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黒猫クックさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 791
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自己紹介 猫と一緒に映画を見ていると、ヤツらは私より先にコイツはクソ映画だというのを察知します。ストーリー展開や伏線回収が怪しくなってくると席を立ってしまうのです。だけどそんなおっちょこちょいな映画にだって良いところはいっぱいあるんですよ。
猫のヤツらは冷酷です。

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21.  逃亡者(1993) 《ネタバレ》 
なかなか面白い。  80年代後半から90年代ハリソン・フォードがサスペンスでブイブイ言わせていた時期が実に良い。ここにトミー・リー・ジョーンズの安定感のある演技が加わると、一気に物語の実在感が増して否応なくサスペンスの完成度が高くなるのは神がかり的な配役じゃないだろうか。  前半の追われ感と、後半の収束感ではやや落差を感じるが娯楽よりで全体をまとめる上で発散に重視した作りというのは巧妙なバランスだと思う。15年前子供の頃見たときもアレレと思うことも無かったわけではないけれど、細かいところではなく本質的な面白さをきちんと計算して作っているような感じがなんとも憎らしい。
[ビデオ(字幕)] 7点(2010-05-04 00:40:45)
22.  ドラえもん のび太の海底鬼岩城 《ネタバレ》 
ものすごい小さい頃にみて、未だに筋を鮮明に覚えている。ドラえもんの映画でそう言う記憶があるのはこれと鉄人兵団だけだ。  この作品は、おそらくえらくマッタリしていて、説明的過ぎるのだろうと思う。けど、子供に楽しんでもらおうというビームがバンバン出ていて、夢中で見た。今この話をもう一度見てみようかなという気持ちには積極的にはならないと思う。けど、楽しかったという覚えがあるしこのままの方が良いだろうと思う。  絶望的に感じたあの雰囲気や、どうにもならないかもしれないあの状況が凄い。この作品を不意に思い出して、ほかのドラえもん映画をちょっと見てみようかな。などとふと思ったりした。
[地上波(邦画)] 7点(2010-03-07 19:40:06)
23.  12モンキーズ 《ネタバレ》 
面白い。面白いけど、普通に面白い。異常に面白くはない。  ギリアムの映画として期待すると拍子抜けしてしまうかもしれない。かなりちゃんとしている。そのちゃんと加減がギリアム度を下げてしまうという、ギリアム的ジレンマを楽しめる映画だと思う。  雰囲気を作るのが上手な俳優がたくさん出ているので、当時の匂いが何とも良い感じ。看板のブルースウィリスとかブラッドピットはこういう少々いかれた未来っぽさを見事に醸す。このままどうなっちゃうんだろう、という不安感を普通に収束してしまうプロットが実にもったいない。  90年代に多い終末思想を巧く扱ったストーリーは、2000年を過ぎてしまってから観るとどうしても緊張感に欠けてしまうが、その辺の改良は2000年以降の映画がやることだからこの映画自体に非はない様には思う。とはいえ、そういう部分以外でもっといかれたところを見せてくれるのがギリアムのような気がするんだけど、この映画以降すっかり骨抜きなイメージだ。
[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-09-06 02:16:47)
24.  閉ざされた森 《ネタバレ》 
面白い。 人物同士のやりとりがスピーディで結構会話劇としても優秀な部類じゃないかと思う。 人物がわかりにくい場合は一時停止してメモをとればいいと思う。10秒の停止でテンポが止まることより90分わからないままよりずっといい。 人物が多いからと放り投げては、せっかく結構手の込んだ映画を作ってくれた人も無念に思うだろう。 それからそういうときは字幕ではなく吹き替えで見るのもおすすめ。 文字を読んでいたら顔が見えないので、おそらく字幕で鑑賞することが多いとこの映画だけではなく、日本で有名でない役者はどの映画でも全く顔を覚えられていないと思う。  オチはどうかと思うほどへ?っていう感じなので、普通に驚いた。くると思っていないコースに全く想定していない速度で球がきたっていう状態。 ユージュアルサスペクツ的な手法が技法として固定してきたのかも。素直に楽しめた。
[映画館(吹替)] 7点(2009-05-10 00:42:30)
25.  トータル・フィアーズ 《ネタバレ》 
ものすごい話です。何しろアメリカ国内で小規模とはいえ核爆発テロが成功してしまいますから。 演出にちょっと軽さが感じられましたが、テロリストの恐ろしさって言うのが本当にいやでいやでしょうがないあたりの見せ方は凄く良かった。  核兵器の恐ろしさが足りない、という意見もありますがアメリカの人たちはそれを使う人たちに恐怖していてその絵的惨状にはそれほど興味がないようです。 原作本にあった徹底的かつ妄信的な、テロリストの本質的な恐怖がハリウッド的に落とし込まれていることに落胆しているよう。  実際はアメリカの人たちは核兵器の恐ろしさや、科学的な見解などは日本人がテレビで教わっている以上に認識が高いようで、検索すると日本語ページよりも英語の方が多い。 となれば映画での扱いは、もう知っていることよりも、映像的な悲惨さよりも、狂信的な人間が使いそれが起こりそうなとき、起こってしまったときにどんなことになるのかと言うことにつきるかと思います。  そういう意味ではこの映画は迫真さに欠ける部分があり、決して完璧な作りではありませんが、核の悲惨さの表現だけよりも一歩も二歩も進んだ主張があると思います。
[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2008-09-26 23:26:08)
26.  ドッジボール 《ネタバレ》 
うわぁ面白。 なんかこの投げやりすぎる脚本と流れに一発でのめり込みました。 チャックノリスに大ウケです。 古臭ーい話を現代の撮り方で楽しませてもらえました。 こういう映画はついつい観てしまうという人多いのではないでしょうか。
[DVD(字幕)] 7点(2008-08-26 22:35:46)
27.  ドラゴン・キングダム 《ネタバレ》 
 ジャッキーとリーリンチェイがワイヤーアクションするという事件にお腹いっぱい満足です。
[DVD(吹替)] 6点(2012-11-01 03:37:41)
28.  東京オリンピック 《ネタバレ》 
記録映画って特に興味がないので仕方がないが、楽しくはなかった。 でも、あの場所?え?あそこ?へー。的なおもしろさはあった。 感受性の低さを思い知った。ちくしょう。
[DVD(邦画)] 6点(2012-03-17 03:22:54)
29.  トゥルー・クライム(1999) 《ネタバレ》 
そこそこ面白い。手堅い作り。  色々詰め込んであるが、それぞれの処理が的確でフワッとした感覚はあまり感じなかった。イーストウッドとはいえ、文芸作品の方向ではないのでこんなモノかもしれない。やたらスピーディで一直線であまりひねらないのはB級方向の作品では味付けが決まっているからそれほど違和感はなかった。  それにしても、これに主演しちゃうもんな。固定ファン向けとしか思えない。けど、それをやってしまえるところがスゴい。
[ビデオ(吹替)] 6点(2010-08-03 01:13:51)
30.  ドリームキャッチャー 《ネタバレ》 
次々現れる伏線と、不安感をあおる設定。どのように収束するか全くの予測不能な展開。  それは宇宙人です  脳のずっと奥の方から、持ち上がってくるその言葉との戦いは困難を極めたが、無事に気づかなかったふりをすることができた。危ねえ。  キング映画なのに、おかしい。展開がスムーズでスリルまでありやがる、しかも広がっていく謎に不安が募るとき。そんなはずは無い、キング映画の伏線回収にそんな巧妙な技巧が使われる訳が無い。そんなときは十中八九  それは宇宙人  宇宙人ならどんなに複雑に絡んだ伏線も、「あっそっかぁ」だ。宇宙人ならどんなに説明が困難なトリックも「なるほどね!」。宇宙人ならいくら不可避な現実も「じゃぁだいじょうぶだね!」だ。  スゲェ。この映画の凄いところは、普通にサスペンスや恐怖ものとして最後まで作れば結構凄いところまでいけたような感じの着想なのに、わざわざ誰も思いつかない宇宙人オチを合体させてしまっている。  キングの凄いところは、見始めると一瞬で「ああ、これ宇宙人でしょ?」って分かる話を作るところではなく、一級のサスペンスホラーにZ級の宇宙人オチを合体させるその豪腕だ。普通なら一級のサスペンスホラーを考えたら、もったいなくて宇宙人に解決させることなんてできないはずだが、一瞬の躊躇もなく軽やかに「いやいや、これ宇宙人だから」と人間や人間世界のオカルト的なせめぎ合いをバッサリと、というか、気軽にヒョイッとゴミ箱につまんでドロップしてしまうようなその判断力。  やはりキング映画の魅力はただ事ではない。
[DVD(吹替)] 6点(2009-12-06 16:24:46)(笑:1票)
31.  トゥルーマン・ショー 《ネタバレ》 
設定とか着想は面白いんですが、主題が展開し始めるとその良さを崩しながら言いたいことに突っ走ってしまってるんですよね。だからせっかく「もしかしたらあるかも」的な導入部を放っておきながら、飛び道具的なシーンが支配的になってしまうのがもったいない。  こういう「もしかしたら自分たちは小説やゲームのキャラなのでは」「もしかしたら宇宙は1原子として宇宙を構成して、それも宇宙を構成するのでは」などという心配や好奇心。誰もが自分の存在感への疑いと言う物は古典的な物語をどこかで見聞きして知っているわけで、それを物語にして収束する手段を速度的に表現したためか、どこかツボを押さえ切れていない映画という印象をもってしまいました。ラストの表現も、ブラックユーモアのような形で逃げずに最後まで現実的に造るべきだったんじゃないかと思います。  フィクションであれば最終部を現実的にしてもハッピーエンドでもバッドエンドでも造れるはずですが、なんで煮詰めていない非現実的な含みにしてしまったのか、本当にもったいない。映像や脚本には金が掛かってて当たり前のグレードの映画だと思うんですが、いろんな都合があったんでしょうか。着想が良ければ、どんでん返しを思いつけば、カルト的な異常性があれば、というような評価基準のみで行けば年代を考えると高度なのかも知れませんが、高度であることより知的満足感をくすぐられることより、「ちゃんと最後まで面白いのかどうか」と言うことが重要じゃないかなと思うんですよ。  たとえ100円で借りても、鑑賞者は2時間も使うわけですから、表面的な着想や内面的な奇抜さとともに「出来る限り完成した物」を提供して欲しいな、などと思うわけです。
[DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2009-07-25 15:08:26)
32.  ドン・サバティーニ
時々妙なユーモアがあるけど、話全体としては面白くない校長先生みたいな映画だった。 フーンこの人偉いんだ。で、終わる可能性が強い。マーロン・ブランドに興味が無いと。
[地上波(字幕)] 5点(2014-02-28 15:50:02)
33.  ドラゴン・プロジェクト 《ネタバレ》 
 ダンスはいかんのだよ。ダンスは。
[地上波(吹替)] 5点(2013-01-05 04:34:58)
34.  ドクトル・ジバゴ(1965) 《ネタバレ》 
昔、学生の頃。頭痛と鼻水悪寒喉の痛み的な基本セットが自分の身に降りかかっている事には朝から気がついては居たけど、あと一時間で始まってしまう厳しい授業に出席しなければならない現実と向き合うには風邪薬が必要と考えて、服用した。  通常より多めに飲んだ風邪薬のおかげで症状はだいぶ緩和された代わりに、目的の駅を何度も寝過ごしてやっとの思いでホームに降りる事が出来た。駅からキャンパスに向かう道の上で歩きながら寝てしまう勢いでギリギリの意識を保っていたのを思い出す。  もちろん講義に出たは良いが、座った瞬間眠ったあげく自分の意識では頭を持ち上げられない位に混濁した記憶しか無い。はっきり覚えているのは次の講義の顔も知らない教官に 「君大丈夫か?医務室行くか?救急車呼んだ方が良いか?」と起こされたことだ。  後でこの教官にお礼を言いに行くと、最初意地悪で起こさなかったが、授業が終わっても起きないので様子を見に来ると呼吸の音がおかしいような気がしたのでうろたえてしまったという。逆に謝られてしまった。   と、いうのをジバゴで思いだした。土曜日の昼間、たっぷり睡眠を取った上で見始めた録画にこりゃあ一発で寝ちまうな、なんて考えていた。  しかし意外にも眠れない。ストーリーに起伏は無く、ジバゴはなにをするでも無く、戦争だけは進んで、勝手に人間関係がバラバラになっていく。眠くなる要素が満載なのに、いけなかった。たっぷり睡眠を取り過ぎたためだ。その上ラーラが阿婆擦れである。アバズレ。漢字で書くと字面がもの凄い。ATOK様の腕力に頼ってもう一度、阿婆擦れ。   私の目はラーラに釘付けだった。というかそれくらいしか面白くなかったのかもしれない。  でも見終わった時、色々心に残るシーンはラーラ以外にも多かったのに気付く。そして脈絡も無くあの講義の事とか、フラフラのまま学食で笑い話をしてたらいきなり視界が真っ暗になって大騒ぎになった事とかを思い出す。  よく分からないんだけど、あの時学食でドクトル・ジバゴの話題が出ていた事に記憶の糸が結びつくと靄が解けて残った塊が腑に落ちていく。 「その状態でドクトル・ジバゴを観たら間違いなく二度と目が覚めないだろうな」  とかみんなで笑ってたのだった。そうだあの時皆が言っていた「どくとるじばご」とはこの映画だった。   でもそこまでつまらなくは無いぞ。
[地上波(字幕)] 5点(2012-12-18 18:06:02)
35.  トワイライト~初恋~ 《ネタバレ》 
可も無く不可も無く。 ドラマだと競争が激しすぎて最後まで行かれないと踏んでの映画化だったのだろうか。 正直テレビドラマの面白さを映画の重厚さが上回れない典型的な例になってしまったのでは無いだろうか。  ドラマで1シーズン完結でやってもらえたらボックス買いしてたかもしれない。題材はそれくらいズキュンと来たのだが。
[DVD(吹替)] 5点(2012-11-27 13:07:45)
36.  トランスポーター 《ネタバレ》 
ダラダラみるにはちょうど良い感じ。  基本的に、アクションで主人公がどう生き残るのかと言う部分だけ良くできていれば、映画ってそれだけでそれなりに面白い。それなりに楽しめる。だけど、体術系のアクションだとどうしても問題が出てくる。  それは、初期セガールのようにポカーンとするほど生々しいものや、ボーンシリーズや一昔前のジャッキーのようにスタントが楽しいもの。トランスフォーマーのように普通の人が想像できないせいで、無茶苦茶リアルに作られているのに現実に見たこと無いせいで逆に嘘見えてしまうほど作り込まれた人形もの。そういう斜め上を行くものを過去に観ていると、どうしても普通かなって思ってしまう所。  本作もかなり良くできたアクションだったけど、激しい映画が多い今年あたりに観てしまうとアクションだけでは物足りなくなってしまう。そこでやっぱり設定に緻密さが欲しくなってくるわけだけど、残念ながら運び屋というおいしい設定を作り込み切れていなかったのが残念。後半は強引に設定をキャンセルしてしまって、違う話と合体してしまったような雰囲気になっちゃっていた。  でも、やっぱりアクションが最初から最後まで筋が通っていたのでつまらなくはない。こういう映画は突っ込まないで観るのが正しい。  時々テレビでやってたら儲けもの。リュックベッソンの良さはそこにある。
[DVD(字幕なし「原語」)] 5点(2009-08-14 01:31:24)
37.  東京島 《ネタバレ》 
ああいうエロいおばちゃんが男の群れにいたら、とかいう妄想をかなえてくれるもんだと思って借りてきた。そしたら、そうしたらエロくもないし怖くもないし。雰囲気映画なのか要するに。最初に言ってくれないとさあ。 結構凄い設定なのにな、これ。つまらない邦画の典型でストーリー作っちゃってだらだら2時間。この映画見たらたぶん原作者の他作品を読もうとは思わないだろうね。  作家殺しだな。
[DVD(邦画)] 4点(2012-06-03 03:08:02)(良:1票)
38.  トロイ(2004) 《ネタバレ》 
おもしろくない。 話とか別に驚くようなところがないのはむしろ良いんだけど、神話ものでCGの金けちるとかとういうことだ。  見た目で何とかしないといけない話のはずだが、なんだかすごく節約間が漂う。
[地上波(吹替)] 4点(2011-08-28 07:37:16)
39.  東京タワー 《ネタバレ》 
もしかしたらはまってしまう人がいるであろう映画。でも、これは受け入れがたいな・・・  確かに年の差を超えて愛(もしくは恋)を成就する話、それ自体はなんの拒絶も感じないが、これの場合は不倫が絡んでくるからなぁ。確かにただの年の差ドラマであったらつまんないからしょうがないんだろうけどさ。  主人公のキャラクター設定には、なんて言うかどうしても引け目というか敗北感を禁じ得なく、ここで感情移入が出来なかったのが痛い。勝てる要素が一つもないようなキャラをこうやって平気で据えてみたりするあたり、凄い腕力だと思う。  完全無欠な主人公君とその完全無欠な親、彼らをひとまとめに翻弄する完全無欠の40歳の女性も、何となく抗しがたい嫌悪感を覚えてしまう。何でだろう。確かに存在する可能性はあるんだろうけどさ、なんていうか僻みとか劣等感を客に与えてくれるな。イラッとするだろ。  美男二人の結末を対比構造みたいにしたかったんだかよく分かんないけど、ほとんど少女マンガのような結末を実写映画でやってしまうあたり、豪腕だ。理系の学生がなぜ?みたいな部分はお話だから良い。全然気にしない。でも、離婚してそこまで追いかけてくる40歳の女性っていうのは正直無理。受け入れられない。どれだけ好きだったとしても、それは年上の方にやらせちゃったらバランスとか観た後の印象が悪くなるに決まってるような気がするけどなぁ。  でも、何となく、自分にもそういう可能性が残されているんだよ的な、応援歌のような作りでも、それに感化されたり素直に感動する人って必ず居ると思う。はじめから数が出せる作家だからだろうな、こういうマーケティングで構築された巧妙なドラマっていうのはそういう部分があって、そこを不可視にするための手段としての作り込みが意外としっかりしているから、綺麗に見えたり幻想的だったりする。  ハマってしまった人にはその綺麗な、幻想的な部分ていうのはさらにリアリティを持った想像になって楽しめてしまうと思う。かなりの数の人が観て、そういった層がひとかたまりになれば結構な質量を持つに至るんじゃないかと。そういう意味では意外と需要があるのかもしれない。  であるが、私にとっては何から何まで蚊帳の外だった。
[DVD(邦画)] 4点(2009-11-23 19:49:25)
40.  時をかける少女(1983)
角川クオリティにはイラッとさせられる。  雰囲気はツボにはまる人もいるのだろう。だからこう言う様式が存在するのだと思う。が、これが本当に映画フォーマットにマッチしているのか少々疑問だ。書籍フォーマット的な間がそれにそぐわないということは、最近の映画化作品を観ると認識があるということが理解できるが、その前の時代であるから仕方ないのだろう。  それでも、やはり金が余って余って仕方なかった時代なんだろう。とにかく高みが好き、という作りには嫌味が漂っていて時折不愉快になる。現在の中国のような、水準にないことを出来ていると力説するような印象を持った。  やっていればとりあえず観てしまう映画ではあるが、芸術性や感動はあまり感じない。
[地上波(邦画)] 4点(2009-07-26 18:54:50)
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