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自己紹介 邦画の新作を中心にレビューしようと思ってます。あとお気に入りの旧作もちょこっと書きます。

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1.  冒険者たち(1967)
Google Mapで要塞島を探してみた。…まだ取り壊されずフランス沿岸にその姿を見つけることが出来た。子供の頃、初めてこの映画をテレビの洋画劇場で観てから30年以上経つ。子供のくせに何に感動したのだろうか?でもその時、いつかあの島へ行ってみたいと思った。それから成人するまで、いろいろな街の今は無くなってしまった名画座で何度この映画を観たことだろう。決して優れた映画では無いと思う。しかしあの頃から今に至るまで、ずっと好きな映画であり続けている。「好きな映画は?」と聞かれ、「冒険者たち」とは大の男が流石にいささか気恥ずかしい。それでも好きな映画である。以前何度か要塞島行きを計画したことがある。しかし未だに行けずにいる。年老いて時間が出来たら、いつか要塞島へ行けるだろうか?その時まで取り壊されずに海上にその姿を見ることができるだろうか?その時まで「好きな映画は?」と聞かれ、小声であっても「冒険者たち」と答えられる自分のままであろうか?
[地上波(吹替)] 10点(2007-08-30 02:29:37)(良:4票)
2.  櫻の園(1990) 《ネタバレ》 
パーマをかけてきた演劇部部長の志水。主役のプレッシャーに押しつぶされそうな倉田。喫煙騒動で皆の前で頭を下げる杉山。演劇祭の幕が開くまでの数時間、ピンと張り詰めたような緊張感が全編に漲ります。とりわけ杉山を演じたつみきみほの周りから浮いた感じのぎこちなさが印象的です。公開当時から何度か観ていますが、その度におぉと思ってしまいます。映画の神様が降りてきたかのような、あの時代にこのスタッフと出演者のみが可能にした二度と作りえない珠玉の一本。中原俊、一世一代の傑作です。
[映画館(邦画)] 10点(2007-08-26 02:59:58)
3.  ヒポクラテスたち 《ネタバレ》 
大森一樹は「オレンジロード急行」から本作を含め「法医学教室の午後」あたりまでの自主映画臭が漂う作品群が個人的には大好きです。医療の理想と現実、学生運動、妊娠と堕胎、将来に対する期待と不安、そして全編に漂うノスタルジックなムード。様々な要素が上手くまとめられ、登場人物たちも個性豊かに描かれています。8mmカメラを触り始めた頃、よく知った京都の街を自主映画レベルの予算と技術で瑞々しく切り取った本作を見て、将来映画を撮りたいと思っていた自分の限界を感じた思い出深い作品でもあります。
[映画館(邦画)] 10点(2007-08-24 01:09:40)
4.  世界大戦争 《ネタバレ》 
これはすごい映画です。SF?人間ドラマ?反戦映画?特撮映画?そのどれもであり、それだけでは収まり切れず、それ故に評価が定まらずに語られることが少なかったのかも知れません。それほど、内容のインパクトに比して、知る人の少ない映画だと思います。核戦争を描いた映画は「博士の異常な愛情」や「未知への飛行」など傑作が多く、そのいずれもが当事者である政治家や軍人を描いた作品がほとんどです。それ以前の今から40数年以上も前に、慎ましやかな下町の人々の暮らしと核戦争、この一見ありえない取り合わせでこんな作品が日本で作られていたとは…驚きです。核を使用した国と使用された国、それぞれが体験し背負ったものの違いが表れているのかも知れません。まずは未見の方は、どれどれSF?特撮?みたいな感じでとりあえず観てみて下さい。ぶっ飛びます。そして、号泣します。
[DVD(邦画)] 10点(2007-07-31 00:24:35)
5.  明日に向って撃て! 《ネタバレ》 
映画を観だした小学生の頃、映画のチラシをまとめた一冊の本を買った。横長のチラシに書かれていたこの映画のコピー。うろ覚えであるが、「明日に賭け、夢を追い、太陽の中で血まみれになって死んでいった若者ふたり…」。しびれた、たったこれだけのコピーに強烈に当時の僕は魅入られた。それから毎月情報誌を買うようになった。レンタルビデオなど無い時代、観たい映画は名画座にしかなかった。小説版を読み、古本屋でパンフレットを買い、部屋中がこの映画のポスターで飾られた。この映画を観るために、知らぬ間に僕はこの映画以外の、あまたの映画そのものに魅入られることになった。思いが叶って、思春期も過ぎた頃、ようやく名画座で合間見えることができた。ラストのストップモーションと何度も繰り返される銃声はこの映画を思い続けた年月を無駄にしないほど、悲痛で、儚くて、胸が締めつけられるほど心が揺さぶられた。今思えば、それは僕自身の思春期の終わりを感じさせるほどの切なさに満ちていた。
[映画館(字幕)] 9点(2007-09-01 03:06:00)(良:2票)
6.  幸福な食卓 《ネタバレ》 
父親として妻として優等生としてクラス委員として、家族はそれぞれの役割に真面目に取り組もうとする。そしてこの家族にとっての優しさとは踏み込むことではなく気遣い見守ること。彼らにはその知性と器用さがある。しかし歯車は狂い始めた。現れた兄の恋人はぶっきらぼうに、転校生は愚直なほどに、思いを口に出し行動する。家族にとってはその異質な思いやりの表現に兄も主人公も強く惹かれる。そして徐々にこの家族を再生させていく。つまるところ人の生き方とか価値観とかいうものは、もしかすると世間や相手との距離感のことかも知れない。「家族にはもっと甘えていい」「君は知らないところで誰かに守られている」主人公が彼らから教えられたこと。ラスト、「きっと背が高くなってこのマフラーが似合うようになる」亡き兄の為に編まれたマフラーをして追いかけてくる弟も愚直な思いやりを口にする。エンドロールに至る主人公の力強い歩みが希望に満ちていて、爽やかな思いが残る一本でした。 
[映画館(邦画)] 9点(2007-08-02 00:34:30)(良:1票)
7.  包帯クラブ 《ネタバレ》 
テレビで言ってましたが、原作の天童荒太が取材で紛争地帯を隔てる河をボートで横切った時、非武装を表す舳先に結び付けられた白旗がまるで包帯のように見えたそうです。そこからこの作品のヒントが生まれたとのこと。…なるほど。単に傷ついた人を癒すだけの話に終わらず、いろいろなことを考えさせられる作品です。また、主人公二人が橋を渡る時の包帯の使い方など結構グッときました。久々に演じるべき役を演じた柳楽くんの怪演とそれを受け止めた石原さとみの自然な芝居はとても良かったです。様々なジャンルの映画を引き受けながらも、それぞれにこだわりを見せる堤幸彦のベストではないでしょうか?
[映画館(邦画)] 8点(2007-10-27 01:25:12)
8.  しとやかな獣 《ネタバレ》 
貧しさから這い上がるために人はかくもしとやかな獣になれるものだろうか?人間の業が折り重なって、観ているうちに罪の意識が麻痺してしまいそうになる巧みな脚本です。伊藤雄之助と山岡久乃の飄々とした芝居と小沢昭一の怪演、達者なミヤコ蝶々に若尾文子の堂々たるビッチっぷり。それらが上手く溶け合って、愛すべき一家と小悪党達の化かし合いといった雰囲気で一気に見入ってしまいます。しかしながら唯一の普通人?船越英二の悲劇で一気に現実へ引き戻されます。この映画を単なるブラックユーモアで済ませたくなかったのでしょう。川島雄三が懐に忍ばせた刃を感じました。
[DVD(邦画)] 8点(2007-09-17 23:36:31)
9.  秒速5センチメートル 《ネタバレ》 
人を想うこと、想われること。想い続けること、忘れること。今に満足しているかどうかは別にして、生きると言うことは切ないコトですね。3話目で一気にやられました。
[映画館(邦画)] 8点(2007-08-26 02:29:38)
10.  天然コケッコー
波乱に満ちたストーリーでもなくこれといった大事件も無い。淡々とそこに暮らす子供達とそれを取り巻く大人たちの些細なエピソードの積み重ね。なのにずっと観ていたいと思える、そんな映画です。暖かく切なく懐かしく、そして優しい気持ちになれるとても良い映画だと思います。
[映画館(邦画)] 8点(2007-08-11 01:12:17)(良:1票)
11.  きみにしか聞こえない 《ネタバレ》 
一言で言うとはやりのタイムスリップものです。でもこれは今に始まったことでは無く、小説・コミックや映画で切なさ=儚さ、みたいなものを描くお約束な手法なのでしょうね。昔観た「星空の向こうの国」という有森也実主演の映画を思い出しました。共に完成度は高いとは言えないかも知れませんが、好きな映画です。
[映画館(邦画)] 8点(2007-07-30 01:34:35)
12.  あしたの私のつくり方 《ネタバレ》 
市川準の映画って、人と人の距離感とかコミュニケーションの難しさをいつも淡々と描いています。この映画もそんな一本ですが、多少は明るくコミカルに仕上がっています。成海璃子はいいですね。特に小学生に扮した彼女のもっさりとしたイケてなさっぷりと石原コンビの夫婦役がツボでした。
[映画館(邦画)] 8点(2007-07-30 01:20:11)
13.  キサラギ
面白かった。舞台劇の良さはもちろん臨場感や一体感ですが、実際は役者の汗や表情が伝わるのは小劇場か大劇場では最前列のみ。役者の表情による芝居が堪能出来る分「12人の優しい日本人」も舞台版よりも映画版の方が楽しめたりもします。この作品の舞台版は観ていませんがどうなのでしょう?香川照之のニタ~とした笑い顔や塚地の汗は映画ならではといったところでしょうか。繰り返しDVDでも楽しめそうです。
[映画館(邦画)] 8点(2007-07-29 03:03:15)
14.  ガチ☆ボーイ 《ネタバレ》 
佐藤隆太がいい。プロレス同好会の仲間といるときの弾ける様な明るさと、朝目覚めた時に部屋中に張られたメッセージやノートを読むその絶望的な表情の落差に思わず胸が詰まります。ここからはプロレスオタク的な感想になりますが、長きに渡り親兄弟の嘲笑に耐えプロレスを愛し、ヤオだのガチだの不透明なドラマに想像力が掻き立てられた時代は既に過去のものとなってしまいました。プロレスを取り巻いていたベールが剥がれ落ちた21世紀の今、難病を持った主人公という設定によりプロレスはあらゆる意味で「ガチ」であるという幻想にもう一度浸ることができました。あれだけ大好きだったプロレスを最近は見なくなってしまったアナタ。ミスター高橋の暴露本以降、総合格闘技に走ってしまったちょっとマニアなアナタ。そんなアナタも納得の一本ではないでしょうか。クライマックスの試合の組み立ても伏線が効いています。地味なスタンディングのアンクルホールドを見て落涙するとは思わなかった…。
[映画館(邦画)] 7点(2008-03-05 01:46:22)(良:1票)
15.  童貞。をプロデュース
レイトショーにて鑑賞。観終わって場内が明るくなった時、周りの観客のほんわりとした微笑みに包まれていました。不思議な感覚。なんだろうこの温かさは?気がつくと僕も同じようにほんわりと微笑んでいました。 勝ち組負け組みとかで人が区別され、IT長者が若者達の支持を集めて闊歩するこの時代。世の中が大きく乱れず危ういバランスをとりながらなんとか秩序が保たれているのはここで描く童貞達の存在の賜物かもしれない。彼らこそが正しき道を歩んでいるのではないでしょうか?点数はとりあえず付けてみましたが、点数をつけることが意味を為さない映画です。
[映画館(邦画)] 7点(2008-02-26 00:02:48)
16.  虹色★ロケット
高校生が撮った自主映画と侮る無かれ!そこらで量産されている商業映画を手がける人達が失ってしまった、映画に対する真っ直ぐな想いが伝わってきます。高校生を取り巻く様々な問題を物語りにうまく絡めて、しかも最後にはきっちりと感動させてくれました。そこらのプロ以上に、誠実に観る人に向けて作られた作品に感じました。彼らがこれから撮る映画が、いつまでもこの映画のようなピュアな想いに包まれているのか、それはわかりません。しかしながらこの若さでこの才能。彼らの次作に、彼らの今後に、期待しています。
[ビデオ(邦画)] 7点(2007-10-27 01:45:56)
17.  紀子の食卓 《ネタバレ》 
食卓つながりで、同時期に「幸福な食卓」があります。本作も同様に血のつながりがあるが故にぎこちなく分かり合えない家族というものを題材に、他者との関係性=役割みたいなものを描いています。この2本を、性格の違う双子またはウラとオモテのように感じました。それぞれの映画で描かれたその答えが同じなのか真逆なのか、まだ咀嚼しきれていないでいる私ですが…。それにしても園子音、デビュー以来賛否はありますが面白いですね。出来不出来とは別に、映画をつくる力、才能みたいなものを感じてしまいます。 
[CS・衛星(邦画)] 7点(2007-09-05 01:54:46)
18.  300 <スリーハンドレッド> 《ネタバレ》 
もうここまできたら良し悪しとかを超越してる気がする。撮影技術の向上で、監督の見たい!やりたい!表現が叶えられる時代が到来したということでしょう。映像表現もさることながら、見事なくらい敵のキャラが立ちまくりです。色彩・暴力・血飛沫等々、全編から溢れるこのやり過ぎ感、マンガみたいですが、最高です!最期は壮絶に全滅となるのですが、見終わってある種の虚しさみたいな男泣きがもっと感じられるようなシナリオなら、剣劇版「ワイルドバンチ」な感じで+2だったのですが…。
[映画館(字幕)] 7点(2007-07-30 23:41:47)
19.  アヒルと鴨のコインロッカー 《ネタバレ》 
イイ話です。未読ですがおそらく原作の力に拠るところのものでしょう。脚本にした際、苦労したのでしょうが細かい所にわずかに配慮が足らないため、ひとつひとつの伏線の謎が解き明かされ、切ない話だなぁとは思うのですがいまいちグッときません。ラストのコインロッカーのくだりも、とって付けたふうに感じましたし。惜しい!残念。でもイイ話です。基本的には切なくて好きな部類の映画です。
[映画館(邦画)] 7点(2007-07-30 00:58:49)(良:1票)
20.  サイドカーに犬
強すぎるわけでなく控えめでもない、サバサバしているようで陰がある。微妙かつ絶妙なギリギリのラインで、主人公の少女の記憶に残る大人の女を演じ切った。これで本当の意味で女優・竹内結子になれたのではないでしょうか。 
[映画館(邦画)] 7点(2007-07-29 02:47:22)
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