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アンドレ・タカシさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2127
性別 男性
自己紹介 2022/3/26に以下のような自己紹介文をアップしました。
ロシアのウクライナ侵攻が始まってひと月経過。
映画は観ていますが、侵略戦争のせいでレビューする気になれません。
私の映画レビューと戦争は直接関係しませんが、
楽しく文章を考える気分じゃない、ってことですね。
ロシアが撤退するか、プーチンがいなくなったら再開します。


そして、
侵略戦争が膠着状態に入り、
いつ終わるか識者にも判断できない状況になりました。
まぁ正直、痺れを切らしたので、レビューを再開します。
ウクライナ、頑張れ!

2024年3月17日更新

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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341.  罪とか罰とか
この監督は初体験。冒頭の「ソフトな痴漢行為」のようなノリに期待が膨らんだけど、萎む一方で終わった。ちょっとセンスが悪いというか、無理矢理なオーバーアクションが鼻に付いた。登場人物の行動にもう少しリアリティがないと、観るのが苦しくなって来る。全員が中途半端に非常識な常識人。あまりに掴みどころが無く、視点が定まらない。反対に、不条理に笑わせたいのであれば、突込みが足りないと思える。成海璃子はちょっとダイエットすべき。可愛さで市川由衣に負けてたよ。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2010-02-20 16:30:08)
342.  ブーリン家の姉妹 《ネタバレ》 
率直な感想は、当代きっての二人の美人女優がなんとも勿体ない使われ方ってところだ。フィクションなのか史実なのかが気になったので、少し調べました。ちょっと、レビュー中断。アンとメアリーは姉妹であるが、どちらが先に生まれたかは諸説がある。メアリーがヘンリー8世の長男を生んだのは史実。でも、その前に夫との間に長女を出産している。メアリーの息子が認知されなかった理由は、ヘンリー8世がアンとの結婚を考えていたからで、そこは今作に近い。しかし、アンが認知されないように仕向けたというより、再婚候補の姉妹、しかも既婚の夫人の子であるという倫理的問題が大きかったようだ。ヘンリー8世の時代にローマカトリックと決別したのは史実。直接の理由が、離婚&アンとの再婚を否定されたからというのも史実。しかし、アンがヘンリー8世に強要したというより、もっと政治的な力学が働いていたというのが通説。アンが後のエリザベス1世を産んだのは史実。斬首されたのも史実。罪状は反逆罪だが、嫌疑の内容は密通とか近親相姦というより、ヘンリー8世の妹王女メアリー(同名でややこしい)の暗殺疑惑の方が強かったようだ。その動機はエリザベスの王位継承順である。メアリーがエリザベスを引き取ったというようなことは、どこにも書かれていない。ということで、史実を骨格にしていますが、姉妹の愛憎の流れはほとんどフィクションでしょう。レビューに戻って、政略の道具にされるという描写のなかで、主演の二人が終始くら~い表情なのが本当に勿体ないと思った次第です。それ以外は特に書くことがない。今作で最も的を得ている部分は、ヘンリー8世のおバカな女好きってところでしょう。ちなみにメアリーは相当な美人だったらしいが、アンはそうでもなかったようです。世界史の時間でした。起立、礼。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-02-19 00:09:13)(良:3票)
343.  インビクタス/負けざる者たち
スポーツものは動感を感動へ繋ぎやすい題材。わだかまりがある関係を繋ぐものは共通の目的。そんなモチーフを国家規模で見せてくれます。ベタな手法だけど、上手くまとめている。反目していた者たちが喜びを分かち合うシーンには胸が熱くなる。モーガン・フリーマンって、何気にネルソン・マンデラ氏に似ている。それはけっこう大事なことだったと思う。マット・デイモンは最近の他の映画で太ったなぁと思っていたんだが、この映画のためだったのかな。その体格的存在感も含めて好演でした。マンデラ氏の赦しの精神は、マット・デイモンがひとりで肉付けしたようなものでした。マンデラ大統領の時代に比べて、今の南アフリカはかなり荒んでいるようです。殺人事件と強姦の発生率が世界最悪で、国民の4人に1人がHIV感染者って異常です。今作のラグビーワールドカップが和解への契機になったように、今年のFIFAワールドカップが治安好転への契機になることを願います。監督の想いは、この国に再び世界の目が向くことにもあったように思います。
[映画館(字幕)] 6点(2010-02-18 01:32:26)(良:1票)
344.  ジェネラル・ルージュの凱旋
原作未読。「バチスタ」が派手な宣伝のわりに原作も映画もイマイチだったので、あまり注目していなかったんだけど、これは面白かった。前作より断然良かったと思う。前作で作ったメインキャラの設定を財産として上手く活用している。反対に、前作を見ていない人には?が浮かぶ部分もあるのだろうが、たぶん許容範囲内。新キャラとして、優男役が多い堺雅人がチョイ悪で迫力があり新鮮。救急医療の問題、医療費と病院経営、病院内派閥などなど、たくさん詰め込んであるけれど、とっちらかった印象がない。法廷劇的な展開の中で明かされる謎解きもシンプルで分かりやすく、爽快感がある。その謎解きがダイレクトにテーマに収束して行くという意味で、ミステリーとして一級品だけど、コミカルな味わいが先行することがこの映画らしいオリジナリティ。謎が解けても、問題が全て解決した訳ではないという着地感も良い。竹内結子の大げさな芝居も、可愛いので手放しに赦す。あの愚痴外来、受診したい。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2010-02-17 23:17:37)(良:2票)
345.  涙そうそう 《ネタバレ》 
「タッチ」「ラフ」と立て続けにあだち充作品に登場した長澤まさみ嬢。今作はタイトルこそ違え、中身は「みゆき」でした。同居を始めて薄着で兄の眼を楽しませるところなんてそっくりだ。血の繋がらない兄と妹が、男と女になるのか、それとも兄妹のままなのか。それがいちばん難しく見応えのある命題だと思っていたのに、安直な病死で投げ出してくれました。勿体ない。後半はそこをテーマに構成して決着を付けてくれたら、名作になる可能性を秘めていたのにね。タイトルを変更してでもチャレンジすべきだったと、あえて言っておきます。主演の二人の演技は良かった。今作の長澤まさみは高校1年生から大学生2年生までを微妙に演じ分けていて、すこし感心。自分にあんな妹がいたら人生が変わってた。でも、あのにーにーをやる自信はまるで無し。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-02-15 19:36:16)
346.  ゴールデンスランバー(2009) 《ネタバレ》 
原作既読。まずは、それぞれのキャラクターが持つ味わいを壊していなかったのが最も嬉しい部分だ。端折られたエピソードもあれば、突っ込みが少ないと思える部分も勿論あるが、それと同等に映画なりの工夫もしっかり出来ている。ビートルズの「アビイロード」B面(この言い方、LP世代ですね)の後半のメドレーは個人的にも深い思い入れがある楽曲なだけに、「ゴールデンスランバー」をBGMに花火がスクリーン一杯に拡がるシーンには痺れた。小説では味わえない動感の演出だろう。このメドレーを繋いだポール・マッカートニーの想いを、大学時代のサークル仲間の友情と連帯感へ対照させる構成は原作が持つテーマだが、心象描写が希薄になる部分をiPodのリレーで補った映画なりのアレンジには感心した。また、重要な役を演ずる脇役たち、特にキルオと小鳩沢(永島敏行)のキャスティングはナイスだったと思う。すべての原作ものがこれくらい観せてくれれば、原作を先に読みたいタイプとしてはストレスが溜まらずに済む。↓【まりん】さんの意見はもっともだと思います。自分には、原作を壊さない映画のお手本のような印象ですが、それは映画の突っ込みどころを記憶にある原作が補完してくれるからですね。原作を読んだ人が最も楽しめるように作ってあったと云う事かもしれません。ちょっと脱線するが、伊坂作品は確かに面白いけれど、矢継ぎ早に映画化しすぎじゃないかい。いや、映画化自体は悪くないんだが、せめて文庫が出るまで待ってくれ。財布が苦しい。もうひとつ、伊坂作品はストーリーの構成も面白いけれど、独特の言葉の連ね方にこそ個性が伺えると思っている。映画が面白いと思った方には、原作も読んで欲しい。文庫で。
[映画館(邦画)] 7点(2010-02-15 03:01:44)(良:1票)
347.  歩いても 歩いても
特になにも起こらないけれど、凄い映画だと思いました。登場人物たちの会話に、それぞれの関係性と距離感を示す記号を含ませる。無駄になっている台詞がひとつも無いくらいの、一種の緊張感がある。その会話が、誰の立場に自らを置き換えても思い当たるような微妙な既視感を呼び覚まし、静かな共感が起こる。何気ない言葉の端々に垣間見える生活感は、各人の人生という領域までを想像させる。たとえ家族であろうとも、完全には分かり合えない心の壁を深刻ぶらずに見せられる。会話の中に宇宙が見えました。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2010-02-14 12:54:32)(良:1票)
348.  キューティ・ブロンド/ハッピーMAX 《ネタバレ》 
こちらも第一作に続きエルが奮闘していた。二作目のジンクスを打破するために話をスケールアップさせようとした努力は伺えるが、やはり苦しい出来映え。ご都合主義を批判するのであれば、第一作も同レベルに都合が良い話。何が違うかというと、物語を通してエルが「獲得するもの」の違いだろう。今作でも法案を作り、可愛い動物を救い、幸せな結婚をして、と持ち前のポジティブさと機転と運で多くのものを得ているが、前作では「スタイル」「誇り」「人生の意味」といった、彼女にとってもっと根源的な価値を持つものを獲得していたと思う。「ロッキー」シリーズの1作目と2作目の関係が、そのまま当てはまるような印象だった。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2010-02-11 21:04:48)
349.  クローズZEROII 《ネタバレ》 
ははは。相変わらず授業風景なし、先生は一人も出てこないし、パトカーもやって来ない。卒業証書を貰っていたが、いつ「本学の課程を修了」したんだか(笑)。まぁ、彼らは殴ったり蹴ったりするけど、映っている範囲では他人に迷惑はかけていないし犯罪も犯していない。刃物を諌める常識も持っているし、「危ない奴」は制止する。滅茶苦茶な内容だけど一線は守っている。タバコ吸って酒を飲んでたけれど、それはご愛嬌。真剣に汗をかいて精を出しているという意味では、クラブ活動と同じだと思う。インターハイには行けないけど。腕力系青春映画として徹底しているところが潔くって、ケンカしているだけなのに気持ちよく観られました。前作に引き続き、山田孝之@芹沢くんが存在感ありました。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2010-02-11 03:08:49)(笑:1票)
350.  ALWAYS 続・三丁目の夕日 《ネタバレ》 
前作が好評だったので2作目は作りにくかったと思うのだが、悪くない。やっていること自体は1作目のバリエーションでしかないけど、素直に引き込まれた。現代劇としてこんな赤面人情ものを見せられたら、たぶん辟易するのだろうが、「時代劇」にすることで一種の寓話として咀嚼できるのだと思います。「TOHO SCOPE」から始まるゴジラのオープニングは迫力ありましたよ。本家ゴジラ映画より良く出来ている。新作を作るときは山崎監督、よろしく(たぶん本人もそれを狙っているのでは…笑)。 あっ、その前に実写版「ヤマト」という大仕事がありますね。期待しています。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-02-11 02:33:51)
351.  キューティ・ブロンド 《ネタバレ》 
昭和のスポ根アニメで育った私は、成功には努力と根性で勝ち取る「巨人の星」的な情景を思い浮かべるのだけど、そんなものを軽やかに気持ちよく笑い飛ばしてくれる映画でした。いや、彼女も努力はしているし根性もあるのだが、あのピンク・スタイルのおかげで根性ものにありがちな悲愴感が皆無なのが面白い。最初は金持ちのおバカ娘にしか見えないんだけど、好きな男を追いかけるうちに無自覚に磨かれて行く。あの元彼と同様に彼女を侮っていた観賞側の視線を、共感と応援に変えさせる見せ方に感心します。やがて恋愛がらみだった当初の目的とは違う次元に成長する結び方が爽快です。テーマという言うには大袈裟だけど、それはエルのスタイルが終始変わらなかったことだと思います。周囲が奇異な目で見ても、彼女には大好きなピンクを止める理由はないし、それは彼女の能力とは関係がない。スタイルとはそれ自体を侮られるべきものでは無いということでしょう。冒頭部分で彼女をバカにしていた自分の視線も啓蒙された気分で、それを嫌味じゃなく感じさせるこの映画はかなり筋が通っています。快作です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-02-10 01:25:56)(良:2票)
352.  パラノーマル・アクティビティ
観終わった直後は笑っちゃいました。周りの人たちが引きつり気味だったので声は出せなかったけどね。見事にやられました、って気分でした。語るほどの内容は無く、安っぽい作りだけど、あれだけスクリーンに集中させるんだから大したものです。面白いものを見せてもらいました。そうそう、最後の“暗闇”もあざといけど面白い演出でした。レイトショーで人が少なかったこともあり、映画館が一瞬、お化け屋敷になりましたね。いやぁ~楽しかった。満足です。。。
[映画館(字幕)] 7点(2010-02-07 01:37:39)
353.  逆境ナイン 《ネタバレ》 
冒頭で校長役の藤岡弘が「勝てもしないクラブ活動など、やらん方がマシだ」と真顔で言います。あぁ、島本マンガの精神だ、と嬉しくて身震いしました。これは島本和彦のマンガを忠実に映像化したらどんなものになるか、という映画でした。結論を先に言ってしまうと、映画はちょっと苦しかった。頑張って島本テイストを映像に定着させようとしているし、かなりのレベルで達成している。鑑賞中は何度も声を出して笑いました。でも、やや間延びした展開やすべっている表現などもあり、彼の本領はマンガでこそ最も活きるということを再認識した印象でした。自分の基準に照らすとこの点数なんだけど、大きな不満は無いです。藤岡弘や堀北真希のキャスティングはとてもナイスだし、極めつけは透明ランナーでしょう。この言葉、30年ぶりくらいに聞きましたよ。話は逸れますが、私がこの映画を観たのも遅かったけれど、島本和彦のマンガを映画にすること自体が遅かったと思うのね。だってこのテイスト、80年代前半のデビュー作「炎の転校生」から変わっていない。私の知る限り、彼はその作品で「熱血」を初めてパロディにした人で、当時は新しいジャンルだった。マンガ表現が現在のように多様に枝分かれする前に映画化されていたら、もっと衝撃的だったと思う。理解されなかったかも知れないが…(笑)。エンディングの岡村孝子は最近観た映画の中では、最も心に染みたテーマソングでした。一途な感じが島本作品に似合うんですね。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2010-02-06 21:40:51)
354.  レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―
壮大なお話を壮大に描こうとしたのね、という以外に特に感想はありません。そうですか、って頷きました。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2010-02-06 15:09:34)
355.  レディ・ジョーカー
他の映画でも似たような感想を書いたことがあるが、この分かりにくさは監督の技量や脚本の質といった問題を越えていると思う。原作が優れているものが、優れた映画になるとは限らないし、原作の良い部分を映像で見せようなどと思ったら失敗する例の方が圧倒的に多い。それはメディアが違うからだ。今回、CS局のナビゲートでは脚本の推敲を60回繰り返したと言っていたが、それって練られた脚本というよりも、何度やってもダメだったことの証拠だろう。オリジナル脚本の映画を製作するより原作をベースにする方が楽なのかも知れないし、原作ファンを動員する期待もあるのだろうが、活字として活きているものを殺すような映画化は止めて欲しい。今作は映像にすることに意義がある作品じゃありません。製作側もそれくらいの見極めは出来るだろう。1点は吉川晃司の存在感に。
[CS・衛星(邦画)] 1点(2010-02-06 01:44:36)
356.  ビルと動物園 《ネタバレ》 
主演は坂井真紀。「実録・連合赤軍」が良い例だけど、最近観た彼女が出ていた映画はほとんどがイタイ役回りだった。映画界がよってたかって彼女をいじめているような印象。いつの間にこんな芸風の女優さんになったのだろうと思っていたところで、この主演作を観ました。あらら、相変わらずイタイ役だ。30歳手前のOLと卒業間近の音大生のラブストーリー・・・らしい。というのは、20代の男女の恋愛モノといえるような描写がほとんど有りません。コミュニケーション下手で地味な二人の生活が連なります。音大生が窓拭きのバイトをしていた「ビル」で出会い、初めてのデートが「動物園」ということから付けたと思えるタイトルは作品世界を何も象徴しない適当さで、映画全体がその覇気の無さで支配されている(って、ちょっと言いすぎか…笑)。でもこの起伏が少ない映画、自分は好きです。口当たりの良い演出を入れようなどとは微塵も思っていない重さと暗さが、主人公の現実だと思うし、本当にそれを淡々と切り取るだけですが、小細工がない分、痛みがリアルに届けられます。男の自分より、同性の方こそ共感する部分があると思います。劇的な展開が無いストーリーに苦言を呈する方もいるはずだけど、製作者はそれを確信犯でやっているので良しとしますね。ということで、自分の中では坂井真紀がますますイタイ女優として定着してしまいました。応援していますので頑張ってください。彼女の父親役の渡辺哲さんが頑固で嫌なおっさんなのだけど、このお話では重要な役割を演じていて、その存在感が光っていました。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-02-03 23:43:07)
357.  大奥(2006)
TVシリーズは見ていません。実話をベースにしたフィクションらしい。全体的にかなり退屈でした。あの大奥の方々は気に入らない同僚を追い落とす為だけに色々と画策しているように見えました。その気に入らない理由も、杉田かおるの表情を見る限りは、嫉妬というよりも自分が得られない女の悦びに浴している同性が恨めしいって感じです。いや、それを嫉妬と言うのかな…。タイトルは忘れましたが、ある姉妹の泥沼の戦いを描いたTVドラマのキャッチフレーズを思い出しました。「私よりも不幸でいて…」。これ、女性の嫉妬の深いところを突いていて今作にもはまると思うんだけど、いかがでしょう。さて、28歳にして男を知らなかった劇中の仲間由紀恵さんが西島秀俊と密通(笑)したときには、大きなお世話だろうがオメデトウと言ってあげたくなりました。大奥の事務職である彼女が男と通じちゃいけない理由が良く分かんなかったけどね。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2010-02-03 03:42:49)
358.  U-571 《ネタバレ》 
ドイツ軍の暗号機奪取を描いた戦争サスペンスと同時に「船長」の資質を問う作品でもあった訳だけど、ストーリー的に成功しているかというと、まあまあという程度でした。「船長」の資質に関しては、結果としてそれらしく見えたけれど、マシュー・マコノヒーが船長らしくないこともあって無理矢理な印象が拭えない。でも、全体としてはそこそこ観られたのは舞台が潜水艦だからだろう。話は逸れるが、潜水艦映画に駄作は無い、と言われる。その理由を考えてみた。艦外が見えないことで神経が搾られるような緊張感が容易に演出できるから。狭い場所に人が密集することで人間関係の起伏が作り易いから。動感に乏しく閉塞的な艦内描写と開放的な海上描写のバランスが良いから。人が根源的に持ってる閉鎖環境への恐れなども関係しているような気がする…。こんなところでしょうか。今作はその「潜水艦」に助けられた映画って感じでした。
[ビデオ(字幕)] 6点(2010-02-03 02:42:13)
359.  感染列島
とても怖い内容だったけど、現実世界に生きる自分が同じ状況に直面するような危機感は感じませんでした。どこか他人事に思えるのは、映画として一部の登場人物の情感に寄り過ぎているからかな。主人公の周辺だけで局地戦をやっているような印象でした。自分は元々、世間が新型インフルエンザにナーバスになり過ぎているという意見を持っていることもありますが…。街頭に人がいなくなるほど停滞した社会という描写も唐突すぎた感があります。癌やウィルスというもの存在意義に言及していた藤竜也の言葉は耳に残りました。宿主を殺す癌やウイルスの存在意義って、本当に何なのでしょう?
[CS・衛星(邦画)] 4点(2010-01-26 02:33:00)
360.  かいじゅうたちのいるところ 《ネタバレ》 
自分は楽しめませんでした。我が強く、周囲を困らせるだけの主人公。感情の動きは理解できても共感できない。家出して「かいじゅうたちのいるところ」へ辿り着くが、そこで成長するかというと、そういう訳でもない。のらりくらりと嘘を付いて、その場を凌ぐ。まぁ、あのかいじゅうたちの理解しづらい理屈に彼自身を重ね、多少は親の気持ちが分かったのかも知れないけれど、それが見て取れるようなシーンもない。最終的には里心がついて家へ帰るだけで、成長の証しも見せてもらえない。ないない尽くし。原作未読だけど、お母さんがいるお家がいちばんって言いたかったのか? でも、かいじゅうたちのコミュニティはとても居心地が悪そうで、大概の場所はあそこよりマシだろう。なので製作者たちの意図も不明状態で、どんな視点で鑑賞すべきだったのか分かりません。と言うより、何も感じませんでした。敢えて聞きたい。テーマはなんですか? かいじゅうたちの造形だけは新鮮でした。基本は着ぐるみだけど、巨大な目玉や口元が作る表情が面白い。同じ手法で、ドラえもんを実写でやったらいかがでしょう。コワイ?
[映画館(字幕)] 2点(2010-01-25 02:11:46)(笑:1票)
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