341. アメリカン・スナイパー
《ネタバレ》 序盤の展開はドラマチックだし、映像にリアリティがあって迫力がある。 でも、面白いという方向性の作品ではない。 大義があるかどうかは別として、リアルに人を殺す映像を見続けていると気が滅入る。 戦地では死ななかった英雄が帰国して命を落とすことになるのは心が痛む。 そういう事実をニュースで知るよりも現実的に感じられて心に刻まれる。 ただ知るだけでなく、いろいろと考えさせられる深い作品だと思います。 [インターネット(吹替)] 7点(2021-06-16 15:35:40) |
342. 時計じかけのオレンジ
暴力的で下品な物語だけど、皮肉な結末が良かった。 主人公はまともではないけど、彼を取り巻く社会も何かおかしいと思わせる奥深い作品ですね。 矯正は出来るけど、更生はしないというのが現実的で良い。 それにしても、撮影の為とは言え、瞬きさせない矯正器具は非人道的で斬新でした。 人間だからいいけど、動物にやったら愛護団体が黙ってませんね。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-06-15 19:31:48) |
343. 愛の渦
そこに愛はあるんか?と問いたくなるタイトルだけど、そこそこ面白かった。 最初は気まずい雰囲気でどうなることかと思ったけど、1回やったら打ち解けたようで良かった。 でも、もう1回やったら険悪になっちゃって心が痛かった。 個人的にはどんなに臭くても三津谷葉子一択だけど、その辺りは好みの問題なのかな。 最終的には仲直りして丸く収まったようで安心しました。 あと、いちばんいい声で喘いだのが常連だったのが面白かった。 [インターネット(邦画)] 6点(2021-06-15 16:14:04) |
344. 柴公園
《ネタバレ》 わんこが可愛かったので、高評価を付けたいんだけど、人間関係が全体的に気持ち悪かった。 交際を申し込むまでが早過ぎるし、そんな簡単にOKするのも理解できない。 その後の展開も気持ち悪くて、感情移入するのが難しかった。 あと、愛犬家を描いた作品なんだから、最低限のルールは守って欲しかった。 閉鎖された公園に侵入してドッグランというのはどうかと思うよ。 [インターネット(邦画)] 4点(2021-06-11 17:50:43) |
345. E.T.
《ネタバレ》 有名な作品なので見たつもりになってたけど、実際に見てみると想像と少し違った。 ETがなかなか登場しないようなミステリー作品かと思ってたけど、いきなり出てくるんですね。 何かの調査に来たんだろうけど、置いてけぼりは気の毒でした。 これの逆バージョンの映画を見たような気もするけど、なんとか連絡して救助してもらう展開は説得力があった。 ETと少年の交流を描いた作品というイメージだったけど、三兄弟がそれぞれに活躍するのが良かった。 特に妹がいい仕事してたように思います。 大人たちも悪人というわけではなさそうで、ETをなんとか助けようとするのが感動的でした。 あそこまでしてもらったのに逃げるのはどうかと思うけど、解放してもらえるかわからないし、仕方なかったかな。 何十年も前の作品だし、映像的にしょぼく感じるかと思ったけど、なんだか神秘的で心惹かれる作品でした。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-06-11 17:39:53)(良:1票) |
346. マスク(1994)
マスクの力を使った前半のコメディも面白いけど、マスクを失ってからの後半はもっと盛り上がる。 マスクが無いのに勇気を振り絞って助けに行くのがカッコいい。 そして、なんと言ってもマイロの大活躍が素晴らしい。 お利口なのか、お利口じゃないのかよくわからないけど、演技力が抜群です。 アカデミー助演男優賞をあげたい。 [インターネット(字幕)] 8点(2021-06-10 18:15:35) |
347. マネーモンスター
《ネタバレ》 生放送中の番組がジャックされて犯人の主張を放送することになるというアイデアは面白かった。 普通なら放送は中断されるだろうけど、人命優先で放送を続けるしかないという設定。 視聴率が稼げるから放送するということなら不謹慎過ぎるけど、この設定なら許される。 真相が少しずつ明らかになって、犯人も被害者なんじゃないかと思えてくるシナリオも巧い。 終盤は完全に犯人側に感情移入してしまって、ラストの展開は涙が零れました。 犯罪者ではあるけど、悪人ではなかったように思えて悲しくなった。 [インターネット(吹替)] 8点(2021-06-09 23:47:58) |
348. 機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ミラーズ・リポート
中途半端な総集編なので、08小隊を見てない人が見て面白いような作品にはなってない。 逆に本編を見た人なら、改めて見る必要性も感じない。 名場面の総集編ならまだマシだったろうけど、審問会とか辛気臭い話がメインなので、見てて気分が悪くなる。 ストーリーに関わるシーンをすべてカットして、戦闘シーンだけを繋ぎ合わせて曲を乗せてくれれば良かったのにね。 [インターネット(邦画)] 3点(2021-06-09 18:06:20) |
349. グリンチ(2018)
グリンチがいい奴そうというのが滲み出てたので、驚くほどのドラマ性は無かったかな。 クリスマスの準備をするフーの村がとても楽しそうで幸せな気分になれます。 心温まるクリスマスディナーには泣いてしまいました。 あと、マックスが有能で愛らしい。 なんだかコーヒーが飲みたくなる作品ですね。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-06-09 17:14:21) |
350. テッド2
やりたいことは前作でやり尽したような気もしてたけど、法廷闘争に持ち込んだのは巧かった。 こんな糞みたいな作品なのに人間とは何かを考えさせられた。 あと、ゴラムの目は笑った。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-06-09 15:38:54) |
351. SING/シング
いろんな動物が登場して、とても楽しい。 それぞれのキャラが個性的で、背景もきちんと描かれているので、どの曲も感動的でした。 イカが死んじゃったんじゃないかと心配になったけど、無事だったようで良かった。 あと、洗車のやり方が好き。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-06-09 13:36:27) |
352. アメイジング・スパイダーマン2
アクションは派手で見応えがあるし、スパイダーマンがコミカルで楽しい。 街は大惨事になってるけど、誰も死んでなさそうなので安心感がある。 でも、ピーター側の物語が深刻過ぎる。 ラストは悲しみを乗り越えて立ち直ったようだけど、見てるこっちは立ち直れてないよ。 そういう物語だから仕方ないけど、悲し過ぎる。 [インターネット(吹替)] 6点(2021-06-09 00:06:31) |
353. ボヘミアン・ラプソディ
音楽面では順風満帆なのにずっと不安な気持ちにさせられる作品でした。 終盤はプライベートのいろいろな問題が解決したようで、心が楽になって良かった。 名曲の誕生秘話はワクワクしたし、ラストは自分もライブに参加してるような臨場感で興奮しました。 クイーンと言えば、日本で人気に火が付いたという印象があったけど、来日エピソードが無かったのは少し残念。 やっぱりアメリカでの成功が世界的アーティストの証明ってことなんでしょうね。 それでも、部屋着が着物だったり、親日家の側面も描かれていたので嬉しかったです。 [地上波(吹替)] 8点(2021-06-04 23:52:36) |
354. オリエント急行殺人事件(1974)
有名な作品なので見たつもりになってたけど、実際に見てみたら初見でした。 名探偵ポワロはドラマで見ていたので、ストーリーは知っていたけど、映画ならではの良さはあった。 超豪華なキャスティングなので、全員が怪しくて、事件の真相に説得力があったように思います。 ポワロのコミカルさも事件の深刻さを和らげていて良かったと思います。 [地上波(吹替)] 6点(2021-06-04 17:20:28) |
355. アメイジング・スパイダーマン
スパイダーマンになるまでの過程が丁寧に描かれているし、アクションも迫力がある。 ヒロインのグウェンは美人だし、賢いし、性格も良い。 でも、なんだか物足りない。 MJのような毒気がないのが原因でしょうか??? 敵が悪人ではない設定なので、やり場のない怒りをクソ女に向けて消化する必要があったのかも知れない。 いろいろと伏線が張られてそうなので、続編を期待して見てみます。 [インターネット(吹替)] 6点(2021-06-01 23:34:09) |
356. 映画 ねこねこ日本史 龍馬のはちゃめちゃタイムトラベルぜよ!
アニメを通じて日本史を学べるような作品かと思ったけど、歴史上の人物を次々に紹介してくだけの総集編みたいな作品でした。 テレビアニメの方は個々の時代をそれなりに学べそうなので、そっちを見た方が有意義かも知れない。 登場人物は基本的にねこだけど、秀吉がさるだったのは面白かった。 [インターネット(邦画)] 5点(2021-06-01 11:56:21) |
357. ねこあつめの家
可愛いねこに癒される作品と思って見始めたのにどうでもいい小説家の話が始まってガッカリした。 それでも、忽那汐里が可愛いので、それはそれで癒された。 ねこあつめはゲームだから許されるけど、庭に訪れたねこを餌付けするのはご近所トラブルになりそう。 終盤はねこだらけになるけど、増え過ぎて大変なことになるんじゃないかと不安になりました。 あと、作中の小説はひらがな表記なのに映画のタイトルを漢字にした意味がわからない。 些細なことなのかも知れないけど、原作者の意図は汲んであげて欲しい。 [インターネット(邦画)] 4点(2021-06-01 10:40:27) |
358. トロイ(2004)
《ネタバレ》 トロイア戦争が神話なのか、史実なのかという議論はあるけど、本作はそのどちらでもない。 まずパリスの審判をスルーして、パリスがヘレンを寝取るとこから物語が始まる。 どっちにしてもパリスが悪いことに変わりはないけど、なんでそんなことになったのか説明くらいないと気の毒。 それから、カッサンドラが登場しないことにも驚いた。 トロイアの滅亡はカッサンドラの予言が信じて貰えなかったことによる悲劇だけど、そこをバッサリ削除するとは驚いた。 でも、カッサンドラが居たら困る理由はラストで分かった。 カッサンドラは戦利品としてアガメムノンに連れてかれるけど、そのアガメムノンが殺されちゃうというとんでもない改変。 そこ変えちゃっていいの? 主要な登場人物を勝手に殺しちゃう脚本にOKが出たことに驚かされます。 逆にパリスは死なずに生き残るという納得できない結末。 神話でも史実でもなく飽くまでもフィクションということなんだろうけど、酷い捏造を見せられた気分です。 トロイの木馬からアキレスが出てくる映画なんて、学生の自主制作でも却下されるよね。 でも、映像的には凄い迫力で、首元にナイフを突き付けられながらブリセイスにちんこ突っ込むアキレスはカッコ良かった。 あと、どうでもいいことだけど、オーランド・ブルームは弓が良く似合う。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-05-28 17:35:27)(良:1票) |
359. オーシャンズ11
入念な計画だけど、拷問係がたまたま知り合いというのは納得できない。 そもそも自分たちでやればいいのにね。 金庫から簡単に戻って来られるのも都合が良過ぎる。 後で調べればいろいろとバレるだろうし、何人かは顔を知られてるので、殺されちゃいそう。 登場人物が多過ぎて、個々の活躍が薄まってしまってるのもモッタイナイ。 全体的にはそこそこ面白いだけにちょっと残念な作品でした。 [インターネット(吹替)] 6点(2021-05-27 21:37:24) |
360. タイタニック(1997)
《ネタバレ》 有名な作品なので見たつもりになってたけど、実際に見てみたら想像と少し違った。 前半のラブストーリーは出会いから愛し合うようになるまでを丁寧に描いていて良かった。 それがラストの感動に繋がったと思う。 ローズとジャックが甲板でイチャイチャしてたから氷山に気付くのが遅れたのだとしたら罪深いね。 そこから先はパニック映画に様変わりしたけど、水の説得力が凄かった。 最初のうちは呑気な乗客も多かったけど、浸水が進むとどんどん恐怖感が増して行った。 ローズが大人しく救命ボートに乗ってたら、ジャックは1人でなんとか生き残ってたような気もするけど、それじゃラストが盛り上がらないので仕方ないね。 ジャックがローズだけでも助けようと行動したのが感動的だったし、ローズが助かったのも良かった。 ダイヤの行方とかどうでもいいので、冒頭とラストの現代シーンをカットして、ローズが助かったところで終わってたなら感動が増したような気もする。 あと、どうでもいいことだけど、斧の練習はめっちゃ笑った。 [インターネット(吹替)] 8点(2021-05-26 17:59:25) |