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1.  ANNA/アナ(2019) 《ネタバレ》 
レストランの格闘シーンは史上トップクラス【9点】  アナ役のサッシャ・ルスはロシア出身の女優さんで長身で手足も長く本職もモデルである。 内容はどん底の生活からモデル-スパイ兼業からの自由を求めるサクセスストーリーでもある。元彼のクズレベルは最凶。 この映画の見所はなんと言ってもアナの超人的な格闘シーンだと思う。女優の格闘シーンも最近はたくさんありますが、 スタントやワイヤーアクションを使用しない格闘シーンの中でも実にハードに、見る者を飽きさせないように、随所に 工夫をちりばめていた。殴り合いばかりや銃でただ撃ってゆくばかりを何分も見てるとダレてくるがコレはよく考えられ た演出になってて秀逸。最近ベッソンにはルーシーで一杯食わされたので見直したよ。最高傑作では無いかな。  主演のサッシャ・ルスはこの映画のために1年間のマーシャルアーツの訓練と、撮影はたった5分足らずで40人を殺傷する レストランの格闘シーンだけで4ヶ月のリハーサルを行い撮影は7日かけてやったそうです。訓練とカメラワークとアイデア の勝利でしょうね。この5分というのも映画の中での時間制限ともほぼ一致してることにもこだわりを感じました。  sexシーンは諜報部員同士と言うことで時間と場所が限られて何かがっついた印象にも見えましたが、実はたいしてディープ なシーンは一切ありません。  それとこの映画の特徴は所謂巻き戻しによる種明かしが行われることです。この巻き戻し具合が理解力のとろい私に丁度良い 案配で迷子にならなくて助かりました。  そして最後は2段落ちにになってます。 オーラスの「クソ女!」の後にジェイソンボーンの「ウィーン ウィーン」の音楽と共にエンドロールでも良かったかもしれません。 それくらい小気味よく終わってくれます。
[インターネット(吹替)] 9点(2022-05-13 19:25:45)(良:1票)
2.  グリーンブック
最後の黒人専用バーの演奏で全てが昇華された。9点 そのために白人による上辺だけの上品な演奏会に耐え忍ぶ苦痛を与えたのであろう。 白人の彼らには差別のつもりは毛頭無い。そういう決まりだと信じている。「郷に入れば郷に従え」という言葉が好きな保守的な 人々が世界中に多いが、その決まりは正しいの?誰かの人権を踏みにじりつばを吐きかけているのでは無いのか?正しさとは何なのか。 今なお「差別と区別の」境界で苦しむ人々が世界中にいる事は肝に銘じておきたい。  特に印象的なシーンは、トニーが警官に問い詰められイタリア系だと言ったとき、警官に「お前も半分クロだ」と言われ思わず警官を 殴ったシーンだ。その時トニーは何を感じ何に怒ったのか色々と考えさせられた。そこから一気にトニーとドクターの距離は近づく。  それと最後ハッピーにさせてくれたのは、奥さんに手紙の作者がバレバレだったことですかね。 まぁ、あのやんちゃなトニーが素敵な手紙を書けないことくらいはお見通しですよね。
[インターネット(吹替)] 9点(2022-02-24 09:14:27)
3.  インターステラー 《ネタバレ》 
もう一度ゆっくり鑑賞したいと思わせてくれた作品。できれば大画面で。  169分という3時間近い長編ながら、2001年やゼロ・グラビティ等の様な冗長さは感じさせない構成になっており、 展開は以外に早く見るものを飽きさせないのは流石ノーランだと思った。次の決断をしてミッション遂行までの テンポが良いのだろう。また息を呑むような映像とゾワゾワとした畏怖が見るものを惹きつけるのだろう。  最初の本棚のシーンは何かの啓示であることは予測できるが最後に繋がるとは思ってなかった。もちろんクーパーが 宇宙船から脱出したシーンで「あっ」っとなって感慨深かった。娘マーフも幽霊ではないことには気づいていたが、 それが何かは幼少期に気づくはずもなかったが、あの時の父親クーパーの思いを考えると胸が一杯になった。  口数の多い木偶の坊と思わせたTARSが、様々な場面で有能なのも良かった。というかTARSがいなきゃ全滅してた。 -1点は僕の理解が浅いのも理由としてあるとは思うが、様々な解説を読んでも納得のいかない部分があるから。 マン博士の孤独も嘘の信号もプライドもあるとは思うが、あの様な行動に出る必然性が低いかな?もちろん彼が プランCなるものを画策してたならわからないでもないが、それにしても一人では生きて行けない。有能な仲間を 殺害する利点が何一つ無い。と僕は思った。理屈通りにはならないのが人間の愚かさでもあるが。  いずれにしても21世紀SF映画の金字塔として推薦できる作品だと思う。
[インターネット(吹替)] 9点(2021-05-07 17:40:36)(良:1票)
4.  ザ・コンサルタント 《ネタバレ》 
ギリギリ破綻せずに最後までよくまとまって良かった【8点】  人によってはアクションが物足りなく感じるかもしれませんが私にはこれくらいで充分楽しめた。 ベン・アフレックとアナケンの凸凹ペアも意外と良い、というかアナケンドリックス益々良くなった。 冒頭の施設の伏線や兄弟の伏線も最後までには綺麗さっぱり回収されて爽快な感じもした。 最初に裏向きのピースでモハメッドアリの完成をみせるだけで恐るべき才能を表現するのも良かった。 たとえ設定に無理があっても、ちゃんと点が線へと繫がりストーリーとして昇華されると後味の良い 作品になる。
[インターネット(吹替)] 8点(2022-03-26 18:32:42)
5.  街の上で 《ネタバレ》 
2時間を超える長編でありながら意外と退屈せずに見ていられた 8点  主人公青(若葉竜也)とその周辺で紡がれるいとおかしな日常の様々。 この作品のテーマは冒頭の冬子(古川琴音)が「誰も見ることはないけど、確かにここに存在してる」と語る。 それぞれの人と人生がくだらない事で悩んだり下世話な詮索をしたりどーでも良い時間を浪費したり、小さな幸せや 享楽を楽しんだり、理不尽な思いに酒を煽ったりみーんな知らないんだよ。でも確かにそこに生は存在し、無機物であ るはずの建物も生き物のように姿を変えつつも刹那にそこに存在してる。奥深いテーマでありながら、割と単純に話 は進んでゆき、一方的な恋話なを始める警察官や、軽薄な男のカップルや、バーのマスターと常連等をエッセンスに 終盤のコントへ布石を打ってあったのは面白かった。  作品の流れは、4人のヒロインと青の関わりが描かれてゆきます。 それぞれのヒロインに一癖あって見ててすっかり青が翻弄されてるなぁと。実際強者男性でなきゃこんなもんだよなぁ。 と、今までの人生でそんなにモテたこともない私も思いました。この映画のレビューを見ると多くがイハ(中田青渚) に共感というか男性なら惹かれたように読めるレビューが多くて、なるほどなぁと思った。そらボッチの飲み会で 隣に座って一緒に飲んでくれて、そのまま恋話で語り明かしたりしたら誰でも惚れてまうやろーとは思ったが、映像 からは敢えてそこに棘を随所に仕込んでいるように見えたり、映画の中では気の強い女性監督として描かれていた町子 (萩原みのり)ですが、実は一番誠実で正直なんじゃないかな?と感じたり、大人しそうな冬子が、青が出演する予定 だった上映会で町子につめより「存在の否定じゃんか」と罵るシーンに冒頭のナレーションがプレイバックしたり、 自分の浮気を理由に青と別れ話を切り出す雪(穂志もえか)は最初は酷いなぁと思ってたが、浮気相手が憧れの朝ドラ 俳優、間宮武(成田凌)だとわかったり、最後のコント場面で自転車で坂を登れなかったり、一方的な恋話なを始める 警察官に捕まったり、いろいろ不器用に生きてるんだなと思わせてもらったり、見てるうちに愛着が湧いたりもした。  鑑賞後なんだか席を立ちたくもなく、エンドロールをいつまでも眺めて余韻に浸る、いとおかしな今泉ワールドに 引き込まれた作品でした。
[映画館(邦画)] 8点(2021-07-12 16:06:03)(良:1票)
6.  ホテル・ムンバイ 《ネタバレ》 
とてもキツイ映画だが時間を忘れさせる迫真の展開に8点  情け容赦無いテロ殺戮に心が追いつかず脳が果てしなく疲れた。キーマンや伏線もどきの登場人物もあっさり殺されて しまう。問答無様である。目についた動くものは即殺である。これが実際に起きた事件であることが最初に刷り込まれ 見るものを恐怖のどん底に突き落とすのである。多くの鑑賞者はアルジュンには無理だが機転が利く切れ者がテロリスト に反撃する瞬間を待ちわびていたかも知れない。例えばバックパッカーの青年、ロシア人、赤ん坊の父どれも無残に 撃ち殺されてしまう。赤ん坊の母に銃口が向けられたとき、私は神なんていないんだと心底感じた。そんなもの信じる からいつも裏切られて傷つき人を傷つけるのだろうと。(宗教を否定しているわけではない)  実際に起きるテロリストなんてこんなもんだろう。見てて解るように素人なのである。スパイ映画のように特殊訓練 なんてやってない。動くものを殺す。目についたものを撃つ。ボスの命令は神と信じたい。信じることによって貧しい 両親・家庭に幾ばくかのお金を渡してくれるものと信じたい。親孝行したい。と略奪の歴史とともにボスに洗脳され るのである。洗脳といっても彼等は事実を知らないだけであり、ボスに従うことがアッラーの元へ導かれると思い たいのである。希望を喰むことが彼等の生きる証なのである。  料理長とアルジュンの言葉に一抹のカタルシスがあったこと、赤ん坊と母・メイドさんが助かった事がこの映画の 唯一の救いであろう。
[インターネット(吹替)] 8点(2021-07-12 13:16:00)(良:2票)
7.  マザー!(2017) 《ネタバレ》 
不条理な世界を「赦し」「与える」ためにマザー(ジェニファー)を痛めつける作品【7点】  私はジェニファーのつるんとしたおでこが大好き。それだけで+5点は大げさか...  まず作品冒頭の燃えさかる炎の中で涙を流す女性と作中の妻(ジェニファー)と最後に再生された女性は全部 別人です。この点は最低でも押さえておきたい。 この作品は一般的には「旧約聖書」「創世記」の暗喩であると評されており作品内容もそれに準じてはいるもの の、作品としてはそういう事に全く無知な私でも理解できますし難解でも無いと思いました。  冒頭の燃えさかる炎のあとにクリスタルのような物をセットするとボロボロの家が綺麗に再生されベッドの上で 妻が目覚めるわけです。その時妻は左手でベッドの横を探します。でおもむろに「ベイビー?」とつぶやきます。 このまま作品が進み夫に出会うと「ベイビー」が夫の意味だと分かりますが、たぶんこの時妻は「ベイビー」が 子どもなのか夫なのか妻自身も分かってなかったと思います。たぶんそこは前世の記憶の欠片のような物があった のでは?と勝手に想像してます。その後家の中を確かめるように見て回るのですが、それが初めて目にするような 表情をしてましたし、ドアを開けて外の景色を眺める顔も見慣れた景色を見るような顔ではありませんでした、 そして夫(ハビエル・バルデム)とのファーストコンタクト時の驚き方はかなり唐突でそこで初めて彼女のマザー としてのスイッチが入ったと思いました。  あくまでも描かれているのは神(夫)の勝手な振る舞いの提供者に落とし込まれるマザー(妻)の受難の物語です。 とか書きますと大げさですが終始パロディなんです。茶化しまくってるんです。 奇才ダーレン・アロノフスキーの本心は知りませんが終始「ケッ!」ってつばを吐き捨てるような表情を一見優しい 筈の夫がしているのです。人の家でsexを始める夫婦、何度注意されても洗面台に乗って揺らして壊すカップル、部屋 に入るなと注意されても直ぐに入るカップル、家の物をどんどん壊して持ち去ろうとする卑しい人々、赤子の血肉を貪 り食い散らかすおぞましい人々を赦し、受難を事もなげに妻に強要する夫には「ケッ!」といった視線が無ければ私の ような凡人には描けないと思いました。他にも「便所に流される心臓のようなもの」とか「床の割れ目と血」とか 「特殊部隊による銃撃戦」とかパロディでなきゃなんなの?って普通は思います。アメリカで観客が不快な思いした 理由は全てこれでしょう。  夫(神)は終始身勝手な赦しを施し続け妻(マザー)は赤子を産み落とし、その赤子は強欲で暴力的な罪深き人類に 貪られ怒りの頂点に達した妻(マザー)と共に家(地上)は業火に包まれ滅び、そして焼けた妻から取り出した新しい クリスタルによって家(地上)が再生を繰り返す。夫は常に同じなのにマザーは毎回違うというジェンダーバイアス的 風刺まで含めてパロディになってると思いました。だって夫は妻が焼け死んでもクリスタルさえ取り出せばバナナマン 日村のような顔して満面の笑みで喜んでるんですから。  悪評も多いですが個人的には良作だと思いました。ジェニファーのおでこポイント高めです。
[インターネット(吹替)] 7点(2022-05-30 10:55:37)
8.  アンノウン(2011) 《ネタバレ》 
視聴者をなんで、なんで?って引き込む導入が良かった【7点】  最初バッグを取りにタクシーで空港に戻るときに事故に遭い記憶が飛んでしまい、そこからなんで?なんで? とリーアム・ニーソン演じるマーティン博士と共に視聴者もunknownへと導くのはよくある導入のひとつかも しれませんが、最初に学会とか博士とか夫婦の会話等があったのでそこは直ぐには疑わなかった。というか全く 気がつかなかった。  でも博士なのにカーチェイス凄いやんとか格闘もなんかできるんじゃね?とか劇中のマーティン博士とは別の疑問 がプラスされ完全にunknownでした。普通に偽のマーティン博士による背乗りかと思わせられました。でも都合良く 忘れ物+事故が腑に落ちませんけどね。  そして物語の核心は中盤を過ぎた当たりの写真展での奥さんとのシーンで微妙な思いに駆られました。奥さんは理解 した上で二人の妻の演技してるようでモヤモヤが募るシーンでしたね。それと真相究明に協力した元スパイ?ユルゲン は入管のマーティン博士夫妻の写真を手に入れ、本来は感謝祭で休暇のはずのブレスラー教授がライプチヒの学会から 来る事に矛盾を感じているようでしたが実際何処まで突き詰めていたのかチョットあいまいでした。でも渋くて良かった ですね。  そして物語は一気に架橋に入って行きマーティン博士が何者かようやく思い出していきますが、ここから少し変な展開 になってゆきます。自分の目的を思い出したのに何故それを自分で阻止しようとするのか謎です。事故が原因とはいえ 私だったら散々な目に遭わされたわけですから彼女とさっさと国外逃亡ですよ。 カワイイ彼女と行動を共にする内に良心に目覚めたのでしょうかね?笑  導入から中盤以降までストーリーは良かったです。エンディングもハッピーで何よりです。 いつもリーアム・ニーソンは渋いのである。
[インターネット(吹替)] 7点(2022-05-14 10:59:42)
9.  ダークタワー 《ネタバレ》 
ガンアクションと作風が良かったので【7点】  スティーヴン・キングの原作は未読です。 現実(地球)と平行異世界の話だとは思うが、いかんせんいろいろ説明を多くしても退屈になるだろうし、一般的に理解を得ること事が できるかどうかも疑問なので本作の様に浅くなんとく悪を倒すべきという流れになるのは仕方ないと思う。私も当然意味は良くわから ないというか異世界の黒衣の男は何故ダークタワーを破壊して地球を滅ぼす必要があったのか理解できなかった。またダークタワーが 地球と異世界にとって何の役割を果たしているのかもわからなかったが、異世界が地球のなん百年後かの世界であるかのような描写は 出てきた。本来なら荒廃の進んだ異世界を残すよりも、地球を乗っ取った方が良かったように思うし、実際現実の地球人の中にかなり の数の異世界人が侵入してるようでもあった。 また、違和感を上げるときりが無いが黒衣の男側のスタッフが普通の青年だったり、ダークタワーを破壊するのに子どもの特殊能力が 必要なのもなんでやろ?と感じた。  とはいえ作品全体のカラーは良かった。少年と大人が協力する映画の王道でもあった。 そして何よりもイドリス・エルバ(ガンスリンガー)のガンアクションが秀逸。リロードが格好よすぎ。このシーンだけでも見る価値が あった。単なるガンアクションだがまだまだ映像表現の可能性を感じさせる美しい描写だったともう。 「我は手で撃たぬ 我は気で撃つ」なんて宮本武蔵みたいでしょ。
[インターネット(吹替)] 7点(2022-05-12 19:21:06)
10.  パッセンジャー(2016) 《ネタバレ》 
宇宙船の造形とジェニファー・ローレンスの美しさに【7点】  細かな部分は端折って宇宙で主役が目覚めるところから物語は始まる。 一人目覚めて我々凡人が考えそうなことを一通り楽しんでそこから本当の物語が始まります。 この物語は何度も出演者を絶望の淵へと追いやり見ている方も度々切なくなります。 また宇宙船内部の造形も魅力的に描かれており、無重力時にはプールの水ごと空中に浮き上がり その中に人間が閉じ込められたりと凝った映像も良かった。  ただ通信に何十年もかかる理由は何でだろう?光速は秒速30万キロ若しくは無限大と言われ、 冬眠カプセルや120年も飛行続ける技術があるのに通信に何十年もかかるのは無理があるかなあとか 野暮なことは言ってはいけなさそうではあります。システム的には宇宙船の飛行軌跡の一定間隔ごとに 中継局を落としていったら解決しそうですね(笑)
[インターネット(吹替)] 7点(2022-03-26 19:48:34)
11.  ゴースト・イン・ザ・シェル 《ネタバレ》 
スカヨハは頑張った【6点】  光学迷彩はアニメより当然リアルで肉感的で良いと思うよ。アニメの描写は元々イマイチ好きになれな かったので(アレが好きな人には申し訳ない)私には悪くないと思えた。でも今となっては少し陳腐 に見える。  ビートたけしは不要。台詞聞き取れないしこの映画のカラーに必要なのか疑問で彼が出てると急にただ のヤクザにしか見えないのがマイナスだし、銃殺シーンも結構もたついててあれ以上無理だったのだろ うなと思いました。  ラスト付近の多脚戦車はよく頑張ったと思う。 CGを駆使した戦闘場面も美しくはあったけど迫力には欠ける。 ストーリーを含めて全般的にな残念な評価にならざるを得ないがスカヨハは頑張った。
[インターネット(吹替)] 6点(2022-05-20 15:44:36)
12.  シャッター アイランド 《ネタバレ》 
レオの熱演に免じて6点(本当は5点)でも佳作  さてシャッターアイランドは存在したのでしょうか? 精神障害系の凶悪犯の収容所ということで、序盤すぐにテディに頭痛がして院長から薬が出てくるので、あぁ テディ自身が病人かもねと。車で移動する時の不自然な合成画像も相まってその思いは強くなる。そうでない方 の結末を望みつつ話は進む。しかしこの映画の99%はテディ目線なのである。テディの目にするものしか我々は 見ることができないのである。これが最初からずっと続いてるのはこれがテディの妄想の世界だからであろう。  当然崖で出会ったレイチェルも妄想、灯台の院長も妄想である。そもそもあんな不便な場所に院長室があるのが 現実なら変である。ならばロボトミーも妄想ということである。なのにこの作品の多くの解釈は「善人として死ぬ? (ロボトミー)」とされているのだ。シャッターアイランドへ保安官として相棒と船で渡ってきたのも妄想である ならば灯台の存在も妄想なのだ。そこを「ロールプレイ治療」で誤魔化して現実と妄想の境界をいい加減に描いて いると私は感じた。いやマーティン・スコセッシに遊ばれた。ずるい映画である。  またドロレスのシーンは無駄に長かった。あんな物を見せられれば見せられるほど、逆の結末を観客が望むのは 当り前だ。想像はつくが、そうあって欲しくない方の結末に予定通りに突き落とすのは意地悪かな? と言った点を踏まえて、もう一度画面を見ながらひとりツッコミ満載で鑑賞すると、家族から気味悪がられるので 程々にしときましょうね。
[インターネット(吹替)] 6点(2021-06-15 15:54:50)
13.  ソルト 《ネタバレ》 
それなりに楽しめた。作戦の記憶が戻ったソルトの第一の目的は夫を救うことのみ。 それだけのために前半は駆け抜けた。ただなんの目的でロシアの諜報組織は夫を生かしていたのだろうか? わざわざソルトの目前で射殺したのかよくわからない。この辺は脚本の甘さだと思う。映画だから必然性が ないことの連続ではあるが、あるように演出して欲しい。また諜報組織のアジトもショボいというか70年代? 昔ながらの古い工場跡地みたいなのはいい加減止めたほうが良いと思う。もうそれ演出としては-120点だよ。  とは言うものの、全体的にはサクサクダンジョンは進みイライラする事もなくラストを迎え、悪人はちゃんと 成敗され、スパッと終わってくれるので後味は悪くない。あれ結局CIAに懐柔されてるってことだよね。 身内を騙すためにソルトをひっぱたいたんだよね。
[インターネット(吹替)] 6点(2021-05-03 13:17:12)
14.  ザ・ファブル 《ネタバレ》 
まぁ役者揃いでそれなりに楽しめた。岡田准一・柳楽優弥・安田顕この3人の持ち味でこの作品は生きている。 岡田くんのアクションは良かったが、もう少しリアリズムらしきものを見せて欲しかった。キアヌのジョン・ウィックもそうだったが、至近距離からの即撃ちに頼り過ぎである。一人対多数でそれは実際不可能でしょ。全員が即打ちすれば通用しないとわかりそうなもんだが、見てて小気味良いテンポがあるので頼ってしまうのは、元々の軽めのストーリーからして仕方ないとは思う。抗争の理由が今ひとつ釈然としないのもチョットなぁと感じた。岡田くんのアクションに頼りすぎても飽きが来るのは早い。 蓮っ葉な役どころの木村文乃は良かった。まだ実力の片鱗しか見せてないので次回作の楽しみは残してある。
[インターネット(邦画)] 6点(2021-04-12 16:46:43)
15.  あやしい彼女(2016) 《ネタバレ》 
倍賞美津子さんと多部ちゃんを鑑賞する映画です。ふたりとも役柄を思う存分に演じ上げ爽快な春風のような作品。 オープニングで大凡の展開は想像できるが、そこそこ飽きさせずに鑑賞できたのは個人的には多部ちゃんだからなのだろう。昭和チックなファッションや歌唱も似合っていたと思うが、もう少し歌唱力に磨きが欲しかった。決して下手ではないが音楽プロデューサーが惚れ込むレベルには程遠い気はした。ラストも怪我人が欲しくて力技を使った感もあるが、小林聡美(娘)さんと倍賞美津子(母)さんが上手く締めてくれたし、不甲斐なくキュンってなりました。 最後に変顔の多部ちゃんは最高である。
[インターネット(邦画)] 6点(2021-04-05 10:17:39)
16.  宇宙兄弟 《ネタバレ》 
前半が良かっただけに、後半は非常に残念でならなかった。 後半はJAXAの宣伝PVの色を強く感じた。また日々人の月面シーンも長い。ムダに長い。私の中でこの映画のクライマックスは、 日々人が宇宙船に乗り込む寸前『むっちゃんは宇宙に来ないの?』と挑発し、六太が『行ってやるよ。お前は先に行って下見してこい』言い返すシーンだろう。このやりとりに熱くほとばしるものを感じた。まぁ落ちは六太の「ちなみにガスの元栓は俺が閉めといたぞ!」という事になるが。後半の失速感を除けばそんなに悪くはないと感じた。
[地上波(邦画)] 6点(2014-04-02 12:52:40)
17.  6アンダーグラウンド 《ネタバレ》 
薄っぺらくて荒唐無稽なヒャッハーでもそれなりに楽しめる【5点】  いわゆるリアルでは死んだ事になってる凄腕6人+1人が悪を粛正するという建前の勧善懲悪作品。 まぁしかし一般人に迷惑かけすぎやろとかそんなん無理やろとか、目の前で兄貴を殺してしまうん?とか考えるとつまらなくなるので、 巨悪の根絶のためにはそういうもんだと割り切って鑑賞した方が良い。  MIPだとミッションの手順や目的が映像や言葉で明確にされるが、この映画はそんなこと考えちゃいけませんね。取りあえず敵を倒して 重要人物を確保すれば後は逃げるのみ。その重要人物も気に入らなければボコボコに殴ってしまうという破天荒な設定。  個人的には4(スカイウォーカー)のミッションがたいへんな割にはあっさり見捨てられそうになって理不尽だなぁと。 とはいえ初っぱなのカーチェイスからスピード感溢れる展開と要所要所で6人それぞれの自己紹介を兼ねた映像を挟みつつポンポン 話は進んでいくので時間を持て余したような感じにはならない。
[インターネット(吹替)] 5点(2022-05-16 08:40:21)
18.  来る 《ネタバレ》 
後半45分は早送りで最後の10分見れば充分かな?役者さんの熱演に5点。  「ぼぎわん」という伝奇ホラーを題材にした映画。原作未読。 物語の中盤までは良かった。香奈(黒木華)が死ぬまでは因果のプロットや伏線の配置は観る者を退屈させずに 画面に引きつける力とテンポもあった。しかし琴子(松たか子)本人が登場してからが全然ダメ。冗長で何が したいかさっぱり意味不明。前半の因果も伏線もほったらかしで、地域の盆踊りのごとき除霊祭りで大盛況。 コレは別に松たか子や演者に問題がある訳では無く、脚本と演出がいい加減すぎるからであろう。  国家権力まで巻き込んで団地で除霊とかもうぶっ飛びすぎてついて行けません。日本全国から霊媒師が集まった 割には彼らは殆ど何もしないのである。ただ祈りを捧ぐのみ。ただ得体の知れないものが暴れ回っており子ども の魂?肉体?を連れ去ろうとしているのである。そこに何の因果があるのか我々は物語を知りたいのである。  我々はただ意味も無く暴れ回る化け物が観たいわけでは無い。そこに何気ない日常生活に密着した因果や物語が 内在するからこそ、畏怖し自らを戒めたり、恐怖に苛まれるのである。ただ訳のわからない血しぶきにいくら 松たか子が格好よく対峙しようと何のカタルシスも起きないのである。 原作の評価が高いだけに残念な作品だ。 (後半の糞ディティールは中島監督なんだろうな/告白も後半破綻しかけた)
[インターネット(邦画)] 5点(2021-10-07 15:22:05)(良:1票)
19.  エリジウム 《ネタバレ》 
とりあえず最後は革命が起きたので5点  まぁそういう世界になってる前提で話は進む。 マックス(マット・デイモン)いろいろ痛そうだ。マジな話をするならあんなもんあの環境で装着してたら感染症ですぐに 死ぬし、止血もできんやろ。エリジウムを作り出した人類なのだからせめて超音波や電気信号で制御しろよと思った。 でもこの映画はまた別の世界なんだろう。  エリジウムは息をのむほど美しい空間で地球はまさにマッドマックスかバイオハザードかといった感じ。エリジウムの傭兵が 死ななかった、生き返った理由が良くわからない。あれがオッケーならマックスも生き返るのでは?  事細かな話はともかく最後にデータの書き換えで革命が起きたのはエリジウムはAIに支配されてるのだろう。
[インターネット(吹替)] 5点(2021-07-23 13:19:10)
20.  白ゆき姫殺人事件 《ネタバレ》 
最後のシーンで昔を思い出し少し胸熱になったので 5点  原作が湊かなえなので仕方ないが物語は淡々と進んでゆく。映像を見るものと登場人物の間に一体感は生まれない。 それは原作者の作風だから仕方ないかも知れない。ただ、想像と噂話による決めつけが物語の進行を支配し、最後 の方まで真犯人がわからない仕掛けはさすが湊かなえだと思った。  しかしながら、犯人狩野里沙子(蓮佛美沙子)の動機は弱いと思う。三木典子(菜々緒)を恨みめった刺しの殺人 をやるには弱い。城野美姫が証言すれば直ぐにバレてしまうし、いくら嘘の噂を流しても無駄なことくらい想像でき そうなもんだが。蓋を開けてゲンナリのパターン。ただ人間が空気に流される生き物であり、真偽不明な情報に いとも簡単にのせられ過去をも無意識に書き換えてしまうことは肝に念じておきたい。  最後に城野美姫と谷村夕子(貫地谷しおり)のシーンは「赤毛のアン」のロウソクを使って合図を送るシーンと シンクロして泣きそうになった。湊かなえさんからの警鐘なのだと受け取った。
[インターネット(邦画)] 5点(2021-07-15 14:50:12)
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