21. この世界の片隅に(2016)
《ネタバレ》 見終わってすぐ⇒ とってもいい映画だったが、それほどですかねえ?名作だが、大名作じゃないかな。 結局泣けなかったし。 後日⇒ 知人「どんな映画だったの?ネタバレかまわないから教えて」 私「えっとねえ。まず主人公のすずが◯◯して、それでああなって・・・こうな・・・・・・う・・・・うう・・・・( ;∀;) (;O;) (´;ω;`)ブワッ (あれ???なんで?)」 その後、しゃくりあげ、涙でしばらく言葉がでなかった。 なんなんだ、いったいこの映画は!? [映画館(邦画)] 10点(2016-12-29 02:20:42)(良:6票) |
22. ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
《ネタバレ》 映画の99%はおもしろくない。あるいは普通。 まず魅力的な人物が全く出てこない。なので死んでもなんとも思わなかった。 ただし、新ロボットを除いて。 真の主役はロボット。はじめてSWで萌えたロボットだ。かっこいい。 フォースを信仰してる座頭市はてっきりダースベイダーと戦うのかと思ったが、それもない。 雑魚キャラばっかが相手。なんという肩透かし。 ああ、、、こりゃ全体としては駄作だなあと思ってたら、 なんと残り1%で大逆転。 この映画はダースベイダーを見る映画である。わずか数分の活躍。 駄作が突如神に変わって終わる。いや、つづく。EP4に! [映画館(字幕)] 7点(2016-12-17 21:06:17)(良:1票) |
23. シン・ゴジラ
《ネタバレ》 こういうゴジラを待っていた。 惜しむらくは低予算ということだろう。 やはり特撮部分がバリバリのハリウッドからすると弱い。 ビジュアル的アイディアはものすごいが。 いいたいことはひとつ。 庵野に100億出してやれや!東宝!!!! けちくさい。 つうか、これもう庵野しか作れんぞ。 以上。 [映画館(邦画)] 9点(2016-09-11 03:19:38) |
24. オデッセイ(2015)
《ネタバレ》 脚本はよかった。前半のサバイバルより、後半の救出劇。 ただ、リドリー・スコットの演出はあまりに地味。ダイナミズムにかける。年取るとあざとさが嫌になるんだろう。 淡白な演出。枯れてる。 ブレードランナーやプロメテウスの続編が心配だ。 [インターネット(字幕)] 6点(2016-07-17 00:32:30) |
25. クリード チャンプを継ぐ男
《ネタバレ》 驚くほどまじめすぎる。 なので、くだらなさ、漫画的軽さはないが、ロッキーシリーズのカタルシスがまるでなくなってしまった。 ゾク!と鳥肌がたつような場面がない。興奮できない。 アポロの息子、ロッキーがトレーナー、 しかしできあがったものは、そのどちらの匂いも感じられなかった。 せめて、絶体絶命の時にアポロステップでもやってくれればザワッときたものを。 チャンピオンもイマイチ圧倒的怖さがなかった。 [DVD(字幕)] 5点(2016-05-21 22:36:36)(良:2票) |
26. スター・ウォーズ/フォースの覚醒
《ネタバレ》 ほぼ全てのシーン、全てのキャラが、いや、親子の確執テーマそのものが過去作の焼き直し。 過去のなにかに当てはまってしまう。 こんなん、SWじゃない!やっぱディズニーはだめだな!と言われる恐怖が先に立ち、腰が引けてしまった作品。 むしろ、おお、ディズニーが作ったらこんなに変わるのか!というのを見せて欲しかった。 別にミッキーマウスやドナルドダッグやティンカーベルが出てきてもいいじゃん。 いやさ、ベイマックスくらいは悪乗りして出せよ! まあ、シンデレラ城のオープニングを外した姿勢にもう、その腰抜け具合が象徴されている。 たぶん最初はもっともっと面白い脚本(たたき台)がいくつもあったんじゃないのだろうか? しかし、叩いて叩いて、叩きまくって、全然角がなく、丸っこい軽石になってしまいました・・・というような映画でした。 それでも敵にオーラがあればまだよかったが。 それすらない。弱い。あいかわらずアホで抜けてて弱すぎて悲しくなる。 [映画館(字幕)] 4点(2015-12-31 00:22:01)(笑:1票) (良:1票) |
27. ターミネーター:新起動/ジェニシス
《ネタバレ》 やっと、あのキャメロンの2を超えたと思う。 しかも、遥かに。 エンドロール後は余計だが、3部作にするつもりなんで仕方ないか。 素晴らしい。 CGはもう隔世の感がある。 記憶は美化されるのでもう一度過去作を見なおしてほしい。 これが現時点でのベスト。 タイムスリップがややこしいという評価もあるが、 そうだろうか。すっきりしてますよ。 もっとややこしいのもある。 久々にオススメの傑作!! [ブルーレイ(字幕)] 9点(2015-11-18 00:20:53) |
28. バケモノの子
《ネタバレ》 もはや監督は枯渇した感がある。今までの映画のいいとこを寄せ集めただけの映画になってしまった。 ぶっちゃけ、時かけの男の子+勉強したいおおかみ男でサマーウォーズやりましたという感じ。 サマーウォーズは悪意を持ったAIの暴走だが、今度は人間の心の暴走。手や品は変えてるがおんなじ。 キャラはそれぞれ魅力的なのにまったく活かせてない。脚本をじゅうぶん練り上げてないので散漫。 賢者を回る旅もつまんない。ただのダイジェストになってしまった。 最後は念能力の戦いというのもよくない。あそこはもっと互いの肉体を使ったバトルでないと何の意味もないではないか。 なんで鯨?しかもその鯨攻撃のしょぼいこと。主人公が反撃するのをいちいち待ってる感じ。昭和のバトルじゃないんだから。 鯨攻撃の弱点も主人公に勝たせるためにとってつけたよう。 心臓バクバク、手に汗握るドキドキハラハラもない。 絵もよくない。ラスト、目覚めた男の子、主人公の九太かと思ったら、一郎彦でした。 もっと描き分けて欲しい。 吹き替えは総じてうまい。役所はさすが。「清州会議」の柴田勝家の愛すべき剛直なバカを想起する熱演。 ただひとりぶち壊してたのは宮崎あおい。彼女には男の子の声は無理だとわかった。どう聞いても女。 [映画館(邦画)] 4点(2015-07-12 05:00:40) |
29. ゴーン・ガール
《ネタバレ》 話はものすごくおもしろい。 三浦事件、松本サリン事件、いや、STAP細胞事件まで想起してしまった。 証拠は全て、容疑者(?)が犯人ということを示している。 マスコミも評論家も世間も全員、ああ、こいつが犯人ですわと決めつける。 しかし。。。という映画。 欠点もある。フィンチャーも老成してしまったのかイマイチ演出に躍動感、 ダイナミズム、メリハリがない。 だいたいどの監督も年をとると、青臭さ、あざとさを排除してしまい、 じみ〜な演出になる傾向がある。枯渇したんじゃない、「若さ」「暴走」を嫌うのである。 もっと見栄を切った派手な演出のほうがこの作品にあってたのではないのか。 かなり惜しい作品。 [映画館(字幕)] 7点(2014-12-31 20:09:34) |
30. ベイマックス
《ネタバレ》 108分にしては少々長く感じた。 もう少し整理できたかもしれない。 が!! 劇場は至るところで女性のすすり泣き。ガキも多かったがシーンと見ていた。 ベイマックス=兄 つまりヒロは最後に兄を切り捨てるのだ。もうだいじょうだよって。 これは泣くでしょ! そして、 「教授を殺せば心が落ち着きますか?」 「そうだ!いや、違う!」 この葛藤。素晴らしい。 良作でした。 [映画館(吹替)] 9点(2014-12-27 21:01:00)(良:1票) |
31. 清須会議
《ネタバレ》 なかなか面白かった。無理矢理笑わせようというところがないのに笑える。 最近では一番好き。12人の優しい日本人にも通づるところがある。 ものすごく続きが見たくなった。 だってこれからすごいですよ。 更に複雑怪奇、激動の展開になるはずで。 とにかく、大泉の秀吉の魅力! 千利休との確執も三谷ならどう描くのか。 清州会議2というタイトルにはできないだろうが、この後の秀吉が見たい! [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-09-17 00:54:33) |
32. GODZILLA ゴジラ(2014)
《ネタバレ》 なかなかの問題作でした。 私は怪獣ムートーに感情移入してしまった。 自然のバランスを守るなどという大義名分で、ムートーの子供たちを虐殺するシーン。 何様なんだろう、人間は。人間=自然なのか。 虐殺された子供を見て悲痛な叫びをあげる怪獣。 ゴジラのメタボ的造形はどうかと思ったが、動くとなかなかいい。 岩が動いてるかのよう。巨大さもいい。 日本のゴジラは最初、キグルミ感~平成になってフィギュア感が出て嫌だったが、 これはきちんと生物感がある。素晴らしい。 正攻法の凶暴さも出てる。凶暴さを出すために白目にしましたなどという安易な子供だましじゃない。 背びれが徐々に光ってエネルギーを吐くときのかっこよさ! これも日本の平成ゴジラのようにサービス過剰、垂れ流したりしない。 ここぞというときに使う。そのかっこよさにトリハダがたった。 日本のスタッフはよく予算を口にする。ハリウッドは予算があるからねえなどと。 そんなもんは負け惜しみだ。仮にハリウッドに匹敵する予算をもらっても 日本映画人の映像感覚じゃこの迫力ある映像は無理だ。 ただ、多くの人が指摘してるのだが、怪獣たちは、いわば全編チラ見せ、寸止め攻撃なのだ。 ほんとにいいところで、やっと全部露出するという憎い演出。 日本ゴジラのモロ出しショーに慣れた人たちは欲求不満が爆発するだろう。 私は大いに気に入った。 モロ出しゴジラに飽々してたので。 次回は是非キングギドラをだしてほしい。 この技術でキングギドラを見ることができたなら!!! [映画館(字幕)] 8点(2014-07-26 19:52:40)(良:1票) |
33. 思い出のマーニー
《ネタバレ》 この監督、本当にダメだと思う。設定が全然生かされておらず、妙な箇所がいっぱい。 順不同にざっと列挙していく。 1:喘息設定、途中で忘れてませんか?倒れた時も喘息症状まったくなし。 2:ふとっちょ豚の年齢っていくつ?突然大人顔負けの哲学的なこと言い出して違和感。 で、この豚女がカッターで脅したとか嘘ついたり、もう終わり!仲良くしよ!なんていいこといっときながら、 ウジウジと後で親に密告して泣きついたっていう最低のクズなんですよね。 なのになんでいい子設定になってるんだか。何様なの?って態度に終始不快感。 こういうやつが成長するとモンスターペアレンツになるのだろうか。 そもそもこいつ必要? 3:豚の親が怒鳴りこんできて、彼女が帰ったら、速攻で家に入ろうとする主人公の無神経さ。 普通は罪悪感で家に戻れなくって逃げようとするでしょ。 4:預けられた夫婦の太った奥さんのほう。「太っちょ豚って言ったのはよくないわね」 あれ??この奥さん、主人公には問いただしもしないで、豚の親の言うこと信じたんだ?カッターも信じたの? だいたいこの夫婦も偽善者だなあ。気持ち悪いくらい主人公を怒らないのに、簡単にクレイマーのいうことは 信じてしまう。 5:十一、必要でしたか? 6:眼鏡っこ、必要でしたか?日記など見つけるのは主人公じゃないと。メガネっ子の兄貴の存在感のなさ。 7:マーニー、杏奈にもきれいな服を持ってくるのかと思ったら、ババアのショールを無理やりかぶせて 花売りに仕立て、金持ちたちの前に晒し者にする羞恥プレイを強制。 杏奈はかわいそうな乞食のような扱いを受けます。 しかも、自分は杏奈そっちのけで恋人と踊ってるという。 私はこの女を絶対好きにはならない(怒) 8:だいたい大金持ちがあんな不便なとこに家を建てるという不自然さ。 ファンタジーにしても無理やり過ぎます。 アリエッティに続き、後半やはり顔が崩れてるところがある。 宮崎は絶対こういうの許さない。 幼稚園児の動きがかなり鈍重。 一番困ったのはマーニーにまったく魅力がない。 この人、杏奈の救いなんでしょ?もっともっと強烈な個性を描かなくては。 宮崎ならもっともっとはじけまくる夢の様な少女を描いたでしょう。 この人にはもう期待しないな。私は宮崎吾朗監督に期待します。 コクリコでは才能の片鱗を見せつけてくれた。 [映画館(邦画)] 2点(2014-07-26 07:43:09) |
34. オール・ユー・ニード・イズ・キル
《ネタバレ》 戦闘シーンは特筆もので、スターシップトゥルーパーズとプライベートライアンが混ざり合ったようなものすごさ。そういえばクリーチャーもスターシップ的だ。 トム・クルーズの演技が素晴らしい。成長していくにつれナチュラルに表情が変化していく。 日本人俳優ならわざとらしい、あざとい演技になってしまうだろう。 ヒロインはあまり魅力を感じなかった。ゆえにトムとの悲恋もあまり感情移入できなかった。 力不足、オーラ不足。 内容は、ゲーム。ある面を攻略するために何度もリセットしたという経験はないだろうか。まさにそれ。 ラストのオチは途中からわかってしまったのが惜しい。 この手の時間ものなら、バタフライ・エフェクトをお勧めする。こっちのほうが上。心をえぐられるだろう。 [映画館(字幕)] 8点(2014-07-12 20:26:50) |
35. ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録
《ネタバレ》 描かれてる内容(記録)はものすごく面白いんだけど、編集が悪い。 もっと衝撃的にテンポよく見せられたはず。その手の本を読んだほうがいいかも。 [DVD(字幕)] 4点(2014-07-09 05:37:29) |
36. タッカー
《ネタバレ》 隠れた名作!素晴らしい。なんでもっと評価されないのか。 理想の車を目指すが、妥協を余儀なくされるシーンも宮崎の風立ちぬより面白い。 素晴らしき英雄失格の物語。 [レーザーディスク(字幕)] 9点(2014-07-09 05:33:48) |
37. 地獄の黙示録
《ネタバレ》 戦闘シーンのみ10点、それ以外は0点以下というとんでもない映画。 [DVD(字幕)] 3点(2014-07-09 05:29:33) |
38. ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃
《ネタバレ》 一言で言うと。キングギドラ、首短くちっこい! いやあ、こんなかっこわるい造形のギドラ初めてみたわあ。 今までは生き残っていたような人間が簡単に死ぬような描写はよかったんだけど。 火を吐かないバラゴンなんてバラゴンじゃないわ。あんなのマグラーだ。 あと白目ゴジラは気持ち悪い。白目にしたから怖いだろうなんて、なんと低レベルなんだろう。 全体的にバランスが悪く不格好。CG部分が低レベル。これほんとに評判よかったんでしょうか。 バランは見たかった。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2014-07-08 22:14:03) |
39. トリハダ -劇場版-
《ネタバレ》 TV版を大きく超えたとは思わない。むしろパワーダウン。傑作選を見たほうがいい。 期待の笹野鈴々音も断然TV版がよかった。彼女のせいではなく脚本がイマイチなのだ。 2に期待します。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-07-07 04:37:32) |
40. 渇き。(2014)
《ネタバレ》 久々に中島監督の大失敗作。テンポ良さ気に見えて冗長。3時間くらいに感じた。 テーマはこれ人間の愛と狂気なら前にやったじゃん。「告白」や「松子」で。なんでまた? 若い子の軽い狂気、好きですねえ。 おお!!こいつが黒幕だったのかあああ!!こいつが犯人かああ!とかいう驚きもなにもない。 すべて他人ごとに感じる。見事に感情移入できない。 グロだのなんだの言う人が多いが、たいしたことない。コレ以上の映画なんかいくらでもある。 このストーリーって、むしろ完璧に推理ミステリードラマ風に調理したほうがよかったんじゃないだろうか。 役者は役所広司は熱演だがイマイチ単調。娘の小松菜奈はうまいがゾッとするような悪魔のオーラがない。 こんなガキに惹かれるかという感じ。妻夫木はなかなかよかった。 とにかく進撃の巨人のほうを降りてやるような映画じゃない。 大駄作。ぶっちゃけてゆうと、この映画の言葉を借りると「クソ」つまらん。 以上。 [映画館(邦画)] 2点(2014-06-29 01:16:02)(良:3票) |