241. パッチ・アダムス
《ネタバレ》 これぞロビン・ウィリアムス劇場と言うべき作品です。タイプは違いますが「レナードの朝」のセイヤー医師を思い出しました。彼には決してスマートではないけれど、こんな温かみのある医師や教師の役がよく似合います。決してハンサムな俳優ではないけれど、本当に笑顔がいい俳優さんですね。本作で描かれた範囲では分からない説明不足な部分も多いですが、世の中にはこんな人もいるんですね。パッチ・アダムスは尊敬できる素晴らしい医師であり人間であると思います。 [DVD(字幕)] 7点(2009-09-26 16:51:12) |
242. バード・オン・ワイヤー
《ネタバレ》 ジョン・バダム監督+ゴールディ・ホーンという事でかなり期待していたのですが、良くも悪くも平均的なドタバタ系コメディでした。ただ、ゴールディはこの分野では本当に外さないし、本作の頃で40代半ば位だと思いますが、いくつになってもキュートさを失わない、いつも元気一杯で本当に魅力的な女優さんですね。ゴールディが大好きな方にはいつもの彼女の魅力を十分に感じていただけると思います。 [映画館(字幕)] 5点(2009-09-23 01:55:07) |
243. 太陽の少年
《ネタバレ》 大人になった主人公の回想という形で描かれる思春期という人生における貴重な一時期の青春群像と、どこか懐かしさや温かみを感じさせる独特の奇麗な色調がとても良く合っていましたね。女の子を後ろに乗せて果てしなく続く長い一本道を自転車で走るシーンが印象に残りました。彼らにとって人生はまだまだ先が長く、これからどんな可能性だってあるという希望がとても美しく表現されているように感じられました。観ているうちに彼らと同じ年の頃の自分の楽しかった出来事や今振り返るとちょっと恥ずかしくなるような出来事なんかが思い出され、彼らの心のときめきや痛みがその奇麗な映像から生き生きと伝わってくる青春映画でした。 [DVD(字幕)] 7点(2009-09-19 21:11:27) |
244. 北京原人 Who are you?
何と、ビデオのパッケージに「日本中にやさしい感動」と書かれていた!完全に狙ったおバカ映画ではなく、皆さん真面目にやっていらっしゃる姿が観ていてある意味泣けてくるほど切なかったです。(とか言いつつ結構笑っちゃいましたが。)恐らくは撮影中、「本当にこれでいいのか?」という疑問を持ちながらも一生懸命頑張っている役者陣のプロ根性にはある意味感動で頭が下がる思いでした・・・。 [ビデオ(邦画)] 4点(2009-09-02 23:52:50)(良:2票) |
245. 天使にラブ・ソングを2
《ネタバレ》 歌は前作以上に素晴らしく、前作同様愛嬌たっぷりのシスターや、かわいいシスターをはじめ、あの愛すべきシスター達にもう一度出会えたことも嬉しかった。そして何よりもウーピーが前作同様やっぱり素晴らしすぎます。彼女の表情を見ているだけでも飽きないですね。そんなウーピーの魅力とパワーに引っ張られて楽しめる映画ではありましたが、シスター達の出番が少なかったのが残念。ここに誰もに愛された素晴しい作品の続編の難しさを感じます。個人的にはやっぱりこの「2」でもシスター達のパフォーマンスと活躍ががもっと見たかったと思います。あの素晴らしい前作の続編となれば集客力はアップすると思いますが、ウーピーと愛すべきシスター達の活躍を期待していただけに、話の軸が学園ドラマになってしまったことで物足りない感は否めなかったです。 [映画館(字幕)] 6点(2009-08-28 21:32:13) |
246. 天使にラブ・ソングを・・・
笑いあり、感動ありで観ている僕たちに元気と幸せな気持ちをいっぱい分けてくれるウーピーと、愛すべきシスター達にありがとう!と言いたくなりますね。いつまでも彼女達の歌を聞いていたくなる、本当に楽しい映画です。 [映画館(字幕)] 9点(2009-08-04 16:38:37) |
247. ラヴソング
《ネタバレ》 先日、近所のレンタル店に置いてないある映画のDVDを探しにDVDの量販店に脚を運んだ。「やった!見つけた!」ふと、その隣に置かれていたDVDに目が行った。普通なら素通りする。でも、「ラヴソング」・・・。思い出した。そういえば、タイトルしか覚えてないけどみんなのシネマレビューで凄い高得点の映画だったなあ。しかもプライスダウンコーナーに無造作に並んでいる。2枚買っても2600円か。これも一緒に買うか・・・。という全くの偶然が重なり手にした本作。感動しました。本当に優しくて素晴らしい映画でした。マギー・チャンがその表情で魅せる表現力豊かな素晴らしい演技と不器用で素朴な男を演じたレオン・ライ。2人の魅力が見事なまでに融合した。そんな2人の挙げればキリが無いほど素敵で素晴らしいシーンが随所にちりばめられています。そして、そんな印象に残るシーンの多くでこの2人に必要以上に語らせすぎないところがいい。その表情で見せる確かな演技力で2人の気持ちが痛いほど伝わってきます。特にラストシーンは「同志」であり、「親友」である2人に言葉は要らない。あの澄みきったマギーの笑顔が全てを物語っているし、マギーのその笑顔に心が洗われるような気がした。そのラストに続く、冒頭では分からなかった香港に着いた列車の車中で疲れて眠っているレオンの後の座席。そこに実に効果的にテレサ・テンの歌が重なる。みんなのシネマレビューのお世話になっていなかったら、出会うことなく素通りしていたであろうこの映画。みんなのシネマレビューと、レビュワーの皆さんに心から感謝いたします。 [DVD(字幕)] 10点(2009-07-29 19:22:49)(良:2票) |
248. 素顔のままで
《ネタバレ》 ハラハラもしない、笑えもしない、もちろん感動も無い!この年のゴールデン・ラズベリー賞を総ナメの栄冠に輝いたのも納得!デミさんのストリッパーぶりが凄い!本当にこれくらいしか語る内容が無い! [CS・衛星(字幕)] 2点(2009-07-27 11:45:53) |
249. 氷の微笑
《ネタバレ》 公開当時はかなりの話題作だったですね。観に行かなかったけど。今回TVで録画しておいたのを観た訳ですが、残念ながら面白く無かったです。ただ、本作のシャロン・ストーンは映画館の大スクリーンで観れば結構迫力があったかもしれないとは思いましたが。そんな全盛期のシャロン姐さんのお姿が堪能できるということでは今となっては貴重な作品なのかもしれない。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2009-07-24 00:13:39) |
250. インサイダー
《ネタバレ》 小さな個の力で強大な組織の力に立ち向かう実在する男達の熱いドラマを堪能した。実話に基くこの図式の映画は少なくない。それは力を持ちすぎた権力者や、力を持ちすぎて肥大化した巨大企業や組織の横暴はいつの時代にも存在し続けることの証か。それに戦いを挑む人間はいつも人生や家庭が壊され少なからず傷つく所にやるせなさを感じるが、それでも己の良心や信念を貫く熱い男の生き様には感動する。そしてパチーノにはこんな男の役が本当によく似合う。今回もまさに熱演だった。さらにそんな良心や信念と守るべき家族と生活の間で苦悩する男を演じるクロウの静かだが熱い演技も素晴らしい。2時間半を超える非常に長い作品ですが、全くその長さが気にならなかった。無駄に時間が長い映画ではなく、それだけの時間が必要な映画を観た後は何ともいえない満足感がありますね。 [DVD(字幕)] 7点(2009-07-19 01:44:07)(良:1票) |
251. サルサ!
《ネタバレ》 ダンスも音楽も、登場人物もみんなが明るくて情熱的で楽しい。分かりやすいストーリーに素晴らしい音楽とダンスを堪能できます。細かい事は気にせずこんな雰囲気を楽しめる映画もいいものです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-07-18 02:59:25) |
252. ブロードウェイと銃弾
《ネタバレ》 ウディ・アレンご本人が出ていないのが残念ですが、彼の入り込む余地が無いほど無駄の無い登場人物の配置とストーリー展開で、芸術家とは、アーティストとは、そんな小難しく理屈っぽくなってしまいがちなテーマを彼らしいテンポの良さと軽いタッチでサラリと楽しめる作品に仕上がっています。(でも、こういうテーマだけにやっぱりご本人にもご登場いただいて「芸術家とは何たるか!」についてのうんちくを語っていただきたかったとも思う・・・)多作の人、ウディ・アレンは作品を発表する度に様々な切り口で人間を描いて見せて我々を楽しませてくれるのですが、本作は楽しい方の彼らしさが良く出ており、ウディ・アレンが苦手な方にも楽しんでいただける作品だと思います。 [DVD(字幕)] 8点(2009-07-05 20:54:57) |
253. アンカーウーマン
《ネタバレ》 ミシェル・ファイファーがとても魅力的。彼女がステップアップしていくごとにどんどん素敵になっていく。ミシェル・ファイファーが大好きな僕にとってはそんなミシェルを観ているだけでもそれなりに楽しめましたが、そのことしか印象に残らなかったような。作品としてはストーリーは平凡ですし、あの結末もいかがなものか。やっぱりこういう映画にはハッピーエンドが似合うと思うのですが・・・。折角のミシェル&レッドフォードの豪華な組み合わせなのにちょっと勿体無い作品。 [地上波(字幕)] 4点(2009-06-28 19:19:12) |
254. シンドラーのリスト
スピルバーグという現代の映画界において最も成功し、有名で注目を浴び続ける映画監督の一人である彼がこの作品を発表したことによって、世界中の多くの人々がこの作品を観て感想を語り合っただろう。多くのこの作品を観た人々がホロコースト、そして人間の尊厳、命の重みなどについて考えるきっかけとなっただろう。このスピルバーグの作品を今後も世界中で多くの人々が観て語り合ったり考えたりするきっかけとなっていくだろう。そういう意味においてスピルバーグのような映画監督が本作を発表した意義は非常に大きいと思うし、そんな本作の持つ意義の大きさを思うとスピルバーグが何を意図していたかとか、アカデミー賞狙いとかいう事はどうでもいいことのように思われた。長い間気になっていながら観る事が出来なかった本作ですが、観て良かったと思います。 [DVD(字幕)] 8点(2009-06-14 18:37:00) |
255. バッファロー'66
《ネタバレ》 登場人物に全く共感できず、途中はかなり退屈に感じられました。こういう雰囲気の映画はこうなってしまうとかなり辛い。しかし、あのココアとハート型のクッキーのラストに、それまでは全くダメな奴だったビリーのこれからの人生に希望が感じられたのが嬉しく、ラストまで退屈に感じられていた事が嘘のように鑑賞後の気分は爽快でした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-06-12 21:57:37)(良:1票) |
256. この森で、天使はバスを降りた
《ネタバレ》 近くにとてもきれいな川や森がある小さな田舎町を舞台に静かに描かれる日常とこの町の人間模様。ラッセ・ハルストレムの映画のような世界観。そしてこんな静かな映画にはジェームズ・ホーナーの音楽がよく似合う。こんな癒される雰囲気だけで高得点を付けてしまいたくなる僕の大好きな映画の舞台でした。でも、この映画の結末はどうしても好きになれなかったです。不幸な人生を生きてきた主人公パーシーが人生の再出発のためにこの町にやって来た、その彼女があんな事になってしまうなんてあんまりだ。パーシーの人生は一体何だったのでしょうか。ラストシーン、この町は平和でみんな仲睦まじく暮らす幸せな町になっていた。幸せになるのはこの町だけではなく、人生の再出発のこの地で彼女にも幸せになって欲しかった。 [DVD(字幕)] 5点(2009-06-05 23:03:36)(良:3票) |
257. 愛に迷った時
《ネタバレ》 ハルストレム監督の作品を色々観てから本作を鑑賞。ハルストレム監督は僕の大好きな監督の一人なのでオープニングからドタバタ感全開の雰囲気とノリのいい音楽で、いかにもアメリカン・コメディという感じに「え!?これがハルストレム?」という違和感を感じました。まだ彼がアメリカに渡った初期の頃の作品。日本には「郷に入れば郷に従え」という諺もありますが、必要以上にアメリカを意識しすぎたのかもしれませんね。作風はハルストレム監督らしくないですが、のどかな田舎町を舞台に描かれているテーマにはハルストレム監督らしさも感じられます。人生それ程簡単に事は運ばないながらも一度は気持ちが離れてしまった主人公夫婦の今後の人生に希望を感じさせてくれるラストの爽快感にもやはり、これもハルストレム監督の映画なんだと納得させられました。 [DVD(字幕)] 6点(2009-05-31 18:26:54) |
258. 勇気あるもの
《ネタバレ》 仕事でミスをして失業中で人生に行き詰まっていた男がやっとありついた職が軍隊で落ちこぼれの連中を指導する臨時教師の仕事。しかしこの不器用な男には教師の経験など無い。この男を演じるダニー・デヴィートがいい味出しまくりでこれはハマリ役でしたね。とても微笑ましく、心温まるイイ先生ぶりでした。教師と生徒が次第に心を通わせ互いに成長していくというかなり分かりやすいストーリーですが、随所に印象に残るシーンや台詞があり、その一つ一つがジワリジワリと心に響きます。ラストもいいですね。さすがはペニー・マーシャル監督。本当にいい人間ドラマを見せてくれます。 [DVD(字幕)] 7点(2009-05-24 18:56:35) |
259. 變臉~この櫂に手をそえて~
《ネタバレ》 変面王を演じた朱旭(チュウ・シュイ)の名演技が素晴らしかったです。それだけでも観てよかったと思える映画でした。そしてクーワーを演じた女の子には参りました・・・。まだまだ知らない名子役がいるものですね。人身売買や役人の不正、不正があると分かっていながら厄介事にはフタをして自分の利益になる事にしか興味が無いような特権階級の存在、そしてそれらとはあまりにも対照的な人観音と呼ばれるリャンさんの高潔な人柄、あまりにも健気なクーワーの変面王への無償の愛を通して人間にとって本当に大切なものは何なのかを訴えかけているように感じられました。 それにしても「山の郵便配達」の犬に本作の猿と中国映画の動物は本当にいい演技をしますね! [ビデオ(字幕)] 9点(2009-05-23 02:05:26) |
260. 新・刑事コロンボ/かみさんよ、安らかに<TVM>
《ネタバレ》 確かに展開も警部の仕掛けたトリックも分かりやすすぎましたね。警部が犯人を追い詰めたラスト、警部が犯人に平手打ちを食らったのは初めて見ました。犯人の悲しき復讐心が印象に残る一話でした。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2009-05-10 01:09:07) |