1. 心の旅路
《ネタバレ》 まるでジェーン・オースティンの作品を見ているような気分でした。 鑑賞前にレビューの多くが「ご都合主義」「でもラストが感動」と書かれていたので、私はラストに期待したんです。 ですが、正直、このリアリティのない「ご都合主義」展開にどこまで許容範囲があるのか試されるようでしたね。 ラストで記憶が蘇ったリチャードが、マーガレットを「ポーラ」と呼ぶシーンはよかったと思います。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2021-02-04 23:14:33) |
2. 黒蘭の女
確かに「風と共に去りぬ」と比べられてしまう作品です。 ベティ・デイビスが主演女優賞を獲ったのは納得できるけど、やはりこの程度の脚本では作品賞は無理なような気がします。 [DVD(字幕)] 7点(2020-08-06 21:28:28) |
3. 五人の軍隊
《ネタバレ》 CSの町山智浩さんの映画紹介で鑑賞しました。 相変わらず、この人は映画紹介が上手い。 正直言って、映画は古すぎて、21世紀に映画を楽しんでいる人間にとっては退屈な映画でした。 一言も喋らない丹波哲郎。 スタントなしの列車襲撃。 一度列車から落ちた丹波哲郎が走って走って列車に飛び乗ってしまう。 いろいろなことがてんこ盛りでしたが、損も特もしない作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-05-30 13:04:26) |
4. 幸福なラザロ
《ネタバレ》 ラザロという青年が幸福なのか、よくわからないタイトルの映画でした。 全く予備知識ゼロで見たので、途中から寓話的な物語になったのは意外でした。 最後に銀行でラザロが殺されてしまうオチは何だか腑に落ちませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-05-23 17:20:01) |
5. COLD WAR あの歌、2つの心
ヒロインのヨアンナ・クーリクさん、どことなくレア・セドゥ、もしくは若き日のジーナ・ローランスに似ていて雰囲気があっていいです。 冷戦時代のポーランドとフランスを舞台に民族舞踊から始まり、ジャズ、シャンソン、ロックの洗礼まであって、その中でもがき苦しむ二人の恋愛模様が88分に収められています。 カンヌ映画祭でも注目された傑作だと思います。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-05-20 10:08:27) |
6. 恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ
《ネタバレ》 コテコテのラブロマンスかと思ったら、兄弟愛も描いていて、どっちにつかず中途半端。 如何せん、ジェフ・ブリッジス演じる主人公の人物像に私は共感が持てない。 全て自分勝手。 私はむしろ兄貴のほうに共感してしまった。 ミシェル・ファイファーは魅力的だけど、全編を通して出てきたわけじゃないし、二人が結ばれたのかどうか描かれず終わってしまったのは納得がいかない。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-02-23 19:42:41)(良:1票) |
7. (500)日のサマー
どこがいいのか全く感情移入できない。 「そろそろ終わりなのかな」と思ったら、まだ始まって30分くらいしか経っていなかった。 ホール&オーツの曲に合わせてダンスしてる時点で自分には完全にアウト。 結局、この作者は自分の本を出版して成功したからハッピーエンドなんだろうけど、 この映画見て「自分も恋愛体験を小説にしたら売れるかな」なんて思う人がいたら、 一言「やめておけ」と言ってやりたい。 このハズレ映画を誰かに訴えたいために最後まで見た。 [CS・衛星(吹替)] 2点(2019-12-01 22:00:06) |
8. コロニア
《ネタバレ》 ラストの空港からの脱出はアルゴみたいだったけど、アルゴより楽しめました。 実話だというけど後から調べたら脱出劇はフィクションのようです。 私は無神論者なので、こういうコミューンみたいなところで洗脳されている人間を見ると不快に感じます。 そういう意味でももう一度見たいとは思わないですね。 [DVD(吹替)] 6点(2019-08-15 23:18:38) |
9. 心の旅
《ネタバレ》 言いすぎかもしれないが、冷血で弱肉強食の世界を生きていた弁護士が、銃撃に合い、脳障害を起こし、心機一転、世間で言う「善人」に変わるといった内容。 それにしても、このセンスのない邦題、何とかなんなかったのだろうか。 まぁ、内容も陳腐だったけど。 怪我をする前が「悪」で、後が「善」みたいな描写が私には偽善的すぎて、合わなかった。 最後に弁護士を辞めて、娘を寄宿学校から戻して、これから先、この家族は生活のレベルを下げるのに違いないのだろうけど、それでやっていけるのだろうかと疑問を感じた。 展開も読めすぎて全く爽快感がなかった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-01-29 20:27:00) |
10. 荒野の七人/真昼の決闘
BSで1作目から4作目が一挙放送されたが、お約束の展開にならない始まり方があって一番楽しめた。 でも、もう一度見たいとは思わないし、「荒野の七人」自体、個人的にはオススメしない。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2017-04-01 21:24:15) |
11. 荒野の用心棒
《ネタバレ》 大きな樽を転がすシーン、防弾チョッキなど、アイデアがいっぱい詰まっていて、それなりに楽しめます。 ですが、娯楽映画のマイナスは、年々面白いものが増えていくことで、時代が古臭さを感じ得ません。 最近の娯楽映画に慣れ親しんでいると、間延びした感覚を感じさせずにいられません。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-07-15 19:04:54) |
12. コラテラル
一夜限りのドラマ展開、テンポよく、お話が進んでいきます。 トム・クルーズの印象が役作りのおかげで、返って彼の魅力が薄れていますが、ジェイミー・フォックスがそれを見事にカヴァーしてくれています。 頭を使わないで見ることができる作品ですが、セリフの伏線が上手く効果的に使われていて十分楽しめました。 恐らく悪役のトムが見れる作品は、これから先、まずないだろうと思うと、貴重な作品かもしれません。 [CS・衛星(吹替)] 8点(2016-07-10 21:59:06) |
13. ゴースト/ニューヨークの幻
1年に1度見ても感動できる作品。 デミ・ムーアの涙が印象的。 誰かに勧めたくなる作品ですね。 [CS・衛星(吹替)] 10点(2016-06-30 19:34:35) |
14. ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃
冒頭から神話やら何やらで、テレビでお馴染みのタレントや俳優たちが真剣にゴジラについて話しているのを見ると、真面目なのかコントなのか疑問に思えてしまい、結局何が言いたいのか、さっぱり理解できない。 ゴジラって、いい奴じゃなかったのか? キングギドラって悪者じゃなかったのか? 怪獣映画なんて子供の時以来だから、変な先入観が入り混じって、頭がボーッとしているうちに、いつモスラが死んだのか、エンディングロールの時点で全て忘れてしまっていた。 こんな理屈ばかり集めた映画だったら見るのを控えたと思う。 やはり怪獣映画は頭を空っぽにして鑑賞したい。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2015-06-13 00:35:43) |
15. 告発の行方
《ネタバレ》 ジョディ・フォスターがアカデミー賞取ってなかったら間違いなく抹殺されてる映画だと思う。 私には全くアカデミー賞の基準がわからない。 特に最近のアカデミー賞作品はどれもつまらない。 レイプやセックスする演技をすると何でそれが「体当たり演技」というのだ? 内容もビッチがレイプされるのを周囲が煽るという世界に全くもって理解不能だ。 アメリカじゃファーストフード店で渡されたコーヒーで火傷した客が裁判に勝ったと聞くが、本当にこの恐ろしい国だと思う。 登場人物全員がクレイジーに見えた作品だった。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2015-02-26 11:04:09) |
16. 故郷よ
原発で人生が変わってしまった女性の10年後を描いた本作。どこへ旅立っても必ず故郷に戻ってしまう主人公。「人生は一度きり。過去が私に取り付いてる。振り払えない。決して逃れられないの……」。この言葉はきっと福島に住む人々も背負うことになるんでしょうね。人々の辛い状況が痛いほど伝わってきました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-08-23 09:36:52) |
17. 地上より永遠に(1953)
「ちじょうよりえいえん」と書かれてあるものを「ここよりとわに」なんて読める人がいるだろうか。それに加えてジャケットの、海辺でのキスシーンは、この映画の趣旨と何も関わっていないから、この映画、いろいろな点で損してると思います。で、感想はというと、軍用機地を舞台にした、二組のメロドラマってだけで、何も残るものがない。オスカー8部門受賞というのは、当時アメリカが戦争に勝ったことへの、お祝いってことんじゃないでしょうか。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-06-02 16:17:01) |
18. コズモポリス(2012)
久々のクローネンバーグ監督のバイオレンスものかと思いきや、ほとんどがリムジンの中の会話劇という、つまらない内容でした。 セリフも冒頭から何を言いたいのか全く伝わってこなくて、もう10分すぎてからは、ただ字幕を追うだけの鑑賞でした。 「危険なメソッド」と同じで、監督が、ただ自分の好きなように作っただけにしか感じられません。 私は「ヒストリー・オブ・バイオレンス」や「イースタン・プロミス」みたいなものを要求します。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2014-05-31 03:56:38) |
19. コマンドー
ディレクターズカット版とオリジナル版の違いがわかりまんが、どれだけ家のシアターシステムが発達しようと、当時の映画館で観た感動には勝てません。 CGが当たり前になってしまった今、30年後に観賞しても、きっと同じ感動を得ると思います。 90分、久々に手に汗握りました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-04-17 18:42:50) |
20. 恋のためらい/フランキー&ジョニー
《ネタバレ》 WОWОWで前置きの解説をしていた〇カ野郎が、本作の一番いいシーンをネタバレしていたので怒り心頭でした。そのシーンは、中盤でジョニーがフランキーに積極的にアプローチするシーンなんですが、その背後は花屋のシャッターで、二人が口づけをすると、シャッターが開き、周りは花でいっぱいになるんです。そこは戯曲にはできない映画ならではの名シーンだったと思います。一方通行のジョニーと、恋をためらうフランキーのやりとりは、ある程度人生経験を積まないと感情移入できないかと思います。特に40歳以上で独身の方には、高評価を得る作品ではないでしょうか? 私は恋愛願望は今のところありませんが、その中の一人です。(笑) [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-12-11 02:31:36)(良:1票) |