1. イビルアイ
《ネタバレ》 メキシコ産ホラー映画とのことですが、映像のクオリティは結構高かったです。 魔女という題材一本でここまで再解釈し広げていく作品もあまり記憶にないですね。 少女が子供から大人へと変わる多感な時期の、その不安みたいなものを魔女として具現化してるのかな。 [インターネット(吹替)] 5点(2024-12-13 09:28:07) |
2. イノセンツ
《ネタバレ》 無邪気さと残酷さは表裏一体ですものね。 動物を手にかけようとしたり、火傷とか何かが刺さるだとか観ていて割と痛々しいし、 けっこう嫌な映像が続いて精神的にきます。 某アメコミヒーローの名言「大いなる力には大いなる責任が伴う」を思い出しました。 超常的な力を持ってしまったのは、子供という責任を伴ない存在。 そうすると実に恐ろしいことが起きちゃいますね。あの少年が次に何するのかなと怖かった。 [インターネット(吹替)] 6点(2024-12-06 10:23:59) |
3. いつでも夢を(1963)
《ネタバレ》 1963年の作品ということで、みんなの思い、葛藤、願いの描き方や演技の仕方が素直だなと思いました。 昔の青春邦画は「すれてない」印象。 こういう、すれてない素直な描き方を思い起こすためにも昔の邦画はたまにでも見るべきだなと思いました。 ストーリー云々よりも、美声がすぎる橋幸夫の神童っぷりと昔の東京の風景が印象的でした。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-06-20 16:38:08) |
4. イコライザー THE FINAL
《ネタバレ》 このシリーズはリアリティのあるバイオレンスが見もので本作もその点が素晴らしかったです。 あまりに無敵すぎる殺し屋ですのでその仕事のエレガントさを刮目するのみ。 ひねりはないけど、勧善懲悪でわかりやすいストーリーもグッド。 ファイナルと打ってるので本作が最後なのでしょうか?また続けて欲しいものです。 [インターネット(吹替)] 7点(2024-05-28 17:59:26) |
5. インディ・ジョーンズと運命のダイヤル
《ネタバレ》 私にとってインディジョーンズは特別な存在です。たとえスピルバーグが監督を降板し、ハリソンがおじいちゃんすぎることがわかっていたとしても、 インディアナジョーンズを幼少時代から見て育った自分にとって、シリーズ最終作は観ないわけにはいきませんでした。 このシリーズは冒頭、パラマウントのロゴから別の何かにかぶさって始まるのですが、本作にはそれがなく、 「あぁ、D社のものになってしまったんだな」と大人のシグナルを見せられた感じがしました。 そして列車のシーンへと展開するのですが、若きインディへとデジタル処理されていて、この冒頭20分のアクションは比較的良かったなと思います。 その後も馬、トゥクトゥク、飛行機などありますが、ハリソンの走りの老体感を見る限り、一連のアクションを作り上げるのは相当大変だったんだろうなと。 もっと印象的なショットが欲しいなというのが正直な気持ちですが、現実的制約の中でここまで仕上げたんだということも伝わりました。 タイムトラベルものであることはある程度予想していたし、前作クリスタルスカルがあまりにぶっ飛んでいて耐性?がついてたせいか、 終盤30分の展開はそれほど違和感なく受け入れることができました。 ただ明確に不満な点が2つあって、1つは全体としてユーモアが少ないという点。このシリーズは、アクションとユーモアの融合による化学反応が醍醐味なのに、 本作は笑えるシーンがほとんどなかったように思います。2つ目は、死ななくてもいい人が度々殺されるという点。 ファミリーで楽しめる冒険活劇に、その死は必要なのか?と。多分この2つは、インディが「息子を亡くしマリオンと別居中」から始まり 古代ローマから帰りたくないという動機づけを強化するためにそうしたのだと思うのですが、終始「不機嫌な老人」というだけでなく インディシリーズの持つコアの要素としてここは引き継いで欲しかったなと思います。 私にとってのピークはやはりラストです。マリオンが登場した時点でウルウルしてしまったのですが、レイダースの例のシーンを 再現した下りに私の涙腺は崩壊してしまいました。製作陣による狙いが見え見えなのは頭ではわかっているのですが、 40年あまり経ってのこの2人による再現の懐かしさと甘美さ、自分の映画ファンとしての人生と重なり打ちのめされてしまいました。 最後にD社に一言。何年後とかに、キャラ変した人物で新シリーズ始動!みたいなことはやらないでください。 楽しいこともそうでないことも、終わってしまえば全ては良き思い出。それは人生も映画も同じなのです。 [映画館(吹替)] 7点(2023-07-03 09:32:16)(良:4票) |
6. 一度死んでみた
《ネタバレ》 コメディ映画ですが、そこまで大笑いできるというわけではなく、 緩めのギャグ世界が延々繰り広げられてるという感じで、面白かったけれど、もうあと一歩、てのが正直なところ。 でも驚いたのは出てるメンツでして、主役級の人だけでなく脇役も豪華で、各界の著名人も多く出演しております。 まさか野口宇宙飛行士まで出てくるとは! [ブルーレイ(邦画)] 6点(2020-10-10 22:26:21) |
7. 1917 命をかけた伝令
《ネタバレ》 ものすごく技巧的な映画でした。 全編ワンカット風の作品ということで鑑賞してみましたが、本当にどうやって撮ったのかなと思うシーンばかり。 よく見てると、ここでカット割ってるんだなというポイントが見受けられるのですが、 それにしてもそもそもなんのカメラで撮ってるんだろうとか、 ドローンみたいなので撮ってるのかなとか、そういうシチュエーションはやはり気になります。 演じている方々も、長いセリフ覚えてミスできないし大変だっただろうなとか余計な心配してしまいました(笑)。 ただ技巧的に凝ったハードに対してストーリーの方はそこまで心揺さぶられるものではありませんでした。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-09-06 08:32:52) |
8. 犬鳴村
《ネタバレ》 良くも悪くも、非常に泥臭い作りの映画でしたね。 悪く言えば、偉いチープだな手作り感満載だなという印象なんですが、 スタイリッシュ系ホラーが多い中で一種のアンチテーゼでやっているのかな?とも思ったり。 怖さを感じさせるシーンもいつくかありましたが、それよりもストーリーが?な点が多くて 首を傾げながら鑑賞しておりました。 生者と死者を同列に描くのは独特で、まぁ本当に見えてる人にはそんな感じなのかもしれませんが、 映画としてはなかなか面食らいましたね。 [DVD(邦画)] 5点(2020-08-27 19:08:25) |
9. いぬやしき
《ネタバレ》 想像していたよりも良く出来ていて面白かったです。 ストーリー自体はヒーローものによくあるパターンで目新しさはないのですが、 主人公が木梨憲武扮する初老の男性というのが今までになく、ノリさんのキャラも相まってハマり役でした。 悪役である獅子神も、実に不幸続きなもんで彼の気持ちに肩入れしたくもなります。 CGの出来栄えもこれまでの邦画のレベルを超えていて丁寧に作られておりました。 [インターネット(邦画)] 7点(2020-08-17 14:47:40) |
10. IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。
《ネタバレ》 キング原作ものとあって、他の普通のホラー映画と違う独特なものがありますね。 ジュブナイル要素を主軸に、お化け屋敷的なテイストもありながら独特な化け物たちを拝めます。 ペニーワイズが大口開けてかぶりつこうとするシーンはどれも怖いね。 自分が子供時代にこの作品を見たら、脳裏に焼きついちゃってただろうな。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-06-01 14:34:08) |
11. イエスタデイ(2019)
《ネタバレ》 良かったです。大停電が起きた後、ビートルズを知らない世界になるというこのアイデア。 そんでビートルズだけじゃ無くてコカコーラとかハリーポッターとかも抜けちゃっててそれが逐一笑えます。 ビートルズの名曲が数々披露されますが、そのシーンそのシーンにちゃんとぴったり合っていて、 見終わって「あぁやはりビートルズは偉大なんだなぁ」ということを再認識いたしました。 それにしても、おじいちゃんになったジョン・レノンがめちゃめちゃ似てましたね。 もし生きていたら本当にあんな感じなんだろうなと思った。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-05-18 19:11:33)(良:1票) |
12. 移動都市 モータル・エンジン
《ネタバレ》 移動する都市ロンドン、空中都市、そしてシャングオという街の美しさなど、 ヴィジュアル的には好みなんですけど、なんだろう、話が大味だなと感じました。 多分、情報量の多い原作を2時間に収めるとどうしても駆け足的になっちゃうのかな。 特に、復活者シュライクというキャラクターが唐突に感じました。 元は人間で、最期はじ〜んとさせるような感じだったので、あれだけ掘り下げたものを見たかったかも。 へスターとトムは、チューするのかなって思わせるシーンが度々あったのですが、 あぁ最後に持ち越すのね、なんて思って見てたら最後はハグするだけで終わって チューせんのか〜い!と一人ツッコミしてしまいした。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-08-20 17:50:51) |
13. イコライザー2
《ネタバレ》 前作は観たけどほとんど覚えてないので、ほぼまっさらな状態での鑑賞。 クールなアクションでとても良かったです。デンゼル無双。 車内での格闘で、回るように撮るショットが印象的でした。 とにかく正義感の強い主人公で、マイルズとのやりとりが話に深みを持たしてくれてます。 悪い友達から引っ張り出して、魂の説得をするシーンが一番好きです。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-03-11 21:17:09) |
14. いい湯だな全員集合!!
《ネタバレ》 当たり前ですが、みんな若いなぁ。そりゃそうだ、69年といったら月面着陸した年だもんね。 観ていて思いましたが、若い頃のカトちゃんは今の菅田将暉によく似ています(笑)。 実に破天荒な喜劇で、ケラケラと笑いながら鑑賞致しました。 長介さんをはじめとして、辛辣な口汚さが結構面白いですね。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-10-23 16:27:27) |
15. 犬ヶ島
《ネタバレ》 最初のキャストの面々で驚き。すごいメンツじゃないですか! よくもまぁこれだけの豪華キャストを揃えたなと。 実にきめ細やかなストップモーションアニメで、映像にもまた驚かされる。 特典映像見ると、数百の登場人物、膨大なセット。全部一から作り上げていて脱帽。 海の渦巻きや煙など、自然現象も全て何かしらの道具を使って表現していて、 本当にこだわりを感じさせてくれる。 あまりにもよくできた映像なので、そのまんま実写化してもいけそうだなと思っちゃって、 自分の頭の中で実写に変換して鑑賞したりしていました。 そしてこの独特のユーモア。テンポとノリ。なんかツボですわ〜こういうの。 ウェス・アンダーソンにしか表現できない世界観です。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-09-21 20:09:39) |
16. IT イット “それ”が見えたら、終わり。
《ネタバレ》 鑑賞しながら私もスタンドバイミーやグーニーズを思い出してましたが、 そういえばスタンドバイミーもこれもキング原作ですね。あれのホラー版といった方がいいのかな。 最初に子供が襲われるシーンの容赦なさには驚きましたが、脈絡なくお化け屋敷的に出てくるパターンが 個人的には苦手で、最後までどうにも乗れませんでしたね。 子供たちはそれぞれ家庭環境などに悩みを抱えててそういう現状がダークな妄想を作り出すという その背景はわかりますけどねえ。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2018-03-26 21:50:48) |
17. いとこ同志
《ネタバレ》 先日鑑賞した「狂った果実」を思い出しておりました。内容的には似通っている部分もあります。 米映画だと、「エデンの東」を思い出した。こう言う、血縁関係にある人が片一方はうまくいって片一方はうまくいかない、 比較し、落ち込むみたいなお話は映画で見る分には実に面白いですね。 ある種の、人間の相みたいなもんじゃないですか。 シャルルはとっても優しい真面目な性格の人で、いつも穏やかに、そして自分の内面を表に出さないタイプ。 なので表面的には地味な映画ですけど、彼の気持ちになって見てると鬱憤が溜まっていったんだろうなと。 そしてワーグナーの音楽が鳴り響くシーンはその辺がピークに達していましたね。 溜め込んでいる怒りが、ひしひしと滲み出ておりました。 後半はお色気シーンもちょっとだけあって、59年の映画でこれだと当時の客は色めいていたでしょうね。 そして救いようのないラスト。とことんまで突き放しちゃう、これが当時のヌーベルヴァーグと言うことでしょうか。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-11-21 18:52:29) |
18. イースター・パレード
《ネタバレ》 穏やかで平和なミュージカル映画。そしてエンターテインメントに忠実。 歌そのものは正直あまり印象にないんですけど、いいなと思ったシーンは2つあって、 一つはタップダンスのシーン。それからもう一つはアステアさんのスローモーションのシーンですね。 色合いも鮮やかでより鮮烈でした。1948年であのテクはすごいですね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-08-01 19:06:20) |
19. イン・ザ・ヒーロー
《ネタバレ》 なんか全体的にダサい、イタイ、サムイ演出。笑いが滑ってるし、なんでそんなBGMつけるん?て思うし。 どういう狙いなのかいまいちよくわかりませんでしたね。CGなしワイヤーなしのアクションとか言うて、普通に使ってましたよね(笑) [CS・衛星(邦画)] 4点(2017-03-18 21:37:11) |
20. 偉大なる、しゅららぼん
《ネタバレ》 なんか中二病みたいな内容の映画ですけど、こういうある意味でぶっ飛んだ感じの独特な設定は嫌いじゃありません。 いうならば「超能力学園」みたいな。それゆえに、やはり後半からが残念だなと思うのですね。 城に一家が住んでるとか、真っ赤の制服で登校するとか、そういう設定一つ一つが面白いなと思い観てたので、 あのまま学内で色々と超能力対決していくストーリーなら良かったなぁと。 淡十郎が実は〜とか、校長先生が実は〜とか、何というか設定の説明だけで進んでいくみたいで面白くない。 十戒さながらのことを琵琶湖でやるとか、壮大なファンタジーを日本でやるスタイルは新鮮なんだけどね。 [地上波(邦画)] 5点(2017-01-14 22:56:48) |