321. クラッシュ(2004)
欠かさず観ているTVドラマ「騎馬警官」のポール・ハギス脚本ということで、期待して劇場へ足を運びました。検事とその妻があまり効果的に話に噛まなかったり、少し都合のよすぎる偶然が散見されるなどの不満点はありますが、伏線が次々に解きほぐされて一本の糸になっていくのは快感です。群像劇の醍醐味ですね。 [映画館(字幕)] 6点(2006-03-26 21:23:38) |
322. イージー・ライダー
驚天動地のラスト。爆笑です。 [DVD(吹替)] 3点(2006-03-24 21:27:18) |
323. ソウ2
《ネタバレ》 厳しいかもしれませんが、前作よりクオリティは1~2レベル落ちると思います。後頭部の数字をめぐる謎解きが投げっぱなしですし、注射器の部屋のギミックもまるで機能していませんし、特に意地の悪い目で見ようと思わなくても不備が目立ちます。 [DVD(吹替)] 7点(2006-03-19 21:32:11) |
324. カサンドラ・クロス
パニックサスペンスとして優良な作品です。中弛みや不要な要素が一切なく、時間を忘れて一気にのめり込むことができます。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-03-05 21:14:33) |
325. 亀は意外と速く泳ぐ
全編に渡ってナンセンスな台詞回し、ムダにしか見えないエピソードの集積…にも関わらず、この作品に通底する「呑気さ」が頭にこびりついて離れません。かくもハイセンスな映画を撮ってしまった三木監督に素直に脱帽したい気分です。 [DVD(字幕)] 8点(2006-02-24 10:27:50) |
326. 冒険者たち(1967)
《ネタバレ》 ほろ苦い結末ではありますが、様々な要素が巧妙に結びついた秀作です。ただ、あんなにあっさり見つかるような宝であれば、保険屋が主人公たちをわざわざ利用する必要があったのかどうか、少し疑問には感じましたが。 [DVD(字幕)] 7点(2006-02-18 12:53:05) |
327. 暗殺の森
理詰めオンリーでは解釈不能です。あまり物事を深く考えたくない人、すべてにおいて合理的な説明を求める人には向かない映画のようです。 [ビデオ(字幕)] 3点(2006-02-15 19:53:38) |
328. サハラ 死の砂漠を脱出せよ
クライブ・カッスラーは「タイタニックを引き揚げろ」しか読んでいないのですが、各キャラが映像化して登場したことにまず感激しました。欲を言うなら、もう少しマクガイバリズムを効果的に使ってほしかったですね…力押しや都合の良すぎる偶然といった要素がやや多すぎ、極限状況を乗り切ることのカタルシスがいまいち薄かったのは否めませんでしたので。 [DVD(吹替)] 7点(2006-02-14 00:09:37) |
329. 摩天楼を夢みて
見ていて非常にストレスの溜まる映画でした…。とにかく攻撃的な会話の応酬で、ほぼそれでテンションを保っています。それはそれで視聴者を話に没入させる要素にはなっているのですがね…誰も彼も保身に手一杯なのがどうにも。 [ビデオ(吹替)] 5点(2006-01-05 23:07:34) |
330. おしゃれ泥棒
期待したぐらいのひねりはありましたので、そこそこ満足です。個人的にはデルモットが最後まであまり好きになれないまま終わってしまったのですがね。 [DVD(吹替)] 7点(2005-12-24 00:51:35) |
331. 猫が行方不明
猫探しにも自己発見にも何にもなっていません。不要な要素だらけというか、全体的に不要な要素でしか構成されておらず、恐ろしく散漫な印象の映画でした。 [ビデオ(字幕)] 3点(2005-12-19 16:35:50) |
332. デトロイト・ロック・シティ
細かいこと抜きに楽しむにはうってつけかと。あら探しをするだけ損をします。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-18 16:47:34) |
333. 静かなる男
すっと登場人物たちの心情に入り込んでいける清々しさがあります。まあ、日本人の感性という観点からするとやや不可解だったりする場面が(ただのドメスティック・バイオレンスでは? など)あったりするのですが少し難点でしょうか。「人物の感情の機微」というより、「文化の相違による価値観の違い」の要素のほうがやや強く出てしまっていることは否めない気がします。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-13 22:05:53) |
334. ザ・ファーム/法律事務所
《ネタバレ》 壮大な陰謀がファームの裏に潜んでいるのかと思いきや……弁護士料の水増し請求? 確かにマフィアをかわしてファームだけを摘発するには最良の手段なのかもしれませんが、その時点でかなりつまらなくなりました。グリシャムの原作を読もうか映画で済まそうか悩んで映画にしたのですが、2.5時間で済んでマシだったというべきでしょうか。 [DVD(吹替)] 5点(2005-12-05 21:43:40) |
335. バタフライ・エフェクト/劇場公開版
《ネタバレ》 SFネタ+サスペンスとして見応えのある仕上がりです。主人公の能力に関する定義がやや曖昧で(映像媒体でも過去へ戻れたりなど)、ラスト近くは破綻寸前になっておりますが、いちいちパラドックスをあげつらうのも興醒めですし。とりあえず、私的には楽しめた2時間でした。 [DVD(吹替)] 8点(2005-12-05 01:08:17) |
336. クライング・ゲーム
《ネタバレ》 サスペンス+異常性愛ものとして高レベルの仕上がりです。ただ、見せ場の弱さは否定できません。判事を射殺する役割がどうしても主人公でなければならないような状況とは思えませんし…。それだったら、もっとストーリーの序盤から暗殺対象の相手を絡ませていたほうが盛り上がりがあったのでは? 名作と呼ぶにはどうにもあと一コマ足りません…惜しい作品です。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-20 00:35:47) |
337. エーミールと探偵たち
ケストナー作品は私にとってガード不能のようです。窃盗の罪が最後で簡単に帳消しにされてしまったりなどの日独間の倫理差は感じますが、「このまま終わってほしくない、ずっと彼らの活躍を見ていたい」と、ラストでは寂しさすら感じてしまいました。 [ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-15 01:20:19) |
338. 暁の7人
7人? ストーリーとしてはっきり「暁の7人」に入っていると分かるのは3人しかおらず、あとの人間に対する掘り下げが浅すぎます。暗殺劇の顛末はなかなかに面白いのですが、ストーリーとして最も盛りあがるその部分が中盤に配されているため、それ以降が尻すぼみになってしまった感は否めません。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-11-13 02:04:03) |
339. ルパン三世 カリオストロの城
なにをおいても感嘆させられるのは、そのディテールの細かさです。とにかく視聴者側を徹底的に楽しませようと特化された脚本・演出の賜物で、見始めると時の移るのを忘れてしまいます。私的にはこれが宮崎作品のトップです。 [DVD(字幕)] 9点(2005-11-10 08:41:25) |
340. ローマの休日
「語りすぎない」ところが小憎らしいほど素晴らしいです。明るく笑えて、元気になれて、最後に切なさを味わえます。10点以外をつける気にはなりません。 [DVD(吹替)] 10点(2005-11-07 17:47:28)(良:1票) |