納得できないわけですが、この映画の場合、それが全然ない。 真犯人がわかっても彼が犯人である必然性蓋然性が乏しいため、それまでの犯人候補のほとんどが同様に犯人である可能性はいくらでもありうるというひどい状況です。 (まぁこの映画はそこからを強引に力技で進行するので、さらっと観てる分には意外とそれが気にならないのですが)  一例をあげれば機長が殺されるところ。 「トイレからコクピットに客が都合よく穴をあけられるの?飛行機ってそんなチャチな構造なの?」 「穴が開いたとしてそんな都合よく吹き矢が機長にあてられるもんなの?なんのプロ?」 「(乗客の証言から考えると)そもそも機長が殺されるタイミングで犯人たちトイレに入ってないじゃん」 「てか、吹き矢で撃たれたら、機長はまず「痛い!」と思うわけだからそこでばれるだろうし、吹き矢が刺さってたら検視した医者も気づくだろ」 と何もかもが穴だらけで、犯人がわかったあとも「え、彼らが機長を殺すのそもそも無理じゃね?」という根本的な疑問が全くぬぐえないわけです。 状況から考えると、まだCA(トイレに工作が可能&コクピットに入れる)か奥さん(一番怪しいタイミングでトイレに入った)の方が犯人の可能性があるわけで、そんな状況で真犯人は別のこいつだ!とやられても全然説得力がありません。  ほとんどのシーンがそんな感じで、犯人が分かった後に「彼らがなぜあれだけのスーパーマン的犯行を犯せたのか」の説明が全くないため、彼らが犯人である蓋然性が他の乗客と同程度にしか感じられず、たとえばジュリアンムーアが仮に真犯人であっても、同程度に(あるいは同程度以上に)説得力があったはずです。 犯人の動機にしても911の航空機テロで父親が死んだ…からと言って、その行動がアレではもはや全く意味不明。 まだジュリアンムーアが「どうせ心臓がダメで死んじゃうからみんな道連れよ」とかのほうがよっぽど説得力を感じます。 …って俺はそんなにジュリアンムーアを犯人にしたいのか笑(彼女の顔が苦手なんですよね笑)  とまぁ真犯人に説得力がまったくないそんな状況で派手にドンパチやられて一件落着されてもなぁ…というのが正直な感想で、雰囲気で流されて観ている分にはなんとなく楽しめても、ちょっと映画の内容を振り返ると「あれおかしい事ばかりだぞ??」というポイントばかりでは、これを書いたシナリオライターの頭の中身を心配せざるを得ないのが残念なところです。  この主演&監督コンビは前作のアンノウンも「んーー」という内容でしたし、正直シナリオの整合性をもう少し考える努力をした方がいいのではないでしょうか?シナリオだいじですよ、うん。
[CS・衛星(吹替)] 6点(2018-03-19 01:23:19)
48.  コードネーム U.N.C.L.E. 《ネタバレ》 
なぜか私、この映画を「それゆけスマート」の再映画化だと思い込んでまして、見始めてからすぐ思いました 「これナポレオンソロの方じゃん!!0086じゃなくて0011じゃん!」  まぁそれは私が間抜けなだけなのでとりあえず置いといて、さてこの手の「しゃれおつ系クライム映画」は個人的にはかなり苦手なジャンルです。 映画中に「おしゃれだろう?」とばかりに提示される数々の狙いすぎのシーンにしらけてしまう事がほとんどからなのですが、この映画はなぜか違います。 映画中の気の利いたシーンがいちいち面白いのです。 例えば、劇中「ヒロシですのテーマ」がかかる中での一連のシークェンス。 (いやあの曲はケ ヴォーレ クエスタ ムーズィカ スタセーラという曲なんですが、それはさておき) こういうシーンをみせられると他の映画だと鼻白むと思うんですが、この映画だと面白いんですよね。 要するにセンスが肌に合うって事なんでしょうが、シーンだけでなく映画中での会話やジョークのセンスがとにかく肌に合うから面白いんです…で思ったんですが、このイケメン2人が女1人を挟んで反発しながらも協力するバディ物、最近の日本の女性が好むアニメあたりにいかにもありそうな奴なんです。 そういう観点で見るとこの映画の会話の掛け合いやコメディシーンはいちいち日本的で、あぁそうか、この映画はなんか日本的だからすんなり肌に合うんだな、と妙に納得したわけです。 洋画のバディ物というと、それが48時間でもバッドボーイズ2バッドでもいいんですが、洋画だけあって日本人の乗りとは違うものがほとんどで「うーんあんまりおもしろくないな」って映画がほとんどなんですが、この映画はイケメン2人が女1人と…というそもそもの設定からしていかにも今の日本のアニメっぽいんですよ。 ぶっちゃけ「これってこのまま日本で(女性をターゲットにした)アニメに普通にできるよね」と思える内容なわけです。普通の洋画のバディ物ではそうはいきません。そのままアニメにしたらクソつまんないゴミのようなものができるだけでしょう。しかしこの映画はたぶんそこそこ見られる物に仕上がると思います。  思えば、オリジナルのナポレオンソロ自体、ソロが主人公でありながらコンビのイリヤに妙に人気が出た、言ってみれば最近の日本の(主に女性向け)アニメ作品にありがちな作品の嚆矢ともいえる作品なわけですから、それを今再映画化するなら、「まんま日本の(主に女性向け)アニメを映画化しました」的なものになって全く不思議はないわけで、そして実際作ってみたらそうなった、というただそれだけの事なんじゃないでしょうか、いや適当な事書いてるけど!
[地上波(吹替)] 8点(2018-03-10 02:13:32)
49.  エンド・オブ・キングダム 《ネタバレ》 
前作の登場人物のほとんどが再登場するためやたらと登場人物が多い本作。 ぶっちゃけこんなに登場人物が必要ではなく、しかもリンシークレットサービス長官は(いかにもそうなりそうな予感はあったけど)案の定途中退場。 あのルックスで(この映画時点で)57歳という奇跡の美貌も作劇の適当なご都合でジエンド。 ぱっと見はどう見ても30代なのに…すごいぞ、この女性。 そういえばハルベリーもいつまでも若く見えるけど、黒人系の美女はそういうもんなんだろうか?  さて映画の内容、前作は「ホワイトハウスという閉鎖空間&シークレットサービスと大統領」という内容だったものが、今回はなぜかロンドンを駆けずりまわる大統領一行。 いやそれ、登場人物が大統領とシークレットサービスである必然性がまったくないよね?…という事で、本作はめちゃくちゃ凡庸なアクション物に成り下がってしまいましたとさ。  あと制作予算はそれなりにありそうなのに劇中のCGがめちゃくちゃチャチなのがね…  とりあえず褒めるところがあまり見つからない残念な映画。とはいえめちゃくちゃけなすほどでもないっていう…実にどうでもいい映画。
[地上波(吹替)] 5点(2018-03-08 22:57:25)
50.  ドラゴン・タトゥーの女 《ネタバレ》 
原作未読、オリジナル未見です。  見た後で知ったんですが、これリズベットが主人公のシリーズ物なんですね。  さてさて、映画を観ていれば殺されたと言われている娘が生きているのは割と序盤で気づきますし、そうなると親類と一切連絡をとらないロンドンの彼女がその正体なんだろうなぁ、という事も想像できますから、それが解き明かされるところまでは「まぁそんな感じだよね」という予想の範疇の展開でした。  予想外だったのは、事件が解決した…と思われてからで、映画中では短い時間ながらリズペット大活躍であれよあれよと20憶ユーロを手にいれちゃうわけです。 (ちなみにそのために投資だと称して5万クローネを借りますが、これ日本円で60万円くらいですね。投資効率いいな!)  リズペット、いわゆる「天才サヴァン」キャラで、ドラマや小説にちょくちょく出てくるステレオタイプなキャラなんですが、それにしてもスーパーマンすぎます。 すげーな、リズペット…と思って見ているとラストでまさかの展開。  なるほど(軽めにいって)情緒不安定なお嬢さんですから、ちょっと気に入らないとあぁなっちゃうわけですね。  それにリズペット主役であれば、彼との関係もあそこで終わらないと次に続きません。  一見ダニエルクレイグの映画かと思わせといて(だってポスターというかパッケージ写真もそうですよね)、実は終始リズペットが主役だという、そこが個人的には一番びっくりした、そんな映画でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-03-01 14:50:43)
51.  トライアングル(2009) 《ネタバレ》 
予備知識全くなく観ました…が、この映画はDVDだと「殺人ループ地獄」とサブタイトルついてるんですよね。 ネットで映画のタイトルひいただけで、このサブタイトルが目についちゃうわけで…めちゃくちゃネタバレしてまんがな。  という事で殺人事件を解決してくループものなんだな…という知識だけはいやおうなく持った上で視聴したわけですが、映画序盤で客船に乗ってすぐ 「アイオロスって何だっけ」「死神をだまして苦行のループをくらう奴よ」という伏線会話が… いやもうそこで完全にネタバレしてまんがな!  という事で、あとは設定が読めたストーリーをいかに面白く見せてくれて話のオチをどうつけてくれるのか…という点に注目しながら映画を観たわけですが…うーん、結局イマイチ…ってとこでしょうか。  タクシーの運転手が出たとき、「あぁ出た出たこいつが死神さんだ!」となってやっぱここで戻らずヨットに乗っちゃうのね、チャンチャン…で映画が終わり…さてそこでこの物語を振り返ると、結局ヨットの人達、実際は主人公の今の境遇(というか死んでループ中の状況)とは関係なく、実際はあんな目にあってるわけじゃないんですよね。客船での出来事にしても、当然こんな話なので整合性などとる必要もなく矛盾バリバリでがっかりなんですが、よくわからないのがヨットで消えるヘザーの存在。 彼女って何のために存在したキャラなのかが全くわかりません。 主人公のループ上も特に必要なキャラじゃなく…だから途中で消える…のであればそもそも最初からヨットに乗せる必然性もありません。 そのあたりも含めて展開に未消化な部分が多い残念なシナリオだと思いました。もう少し頑張りましょう。
[インターネット(字幕)] 6点(2018-02-13 22:18:16)(良:1票)
52.  マラヴィータ 《ネタバレ》 
想像してたのと違ってこれ完全にブラックなコメディでした。  主人公一家が明らかにみんな極悪人でして、普通だったらこれ個人的にダメな連中のはずなんですが、この映画に関してはコメディとして割り切ったキャラ付けをされているので全然気になりませんでした。 たとえば、奥さんがせっかく告解したのに、お前は極悪人だ!と後で神父が文句をいうその姿がむしろ悪人に思えてしまうのは、もちろん彼が神父としての本分をはたしてないって事もありますが、しかしやはり製作サイドに乗せられちゃってるんでしょうね。 ちょっと気に入らない事があるからといちいちスーパーを爆破してるような奥さんは、普通に考えればそりゃ極悪人に決まってますもん。  映画上映会で「違う映画が届いた」のとき「グッドフェローズ」を思いつかなかった自分が情けない。 そりゃ本人出てますもんねwいい映画ですよねw  残念なのはクライマックスのマフィア戦、あそこがちょっと整理されてないというかもうちょっと盛り上がるようにできたと思うんです。 一言でいえば雑だし、バラバラに集まる家族をもっと有機的に銃撃戦に絡められたはずなんですよね。 そこはちょっと残念です。 近所の人がサクサクっと撃ち殺されるブラックジョークは面白いんですけどね。  まぁでも豪華キャストのブラックユーモア映画として面白い一本でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-02-03 21:47:12)(良:2票)
53.  イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 《ネタバレ》 
カンバーバッチの芝居が「いかにも奇人の天才感」満載で素晴らしいですし、映画の中で「決まり切った言葉をもとに解析すりゃいいんじゃん!」とひらめいてからのシーンは観てるこっちもテンション上がるし、全体に真摯な内容で「名画ならではのオーラ」が漂っている素晴らしい映画だと思います。 とても素晴らしい映画だとは思いますが、この手の映画は個人的には「なるほどね」以上の想いを抱けない、つまり心が動かない映画なので、(あくまで個人的には)高い点数にはなりえません。 客観的には9点級の映画だと思いますが、個人的に点数をつければよくて7点といったところです。もうしわけないです。  同性愛に関しては1960年代まではイギリスもあんなんだったんですね。てか「同性愛で男性が捕まった」とあったんですがってことは女性は捕まらないわけですね。 それ自体が性差別なんですけど…と思ってしまう2010年代に暮らしてる我々にはなかなか信じがたい事が割と最近まで普通にあったんだなという事に驚きです。  あと、昔の戦争映画では望んでも不可能だった事が今はCGで簡単に表現できるんだなぁ、という事を感じました。 映画中出てくるドイツの飛行機はユンカースだしハインケルだし、戦車は3号戦車だし。 昔の戦争映画であれば「アメリカやイギリスの練習機あたりを改装してそれっぽくしてる」程度のひどい代物が使われているのが普通で、観ている側としては「明らかに本物と違うじゃん」と言う事でテンションダダ下がりだったわけですが、昨今の映画はCG技術で簡単にそれを実現できてしまうわけです。  20年後、30年後の映画ってどうなってるのかなぁ、と思っちゃいます。
[インターネット(字幕)] 7点(2018-01-30 22:49:42)
54.  パディントン 《ネタバレ》 
海外の映画レビューサイトでの評価は高く、国内でも例えばYAHOO映画の平均点は4.1つまりこのサイトで言えば8点くらいの高評価映画にも関わらず、こちらのサイトでは驚くべき低評価のこの映画。  このサイトに書いてる人がひねくれてるの?と思って観てみたわけですが…すみません、私もこのサイト側の人間でした。  とにかく熊の迷惑行動にいちいちイライラします。 てか、熊が風呂の入り方なんかわかるわけないにも関わらず普通に放置して風呂に入りにいかせる家族にもイライラします。 そりゃ問題起こすに決まってるだろ!と。 とまぁ、終始イライラしっぱなしの映画で、かわいいだとか面白いだとかこの映画を観てそんな感想はとても抱けないのです。  しかし前述のとおり、他では評価の高い映画なので、これはおそらくこのサイトのレビュワーが(自分も含めて)この映画を素直に楽しむには年をとりすぎてるって事なんでしょうね。 悲しい話です。
[地上波(吹替)] 4点(2018-01-04 00:02:56)
55.  ユナイテッド93
911のときの事は今でもはっきり覚えています。  仕事が終わり家に帰ったのが22時頃、でテレビをつけたらちょうどニュースステーションをやってて画面には煙をふいてる世界貿易センターが映ってるわけです。 あれ何事だろう?と着替えながら観てて他のニュースを見ようとチャンネルを替えたら、まさに旅客機がビルに突っ込んで爆発する瞬間なんですよ。 「は???」ですよ。 映画じゃなくてニュースの映像です。しかもリアルタイムです。 本当に何が起きてるのかわからなくて、もうその夜は眠らずにずっとテレビを観ていました。 あの日の事は一生忘れないと思います。  さて、この映画、その911の際に、ハイジャックされながらも唯一目標に到達せず墜落したユナイテッド93便を描いたノンフィクション映画です。 リアリティを出すために、出演者は無名の俳優ばかり、それどころか管制官などの一部は当日現場にいたまさに当事者が本人役を演じるという、本当にノンフイクション映画なのです。 よく考えてみれば、この映画はよくテレビで放送されている「あの事件の真相」的再現ドラマをより大規模に撮っただけのものにすぎないんですが、何しろ元の事件が下手な映画よりよほどすさまじい代物だし、何よりも真摯に映画化されているため、その緊迫感はハンパなものではありません。  映画の間、ずーっと眉間に皺を寄せて映像を見続けなくてはならない、こんなの娯楽じゃありません。 なのに目が離せないのです。 しかも何しろ実話ですから、何が起きるかを僕らは知ってるわけです。ユナイテッド93便は最後は落ちるのです。生存者はいないのです。 そのどうやっても避けられないラストに向けて繰り広げられる機内ドラマ…これはきついですよ、ほんときつい。 しかもきついのに最後まで見続けちゃうんですよね…地獄です。 このサイトには「ネタバレの有無」をチェックする欄がありますが、そもそもこの映画にはそれも不要なのです。 この映画の内容についてはみんなネタバレしてるからです。 93便には早稲田大の日本人学生が乗ってた事でも知られていますが、これも映画中ちゃんとキャスティングされててこの人だってわかるんですよね…つらいつらい。(マサト・カモさんという役者だそうです)  さて、今回あらためてこの映画を観て気づいたのですが、これ2017年の今見ると、実に極めてシンゴジラに近いのです。特に前半から中半部。 事件を受けてノーラッドや各空港の管制塔でいろいろな人があたふたするのですが、何しろその瞬間にアメリカの空を飛んでる航空機は4000機以上いるのに、そのどれがハイジャックされてるのかどうなってるのか全くわからないわけです。 情報は錯そうし、何をどう対処していいかまったくわからないままどんどん事件が起きるんですよ。 時間があればなんとかなるんでしょうが、ハイジャックされてから突っ込むまでわずか30分や1時間、混乱してるだけでほとんどなにもできてません。  そして例えば「軍用機がハイジャックされた旅客機を見つけたとき撃ち落としてよいか」「撃ち落とすしかない」「でも誰がその命令をどんな権限で出すんだよ」的な会話が行われるのはまさにシンゴジラの会議室のそれ。 しかし、こちらでは、あまりに時間がなく情報が錯綜し連携もうまく取れずただただ混乱の中で、対応できないままハイジャックされた旅客機が今度はペンタゴンに突っ込み…戦闘機も足りないので「非武装のF16しかないなら体当たりさせてでも止めろ」なんて話になってしまうわけです。  実際のところユナイテッド93便がなぜ墜落したのかについては諸説あり、一説では軍に撃ち落とされたという説もあったりでこの映画についてそのあたりに疑問の声を上げる方もいますが(特にYAHOO知恵袋はひどい)、それはこの映画の価値においては実はどうでもいいところなのです。離陸した時点でこの飛行機には落ちる以外の選択肢は残ってなかったのですから、そこはこの映画としてはどうでもいいことなのです。  あのときの混乱を関係者に真摯に取材して真正面から(一部当事者を出演させてまで)撮った真実の力、この映画の力はそこにあります。 そしてここで示される事実の前に我々は言葉をなくす事しかできないのです。  事実は小説よりも奇なり。  この映画は観ていて本当につらい映画ですし本質的にはテレビの再現ドラマの延長にすぎないのですが、映画の中で語られる真実の前にはどうしても高い評価を与えないわけにはいきません。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2017-11-28 20:48:40)(良:1票)
56.  モンスターズ/地球外生命体 《ネタバレ》 
タイトルだけ見てありがちB級モンスター映画かと思いきや全然違う内容でびっくり。  最近流行りの?低予算ながら安っぽく見せないタイプのSF風映画でした。 冒頭「え、これ面白そうじゃない?」と期待させてくれるんですよ、うん期待。 見せ方うまいんでしょうね。全然安っぽくないし、いかにも面白そうで、ほんと期待させてくれるんですよ  でも… そこから最後まで緊迫感の全くないだらだらとしたロードムービー状態。 こういう状況なのに主人公たちに緊迫感が全然ないんですな。ある意味世界観的にそれがリアルなのかもしんないけど。 「最後のフェリーでこれを逃すと後がない」とか言ってるのに、酒飲んで女連れ込んでグースかねていろいろ盗まれたりしてる状態で「おまアホだろ」としか見てて思わないわけです。 そしてそれが最後までだらだら続くっていう。ひどいよ!  話も面白くないわけですが、もっと致命的なのはキャラクター造形。 とにかく主人公達に致命的に魅力がなさすぎるのが大問題。 女性の方はルックスがいいだけまだ許せますが、男の方だよ、男の方。 お前とっとと死んでいいよってくらいどうしようもない奴でこんな連中のだらだらした逃避行を見せられても…ぶっちゃけきついです。  ほとんど出てこないモンスターですが、ラストクライマックス的に出てきたと思うとなぜかモンスターのラブシーンとかもうどうなの?  ラストも全く持ってどうという事もなく最初から最後まで「面白くなりそうなのに全く面白くない」ままだらだらと終わっていく、残念な映画でありました。
[地上波(吹替)] 4点(2017-10-20 15:51:15)(良:2票)
57.  荒鷲の要塞 《ネタバレ》 
ほんの1か月前に観た映画であっても、いざレビューを書こうとすると細部が意外と怪しかったりするもの ましてや何年前、何十年前に観た映画となるとよほど好きな映画でもない限り事実上まともなレビューを書くのは困難です 「ちゃんとしたレビューを書こうとすると再見する必要があるんだけど、わざわざ見直すくらいなら他の映画見るわ」というのが自然な感覚であり、自分の場合、ぶっちゃけそういう映画が何百本もある状態で、わりと困ってます。  さてわりと有名なこの映画、何十年か前に観たことあります…が、ぶっちゃけレビューを書くことも点数をつける事も不可能。 だって細かいとこ全然覚えてないんだもん! と、そんな私のために(ではないですが)テレ東が午後ローで放送してくれました。という事で観ました。 テレビ用にめちゃくちゃカットされていて(しかもそのカットが雑)昔の編集ってこんなに雑だったんだな、と痛感させてくれます。 こんなカットされた映画観てたんですねぇ、しみじみ… 大昔に見てほとんど覚えてない…と思ってたんですが、実際あらためて見てみると、あらあら意外と「観たことある」って感じなんですよね。 「あーこのシーン観た観た。わかるわかる」って感じで。ポイントとなるシーンと雑なストーリーだけは意外と記憶にあるんです。 おかげで肝心のいくつかのシーンで予想外とかびっくりとかそういうのがないんです。うーん残念。  という事で、映画の内容についてですが、そんな状況なので正しく点数をつける事ができません。 まぁ、この原作者なりの古いなりに正当なアドベンチャー映画で、オーソドックスな娯楽映画だな、と思ったので6点にしておきます。  あ、名優リチャードバートンってあらためて見ると意外とアランドロンに似てますね
[地上波(吹替)] 6点(2017-10-19 01:14:44)
58.  キンキーブーツ 《ネタバレ》 
イギリスの片田舎ノーサンプトンを舞台にした映画なわけですが、あら不思議、見ているとまるで邦画か日本のテレビドラマを見てるような既視感があります。 なんででしょうね?  例えばまだ前半、ローラが男性従業員からの小イジメでトイレにこもるシーン、従業員がトイレの外で聞き耳を立てるシーンですが、これがもうめっちゃくちゃ邦画でありそうな空気感。 映画全編そんな印象で…というか一度そう思ってしまうと、もう「邦画っぽい」という印象が自分の頭から離れず最後までその印象のまま観てしまいました。 ぶっちゃけキャストと場所をそのまま日本に変えて同じ演出でも全然違和感ないんじゃね?と思ってしまう不思議な映画でした。  ストーリー構成もお約束をきっちり抑えながら小波乱を乗り越えていく定番のストーリーで、驚くようなシーンは全くないかわりに「ここでこうなるだろう」と観客が期待するシーンでは必ずそうなる、という観客的に極めて安心感がある映画。 まぁ逆に言えば、観ている側が驚くような展開や感動がまったくない完全予定調和の中で進行していくストーリーは「そこそこ面白い」以上の映画をこの映画に与える事を困難にしていて、実際このサイトでの点数を見ても7点8点が大量にいる代わりに9点以上はほとんどいない…というわかりやすい点数分布になっていて、この点数分布を見るだけでどんな映画なのかがわかる、そんな映画になっています。  よく言えば、安心して観る事ができるそこそこハートフルな小品であり、悪く言えば「そこそこ面白いけど、まぁ別に観なくてもいいような映画」だったりします。
[地上波(字幕)] 6点(2017-07-05 23:03:30)
59.  オーバードライヴ(2013)
登録だけされていてレビューが一つもない映画ってどういう事なの… まぁそれはさておき、「ドウェイン・ジョンソン主演、麻薬カルテル絡みのクライムサスペンス」と聞くと、頭の悪そうな派手なアクション映画を想像するわけですが、実際は非常に地味でまじめに作られた巻き込まれ型囮捜査物。  堅実な作りで決してつまらない映画ではないけれど、あまりにまじめな作りすぎて残念ながら面白味に欠けてしまっているのが非常に残念。 映画のストーリーのもう一つの柱として「親子愛家族愛」があるわけだけど、そちらの方についてもぶっちゃけ「うーん」って感じで特に感情移入できる要素もなく。  もうちょっと映画としての派手さ、見せ場が欲しいとそう思わせる映画でした。  このサイトの基準で、まさに 「可も不可もなくってとこ。 損も得もしてないっすね。 ビデオでも良い感じ。」 なので5点ですね。
[地上波(吹替)] 5点(2017-01-18 15:58:48)
60.  フィフス・エレメント 《ネタバレ》 
世界を滅ぼす邪悪な力と世界を守る5つのエレメント…と設定とあらすじを書くと厨二病感満載で失笑しかないようなレベルなんですが、リュックベッソンがこの話を考えたのは実際に16歳のとき。マジで厨二ネタなんですよ。 その話をずっと映画化したかった彼がその製作費を作り出すためにやっつけで造ったレオンが傑作として評価され、本命であるこっちの評価は散々なんですから、世の中面白いものです。  ミラジョボは枕営業でこの役をゲットしたんだよなぁとか、ゲイリーオールドマンの役どころがレオンのときとそっくりだとか、JPゴルチエのデザインはゴルチエ感満載すぎて笑えてしまうとか、まぁこの映画についてはいろいろ思うところがあるわけですが、それでもなんでも、少年の頃からずっとこの映画を撮りたかったという夢をやり切った感満載でやりきった事、それ自体を評価したいと思います。
[地上波(吹替)] 6点(2017-01-12 02:19:44)
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