1. ドライブ・マイ・カー
《ネタバレ》 普段より小説は嗜みませんが村上春樹という文学に触れた気分です。 人生の傷を新たな人と出会いの中で再生していく人間ドラマが美しく官能的で重厚さがあります。 心の渦や闇は誰にでもありますからね。表現が鋭利でリアルだ。そして味があって癖の強いマニュアル車の魅力やドライブ愛の表現は好印象です。 なによりキャスティングが力強い。 西島秀俊はもちろんのこと、岡田の迫真の演技、三浦透子にいたっては興味を持ってSMBCのCMを繰り返し見てましたw(これはこれでよい) 最後の韓国のラストはいろいろ推測できますね。 私なりの解釈は家福と同棲を始めたわけではなく、彼女のルーツだと思いますね。 赤のサーブ900に乗っているのは譲り受けたか。それだけの関係でしょう。いずれにしても新しい人生を明るく歩み始めている感があります。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2024-07-25 18:38:38) |
2. 透明人間(2020)
《ネタバレ》 アニメや特撮、SF映画まで幾度となく題材にされ続けてきた透明人間。 伝わりやすい一方でありふれているなかで観るのを躊躇してしまいそうだが現代版という意味で好奇心が勝った。 結論から言うとSFというよりサイコサスペンス色が強く思った以上に楽しめた。 死んだはずのドメスティック夫が透明人間(透明スーツを被り)になり襲ってくる。 金持ちで地位がある夫が美人でもない奥さんになぜそんな執着するのか疑問に思う人も少なくないのではとおもうが 好みは人ぞれぞれで。並々ならぬ執着は支配欲や殺意だった。 もちろん奥さんもやられっ放しではない。ラストは衝撃というかスッキリでした。 それにしてもこんなスーツあったら夢が膨らむな…。軍事利用に私利私欲。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-07-19 14:02:49) |
3. ドント・ブリーズ2
《ネタバレ》 前作を振り返ると設定が好きだった。 元軍人の盲目老人が家の中で潜入者と死闘し、何とも言えない禁断と不気味さと気持ち悪さがあったが 今作は養女の親として悪いやつらと奮闘。 イイヤツに変貌しとる。 人の親になることの執念は凄まじい。懲りないのよ、このじいさんは…。 盲目だが五感は鋭くそして強い。眼球をえぐり出す狂気っぷり。 無敵さはジェイソン、ブギーマンとかと変わらないレベル。 ひとつのホラーシンボルになりつつある。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-07-16 23:52:10) |
4. 21ブリッジ
《ネタバレ》 マンハッタン摩天楼を舞台にしたクライムアクション。 いや、21本のブリッジ封鎖と名乗るほどワイドではない。というか橋一本すら出てこない。 そこは重要ではないだろう。 至って王道な展開で四方八方汚職だらけ、敵を見失うほどだが、デイビス孤軍奮闘。 あっと驚くようなスリリングさはやや欠けるもののそれが分かり易く良かったりする。 J・K・シモンズの汚職警官ははまり役ですが、 チャドウィック・ボーズマン力強い演技でしたが、がんで亡くなったんですね… 相棒シエナ・ミラーとの絡みも要注目で、キャストも見どころです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-06-23 16:44:23) |
5. ドクター・スリープ
続編の立ち位置には疑問が残る。 シャイニング,キューブリックは好きで懐かしい演出に浸ったものの この作品はキングがキューブリックを否定したことからテイストがかなり異なっている。 あのホテルの雰囲気、ジャックニコルソンの怪演というキューブリック作品が好きな方は「続編」としては受け入れ難いものになっているでしょう。 40年という期間、時間を埋め合わせるほどの恐怖やインパクトは無かった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-04-07 16:31:45) |
6. 翔んで埼玉
《ネタバレ》 生まれも育ちも違うけど、埼玉に住んでます。 郷土愛が無い、観光名所が無い、海が無い、味が誇れない山田うどん、連呼でダサイタマ… そうそれが埼玉。 最高のディスリ満載ですが憎めない。こんな埼玉にフォーカスしてくれて逆にありがとう。愛嬌が沸く。 エンドロールはいつも飛ばすけど、はなわの歌が面白くて久々に最後まで余すことなく堪能しました。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2022-01-14 23:16:30)(良:1票) |
7. トーマス・クラウン・アフェアー
《ネタバレ》 大金持ちのやることはわからん!と思わせてくれる映画。 怪盗ルパンの真似事をセクシーに大胆にスリルと称して回りくどくやってのける。 女は推測だけでトーマスを犯人と決めつけて追うが、結局大人の関係に… 一気にラブロマンスに発展して愛やら嫉妬が絡みだす…この女が色に負けて安っぽくなっていく。 あれ?序盤の窃盗投資家VS頭の回転が速い保険屋の期待感が外れ始めたぞ。 それ以上にレネルッソという熟女配役!正直、もっと若い子が見たかった。 ピアースブロスナンだけははまり役でしたよ。007肩書無しでも合ってます。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-01-10 00:08:59) |
8. トゥルー・クライム(1999)
《ネタバレ》 晩年は監督として評価され、軒並みに名作を生み出しているわけだが、本作はまぁ、外れとは言いませんが冤罪ストーリーをかき消す主人公のだらし無さが先行。 もっと硬派で直向きに命の尊さを訴えられるキャラならまだ響く。 イーストウッドの自作自演じゃしょうがないが、そこが、もったいない。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-12-29 00:00:05) |
9. ドラゴンへの道/最後のブルース・リー
弁護士の代役が中国拳法家って非常に不思議で何か秘密結社なのかと疑うほど凸凹な物語であるが リーはきっとローマでロケをしたかったのであろう。 何回見ても飽きないカンフーは健在。ノラ・ミャオのヒロインとしての美貌とチャックノリスとの最終決闘は名シーンである。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-11-09 00:14:55) |
10. ドラゴン怒りの鉄拳
《ネタバレ》 混じりっけなしでブルースリーのカッコよさが一目で伝わる作品。 ストーリーに奥深さは無く、シンプルに師匠の敵討ち。敵は中国人を侮辱する大日本帝国とわかりやすい構図。 チェンは終始キレている。怒り任せの怪鳥音とヌンチャクアクションは圧巻。これだけでも見る価値は高い。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-11-08 23:55:17)(良:1票) |
11. ドラゴン危機一発
香港のトップスターに躍り出ることになった記念すべき主演作。 ストーリーは言うまでなく秀でるところは無く、知性が無く情けない役柄だが、 GAME OF DEAHまで一通り見た後では、ブルースリーの全面豪華主演ではありませんか(当たり前だが)。 まあ、そこです。 見所は。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-11-07 23:36:31) |
12. トレイン・ミッション
まあまあ楽しめました。 ドキドキ感から始まる列車ミステリーですが、終わればそこまでする必要はあるのか?と窮屈な脚本に違和感。 それでもリーアムのスリリングな展開に退屈は無しです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-06-27 12:05:51) |
13. ドリーム
《ネタバレ》 なかなか素晴らしい映画です。 人種差別に厳しい時代ですが、この映画のいいところは決して下を向かずポジティブに生き そして仕事に誇りを持って喜びを謳歌する。 黒人専用トイレに往復するキャサリンの訴えは響きました。 ケビンコスナーもまた相変わらず難しい役をこなし活きている。 人種差別と闘いながら天才女性が活躍する。アメリカ史の開拓者と言っても過言ではないでしょう。 観る価値アリ。うーん、余韻に浸れる。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-11-17 00:05:52) |
14. トランス・ワールド
《ネタバレ》 確かに低予算だが内容は良作部類。 脱出できない森、森にある小屋に何故か集まるメンバーたち。 海外バージョンの「世にも奇妙な物語」を彷彿させる不気味さで始まる。 根本的な「なぜ?」はむしろ語る必要はなく、結末までは飽きず見れます。むしろ自分でも体験したいぐらい。 強いて言えば顔や身体の系統に世代のつながりをみせるのはちょっと無理あり。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-07-18 23:44:53) |
15. トゥルーマン・ショー
テレビ局が養子縁組した一人の男トゥルーマンの人生を24時間中継。 非常に悪趣味だ。まわりが演出してるとはいえ、見てて面白いのかな?退屈だと思うが。 高視聴率が取れるとはとても思えない。 愛もないし感動もない。木偶のようだ。遊びという言葉が妙に当てはまる。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-05-19 23:24:59) |
16. トラフィック(2000)
《ネタバレ》 麻薬カルテルを撲滅させるために奮闘する人間たちの重厚なクライム。 コントラストの見せ方で主に三つのストーリーを同時進行させていくが交わることがない。 一人の思惑で裏で何かが起こる。絶妙な緊張感。そして助演を受賞したデルトロがリアリティあって、かっこよすぎる。 「ボーダーライン」もそうだがあなたはなぜそんなに麻薬紛争が似合うのか。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-10-22 23:47:03) |
17. となりのトトロ
今更だけど投稿します。 所沢のゆるキャラ・トトロ。30年も経つのに色あせない音楽と田舎の情景と温かい家族とご近所さんたち。 短いアニメーションだけどぐっと詰まってます。アイデアが凄い。何をとっても申し分ないです。 [DVD(邦画)] 8点(2019-08-15 23:08:58) |
18. 特捜部Q カルテ番号64
デンマークの大ヒットミステリー小説「特捜部Q」の映画化第4作。 欧北が奏でる良質なサスペンスシリーズ。今回もぶれない陰鬱な脚本で味があった。 凸凹コンビのカールとアサドが還ってきたのだ。 今回は忌まわしき負の歴史に立ち向かう。一筋縄ではいかない事件に悪戦苦闘。監督が代わっても衰えない勢い…見応えあり。 最後はようやくシリーズ通して真のコンビ愛が産まれたというか。いや、ローセを加えると特捜部Qはトリオのチームとなっていた。 次回作の予定が無いってことだけど、これからでしょう3人の正義の見せ処は! [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-06-23 22:56:46) |
19. トライアングル(2009)
《ネタバレ》 ふんふん。 最後まで見て全てを理解、そういうことか。 BAD ENDの上質さはあるが、気持ちの良いものでは無い。わかっていても行動を繰り返す無限の殺人ループ…観てるこちらもブルーループしそう。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2019-06-08 23:58:49) |
20. ドント・ブリーズ
《ネタバレ》 最強盲目ジジイVS窃盗団。 一切救い手を差し伸べることが出来ないクズばっかりの登場人物達。 それでも息をつく暇もなく恐怖が加速していく。 結末はどうなる!?これだけで最後まで飽きずみれる。生き延びた女も金金金。クズだな~。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-05-28 23:12:19) |