Menu
 > レビュワー
 > タケノコ さんの口コミ一覧
タケノコさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 574
性別 男性
年齢 50歳
自己紹介 管理人さま、レビュアーのみなさま、いつもお世話になっております。

タケノコと申します。

みなさまのレビューをとても楽しみにしています。
( まるで映画のように、感動し、笑い、ときに泣きます )

たまにポチっと「良」投票・・・

よろしくお願いいたします。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  ミッドナイト・バス 《ネタバレ》 
雪がちらつき、旅情を感じさせる新潟の風景に、利一という不器用男の人生路線。なんとなくですが、かつての降旗監督と高倉健コンビ作を彷彿させる味わいがありました。 しかし、本作を平成の「現代劇」としてハッキリと認識させてくれるのが、登場人物たちの中では唯一今風で明らかにまわりとは色合いが違う娘さん (葵わかな) の存在で、そのコスプレとか、大人たちにはっぱをかけるその姿とか、彼女の一挙一動が映画をがぜん面白くさせているように思えました。 そして、多くの方が言われているように、これは長い、、とても長い映画でした。 しかし、この157分という長いストーリーの中で最も重要な場面はどこか? と言われるなら、私は利一が志穂に別れを告げる場面ではないかと思えます。一見、彼女に対して冷たい仕打ちのようにも見えます。でも、「長い目で見ればいいことだ」という言葉から察するに、美雪との関係をしっかりと清算してから、また志穂の元に戻りたい、という彼なりのケジメ (覚悟) だったようにも思うのです。しかし、その真意はうまく伝わらなかったように見えるし、こういう不器用さ、優柔不断さがいかにも彼らしいと思う。 思えば、この映画は、利一 (としかず) と書いて「りいち」と読むことにこだわりました。また、白鳥 (しらとり) は「はくちょう」でもよい、とも。それなら私は、優柔不断と書いて「優しさ」ということにしておくよ。 人生を長く生きていけば、家族、女性、、その人間関係も広がっていく。だから、気遣いのできる人、彼のように人に優しい人ほど生きていくのは苦しいのかもしれません。 最後に見た家族写真には別れの予感が漂います。やがて離散し、扇の要も時代とともに変わっていくけど、それでも不器用に愛し合う人や家族を描いた良作だと思います。
[DVD(邦画)] 7点(2021-06-01 12:46:06)(良:1票)
2.  ミスト 《ネタバレ》 
主人公がマッチョなタフガイで全く画家には見えない、とか、怪物たちの姿がB級テイスト、とか、結局あの怪物たちはなんだったのだろう、とか。そういう細かいことを気にしなければ、パニックムービーとしても、人間ドラマとしても、かなりよくできた映画と思えます。 スーパーマーケットという閉鎖空間と人間たち、霧に包まれた外界と怪物たち。まず、このシチュエーション自体が、色々な解釈を講じることができて興味深い。一般社会と、そこを一歩でも踏み出した世界、というメタファーのようでもあるけど、やはり真の安全地帯などどこにも存在しない、ととらえるべきだろうか? 長い曲折を経て、最後にデヴィッドが遂行した選択肢は確かに救いがない。しかし、あの時点における絶望的な状況下では、全員が怪物たちに手足を食いちぎられて殺される地獄よりは、彼ら四人だけでも一瞬で楽に死なせてやり、自分一人が犠牲となって怪物たちのエサになる、、という勇気ある選択だったはず。ただ、その直後の展開が、あまりにも残酷だ。希望を最後 (の最後) まで捨てなければ、、と強く思わずにはいられない。 本作はかの「ショーシャンク」の監督であることは周知ですが、あの映画が希望を信じ続けた男の物語ならば、本作は希望を諦めた男の物語。その後味こそ正反対だが、本作もテーマは「希望」なんだろう。 ありがちなアメリカ万歳的な終わり方はすぐに記憶から忘れ去るが、これはこれで心に残る映画であることは確かだ。 あと、なぜか知らないけど、観ているあいだ、「CUBE」を思い出して仕方がなかった。
[DVD(字幕)] 7点(2021-03-20 22:20:07)(良:2票)
3.  ミックス。 《ネタバレ》 
ガッキーと瑛太の共演という予備知識だけでレンタルしたため、蒼井優の登場、そしてその役に驚いた (笑) ガッキーが可愛い、もうそれだけで成立しそうな映画ではあるし、スポコンがベースで、前半コメディタッチ ⇒ 後半に進むにつれて人も映画も真剣になる、、という展開は他の映画と同じだけど、今回は男女のダブルスという設定が斬新でよかったと思う。当然、そのまま恋愛モノとしても成立するので、ちょっとお得感があるし。 同系統の映画では「シムソンズ」がマイベストで、それには及ばなかったけど、このジャンルは笑えて熱くなれるし、何より大ハズレがないからいい。 食べ物を粗末にする笑いが苦手なこと (OL時代の壮行会のところ) 、工事現場の先輩たちが瑛太を認めていく描写が乏しくて、いつの間にか打ち解けていたように感じたこと、このあたりがマイナス部分でした。 どうでもいいことだけど、ガッキーが角度によっては長澤まさみに見えたので、この二人の共演はないだろうなあ、と思ってしまった。
[DVD(邦画)] 6点(2021-01-18 21:08:01)
4.  未知への飛行 《ネタバレ》 
主にアメリカ政府の高官たちによる舞台劇仕立てになっています。しかし、この低予算な作りにして、そのスケールはあまりにも壮大。また全編通してソリッドな作りで、非常に硬派な映画だと感じた。 1964年当時、めざましく高度成長を遂げる軍事力のシステム化、そしてその成長に置いてきぼりになりつつある人間の頭脳と体制の限界、その歪みを鋭く捉えているように思う。もちろん、当時は現実の世界も米ソ冷戦の真っ只中であり、その時代性を鑑みても、本作の存在意義は大きい。 終始、怒号が飛び交う迷走ぶりのなか、米大統領 (H・フォンダ) と教授 (W・マッソー) の正反対ながらも人間臭い二人のキャラクターが印象に残る。 大きな混乱のなかで聞こえてきたやり取りに、こんな台詞があった。 「故障警報器が故障したと思われます」・・・大欠陥じゃないか (笑) 気づいた時にはもう手遅れというやつだ。システム設計における人間の盲点、また安全で完璧なシステムなど存在しないことを、とてもよく代弁しているように感じた。 ・・人間もシステムも完璧がない、だから何が起ころうとも、それは「必然」かもしれない。
[DVD(字幕)] 8点(2020-09-23 17:01:30)(良:1票)
5.  ミシシッピー・バーニング 《ネタバレ》 
1964年、ミシシッピの自由の夏、KKKに消された3人の公民権運動家の事件をベースにはしています。 そして映画としては、FBI役の荒くれハックマンと若きデフォー先生が、悪徳ハートマン軍曹が牛耳る街にしてKKKの巣窟に勇ましく乗り込んでいくという、たいへん高い娯楽性も併せ持っています。人相の悪い俳優たち全員集合! ですかね。キャスト全員、悪役にしか見えんぞ (笑) 実際のFBIはここまで黒人に協力的ではなかったようですが、映画はこれでいいと思う。「真実」 だけを知りたければ、当時の新聞でも文献でも探して読むことをオススメしたい。他にも映画的な脚色はあるでしょうが、「こういう事件」が確かにあって、歴史が大きく変わったこと。そして、この映画によって黒人差別という負の歴史を後世まで伝えようとしていること。そこが最も大切。 冒頭のカーチェイスから始まり、自動車が登場すると物語が動くという、映画的なこだわりもあります。やはり最後も、焼け跡で黒人と白人の公民権運動家? たちがゴスペルを歌う姿を見届けて、二人は車でミシシッピーを後にします。
[DVD(字幕)] 7点(2020-04-05 12:00:06)
6.  ミッドサマー 《ネタバレ》 
行きつけの立川シネマシティ、公開初日の平日レイトショーがほぼ満席という・・。ホラー映画とは思えない大盛況ぶり。先ずはお礼を言わせてください。アリ・アスター監督、ありあしたー!! ・・しかし、私のように悪趣味なお方がこんなにいるとは (笑) 前作「ヘレディタリー」が黒い悪夢ならば、「ミッドサマー」はまさに白い悪夢。画面一面を覆う白色は、ホラー映画の常識を覆す前衛的な試みだと思います。そして今回はオカルトでもカルト映画でもない、カルトの映画。とても性的で、禍々しくて、とても狂信的。始めから終わりまで、ぞわぞわとイヤ~~な感じが途切れずに、ショッキング映像もてんこ盛り。さすがホラー映画の巨匠、としか言いようがありません。( ← もうかい! ) ただ、今回感じたのは、「集団・広大なロケーション・お日様の下」といった、このあたりの条件がホラー映画としてはやや相性が悪いような気がしました。やはり、ホラー映画の三原則「少人数・家・暗闇」の恐怖には勝てません。でも今回怖いのは人間そのものだし、あえて常套を外すことに挑戦した監督をほめるべきなんでしょうけど。 なお、本作で最高にショッキングなのは、老人二人の飛び降りの場面と思います。これほど凄惨な場面は、あまり記憶にありません。ただ、引っかかるのはその後。常識的に考えて、主人公たちはこれほどの光景を目の当たりにして、なぜここから逃げ出さないのかな? もうこの時点で、こいつらは完全に狂ったヤバい集団と気がつくだろうに。その後も村に居座って、聖木に小便したり、忍び込んで経典を隠し撮りしたり、自ら死亡フラグ立てまくり。さっさと逃げ出せよ、と。このジャンルなら超常現象はアリとしても、主人公たちの行動に違和感があれば、そこはツッコミどころですから。 とは言え、この監督の美術センスはどうしても惹かれるものがあって、衣装、祭壇、壁画や絵、儀式などは本能的にぞくぞくして見入ってしまうのは確か。いったい次はどんな "儀式" が待っているのか。そして、次は "何色" の恐怖で来るのか。早くも次作への期待は尽きない。アリ・アスターの信者として、また数年後にある降臨祭をひっそりと身を潜めて待つことにしよう。 余談ですが、「ベニスに死す」の美少年、ビョルン・アンドレセンが出演しています。探してみてください。ヒントとしては、そうですね、、インパクトのある役どころ、と言っておきましょう。
[映画館(字幕)] 7点(2020-02-22 02:37:12)
7.  岬の兄妹 《ネタバレ》 
かのポン・ジュノ監督に師事していたという監督の経歴に興味を持ち鑑賞。しかし、兄の生き方から私が感じたのは、「復讐するは我にあり」や「楢山節考」の今村昌平監督。道徳や倫理観など関係なく、何が何でも生きていこうとする人間の業の深さ、そこは近いように思えたので。とにかく、おぞましくて、目を背けたくなる。でも、どうしても最後まで目が離せない。監督の "人間を描く力" はホンモノだと思う。しかし、やはり兄がしたことには共感し難いし、社会的弱者をここまでコテンパンに描く必要はあるのだろうか? 最後、海べりで鳴り出した携帯電話がとても思わせぶりで、何となくだが、求婚の返事を予感させる。しかし例え妹があの彼と結ばれても、それは果たして本当の幸せなのか? と思うところはある。この場面が示唆するのは、目の前に広がる荒れた大海原のような人生をこれからも二人で生きていくしかない、ということなのか。 悲しいかな、岬の兄妹。 二人はこんな生き方しか、他に生きていく術を知らない。 こういう人生も日本のどこかにある、とわかっていて同情はしつつも、この映画を高評価することで何かが変わるわけではないので、点数については嫌悪感をそのまま正直につけさせていただく。
[DVD(邦画)] 4点(2020-02-09 18:47:35)(良:2票)
8.  ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち 《ネタバレ》 
行ってきました、ティム・ バートン監督の奇妙な奇妙な魔法の世界! 相変わらずのその世界観、子どもたちもみんなかわいくて、とても楽しかったです。ランサム・リグズの原作「ハヤブサが守る家」は未読ですが、この内容ならば映像化はバートン監督以外にありえないでしょう。(というか、バートン監督以外は誰も挙手しないでしょう) 特殊な能力の使い方がとても優しい。日々の生活の中でそれとなく役立っていたり、リスを助けるためであったり。子どもたちがその能力を駆使して悪に立ち向かう遊園地のドタバタ活劇も面白かったです。しかし、同じ日を繰り返すばかりでなく瞬間移動もできるのか? などなど原作を読んでいないと展開についていけない部分もあって。でも視覚的には期待通り楽しめたので、それを大きな減点にはいたしません。それに世界のお札大全集でわが日本が誇る "一万円札" が一番上だったのは、とても気分よかったぞ。よってプラス1点。ちなみに今回、監督ご自身がカメオ出演されておりました。ほんのほんの一瞬だが (笑) みなさまも気づいたでしょうか?
[映画館(字幕)] 7点(2017-02-05 11:27:53)(良:1票)
9.  みんなのいえ 《ネタバレ》 
家を建てる。ただこれだけのことを仰々しく映画にする着想と、この題材を娯楽映画に仕上げた脚本はお見事。個人的には、伊丹十三監督の"お葬式"あたりがヒントになったのかな、と感じました。冠婚葬祭にまつわる云々など、知っているようで実はよく知らない日本のしきたりを、ほどよいさじ加減で茶化して人情喜劇にするのは日本映画のお家芸。このへんは米映画にはない味わいがあります。登場人物では、横文字連呼で何を言ってるのかさっぱりわからない唐沢寿明のデザイナーが秀逸。彼に代表されるように人物の風刺を楽しむべき映画ですが、実は一番喜劇的な役回りはある意味で田中直樹と八木亜希子夫婦なのかも。お客様であるべき二人が一番物腰が低くて周りには振り回されてばかり。これは人が好すぎて損をする我が日本人の愛すべき気質を、非常にユーモラスに描いていると思います。良くも悪くも日本らしい映画、正月に家族揃って気軽に鑑賞するのがおすすめです。
[DVD(邦画)] 6点(2015-04-30 21:31:52)(良:1票)
10.  みなさん、さようなら(2012) 《ネタバレ》 
主人公の不可解な行動。その背景には悲しい過去があり、それが次第に明らかになっていく。小説や映画などでは定番で、よく見かけるストーリー構成だと思います。いったいどんな悲しい過去が?この構成だと、この謎こそが映画のメインディッシュであると思うので、たった数カットの回想シーンで唐突に暴露をしたのでは、せっかくのメインディッシュがもったいないなと感じました。登場人物たちの語りや状況で少しずつ謎が明らかになる、といった手段でも面白かったと思います。残念ながら悲しい出来事はこの世の中絶え間ないが、主人公の"不可解な行動"によって救われた人もいたわけである。一つの不幸が生んだ一つの幸せ。悲しい出来事でもそこから始まる何かがある、この映画ってそれが言いかったのではないかと思います。
[DVD(邦画)] 6点(2014-11-06 22:25:33)
11.  ミッドナイト・イン・パリ 《ネタバレ》 
しっとりと降る雨、街灯が灯る夕暮れ。美しいパリの街並みを、ロマンチックな音楽にのせて映すオープニングの美しさに冒頭から思わずため息が漏れます。現在も過去も、登場人物たちはみな個性豊か。イヤ~な性格のインテリと尻軽の嫁さんに嫌気がさし、ますます現実逃避したくなる主人公は普通の人間くさくて面白いし、数多く登場する偉大な文豪や芸術家たちは、役者陣のハマリっぷりというか、演じるのが楽しくて仕方がないといった空気がよく伝わってきて、観ているこちらまでウキウキしてきます。過去の人間ですら、その過去に憧れているというその堂々巡り、そして目が覚めたように現在に目を向ければ、すぐそこに何と素敵な娘が待っている。懐古主義はほどほどに、今を楽しめというウディ・アレン監督のやさしいメッセージを感じます。良質な大人のファンタジーを堪能しました。
[映画館(字幕)] 9点(2013-11-24 22:49:39)(良:1票)
12.  M:I-2
監督ジョン・ウー、主演トムクルーズ、ハリウッドで制作、以上から想像した通りの内容です。トムクルーズは高い所がお好きなようです。。
[映画館(字幕)] 5点(2013-07-25 17:00:15)(良:1票)
010.17%
120.35%
230.52%
3203.48%
4345.92%
5508.71%
614825.78%
716829.27%
811920.73%
9234.01%
1061.05%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS