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1.  バベットの晩餐会 《ネタバレ》 
寓話的・童話的ですらありながら、それを正面からがっちりと撮りきることによって作品世界を美しく完結させた秀作。変にテクニックに毒された作り手だったら、料理の準備中にハプニングが起きたりして計画が狂ってどうしよう、みたいな部分を必ず入れるところですが、そんな気配は毛ほどもなく、堂々と料理の美しさを讃えることに徹しているのが素晴らしい。クライマックスの30分間なんて、バベットが動き回るキッチンと村人たちが食事をする食卓をひたすら交互に撮っているだけです。それなのに感動が起こってくるのはなぜなんでしょう。途中で一息ついてキッチンでワインを傾けるバベットの横顔が、神々しいほどの輝きに満ちています。また、ラストで村人の反応がころっと変わったりせず、淡々と帰っていくだけなのも良い(それでこそ「無償の奉仕」です)。最初は何の意味があるのかと思っていた頭の恋愛未遂沙汰(?)2件も、きちんと後につながっています。
[映画館(字幕)] 9点(2004-01-12 01:25:28)
2.  初体験/リッジモント・ハイ
80'sアホ青春映画の真骨頂。もう、とにかく、ほとんどすべてのシーンのすべての登場人物のすべての言動がアホである。だいたい、この映画にはストーリーというものがほとんど存在しない。ちょっと前に何かやってたはずのカップルが、いつの間にか何事もなかったように存在すら消されている。で、次によく分からないままに新たなカップルが誕生している。その繰り返しである。何とも潔いではないか。そして、そんな驚くほど適当でいい加減な世界を奇跡的に映画として成立させているのが、「それがどうした」といわんばかりに全員が発散している驚異的な若さとパワー(とフェロモン)である。この作品はジャンルとしては青春映画だが、むしろ生活に疲れた中年の人間こそがユンケル代わりにこれを見て、活力と自信とお気楽さを取り戻すべきだろう。また、台詞に登場してくるミュージシャンの名前が、ブルー・オイスター・カルトだのパット・ベネターだのチープ・トリックだのというのが、さらに時代を感じさせて泣かせる。
[DVD(字幕)] 8点(2003-05-28 01:15:27)
3.  花いちもんめ 《ネタバレ》 
素材に寄りかかることなく、また重くなりすぎることなく、登場人物の心の経路と変化を丁寧に追った好作品。「公園のキス」のシーンは、当時の番宣とかで知っていて、そこがメインなのかと勝手に思っていたら、そこからあれだけの展開が用意されているとは思わなかった。千秋実や十朱幸代の名演はいうまでもないが、最初はいい人だったのが段々と弱っていく加藤治子、いかにも親戚の伯母さんにいそうな野川由美子、愛人役は珍しい中田喜子など、脇役の皆様の仕事も堅実。最初は老人の主観視点だったのがいつの間にか客観視点になっていたりするのだが(さらに最後には息子視点に)、それに違和感を感じさせないのも、熟練の腕を感じさせる。
[DVD(邦画)] 7点(2013-01-18 00:50:41)
4.  花嫁はエイリアン 《ネタバレ》 
後で思い出すだけでも幸せな気分になってくるほどの、本当に楽しいラブ・コメディです。あのキスシーンやベッドシーンは、映画史上に残ってしかるべきでしょう(笑)。一方で、事故(?)のシーンなんて完全にお約束なんですけど、そういうのもこの種の作品には絶対に必要なのです。●実はジュリエット・ルイスの映画デビュー作としても重要。
[DVD(字幕)] 7点(2003-12-24 00:17:24)(良:1票)
5.  バック・トゥ・ザ・フューチャー
素材自体は極めて古典的で、むしろ一歩誤ったら陳腐にすらなりうるものであるが、ここまで面白い作品になった原因は、脚本の面白さに尽きる。1つ1つの場面設定、台詞に対する気遣いが十分であり、また至るところに小ネタが挿入されていて、観客を飽きさせない。また、速すぎず遅すぎず、ごく自然に盛り上がりながら終幕に至れるテンポも絶妙。エンターテインメント以外には要素のない作品ではあるが、ここまできっちりとやられたら、お見事です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2003-05-19 20:24:34)(良:1票)
6.  バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 《ネタバレ》 
1では、いろんなトラブルや危機が発生しつつも、それを手際よくさばいていくテンポが爽快だったわけなのだが(脚本という意味でも、キャラクターという意味でも)、この作品では、何かにつけてマーティとドクがもたもたしていて、自分からピンチを拡げているような気がする。ビフが「悪ガキ」から「モノホンの悪」になってしまったとか、未来の方でせっかく二役を駆使していながら今ひとつ活用されてないとか、細かいところが雑あるいは安直なのも残念でした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-01-18 00:43:02)
7.  ハーヴェイ・ミルク 《ネタバレ》 
開始後10分で早くも執行委員当選のところまで行ったときは「あれれ?」と思ったし(そもそも、なぜ彼がその立場を目指したのかということについては、あまり説明されていない)、死亡後の出来事(裁判など)に3分の1近くの時間を使っているのも、バランスが悪いのではないかという気はした。しかし、実際の記録映像を駆使して、実在の人物が現実に行った発言や行動を積み重ねるというのは、今に生きる我々にも、当時起こったことの重要性を生々しく伝えてくれる。記録映像とインタビューとナレーションの配分も、流れを壊さないように繊細に配慮されていると思う。
[DVD(字幕)] 6点(2013-02-11 02:05:09)
8.  遥かなる山の呼び声 《ネタバレ》 
上品にまとまっているとは思うのですが・・・登場人物の背景のところがすごく浅くて、粗暴事件を起こして逃走中だとか、ちょっと脳天気っぽい従兄弟がいるとか、設定がいちいち安直なのです。倍賞千恵子の、所作の1つ1つまで酪農家になり切った演技の力に大きく助けられています。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2012-06-23 01:57:57)
9.  ハチ公物語(1987) 《ネタバレ》 
もっとわざとらしくお涙頂戴で塗ってくるイメージを勝手に持っていたのだが、意外に素直で明快な作りだった。主人の死後、周りの人たちが結構素っ気ないのもかえって現実味があるし、ことさら仰々しく酷い目にあうエピソードを入れたりせず、淡々と「駅で待つこと」を基本に置いているのも良い。
[DVD(邦画)] 6点(2010-01-11 23:34:17)
10.  バウンティフルへの旅 《ネタバレ》 
何といっても、日常生活で起こりうる次元での「旅」「冒険」であるのが良い。わざとらしい大事件は何も起こらず、誰もがどこかで一度は体験したようなことの積み重ね。主人公も、回りくどいことを考えているわけではなく、純粋に一途に故郷を目指しているだけ。なのに(だからこそ)どきどきする。偶然出会うレベッカ・デモーネイも、もう少し何かあるかと思わせるところであっさりお別れ。この辺の引きの加減が心地よい。それらの集積は、朝の光の中でじっくりと撮られる朽廃した我が家で美しく結実する。見る側の心の奥にあるものを掘り起こし、共感を呼ぶ作品です。紛争の発端である息子の妻がうるさすぎるのが難点(特に導入部)。ここはもう少し抑えてほしかった。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-12-08 01:51:31)
11.  バーディ 《ネタバレ》 
主演2人の熱演のおかげで作品のテンションは保っているが、構成としては病室でのやりとりと昔の回想が交互に繰り返されるだけで、そのまま一直線にラストに向かっているので、結末も何となく予定調和的に見えてしまう。あと、心を開かせる手段としてボールを用いる余裕があるのであれば、そもそも鳥を用いることは考えなかったのだろうか、という素朴な疑問も感じたりする。ただし、閉塞的な病室で延々とやりとりを行う(しかも一方当事者は黙ったまま)という描写の手法は、84年当時としては珍しかったのではないかと思う。
[DVD(字幕)] 6点(2008-04-21 02:28:48)
12.  バグダッド・カフェ
最初の30分ほどは退屈すぎて死にそうになったが、人々の動きが出てきてからはなかなか良かった。テーマソングも素晴らしい。しかし、ヒロインの人選はもう少し考えた方が、ロマンティック度が増したと思うけど。
[映画館(字幕)] 6点(2005-05-05 23:40:05)
13.  バットマン(1989)
想像と違った暗くじめじめした雰囲気、ヒーローとは思えないバットマンの弱さに、最初見たときは面食らったが、実はそういうところに味があるんですね。確かに、ただ強いだけでは逆にありがちで面白くないかも。プリンスの挿入曲群に+1点。
[DVD(字幕)] 6点(2005-03-28 01:47:09)
14.  晩秋(1989)
 2時間のうちの1時間半は実に味わい深く、これは名作決定かと思っていたのですが、締めの30分で、全然別である上に必然性もない話になってしまって・・・残念です。人間なら誰もが向き合うテーマに正面から堂々と挑んだ設定は良かったです。 
6点(2004-01-05 03:13:41)
15.  裸の銃を持つ男
アメリカ人と日本人の笑いのセンスにはかなり隔たりがあると思うが、この作品は日本人でも笑えるぎりぎりのラインで成り立っている。また、何よりも、主人公のキャラをこの90分だけで堂々と確立しているところが評価に値すると思う。
[DVD(字幕)] 6点(2003-02-14 20:55:51)
16.  ハートブレイク・リッジ/勝利の戦場 《ネタバレ》 
一応は軍隊モノの体裁を纏ってはいますが、中身の作り方は完全にコメディでしょ。緊張感が高まりそうなところでも会話のやりとりでツボを押さえてするっと次に行っていますし、大体この制作者は、訓練シーンよりも戦闘シーンよりも、どうみても脚本上の台詞に一番力を入れています。よって、一番面白いのも当然のようにマーシャ・メイソンとの元夫婦漫才だったりします。逆に、本来はここぞというはずの、第一小隊との決着場面とか、グレナダ突入以降とかが、びっくりするくらい突然つまらなくなっているのは、逆に分かりやすいというか何というか・・・。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-10-02 01:08:54)
17.  張り込み(1987)
設定からしてもっと笑えるコメディになるはずなのですが、ジョン・バダムらしく一つ一つを妙に真面目に撮っているため、何か笑えないというか、むしろ真剣なハラハラの方が先に立ってしまうのです。ところどころ、ここはもっとネタとして引っ張ってもいいのに、という箇所はあるのですが。エンディングテーマにMr.ミスター"Is It Love"を使っているのはポイントが高い。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-11-24 01:31:40)
18.  八月の鯨
主人公の老婦人2人が画面に存在して動いているだけでかなりのインパクトがあるのだが、似たような会話のやりとりが最後まで続き、その間脇役を含めて登場人物にさしたる心理の動きが見られないので、食い足りない印象。むしろ、演出側が俳優陣の底力を使いこなすことができなかったのではないか。
[DVD(字幕)] 5点(2012-07-28 01:34:40)
19.  パンチライン
前半の2人のステージを目指す行動があんまりにも切実すぎて、その割に2人の相互理解の部分はなかなか進まないので、見ていてとても重たいのです。また、特にヒロインの側は、地味で平凡な主婦だったのが途中から何か変わってくるのかと思っていたら、最後まであまり変わりませんでした。内容と描写の方向性があまり合ってなかったのではないでしょうか。尺も必要以上に長いです。
[DVD(字幕)] 5点(2009-03-12 01:34:27)
20.  ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀 《ネタバレ》 
どうみてもほのぼの系ファンタジック・コメディの設定なのに、途中からいきなりホラーになっちゃったり、アクションになっちゃったりで、設定が生かされていません。アヒルがあまりにも人間そのものっぽくて、ギャップがもたらす部分が全然出てきてないのもマイナス。というか、そもそも全然可愛くない。●そんなわけで、中身の方は何かグダグダなんだけど、この作品の真髄は、最後の4分間のステージシーンにあります。タイトル・トラックはロック・ナンバーとして単純に格好良いし、リー・トンプソンはきちんとステージ・アクションができているし、バックメンバーも、ショルキーがいたり、ドラムはスタンディングだったり(シーラEか!)と、ビジュアル面にも配慮されている。この1曲のためにそれまでの壮大な前フリがあるビデオクリップだった、と理解すれば、納得できないこともない(無理矢理)。
[DVD(字幕)] 5点(2007-12-31 21:39:55)
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