281. 生きる
「死ぬことが分かって初めて本当の人生を生きる」というテーマは今ではありきたりだけれど,そんな現代にあってこの映画を観てみても,やはり心を動かされるのが不思議だ。余談だが私はこの映画を観て自分の進路を決めた。その時私は単なる映画でも人の人生を変え得ることと,単なる映画に影響されて進路を決める人間=自分が居ることに驚いた。率直に言って,私はこの映画をどう批評していいのかわからない。だが少なくとも私は,この映画には人を動かす「何か」があって,その「何か」のパワーは今でも健在なのだ,ということだけは言えると思うのだ。 [映画館(字幕)] 10点(2004-01-08 12:50:29) |
282. 赤ひげ
7点(2004-01-08 12:49:43) |
283. ダイ・ハード
7点(2004-01-08 12:49:18) |
284. ターミネーター2
6点(2004-01-08 12:49:00) |
285. 戦争のはらわた
7点(2004-01-08 12:48:22) |
286. スタンド・バイ・ミー
《ネタバレ》 原作の題名は「The Body」(死体),映画の原題は「Stand by Me」。また,テーマ曲は恋愛の甘酸っぱい思い出を語る名曲であるが,映画には恋愛なんぞ登場しない。何故だろうか?。少年の頃の微妙な心理とノスタルジーを描いた映画と思われがちだが,原作と違う狙いがあることを映画のタイトルは示しているのではなかろうか。確かに「もう失われたあの頃」の話なんではあるが,この映画のメインテーマは実は「少年時代への決別」だと私は思う。少年達は鉄橋を通って死体を捜しに行くが,鉄橋を渡る前は少年として描かれ,鉄橋を渡った後ではもう既に以前の彼らではない。あの鉄橋は少年から大人に至る掛け橋であり,「死体探し」は大人になるための儀式の隠喩なのだ。この映画を観て感じる喪失感とか郷愁,ほろ苦さというのは,純粋に子供の頃の思い出に対するものというよりは,ズバリ「大人になった時」つまり初体験のそれに近い。スタンドバイミーという曲がこの映画とマッチするのは,いわば当然のことなのである。 7点(2004-01-08 12:48:04)(良:1票) |
287. ミッドナイト・ラン
7点(2004-01-08 12:47:45) |
288. ローマの休日
リマスター版も観に行ったが,若い方からお年を召した方までの幅広い客層だったのが印象に残っている。映画そのものの魅力については語り尽くされているので触れないが,これだけ長い間愛され,なおかつ新しいファンを獲得し続けているというのは映画としてのひとつの理想形であると思う。エバーグリーンという点で傑作。 10点(2004-01-08 12:34:51) |
289. チャップリンの独裁者
8点(2004-01-08 12:33:39) |
290. ゴッドファーザー PART Ⅱ
9点(2004-01-08 12:33:24) |
291. モダン・タイムス
8点(2004-01-08 12:32:59) |
292. アマデウス
8点(2004-01-08 12:32:15) |
293. 街の灯(1931)
9点(2004-01-08 12:31:45) |
294. 七人の侍
10点(2004-01-08 12:31:22) |
295. サウンド・オブ・ミュージック
初見は中学生のころだった。既に書いている方もいらっしゃるだろうが、まず「ドレミの歌」が英語なのには驚いた。"doe a deer a female deer~"と始まったところから、私は必死に字幕を追い、「へえーっ。"レ"はそういうふうに歌うのか~、"ミ"はこんな...、えっ"ファ"ってそんな...」という具合に「次は!?次は!?」と、高まる期待と新たな知見を得る興奮に胸を高鳴らせていたのであった。そうして歌も半ばを過ぎたころ、その瞬間が訪れた。そう、"ラ"である....。" Ra a note follows so~"とジュリーが歌う、そのフレーズには"ラはソの次の音よ~"という字幕があったのだ...。日本語の「ドレミの歌」で「ラ」がどうでもいい扱いをされているのを知ったときは心が痛んだものだが、それが英語バージョン譲りであったとは!。私は思う。何故「ラ」がこれほどまでに不当な扱いを受けねばならないのかを。これは「ラ」への差別ではないのか?そして「ラ」自身は、このような扱いをいったいどう思っているのだろうか?「ラ」に対して人類は何らかの救済の手を差し伸べるべきではないか?私は想像する。脚本を読んだとき、「ラ」はきっと悔し涙を流したことだろう。「なぜ私だけが...」と枕を濡らしたに違いないのだ。クッ、泣ける...。この映画は愛に満ちた素晴らしい映画だが、「ラ」へだけは何故かその愛が向けられていない。少年だった私にとっては、その点だけがほん~の少しだけ残念なのであった。 10点(2004-01-08 12:30:47)(笑:1票) |
296. カクテル
4点(2004-01-08 12:28:31) |
297. おもひでぽろぽろ
5点(2004-01-08 12:28:03) |
298. パトリオット・ゲーム
5点(2004-01-08 12:27:24) |
299. バーティカル・リミット
馬鹿B級感濃厚な映画ではあるが,この無駄なアクション&無機質な質感は好き。ところで,3人助けるために多くの人が危険を冒すというこの映画のストーリーを非難する方が多いのだが,同じようなテーマの「プライベート・ライアン」はさほど非難されないのは何故だろうか?こういうテーマは,結局何人死んだかではないと思うし,誰がそれを言い出したとか誰が助かったかでもないと思う。とどのつまりは「何故助けるのか」ということが大事で,そういう意味では「バーティカル~」より「プライベート~」のほうが,理由が希薄というか馬鹿馬鹿しいと私は思うのだが。 5点(2004-01-08 12:27:04) |
300. パーフェクト ストーム
5点(2004-01-08 12:26:43) |