361. フィールド・オブ・ドリームス
《ネタバレ》 いきなり野球場を作ってしまうという、間違えば物語を台無しにしてしまいそうな唐突感をうまく処理している。個人的にはこの映画の音楽は特筆ものだ。物語の邪魔をせず、静かに流れ続けて夢心地のまま映画に溶け込ませている。すべての登場人物もこの映画の独特なトーンに調和し、演出にあざとさがない。昔見たときの心地よさを再確認しながらの鑑賞だったが、更に良い時間を、初回よりも良い時間を過せた。 [DVD(字幕)] 10点(2006-01-28 00:52:22) |
362. 誰も知らない(2004)
面白い話ではない。だが、出演している子供たちの演技というか映像には驚嘆した。監督の労力に賞賛を惜しまない。うるさいくらい「芝居」を持ち込む三谷作品とは両極をなしているのではないだろうか。とにかく柳楽君を認めたカンヌも捨てたものじゃない。 [DVD(字幕)] 8点(2006-01-28 00:48:08) |
363. 笑の大学
芝居の要素を持ち込むのであれば、果たしてこれを映画化する意味があったのか甚だ疑問だ。話も、序盤はあまりのつまらなさに驚いてしまった。役所と稲垣の力にしても天と地の差があり、それを放置してしまっていることにも評価できない。 [DVD(字幕)] 4点(2006-01-21 20:30:02) |
364. マイ・ボディガード(2004)
素材は揃っているのに雑味が多すぎる。変な例えだが、精米歩合を上げて無駄を落とせば見事な大吟醸に成れたと思うのだが・・・。 [DVD(字幕)] 6点(2006-01-19 02:06:57) |
365. ターミナル
《ネタバレ》 空港に住み続ける設定は無理筋っぽい。ただ、余り押しつけがましくないヒューマンドラマは素直に楽しめた。 [DVD(字幕)] 8点(2006-01-15 23:37:25)(良:1票) |
366. クライシス・オブ・アメリカ
《ネタバレ》 サスペンスとSFをくっつけて出来が悪くなってしまったという感じ。もったいない。 [DVD(字幕)] 6点(2006-01-14 13:56:55) |
367. レイクサイド マーダーケース
《ネタバレ》 新種のミステリー感覚を感じ、その点は評価します。が、中途半端と紙一重で今の日本映画を引っ張る役者陣に助けられた感は否めない。柄本明の無機質な演技は役所と対比させるには格好でしたし、何より薬師丸がいい女優になったと思う。伏線が伏線でないようで原作ではどうなっているのか興味をひいた。 [DVD(字幕)] 7点(2006-01-14 13:54:10) |
368. サハラ 死の砂漠を脱出せよ
この手の作品のお手本となるインディジョーンズと比較するのは余りにも酷というものだろう。話が矛盾というか疑問符だらけで、まあそれはご愛敬としても、それ以前にまったく人物に魅力を感じさせないのは演出?俳優?脚本?。 どれをとってもいただけない。お金を掛けたアクションシーンだけ面白かったかな。 [DVD(字幕)] 5点(2006-01-14 13:43:09) |
369. 旅の重さ
高橋洋子の瑞々さが素晴らしい。 [DVD(字幕)] 7点(2006-01-05 02:45:52) |
370. 亡国のイージス
《ネタバレ》 原作がかなり面白かったから・・・。それでもよくまとめていたと思う。もちろん主観だが、仙石先任伍長はもっとずんぐりむっくりとした無骨な印象を原作から受けていた。かっこよすぎる主演の真田に終始違和感を感じていた。これだけで違う物になってしまった。 [DVD(字幕)] 6点(2006-01-04 22:37:35) |
371. ザ・インタープリター
すべてにおいて普通。特典映像のポラックの話が良くて一点追加というところ。 [DVD(字幕)] 7点(2005-12-29 19:04:17) |
372. 男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け
逆に言えば、ここまでシリーズが続いても寅さんでこんなに素晴らしい作品が出来たなんて、本当に凄い。ラストの東京へ向かって手を合わせるシーン、最高です。 [DVD(字幕)] 9点(2005-11-23 00:17:25)(良:2票) |
373. レディ・ジョーカー
「原作を読まずに観てもらっても責任取れないなあ」と製作側の声が聞こえてきそうな作品。はっきり言って不親切です。というか、読んでからであっても果たして評価が上昇するかどうかは疑問。序盤に躓きながらも惰性で観たが、登場人物の魅力の無さは特筆。 [DVD(吹替)] 4点(2005-09-15 02:05:00) |
374. 男はつらいよ フーテンの寅
《ネタバレ》 シリーズ化を意識しだした頃なのかな、まだキャラクターが固まっていなかったのだろうが、後の寅さんとはやはり別人格が多少ある気がする。序盤の公衆電話のギャグは秀逸だが、なぜあの場所から寅さんが電話をかけているのか、この作品ではまだそこらへんの説明を求めていない。こういうところの肉付けで寅次郎が確立していったのだろう。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-08-16 01:52:53) |
375. 宇宙戦争(2005)
やはりキーワードはオチなのですね。スピルバーグであるからこそ、この物語のオチを変えるというわけではなく、この時代になってどう工夫するのだろうと期待して鑑賞しました。自分にはちょっと物足りなかった。 [映画館(字幕)] 6点(2005-08-09 01:29:21) |
376. 着信アリ
《ネタバレ》 「着信による死の宣告」この着想は今の時代面白いと思うが、あとの話の膨らませ方がつまらないものでした。いただけない。 [地上波(吹替)] 4点(2005-08-09 01:18:16) |
377. 幕末太陽傳
何と軽快なことか!全体にもの悲しさを感じ、自分は喜劇とは思わない。それにしても落語の映画化として見た場合、他に感じたことのないおそろしいくらいの力を持っているように思う。ただただ凄い。蛇足ながら若い岡田真澄だけはいかがなものか。 [DVD(字幕)] 9点(2005-07-13 01:23:54) |
378. サイダーハウス・ルール
残念ながら題名は結局、何?という印象。監督の狙うところなのかこの映画独特のトーンは好きですが、(原作を知りません)りんご園のボス親子のストーリーが個人的にはとてもキライで必要なしと思うのです。 [DVD(字幕)] 6点(2005-07-12 20:31:58) |
379. 男はつらいよ 寅次郎物語
マドンナとの関わりの描き方が少々あざとい。 [DVD(字幕)] 5点(2005-07-09 23:10:19) |
380. ザ・リング
《ネタバレ》 やはり日本版を先に見てしまうとやはり弱い。特にビデオの内容の日本的な不気味さが、一般的なイメージ、暗い「井戸」とうまく相乗効果を醸しだしていたと思うが、ただの井戸になっていたのが残念だった。 [地上波(吹替)] 5点(2005-06-20 00:14:50) |