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201.  エクス・マキナ(2015)
AIがどうとか視覚効果がどうとかいう以前に、まず、あの会話群が心地よいわけですよ。「羊たちの沈黙」を彷彿とさせる、双方が分析と観察を脳内で駆使している、ガラス越しのやりとり。また、主人公と社長の間で展開される、斬り合い寸前の切り返しの連続。そして、ここがコケたら全部コケてしまう重圧の中で、ポイントとなる人工人間役をきっちり演じ切ったアリシア・ヴィキャンデルも見事でした。他方、全体的にカメラワークに今ひとつ冴えがないのが残念でした。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-12-29 01:16:28)(良:1票)
202.  ジェーン・ドウの解剖 《ネタバレ》 
ひたすら解剖室で展開される密室劇。その中で、内臓や脳や口腔内も容赦なく映す一方で、執刀面に関しては、専門用語や技術について、見る側の理解などといういらぬ配慮抜きで進んでいく。この清冽なほどの一直線ぶりが、作品に緊張と気迫を与えている。暗いシーンが妙に見づらいとか、魔女云々はせっかくのネタなんだからもう少し展開してほしかったとか、要望はいろいろないわけではないんだけど、それでもこの原始的なインパクトは忘れがたい。
[DVD(字幕)] 6点(2019-12-24 01:57:25)
203.  ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男
真面目で誠実な作りであるのは導入部だけで分かるんだけど、似た系統なら「クィーン」も「マーガレット・サッチャー」もそうだったように、全体がどこまでも優等生過ぎて、ああそうだったんですねというのは分かっても、そこから先の重みとか深さとかが感じられないのです。●オールドマンは確かに頑張ってはいるのですが、実在の人物の再現に注力しすぎて、彼ならではの演技や存在というものが見当たりませんでした。K・S・トーマスの老けメイクにはびっくりでしたが、途中から不自然に出番がなくなっている。秘書の彼女の存在は面白く、むしろその視点ベースならいろいろ発展もあったかと思うのですが、それにも至っていない。つまり、結局は演出が中途半端なのです。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-12-09 01:21:49)
204.  マイ・ファニー・レディ 《ネタバレ》 
若手女優がインタビューを受けて過去を回想する、という何気ない出だしから、するすると話がどこまでも進んでいく。かなりのハイペースで展開しつつ、出てくる人はどれもこれもアホばっかり。最初はまともそうな人も、やっぱりアホ。という、ボグダノヴィッチの名前からはにわかに信じがたいような作りなのですが、ウッディ・アレンっぽくもありながら、さらにこれは製作で出てきているウェス・アンダーソンの色ではないでしょうか。で、脚本はなかなか周到で、上げ下げや押し引きのバランスも整っているのですが、ここぞとばかりにみんなが自然と集結していながら、そこで思ったほど何も起こらない(しかもそういうくだりが3回くらいある)というのは、ちょっと物足りない感じでした。あの辺はもっと引っ張ったりぶつけたりしてもよかったんじゃない?
[DVD(字幕)] 6点(2019-11-14 02:35:09)(良:1票)
205.  ナチュラルウーマン 《ネタバレ》 
主人公のトランスジェンダーという設定に溺れることなく、周囲の人物たちの素朴な反応、そしてその空気感のようなものまで、じわじわと生々しく描き出している。主人公は自分の内面をことさら説明することもしないし、突然超人的に活躍することもない。何かをいつもきっぱり言えるわけでもなく、理不尽さに押し切られることもある。しかし、共通しているのは、常にまっすぐ前を向く視線、そして力強い足取りの歩調。だからこそ、心にすっと染み入るものになっている。もっとも、物語としては、最後はファンタジーっぽい感じで火葬に到達するとか、歌に活路を見いだしてめでたしめでたしみたいな感じになるというのは、着地点としては少しずれた方向に落ちた気がする。
[DVD(字幕)] 6点(2019-10-27 23:42:48)
206.  セールスマン 《ネタバレ》 
この監督がいつも凄いのは、「灰色の美学」をきちんと分かってて、それをきちんと具現化するところなんですね。序盤最大ポイントの襲撃の場面でも、そこを一切映さない。開いたドアから夫のシーンを挟んでその次がもうすでに病院、という跳躍力。現場で何があったのかは、見る側にもまったく分からない。それによって、いろんな人の心理の綾がそこから有機的・立体的に生まれる仕掛けになっています。ただ今回は、そこから後が割と犯人捜し一直線になっていて、せっかくの拡がりが抑えられてしまった感があります。隣人たちとか、賃貸人のオッサンとか、あるいは劇団の派手な衣装の女優とその息子とか、もう少し絡ませられそうな魅力的な脇役はいたのですが。
[DVD(字幕)] 6点(2019-10-21 00:58:13)
207.  クリーブランド監禁事件 少女たちの悲鳴<TVM> 《ネタバレ》 
実在の事件を対象とした作品らしく、終始落ち着いた丁寧な作り。序盤では数か月単位の経過をじっくりと描き、途中からはだんだんと加速していくというバランスのとり方もなかなか。またその中で、最初は常に拘束されているだけだったのが、いつの間にか途中で産まれた子まで交えて普通にやりとりをしているという変容も捉えられている。しかし、放映時間の関係か、全体に刈り込まれている感が漂っていて、ダイジェスト版的な雰囲気もないわけではないところがちょっと残念。
[DVD(字幕)] 6点(2019-10-03 00:48:46)
208.  リメンバー・ミー(2017) 《ネタバレ》 
導入部では、やたらごちゃごちゃして騒々しくてめまぐるしいだけで、これはつまらないかなと思っていたのですが、中盤以降のドラマが動き出してからの構築力はなかなかでした。一番面白かったのは、もっともらしい伝説っぽく語り継がれていた「先祖の音楽に向けての出奔」が、単なる夫婦喧嘩レベルで収束しているところ。だからこそ、それは生身の主人公に還元されるわけです。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-09-23 12:45:54)
209.  スリー・ビルボード 《ネタバレ》 
3枚の看板という設定に溺れることなく、そこからストーリーは次々に意外な展開を見せる。役者陣の演技も堅実。元夫のアホ彼女が登場人物中唯一本質を突いていた(しかも別に何も意識せずに)とか、妙に面白いところもある。と、良いところはいろいろ目につくのですが、それでも何か食い足りないのは、脚本の計算ずくぶりが前に出すぎていて、物語としての躍動がないというか、アンダー・コントロール感が漂っているからなのです。贅沢?
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-08-23 01:22:34)
210.  ダンケルク(2017) 《ネタバレ》 
見る前は、「ノーランなのに110分切り?」(これってもしかしてデビュー作の「フォロウィング」以来?)「ノーランなのにわざわざ史実もの?」と不思議だったのです。しかし、冒頭10分、あっさり海岸に着いてしまって、しかもそこでのひたすら続く海面と砂浜(そしてその中に距離感をもって表現される船、飛行機、人)の描写を見て、ああそういうことか、と。つまりノーランは、どこまでも海と空、そして船や飛行機の美しさを撮りたかったのであって、史実としてダンケルクでどうこうということは、割とどうでもよかったのではないか。映画というよりも、絵画と詩篇を鑑賞しているような感じです。そして、もしかするともしかすると、特に「バットマン・ビギンズ」以降、はったりと大風呂敷を広げまくってきたノーランにとって、この作品は、久々に初期に立ち返ったシンプル・メイキングをやりたかったものなのかもしれません。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-07-03 00:52:48)
211.  PK 《ネタバレ》 
いきなり、その辺の街中を宇宙人がうろうろしているというぶっ飛び設定に始まり、中盤ではこれでもかというくらいの宗教論議。ただ、教義崇拝・他宗教排除の意識がそれほどあるわけではない風土に生活する日本人にとっては、「そんなの当たり前じゃん」の部分も多く、制作者が意図したほどのインパクトはそれほどないんじゃないかな。と思っていたら、伏線回収しまくりのラスト30分は怒濤の勢いでした。そのまま切なすぎるラストで着地してくれたら良かったのですが、余韻ぶち壊しの最後の一幕で1点マイナス。
[DVD(字幕)] 6点(2019-06-04 01:54:22)
212.  マンチェスター・バイ・ザ・シー 《ネタバレ》 
病院に駆けつけたシークエンスに顕著な、「ただの医師や看護師とのやりとり」にじっくり時間をかける丁寧さ、そして「間」を恐れない迷いのなさ。ここだけで名作の予感が漂ってきます。中盤では秘められた過去が明かされてステージがせり上がり、終盤の元妻との再会シーンも感動十分。と、この辺だけ見てれば凄い感動作なんだけど、どうもラストに向けて萎んでしまう印象が漂っているのは、これだけのドラマの重みの解決として、ボストンに帰ります、というだけなのが何とも浅いから。それと、パトリック役の人はやっぱり演技があまり上手くないと思うし、逆にミシェル・ウィリアムズの出番はもう少し欲しかったと思うぞ。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-05-25 01:42:10)
213.  お嬢さん(2016) 《ネタバレ》 
なくてもいいシーンは結構あるように思うが、それでもこの作品の場合、あえて韓国語と日本語の台詞を混在させたり、コンセプトがさっぱり分からないカオスなデザインの家屋敷が舞台だったりと、何というか、すべてを混ぜ込んで突っ走る原始的なパワーのようなものを感じるのである。多視点がもたらすトリッキーな部分も、その熱の前にひれ伏している。あと、キム・テリという女優さんは初めて見ましたが、画面の中にすっと入ってくるだけで人目を引くような、いい存在感を放っていますね。
[DVD(字幕)] 6点(2019-04-26 01:35:26)
214.  メッセージ 《ネタバレ》 
やっぱりこの監督は、個人の内面のドロドロをじわじわ描いていった方が本領が発揮されるんだなあ。前半の謎の生命体とのやりとりのあれこれなんて、何ともぎこちない進行感が満載だし、せっかくのエイミー・アダムスもジェレミー・レナーも使いこなされていない(アクションや表情を隠す防護服のシーンが多いのも災いしています)。後半、主人公のパーソナリティに重心が移行してからは面白くなってはきますし、着地部分による反転はなかなか強力でしたので、低い点はつけられませんが。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-04-20 01:28:24)
215.  君の名は。(2016) 《ネタバレ》 
導入部はよくある入れ替わり系だと思いながら見ていて、舞台が高山に移ってからは、巧妙に過去の謎解きの方に重心をスライドしていて、なるほどと思いました。で、一番優れているのは、せっかくの再会を容赦なく断ち切ったどころか、その出会った記憶や動機すら消し去っているところです。これにより、いなくなった相手への思慕の切なさをパワーアップさせると同時に、全体を現在視点から再構築すると、いろいろな矛盾や不整合もそうではなくなるという機能も発揮されているのです。したがって、ラストの再会には一気に興醒め。また、うるさいだけで邪魔な挿入曲群は、全部カットすべきでした。
[ブルーレイ(邦画)] 6点(2019-04-08 00:41:14)
216.  ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years(2016) 《ネタバレ》 
監督がロン・ハワードなんですね。なので、どこまでも丁寧なのです。ライブ映像の積み重ねはもちろん、写真や一般映像、「どこに録音が残ってたの?」というようなただのスタジオでの会話、そして現在のインタビューなども綿密に構築し、さらにはクレジットや数字データの提示も忘れない。それによって、いかに当時の観衆が熱狂していたか、というかむしろ「狂っていたか」も伝わってくるというものです。ただ・・・こんなに丁寧にやっていて、時間内に最後まで終わるのか?と思っていたら、「サージャント・ペパーズ」以降はものすごい勢いであっという間。「ホワイト・アルバム」は何であんなスタイルになったのかとか、「アビイ・ロード」B面メドレーはどうやって完成したのかとか、ゲット・バック・プロジェクトは結局何だったのかとか、そういった中でメンバーの関係はどう変容していったのかとか、そのあたりは一切なし。まあ、ライブをやってないんだからそもそも映像もないのかな、とは思いましたが(そしてサブタイトルがこうなっているのは後で気づきましたが)、それにしても、もうちょっと何かあるでしょ。さすがにこれはバランスが悪いです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-04-06 01:22:30)(良:1票)
217.  テルマエ・ロマエ 《ネタバレ》 
いかにも「洋画の吹き替え版」っぽく作っているのがよく分かる導入部で、ああ気合入れて頑張ってるなあ、と思うわけです。台詞の組み立てが未熟なのとか、ギャグ(タイムスリップギャップ)以外の部分が結局は凡庸なのとかは目をつぶるとして。で、何がいいかというと、風呂に対する制作者の愛情が最初から最後まで満ち満ちているという点なのです。いろんなタイプの風呂を、とにかく作る。見せる。組み込む。タイムスリップ上の諸問題も何となく風呂が解決、さらには戦闘や歴史すら風呂が解決。だから、きちんと一本の筋が通っているのです。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2019-03-30 00:16:15)
218.  複製された男 《ネタバレ》 
モーテルの対面シーンで、同一画面に2人を入れるのではなくて、切り返しの別画面処理でクリアしていたら完璧だったのになあ。●一番美しいのは、大学のキャンパスでの奥さんとの対面シーンであり、これによって作品が一本の背骨を確保しています。●しかし、せっかくのこの設定なんだったら、脚本上ももう少しあれこれ手を入れられたと思うんだけど。
[DVD(字幕)] 6点(2019-02-25 00:35:32)
219.  スノーデン
スノーデンが行ったことは、その覚悟と決断において瞠目すべきものであるし、作品としても、それを要領よくまとめている。ただ・・・この問題を扱うときは、国や政府に対して、この監視体制は何なんだ!という前に、そもそも国民に対して、こんなに監視されてて平気なんですか?という意識を広めないといけない。街角の防犯カメラにも、すでに広まったSNSにも、どこにでも紐付きになっているクレジットカードにも何も感じなくなった国民に対して。したがって、スノーデンの「行動」を描く前に、まず、その監視体制が、一般生活レベルにおいてどこにどのようになっているのか、というところに、もっと重点を置かなければならなかった。この作品はそこが弱いので、映画としてもやや平坦になり、また発信力を弱める(「でも仕方ないんじゃない?」と思わせてしまう)結果となっている。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-02-20 01:13:59)
220.  121212 ニューヨーク、奇跡のライブ 《ネタバレ》 
2012年10月に発生したハリケーン「サンディ」の被災地援助のため、その年の12月に開催されたコンサートのドキュメンタリーです。半分以上は制作過程だったり舞台裏だったりの映像なので、コンサートそのものを見るためのものではありません。まあ見て分かるとおりの超豪華メンバーなので、それを見ているだけで楽しめるのですが、実はむしろ斬新だったのは、ロジャー・ウォーターズとエディ・ヴェダーのデュエットとか、ポール・マッカートニーとニルヴァーナのメンバーの共演とか、クリス・マーティンとマイケル・スタイプが歌うR.E.M.ナンバーみたいな「新旧共演」の部分だったりして。それと、映画の中でも当日のステージでもトップを買って出たスプリングスティーン。
[DVD(字幕)] 6点(2019-02-15 01:00:42)
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