21. バイオハザードII アポカリプス
《ネタバレ》 前作を映画館で観たときは、映画全体を通してはアクションシーンも少なく、いろいろ説明も多いので、個人的には満足できる映画ではありませんでした。しかし、ラストの壊滅した街にひとり闘志を燃やし銃を手にたたずむアリスの姿に心奪われ続編を待ち望み、今回のこの作品を期待しながら見たのですが、期待以上の作品で驚きました。アリス役のミラが一日6時間の過酷なトレーニングの受けただけあって、前作をはるかに越えるアクションシーンがありまたしても彼女に心奪われてしまいました。今回、アクションシーンが増えたのは、アリスがアンブレラ社によって肉体を改造されたという設定が加わったことがあってのことですが、ストーリー的にも前作の終盤で引き離されたマットとの悲しい再会があり、前作を見ている人にはかなり切ない内容になっていました。前作を見ていない方にもちゃんとアリスのひとりしゃべりでわかるようになっていますし、前作の回想シーンもところどころに出てくるので丁寧な作りになっていました。しかし、ラストの意外な展開には一緒に見に行った人と見解が異なり、私自身早く続編が観たくてたまらない次第です。それにしてもミラの肉体美には恐れ入りました(汗) 8点(2004-09-19 14:29:55) |
22. リクルート
《ネタバレ》 CIAに関しては映画でけっこう描かれていますが、個人的にはイマイチどんな感じの職業かはいまだによく分からなかったのですが、この映画を見ていると事実かどうかはわかりませんが、CIAについていくつも知る事があったので楽しめました。見始めたときはアル・パチーノが出ているからには何かあるとは予測はつきましたが、後半の彼の現役として活躍したかった男が教官役として若者を送り出すことしか出来ず悔しさのあまり自ら二重スパイになってしまった悲しみがつまった自白シーンは、お間抜けに思うところもありましたが彼の演技を見ているとそういう思いもなくなってしまいました。アル・パチーノは悲しみを背負った役をやらせたらホント凄いなぁと思いました。それに比べコリン・ファレルはあいかわらず女に目がくらむキャラで(実生活もとことこん女性にだらしがないようですが)彼の苦しむ姿を見てもさほど同情も出来ず、少しは禁欲生活を送って己に磨きをかけて欲しいと思いました。カッコ良いだけではもちませんよ、コリンさん。 7点(2004-07-18 02:48:10) |
23. スパイダーマン2
《ネタバレ》 試写会で見てきました。前作同様CGを駆使したアクションシーンが素晴らしく、目で追っていくことが出来ないくらいスピード感溢れるアクションの連続で目が点になってしまいました(笑)アクションはもちろんのこと、この映画は前作でもありましたが妙に笑えてしまうボケもありますし、話の内容もヒーローの苦悩が丁寧に描かれていてなかなか見応えがありました。今回は、バイトもまともに出来ずお金もなく、授業にも出れず成績は落ち込み、好きな人の舞台にも見に行けずフラれてしまい、親友からはスパイダーマンの写真を撮ることを責められるなど、スパイダーマンというヒーローであるが故に、自己を犠牲にしてまで人助けをし続ける必要があるのかと苦悩する姿が主に描かれていました。特にトビー演じる主人公のピーターが、スパイダーマンを廃業してからも目の前の火事の現場から子どもを助け出すのですが、同じ建物にはまだ誰か残されていて、誰かを助けたとしてもまたどこかでは助けられない人がいるという現実に深く心を痛めてしまうシーンは、ヒーローの限界をうまく描いているなぁと思いました。私が今作で一番驚いたのは、スパイダーマンの正体が、世間だけではなく自分の周りにいる人にまでバレまくる展開です。ここまで踏み込んでいるとは思わず、CMで親友のハリーがスパイダーマンのマスクを剥がすシーンも、「どうせなんとか切り抜けるんだろう」と思っていただけにとても衝撃的でした。父親の敵であるスパイダーマンへの憎しみから、スパイダーマンの写真を撮っていることから何か秘密を知っているのではないかとピーターを襲うようにドクターに指示したこともあり、スパイダーマンが自分の親友だと知ったことで、ハリーの心の中にいた父親の意志があらわれ、二代目グリーン・ゴブリンへとなってしまう伏線も描かれていて次回作がかなり楽しみになりました。今回ピーターの成績がおちこんでいることを心配している片腕の大学教授(確か名前はコナーズ教授だったような)がいましたが、現在関西で水曜日の深夜放送中のアニメ版「スパイダーマン」では、自分の失った腕をトカゲの尻尾と同じように生やそうとして、トカゲの怪物になってしまうという展開でしたので、次回作ではこの教授と二代目グリーン・ゴブリンのハリーがスパイダーマンの新たなる敵なのかもしれませんね。 8点(2004-06-27 13:48:53)(良:3票) |
24. デイ・アフター・トゥモロー
《ネタバレ》 この映画がはじまる前の映画館の冷房自体はちょうど良かったのですが、映画が進むにつれてどんどん寒くなったような感じがして尿意を堪えるのが大変でした(汗)映画は必ずしも遠い未来の話ではなく、私たちが普段気にしないでいることが原因で地球温暖化現象が起こり、取り返しのつかない事態へと陥ってしまう危険性を見事に描いていると思いました。特に今年私自身の家が集中豪雨のため浸水したこともあって、最近は非常に気象情報については敏感になっているのもあり、他人事を描いているようにはとても思えませんでした(笑)息子を助けようと猛吹雪の中進み続ける父親、父親を信じそれまで生き続けようとする息子、愛する我が子と亭主の無事を祈りながら病院から移動できない患者と静止を共にする覚悟を決める母親などそれぞれの置かれた状況を随所に見せていくところも見ていて寒さに負けないくらいの熱さを心に感じました。特に、デニス・クエイドとジェイク・ギレンホールのどこか不器用な親子関係が、大惨事によって互いを信じ思いやる気持ちに目覚める展開も見ていて涙こそは出ていませんでしたが感動しました。人間いつ死ぬかはわかりませんが、不器用でも伝えたいことがあるなら早めに言っておいた方がいいのかもしれませんね、後悔しないうちに・・・。 7点(2004-06-13 10:31:03) |
25. アンダーワールド(2003)
《ネタバレ》 ケイト・ベッキンセールの大胆なイメチェンに驚きながらもこの映画独特のダーク感にそこそこ酔いしれながらも、ラストはなんか消化不良な感じがしてしまいました。アクションを期待していた私ですが、吸血鬼VS狼人間の仁義なき戦いで、かなりキャラクター同士の関係が複雑に入り組んでいてまるで昼ドラを見ているように思えました(笑)ケイト・ベッキンセールはまたもや吸血鬼と狼人間が出てくる映画「ヴァンヘルシング」に出演しているようですが、個人的にはこのまま戦う女性役を演じている方が彼女に合っているように思えます。 5点(2004-06-13 10:14:34) |
26. 木更津キャッツアイ 日本シリーズ
《ネタバレ》 TVシリーズのそれほど熱いファンではありませんでしたがそこそこあのバカバカしいノリに付いて行くことができ楽しめました。しかし、冒頭がかなりインパクトがあり面白いだけに、あのままの面白さを維持し終わって欲しかったですが、謎の島に流されたあたりからテンションが下がってしまい、ゴミンゴ登場後も映画がとても長いように思えてしまいました。あと下に書かれている方もおられますが、私もあまり新鮮味がないTVとそれほど変わらない内容に見ていて「いつも通り」と思ってしまうところがありました。特にキャストに関してはクドカン作品に出たことがある人が多かったので、もう少し意表のついたキャスティングにして頂きたかったです。 6点(2004-06-13 10:05:12) |
27. ロスト・イン・トランスレーション
《ネタバレ》 それぞれ言葉というコミュニケーションの手段を失った男女の間に生まれた孤独感と友情そして恋心を丁寧に描いた良い映画だと思いました。この映画の好きなところは、ビル・マーレイ演じる中年の危機を迎えている俳優とスカーレット・ヨハンソン演じるダンナに構ってもらえない女性の孤独感をとても印象的に描いているところです。知らない土地に出かけてもホテルからなかなか出れずテレビばかり見てしまったり、勇気を出して出かけてみてもその土地の文化をすぐには理解できず疎外感を感じてしまうことはあると思います。そんな人生にも街にも迷い込んでしまった二人が、出会ったことで少し前向きに生きていこうと思う不思議な出会いの物語にロマンチックという言葉が見事に当てはまると思いました。笑いと切なさのバランスも最高で、わけのわからない説明をするCMの撮影監督、適当に訳す通訳、モノマネを強要するカメラマン、LとRの発音が出来ない自分を最高のプレゼントとのたまう女、歌の下手ないけ好かない女優、独特なオーラを放つ病院の待合室の老婆、そして嘘つきハイテンション芸人マシュー南など、この映画を見た外国の方ならずとも日本人も「こわーい」と思ってしまう強烈なキャラばかりで楽しめました。日本は本当はこうではないと思うところもありましたが、なかなか鋭いところをついていると思うシーンもあって、こういう日本を舞台にした映画が苦手な人も見て欲しいと思った作品でした。 8点(2004-06-09 18:51:22) |
28. ブルース・オールマイティ
《ネタバレ》 話の内容的にはそれほど驚くようなものはないのですが、この映画を見て改めてジム・キャリーの顔芸に驚かされました。次から次へと彼の顔の表情は変化し、CGで顔をイジっているのではないかと思いたくなるほどユニークな変化でした。映画の内容が楽しめなかった人は今度はジム・キャリーの顔を凝視して見直してみると面白いと思いますよ。個人的にはジム演じるブルースのライバルであるアンカーが、ブルースの力によってTVの放送中にとんでもないことになってしまうシーンがお気に入りです。意外に長いあの狂った喋りのシーンだけでもこの映画を見てよかったと思います。人の願いは尽きないですが、神様に願うよりも自分で行動した方が早そうですね(笑) 7点(2004-06-02 18:09:48) |
29. 折り梅
《ネタバレ》 この映画のテーマは、決して誰もが他人事ではいられないような老いについて描いていて、見ている側に静かに深く訴えかけてくるものがありました。誰もが介護する側と介護される側の両方を経験するわけではないですが、この映画ではその両側の気持ちを丁寧に描いていてその両者の気持ちをこの映画を通してうかがい知ることが出来ると思います。特に、原田さん演じる主婦が介護はするけれども自分の仕事は続けたいという気持ちや嫁にどこか素直になれず痴呆が進むうちに嫁に見捨てられるのではないかと心配し家を飛び出した嫁を吉行さん演じる姑が探しに出るシーンは印象的でした。人は美しく咲く折り梅のようにたくましく生きていけるそんな老いに対して少し前向きな気持ちにさせてくれる映画でした。それにしても原田さんや吉行さんの演技は素晴らしいのに対して雅さんの演技は・・・。聞き慣れている関西弁でやっていただきたかったです(汗) 7点(2004-06-02 18:01:35) |
30. g@me.(2003)
《ネタバレ》 見終わった後、仲間さん演じる女性のわがままぶりに最初から最後まで振り回される藤木さん演じる男性の方に「こんなベッピンさんに出会ったら私も絶対振り回される」と思いました。見始めた頃は、藤木さん演じる男性のキザぶりというかインテリぶりに嫉妬していた私も、最後は同情の気持ちでいっぱいでした(笑)サスペンスと恋愛をうまく絡めたなかなか面白い作品で、二転三転する展開も楽しめましたし、なんといっても美男美女だから絵になる映画だと思いました。あぁ、私も仲間さんみたいなベッピンさんを誘拐してみたいです(よからぬ想いをお許しを!)。 7点(2004-05-28 19:12:38)(笑:1票) |
31. スカイハイ[劇場版](2003)
《ネタバレ》 テレビシリーズを見ていた私には、テレビとは違い北村監督らしい作品になっていた点はマイナスとなってしまいました。確かに終盤の工藤VSイズコの対決はなかなか見応えがあって良いのですが、それ以外でも何度も似たようなアクションシーンが出てくるので、見ているうちにだんだん見飽きてしまう感じでした。個人的に「スカイハイ」の重要な所は、死者が何故自分は死んでしまったのかを知る過程とその後にどのような気持ちを抱えどんな選択をするかであると思っていますので、アクションシーンを撮ることが売りの北村監督には少々向いていなかった作品だと思いました。ただラストのイズコの「お逝きなさい!」はテレビシリーズ同様シビれました(笑) 7点(2004-05-28 18:58:35) |
32. ドーン・オブ・ザ・デッド
《ネタバレ》 個人的にはホラー映画は嫌いではないのですが、どうも劇場で見たいと思う作品はこれまであまりなく、いつもレンタルで済ましてしまいがちでした。しかし、この映画が全米でヒットし、私の大好きな海外ドラマ「ER」でプラット役を演じているメキー・ファイファー(この映画では妊娠した妻を最後まで愛するアンドレ役)が出演している知り、予告編も大量にオンエアされていたため劇場に見に行きました。監督がアーティストのPVなどを手掛けていたこともあって、映画の冒頭に流れる悲観的な歌に乗せて流れる衝撃的な映像の数々に心奪われてしまいました。結局は全員全滅したかもしれないと言う終わり方をしていましたが、何よりもこの映画の良かったところは、どんなに絶望的な状況に置かれても、人はそう簡単には希望を失わないという人間の強さを描いているところでした。愛する人を失い生きる希望さえも失ってしまいそうな状況に置かれているにもかかわらず、主人公サラの絶対生き残ってやると言わんばかりに次々とゾンビを倒し続ける姿になぜか感動してしまいました。個人的に一番お気に入りのシーンは、ゾンビの大群にトラックが突っ込むシーンですね。その後の調子ノリのおっさんがトラック内でしでかす大失態には笑いが止まりませんでした(笑) 7点(2004-05-23 18:18:01) |
33. コール
《ネタバレ》 シャーリーズ・セロンは美しい、ダコタ・ファニングちゃんはかわいい、ケビン・ベーコンは○ン○ン丸出し・・・、これくらいしか印象に残っていないです(汗)誘拐の理由がわかるまではそれなりに緊張感を持って見れたのですが、やはり展開が私の苦手な仲間割れパターンということで、見ているうちに犯人側の手ぬるさにイライラしてしまいました。ケビン・ベーコン演じる犯人が、自分の子供を医療ミスでなくした復讐と言いつつも、自分の単なるリビドーを満たしたいがための行動には見ていてうんざりするほどでした。つくづくケビン・ベーコンにはあういう自分勝手で気味の悪い役が似合うなぁと思ってしまいました。 4点(2004-05-23 17:47:58) |
34. ビッグ・フィッシュ
《ネタバレ》 父親が死をむかえるにあたって本当のことを聞きたかった息子が、最後には父エドワードにとっては最高の親孝行となるであろう脚色した話で、父親を安らかに送り出そうとする展開に、私は涙が止まりませんでした。自分の人生を語るときに、多少なりとも人は話の脚色をしてしまうと思います。でもここの話の数々は、どれも夢や希望に満ち溢れていて、聞くものの心に潤いをあたえるもので、私も真実か嘘かは気にはなりませんでした。父親が死んでしまって悲しいけれども、父親が話してきた物語の中で一生彼は生き続けるだろうと言う息子の言葉通り、人は肉体をなくしたとしても、その魂はいろんな話やモノに宿って、人々に愛され続けるのだなぁと感じました。死ぬということはとても悲しくてやりきれないものがありますが、死ぬときはエドワードのように愛するものに見送られて安らかに旅立ちたいものですね。 9点(2004-05-16 22:10:43)(良:1票) |
35. リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い
《ネタバレ》 何も考えずに見ている間はそこそこ楽しめる映画でした。しかし、見終わった後は「ショーン・コネリー死んじゃったのね。実生活でもそろそろ・・・」と心配になってしまいました(汗)周りは化け物だらけなのにショーン・コネリー演じるアランは、それに負けず劣らず彼らをまとめ敵と戦う姿がカッコよかったです。個人的にはネモ船長の異常な強さに感服しました。ノーチラス号を開発するほど頭も良くて、剣術もできるなんて凄すぎますね(笑) 6点(2004-05-05 21:55:09) |
36. ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
《ネタバレ》 ラストのビデオに映ったデビッド・ゲイルの表情が忘れられません。淡々とストーリーが進む中どこか他人事かのように見ていた私の目を覚ます後半の衝撃的な展開には、見終わった後に心の奥底にまで悲しみが深く刻み込まれました。自分の命を犠牲にしてまでも死刑制度に異議を唱えるべく計画を実行するビデオに映ったコンスタンスの姿に涙が止まりませんでした。ただこの作品を見終わったあとにいろいろ考えさせられましたが、今のところは死刑制度の是非については自分の中では結論が出せそうにないです・・・。 8点(2004-05-05 21:46:37) |
37. スクール・オブ・ロック
《ネタバレ》 ロックバンドの仲間からクビを言い渡された熱き魂を持つロッカーが、友人の代用教員に成り済まし、エリートばかりが集まる学校に乗り込み、そこでクラシックを演奏する彼らを目撃してロックを教え込みバンド大会で賞金を勝ち取ろうと企むといういかにも面白そうなストーリーにひかれ見に行きました。映画を見始めて終わるまで映画館が割れんばかりの大爆笑に包まれていました。それは今まで私が見たこともない光景で、よく映画を見て笑ったりすると妹に「もうすこし静かに笑え!」と注意されるのですが、今回はその妹さえも周りとともに大爆笑していました。映画に登場するキャラクターひとりひとりをいつのまにか主人公がそれぞれの良さを引き出し、ロックの虜にし立派な熱き魂を持つロッカーに仕立て上げてしまう過程が大変楽しかったです。ジャック・ブラックを「愛しのローズマリー」で見たときは、ぽっちゃりしていてどこにでもいるようなおっさんとしか思えなかった私ですが、この映画に出てくる彼はそのときの私の考えを打ち砕くかのようにロックしていました。終いには彼が動くたびに笑ってしまうほど彼の演技にハマっている自分がいました。エンドロールになっても誰一人立ち上がろうともせず、ジャック・ブラックが映画を見ている人たちに向かって歌っているシーンでも笑いが起こり、映画が終わるのがとても惜しい気持ちでいっぱいになりました。もちろん映画を見終わった後はサントラをすぐに買いに走りましたし、サントラを聞く度にあの数々の名シーンが目に浮かび上がります。この映画は私にとっては唯一無二のコメディー映画になったと言えるでしょう。ロックがあれば明日も生きていける! 10点(2004-05-03 21:45:03) |
38. パール・ハーバー
《ネタバレ》 この映画を見るくらいなら「牡丹と薔薇」や「真珠夫人」といった昼メロの方が面白いと思わせるような作品でした。戦争を絡めれば何でも大作になると思っている製作側の思惑にとことんウンザリしてしまいますね。個人的にベン・アフレックは嫌いではないのですが、こんな映画に出ているようではラズベリー賞に輝いても仕方ないかなぁと思いました。あとケイト・ベッキンセールはこの映画に出てからどこか吹っ切れた感じがします。 2点(2004-05-03 19:09:45) |
39. 氷の接吻
《ネタバレ》 なんだかとてもミステリアスな作品で感想を書くのが難しいです。殺人を犯した一人の女性にどこか惹かれるものがあり、いつのまにか追いかけて挙句の果てには彼女を影ながら助けてしまうというどこか変質的な愛を抱いてしまうユアンの姿に、少しばかり同情してしまう危険な自分に気づいてしまいました・・・(汗) 5点(2004-05-03 18:56:40) |
40. キル・ビル Vol.2
《ネタバレ》 どうしても早く見たくて手当たり次第に試写会に応募して見た結果見事期待以上の作品になり自分の中では昨年の見てよかった映画ナンバーワンになった「キル・ビル Vol.1」でしたが、今回も同じように試写会で見たのですが、今回のデキは私の期待に応えることなく、見た後の感想さえも書く気にさせないほどでした。見終わった後思ったのは「タランティーノは変人ではなく、凡人だった」ということですかね。個人的には前作のような「タランティーノの完全なる変人ぶり」を映画から感じ取れなかったことが一番残念でした。前回描かれなかったいろんな謎や疑問に応えることに終始専念していたように思え、肝心のビルとの決着をつけるシーンも物足りなく感じました。エルとのアクションシーンが良かっただけに、ビルとも泥臭い戦いをして欲しかったです。「北斗の拳」のように「お前はもう死んでいる」という台詞をザ・ブライドが言ったならもう少し点数が上がっていたのかもしれませんが・・・(汗) 5点(2004-05-03 18:48:16) |