281. スタンド・バイ・ミー
あまり感動のストーリーという感じはしませんでした。でも悪くはないです。やたら粋がって生意気だった、誰でも経験した少年の頃の甘酸っぱい思い出が蘇ってくる作品。 6点(2005-02-26 23:40:33) |
282. ウルフ
観終わった直後、野生化する直前などによくかかる無機質な音楽がやたら耳に残った。夜に遠吠えするニコルソンが、不覚にもギャグやってんのかと思ってしまった。話は退屈ではないんだけど、何かが足りない気がします・・・。 5点(2005-02-26 23:37:52) |
283. アバウト・ア・ボーイ
身内の印税収入のおかげで働いたこともなく、悠々自適の生活を送る主人公。羨ましいというよりもありえないと思いました(笑)。ストーリーそのものはコメディなのかヒューマンドラマなのかでちょっと主題がブレている気が。個人的に一番面白いな、と感じたのが時間を何コマに分けて計画的に行動していくところ。明日から私もそうしよう。多分すぐコマをオーバーするだろうけど。 7点(2005-02-26 23:33:07) |
284. フォーチュン・クッキー
クッキーを食べた親子が入れ替わったことで初めてそれぞれの本当の気持ちを理解する・・・というまあベタといえばベタな展開なのですが、親子だけでなく、周辺を取り巻く人間関係の描写も良くできていて、笑いながらも最後はホロリとしてしまいました。ちなみにリンゼイは入れ替わって優等生ファッションしてるほうが好きかな(笑)。エンディングのライブも最高でした! 7点(2005-02-26 23:28:04) |
285. ターミナル
《ネタバレ》 こんなスピルバーグを待っていました。シンプルで分かりやすいストーリーだけど小ネタやサブエピソードの積み重ねや、コメディならではの笑わせ方、そしてほろりとさせるツボを心得えているのはさすが巨匠。トム・ハンクスも「ドン臭いけど真面目で優しい男」を上手く演じています。ハンクス演じるビクターが渡米した理由も、「父親との約束を果たすため」というのがささやかながら◎。どんな親父さんだったのかな。親子揃って「待ち続けた」人生でしたが、ラストでささやかながら望みが叶って良かった。 7点(2005-01-04 23:20:12) |
286. ギャラクシー・クエスト
愛すべき最強のB級バカ映画!(褒めてます)元ネタを知らない私でも十分笑うことができました。特に「いつも1秒前で止まるのよね」には爆笑。マニアが世界を救ったのも良し! 6点(2005-01-04 11:51:44) |
287. ブラス!
《ネタバレ》 ド真ん中にきました。「遠い空の向こうに」といい「リトルダンサー」といい、炭鉱モノが私の心を直撃するのはなぜなんでしょう。ただ、ハッピーエンドな上記二作とは異なり、本作ではダニーのラストのスピーチが言うように、コンクールに優勝してトロフィーを貰っても町に帰れば炭鉱は閉鎖され、メンバー全員は失業者。明日はどうなるか分からない闇の中という過酷な現実が待っている。この部分がかなり重く心に圧し掛かってきました。それでもエンドロールでの「威風堂々」は不安な未来を吹き飛ばすかのような力強い演奏で、観ているこちらの目頭も何度も熱くなってしまいました。これからの彼らに幸あらんことを願うばかりです。登場人物の中では「聞いてくれる人がいる」と言ってユーフォニアムを手放さない&あまり正確ではなさそうだけど(笑)心のままにパワフルな指揮をとる、ハリーが好きだなぁ。 9点(2005-01-03 00:08:55) |
288. ファーザーズ・デイ
思ったよりも悪くはなかったかな。今回のロビン・ウィリアムスの役作りは過剰過ぎて大暴走している感がありますが、そこをツッコミ担当のビリー・クリスタルが上手くフォローしていた感じです。リメイク作品ということですが、この二人以外が演じたら非常にサムくなる可能性を秘めている、ある意味危険な作品。 6点(2005-01-02 23:24:06) |
289. 陽だまりのグラウンド
惜しい!実に惜しい映画です。ギャンブル転落人生真っ只中の青年と、スラム地区で野球に打ち込む少年達の交流。作品の核であるこの部分が端折られすぎ。もっとキアヌ演じるコナーが子供達に野球の指導してる場面とか入れて、彼らからの信頼を勝ち取っていくプロセスを描いていったほうが良かったのでは。それにヘナヘナだった野球チームがいきなり強くなって地区大会決勝まで進んでしまうのも、その間の積み重ねのシーンがないので違和感を感じました。エリザベスとのやり取り、振り向いたソーサの笑顔、そしてコナーの弔辞シーンなど、良いシーンも結構あったので7点にしようかとも思いましたが、いち野球ファンとしてあえて厳しめな点数で。 6点(2005-01-02 23:14:17) |
290. アニマルマン
今までキワモノ役ばかりのロブ・シュナイダーばかり見てきたので、野生の本能以外は人間的にまとも(?)な彼の役柄としては新鮮でした。しかしラストはあんまり納得行かない。あれでいいのか? 5点(2005-01-02 18:14:07) |
291. インソムニア
よくできた心理劇だと思います。俳優陣ではアル・パチーノの罪悪感と白夜が原因で心身共にだんだんとボロボロになっていく様が物凄かった。しかしこんなロビン・ウィリアムスは見たくなかった・・・というのが正直なところ。 6点(2005-01-02 18:09:10) |
292. 列車に乗った男
《ネタバレ》 二人の男が人生を交差させる最後のシーンが良い。マネスキエは列車に乗り、ミランは家で静かにピアノを弾く。お互いにありえたかもしれない未来は、結局夢の中でしか実現しなかったけれど、微かながらそこに希望が見えたのは何故なんだろう。人生の終着駅を間近にしてのこの二人の出会いは、決して無駄ではなかったと信じたい。 6点(2004-12-31 00:12:40) |
293. ホーム・スイートホーム(2000)
グループホームに置き去りにされた痴呆症の老人が、再起を賭けてグループホームの人達と「歌」で立ち上がるドラマかと思いましたが違いました。高齢者社会、徘徊、痴呆、入院患者のケア、グループホームの問題点など、難しいテーマを扱った作品ですが、必要以上には重くせずに描いていたので説教臭さを感じずにすんなり観ることができました。ただ、終盤で良くなりかけていた老人とグループホームの人達との関係がいきなり悪化したのは「?」でした。今まで苦楽を共にしてきた寮長を、どこの馬の骨かも分からない爺さんに取られた(と思い込んでいる)というフラストレーションが一気に爆発したのかもしれませんが、その辺りが描写不足だったのが残念。 6点(2004-12-19 21:58:30) |
294. デイ・アフター・トゥモロー
いや~何というか、リアルなCGによる大津波の押し寄せとか、豪雪に覆われた北半球とか、その辺は本当にもう壮観。実際ここ数年で起きている自然災害の恐ろしさを画面を通して体験しているような印象を受けました。ただ肝心のドラマ部分はやや薄めで、脅威の映像に比べると数段落ちてしまいます。ジャックとサムの親子関係をもっと深く掘り下げて欲しかった。それにしてもジェイク・ギレンホールは年を重ねてもいまだ高校生役ができちゃう不思議な俳優ですね。 6点(2004-12-19 21:51:05) |
295. グッバイ、レーニン!
《ネタバレ》 つき始めた嘘が、結果的に彼自身の理想の世界の話へと変わっていったアレックス。傍目から見れば「ゆっくりとでもいいから、真実を教えてあげたほうがいいのでは?」と彼に言ってやりたくもなりますが、それは病で倒れた母親にショックを与えないため、という理由以上の、彼なりの母親への愛情なのでしょう。そして、彼から語られる話やニュースが嘘であるということを薄々知りながらも、息子の気持ちを汲み取って「素晴らしいわ」とそれを受け入れながらこの世を去って行く母親にも彼への愛を感じ、胸を打たれました。 7点(2004-12-19 21:41:20) |
296. スパイダーマン2
学生&バイト&正義の味方の三重生活に疲れ果てるピーターの相手先のいない電話での告白、操られてしまった元教授を最後の戦いで説得する時のスパイダーマンの伏線の消化の上手さ、その元教授が最期に「怪物のままでは終わらんぞ!」と誇りを取り戻して融合炉へと突入する悲壮感。これらのドラマ部分に、パワーアップしたスパイダーアクション(CG満載なんだろうけどその変は気になりません)が加わって、前作以上の面白さです。1はテレビ、2はDVDで観ましたが、3が封切られたら是非映画館で観てみようと思っています。でも何年後になるんでしょうか・・・? 8点(2004-12-19 21:27:19) |
297. シーズンチケット
《ネタバレ》 ちょっとした青春映画です。頭はいいけどどこか繊細なジェリーと、お人好しだけど時に思い切った行動を見せるスーエル。そんな彼らがフットボールのシーズンチケットを得るためにあの手この手で金稼ぎをするお話。この凹凸コンビに共通しているのは、やっぱり父親の不在なんでしょうか。ジェリーの父親はその役割を果たしていないし、スーエルの父親は彼が小さい頃に蒸発してしまった。だからこそ、祖父を親父と呼び、祖父との幼い頃の思い出を大切にするスーエルと、本来父親のあるべき姿を思い描いてスーエルの思い出を共有するジェリーの場面にはなんだかジーンときてしまいました。チケット代を稼ぐためにやってることは中には感心できないこともありますが(笑)、つかず離れず、お互いにどこかで支えあっている気がする二人の友情がいい感じです。 [ビデオ(字幕)] 7点(2004-12-19 21:16:42) |
298. ガープの世界
幼い頃のガープは空を飛びたがっていたが、実際トンでいたのは彼の周りの人間達のほうだった。そんな話。 6点(2004-12-15 21:55:34) |
299. スパイダーマン(2002)
これぞアメコミの王道!ストーリーは単純ですが楽しめます。蜘蛛の糸を巻きつけた遠心力(っていうのかな?)を利用してぐるぐるアクションするスパイダーマンの動きには見とれてしまいました。主人公が恋や戦いに悩んでいるフツーの青年なところも○。ラストも続編の製作を考えてのことかもしれませんが、安易にハッピーエンドに持っていかず、彼の覚悟を描いて終わったのがポイント高いです。ところで、スパイダーマンのコスチュームが「着るもの」だというのはこの映画を観て初めて知りました(汗)。てっきり変身の際に一緒に出てくるのかと・・・。 7点(2004-12-05 00:27:08) |
300. 勇気あるもの
まさに「軍隊版・いまを生きる」でしょうか。きっかけさえあれば人間は成長することができる。そしてそのきっかけを与えたビル自身も、生徒達と自分の言葉を顧みて少しずつ変わっていく。何よりダニー・デビートがこの役にピタリとハマっていました。個人的には元フットボウラーのエピソードと、居眠りメルヴィンが手紙を読むシーンが良かったかな。 7点(2004-12-05 00:18:56) |