261. キングコング対ゴジラ
《ネタバレ》 昭和の王道プロレスのゴールデンカードといったところ。 退屈な前半を何とかしのぎ、後半はコメディとして結構楽しめました。 ゴジラが落とし穴に落ちるシーンは笑えました。さすが現在のバラエティのルーツと言われる名シーン(←嘘です)。 真面目に論ずれば駄目なところは多々あったのですが、相手がキングコングなだけに許せてしまいます。 そもそもハリウッドのキャラクターがこちらに来てくれるなんて、今では考えられないほど貴重ですから色々言いません。 当然ながら大人の事情が絡むことも重々承知なため、結果両者リングアウトも苦もなく受け入れました。 すべてはスポンサーの「パシフィック製薬」さんのおかげです。感謝します。 [DVD(邦画)] 6点(2014-05-25 23:44:00)(笑:1票) |
262. タイピスト!
この作品には"キュート"という感想が付きまといますが、冒頭からまさにそのとおりでした。 その後の展開は、薬師丸ひろ子や原田知世らの懐かしき昭和のアイドル女優映画の香りがして、微笑ましいやら見ていて気恥ずかしくもなりました。 ただし、全体的に大きなストレスにはならなかったものの話の広がりもなく、たしかに"キュート"とはいえ、それ以上でもそれ以下でもなかったという印象です。 さすがに、いい歳した男が見るには限界があったかもしれませんが、非常に綺麗な作品でした。 もやもやしたときに癒しを求めるには良作だと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2014-05-08 21:57:35)(良:1票) |
263. 或る夜の出来事
《ネタバレ》 いくら元祖とはいえ、この王道中の王道ストーリーだけではさすがに物足りないところですが、そこに主演俳優の軽妙なトークが加わることによって楽しめる作品となっていました。 そのゆえに、どちらかといえばコメディタッチの前半に関心のピークがきてしまったようです。 たしかに「ローマの休日」と似たようなストーリーで、あちらが後発ということを考えると「ローマ~」の評価を下げなければいけないかもしれません。 ただ、ヒロインを比べてしまうとどうしても・・・ね(^^; お父さんはいい味出していました。こういうキャラクターはホッとします。ちょっと強引な終わり方でしたが後味良ければすべて良しということで。 [DVD(字幕)] 6点(2014-04-04 23:39:35) |
264. マネーボール
アスレチックスの立ち位置や出てくる選手名がわかる程度の予備知識はあったため、無理なく入っていけました。 実際のところこのGMになってワールドシリーズ制覇どころかリーグ優勝すらできていないのが現実ですからドラマとしては地味にならざるをえないのですが、そこはビラピの華でうまくバランスがとれていたと思います。 こういう弱者の戦略はヤンキースのような強者があってこそ成り立つもの。そう考えるとプロチームにはある程度の格差があるからこそ面白い・・・・って映画の感想じゃなくなってしまいました。 [DVD(字幕)] 6点(2014-04-04 23:35:02) |
265. ショーン・オブ・ザ・デッド
《ネタバレ》 わざわざゾンビ物に手を出すことはないのですが、この作品はタイプが違うとのことで鑑賞しました。 悪趣味すぎると思えるシーンもありましたが、これくらいお馬鹿にやってくれないと見た甲斐がありません。 仲間が死んでいるのにハッピーエンド風情に終わらせているのは許せん!…なんて思ったのも事実なんですが、生真面目に見たら負けですね、こういうの。 [DVD(字幕)] 6点(2014-03-30 09:15:17) |
266. グランド・イリュージョン
《ネタバレ》 皆さん書かれているように、あまり細かいことは気にせず純粋な気持ち(^^;)で見ることが本作を楽しむ方法かと思います。 私は色々考えていなかったせいか、オチにはけっこう驚いた幸せ者です。 主要な人物の誰かを黒幕にしなければならないわけで、そういった意味では考えられる最大限のサプライズになっているのではないでしょうか。 正直、中身は浅かったと思います。 復讐と言ってもどこか逆恨みの要素が濃いように思えたし、銀行、保険会社や金庫の繋がりにしても相当こじ付けのように感じました。 集まったメンバーにしても個性が弱かったような気がします。そもそもそれぞれに何のドラマもありません。 というわけで、そこそこ面白い程度でした。 マジックのようにパッと沸いてハイお終い…といった印象です。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-03-29 18:56:43)(良:1票) |
267. エリジウム
《ネタバレ》 設定は定番中の定番、ベタベタと言っていいと思います。 そのため、あまり期待はしておりませんでしたが、悲壮感漂う前半は単に自分好みという理由ですが思いのほか良かったです。 ちょっとマニアックですが原哲夫の北斗の拳ではなくサイバーブルーを思い出しました。 ただ、話が進むにつれて悲壮感が薄れ普通のアクション映画になってしまい残念です。 登場人物もごちゃごちゃ出てくる割に、結局どれも浅くてドラマがなく存在感がありませんでした。 映像は素晴らしかったものの、「エリジウム」自体がかなり雑な設定になっているだけに、登場人物はもう少しインパクトが欲しかったです。 特に主人公をもっと目立たせて華々しく散らせてあげてほしかったです。 そういえば前述のサイバーブルーにしても最初のインパクトはあったのですがその後どうなったか記憶がありません。本作もそんな印象です。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-03-29 08:57:08) |
268. ブルーバレンタイン
うまくいっている時は無敵モード。 無理になったら絶対無理。 どちらもアルアル話ですが、これらが交錯することで怖さ倍増。 ほんと現実感があって笑えませんでした。 最近、元トップアイドルグループメンバーと二流女優の茶番劇が公開中ですが、ブルーバレンタインのほうが断然おすすめです! [DVD(字幕)] 6点(2014-01-26 23:14:48) |
269. 真夏の方程式
《ネタバレ》 ドラマから映画化する意味があるのか疑問になる作品が多い中で、これは映画化に相応しい内容だったと思います。 サスペンスとして考えればもう一つ。 湯川がまるで最初からすべてお見通しであるかのような達観ぶりで、あまりにも完全無欠過ぎて面白みに欠けました。 それが湯川といえばそうなんですが、もう少し困難に陥ってもいいのではないでしょうか。 それから「すべてを知ったうえでの選択・・・」というのが終始キーワードになっていたのですが、これを今回の少年に当てはめるのはちょっと無理があるように思いました。 夏休みの少年の成長という雰囲気としては良かっただけに、最後がこじ付け臭かったのが少し残念です。 [DVD(邦画)] 6点(2014-01-22 21:37:25) |
270. それでもボクはやってない
まさに日常に潜む恐怖を体験できる作品。 たしかに捜査や裁判に対する皮肉的な内容でしたが、何に一番腹が立つかといえば実際に痴漢をしている奴らです。 [DVD(邦画)] 6点(2013-12-31 00:23:54) |
271. ミスティック・リバー
映画なだけに出来事は極端にしていますが、これはよくある人間模様の縮図だと思いました。 変な例えですが、ジミー=じゃいあん、ショーン=スネ夫、ディブ=のび太 と感じてしまった次第です。 結局、スネ夫的ポジションが一番無難な人生。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-23 18:00:23) |
272. ノーカントリー
《ネタバレ》 追っ手の個性が凄いのですが、それに隠れているものの追われる方もかなり存在感あるキャラクターでした。 このため2人の駆け引きはバーリーツゥードのような緊張感があり、これだけでもアクション作品にすれば十分佳作になると思います。 ところが、この監督さん、最大の見せ場となると思われるシーンを端折ったり、作品を突然終わらせるといったように、さらなる勝負に出ています。 あたかもコインの裏表の掛けのように危ういことだと思いますが、正直言って面白くなったのかどうかよくわかりません。 ただ、その度胸には敬服します。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-23 17:58:45) |
273. ヒミズ
《ネタバレ》 出てくるキャラクターがみんな極端なため相当疲れましたが、平凡に描いても注目されないでしょうからこれは良かったのだと思います。 おかげで茶沢さんを見て「うわっ、ウザい!絶対友達になれんな~」とか、住田君の親父を見て「救いようない屑だな~ ○ねばいいのに…」とか、こちらも感情豊かに見ることができました。 ただ、毒物的なインパクトがあったので2回見る気にはなれません。 [DVD(邦画)] 6点(2013-12-23 17:57:15) |
274. クロニクル
《ネタバレ》 この手の撮影手法の作品はどこかチープに感じてしまうのですが、比較的良作だったと思います。 映像としては素人の撮った感を残してはいるものの見にくいことはありませんでした。 最初の30分は態度の悪い若造3人が好き勝手やっている記録映像でしかありませんでしたが、ここを耐えればラスト30分の意外な展開はそこそこ楽しめると思います。 たしかに若気の至りってありますね。それほど深い作品ではないと思いますが。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-12-23 08:41:43) |
275. 許されざる者(1992)
《ネタバレ》 本当にメインキャストすべてが許されない人たちでした。 正義は勝つ!というカッコいい西部劇に対し、これはまさにリアル西部劇(リアルな西部劇は知りませんけど^^;)。 若造のハッタリ君を使って、そのドロドロした世界を示してくれたという感じです。 ただ、そのハッタリ君も自分の手を汚して「許されざる者」の仲間入りをしてしまいましたが・・・ イーストウッドはもちろん、憎まれ役のハックマンの存在感が光っていたと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-22 17:26:33) |
276. ディパーテッド
凄まじいスピーディな展開はゲームのような面白さがありました。 一方で緊張感に欠けたため、軽いサスペンスとしては面白かったのですが、それ以上でもそれ以下でもないという印象でした。 特にラストは唐突すぎて呆気にとられてしましました。 アカデミー賞作品賞という肩書が邪魔しなければそこそこ及第点の作品かと思いますが、これが後々まで残るかといえば正直疑問です。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-22 17:25:28) |
277. ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
《ネタバレ》 ケビン・スペイシーが神妙に語っている時点でどうしても「カイザー・ソゼェ」が頭に浮かんでしまい身構えて見てしまいました。 このため、ラストは2重に罠が張られていたにもかかわらず驚きは控え目でした。 ただ、これは見ているこちらのハードルが上がってしまっただけであって、サスペンスとしては普通に面白い作品だと思います。 しかしながら、これら一連の行動って死刑反対に結びつくのか?という根本的な疑問が消えなかったため評価は落としました。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-02 00:30:39) |
278. エレファント・マン
見終えたあと、感動とも嫌悪感とも単純に言い表せない、心臓に重石を乗せられた感覚が続いています。 私が実際のところ彼を目の前にしたら蔑んだ態度はとりません。ただ、手を差し伸べることができるかどうか・・・傍観するのがせいぜいでしょう。 だから内容について賞賛することも批判することもありません。 しかしながら、これをモノクロで撮った監督のセンス、そして、胸糞悪くなるイジメの描写を入れた監督の度胸に感服せざるをえません。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-02 00:27:48)(良:1票) |
279. 永遠のこどもたち
《ネタバレ》 「実は○○○いた」というオチではもはやインパクトは残せないと思いますが、本作は大人のための綺麗なホラー映画といった印象です。 絶望的な結末なのに心温まる印象で終わった不思議な作品でした。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-01 19:56:59) |
280. 宇宙人ポール
顔に似合わずジーンとくるラストだったのが意外でした。 下ネタを除いて顔を可愛くすれば児童にお薦めの名作ファンタジーになりそうです。 それだともはや宇宙人ポールじゃないか… [DVD(字幕)] 6点(2013-12-01 19:45:46) |