1. ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式
《ネタバレ》 安定剤のせいで「ちょっとおかしな」どころか「カオスティック」な葬式になってしまった!ほのぼのコメディと思ってたら、休む暇もないドタバタ具合で疲れた。が、と登場人物の皆さんがとても良い顔して、本気でドタバタしてたので、とても面白かった。 [DVD(字幕)] 8点(2014-05-17 20:13:27) |
2. パンチドランク・ラブ
《ネタバレ》 穏やかで人畜無害に見えるがキレると危ない彼の精神状態は、恋人ができた事で解消されるのだろうか。映像が凝っていて眼に楽しい作品。全体的にちょっと変な映画。 感情移入はしがたいが、鬱陶しい姉や悪党に啖呵を切るところはスカっとする。 [DVD(吹替)] 7点(2013-10-09 22:52:38) |
3. パラサイト・バイティング 食人草
《ネタバレ》 タイトルからしてくだらないB級ホラーかと思いきや、草に浸食されてジワジワと心身ともにぶっ壊されていく描写が非常に恐ろしい。殺すならひと思いにやってくれ!ジワジワはダメ!痛いのもダメ!恐い!良作! [映画館(字幕)] 7点(2011-11-03 23:11:41) |
4. パリ20区、僕たちのクラス
《ネタバレ》 先生超お疲れ! ただでさえ、思春期の中学生なんて厄介なのに、国籍もバラバラで憎たらしいガキばかりでそりゃハゲるわ。問題児の少年は許してもいいが、あのシャクレ娘だけは許せん!・・・すっかり感情移入してしまった。 [DVD(字幕)] 8点(2011-08-17 15:33:48) |
5. 母なる証明
《ネタバレ》 必死な母と対極に、何を考えているかわからん息子にもやもや。後半の展開は「ぬう、そう来るか」と唸らされた。 [DVD(字幕)] 7点(2010-12-25 18:02:16) |
6. ハロウィン(2007)
《ネタバレ》 オリジナルは未見。生身ながらも、景気良くバッタバッタと理由もなく殺しまくるブギーマン。犠牲者の数も多く、もったいぶらないのは好感触。少年殺人鬼のインパクトは強烈だったが、後半がイマイチワンパターンで変化に乏しかったかと。 [DVD(字幕)] 6点(2010-11-03 20:10:13) |
7. パンドラム
《ネタバレ》 冒頭の掴みはかなり良かった。主人公が目覚めて、現状の把握が全くできていない状態と、観ているがわがリンクしていて、徐々に状況が分かっていくという流れと、狭いところに閉じ込められ、クリーチャーがいるっぽくてかなりヤバイ! っていう序盤の閉塞感、ドキドキ感はなかなかのもので、ニヤニヤしてしまった。 ただ、クリーチャーが出てくると途端にカメラがグチャグチャ動きまくる。 臨場感を出したいのかもしれないが、その上、画面が暗いので何が起こってるのか全然わからない。確か同じ監督の「エイリアンVS. プレデター」もこんな感じだったな。 暗い中でカメラがグチャグチャするの、ほんとダメだわ。 でも、映像以外はかなり好みだった。設定は面白いし、微妙なセンスのクリーチャーのデザインも嫌いじゃないし。 意外なラストも、なかなか良かったと思う。 硬派なSFホラーが好きな人ならある程度は楽しめるだろう。 [映画館(字幕)] 6点(2010-10-23 14:02:21)(良:1票) |
8. 花のあと
《ネタバレ》 北川景子と時代劇の相性が絶望的に悪い。相手役もバレエダンサーで本職ではないし。全体的に会話が非常に不自然。しかも退屈。 終わってみれば、北川景子映画にあらず、甲本雅裕映画だった。 雅裕の笑顔は素敵すぎる!俺が女だったら雅裕みたいな男と結婚したい! 北川景子は殺陣とか所作はがんばってったけど、しゃべるたびにガックリきたな。 [DVD(字幕)] 5点(2010-10-11 15:26:34) |
9. バッド・ルーテナント
《ネタバレ》 ラリりまくりのニコラス刑事が、クスリを調達するためにラリりながらも奔走する愉快なお話でした。主人公がラリってる映画って大体後半グチャグチャよね。 [DVD(字幕)] 7点(2010-08-09 19:57:46) |
10. ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い
《ネタバレ》 笑えるところも多かったが、爆笑まではいたらず。 序盤にこれでもかと謎をばらまかれ、主人公たちは、何が何だか分かっていない。 こうなると、やはり当然謎解きになっていって、少しずつヒントが出されていって、最終的にそのヒントと細かな伏線が一つに集約されて、カタルシスどーん!! そういうことだったのかー!! 超おもしれーー!!! っていう流れになると思ってたんだが、そういうものじゃなかった。 一つ一つの謎とか別に特に深く意味がなく、勢い任せの単発ネタ集なのだ。 ほとんどの事件が生じた原因はラリってたから、ただ間違えたとか、場当たり的なのには正直ガッカリした。 何も考えずに楽しめるコメディではあります。 [映画館(字幕)] 7点(2010-07-10 13:29:05) |
11. ハート・ロッカー
これといったストーリーもなく、人間ドラマがあるわけでもなく、一面クリアしたらすぐに二面、そして三面へといった感じで進行していく。高い緊張感のまま時間がリアルにじっとりと経過していくため、観ているこちらも時間の間隔がマヒしてくる。 爆発物処理中さえも、一般市民に混じったゲリラからの狙撃があるかもしれないという二重の危険。 処理班の彼らは敵の殲滅が目的ではないため、戦闘は攻撃をしかけられてはじめて開始される。戦闘が開始されたとしても、彼らはどんな奴と戦っているかも分からない。見えない敵と戦うことほど恐ろしいものはない。 そしてその恐ろしさを屁とも思わないようにも見える班長は勇者のようにも見えるが、狂人のようにも見える。こちらまでハラハラさせるような班長の行動に目が離せないのである。 他方、減点ポイントとしては最近流行りのぶれまくりでガタガタなカメラ。しかも寄りが多いため、とにかく見づらい。確かに臨場感、緊張感を煽る効果はあったと思うが、このカメラのせいで疲労も2倍。 こういう濃い作品にスポットが当たることは良いことだと思います。 [映画館(字幕)] 7点(2010-03-09 18:13:11)(良:1票) |
12. パラノーマル・アクティビティ
《ネタバレ》 怖いか怖くないかで言えばそりゃ怖い、こんなことホントにあったら。 面白いか面白くないかで言えば全く面白くない。ダラダラ思わせぶりに進めて、あの程度じゃ満足できない。とりあえず、ドア閉めて寝なさい。 全ては二、三の衝撃映像のための長い前振り。 こっちは衝撃映像の連続に阿鼻叫喚が止まらない!ってのを期待してたのだが、期待の仕方を間違えたようだ。 [DVD(字幕)] 3点(2010-02-09 14:25:56) |
13. バンク・ジョブ
一つの仕組まれた銀行強盗は、ただの銀行強盗で終わらず、やたら多くの組織や人物を巻き込んでてんやわんや。ムダが無く、整然とされた脚本が良いのか、これだけの人物が出てきているのに複雑に成りすぎず、わかりやすく、面白い。終始、テンポ良く、濃密で緊迫感のある駆け引きが繰り広げられます。 ジェイソン・ステイサム主演作品とは思えないほどちゃんとしている巧みなクライムムービーでした。 [DVD(字幕)] 8点(2009-12-26 18:46:45)(良:1票) |
14. ハイテンション
《ネタバレ》 でかい音がなったりするわけでもなく、ジットリとした屋内での殺戮が行われる前半は、直接的なスプラッター描写と、音だけで聞かせて恐怖を掻き立てる描写のバランスがうまく、ゾクゾクする。女の子がギャーギャー悲鳴をあげず、冷静なのも好感が持てる。屋外に出てからちょっとテンポダウンするものの、恐怖演出が結構好みでコワ面白いので全然退屈はしなかった。こりゃなかなかの良ホラーだぞ! と思いきや、何で奇をてらっちゃうかなー。納得させるだけの整合性があればいいんだけど、散々オッサンの殺戮を見せといてそれはナイ。製作者の欲が見え、ガッカリ。面白味が半減しちゃった気がしました。正統派で勝負してもイケる出来だったと思うんだが…。もったいない。 [DVD(字幕)] 6点(2009-11-28 01:32:24)(良:2票) |
15. パイレーツ・ロック
《ネタバレ》 面白かったー。冒頭でいきなりキンクスの名曲「All Day and All of the Night」がかけられて、いきなりテンション上がりまくりです。60年代のロックンロール、ソウルミュージックは、ポップスとして市民権を得ていて、今でも新旧問わずそんな音楽が愛されている英国が羨ましいです。 しかし、だからといってその時代の名曲をセンス良く流すだけじゃ映画は面白くなりません。曲が良いだけで、退屈な音楽映画の多いこと多いこと。 海賊ラジオ放送局の乗組員、DJ達のキャラクターがとにかく濃い。登場人物は結構多いのに皆に愛着をもてました。黙ってるだけでカッコいいDJも、DJやってなけりゃただのデブ、みたいなヤツも最高にイカしてます。爺さんもビシっと決まっててカッコいいです。 そんな面々が下ネタ満載でワイワイやってるだけで、非常に楽しい。 女性キャラクターはビッチばかりですが、それでも愛嬌のある女優さんばかり。 ちまちました感じで終わらず、後半は映画らしいスペクタクルを見せてくれて盛り上げてくれるのも嬉しい。他に取り柄もなく、音楽と心中しようとする男たちに共感し、胸が熱くなります。船が沈み行く中でビーチボーイズをかけちゃうとこなんか憎いなー。 物語自体はフィクションらしいですが、実際に存在したという海賊ラジオ局というおいしすぎる題材が今まで使われてなかったことが不思議です。 しかし、序盤から登場する政府側との直接対峙がないのは、もったいなさすぎるぞ! 劇中のBGMとキャストをおさらいしたくて、久しぶりにパンフレット買っちゃいました。 [映画館(字幕)] 9点(2009-10-29 12:37:49)(良:1票) |
16. バーン・アフター・リーディング
《ネタバレ》 アカデミー受賞の真面目な映画を作った反動としての、コーエン兄弟らしいバカ映画を期待したんですが、なんとも中途半端な一本でした。 前半1時間は退屈そのものだし、これから面白くなりそうってところでなし崩しに終了。ラストシーンでCIAに述べさせる、複雑だが何も学ぶこともない事件というのが観客の意見と全く一致するでしょうが、それに面白くもないというのがプラスされることでしょう。こっちが登場人物の関係や、今後の展開を予測するために頭を働かせたのが、全く無駄に終わりました。 ただのごく普通のバカで、全くおいしくない役をあてがわれた中のブラッド・ピットの抜けた好演が光っていました。こんなキャスティングをしてしまうところとか、好きなんですがね。 [DVD(字幕)] 4点(2009-10-12 18:06:23) |
17. ハード キャンディ(2005)
《ネタバレ》 終始、「ち●こ切っちゃうわね」「やめろー俺は犯人じゃないんだー」 っていう二人の会話ばかりで、ちっとも話が面白くない。 去勢という刺激的な要素に頼りすぎでは。 [DVD(字幕)] 4点(2009-08-26 15:10:27) |
18. ハッピーフライト(2008)
大量のキャストを使いまくり、パイロット、スチュワーデス、客はもちろん、影でフライトを支える人々にもスポットが当たり、働く人々の苦労や喜びやカッコよさを見せてもらえます。飽きることなく一気に観れるのですが、どうも地味で映画を観たっていう気にならない。登場人物が多すぎるせいでエピソード集になっているのはいいのですが、後半結局パイロット側に重点が置かれてしまったせいで、散らばった魅力的なキャスト陣の物語は投げっぱなし。面白いんだけど、もう一歩物足りなさが残ります。 [DVD(邦画)] 6点(2009-06-06 00:36:41) |
19. パプリカ(2006)
他人同士の夢が混じりあい、夢と現実が交差する妄想120%アニメ。夢の世界を使うとなると、一切の制約がなくなってしまうわけで、描き手が描きたいものは全て脈絡なく登場することが許されてしまうと同時に、受け手を置いてけぼりにする可能性が生じてしまう訳です。だからといって、夢の世界を描いてるのにあんまりわかりやすい世界でちじこまってしまってもつまらない。 で、この映画は、暴走具合がわかりやすくて豪快で気持ち良い。無茶苦茶な話ではあるのにシンプルな冒険活劇としても意外と成立していて面白い。この絶妙(もしくは微妙)なバランスはやはり、観る人を選ぶのかな。僕は好きです。 [DVD(邦画)] 8点(2009-05-31 17:04:54)(良:1票) |
20. ハンサム★スーツ
《ネタバレ》 見た目のコンプレックスにスポットを当てたソコソコ笑えるコメディ。印象的な色遣いもソコソコの好印象。中盤からの不細工の苦難が描かれるシーンはなかなかヘビーで、身につまされて泣きそうでした。こうなると、もうオチ次第で傑作になりえると期待したのですが後半からの展開がいただけない。 都合の良い事故シーンと、アメリカ的演説シーン、絶対脱げないスーツという一番大事な設定をいとも簡単に棄却するという暴挙。そして、一番やってほしくなかった予想範囲内のラストにがっかり。 北川景子が出番が少ないのはともかく、自分がきれいだから中身を見てもらえないというただの傲慢女で終わってるためラストにもイマイチ喜べない。琢郎には「俺は本江さんの見た目もひっくるめて好きだったのに!」と言ってほしかった。中身至上主義になってしまうと「なんだ結局はキレイごとかよ」と、ひねくれものの僕は思ってしまうのでした。 見た目と中身を合わせて一人の人間だと思うんですよね。あのラストに琢郎が喜んでしまうと、この映画のメッセージもぶれちゃうでしょ。塚地、大島、谷原の三人は面白かったです。洋服の青山さん、試作品でもいいからハンサムスーツ売ってくれ。 [DVD(邦画)] 5点(2009-04-01 00:17:47)(良:1票) |