341. メタルヘッド
《ネタバレ》 ヘッシャーのいかれっぷりが、想像以上で予測不可能な行動が非常に面白く良かったのだが、父親役にスーパーのレイン・ウィルソンなどを揃えていたので、親父も一緒にブチ切れるのを期待したためか、もっと過激になっていくと思っていたのだが、後半普通のお涙頂戴映画にと失速。なんとなく中途半端な映画であった。これは、予告編の作り方がよくない。予告編をみて、もっとアクション寄りの内容のつもりで見ているので、人間ドラマを見るモードになっていなかったため、物足りなさを感じてしまった。 [インターネット(字幕)] 5点(2015-02-15 09:25:07) |
342. 空気人形
《ネタバレ》 これはジャンル的にはホラーなのか?アイデアとしてはチャッキーに近い気がする。リアル版チャッキーが日常生活を送るという内容なのだが、最後まで飽きさせない取り方は、さすがは是枝監督というところだが、面白かったかどうかでいうと普通である。 [インターネット(字幕)] 5点(2015-02-13 16:43:39) |
343. 俺たちステップ・ブラザース -義兄弟-
40歳にもなってあまり若い格好しているとキモいということが分かった作品でした。コメディ映画としては笑えるシーンも結構あり楽しめたのですが、いかんせん主役二人がなんか気持ち悪い。なんだろう、たとえば凄い面白いネタをやるお笑い芸人が、見た目が気持ち悪いと、そっちの方に気がとられて面白さが半減してしまうという感じでしょうか。 [インターネット(字幕)] 5点(2015-02-10 16:07:41) |
344. プレステージ(2006)
さすがにノーラン。期待を裏切りません。SF的なのが納得いかない人もいるようですが、そんなことはどうでも良く、純粋に面白いか面白くないかでいえば、派手さはありませんが間違いなく面白い映画です。 [インターネット(字幕)] 7点(2015-02-10 15:53:38) |
345. スーパー!
本当になにもない普通の冴えないおっさんがヒーローの真似をする、まさに、リアルなヒーローもの。いや、ヒーローに憧れて真似すると、現実はこんなもんだよということを分からせてくれる映画。なので、殴ればドバドバ血が出るし、撃たれれば相当いたいし、漫画みたいにはいかないんだよということを伝えるためか、かなりグロ映像が出てきますので、そういう系が苦手な人はちょっと観れないかもしれませんが、この映画は、キックアスとは全く別ものの本当に特殊能力もなく、強くもなく、助けてくれる人もいなくという、もしも自分がヒーローになったらをリアルに再現してくれている面白い映画です。 [インターネット(字幕)] 7点(2015-02-10 15:23:16)(良:1票) |
346. そして父になる
《ネタバレ》 最近観た八日目の蝉と通じる部分がある。大人の1年と子供の1年では体感する長さが違う。大人にとってはあっという間に1年と感じるが、子供にはようやく1年と感じる理由は、新しい経験らしい。なので、6歳の子供にとっての6年はちょっとやそっとじゃ変える事ができないくらいの長い時間である。さて、この映画以上の事から考えると、やっぱりなというエンディングを向かえるのだが、子供にとって本当に良いのは、生みの親か育ての親かという部分と、都会で育つか田舎で育つかという2点の疑問を投げかけている。田舎で育てば、楽しく元気に育つかもしれないが、いい就職口が見つからないかもしれない。逆に都会で育てば、受験や塾ばかりで楽しくない学生生活でも、いいところに就職できるかもしれない。親にとってはいいところに就職してほしいと願うが、それが子供にとって本当に良い事なのか?いろいろと考えさせられる映画でした。 [地上波(邦画)] 7点(2015-02-10 15:12:46) |
347. ベイブ
いまでは普通の技術なのだが、初めて観た当時、動物の口を動かしてしゃべらせるということに衝撃を受けた映画で、内容もなかなか面白かったという印象だったので、久々に見直してみたのだが、面白さは色あせない。子供と一緒に楽しめる映画です。 [インターネット(字幕)] 7点(2015-02-05 13:54:45) |
348. 大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇
笑えるシーンもいくつかあるが、大笑いできるコメディとはなっていない。まあ正直なところ普通という評価でしょう。地獄に行くまでは良かったんだけど、いってからが結構グズグズ感がある。水川あさみがすごく可愛く、いいお嫁さんになりそうな感じがした。 [インターネット(字幕)] 5点(2015-02-05 13:39:34) |
349. イントゥ・ザ・ワイルド
面白かった。ショーンペンの監督としての才能を感じさせる映画でした。ロードムービーとサバイバル映画を混ぜたような映画の中で、少年の頃の体験など親子間の葛藤に悩み旅をする青年。きっとその答えは自分も親になってみないと分からないのかもしれないのだが、大学卒業したての青臭さと出会った大人たちとのふれあいが、青臭いガキの理想みたいな話をそんなことを忘れた現実主義の大人がちゃんと中和してくれて観ていて嫌な気がしない。 また、ロード・オブ・ドッグタウンの時から思っていたが、エミール・ハーシュがかつてのリヴァーフェニックスやディカプリオを彷彿とさせる雰囲気と演技で観る人を映画に引き込んでいく。まあ、実話を元にという話なんで、エンディングはこういう感じにならざるを得ないのでしょうが。私も同じ歳の頃、なにも決めずに一人カナダに1年ほど行ったことがあるのだが、その時の体験や気持ちは、一生忘れないだろう。そんなことができるのは企業戦士になる前の若い時だけ。今、草食系と呼ばれる若い世代の人たちにも殻を破って今まで経験したことのない事を経験してほしい。(たとえ海外じゃなくても)でも家族には連絡を。 [インターネット(字幕)] 8点(2015-02-04 15:37:55) |
350. カリートの道
これぞデパルマという感じの映画でした。出所後の麻薬王が堅気に戻る努力をするという、結構普通のマフィア映画っぽいストーリーで特に女性に毛嫌いされそうな映画ですが、要所要所でサスペンスのような盛り上がりのシーンがちりばめられていて、飽きさせず、金を取りにいく最後のシーン以降はドキドキのエンターテインメント作品となっており、エンディングまで非常に面白かったです。 [インターネット(字幕)] 8点(2015-02-02 16:36:13) |
351. フローズン
《ネタバレ》 惜しい映画です。一日目は良かったんですが、二日目からが・・・面白くない長い会話で飽きかけたところから、脱出で新たな展開といきたいところが、結局また狼。3人中2人が狼で死亡って。。ウルフってタイトルにすれば良かったんじゃね?という感じ。せっかく3人いるんだから、それぞれ違う恐怖をこの3人を通して視聴者に与えれば傑作の部類に入れたのに、もったいない。一人目は飛び降りて死亡。二人目が狼、三人目は大雪で凍え死にと思わせて、大雪のおかげで飛び降りても平気になって逃げるとか。タイトルの割には寒さが伝わってこない映画でした。 [インターネット(字幕)] 5点(2015-02-02 16:25:44) |
352. 舟を編む
《ネタバレ》 結構淡々と進んでいくのだが、飽きずに最後まで楽しめた。ただ、主人公とヒロインの出会いから告白までは、不器用な男の恋愛ものとして良かったのだが、結婚までがあまりにもあっさり過ぎて拍子抜け。まあ、メインストーリーは辞書を作り上げることだから、その辺は横道としてあっさりにしたのかもしれないが、もうちょいあの辺のくだりを観たかった。全体としては面白いのだが、見終わった後の余韻があまりない作品だったという印象。 [インターネット(字幕)] 6点(2015-01-28 17:45:33) |
353. GONIN
《ネタバレ》 なかなか面白い映画でしたが、何度も観たいかというとそうでもない。一度観ればお腹いっぱいな感じはあります。邦画で銃を使うアクションをやろうと思ったら、ヤクザか刑事ものしかないわけで、あまりやり過ぎるとリアリティがなくなってしまう。この映画は観光バスの待合所などで、ちょっとやり過ぎ感があり、その辺が若干チープさを感じさせてしまうのですが、全体としての話の展開や、伏線の引き方等面白かったです。 [インターネット(字幕)] 7点(2015-01-28 17:38:19) |
354. 二郎は鮨の夢を見る
内容としてはBS等でよくやっているドキュメンタリーと同等なものなのですが、音楽がいい。この音楽の使い方で、何となくテレビ番組ではなく映画を見ている気になる。また、映像もスローを効果的に使い、寿司自体が美味しそうというよりも、むしろ美しいアートのようなかんじに映し出されている。だからといって、1貫1500円の寿司を食べてみたいという気にはなれないが、これが逆にフランスのチョコレート職人の話だったりしたら、フランスにいったら高くても食べてみたい!とかなりそうなので、この映画を観た外国人はこぞってすきやばし二郎にいくんだろうなと。ミシュラン3つ星というのは、そういうものなのだろうと思う。 [インターネット(字幕)] 6点(2015-01-28 17:26:05) |
355. スカーフェイス
悪人。まったく共感する部分がない悪人で、もうこういうタイプは金でしか人はついてこないだろう。そんな役をアルパチーノが怪演しており、本当にパチーノが嫌いになりそうになる。最終決戦はさすがにデパルマという感じで、安臭い仕上がりになりそうなところを、見事に演出し面白い映画に仕上がっている。 [インターネット(字幕)] 7点(2015-01-26 14:51:00) |
356. ユナイテッド93
ひさびさに傑作に出会った気がする。ちゃんと映画という作りでありながら、テロのあの時の舞台裏というものをスピードと緊張感を保ったまま最後まで引き込まれて観れた。もちろん、未だに当時のことは鮮明に覚えているくらい、凄い大事件であったので、前知識がある分、内容に引き込まれた部分は大きいかもしれない。ただ、それでもこれを10年後にアメリカ同時多発テロを知らない世代の人たちが見たとしても、実話なのにフィクションかと思って楽しめるほど良くできた映画だと思う。 [インターネット(字幕)] 9点(2015-01-26 14:39:49) |
357. アヒルと鴨のコインロッカー
《ネタバレ》 知人に伊坂幸太郎の大ファンがおり、いい、いい、勧められていたのだが、一冊も読まず。で、たまたまこの映画を見つけたので、前知識なしに見てみた。まあ、独特の雰囲気のよくわからない映画。なるほど、まあこういう独特な感じが好きな人いるよね。と、途中で見るのをやめようかと考え始めた頃、事態は急変。 この映画はよくあるといえばあるのだが、2部校正になっていた。前半の不思議系映画と、後半の解凍編(あえて解答ではなく解凍と書きたい)前半の雰囲気だけの不思議映画から一変して悲劇のサスペンス映画と様変わりする作りは、原作を読んでいないので、原作がいいのか、監督がいいのか分からないが良くできている。また、カッコつけなだけだった瑛太も急に外人に見えてくるあたりは役者やなーと思った。そして、この悲しい内容とディランの切ない歌声が非常にマッチして、とても印象深い映画となっている。 [インターネット(字幕)] 7点(2015-01-26 14:28:42)(良:1票) |
358. 八日目の蝉
誘拐犯を決して許してはいけないのだが、自分もこの子供くらいの年齢の子供がいるので、確かに今、この子が別の親元へいってしまった場合、本人も相当戸惑うだろうし、自分自身もおかしくなるほど悲しくなるだろう。そのくらい、0歳から4歳までの時間というものは短いようで長い、思い出のたくさん詰まった時間である。それは手間もかかるし、学校にも行かないでずっと一緒という、毎日が常に新たな発見の生活のため、親子の絆が一番深まる時期になるからであろう。この映画はその辺をきちんと抑えており、誘拐された側の悲しみはあまり描いていないので、不謹慎ではあるが、誘拐した側に共感してしまうという作りになっている。まあ、映画なのでそれでもいいのだが、なんとなく、誘拐した側に正当性を感じさせる作りなのは、後から振り返るとこれでいいのか?と疑問を持ってはしまうのだが、内容的には面白かった。 [インターネット(字幕)] 7点(2015-01-26 14:09:56)(良:1票) |
359. 極道めし
《ネタバレ》 まあ、テンポもよく飽きさせない映画だったとして、全体としては普通の5点くらいの内容であったが、出所後のエピソードが切なくてとても良かった。この手のコメディタッチの映画ではハッピーエンドにもっていって、みんなニコニコで終わるパターンが多い中「そっちかぁ」と思わず声に出してしまいそうなラストで、それがまた心に残る映画に仕上がる効果となっている。 [インターネット(字幕)] 7点(2015-01-26 13:54:33) |
360. 南極料理人
好みのわかれる作品だと思う。このゆるいなにもおこらない実情を淡々と描いている雰囲気を楽しむ映画だろうが、私のように何かしら期待をしてしまうと、ものすごく物足りない。内容は出演人をみれば想像がつくとは思うが、そこから想像したそのままの内容で、それ以上でもそれ以下でもない。 [インターネット(字幕)] 5点(2015-01-26 13:42:00)(良:1票) |