1. 流浪の月
《ネタバレ》 非常に複雑な心境になる作品でした。 傍目からは誘拐、しかし実態は、家庭内が崩壊し、性的虐待を受けている少女と、ある事情から誰とも「つながり」を持てない青年の、ある種の純愛。 わきを固める陣営も、支配欲でしか愛情を示せない男、子供が重荷になり捨ててしまう母親、正直誰も幸せになってません。唯一バツイチのあの人だけ逃避できたようですが、末路はどうだか知りません。 それぞれの演者の演技も素晴らしく、異様に見えて、実はどこにでもある話、長い映画でしたが、全然長さを感じさせない作品でした。 [映画館(邦画)] 7点(2022-05-29 16:57:32) |
2. ルパン三世 グッバイ・パートナー〈TVM〉
《ネタバレ》 ヒロイン(と不二子ちゃん)が今時の絵柄になって違和感半面可愛らしいとも思えなんとも微妙な感じ。しかしちょっと前までのスペシャルのような壊滅的ないい加減さはちょっと緩和されてるかな、と言った感じです。 まあ、途中というか終盤から悪役がほぼ空気になってしまうことや、過去のオマージュを交えての演出は「またか」と思える半面懐かしとも思えたり。 次元が裏切るなんてこんな長くやってるシリーズならもう「ないな」っていうのはわかることだし、実際かなり早いところでネタバラシ、そういう意味ではサスペンスな緊張感はやっぱり少ないかな、というところ。そもそも劇中でルパンが言ってる通り、「相棒」ことマグナムをメンテナンスとはいえ持たないまま仕事に取り掛かるなんて次元のプロとしての意識というか矜持を知っていればおかしいな、とはわかることなので意外性もなし。 とはいえ、久しぶりのとっつぁんとの共闘も見られるし、個人的には結構楽しめた部類でした。 敵役のインパクトはほぼ皆無ですが(笑) [地上波(邦画)] 6点(2022-04-17 19:21:32) |
3. LUCY ルーシー
《ネタバレ》 人間の脳は機能の10%ほどしか使っていない。しかしもし100%使えたら・・・?という手0魔なので、超反応だったり超感覚だったりを駆使して敵をバッタバッタと薙ぎ倒していくような某世紀末覇者のような展開なのかと思っていたら、予想の斜め上の展開でちょっとびっくり。 言わんとすることはわかるけど脳が活性化するにつれて超能力という言葉じゃ説明できないような展開になっていくので、そういう意味でも「ベッソン」っぽいなあ、っと思った次第です。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-02-18 02:06:49) |
4. ルチオ・フルチのマーダロック
《ネタバレ》 フルチ爺にしては案外まとも(失礼)な展開。だけどジャーロなので真面目なミスtれリーカと言われればそうでもないという作品です。 そもそもジャーロなのにインパクトのある殺人シーンが皆無。細長いピンで心臓をひと突き!という必殺仕事人も真っ青な殺し方で、刺す瞬間は確かに痛そうですが非常に「コレジャナイ」感満載。フルチ爺のトレードマークともいうべき「残虐描写をとにかくねちっこく、ディティールまでこだわって!」というのがないのでちょっと残念なところ。 職人監督なので、それなりの作品は撮れるのですがやはりフルチ節を観たい者にとってはちょっと肩透かし、といったところでしょうか。 音楽がキース・エマーソンというのはよかったです。イタリアン・プログレじゃないけど。 [DVD(字幕)] 5点(2021-09-20 17:35:44) |
5. ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE
《ネタバレ》 前回が思ったよりも楽しめたので(あのマモーをして神といわしめたルパンにコナン君が勝てるわけないと思いつつ)それなりに楽しみではあったのですが、話が複雑というよりは雑多になり過ぎて集中できなかった、というのが一番の感想です。 納谷さんがとっつぁん役を退いてから初めて新しい声優陣の作品を観ましたが、そちらの感想は思ったほど悪くはない、というものでした。 ただ、一番言いたいのは、敵のボスの名前が「アラン・スミシー」と紹介された時点で、これは何かの冗談なのか?と勘ぐってしまったことです。 [映画館(邦画)] 4点(2014-01-07 01:39:40) |
6. ルパン三世VS名探偵コナン<TVM>
《ネタバレ》 近年のテレビシリーズルパンと比べるとだいぶマシな出来。 また地雷をつかまされるかと思いきや意外や意外案外まとまっていて最後まで観られた。 まあ活躍ぶりとしてはコナンが圧倒的な比重を占めているのでルパンファンはチョイと肩透かしか。 敵に関しても、ルパンの敵として考えると、終盤の次元のセリフにもある通り「ルパンたちの敵にしてはしょぼすぎ」なのだが、日本の一探偵にしか過ぎないコナン君を文字通り世界をまたにかけて活動するルパンたちと同じレベルで描くのは酷な話なので、まあこれくらいが妥当かと。 スパイ大作戦やカリ城のオマージュなどもあるのは御愛嬌というところか。 ま、全然対決してねぇじゃねぇかという結論に達するのだけど、あのマモーをして神と言わしめたルパンにコナン君ごときが端から勝てるわけないので、その辺は目を瞑ろう。 [DVD(邦画)] 5点(2010-03-02 21:42:11) |
7. ル・ブレ
《ネタバレ》 おフランス製のアクション・コメディといえば真っ先に「TAXi」が思い浮かぶ事と思いますが、これも要はそれに類似する作品として考えてなんら問題はないでしょう。スピードは少々落ちますか。つまりは、このフランス人の笑いの趣味に何処まで付いてこれるかがこの作品を楽しむコツだと思います。先ずはストーリーから。やはり傍から見てる限り明らかに馬が合ってないモルテスとレジオの凸凹コンビのやり取りに尽きるでしょう。看守のくせに妙に臆病なレジオと悪党にも拘らずレジオを「相棒」と認めたモルテスの友情、彼らを追うトルコとその部下のやり取り云々、ギャグとシリアスが上手くミックスしてると思います。そしてアクション。前半のカーチェイスや観覧車のシーンは見ていてなかなかのものでした。しかしその際、某映画でトム・クルーズが見せたまんまのアクションが登場するのですが、それをわざわざやる必然性があまりないのがちょいと痛いです。街中に「ロード・オブ・ザ・リング」のポスターが貼ってあるのにはちょっと面白かったですが。その他はラストでの脱走作戦とエンド・クレジットでしょうか。これは正直良かったです。総合的に見て、なかなか楽しめる作品だと思います。ちなみに題名…ル(le)は男性名詞単数形に付く定冠詞、ブレ(boulet)は砲弾という意味です。 6点(2004-11-12 02:10:47)(良:1票) |
8. ルパン三世 盗まれたルパン ~コピーキャットは真夏の蝶~<TVM>
ストーリー以前に、ルパンの永遠の好敵手(ライバル)であるとっつぁんの描写を怠ってる時点で既に終わってる。 2点(2004-08-04 20:23:56) |
9. ルチオ・フルチの新デモンズ
一体どうしちまったんだ!?フルチ爺!!強引過ぎる挿入部分は「おぉ!さすがフルチ爺!強引だぜぇ!」と感心したが、その後のお決まりの残虐描写が物凄くあっさりしすぎ!どうしたんだフルチ爺!スプラッタは飽きたからオカルト路線に切り替えたのか!?やっとの事で“フルチらしさ”が出てきた頃には既に終盤。しかもそれまでが恐ろしく退屈!挙句はフルチ爺本人登場してるし。それに全く意味不明なラスト!おぉ、やっぱりフルチ爺、全然判んねぇぜ。でも、後半に何の脈略もなく突然始まりこれまた全く本編と関係なく突然終わる「お父さんの股ビリビリ」は、一見の価値あり!ここまで脈略がなく突然始る描写、初めて見たぜ…。 3点(2004-08-01 18:18:56) |
10. ルール
《ネタバレ》 やっぱり、スクリームのヒットに便乗して作られた類の映画のため、物凄くスクリームに似てますね。…て、云うか、ホラー映画を都市伝説に変えたって事と、犯人の性別と人数をいじくっただけ…ホントそれだけな気がするんですが…それに、殆どそれらしい動きや演出で脅かしてるだけで、全く恐怖感も感じられない。それに、謎解きの要素も少し薄い気がする。少なくとももう一捻りくらいして欲しかったな。 5点(2004-05-17 04:47:02) |
11. ルーヴルの怪人
まあ、初めてファラオのミイラを見つけた人たちは本当にナゾの奇病にかかって怪死してしまったんで、“ファラオの呪い”とまでいわれたのは事実ですけど、その原因は墓にいたバクテリアのせいなんで、実際は呪いでもなんでもないんですけどね。冒頭、いきなりCGのお化けが出てきた時は一気に興ざめでした。サスペンスでもなくホラーでもなく、実に中途半端な作品。まあ、ルーヴル美術館の内部と古代エジプトの事が少し解るようになると言う事で良しとしましょうか… 4点(2003-12-04 01:39:58) |
12. ルパン三世 EPISODE:0 ファーストコンタクト<TVM>
設定、凄く変わってるなぁ…って言うかあの妙にネオを意識してるキャラは誰だよ…ネタが無いのはわかるが、せめて設定だけは大事にしてくれ… 3点(2003-11-10 04:33:11) |
13. ルパン三世 アルカトラズ・コネクション<TVM>
アル・カポネたちは脱出出来なかったんではなくてわざとしなかったって…それじゃあ、決死の思いでアルカトラズから脱出したあの3人はいったいなんだったんだ…くらいの作品。作品としてはまあまあ。 5点(2003-11-10 04:30:38) |
14. ルパン三世 炎の記憶~TOKYO CRISIS~<TVM>
とっつぁんが家宝の十手を掘り起こして掲げるシーンは良かったけど、それ以外はなんか今までと比べるとイマイチな感じだったなぁ。 4点(2003-11-10 04:25:16) |
15. ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎<TVM>
《ネタバレ》 なかなか面白かった。いつも同じ型にははまらないルパン一家の面々、そして銭型のとっつぁんのエピソードがそれぞれ際立って面白い。それに、いつもは硬派な五エ門が斬鉄剣でも切れないものがあると知った時のしょんぼりした顔、そしてラストのびっくりした顔は一見の価値あり。 7点(2003-11-10 04:23:20) |
16. ルパン三世 ワルサーP38<TVM>
ルパンは以前シルバーのワルサーを使ってたのか…てな感じの作品。ネタが無いのか、過去の設定は全て無視。 5点(2003-11-10 04:18:14) |
17. ルパン三世 トワイライト☆ジェミニの秘密<TVM>
なんかねぇ…山田さんから栗田さんに代わってから、あんまり面白くなくなってきたような気がするなぁ。エンドロールの踊りは面白かったけど… 5点(2003-11-10 04:16:15) |
18. ルパン三世 ルパン暗殺指令<TVM>
《ネタバレ》 盗み出した金を手に入れるために宇宙にまで飛び立ったルパンたちが凄い。それより凄いのはフジコだ。「おぉい見ろよ、怖いねぇ女の執念ってぇやつはぁ」 6点(2003-11-10 04:13:37) |
19. ルパン三世 ロシアより愛をこめて<TVM>
五エ門の「お約束…しちゃったの…でござる…」に… 6点(2003-11-10 04:06:07) |
20. ルパン三世 燃えよ斬鉄剣<TVM>
山田さんの最後のアフレコが聞ける作品。思えばもうこの頃は声の張りがなくなってたなぁ…僕らの永遠のルパンである山田さんに… 6点(2003-11-10 04:04:20) |