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アンドレ・タカシさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2127
性別 男性
自己紹介 2022/3/26に以下のような自己紹介文をアップしました。
ロシアのウクライナ侵攻が始まってひと月経過。
映画は観ていますが、侵略戦争のせいでレビューする気になれません。
私の映画レビューと戦争は直接関係しませんが、
楽しく文章を考える気分じゃない、ってことですね。
ロシアが撤退するか、プーチンがいなくなったら再開します。


そして、
侵略戦争が膠着状態に入り、
いつ終わるか識者にも判断できない状況になりました。
まぁ正直、痺れを切らしたので、レビューを再開します。
ウクライナ、頑張れ!

2024年3月17日更新

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1.  ジョニー・イングリッシュ 《ネタバレ》 
今となっては、特に感慨はありませんでした。「気休めの報酬」はレビュー済なので、これも書いておこうと思った次第。真面目なレビュアーですよね、私。 主人公の助手が主人公以上に活躍していると思いました。彼を主人公にすれば面白いんじゃないかな。アホらしいくらい幸運に頼るだけの上司に対して、報われない苦労を続ける部下が主役。これ以上ないくらいにストレスが溜まる新しい映画が誕生するかも知れません。
[インターネット(吹替)] 5点(2022-02-19 05:02:39)
2.  地獄(1999) 《ネタバレ》 
怪作。私的には大いに観るに値します。 序盤から大した必然も無くおっぱいがポロポロとこぼれます。期待感と失望感が共存する変なバランス。 作り込みと云う部分でかなり適当です。予算の関係とも言い切れないくらいにいい加減に見えました。水平が取れていないエンドロールなんて過去に見た記憶がありません。 でも、映画としての体裁を整えること以上に「変な映画を作ってやるぜ」って気概が強烈に伝わって来ました。終盤で意味不明に登場して鬼を斬り殺して去って行く丹波哲郎さんは、変な映画にするために登場させたように思えました。 現実に起こった事件で死刑判決を受けた受刑者たちをモチーフにしています。その受刑者たちを糾弾したかったのかと云うと、私にはそうは思えなかったです。その受刑者を想定して貰えれば、思い切った表現をしても許して貰える。そんな計算が見えます。地獄で責め苦に遭う悪人たちをフィクションで描くより、具体的な人物がイメージされる方が没入感が稼げる。さらに、溜飲を下げる鑑賞者がいることも計算しているのだと思います。そんな計算のうえで、好き勝手にやりまくった映画だと思います。 この監督さん、健さんの網走番外地シリーズを撮っていた方ですが、晩年は本作のようなキワモノを何作か創っています。それがこの方の本質だったのかは分かりませんが、コワいものなしのベテラン映画監督ってステキだと思いました。
[インターネット(邦画)] 5点(2022-02-19 04:26:03)(良:1票)
3.  シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| 《ネタバレ》 
劇場で鑑賞しましたが、サボっていたので今更のレビューです。このタイトルとは長い付き合いになるので、私的に総括したいと思います。 最初のシリーズには興奮しました。主人公はアムロに輪を掛けて内向的な性格だったけど、周囲のキャラが陰気を補完していたし、アクションは激しくカッコイイし、何より頻出するキーワードが謎めいていて、次回を見逃せない気分にさせられました。 しかし、ラスト25話・26話には不満が残りました。そこまでに撒き散らした謎が回収されず、主人公の内面描写で終了。興味を喚起しまくったうえで、鑑賞側が見たいものは提供しない。これ以上無いほどの「制作者のマスターベーション」でしょう。24話までのワクワク感とのギャップが整理できなかったファンは多いと思います。そんな鑑賞側の不満を、制作者は理解していたと思います。でも、あの時点ではあれが限界だったのでしょう。 「Air/まごころを、君に」には感謝しました。人類補完計画とは?の疑問に回答が与えられました。「ATフィールドは心の壁」なる台詞に、このタイトルの全てが集約されていると思いました。この台詞は、私が出会ったSFワードの中でも未だに屈指の輝きを放っています。 しかし、物語の進め方と終わり方はフツーでは無かった。病床のアスカに興奮して自慰行為に及びましたからね。最後、主人公はエントリープラグに座って悲鳴を上げるだけで何もしない。つまり、主人公らしくない。補完完遂後と思われる世界に動くものは無く、その荒涼とした風景に何を感じて良いかが分からなかった。主人公は生存していたが、ラストの台詞はアスカの「キモチワルイ」でした。やはりこの制作者はかなり特別な方だと思いました。屈折、あまのじゃく、へそ曲がり…、その辺りの形容詞が浮かびます。そして、そんな鑑賞側の違和感も、制作者は充分に理解していたと思います。でも、あの時点ではあれが彼の表現だったのでしょう。 そしてスタートした「新劇場版」。3~4作の連作が報じられていました。私は「今度は補完計画が失敗して終わるのだろう」と思いました。で、別に自慢じゃないのですが、その通りになりました。補完失敗を想像した理由は単純で、それがあまりに個人的な願望だったから。碇ゲンドウは彼の人生でただ一人、自分を受け入れてくれた女性を取り戻すことを期して計画を進めました。でも、そんな理由で地球人類70億の個性を無に帰すことを是として良い訳がない。現代や現在を全否定して終了する物語は、やはりあり得ない。 「制作者の作家性」と「好ましい物語性」の葛藤が新劇場版だったと思います。 「エヴァ」のテーマとは「ヒトのヒトの距離」です。この最終作へ至る道程を振り返ると、すごい数の距離を描いていたことに気付きます。その距離は時間と共に変化し、安定することはない。シンジとレイ、シンジとアスカの関係だけを取っても、接近と拒絶を繰り返していたことがよく分かる。そして、登場人物全員に言えることですが、良好な距離が少なかったことにも気付きます。けっこう常にギスギスしてましたよね。同時に、良好な距離が担保された時の安心感や満足感にも気付かされます。 制作者は「自分」の作品として、ヒト同士の距離の二面性を絵として残しておきたかったのだと思いました。碇ゲンドウと云う、小心で不器用な人物はおそらく制作者自身の投影で、人と良好な距離を作れない奴の代表。でも制作者はその態度を肯定している訳では無く、この最終作では、トウジ・ケンスケ・ヒカリ委員長と云う懐かしい面々を登場させて「好ましい距離感」や「好ましい物語性」へ配慮しました。そのうえで、シンジに主人公としての役割を与え、物語を完結させた。 その終わらせ方は、ここに至っては、私に取っては大きな問題ではなかったです。制作者の四半世紀に及ぶ葛藤が表現された作品。それが私にとっての「エヴァ」だったと思います。ありがとう、そして、さようなら、全てのエヴァンゲリオン。
[映画館(邦画)] 7点(2022-01-16 00:31:46)
4.  死霊の盆踊り 《ネタバレ》 
契約しているネットTVの洋画タイトル欄に本作を見つけたときは、ちょっと興奮したのでした。ついに、ついに見ることが出来るぞ、と。しかも見放題だぁ。(鑑賞後はもう一度観ようとは思いませんでしたがw) おっぱいを揺らして踊る。揺れるくらい立派なおっぱいばかり。そして、語れるような内容は皆無。でも不思議と腹が立ったりはしませんでした。あまりに内容が無いからなのでしょう。 私の映画評は辛口が多いと自分でも思うのですが、低い点数を付ける映画は内容が無いと云うより、内容に腹を立てていることが多いのだと改めて気付かされました。 おっぱいを揺らして踊るだけの映画。こんな平和な映画は滅多にありませんな。中年男が腹を揺らして踊るだけなら間違い無く0点を付けました。
[インターネット(字幕)] 5点(2022-01-08 19:40:02)(笑:2票) (良:1票)
5.  ジオストーム 《ネタバレ》 
地球を網の目状のワイヤーで覆い、その交点に数千機の気象衛星を配置する。この衛星は観測が目的では無く、眼下の大気圏の気圧や気温を操ることが出来て、それで気象をコントロールする。この概念自体にすごく興味がありました。気象コントロールの具体的方法や実現に至るまでの過程や予算などです。でも、そんな描写はありません。たとえ「フィクション」でも、もう少し「サイエンス」して欲しかったなぁ。 そんなことに興味が行くのは、やはり昨今の「異常気象」が気に掛かっているからです。夏の「記録的な」高温と冬の「記録的な」寒波。降雨量や降雪量も然り。もう毎年のことなので記録的って言葉は違う単語に変えた方が良いでしょう。ガソリン車を全てプリウスに変えても、この状況が変わるとは思えない。人類に残された道は二酸化炭素の排出量を制限するような小手先では無く、本作のような根本的施策で異常を克服すること。つまり、そこまで科学(やそれを支える経済)が進むかどうかに掛かっていると思っています。科学力と異常の追いかけっこかな…。 前置きが長かったけど、そんな視点でこの映画を観ていたので思いっきり落胆しました。私が欲しかったサイエンスはありません。衛星を暴走させた輩の動機に興味が行きましたが、単なる権力欲に駆られた陰謀でした。もの凄くレベルが低い。主演が宇宙ステーションの自爆から生還し、関係者の笑顔で映画は終わりますけど、その前に世界各地でどれだけの人が死んだのでしょう。その原因を作った米国が、プロジェクトを再び主導するなんてありえないでしょう。その楽観姿勢が腹立たしい。エメリッヒ的なアホ映画でした。まぁ、こんな映画にエンタメ以外の要素を求める自分の方がアホなのかもしれませんけど。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2018-11-24 00:32:53)(良:1票)
6.  ジャスティス・リーグ(2017) 《ネタバレ》 
ふむ。普通でした。 個性的なヒーローがたくさんいましたが、実はスーパーマンが一人いるだけで全てが片付くという能力格差をちゃんと見せたのは良かったと思います。その格差の中でみんなが活躍しているように見えると云うことは、脚本にかなり気を遣った証拠でしょう。  余談。私はマーベルやDCのことは良く知らないのですが、少年ジャンプやマガジンと同じようなものなのかな? だとすると、30年後くらいに孫悟空(カカロット)とルフィと黒崎一護とうずまきナルトと兜甲児(古う~w)と桜木花道が共演するようなアニメが作られるのかな? もし実現するなら私は絶対に劇場へ足を運びますよ(そのときにまだ生きていたら)。コチラも孫悟空一人で全てが片付くんだけど、桜木花道が上手く使われると面白そうですな。(笑)  【2022/1/29追記】 「ザック・スナイダーカット版」と云うのを見ました。元々が2時間の映画ですが、このザック版は4時間。どうやって2倍の尺にしたのだろうと云う興味からの鑑賞でしたが、登場人物それぞれの事情や内面を丁寧に掘り下げています。これがナカナカよく出来ており、長いけど飽きません。ヒーローも時間を掛けて描写すればバカっぽさが消えて、重みが感じられるキャラに変身しますね。元々は5点評価の映画でしたが、ザック版には7点を付けます。これから観る方は断然ザック版をオススメしておきます。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-11-23 15:19:52)(笑:1票)
7.  シェーン 《ネタバレ》 
某国営局が放送した「デジタルリマスター版」で鑑賞しました。 が、「シェーン、カンバーック」のシーンがまっ黒。これ、比喩でも何でもなくホントにほとんどまっ黒で、遠景の山並みの残雪だけが僅かに灰色の方形として確認できる程度でした。ラストの決闘シーンが夜なので、時間の流れに合わせて画面を暗くデジタル処理したようです。YouTubeで確認したところ、このラストシーンだけではなくジョーとの殴り合いのあたりからほとんど表情が見えない程に暗くしていましたね。 鑑賞動機の半分くらいがあのラストシーン見たさだったので、もの凄く残念な気分です。ハッキリ言ってアホの所業です。 シェーンは現在で云うところのダークヒーローの元祖みたいな位置付けですが、牧場を守るリーダー的な役割を担うジョーの方にも同等以上の魅力を覚えました。シェーンが去って行くことが、銃が幅を効かせた時代の終焉にもオーバーラップしているようで、余韻が幾重にも響きます。名作ですね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-04-24 00:36:18)(良:1票)
8.  ジャック・リーチャー NEVER GO BACK 《ネタバレ》 
1作目がとても面白かったので期待したのですが、期待した分だけ「ハズレ」感が上回ってしまった。 1作目がなんで面白かったのかと云うと、全体的には地味だけどそれを払拭する凄みが主人公の言動に見られたから。この「地味だけど」って部分が大事で、最近のサスペンス系アクション作品とは明らかに一線を画した味わいがありました。 本作でも主人公はそれなりの凄みを見せますけど、同時に弱々しく感じられる描写も多々ありました。主人公の弱みは物語を面白くする要素のハズですが、本作に関してはそれが面白さに直結していない。スピード感を減衰する要素にしかなっていない印象です。上手く言えないけど、頑張ってる割にはグダグダしてる感じかな。 ラスト、娘(じゃなかった女の子)と主人公の顔面アップのカットバックは「しつこい」と思ってしまいました。 ちなみにサブタイトル「Never go back」の意味がよく分からなかった。軍隊には戻らない、ってことなら敢えてタイトルにするような内容でもなかったものね。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2017-12-20 00:10:34)
9.  ジュピター 《ネタバレ》 
つまんねぇ。 全宇宙規模のスケールのお話ですけど、敵役も含めた登場人物たちの個性が貧相です。コインロッカーに入るサイズです。で、地球と云う資産のやり取りも、結婚詐欺で名義を変えようとか、家族を人質にしてかすめ取るとか、まるでチンピラの手口。机の引き出しに入るくらいにチンケです。 絵はきれいだけどアクションは最近のCG作品の例に漏れず何が映っているのか半分くらいしか分かりませんでした。スピード感だけで持たせていて色気がありません。老眼の動体視力を考慮して作って欲しいですなぁ。このあたりはもう諦め気味なのですけど、今後はずーっとこういう状況なのかな…。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2016-09-25 14:50:28)
10.  新宿スワン 《ネタバレ》 
熱量を感じる作品ではありました。園監督だったのですね。新宿の風俗スカウトって仕事が本作通りなのかは知りません。原作も読んでいない。人と人を繋ぐことを大義としている主人公は街の風情に似合わないキレイな奴でした。でも、こんな奴が本当にいたとしても、自分とは接点の無い世界だからなのか、具体的な感想が浮かんできません。SFみたいなジャンルは接点が無くても感想が持てるので不可解ですけどねぇ。つまりその程度のシナリオだったのかなってことで。無駄に熱量だけはあるので、それだけで見られる作品でした。綾野クンは芸達者になったなぁと感心。それが一番の感想かな。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2016-09-04 17:32:40)
11.  進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド 《ネタバレ》 
たくさん喋るけど中身のあることは何も言ってない。謎は残ったままで気持ち悪い。それをわざわざ確認するようなエンドロール後にイラっと来る。シャンパンを使うセンスも謎である。海が見たかったら塀に登れ。立体機動を使えよ。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2016-08-19 21:53:15)(良:1票)
12.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 
鑑賞直後、これは危機管理をテーマとしたSF映画だと思いました。「怪獣映画」と言うより「SF映画」。そう言えば過去のゴジラ映画にSFを意識したことは無かった。劇場を出たら壁面ポスターがその意を「虚構」対「現実」と短く表現していて、すごく納得しました。SFってウソとホントのバランスですからねw 本作のゴジラは何を象徴しているのか? ゴジラが「動くメルトダウン」であることは従来通り。核兵器はもとより、原子力を使用するもの全てが孕む危険性がゴジラ。それは分かりやすい。 同時に地震や津波と云った自然災害も思い浮かぶ。ゴジラが這い進むだけで億単位の資産・資本が崩れ去る。復興の労苦が意識される。これは近年の災害被害を目の当たりにして来た経験がそう思わせるのだろう。 さらに、ゴジラ撃退に向け東京への核兵器使用が議論される。賛同する中国・ロシアはゴジラと同義の脅威に思えました。実際、その通りだと思うけどね。鑑賞意識は災害危機管理から国家の安全保障にまで拡がって行きました。 つまり、本作のゴジラは我々の安全を脅かすもの~天災・人災を含め~全てが詰め込まれた存在だったように思えます。 そして、ストーリーの中核は国家の対応描写です。実際の会議体があんな具合かどうかは別にして、諸々の対応に面倒な手続きを要するのは事実だと思います。グダグダでしたな。 戦後70年を超えて現行憲法の妥当性が議論される昨今。私が改憲賛成派だから思うことかもしれませんが、本作は核に対する脅威警鐘と云うより、特殊な安全保障体系を持つ日本を皮肉りながら、未来へ向けたアクションを期待している作品に思えました。かつて「ゴジラ/FINAL WARS」のレビューに「10年後くらいには復活して欲しい。その頃には新しいゴジラ映画のテーマが生まれている気がします」と書きました。本作はその意に応えて貰いました。 もうひとつ。ゴジラと伊福部音楽について。新しいゴジラ映画に敢えて昔からのゴジラ音楽を使用しました。これは賛否があるかも知れませんが私は嬉しかった。古いファンの自分にはゴジラと伊福部音楽は切り離せない関係で、監督をはじめとした同世代スタッフも同様に感じていることが想像できます。最近の映画BGMは主張が薄いと感じるのですが、ゴジラ音楽の存在感は別格です。伊福部昭氏の手腕に改めて敬意を表します。
[映画館(邦画)] 8点(2016-08-19 18:31:25)(良:4票)
13.  進撃の巨人 ATTACK ON TITAN 《ネタバレ》 
特異な設定だけを取り上げて映画にしたみたいです。でも、原作の面白さは巨人がヒトを食うだけじゃなくて、細かく作り込んだ訓練学校の同期生キャラの関係性や会話劇にもあると思っています。本作は後者を全く無視して作られています。なのでドラマが存在しない。原作を知る者にはどうしても辛い見え方になります。もっと悪いのは、原作設定を適当に残しながら、面白くないアレンジが為されてる部分。ミカサを巡る三角関係、いらんやろ。この作品にそんなものを持ち込むのは無粋な雑音です。リヴァイさんモドキを演じる長谷川博己のスカした人物像にもイライラしました。ミカサとリヴァイは主人公を凌駕する個性を持つキーパーソンなのに、それを改悪しています。あくまで原作を知る者の意見になりますけど、ストレスが溜まる作品でした。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2016-07-17 01:22:14)
14.  ジョーカー・ゲーム(2015) 《ネタバレ》 
原作(「中野学校」ではなく柳広司氏の小説)にいなかったキャラが深田恭子さん。でも、この映画用キャラが主演みたいでした。なので原作はほとんど無視して作ったよう作品でした。 日本人スパイは主人公を含めて陰湿で暗い連中しかおらず、そんな陰気臭い奴らが典型的な帝国陸軍将官を凹ませても大してカタルシスがありません。峰不二子さんは付き合いが長すぎて飽きましたが、それを深田さんがやると新鮮でした。ダマされてもいいと思いました。(それじゃまるでルパンw)
[CS・衛星(邦画)] 4点(2016-03-31 01:38:56)
15.  死霊のはらわた(2013) 《ネタバレ》 
オリジナルはオツムの軽い人たちが次々に死んでいく際の描写だけに執着していました。本作の脚本は物語の必然と蓋然の組み立てで進歩していると思いました。でも、そんなことで評価が上がるタイプの作品ではないので、バカバカしいパワーが減衰した感はあります。少なくとも、オリジナルのように大笑いできるシーンは無かったです。そのオリジナルはリアルタイムで観てこその作品だったと思うので、このリメイクは意義があるとは思います。 生き埋めにして死霊だけを殺して妹を蘇生させようとするアイデアは悪くなかったんだけど、シロートにあんなことが出来ると思えない辺りはご愛嬌。悪魔菌は体液による接触感染です。霊と云うより細菌やウイルスの類いですね。 面白かったですよ。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-03-28 03:36:19)(良:1票)
16.  シベリア超特急
観た側の仲間入りが出来て嬉しいです。映画はたくさん観ている方だと思いますが、コレは未体験ゾーンでした。冒頭「エンドロール後の出来事をお友達にバラさないでね」的なメッセージが出ますが、アレを説明するのはかなり難しいです。
[CS・衛星(邦画)] 0点(2015-08-15 11:15:02)
17.  ジャンゴ 繋がれざる者 《ネタバレ》 
奴隷制を設定したのは人道的なテーマを表現したかった訳では無く、憎ったらしい奴を好きなだけぶっ殺す為の環境づくりでした。次に何が起こるか分からない不安定さが、不快と云うより期待感を持続させ、それでいて破天荒に陥る寸前でゼーブするバランスが良い具合です。円熟を感じさせるエンタテインメント。タランティーノさんも大人になったなぁと思いました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-04-02 01:08:54)
18.  十戒(1956) 《ネタバレ》 
私は宗教に関しては標準的なニッポン人(初詣は神道、葬式は仏教、オシャレな結婚式はキリスト教)なので良く分からんのですが、アチラの方は本作を旧約聖書を映像化した「ありがたい宗教映画」として見たのだろうか? それとも、優れた特撮に彩られた「スペクタクル映画」? モーゼの戒律として見せられるユダヤ教の教えに霊験を覚えない(多神教にして偶像崇拝しまくりのニッポン人な)ので、出エジプトはずっと後の中東問題の原因になったとしか映りませんでした。なんだか、一民族に都合の良い歴史を見せられたような、欺瞞さえ覚えてしまいました。たぶん、長尺な割りに言ってることは多くなくて、意義は別にして、面白くなかったからでしょう。まっ、スタンダードなニッポン人的宗教観を持つヤローの個人的感想ってことで…。ちなみに、期待した<失われた聖櫃>は見せて貰えませんでした。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2014-03-25 02:35:11)
19.  ジャックと天空の巨人 《ネタバレ》 
おとぎ話のセオリー通りに配置されたキャラが予定調和的に活躍して終わるストーリーですが、決して大味では無く、細部が拘りを持って作り込まれています。巨人たちの大きさや腕力の見せ方が上手で、「進撃の巨人」を実写で見せて貰ってる気分です。巨人や豆の木といったフィクション要素を除いた部分を出来る限り現実的に描くことが、この種のファンタジーが見応えを獲得する秘訣だと分からせてくれます。とても楽しめました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-03-11 00:52:45)
20.  真剣勝負 《ネタバレ》 
東映5部作の監督・主演コンビを迎えて東宝が製作した吉川英治「武蔵」の番外編。原作では柳生の後で吉岡との再戦の前だから、5部作で云うと3作目と4作目に挟まるエピソードになる。で、なんだか破綻して終わっている印象である。確かに「真剣勝負」なのだろうけど…。 序盤は丁寧に人物を描いていて悪くはなかったが、闘いが始まってからがグダグダ。騙し討ちを仕掛ける梅軒もどうかと思うが、子供を人質にとる武蔵にギョッとする。「子供を人質」ですよ。彼らの闘いは剣技の勝負という枠を超えていて、心理戦と云う見方もあるのだろうけど、スッキリしません。エンディングで「剣は畢竟暴力」「殺人剣は活人剣」と、正反対に近い内容が赤いテロップで立ち上がります。5部作を観終わった時に、武蔵は都合の良い時に自分に言い訳できる言葉をいくつも用意していた人だったと思ったのだけど、本作でその感慨が強まりました。 内田監督、実は武蔵の人物像に好感を持っていなかったのではないでしょうか…。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2014-02-22 00:49:09)
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