241. アンブレイカブル
冒頭で電車の中でウィリスが隣の席の女をナンパするシーンが妙に印象に残っていますね。「スポーツは好き?」って話しかけるんだけど、ふられます。この映画でのウィリスはずーっと悲しげでさびしげな表情。せりふもぼそぼそって感じ。人類の悲しみを一手に背負ったキリストに模せられているのか。 6点(2004-01-17 01:58:37) |
242. サイン
しっとりとした静かなトーンのなかでじわじわと恐怖感をあおりたてていこうという趣向ですが、この手法はへたすると退屈なだけ。この作品もかなり危ない。ただ、真っ暗な部屋でどこからともなく襲ってくる宇宙人のシーンなど、絶妙の恐怖感をもり立ててくれるので、見所がないわけではない。 [DVD(字幕)] 5点(2004-01-17 01:48:19) |
243. ピンク・フロイド/ザ・ウォール
ピンクフロイドの音楽は好きですが、この映画はかなり退屈でつまらない。見ない方が無難。 2点(2004-01-17 01:39:31) |
244. エンゼル・ハート
主人公が徐々に追い詰められ狂気へといたる過程と絶望的な結末が心地よい(?)印象を残す佳作です。ミッキーロークが渋く決まっています。 9点(2004-01-17 01:35:30) |
245. マウス・オブ・マッドネス
狂気を描こうとしたんだけど、いまいちすべってるかな。そこそこには楽しめます。 6点(2004-01-17 01:30:53) |
246. ベティ・ブルー/愛と激情の日々
狂気に満ちた愛の姿に胸をえぐられます。すばらしい。ベティが家具を窓から全部投げ捨てて家に火をつけるシーン、映像が鮮烈に美しい。 10点(2004-01-17 01:28:26)(良:1票) |
247. クリムゾン・リバー
閉ざされた山間の小さな村でおきる猟奇的な事件という設定は、諸星大二郎の漫画を思わせます。大江健三郎的でもある。スリリングな謎解きの展開に、アクションシーンもあり、十分楽しめます。何より、ヨーロッパの田舎の風景を中心とした映像がきれいです。 7点(2004-01-17 01:21:02) |
248. 模倣犯
原作は力作で、これを映画化したらかなりおもしろいものができると思っていたのですが、いざできてみると、期待したほどではありませんでした。別に、つまらなくはありませんが。やはり、あの小説を2時間足らずにまとめるのは無理があるのでしょう。6時間くらいの長編にし、原作に忠実に作れば、きっと面白いものができると思います。 5点(2004-01-17 01:03:31) |
249. パール・ハーバー
そんなに悪くないですよ。ラブストーリーなんてこんなもんでしょう。山場の戦闘シーンはきれいに撮れていて見ごたえがあります。 6点(2004-01-17 00:53:40) |
250. 逃亡者(1993)
トミー・リー・ジョーンズが完全にハリソン・フォードを食ってますね。ひたすら逃げる、追うで意外とおもしろくない。 4点(2004-01-16 01:18:05) |
251. 戦場のピアニスト
ある時代を生きたある人の半生ということでなら、十分おもしろく見れるが、結局何を扱いたかったのか、いまいちぴんとこない。戦争の悲惨さや人間の狂気を描きたいならば、この程度じゃとても伝わらない。将校の前でピアノ弾くシーンでなかなくちゃいけないの? いやー泣く理由はありません。 6点(2004-01-16 01:03:45) |
252. 刑事ジョン・ブック/目撃者
ハリソン・フォードの演技としては最高傑作でしょう。タイトルからイメージするのとは全く異なる内容。決して刑事もの、サスペンスではありません。主人公の心の動きをハリソンが絶妙な表情で演じきっています。 9点(2004-01-16 00:48:14) |
253. チャイニーズ・ゴースト・ストーリー
暗い不気味な映像と音楽の連続で辟易する方もいらっしゃいましょうが、俳優たちの演技が指一本の動きまで見事に計算されていて、ハリウッド映画とは異なる独特の躍動感をもっています。ジョイ・ウォンの美しさはもちろんのこと、ストーリー展開のおもしろさも含め高い評価に値します。 8点(2004-01-16 00:27:29) |
254. セブン
ラストはどうでもよいが、いい映画です。降り続く雨と、うらぶれた灰色の都会、低いトーンの会話の中に織り込まれる猟奇的な事象の対比。一場面一場面にひきつけられます。 9点(2004-01-16 00:13:35)(良:1票) |
255. 市民ケーン
最高傑作といわれる理由がよくわかりません。最初から最後までかなり退屈。 3点(2004-01-15 23:59:16) |
256. ポゼッション(1981)
最高傑作。アジャーニが演じる、通常の感覚ではとても正視することができない極限の狂気には、吐き気を催すほどの強烈なショックを受けます。サムニールの演技もよい。二転三転するラストの展開は、心臓を鷲摑みにされるような哲学的感動をもたらします。見た後はしばらく立ち直れないでしょう。通常のお涙ちょうだい映画で泣きたがってる人は一生見ない方が無難。 10点(2004-01-14 00:39:43) |
257. アルマゲドン(1998)
うーんこれは駄作でしょう。配役はいいのに。みんな必死で「緊迫感のある」演技をしているところが冷める。コマ割りがちらちらしすぎて疲れる。 3点(2004-01-14 00:29:44)(良:1票) |
258. フェイス/オフ
エンターテイメントとしては満点。顔が入れ替わるという着想はくだらなく見えるものの、映画はとてもスリリングであきさせませんし、追うものと追われるものの逆転という一種哲学的なテーゼを感じさせて、ガラスごしに二人が対面するシーンなどには戦慄を覚えます。緊迫感あふれる最高傑作です。 10点(2003-05-04 03:29:46) |
259. 七人の侍
3時間以上ありますが、はっきりいって面白いです。せりふは半分以上聞き取れませんが、細かいせりふなんか気にしないで見てください。この映画での三船は、性格設定は明確なものの、うるさすぎていまいちです。志村喬が最高のいい味を出しています。脇役の百姓たちが、どうみても百姓という強烈なキャラを打ち出しています。白黒の画面全体のすみずみから、圧倒的なパワーが押し寄せます。 9点(2003-05-04 03:16:20) |
260. 悪い奴ほどよく眠る
黒澤の最高傑作はこれだと思います。何度かの転回がある筋の運び、三船の現代人としても真似してみたいサラリーマンとしてのカッコよさ、予想外なやるせない結末。それから、黒澤映画はみんなそうですが、脇役たちの鬼気迫る演技力。下っぱたちが精神的に追いつめられて狂気へ至る迫真の演技もみものです。西の正体がばれるシーンはぞくぞくします。 10点(2003-05-04 03:08:55) |