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かたゆきさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1882
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 自分なりの評価の基準は、
10・超大好きな作品。完璧。映画として傑作であるばかりでなく、自分の好みと見事に合致している。
9・大好きな作品。完璧に近い完成度。手放しに歴史に残る傑作といっていい。
8・好きな作品。本当に面白い。欠点があるかもしれないが、それも含めて好き。
7・少し好きな作品。普通に面白い。欠点もあるかもしれないが、そんなに気にならない。
6・普通の作品。可も無く不可も無く。最後までストレスなく観られる。面白いけど、心に残るものはあまりない。
5・少しつまらない作品。最後まで観るのにちょっとストレスを感じた。面白い部分も多少はあった。
4・つまらない作品。最後まで観るのが苦痛だった。ほとんど面白いところが感じられなかった。
3・かなりつまらない作品。最後まで観た自分を褒めてあげたい。観終えた後に、怒りのあまりDVDを割りそうになった。
2・超つまらない作品。時間と金を返せ。観終えた後に、怒りのあまり製作者全員を殴りに行きたくなった。
1・絶望的につまらない作品。最低。観終えた後に、怒りを通り越して死にたくなった。
0・死霊の盆踊り。

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61.  ジェーン 《ネタバレ》 
元彼と今彼を使って、悪徳売春男に立ち向かう女ガンマンのお話。ガンアクションを多用したエンタメ西部劇にしたいのか、戦争に運命を翻弄された恋人たちの人間ドラマを見せたいのか、かなり中途半端な出来。つーか、画面もお話もどっちも暗いよ!ナタリー・ポートマンが出ているのでおまけの5点。
[DVD(字幕)] 5点(2017-11-23 22:30:16)
62.  ジャングル・ブック(2016) 《ネタバレ》 
ジャングルの動物たちに育てられた少年モーグリの波乱万丈の冒険物語を、美麗なフルCG映像で描いたエンタメ作品。まあぼちぼち面白かったってとこですかね。なんと言っても動物たちが自由自在に動き回るリアルな映像は迫力満点!まあストーリー的にはあまりにも王道過ぎていまいち面白みに欠けるかなってとこが玉に瑕ですけど。
[DVD(字幕)] 6点(2017-10-05 21:59:33)
63.  13時間 ベンガジの秘密の兵士 《ネタバレ》 
カダフィ政権崩壊後のリビアで人知れず活躍するアメリカ人兵士たちの苦闘を実話を基にして描いた戦争アクション。うーん、率直に言って面白くなかったです。なんか脚本が大雑把過ぎません、これ。まず、登場するキャラクターが髭もじゃのおっさんばかりで誰が誰だか分からないから一向に物語に入り込めなかったんですけど。最低限のキャラクターの描き分けくらいきっちりしてほしい。また実話を基にしたからと言って、こんなにもストーリーのもっていき方が平板なのもいかがなものか。実際に起きた出来事をただ時系列順に再現したって必ずしも面白くなるわけなんてないし、そこを如何に面白く見せるかが監督の腕の見せ所なのにこの出来…。マイケル・ベイ、最近慢心しすぎちゃいまっか。同じく事実を基にした、ベン・アフレックの傑作サスペンス『アルゴ』を観て勉強しなおしてきてほしい。
[DVD(字幕)] 4点(2017-09-13 21:39:03)
64.  シークレット・アイズ 《ネタバレ》 
ニコール・キッドマン&ジュリア・ロバーツの豪華共演でおくる重厚なミステリー。うーん、正直微妙でした。13年前の出来事と現代のエピソードが並行的に描かれるのに、それがどちらのお話なのか非常に分かりづらい!もうちょっと分かりやすい演出が欲しかったところ。肝心のミステリーの方もちょっと引っ張り過ぎで途中でだれちゃいます。最後のオチだけは意表を突かれてけっこう良かったですけど。
[DVD(字幕)] 5点(2017-08-03 20:05:24)
65.  死霊館 エンフィールド事件 《ネタバレ》 
もはや安定のエンタメ・ホラー。ジェームズ・ワン監督、相変わらずいい仕事してますね~。なかなか怖かったっす。ただちょっと長すぎるかな。もうちょっと短くても良かったような気がしなくもない。
[DVD(字幕)] 6点(2017-07-09 11:34:59)
66.  心霊ドクターと消された記憶 《ネタバレ》 
記憶は自分に都合のいいように嘘をつく――。都会の片隅で小さな診療所を営む精神科医ピーター。だが、彼自身もまた一年前に起きたとある出来事により、心に深い傷を負っていた。自分の不注意から、最愛の一人娘を事故で失ってしまったのだ。そんな辛い記憶を隠し、来る日も来る日も患者たちの声に耳を傾けていたある日、ピーターは謎めいた少女の来訪を受ける。明らかに正常な精神状態とは言えない彼女にピーターが何か言葉をかけようとした瞬間、彼女は忽然と姿を消してしまうのだった。そしてそのことをきっかけにしてピーターの周りで不穏な出来事が起こり始める。何かのメッセージを残すようにして現れては消えてゆく心霊たち、一見無関係と思われていた患者たちに共通するとある数字、恩師と信じていた人物もまた彼に意味深な問いを残して消えてゆくのだった。「自分の記憶には明らかに嘘が混ざっている」。ピーターは自分の過去に隠された真実を探るため、故郷の田舎町へと足を向けるのだが…。孤独な精神科医が彷徨いこむそんな記憶の迷宮をダークに描き出すスピリチュアル・ミステリー。まあありがちな設定ではあるのだけどこれがなかなか手堅く作り込まれていて、新鮮味はないながらも普通に面白かったと思います。トラウマを抱えた精神科医を演じたA・ブロディがまさに嵌まり役で、そんな彼をあの手この手で怖がらせる心霊たちが大変イヤーな感じで観ている僕にも知らぬ間に冷や汗が…(笑)。ホラーとしては充分及第点であったと言っていいんじゃないでしょうか。なのですが、主人公が田舎に戻り、ことの真相が明らかにされた辺りから、残念ながら僕は急速に冷めてしまいました。何故って、さすがにこの真相は無理があり過ぎません?こんな大変な事故を起こししかも自転車という有力な証拠を残していながら、警察が二人の犯行に気付かなかったとは到底信じられないんですけど。映画を通してずっと空気のような存在だった主人公の奥さんが最後に急に出てきて無理やりオチをつけるのも強引に過ぎる。あと、サム・ニールが演じたあの大学教授のような霊はいったい誰だったのでしょうか。と、いろんなところが気になって、観終わったあとしばらくモヤモヤが収まりませんでした。このダークでおどろおどろしい雰囲気はけっこう好みだっただけに残念です。
[DVD(字幕)] 5点(2017-05-28 10:03:21)
67.  白い沈黙(2014) 《ネタバレ》 
深い雪に覆われたカナダのとある田舎町、造園業を営むレイン家の長女がある日、何者かに誘拐されるという事件が発生する。父親が9歳になる娘を車の後部座席に残したままパイを買いに行った僅か数分間の出来事だった。目撃者も物的証拠も何もなく、捜査は難航を極める。一時は父親であるマシューさえも疑いの目で見られ、レイン家は次第に崩壊してゆくのだった――。数年後、容疑者の目星すら立たないまま、事件はこのまま迷宮入りするものと思われていた。そんなある日、事態は予想外の展開を見せ始める。別居中のレイン夫婦の元に犯人からの挑発ともとれるメッセージが届き、ネット上に成長した娘と思しき画像が発見されるのだった。さらには事件を追ってきた担当刑事も謎の失踪を遂げてしまう…。果たして犯人の目的とは?何故娘は誘拐されねばならなかったのか?そして、少女は無事に両親の元へと帰ってくることが出来るのか?一人娘をさらわれた両親、彼女を決死の覚悟で追う刑事たち、そしてネット上で暗躍する児童虐待組織との攻防を淡々と追ったサスペンス・ドラマ。何の予備知識もないままに、ただ予告編がけっこう面白そうだったので今回鑑賞してみました。なんですけど、完全に騙されましたね、これ。びっくりするくらいつまらなかったんですけどー。この映画、結局何がしたいのか、何が言いたかったのか、最後まで観てもさっぱり分かりません。犯人捜しを目的とするミステリーにしては肝心の犯人が早々に登場するし、異常心理に鋭く迫る猟奇的事件を描いたサスペンスにしては犯人の目的がいまいち意味不明だし、娘を失った父親の哀しみを描くにしてはドラマが薄っぺらいし…。どれもこれもがとても中途半端というしかありません。さらには時間軸をバラバラにしてお話が進行していくのに、監督の力量がそれに全く追いついておらず、果たしてこれがいつの時代の話なのかすごく分かりづらい。おかげでとてもイライラさせられます。そもそも時間軸をバラバラにする意味が分からない。正直言って、この監督さん、まったく才能ないよ。3点っす。
[DVD(字幕)] 3点(2017-04-17 08:14:46)
68.  ジョン・ウィック 《ネタバレ》 
キアヌ・リーブス演じる凄腕の元殺し屋が、犬を殺した悪党どもに徹底的な復讐を遂げるエンタメ・アクション映画。なんすか、この中学生が休み時間に考えたようなぬるーい脚本は。この手の作品に突っ込むのは野暮だと分かってはいるけど、さすがにこれはテキトー過ぎるっしょ。
[DVD(字幕)] 4点(2016-11-27 22:49:49)
69.  シン・シティ 《ネタバレ》 
マニアック(?)なアメコミが原作の、中身よりも徹底的に雰囲気に拘ったロドリゲス印の娯楽作。確かにここで展開される三つの主なお話は、はっきり言ってもろに漫画。まともな大人なら始めの五分で失笑するような、そんなお下品でグロくて馬鹿馬鹿しいお話をここまで美しい映像でとってもスピーディーに展開されるともうそれだけで圧倒されます。そしてそんな独特の映像のなかに見事に嵌っているそうそうたる役者陣も見応え充分!もうちょっとロドリゲスっぽく無茶苦茶してくれても良かったかなぁとも思うけど、それでも彼の才気が迸っているスーパー・クール・ムービー!!良いね。
[DVD(字幕)] 8点(2016-09-19 18:21:02)
70.  ジュラシック・ワールド 《ネタバレ》 
いやぁ~、ベタベタですけどけっこう面白かったっす!!頭空っぽにして観る分には充分楽しめるんじゃないでしょうか。にしても、ジュラシックワールドの経営者と従業員、どいつもこいつもバカ過ぎっしょ!!こんなテキトーな人たちが運営するパークには死んでも行きたくないよね(笑)。
[DVD(字幕)] 7点(2016-09-15 16:52:46)
71.  シンデレラ(2015) 《ネタバレ》 
超王道ストーリー。よく言えば家族揃って最後まで安心して観ていられるけれど、悪く言えば新しい部分の一切ないベタベタな内容。とはいえ、CGのクオリティも高く、映像も綺麗だし、現代的な演出もなかなか冴えていて(12時の鐘が鳴り終わると同時に魔法が切れ、カボチャの馬車やガチョウの行者がどんどんと元に戻っていくトコとか、遊び心満載でナイス!)、僕は最後まで大変楽しんで観ることが出来ました。ただ、継母が途中から居なくなったお姫様の正体がシンデレラだと気づくというアレンジが、正直微妙だと僕は思っちゃいました。なんだかそのせいでカタルシスが半減しちゃったような…。とはいえ、超王道エンタメ映画として充分楽しめます。抜群の安定感。でも、一週間後には綺麗に内容を忘れちゃいそうかも(笑)。6点っすかね。
[DVD(字幕)] 6点(2016-06-08 02:33:11)(良:1票)
72.  ジェサベル 《ネタバレ》 
ジェサベル、こんにちわ、私はあなたのママよ。こんなビデオを作るべきかさんざん迷ったけれど、やっぱり撮ることにしました。あなたを身ごもって、もう7ヶ月。あなたがこれを見てるってことは、ママはもう病気で死んでるんでしょうね。でも、哀しまないで。ママのことは気にせず幸せに暮らしてほしいの。大事なのは、あなたへの愛は変わらないってこと。ジェサベル、愛してる、ママはいつでもあなたを見守っているわ――。交通事故に遭い、恋人もお腹の中の赤ちゃんも失ってしまったジェサベル。後遺症から車椅子生活を余儀なくされた彼女は、唯一の肉親でずっと疎遠にしてきた父親と連絡を取るのだった。アメリカの田舎町でずっと孤独に暮らしてきた父親の家で暮らし始めたジェサベルは、幼いころに死んだ母親の部屋から数本のビデオテープを発見する。再生してみると、なんとそこには死んだはずの母親から自分に宛てられたビデオメッセージが収められていたのだった。涙ながらに、のめり込むようにして見入るジェサベル。だが、それを知った父親は「あれはお前の母親なんかじゃない!」と激高し、そのビデオテープをかなぐり捨てるのだった。混乱するジェサベルの周りで次第に不穏な出来事が起こり始める…。死んだはずの自らの母親を巡り、とある平凡な女性ジェサベルが巻き込まれるそんな恐怖の日々を濃厚に描き出すゴシック・ホラー作品。ほとんど予備知識もなく観始めたのだけど、これがツボを押さえたホラー演出がけっこう効いてて(まあ、ベタっちゃベタですけどね)、僕はぼちぼち楽しめました。特に、夜寝てるときに気配を感じて振り返ってみたらレース越しに何かが居たりとか、ジェサベルが夢の中で見る焼け爛れた男や手術台に寝かされる自分の姿などの悪夢的イメージなんか、けっこう怖かったですよ。でも…、ジェサベルの同級生の兄ちゃんが出てきてからは、これがまあグズグズな展開に(笑)。なんやねん、この兄ちゃん!嫁が居るのにこのジェサベルに付きっ切りになって、挙句の果てに「この家で独りで寝るの怖い…」って彼女の言葉にわざわざ家に連れて来て泊めてやるって…。そりゃ嫁も怒るっちゅうねん!対する主人公のジェサベルも、あんな胸元ざっくり開いたセクシーファッションで「お邪魔します」って、気が利かんにも程があります(笑)。そして、クライマックス。せっかく見せない怖さを追求してたのに、最後の最後でママが昼日中にあんなはっきり出てきたらもう怖くもなんともないですって!挙句、突っ込みどころ満載のジェサベルの出生の秘密…(失笑)。うーん、せっかく途中まで頑張ってたのにね。とはいえ、前半はぼちぼち楽しめたのと閉鎖的な田舎町に漂う不穏な雰囲気は良かったのでぎりぎり6点あげとこう。
[DVD(字幕)] 6点(2016-04-24 13:36:41)(良:1票)
73.  ジュピター 《ネタバレ》 
ちーーーっっっとも面白くなかったでちゅ。
[DVD(字幕)] 3点(2016-02-14 18:15:21)
74.  ジャージー・ボーイズ 《ネタバレ》 
1950年代から60年代にかけて、全米ヒットチャートを彗星のごとく駆け抜けた4人組のポップコーラスグループ、“フォー・シーズンズ”。もはやハリウッドの生ける伝説と言ってもいいクリント・イーストウッド監督が新たな代表作ともいえる重厚な政治ドラマ『アメリカン・スナイパー』の前に撮ったという本作は、それとは全く正反対の煌びやかな芸能界で夢をかなえる彼らの姿をゴージャスに描いた青春群像でした。そんな実在したスーパースターの栄光と挫折を赤裸々に見つめたもうびっくりするくらい王道のオーソドックスな伝記映画なのですが、これがイーストウッドのフィルモグラフィの中に収めてみると逆に異色作となるのが面白いですね。『ミスティック・リバー』や『ミリオン・ダラー・ベイビー』といった現実の理不尽さや人間の愚かさを極めて冷徹に見つめてきた老映画監督がいまさらこんなシンプルな青春映画を撮ったということにまずはびっくりです。さて、肝心の内容なのですが、この手の作品は主人公であるアーティストたちにいかに興味を持てるかが重要になると思うのですが、正直に言って僕はこの“フォー・シーズンズ”というグループにほとんど思い入れもないうえに、その全編にわたって使われた彼らの楽曲の数々もいまいちピンとこず、残念ながら僕はそこまで作品世界に入り込むことが出来なかったです。確かに面白いとは思うんですよ。登場人物たちが要所要所でカメラ目線になり観客へと語りかけるという映画では〝禁じ手〟とも言うべき手法を使っているのにそれがアクセントとして小気味よく効いてるところだとか、最後に登場人物たちが全員集まって歌い踊るミュージカル風の気の利いたエンドロールだとか、長年のキャリアに裏打ちされただろうもはや余裕さえ感じさせるその演出手法の数々なんて「さすがだなぁ」と素直に認めるのだけど、僕としてはちょっと物足りなかったです。それは何なのかと自分なりに考えてみたのですが、やっぱりビートルズ出現以前の音楽シーンってこういう誰かに惚れたフラれたというまあ見事なまでに軽い世界をみんなして歌い続けていたのですね。なんだか僕はこのいかにも作られた軽薄な歌の数々にどうにも馴染めなくて、そこが僕が本作にいまいちのめり込めなかった原因のようです。でも、これはもう完全に好みの問題。老境に差し掛かり、イーストウッドもこういう「昔は良かった」的なノスタルジックな作品も撮ってみたくなったのでしょう。フォー・シーズンズのファンはもちろん、あのころのかつてよき華やかな50年代を懐かしみたいという人にはたまらん作品に仕上がっていたと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2015-12-06 01:56:31)(良:1票)
75.  しあわせの帰る場所 《ネタバレ》 
厳格で厳しい父親チャールズに育てられた作家マイケルは、親戚の子に会いに久し振りに地元へと帰ってくる。そこに、ずっと疎遠にしていた両親も顔を見せる予定だったのだが、甥っ子の少年が誤って道へと飛び出してしまったことをきっかけに、チャールズ夫妻の乗った車は交通事故を起こしてしまうのだった。助手席に乗っていた母親は即死、家族の再会の場は一転して葬儀会場となってしまう。物語は、そんな突然の悲劇に見舞われたマイケルたち家族と、彼がまだ幼かったころの過去の出来事を複雑に織り交ぜながら進んでゆく…。すっかり心が離れ離れとなってしまった家族が、母親の死をきっかけにそれぞれに向き合うことになる心の葛藤と再生をのどかな田舎の風景の中に描き出すファミリードラマ。普段、こういう「しあわせのなんたらかんたら」という、いかにもぬるそうな邦題の付いた映画ってほとんど観ないのだけど、なんだか地味に豪華なキャストがそろっていたので、ちょっと興味を惹かれて今回鑑賞してみました。なんですが、いやー、やっぱりぬる~~い映画でしたね、これ。とにかく、実家に戻ってくる家族の数がやたらと多いのに、これが誰で誰とどういう関係でいったい誰との愛憎に悩んでいるのか極めて分かりにくく、さらには過去と現在を行き来するストーリーがその分かりにくさにますます拍車をかけているせいで、最後まで観るのがかなり苦痛な作品でありました。それに登場人物に誰一人として魅力的なキャラクターが居ないところなんかもう致命的ですね(特に主人公マイケル、母親の葬儀だってのに元嫁と久し振りに会ったからって思わずセックスしてんじゃねー!)。久々に、映画を観ながら「あー、かったりー映画だな~、早く終わんね~かなぁ」なんて思っちゃいました。無駄に豪華な役者陣がホントもったいなかったです。
[DVD(字幕)] 3点(2015-07-01 07:31:16)
76.  死霊館 《ネタバレ》 
高名な心霊研究家であるエドとロレイン夫妻。これまで科学では解明できない様々な難事件を見事に解決してきた彼らだったが、これは今まで誰にも語らなかった最も邪悪な事件を基に描いた実話である――。71年、アメリカのどこにでもあるような片田舎、格安で手に入れた一軒家に5人の娘と愛する妻と共に越してきたトラック運転手ペロン、だが夜な夜な恐ろしい怪現象がそんな家族たちを襲い始めるのだった。謎の死を遂げる愛犬、怪しげなオルゴールに夢中になる末娘、夜中の3時7分に一斉に止まる家中の時計、そして知らぬ間に妻の全身には謎の痣が拡がってゆく…。藁をも縋るような彼らの依頼を引き受けたエドとロレイン夫妻は、訪れたその館で恐ろしい魔女の呪いが今まさに家族を喰い尽くそうとしていることを知るのだった。かつて「ソウ」シリーズで一世を風靡したジェームズ・ワン監督が新たに挑んだのは、そんなびっくりするぐらいオーソドックスな展開が続く超ベタベタなエクソシスト作品でした。でも、なんでだろう、けっこう面白かったっすよ、これ。最初から最後まで既視感バリバリの怖がらせ演出が延々と続くのに、普通に最後まで観ていられるのは、恐らく監督のこの細部へのこだわりなんだろうね。いちいちセンスを感じるアイテムの数々(最初に出てくる人形の気持ち悪さったらもう!笑)や、凝りに凝ったカメラワーク、全編に横溢するピリリと冴えたホラー&グロ描写。うん、及第点レベルではあるものの、エンタメホラー映画としては充分に楽しめる作品でありました。まあ、実話を基にしたうんぬんのくだりは、恐らく本人たちが長年人に話したり講演したりしていくうちにどんどんと尾ひれが付いて次第にスケールが大きくなって本人が知らないうちに話が一人歩きして…、の結果がこれなんだろうけどね。実際は「あ、ネズミが出た。い、異臭がする。え、変な音が聞こえたよ、あぁ~人が居るような気配がする、きっとここには魔女が居るに違いない…(実際見たわけじゃないが…)」程度の話だったんだろうけど(笑)。
[DVD(字幕)] 7点(2015-07-01 07:03:55)(良:1票)
77.  17歳のエンディングノート 《ネタバレ》 
末期の白血病を患う17歳の少女テッサ。懸命な治療の甲斐も空しく、とうとう主治医から余命数ヶ月であることを告げられるのだった。深い哀しみの底に沈み込む彼女だったが、それでもなんとか前向きに生きようと死ぬ前にしたいことのリストを作る。「無免許だけど車の運転」「いけないことだけど万引きしてみたい!」「なんとかして空を飛ぶ」「とことん酒を飲んで酔っ払う」「ドラッグだってやっちゃう!」「そして誰とでもいいからセックスをする」…。大の親友と共にそんな刹那的な毎日を過ごすテッサだったが、ある日、障害のある母親と一緒と暮らす青年アダムと出逢う。純朴で心優しい彼に次第に惹かれてゆくテッサ、しかし無慈悲にも彼女の病はどんどんと悪化の一途を辿ってゆくのだった――。過酷な運命に翻弄される17歳の少女の葛藤と青春、そして切ない恋心を瑞々しく描き出す青春ラブストーリー。最初こそ、そんな彼女のいかにもな自己憐憫甚だしい卑屈キャラっぷりにけっこうイライラさせられたりもしたのだけど(テッサが友達と笑いながら万引きするシーンはいくらなんでも不愉快千万!)、それでもアダムと出逢ってからのテッサが様々な葛藤を抱えながらも少しずつ心を開いてゆく繊細な心理を詩的で美しい映像と音楽の数々で描く後半部分はけっこう良かったですね。もうすっかり成長してしまったダコタ・ファニングちゃんが、難病に苦しむ可憐な少女を頑張って演じていて、そこも素直に好感持てました。ただね~、さすがにちょっとベタ過ぎじゃないっすか、これ?実話を元にしたかどうか知りませんけど、このいかにも「不幸な自分に酔いたい若い女の子たちの願望に応えてあげました」って感じの超ベタベタなストーリー展開には、もうすっかりおじさんとなってしまった僕としては観ていてちょっぴり(いや、かなり?笑)気恥ずかしくなっちゃいました。もう少し大人目線なシーンがあっても良かったように思います。よくよく考えたらけっこう悲惨なお話なのにあくまでポップで明るい雰囲気を最後まで維持した、この監督のセンスはなかなか良かっただけに惜しい作品でありました。
[DVD(字幕)] 5点(2015-06-13 01:00:35)
78.  ジンジャーの朝 さよなら、わたしが愛した世界 《ネタバレ》 
ねえ、聞いて。あたし、世界がこのまま終わってしまうなんて絶対に嫌。だから、あのキューバの核ミサイルのこと、なんとかしよう。あたしたちに出来る精一杯のことを――。1945年、広島に原爆が投下された年に、ロンドンの同じ病院で生を受けたジンジャーとローザ。それから17年後の1962年、以来ずっと共に過ごしてきた2人はいつも一緒に居る大の親友同士となっていた。それぞれに問題を抱えた家庭環境から逃れるかのように、彼女たちの関係はますます親密になってゆく。だが、感受性豊かなジンジャーが、キューバ危機によってもたらされた「世界はこのまま終わってしまうのかも…」という強迫観念に捉われると、そんな2人の関係に少しずつ罅が入ってゆくのだった…。17歳の2人の少女の、文字通り今にも壊れてしまいそうな危うげな日々をリリカルな映像でもって淡々と綴る青春物語。うーん、なんだかこれまで大量に創られてきた思春期少女の青春を雰囲気重視で描き出した過去の色んな作品(ソフィア・コッポラとかガス・ヴァン・サントとかの)の影響をモロに受けちゃってますね~、これ。ただ、そんな過去作に比べるとちょっと(いや、かなり?笑)センスが不足しているせいで、こちらはまったく新味のない平凡な作品となってしまってます。唯一新しいと思えるのは「核戦争勃発の危機により、もしかしたら世界は明日にも終わってしまうのかもしれない」という、当時の社会に漂っていた現実的な閉塞感を背景にしているところなんだけど、残念ながら巧く機能しているとは到底言い難かったです。それに、後半のジンジャーの父親に惹かれていくローザという展開もあまりにも単調過ぎるうえに、いまいち心理描写が希薄なせいで一向に感情移入できず、終始睡魔が…。主役を演じた2人がなかなかのかわい子ちゃん(エル・ファニング、いつの間にかなかなかの美少女に育っててびっくり!)で、前半のそんな彼女たちのちょっぴりレズっぽい淫靡な雰囲気がけっこう良かっただけに残念っす!
[DVD(字幕)] 4点(2015-05-15 01:40:52)(良:1票)
79.  シュガー・ラッシュ 《ネタバレ》 
昔からピクサーって「そこに目をつけるかー」っていう独特の発想から始まり、それをスタッフ同士で徹底的に議論を重ねて脚本に仕上げ、そして日夜進化する映像技術を駆使して誰も見たことがないような素晴らしい世界観を有したアニメーションへと仕上げてしまうところが凄いんだよなー。ただ、たまにその設定が許容できない作品があったりするけど(たとえば「バグズライフ」→蝶とカマキリが仲間ってどういうこと?エサじゃん!とか、あるいは「カーズ」→この車たちを造ったのは誰なん?彼らは進化した有機体なの?とか)、でもこのゲームセンターのゲームのキャラクターたちが閉店後に相互の世界を行き来しているという設定はちゃんと許容できました。ごりごりの近未来シューティングにかくかく二次元キャラが忍び込んだりとか、見てて普通に面白いし。ただ、僕が生来の酒飲みで甘いものが大の苦手なせいで、あの物語の主要舞台となる「シュガーラッシュ」の見れば見るほど胸焼けしそうなお砂糖120%の濃厚スウィーツワールドには若干辟易。観終わったあと、無性にイカの塩辛が食べたくなりました(笑)。あと、魅力的なキャラがいまいち少なかったかなー。普通に面白いとは思うんですけど、ピクサーの過去の傑作群に比べたら、少々見劣りする感が否めなかったです。僕がとっくの昔にゲームを卒業してしまって、あんまりこの世界に思い入れがないこともあるんだろうけどね。
[DVD(字幕)] 6点(2015-04-26 11:53:23)(良:1票)
80.  ジャッジ・ドレッド(2012) 《ネタバレ》 
核戦争により荒廃してしまった未来社会。崩壊寸前の秩序を維持するため、政府は犯罪者だと自分が判断したら問答無用で殺してよし!という、あり得ないくらい強権的な警察機構を有する司法システムを作り出していた(弁護士は全員廃業っすね笑)。ということで、日夜、ガンガン悪人どもを問答無用で殺し捲っていたドレッドは、上司の命令で、超能力を有するという新人の若い女と共に凶悪な女ボス〝ママ〟が支配する超高層ビルへと向かうのだったが…。すみません、スタローン主演の旧作は未見です(噂によるとトンデモ映画らしいですけど笑)。まあ、アメコミを原作にしたということで、アメリカ版・北斗の拳みたいなぶっ飛んだ世界観はけっこう楽しめました。でも、ちょっと主要キャラクターの描き方が弱いような気が…。悪ボス・ママ→もっとぶっ壊れてて周りの悪人を引かすくらい強烈なキャラでも良かったと思う。ヒロイン・ルーキー→理想だけは高い世間知らずのお転婆キャラでもっと主人公を困らせても良かったと思う。主人公・ドレッド→どうしてそんなに悪を憎むようになったのかという過去のエピソードとかを絡めて描いたほうが深みが増して良かったと思うのになー。結果として、観終わってみれば、特に心に残るもののない凡庸なSFアクションとなってしまいました。それでも、スローモーションを多用したグロくて乾いた映像にはけっこうセンスを感じたので6点。
[DVD(字幕)] 6点(2015-04-26 11:49:07)
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31266.70%
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