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1.  アマデウス 《ネタバレ》 
今さらながらレビューしていない事に気が付いた。  【長すぎる前書き】 大学で「芸術論」の講義を受けた時、担当していた教授が本作の事を以下の様に評していた。 『芸術には大きく分けて「耳」で愛でる芸術である音楽、「目」で愛でる芸術である絵画・写真、そしてそれらを融合した舞台・映画の3種類が有る。どれも素晴らしい作品ばかりだが、この「アマデウス」はそれら芸術が極めて高次元で融合結実した類まれなる作品だ』と。  私は劇場で本作を鑑賞済だったので「なるほど、上手い褒め方するなぁ」と思った次第。 そんな教授の冒頭の言葉を経て始まった鑑賞会は3回に分けて実施され、口コミでその面白さが学生達に伝わり3回目の授業では講義室がなんと満員立ち見の盛況ぶりだった。(単位は貰えないのに!) それ位、芸術は敷居が高いと潜在的に思っている人をも巻き込む『力』を本作は持っているのだと思う。 これが約35年前の話。  【やっと本題】 そんな本作、私に取っては間違いなく映画ベスト10の一つに入る作品である。 他レビュアー諸氏により語りつくされているが、何といっても珠玉の名シーンはサリエリがコンスタンツェが持参したオリジナルの楽譜を読み、次々と頭の中で音楽が奏でられるシーンだと思う。 これに匹敵するシーンは意識して映画を趣味として観始めた18歳の頃からそうは巡り合えていない。  また、本作はこれまでの映像再生媒体の変化(VHS→LD→DVD→BD、ブラウン管→液晶、HD→4K)に併せて都度ソフトを購入している唯一の作品であり、何だかんだ年に一度は必ず観ている作品だ。 史実に忠実ではない等の指摘も有る様だが、関わられた方々のイマジネーションと創作意欲が文字通り「高次元で融合」した稀有な作品だと言える。 文句無しの10点満点献上。  追伸 本作がアカデミー賞で話題になった年、主演男優賞を受賞した時のF・マーレイ・エイブラムスのスピーチは、彼の受賞を我が事の様に涙ながらに喜ぶトム・ハルスの何とも言えない表情も相まって忘れられない名シーンだ。
[ビデオ(字幕)] 10点(2024-03-06 10:30:31)
2.  AKIRA(1988) 《ネタバレ》 
原作とは趣向の異なる幕引きだけれど、簡潔にスパッと纏めていて気持ちいい。 怒涛の作画、畳み掛ける様な描写の数々、これ以上無いと思える位に作品と同化している芸能山城組の音楽。 素晴らしいです。IMAXで観られて幸せです。 あ、バイクでは観に行かない様にしましょうね。 帰路の安全運転は保証しません笑。
[映画館(邦画)] 10点(2020-07-19 20:25:02)
3.  恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ 《ネタバレ》 
学生の時に名画座(確か飯田橋佳作座だった筈)で鑑賞した。 お目当てが同時上映のもう一本だったので、本作には全く期待していなかったのだが、 渋いトランペットの旋律とこれから夜を迎えようとする街の情景が絶妙に混ざり合ったオープニングシーンから引き込まれ、 妖艶なミシェル・ファイファーにメロメロ(死語)になった。 映画館を出た足で秋葉原の石丸電気(泣)に行きサントラを購入、翌日興奮気味に学生仲間に本作の良さを説いて回ったが、 誰も賛同してくれる人が居らず寂しい思いをしたのも今となっては懐かしい。 DVD等のソフトを見かける事が無く、久しく再鑑賞の機会を持てなかったが漸く先日CS放送で再鑑賞。 25年以上前の印象通り以上の作品だった事に驚いた。 実兄弟俳優とこれから正に旬を迎えようとしていた女優の3人が織り成す人間模様と、それらのシーンに悉くマッチする素晴らしい音楽達。 これを珠玉の名作と呼ばずにどうするのか。
[映画館(字幕)] 10点(2016-07-14 18:18:19)
4.  ナチュラル 《ネタバレ》 
陰影を使い分けた美しい映像と、叙情豊かなランディ・ニューマンの音楽が絶妙に混ざり合う、これこそ正に「映画芸術」。 文句無しの満点。 
[CS・衛星(字幕)] 10点(2013-12-02 17:03:23)
5.  ヒドゥン(1987) 《ネタバレ》 
これは本当に面白い! 「フェラーリと大人の女性が好みの悪役」対「ポルシェと少女が好み(ロリコン)の味方」なんて初期設定からして面白すぎ。カッコ付けて表現するなら「アイディアと熱意は何物にも勝る」事を証明した映画とも言える。あの「ターミネーター」を差し置いてアボリアッツ映画祭でグランプリを獲得したのも納得。 映画好きならごちゃごちゃ言わずに予備知識無しで直ぐに観るべし!!
[CS・衛星(字幕)] 10点(2013-04-16 11:58:48)(良:1票)
6.  死霊のえじき
ロメロのファンとして彼のゾンビ関連作品は全て劇場で鑑賞しているが、本作が最高傑作だと私は考えている。予算(彼の作品の場合、この項目は避けて通れない)・脚本・キャスティング・特殊メイクの技術 各々が絶妙にバランスし、本作に他には無いパワーと世界観を与えていると言えよう。私はホラー映画を知った事で映画鑑賞という素晴らしい趣味を深める事が出来た。そう言った意味から、私個人の趣味嗜好を疑われてしまいそうだが誤解を恐れず書こう。「私は本作が好きである」。
[映画館(字幕)] 10点(2009-06-29 15:38:20)(良:1票)
7.  ライトスタッフ 《ネタバレ》 
再上映で本当に久しぶりに劇場のスクリーンで鑑賞する事が出来た。 濃密な3時間を満喫する機会を与えてくれた関係者の皆さんにまずは御礼申し上げたい。 本作がメカ好きな人を主対象に好みの分かれる作品であろう事は事実だが、やはり名作である事を再確認できた。 冒頭、音速に挑むチャック・イェーガーが馬上で試験機X-1と対峙するシーンはメカ好きの男達(当然、私もその一人)には鳥肌ものだろう。 メカ好きな男なら、誰しも自分の愛車(車・バイク)と初めて対峙した時、場所こそ違えど同じ様な心境になった事がある筈だ。 終盤、高々度飛行記録に挑むイェーガーの姿はまさしく孤高の存在。 銀色に鈍く輝くフライトスーツと黒いミリタリーブーツを纏う姿は文句なしにカッコいい。(今度オーバーオールを着てバイクに乗ってみよう!) マーキュリー7の中ではジョン・グレン役のエド・ハリスに注目が行きがちだが、アメリカ発の有人弾道飛行を成功させたアラン・シェパードを演じたスコット・グレンの渋さも捨てがたい。 色々多感な10代に本作を観た為、その後の私の人生に与えた影響は計り知れない。 初見時は余計なシーン有ると感じていたが、今回劇場で再見して全て必要なシーンなのだという事が判った。 20年の歳月が私の認識・感覚を変えたのだろう。 本作を「自己中心的なアメリカを単に正当化しているだけの映画」と評価する方が多いと聞く。 確かに多少はその様な傾向が感じられなくもないが、私は本作を「時代の波に翻弄されつつも、自らの生き方・自我を潔く貫き通した男達の物語」だと捉えている。 一生大事にしたい愛すべきNo.1作品と言わせて頂きたい。  蛇足:終盤、TVリポーターが言う”Go”の訳はどう考えても「やれよ」じゃ無いでしょう。『行け』が最適だと思うのですが・・・ 
[映画館(字幕)] 10点(2009-01-27 19:21:59)
8.  ターミネーター 《ネタバレ》 
【2020/4/15のレビュー】 奇跡の様に舞い降りた企画、「Terminator Live」を渋谷文化村オーチャードホールで鑑賞。 最近流行りのカテゴリー、シネマコンサートの一環。 シンプルな旋律が印象的なブラッド・フィーデルのサントラをどうやって生演奏で表現するのか興味津々で臨んだ。 私個人、何度かシネマコンサートに足を運んだ事は有るが、その全てはフルオーケストラによるものだったが、 今回はロックバンドの編成に加え、ステージ最上段に鎮座するのは何と和太鼓! 観る前からどんな音楽になるのか期待大、そして実際の演奏は期待を遥かに上回る熱いものだった。 何と、冒頭のOrion Picturesの音楽から生演奏である、幸せな気分で映画はオープニングへ。 何と!あの世界中の誰もが知っているリズム「ダダン ダン ダダン!」が和太鼓で熱く演奏される! 音楽そのものも所謂「完コピ」では無く、オリジナルを基調にしたロックコンサートの様相。 映画自体が文句なく面白いのに音楽でもより熱くなれるとは! これまでに観たシネマコンサートものでは2019/8の「機動戦士ガンダム シネマコンサート」に匹敵する位の満足度だった。 いいものは良い!!    【2017年8月8日のレビュー】 まさか本作を劇場の大画面で再鑑賞出来るとは夢にも思っていなかった。 粋な計らいをしてくれた立川シネマシティの皆様にこの場をお借りして厚く御礼を申し上げたい。  初回劇場公開から早や33年、鑑賞する私も17歳の若者(驚愕!)から50歳のオッサンになり、映画を評価する基準も自分では判らない内にだいぶ変わった様だ。 なんと私、本作を観て落涙してしまいました。はい。 他レビュアーの方々も多数記されている通り、本作はラブストーリーなんですね。 哀愁の未来戦士を演じるマイケル・ビーンの神がかり的な演技(はまり役とは正にこの事)も有り、 リンダ・ハミルトンとの束の間のラブシーンでは、何だか二人の保護者の様な気持ちになってしまい、 その余りの切なさに泣いてしまいましたよ。 また、年を取ったせいなのか最近は有る程度の年齢以下の女性は皆さん魅力的に見える様になり、 初見時は失礼ながら「幾ら予算が無いとは言え、もっと綺麗な女優さん使えよな!」と思ってしまったリンダ・ハミルトンの事を、 なんと「可愛い女性だな」と思ってしまった事に自分自身でびっくりしてしまいました。 (実際、本物は独特の雰囲気を持った綺麗な方だそうです、性格はキツイらしいですが笑) いずれにしても、現在考え得る最良の鑑賞環境で再鑑賞し改めて本作の素晴らしさ(起承転結が明快、製作陣・俳優陣の情熱ほとばしる映像等々)を 再確認した次第です。 当然、点数は10点のままですし、自信を持って「名作」と評価させて頂きます。   【2008年11月11日のレビュー】 「T4」が来年公開される事を知り久々に鑑賞した。 面白い。実に面白い。24年も前の映画とは思えない。特撮は今の基準で考えると確かにチープだ。だがそんな比較をするのは野暮以外の何者でも無い。公開当時、ジェームズ・キャメロン監督と特撮を担当した今は亡きスタン・ウィンストン氏が来日され、「SFXアカデミー」という講義で本作の撮影苦労話をとても楽しそうに解説してくれた様子を鮮明に憶えている。両氏曰く『いかに工夫して観客を楽しませるかが重要。予算の大小は関係無い』との事。本作を観直すと全くその通りだと思う。芯のブレない世界観を持った監督の下に集まったやる気あふれるスタッフと俳優達が生み出す「お金は無いけど知恵と工夫で面白い奴を撮ってやる!!」という気合を熱く感じる快作と言えるだろう。褒めすぎかも知れないがマイケル・ビーンの演技には今更ながら神がかり的なものを感じた。前述の様々な要素が絡み合い、まさしく「哀愁の未来戦士」と呼ぶに相応しい演技だと思った。来年公開のT4が本作を基点として形成された世界観を壊す事の無い作品となる事を切に願う。
[DVD(字幕)] 10点(2008-11-11 13:13:12)
9.  グレート・ブルー
学生時代に新宿の映画館で鑑賞。 まだ公開してから一週間経っていなかったが客は私も含めてたったの3人。 ロザンナ・アークエットのキュートさに痺れまくり、ラストシーンでイルカと共に海に溶けていくジャックを見送りながら、私は感動が「昇華」する感覚を始めてこの作品で味わいました。 しばらくは本作品を独り占めしているかの様な優越感に浸る事が出来ましたが、その後のビデオ販売~「グラン・ブルー」公開を経て本作がどんどんメジャーになって行く事が妙に寂しかった。 私はロングバージョンよりも、こちらの方が好きです。 
[映画館(字幕)] 10点(2008-01-31 22:01:13)
10.  ドライビング Miss デイジー 《ネタバレ》 
決して破綻する事の無い、抑揚の効いた場面をキメ細やかに紡いだ良心的な作品。 初観賞は23年前の映画館、23年間の年月を経て、私の本作に対する感想は「外国のとあるお祖父さんとお祖母さんの話」から、「自分に置き換えたらどうなるか?」と言うこれからの自分自身の人生を考えさせるものに変わっていた。 一本の作品に対する感想は年月を経て確実に変化する。それは対象となる作品が素晴らしいものである程、自分自身が驚く位に。 これぞ映画の醍醐味。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2013-01-07 13:52:39)(良:1票)
11.  フィールド・オブ・ドリームス 《ネタバレ》 
私がまだ4歳の時に父親は病死してしまった。なので私には父親とは何なのか漠然としたイメージしか無い。 私は野球を観戦するのが大好きだ。運動音痴の私に取って猛スピードで飛んでくる小さなボールを細い棒で打ち返すなんて芸当は出来る訳も無い。プロ野球選手はお世辞抜きで神様に見える。 そんな私に取って、「父親」と「野球」というキーワードに基いて展開される本作は正に大人向けのファンタジーだ。 
[映画館(字幕)] 9点(2008-10-08 13:16:03)
12.  超時空要塞マクロス ~愛・おぼえていますか~ 《ネタバレ》 
【2017/11/8再レビュー】 丸の内ピカデリー、爆音映画祭にて念願の劇場再鑑賞実現! いや~今改めて観ると気恥ずかしいっすなぁ!! でも、『誰が何と言おうと私はミンメイ派だ!!』  【2008/6/20レビュー】 誰が何と言おうと私はミンメイ派だ。
[DVD(字幕)] 9点(2008-06-20 12:59:23)
13.  スキャナーズ 《ネタバレ》 
20年ほど前に渋谷の映画館でオールナイト(死語・・・)上映の際に鑑賞。 超能力を駆使する時に使われる甲高い効果音が満員の劇場に流れる度、冗談抜きで頭痛がした事も良い思い出。 頭部破壊シーンの迫力は勿論、最後のオチで全員思わずどよめき、その後は拍手喝采!! 何だか異様に盛り上りました。 マイケル・アイアンサイド、最高です。 観ている時は本当にこの人頭おかしいんじゃないか??と真剣に思っちゃいました。
[映画館(字幕)] 9点(2008-06-12 19:09:49)
14.  ロボコップ(1987) 《ネタバレ》 
何で顔(露出している部分)に弾が当たらないの???!!!
[映画館(字幕)] 9点(2008-04-04 19:59:22)
15.  里見八犬伝(1983) 《ネタバレ》 
久々に鑑賞。 やっぱり楽しい映画はいいですね。 改めて本作の主役は夏木マリで有る事を確信した次第です。 あそこまで楽しそうに演じている女優さん、私は洋画含めて観た事有りません。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2023-05-23 15:49:12)
16.  エイリアン2/完全版 《ネタバレ》 
【前書き】 正体不明のウィルスが地球を跋扈している。 悲しい事に、ウィルスは日本の稀代のコメディアンの命さえも奪ってしまった。  人の命とは比べるまでの無い話だが、各種イベントがウィルス蔓延に基づく様々な理由で中止・延期になっている。 楽しみにしていた2020/4/18開催予定の「エイリアン2ライブ」も、楽団員が英国から渡日出来ないとの事で残念ながら中止になってしまった。 その埋め合わせでは無いが、実はまだ本作のレビューを投稿していなかった事に気が付き、 当初の予定とは全く異なる環境下(自宅のTV)で実に10年振りの再鑑賞となった。  【本題】 「何これ滅茶苦茶面白いじゃん!!」が10年振り再鑑賞後の素直な感想だ。 起承転結が明確でありスピーディにストーリーは進み、登場人物は皆見事なまでにキャラ分けされ、その説明も物語冒頭に無駄なく描かれている。 物語にリアリティを持たせるためのお膳立ても完璧で、惑星の各種設備・宇宙船・揚陸艇・兵士が駆使する各種兵装の隅々まで、 究極のヲタク且つ完璧主義者のキャメロンの拘りが画面全体に漲りまくっている。(一緒に仕事をする人は大変だろう) 物語の根幹は悲劇のヒロイン:リプリーの喪失と再生、それを母性愛を基点にして上手く描いている。 今回鑑賞した完全版では、何故リプリーがニュートに対し命を掛けてまで愛情を注ぐのかが良く判る様になっていて、 なおさら物語に感情移入出来る。上手い。 クライマックスの「究極のお母ちゃん対決」も、ストップモーション撮影とライブアクションを上手く組み合わせた手に汗握る素晴らしいもの。 まだCGが一般化していなかった時代にこれだけのクオリティの映像を実現できたのは、キャメロンの創造性と情熱と、それらを柔軟に捉えて 視覚化させたもう一人の天才、スタン・ウィンストンの功績だろう。  このシリーズ、本作以降は「柳の下のドジョウ」を狙う配給会社の思惑と、 「4」以降で過去の自作を汚された巨匠が、自らの汚名をそそがんと言う思いが交錯し、 とんでもない展開になってしまった事がとにかく残念。 許せても「3」までですっぱり終わっていればよかったものを・・・(この先は省略)  既存の媒体を最大限に活用し極上のエンターテイメントに仕立て上げるキャメロンの才、 つまりは「タイタニック」に繋がる流れはこの時すでに開花していたのだ。
[インターネット(字幕)] 8点(2020-03-30 16:00:02)(良:1票)
17.  ヴィデオドローム 《ネタバレ》 
【今回も長すぎる前書き】 映画評論家:町山智浩氏の著作を読んだ事がきっかけとなり、久々に鑑賞した。 初見は大学2年生、今から何と30年も前の事になる。  時の流れの速さには驚くばかりだが、それ以上に本作が未だに公開当時の謎めいた雰囲気を維持している事に驚愕した。  事の起こりは高校生の時。 「STARLOG」「FANGOLIA」等の洋物映画情報誌の日本版が発売されていた幸せな時代。 おどろおどろしい写真と共に紹介されていたVideodromeの紹介記事に私は釘付けとなった。 海賊盤(死語)が出回っているとの噂も聞いたが、世はまだレンタルビデオが流行し始めた黎明期。 どこで手に入るかも判らぬ謎の本作は、例え様も無い魅力的な作品として私の心の片隅にずっとこびりついていた。  時は流れて(確か)1988年、東京国際映画祭に於けるファンタスティック映画祭の成功が影響し日本で開催された「SFXアカデミー」、 本作の特殊メイクを担当したリック・ベイカーが来日し講演すると聞き、チケットを探し回ったが時既に遅く全席売り切れ。 落胆していた私に、当時日芸映画学科に在席していた姉がどこで仕入れたのか判らないがチケットを準備してくれた! 姉には本当に感謝あるのみ。 講演の内容は今でも鮮明に覚えている。 ベイカー氏本人が自ら"Do you like this film?"とVideodromeに関して質問、 それに対して大勢の聴衆が一斉に挙手!(今みたいに”Yes”とは誰も言わなかった様な)それを見たベイカー氏は 悪戯っぽい顔でニヤリと笑いながら”Sick People...(みんなビョーキだね笑)"と返す。 幸せな時間でした。  【やっと本文】 本作ほど、観る度に謎が謎を呼ぶ作品は無いだろう。 後の多チャンネル化、暴力コンテンツの隆盛と衰退を予見したかの様な世界観。 製作年度が旧いが故の、画面の微妙な粗さが本作のいかがわしさにブーストを掛ける。 皆がメディアに取り付かれ・メディア無しでは生きていけず、メディア内の出来事に一喜一憂し、 時には自らの命をも絶ってしまう・・・ 拳銃と有機的に絡みあい、妄想と現実の中でのたうち回るマックスの姿は、紛う事無くスマホに心身ともに蹂躪され、 それを自覚していながら抜け出す事が出来ない現在の私たちそのものだと思う。 マックスは自らの命を絶つことで新しい次元=精神の開放を果たした。 それは果たして本当に幸せな結末だったのだろうか。 翻って私たちはどうすれば良いのか?  初鑑賞時は特殊メイクを目で追う事に終始し、ストーリーは二の次だった。 社会人になってからは本作の内面に秘められた作者のメッセージを何とか読み取ろうともがいた。  齢50を超え、ようやく本作の意図が客観的に俯瞰出来る様になったのかと思う。 鑑賞する年齢で作品への印象が劇的に変わる、「映画の魅力」をまたもや再認識させられた。  (注)本作は冗談抜きで万人向きの映画では決してありません。 鑑賞する際は十分にご注意の程。
[ビデオ(字幕)] 8点(2017-11-28 17:34:28)(良:2票)
18.  王立宇宙軍 オネアミスの翼 《ネタバレ》 
信仰心に目覚めたという背景は有るとしても、あれだけの苦労と努力をして周回軌道に乗ったのだから、 作品の中で一言でも構わないので計画が成功した喜びを爆発させる場面を観たかった。 エンドロールで主人公が帰還後に笑っているかの様な挿絵を見ることは出来るが、どうにも物足りない。 満点で無いのはそれが理由。 アンタバライ!!
[DVD(字幕)] 8点(2016-07-05 13:34:34)
19.  ニューヨーク1997 《ネタバレ》 
カート・ラッセルとリー・ヴァン・クリーフがとにかく渋い。 後年の色々な作品に多大な影響を及ぼしている「伝説の作品」。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-06-10 11:34:19)
20.  スノーマン<TVM> 《ネタバレ》 
これはやばいです。年甲斐も無く号泣。 「この作品を観てどう感じるか?」で人間性が判ってしまう様な作品。名作です。
[DVD(字幕)] 8点(2013-04-02 15:25:02)
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