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トントさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1997
性別 男性
ホームページ http://urabe65.kan-be.com/
年齢 59歳

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【製作国 : カナダ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  メッセージ 《ネタバレ》 
静かな映画だった。この映画を観た夜、澄んだ夢を見た。そう、映画は夢なのだ。それでもこれだけの大作を創り上げるドゥニヴィルヌーヴ監督のパワーはどこから生まれるのだろうか?案外、怒りを通りこしたものなのかもしれない。果たしてそれは何だろう?僕はそれを確かめたいから、彼の新作を待ち望むようになってしまいそうだ。
[DVD(字幕)] 10点(2017-10-22 06:36:16)
2.  天才スピヴェット 《ネタバレ》 
「アメリ」で、このピエールジュネ節にゾッコン。これもまたDVDが欲しい1本。何度も観たい。
[DVD(字幕)] 9点(2015-06-13 21:22:55)
3.  ブルーに生まれついて 《ネタバレ》 
トランぺッターが顏殴られて、吹けなくなるって「モ・ベターブルース」にもあったなぁ・・ それにしても哀しい映画。  以下は僕の考えなので、間違ってるかもしれないが、 魂の音楽は、弱者の絞り出す音楽は心に刺さる。 黒人という社会的弱者の奏でるジャズ界に、白人チェットベイカーが混ざる。 しかし、彼は社会的には白人ということで恵まれているが、自らの弱さを奏でて、 ジャズ界に足跡を残していたのだろうか? 彼の薬物依存は治らず、そういうことなのかもしれない。  あ~ん、この映画観終わって、買い物に行ったら、散財しちゃったよ~(汗) 悲しい音楽というより、自分が弱くなる音楽? 自己嫌悪に陥りそうな夜にいいかもしれない。
[DVD(字幕)] 8点(2023-10-12 23:35:46)
4.  わたしはロランス 《ネタバレ》 
感受性豊かな新人に拍手を送りたい。  これは男と女のラブストーリーですね。 ただ男には、何かのきっかけで、自分の中にある非「男」が 発動してしまう。 それがロランスには、子どもの頃の女装癖から、このような物語が展開していくんじゃないかなぁ・・ とても見応えあるラブストーリーだと思います。  若いのに世界を見る目が肥えてて、映像的にもファッション的にも 新世代のパワーを感じました。
[DVD(字幕)] 8点(2022-03-13 22:42:30)
5.  ブロークン・トレイル 遥かなる旅路<TVM> 《ネタバレ》 
ウォルターヒルは西部劇が好きというが、 これはテレビ映画ながら、彼の味が素直にストレートに出てる。 ウォルター節に出てくる喧嘩は、アメリカ人の西部劇時代に培われたものだろうか? 何せあの広大な土地をわずか何世紀か前に開拓してた連中だ。 その中でも人間らしさを忘れずにやってのけた人々に、彼は最大限の敬意を表している。 それが喧嘩に現れるのだ。  この映画でも、ラスト悪党がロバートデュバルを締めあげる場面で、 「男」を失う直前でも、ハートの部分ではこの男は物おじしない。 幸い、相棒が現れて、ハッピーエンドだったが、この場面をつきつめたのが 最新作「レディガイ」であろう。  何はともあれ、国境を超えて、男と女が敬意を示し合う、とても素敵なテレビ映画だった。 語り出すと色々言えてしまうくらい、芳醇な作品だった。
[DVD(字幕)] 8点(2019-03-25 11:22:25)
6.  ブレードランナー 2049 《ネタバレ》 
レプリカントが子どもを産む奇跡。そしてその子がレプリカントたちの心の支えでもある「思い出」デザイナーであるという設定。もうストーリーテリングここに極まれり!という感じです。 監督はヴィルヌーブですが、製作のリドリースコットは、「エイリアン」の最新作でも強いAIであるアンドロイドがエイリアンの産みの親であるなんていう発想しますからね。 SF古典の「1984」のレプリカント版といった感じで話はとても面白いです。管理と自由というテーマは映画でもおなじみのテーマですしね。 が、しかしレプリカントには感情移入しづらいのも確か。 やはり人間らしさとは何か?愛とは何か?というテーマを掘り下げた展開にした方が、観終わって充実感あります。 でも映像もアイデアも確実にスゴイですし、見応えあります。 何年かしたらまた観たいですね。旧「ブレードランナー」と続けて観たく思います。
[DVD(字幕)] 8点(2018-03-03 18:57:49)(良:1票)
7.  ルーム 《ネタバレ》 
アメリカ映画って昔からこんなんだったけかなぁ?と思いながら、最後まで観た。韓国映画などのアジアの映画のように人の心に寄り添う映画。ここではこの二人の親子から視点が外れることなく、解放後の周囲の家族の温かさを描く。盛り上がるシーンはないが、特殊な設定を好むアメリカ映画の新たな可能性を感じさせる。もちろんこれまでにも作家性の強いアメリカ映画には、このような寄り添う映画はあったのだが。ラストが泣ける。この母親にはもう見たくもない監禁された「部屋」。しかし子どもにはそこは母との熱い絆を育んだ甘酸っぱい世界だったのだ。後半のどこまでも優しく描かれてる世界は、暴力大国アメリカと同じ世界なのだろうかと思ってしまうくらいだ。
[DVD(字幕)] 8点(2016-11-10 21:27:07)
8.  Mommy/マミー 《ネタバレ》 
カナダでも、地域社会が壊れて、家庭の問題が孤立してしまった感がある。母子の格闘が、ひたすら家庭の問題としてのみ描かれ、社会の手が差し伸べられるのは、隣人の女性教師のみだ。しかし、その女性教師も去っていく。この母親は壊れてしまいかねないラストである。母と子。最強の絆すら、きしんでいて、悲鳴が出そうな状況だ。ドラン監督の表現しているのが、これほど迫力があるのは、それがリアルだからだろう。カナダは今、SOSなのかもしれない。それにしても女優の表情が、今までの映画では見たことがないほど、絞りたて感がある。きっとカナダの素朴さを映画文化というミキサーが、抽出し始めているからだろう。ジューシーだが、我々は味わうだけで良いのだろうか?とも思ってしまう。しかし我々も問題を抱えて、悲鳴を出しっぱなしの状況だ。古き良き共同体の良さが、あちこちで失われて、みんな悲鳴を上げている。
[DVD(字幕)] 8点(2016-04-02 23:45:00)
9.  バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 《ネタバレ》 
「作家はいかに描くかに心血注いでる、それを評論家は簡単にレッテル貼りをする!」主人公のこの言葉は痛かった。そうだね。本当にそう。あと映画鑑賞で、作家の人間性をクールに見て、ニヤニヤするのも嫌らしいね。この作品、ヒッチコックの「ロープ」だよね。それを最新技術(飛行シーンはドローン撮影?)で現代のみんなに再提示してくれた。こんな演出もあるんだぞ!って。アレハンドロ監督は「バベル」の日本描写が嫌いだったけど、新しい映画を創ろうと、本当に格闘してる。もう頭下がります。クリエイターの努力たるや、凄まじいものだと思います。この映画の主人公みたいに・・。でも浮気はだめだぞ~、バードマン(笑)
[DVD(字幕)] 8点(2015-09-22 12:48:37)
10.  第9地区 《ネタバレ》 
アパルトヘイトで思うところがあったのでしょうね。もの哀しいBGMの中、人間同士の争いが展開されます。今までの映像技術の総決算って感じで、社会派なのにエンターテイメントで引っ張る。映画冒頭のエイリアンに書類を書かせるところが可笑しかった。日本だけじゃないみたいですね。役所の書類主義。いろんな人種がいるから、契約ってもんが大事になるんでしょうけど、法律は人間の考えたものだから、エイリアンに見せてもなぁ・・・子どものエイリアンが可愛かった。
[DVD(字幕)] 8点(2011-05-28 18:34:48)
11.  クライム&ダイヤモンド 《ネタバレ》 
2回目。実は最初に観た時、半分寝ながら観たので、話が分からず、正直この作品の良さが分かりませんでした。ところが今日、観直したら、面白い!これは映画ファンへの挑戦状といった感じの作品で、映画センスがてんこもり。毒舌ジムが主人公の回想シーンに入ってきたりして、ちょっと最初に観た時、こんがりましたが、これはこれで良いのです。出てくる殺し屋が皆チャーミングだったです。2人組の殺し屋も1人がストローでアイスコーヒーをず~ず~吸い込む様を見て、相方の殺し屋が眉間にしわよせるとこが笑えました。最後、ダイヤはどうなったのだろうと思いましたが、粋な映画ファンなら拾いになど行かないのです。最後の「雨に唄えば」で殺し屋ジムの心は満たされていることが分かったので、あれはあれでいいのです。
[DVD(字幕)] 8点(2011-03-29 19:04:45)
12.  ランニング 《ネタバレ》 
この映画を観て良かった。無様でも逃げない生き様を見せることで、幸せをつかむ事だってあるのだ。こういうメッセージを送る映画がもっとあっていいと思う。
[ビデオ(字幕)] 8点(2010-02-04 05:44:27)
13.  イースタン・プロミス 《ネタバレ》 
マフィアが素朴な堅気の家の幸福を奪ってしまう。そこがドキドキしました。しかしヴィゴが覆面捜査官であることが分かり、やっと味方が現れたとほっとしたら、今度はものすごく腹黒い大ボスが息子を守る為に彼を敵に差し出す。まあ、なんちゅう腹黒さか・・・紳士面してとんでもないおっさんだった。しかし、この短い時間でファミリーの抗争という素材を、センスよくまとめた監督の力量は相当なものだと思う。
[DVD(字幕)] 8点(2009-03-09 14:40:46)
14.  レッド・バイオリン 《ネタバレ》 
様々な人の手に渡った、なんかしらの物が「呪い」をもたらすという話は、 ホラーなどではよくあるパターン。 でも、様々な演奏家により名曲を奏でたバイオリンが、 ラスト、オークションにかけられるというのは、変わった趣向。  様々な演奏家のエピソードも秀逸ながら、 クライマックスがオークションというのは、他にはないですよね。 飽きさせない展開で面白かった。
[DVD(字幕)] 7点(2024-03-16 00:02:40)
15.  ヴィデオドローム 《ネタバレ》 
特撮が楽しい。  ソフビのビデオなどにキュンと来る人たちは、 こんな時代だし、心ゆくまで特撮作って、 youtubeにアップすればいいんじゃない?
[DVD(字幕)] 7点(2023-07-27 00:30:23)
16.  コーダ あいのうた 《ネタバレ》 
「エール!」を先に観ていたので、 どういう風に変えていくのか、興味を持ってました。  こういう女性には、海のような大きな場面が似合うと思ったのでしょう。 ラストの、手話を交えた歌の場面は、後半、沖に出た船の様子が音楽に被ります。 これが実にいい。 この演出のためにリメイクされたとも感じました。  男の子も好印象です。 主人公の女の子も、前作よりも、都会っぽくて、今風です。 兄がいることで、前作よりも逞しくはないのですが、これも今風でした。 良かったです。
[DVD(字幕)] 7点(2022-11-24 11:23:17)
17.  蜘蛛の巣を払う女 《ネタバレ》 
リスべット再び!  格闘技とか銃撃戦になったら、女性は不利なので、 今回はパソコン、オタク仲間、子ども、記者、軍人を味方に 敵と戦う。 前作のフュンチャーのリスべットは変態男にブチ切れたけど、 彼女の父親もそういう血筋だったんだね。  女性がヒーローなので、すぐ窮地に追いやられるが、そこはダイハード。 センスある場面が多く(特に向かい合ったエレベーターでの連絡の取り方)、イカスのだが、 映像が暗いので、疲れてしまう。 女性の感性のとらえる世界は、このようにダークな世界なのでしょうか・・
[DVD(字幕)] 7点(2019-09-28 18:28:52)
18.  誰のせいでもない 《ネタバレ》 
ヴェンダースの心の底にある、静かな世界観を描いている。 今までのヴェンダースとは一味違う。もともとヴェンダースは静かな作品が多いが、 (パレルモシューティングは例外)さらに静かな本作品。 覇気のない自分の無さげな主人公は、それが目に現れている。 そんな彼が事故を起こし、不幸が拡散する。 事故で息子を亡くすのは、シャルロットゲンズブール。 どこかで観たことあると思えば、あのラースフォントリアーの「ニンフォマニアック」だった。そりゃあ体をはった、あの映画を観てたら、記憶に残るわけだ。 この主役の作家は、ちゃっかり子どもを欲しがる、付き合ってた女性を乗り換え、 別の子連れと一緒になる。 とにかくフワフワしていて、心ここにあらずだ。 しかしこの事故を起こした家の長男との再会が、事態を動かす。 この少年のささやかな犯行のあと、主役の男性は自分が許された感じがしたのだろうか、 この少年を抱擁した後、急に世界が開けてくる。 この世界が開けた一瞬を3Dをつかって、表現している。 うまい3Dの使い方だ。 パレルモではちゃけた感のあるヴェンダースが、また静かな心象風景を撮った。 次の作品はどんな風になるのだろうか?興味がある。
[DVD(字幕)] 7点(2018-11-25 20:26:22)
19.  エイリアン:コヴェナント 《ネタバレ》 
リドリースコットはもともと女性をいたぶるコンセプトでエイリアンを創ったのだろう。 造形からして、そうだもんなぁ・・(納得) そして今回では最悪の展開に、主人公の女性船長が気付いた時点で、彼女が睡眠カプセルで眠りに就くというラスト。 もうカプセルの中では悪夢しか見ないよね。気の毒に・・  今回のエイリアンシリーズの面白さは、あの凶暴な最強エイリアンが、強いAIで創られたアンドロイドによって 生成されたという発想。 どの道、人間には暗い未来しか残されてないのだという、暗~い暗~い気分になる話だった。  もうこの話の続編も、新しい移植地についても悲劇が待ち受けてるしかないわけで、もう続きなんか観たくないよ~。 でもこのままだとブルーな気分のまま、いなきゃいけないし・・ はやく続編創って! しかもハッピーなラストで締めくくって!
[DVD(字幕)] 7点(2018-01-15 20:06:45)
20.  複製された男 《ネタバレ》 
ヴィルヌーブは、最近の監督の中では文句なく興味深い。それは映画的にではあるが・・。この映画も、最初はラストの意味がよく分からなかったが、ネット上の解説を読むと、なるほどなぁと思わされる。だが、僕はこの映画の言っていることよりも、この監督のスタイルに興味をもつ。それは、この監督の映像内容がとことん”何気ない”からだ。いつ頃からこういうスタイルになったかは分からないが、「ボーダーライン」では何気ない生活に麻薬があり、何気なく犯罪に対処していく。「メッセージ」では、エイリアンが何気ない日常に現れ、何気なく対応していくうちに主人公が成長していく。この映画でも、何気ない日常に潜む、人の「闇」をあざとくないCGでさらりと表現する。何気ない非日常を何気ない映像で描くことで、観客に観た後、「何か」を心に植え付ける。ドキュメンタリーとは違う、「何気なさ」の演出がとても面白い。「ブレードランナー」の新作も何気ない未来風に描いているのではなかろうか?その方法論で何を問うてくるかが、とても次回作の楽しみな映画監督である。
[DVD(字幕)] 7点(2017-10-28 15:33:20)
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