201. ラブ・アクチュアリー
英国映画らしい、とってもセンス良く作られており、ラブコメとして高評価です。英国のロケーションは歴史も感じさせて米国のように最先端ではない感じがかえってリアルさを生み出すという点で素晴らしい。派手さのないエピソードの集まりがむしろ身近に感じられて映画に対する感情移入が進みました。出演の人のナチュラルぽさが演出の力を感じさせます。素晴らしい出来です。 [ブルーレイ(字幕)] 9点(2015-09-29 15:23:06) |
202. アンフェア the end
《ネタバレ》 10年にもわたったアンフェアも完結。ちょっと設定がでか過ぎて、バンバン人が殺されていくけどそれに比例してリアル感がうすくなってしまっている。篠原さんをはじめ全員熱演なんだけど、その中でAKIRAさんの力量不足が顕著なのが非常に残念。非常に重要な役どころだっただけに。空回り感も強かった。中ボス的だったんでラスボスは?って感じに。永山君ネタは映画の基本設定の大きさの割にその程度で?感があって物足りなかった。また、雪平刑事の長年の因縁の大ネタもその解決の仕方もともに残念。やっぱりこのシリーズはドラマ版の設定や演出が白眉で、映画は無理感過剰感が過ぎたかな。 [映画館(邦画)] 5点(2015-09-21 07:51:29) |
203. アンフェア the answer
《ネタバレ》 前作はスケールをでかくし過ぎてどっちらけだったけど、今回猟奇殺人ぽくって2時間尺の完結1エピソードで十分楽しめた。特に大森南朋宅で雪平が潜入している時の緊張感はハリウッド的。大ネタのところはどっかで見た感あるし都合がよ過ぎ感はあるけど、仕方ないかな。びっくりする人が裏切るのがアンフェアなんで、今回の裏切った人の人選はほぼ想定内なんだけど、さすがに尽きかけ。この続きはどうする? [地上波(邦画)] 6点(2015-09-13 18:49:27) |
204. テッド
可もなく不可もなく。有吉の吹替でみたけど、彼のキャラにあっていて、台詞回しは面白かった。でも、日本人には厳しい作品かな。日本人のためのテッドを製作したら面白いのにと思った。主演ジョン役のマーク・ウォルフバーグ、ずっとガイピアースがやってると思ってた。よく受けてくれたなあと思ってた自分に喝。猿の惑星ディパーテッドの人だったね。 [ブルーレイ(吹替)] 6点(2015-09-01 18:12:58) |
205. her 世界でひとつの彼女
《ネタバレ》 非常に興味深い設定。見ながら、実体ではなく人格を愛することができるなら、これはこれでありなのかと思ってしまった。自分の脳をプログラム化すれば事実上の不老不死でもあるわけだから興味深くある。その完璧すぎるサマンサに対して、人間味のある元妻キャサリン友人エイミーの配置は巧かった。この映画に入り込めるかはサマンサ役の声優が大きな鍵だから、英語の得意でない人だけでなく得意な人でもぜひ吹き替えで。恋に落ちても無理はないよねという表現をされています。そしてスカーレットヨハンソンも賞獲りだから、きっと素晴らしい表現をして観客を恋に落としたんでしょう。SFという以上にがっつりラブストーリーです。かったるいとことあったんで点数は抑えたけど、点数以上の佳作です。 [ブルーレイ(吹替)] 7点(2015-09-01 15:33:45) |
206. レイチェルの結婚
良い作品だとは思うんだけど、延々編集や脚色のないウェディングシーン見せられるのははなはだ苦痛であった。ハンディカメラ使用してドキュメンタリー的を狙ったにしても。結婚式に対する米と日本人のセレモニー感とは違うんで気恥ずかしさもある。ぼくには、キムの心情は痛いほど理解できたんで、そこを感じて欲しいという点では満点に近いんだけど。アンハサウェイは見事な表現でした。だから絶対吹替じゃなく字幕で。どことなく「17歳のカルテ」のアンジーを連想しました。 [DVD(字幕)] 6点(2015-08-25 18:19:52) |
207. ゴーン・ガール
《ネタバレ》 デビットフィンチャーらしい画作りで、サスペンスムードを盛り上げる。現代の過激で無責任なメディアを風刺しながら、新感覚の恐怖感を演出。日本の痴漢冤罪の恐怖がアメリカだとこんな感じで映像化されるんだなと感じた。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2015-08-24 14:46:40) |
208. ジュラシック・ワールド
《ネタバレ》 1のストーリープロットをそっくりそのまま、というかリスペクトということかな。、誰が食べられるか結構判り易く、また、イラッとする人物像も意識的に配置。恐竜の質感、表情も十分にレベルアップしてるとはいうものの、1で受けた衝撃には程遠い。人が食べられるシーンにもっとリアリティ、残虐さが欲しかったけど、子供向けということもあってあっさり味かな。ラプトルを兵器というのはあまりに無理がある設定。人間の経済的なエゴというのにあまりにフォーカスされているのは示唆的ではあるにしろ、ちょっと過剰感感じた。吹き替えで観たけど、声優さんあまり上手ではなかった。特に主人公役の玉木宏は玉木自身の顔が浮かんでくるくらいで非常に残念。 [映画館(吹替)] 6点(2015-08-10 20:05:07)(良:1票) |
209. 時をかける少女(2006)
青春だねえ。甘酸っぱいテイストを巧く料理した。なんとなくゆったりとした間も使い方もアニメならではの良さ。少しづつ引き込まれていくのは演出の良さ。 [地上波(邦画)] 7点(2015-07-26 11:44:48) |
210. インターステラー
《ネタバレ》 重力とか5次元とか言われてもイメージはできないけど、時空を超えた愛というのは十分に表現できていて、泣きどころも多数。クーパーがモニタで家族の報告を受ける場面、本棚のシーン。マーフとの再会、1人ぼっちのアメリア。のシーンはグッときた。宇宙船や天体の意匠も十分素晴らしくて、音楽も感動につながる素晴らしいもので、数あるSF作品の中でも屈指の出来のひとつと評価した。相対性理論と時間の大切さの関係のくだりは基本設定として緊張感を生むのに成功してるし、TARSもいい味だしている。火の鳥のロビタ連想した。 [ブルーレイ(字幕)] 10点(2015-07-07 18:04:12)(良:2票) |
211. ダイ・ハード/ラスト・デイ
《ネタバレ》 シリーズ締めの打ち上げみたいなもの。ド派手で火薬の量も多かった。初っ端から派手なカーチェスが延々と続く。設定は特にサプライズもなく平均的アクション映画の範疇。ちょっと意外性のある悪役と言い、無残なやられ方とか、シリーズのところどころを回想させるようなリスペクトシーンも盛り込み。絶対ハッピーエンドになるのは想定済みだし、息子がらみだと米映画特有の親子愛に終わるのは確定的だからドキドキ感は全くなかった。演出のせいなのかなあ、回を重ねるごとにドキドキ感がなくなるんだけど。今傑作1を見たらどんな気持ちになるのか逆に自分に興味。御苦労さまでした。と思ったらまだ続くみたい。まさしくダイハード。 [地上波(吹替)] 5点(2015-07-04 17:06:29) |
212. オリエント急行殺人事件(1974)
《ネタバレ》 列車の質感が素晴らしくて。マホガニーの意匠がなんともいい味をだしている。人情味ある後味は心地良いものになった。大ネタもなかなかのものだったんだが、ポワロ氏の推理がちょっと出どころが強引で理詰め感に欠けているように思えた。 [DVD(字幕)] 6点(2015-07-04 16:57:38) |
213. LUCY ルーシー
《ネタバレ》 なんか聞いたことある脳の利用率のお話で、この作品はどういった切り口をするかと楽しみにしたけどいたって常識範囲内。演出のみを楽しむことになるんだけど、そこはリュックベッソン風味で合格点。特にスカーレットヨハンソンはとても良い演技でした、というかこれもリュックベッソン監督風味。ちょいちょい挿まれる自然画はちょっとくどい味がしたのも事実。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-07-02 15:19:03) |
214. ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
映像がきれいで楽しく見れたんだけど、ストーリーにコクがなくてよくある使い倒されたお話。アライグマが面白かったし、木がというのも斬新ではあったけど、どうしてもスターウォーズのC3POとチューバッカを意識せずにはいられなかった。初見だと相関関係や名前を追うのに苦労する。また、それぞれの因縁に対する言及や説明、設定などが甘くて感情移入がしにくいのは難。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-07-01 18:32:12) |
215. カラスの親指
《ネタバレ》 村上ショージ師匠と能年ちゃん目当てに観たけど、存外面白くて得した気分。阿部ちゃんの安定した演技があってこそは言うまでもない。盗聴機の場面はなんか緊張感あってドキドキした。詐欺師が騙されたというのはよくあるプロットなんでやっぱりという気はしたけど、その下地になる設定はハートウォーミングで気分よく見終えることができた。ショージさんが能年ちゃん石原さんと同じ屋根の下過ごすことのできた時間を思うと涙できた。メインの5名と鶴見さんはよい表現ができていたと思います。良作。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-06-16 22:45:44)(良:1票) |
216. TRICK トリック 劇場版 ラストステージ
《ネタバレ》 トリックのファン。大ネタは見事というほどでもなかったけど十分楽しめた。10年以上にもわたって、容姿やキャラを守り続けている俳優女優陣はすごい。冒頭とラストの演出伏線はお見事。ラストはトリックファンなら涙できる。ぼくは涙あふれました。阿部さんの目の潤みはトリックを愛したぼく自身の投影でもある。観てよかったと心から思った。ラスト10分は最高。両者とも名優だけど山田役をしている時の仲間さん上田役している時の阿部さんがぼくは一番好きです。 [地上波(邦画)] 8点(2015-06-16 11:13:19) |
217. ベン・ハー(1959)
初見。テレビで観ました。2夜にわたっての大作だったけど、なんか引き込まれて時間忘れるくらいの素晴らしさでした。CGの現代ならいざ知らず、50年以上前の作品ということに感嘆。騎馬戦の場面の映像はもう素晴らし過ぎて言葉がありません。どう撮影したのか?間違いなく映画史に残る1本です。 [地上波(吹替)] 10点(2015-06-14 21:12:50) |
218. 二百三高地
ものすごい迫力でした。今の日本映画では考えにくい、まさしく日露戦争並の人海戦術的な制作根性で作られてます。ぼくはこの映画で日露戦争の流れを机上の勉強から実感で学ぶことができました。突撃のむなしさは際立ちます。ぼくは光栄のゲームの三国志で張飛軍使って相手の攻撃力30の1万5千の兵を一瞬で蹴散らしてますが、実戦ではどんな非道さかを知ることできました。24時間休戦時の両軍のほのぼの感はちょっと驚き。両軍弾尽きて石の投げ合いもちょっと驚き。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-06-12 22:18:08) |
219. マイノリティ・リポート
久しぶりに鑑賞。面白いね。ガラスディスクに時代を感じた。映画の未来観を2015年の今が凌駕してる。トムクルーズのオーラとサマンサモートンの表現が素晴らしかった。大オチは少し物足りないけど、設定はなかなかよく出来ているな思った。 [DVD(字幕)] 7点(2015-06-12 20:30:35) |
220. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
スケール感はすごいし、映像も迫力十分。きっと映画通には受けるだろうけど、それでも一般人にとっては尺が長い!サムとガンダルフのカッコ良さが光る。もう一度人間関係踏まえて観てみようかな観てみたいというリングの誘惑にかられるけど、さすがにつらいので、これきり。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2015-06-06 11:40:23) |