1. どん底(1936)
《ネタバレ》 ゴーリキー原作の作品ということですがもちろん原作は知らず。 極貧の生活を送る泥棒ぺペルは男爵の屋敷に盗みに入るが、賭博で全財産も公金も使い果たしすっからかんになってしまっており、それが縁で妙な友情が芽生える。 かたやどん底から這い上がり「違う世界を生きたい」と願うジャン・ギャバン演じるペペルと極貧に堕ちても「生きてさえいればそれでいい」とさえ思える楽観主義者であるルイ・ジューヴェ演じる男爵の対比が面白いです。 ところどころ舞台的な演出がありますがうまく登場人物の生活の様子を描いていますし、ものすごく悲惨な話ながら全然そんなこと思わせない手法はさすが。 ラストの警察を背にしてひたすら前向きに歩いていく2人の姿にいい余韻を感じました。 馬担いで行くのはちょっと笑いましたが(笑) [インターネット(字幕)] 8点(2023-05-27 16:05:18) |
2. 時をかける少女(1983)
《ネタバレ》 アニメ版を先に見ていたので「実写ってこんな感じだったの!?」という印象でした。 まあ作風としては他の大林監督作品などから「そういう感じ」とは途中から木津yいたのですが、合うか合わないかで言えば自分は合わなかったです。 ただ、合成の妙だったり最後の「めまいショット」で距離感を演出するところなど「おお!」と思う場面も多々。 後は(世代ではありませんが)原田知世という圧倒的な存在感の成せる技だと思いました。 それにしても、面と向かって(気絶している人間は体重が重く感じるとはいえ)重いというのは割と失礼な気も、、、 [CS・衛星(邦画)] 5点(2023-04-05 22:11:33) |
3. 富江VS富江
《ネタバレ》 富江の血を分け与えられた劣化版富江たちが、己の寿命に抗うために純粋な血を求めて戦う、、、といっても別に激しいバトルが繰り広げられるわけではありません。 終始地味です。 ただ、ラスト、炎に照らされながら主人公の同胞爆誕!する場面は、ちょと不気味でよかったです。ですが全体含めて富江の妖艶な魅力やら怪しげな雰囲気やらがほぼなく平坦な印象でした。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2023-03-11 18:15:23) |
4. ドラゴンボール超 スーパーヒーロー
《ネタバレ》 破壊神が出てきたりスーパーサイヤ人ゴッド(の上の上)からマルチバース要素まで持ってきて、そして今更人造人間ってこれどうなの?とか思ってしまうんですが、これが観てみるとそれらが野暮なツッコミだったなーという感じでした。 確かにインフレし過ぎて強いんだか、どれだけすごいんだか、というのはわからなくなってきているのですが、劇中ピッコロさんは「なぜ文字が出るんだ!!?」と突っ込んでいるように、懐かしの無印の要素ありつつ、近年のドラゴンボールらしい派手で激しい格闘シーンなどはスクリーンで観ていて気持ちよかったです。 そしていつもはわき役になってしまっているピッコロさんと悟飯の活躍、トドメがいつものかめはめ波ではなく魔貫光殺砲というのも、やっぱり悟飯はピッコロの弟子なんだな、という絆が改めて確認できてよかったです。 [映画館(邦画)] 7点(2022-06-29 01:56:27) |
5. トップガン マーヴェリック
《ネタバレ》 昨今の続編ラッシュの中で「マッドマックス/怒りのデスロード」に匹敵する部類の続編だと思いました。 いわゆる税金対策やネタ切れ、ノスタルジーありきの続編ではなく、前作に目配せしつつ、しっかりと「一つの作品」として作ってある点がまずよかったです。 ストーリーはいたって単純明快、しかし訓練からミッション遂行までメリハリがある展開でしたし、冒頭の飛行テストで「最初からクライマックス」の一歩前を見せてまずつかみはオッケー。続いて訓練シーンでは「化石おじさん」とバカにしてたヒヨッコ連中に「格の違い」を見せつけるくだり、そして敵に変な感情や同情を抱かせずただ単に「倒すべき敵」として感情を排除した設定などで、難しいこと考えずに純粋に映画の世界を堪能できる作品に仕上がっていました。 役者が戦闘機操縦してるとかは実際どうでもよく、随所に展開するドッグファイトの迫力だけでも「スクリーンで観てよかった」と思える作品でした。 [映画館(字幕)] 8点(2022-05-29 16:48:30) |
6. トリプルヘッド・ジョーズ<OV>
《ネタバレ》 前作が突然変異だ!というふわっとしたものだったのが今回は環境汚染が原因だ!ということでちょっとは説得力があるのか?という感じです。 冒頭からいきなりデデーンとサメが出てくるので情緒もへったくれもありませんが、まあそこはいいってこと。 登場人物が軒並み中なっかりなのも、まあ、ね。 しかし首切り落として新たにそこから新しい頭が生えてくるって、もはやそれはサメでなくてもいいのでは?と思ってしまいました。 あとダニー・トレホに似てるおっさん出てきたなと思ったらまさかの本人でちょっとびっくり。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2022-05-09 00:10:51) |
7. ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
《ネタバレ》 ドラマ版を見ていないと話が全て理解できない、というのは昨今ディズニーのえ悪いところ。 まあそれ差し引くと、中盤まではいつものMCUじゃん?とか思うと終盤一気にサム・ライミ印のホラー映画になっていくのでそこで「死霊のはらわた」からの古のファンからすれば嬉しい限り。 もちろん。死霊のはらわた(1作目)の純然たるホラー要素ではなく、Ⅱ以降のどこかコメディ要素を含んだホラー要素、一番近いのはキャプテン・スーパーマーケットでしょうか。そのほかでも、シーンの切り替えや、アングル、マルチバースを突き抜けてくあの演出共々やはり「只者ではない」と思わせてくれる要素満載。 最後のゾンビ・ストレンジなどレーティングギリギリのところ攻めてますし、やっぱこういうのがやりたかったんだなーと思うと同時に、「これって完全にイヴィルアッシュじゃんw」とファンなら思わずニヤリとすること請け合い。 サプライズに関しては、へーそうですか、くらいにしか思っていないので特に、なのですが、終盤からのエンジンのかかりようが半端ないのでなんだかんだ言いながら楽しく見ることができました。 そしてポスト・クレジットの延々殴り続けるキャンベルには、ファンじゃなければ「なんでこの人殴ってんの?」という感じ、嫌いじゃないです。さすがライミ。 しかしストレンジ先生、200万以上するルクルトのコンプリケーションウォッチを風防とは言え自分で取り替えちゃうなんて、随分なことしますね、、、 [映画館(字幕)] 7点(2022-05-05 14:43:51) |
8. 友だちの恋人
《ネタバレ》 この作品がロメールの作品の中で一番好きです。共感しずらいところはあれど、それぞれが友達のことを思っている優しさ、一癖あるけど憎めない男性陣。 特に自分はブランシェに共感。「好きな人の前では緊張して無口になる」や、午後の静寂が不安になる、と言うくだりなど「わかる〜!」と言う感じです。 そして本当にインテリアやファッションがおしゃれ。 特にブランシェの棲むアパルトマンの洗練さ加減は雰囲気含めて「自分もこう言う生活したい!」と思えるほど。 ラストは拗らせ過ぎてどうなるかと思いきや「ちょっと待って?誰のこと言ってるの?」と言う感じで互いに違う人のことを話してて、「なんだよ勘違いかよ〜」で一件落着する様、コメディやコミック的な要素のはずなのにこんなに嫌味なくおしゃれに落とせるのはさすがだと思いました。 そして互いの恋人を略奪?したにもかかわらず、男女ともにお揃いの服でこの先も友情が続くことを暗示してるのもよかったです。 ほぼガールズ・トークなのですが不思議と飽きない魅力もさすがでした。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-03-09 19:54:42)(良:1票) |
9. ドライブ・マイ・カー
《ネタバレ》 色々な映画祭で賞を取っている本作、では面白いのかと言われれば非常に微妙。劇的な展開もド派手なアクションも、ゾッとする展開や胸を高鳴らせる恋愛やスコアもなし、いろんな言語が飛び交う劇中劇、禅問答のような会話、玄人向けの作品というよりも完全に好みの問題だよね?とう感じです。 では自分はといえば、冒頭5分くらいで「あ、この作品、好き」となった口です。 難しいことは分かりませんが、街や部屋を映すショットや、道の奥/手前に伸びる道と走っていく車、引きの画の構図というか雰囲気がすごく自分好みだったから。 そして、家福の心象世界ともいうべき車内の様子、最初は亡き妻の声以外は受け入れなかったのに、次第に会話をし、タバコを許し、そして音と寝た男との会話で深淵を覗き、今まで目をそらし続けてきたことへ向き合い、主人公2人の投影ともいうべき舞台の登場人物の演技で呪縛から逃れたであろうことを示唆、そして思い出の車の持ち主は、、、という展開は非常に自分好みでした。 同監督の「ハッピーアワー」が非常に好きな身としては、3時間全然時間を感じさせず、むしろ心地いい時間でした。 ただ、これを「面白いから!」とか「いろんな賞取ってるすごい映画だから!」と人には薦めないと思います。 [インターネット(邦画)] 8点(2022-02-21 03:03:08) |
10. トゥームレイダー ファースト・ミッション
《ネタバレ》 原作は結構歴史のある3DAADV。まあ、トゥームレイダース(初代はこのタイトルでした)か?と聞かれれば、完全に後追いなはずのアンチャーテッド女版だよね?という感じなのですが、エクス・マキナでは妖艶な魅力を放ってたアリシア・ヴィキャンデルが大暴れするのはなかなか爽快。設定とか「どこが日本なんだよ?!」とか突っ込みながらワイワイ楽しむには十分な出来だと思います。 まだ駆け出しのララことアリシア可愛いですし。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-01-13 21:49:55) |
11. ドリラー・キラー
《ネタバレ》 純粋なスラッシャー映画を期待してみたしまったので正直退屈でした。 貧乏画家が自分の抱えている鬱屈とした不安や隣人の出来損ないのピストルズみたいなバンドの騒音にに耐えながら徐々に狂っていく話、主人公の不安定さを表すために他の登場人物のどうでもいいような状況を執拗に描いたりするので、単純に「もっとサクッと進まんかい!」と思ってしまいました。 ドリルでの殺害シーンは、まだ本格的にスプラッターが台頭してくる前とはいえ結構な血糊、ところどころ、というか終盤の画商の殺害シーンからの一連の流れはようやく「ホラー映画」してきたのでよかったです。 もう一度見たら面白く感じるかもしれません。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-10-30 13:51:22) |
12. ドント・ブリーズ2
《ネタバレ》 前作では完全に敵側だったのに今回は主人公に昇格した座頭市じいちゃん、前作を観ていなければただの娘(?)思いの頑固ジジイ、というふうに見えるのがなんともニクい設定。 しかし観客は前作での騒動を知っているわけで、ここでもまた残虐な殺戮を繰り広げてくれます。 で、突如娘の本当の親が出てきて、このじいちゃん、またやらかしたか、という感じですが、その親もじいちゃん並みのクズっぷりなので、結果じいちゃんを応援できるという設計、この主人公のスライドと適度な悪役の設定は上手いな、と思いました。 ゴア描写もなかなか派手でしたが、全編通して暗くて「何やってるかわからない」感が結構あったので、今回はこの点で。 [映画館(字幕)] 6点(2021-08-13 23:42:33) |
13. とらんぷ譚
《ネタバレ》 冒頭のタイトルロール、そして出演者、スタッフの紹介など今観てもなかなか洒落ている演出。譚と書いて物語と読ませるのもなかなかいいです。 正直、邦題がトランプと書いてあるのに、実際トランプ関係してくるの映画の終盤からじゃん、というツッコミはあるんどえすが、トランプ=イカサマ師、詐欺師の暗喩というのはフランス的でなかなかいいのではないでしょうか。 回想部分のセリフが一切なく、主人公のナレーションとテンポの良い、そしてなかなかウィットに富んだ描写でなかなか見応えのある作品でした。 [DVD(字幕)] 7点(2021-08-11 04:32:30) |
14. 怒霊界エニグマ
《ネタバレ》 「怒霊界」とはまた凄まじいタイトル。 フルチ御大晩年期の作品なのでゴア描写はあれどちょっと控えめ。 殺人シーンは幻覚が主なので仕方ないけれど、フルチ御大のゴア描写を目当てに観るとちょっと肩透かし。 だけどそれぞれのシーン、というより件のカタツムリのシーンはやはり特出していて、ちょっと夢に見るレベルです。 ストーリーに関しては相変わらず「展開早くね?」だったり「さっきと言ってること違くね?」だったり「一体どういうこと!?」みたいな感じで、語りたいことはわかるけどなんだかかよくわからない支離滅裂な部分が多いのですが、それを言ってはフルチ作品は観られないので気にしたら負けということで。 しかし、ストーリーを差し置いてもあり余る魅力的なゴア描写が少ないので、そこが残念な部分です。 [DVD(字幕)] 5点(2021-06-17 02:28:08) |
15. ドラゴン・キングダム
《ネタバレ》 かつて、ある映画で鶏のコスプレをして戦ったことのあるジェット・リー(リンチェイ)。その時も笑顔だった。というかものすごく楽しそうだった。 そして今回。孫悟空、というか猿人間のコスプレをして戦った。やはり笑顔というか、ものすごく楽しそうだった。 つまり、ジェットー・リーは、動物のコスプレをするのが趣味なのか…って、いやそんなことないと思いますが、久しぶりに彼の素敵笑顔を拝めました。 もう、映画の展開なんてそっちのけで、中盤のジャッキーvsジェットの対決につきます。 動きはジェットに劣るが(年齢のせいもあるだろう)多彩な動きでとにかく魅せてくれるジャッキー。アクションのバリエーションこそジャッキーに負けるが、そのスピードと正確無比な体さばきが素晴らしいジェット、どちらも甲乙つけがたい戦いだったのではないか、と個人的には思います。 まあ、間違いなく、近年の彼らが出演した作品の中では抜群の出来だと思います。 その他では、やはりエンディング、不良をボコボコにするというのは、お決まりなパターンですけどやはりすっきりしますね。 [映画館(字幕)] 8点(2008-09-28 04:12:35)(良:2票) |
16. Dr.ギグルス
《ネタバレ》 ホラー・スプラッターが下火になった90年代前半に制作されたサイコホラー…というかメディカルホラー。 宣伝文句等では「ジェイソンやフレディに次ぐ新たなホラーキャラ登場!」みたいな事が書いてありますが、まあ誇大宣伝とまでは言わないまでもそこまでの迫力、カリスマ性があるわけではありません。 まあ、命を救うはずの医者が殺人鬼、という設定は良いとしても、そう云った設定は過去にもいくつか存在していますし、何より、宣伝文句にある「心臓採集」が全然描かれていないので、お話になりません。 かといって、他の殺人シーンはといえば、特に代わり映えのしない方法で殺していくだけ。ラストで「私の発明だ」といって怪しげな医療器具…というか殆ど殺人道具が登場しますが、そんなもんがあるならもっと早く使えって感じです。 しかも、警官には腹(胸)撃たれるわ、医者には脚刺されるわでどこか間抜け。まああの笑い方(ギグル)だけは不気味で良いですが。 ストーリーのほうも、孤児になったのに成人した後は何故か精神病院に入院していたり、ゲームしてる子ども見て「手遅れだ」とか言って見逃したり(まあ、そこはアメリカ的といえばアメリカ的ですけど)、ヒロインは心臓が弱くて激しい運動するなとか言われてるのに思いっきり走ってるし(走らないと映画が映えないんだけどね)、ヒロインの友達カップルが「苦労して盗んだんだぜ~」と彼女に母ちゃんの下着着させようとしたり…っておいおいおい(汗)そんなの着させるなよ。俺だったら絶対ヤダけどね。 と、まあこんな感じに、どこか間抜けでゆるい感じに進行していくので、暇つぶし程度にしかなりませんよ、と。 [ビデオ(字幕)] 5点(2008-07-20 03:22:02) |
17. トランスモーファー -人類最終戦争-<OV>
《ネタバレ》 さてさて、果たして何人の方がこやつを「トランスフォーマー」と勘違いして借りていったのでしょうか??いつか集計したいです。 ということで、実はレンタル開始から目を付けていた作品だったりするのですが、例によってトランスフォーマーに便乗した作品であることは、少しでもこうした作品を見ている方ならばすぐにわかると思います。 設定は…ターミネーターのエイリアン版?みたいな、いわゆるエイリアン襲来で地球全滅、残った人類レジスタンスってな感じな設定。 映画としての形はとりあえず成してはいますが、建物の造形はどことなくレトロ。武器もなんだかなー。そして極めつけは敵のろぼっつが頑張れば初代プレステでも表現できるのではないかッ!?と云った感じのチープを通り越したCG。 まあ、それでも製作者側は頑張ったのでしょう。エンディングがやや急ぎ足な感じは受けますが、とりあえず、ストーリーは支離滅裂じゃないです。ただ、トランスフォーマーとはくれぐれも間違わないように。 しかし、原題もトランスモーファー…いったい何がやりたかったんだ製作者よ…? [DVD(字幕)] 3点(2008-03-14 03:22:00) |
18. ドリームガールズ(2006)
《ネタバレ》 リアルタイムでシュープリームスを体験してない者にとっては、このドリームガールズ盛隆の物語は良い疑似体験になってるんじゃないでしょうか。 パクりパクられな音楽業界。頂点に登りつめるには才能だけでなくコネも必要。そして、売れない時代に盗作されて苦い思いをしたのに、頂点に登りつめたとたん、かつて自分たちがやられたことと同じことをする(正確にいえば、カーティスが勝手にやったことですがね)っていうところ、上手く皮肉ってると思います。 で、今回一番の注目はエフィ役のジェニファー・ハドソン。とにかくソウルフルっすね。本当に主役(らしい)ビヨンセを食うほどの熱唱ぶりで、実は今まで彼女が主役だと思ってました。 ドリームガールズのショーの場面はとても見ごたえがあり、その他、エフィが追い出される場面での、激しい歌の応報など、見ごたえある場面が盛りだくさんなので、最後まで飽きることなく見ることができました。 が、一応ミュージカルということですが、あまりにもミュージカル部分が普通に撮られ過ぎていて(普通の場面と何も変わらない)、作品のテンポが若干乱れるということもしばしば。 なので、ほかの方も仰っていますが、どちらかに統一した方が、よりよい作品になったのではないか、と思います。そこが唯一残念なところですかね。 [DVD(字幕)] 7点(2007-08-02 08:23:42) |
19. トランスポーター2
《ネタバレ》 1作目はそこそこ面白かったものの、今までの経験から、というより世の定説から2作目は絶対面白くないだろーなーと思っていたものの、ここでの評価は1作目よりも上。ではどんなものかと思いやっと鑑賞。 いや^まいった。この作品に限って言えば完全に1作目よりも面白い。 基本的にストーリーはあってないようなものんで実にどーでもいいものだけど、そこここにちりばめられたユーモアや、前作以上のアクションで終始楽しませてくれる。 すでに何人かの方も仰っているが、車に着いた爆弾を走りながら(飛びながら?)外したり、落下する飛行機の中でお構いなしに殴りあうラストなど、馬鹿としか思えない描写が数多くあるのだが、その強烈なインパクトゆえに映画を最後まで飽きさせずに見させてくれる。 また、前作以上に増えた格闘アクション。いや~格好いい。さまざまなものを使って次々に敵を倒したり、アクロバティックな技を繰り出したりと多彩な動きを見せる。 動きやアイディアはそれほど斬新なものではないかもしれないが、ただの殴り合いにはない華麗さがあるのは確かだと思う。 近年のアクションでは、間違いなく上位にくる作品ではないかと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2007-05-18 01:55:52) |
20. トム・ヤム・クン!
《ネタバレ》 「トム・ヤム・クン」って、どんな意味やねん!?(勿論食い物だとは知っていますが)と思っていたら、なるほど店の名前だったんですね(苦笑) ストーリーやキャラ設定などは、やはりどーでもいいって感じです(笑)おまけにテンポの面ではちょっと悪すぎ!?と感じることもしばしば。 でもやっぱりトニー・ジャー。闘いが始まるともうすげー!すげー!状態ですよ。 あの驚異の長回しも凄いですし、皆さんが仰ってるカポエラ使いとの闘いも熱いです。 ラストがプロレスラーってのはちょっと残念ですし、ハッピーエンドなんだかよく判らない終わり方も釈然としません(どっちかって言うと、バッド!?)が、アクションだけなら一級品です。 最近は下手に色々な事に懲りすぎて、肝心のアクションがイマイチな作品が多いですが、そんな中でこの作品は、昔懐かしいカンフー映画の、いい意味での粗さがじっくり堪能できる作品だと思います。 [DVD(字幕)] 8点(2006-10-23 00:45:08)(良:1票) |