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21.  カメラを止めるな! 《ネタバレ》 
言い訳するわけじゃないけど今ほど話題になる前に見に行こうと思っていたのよ、でも休みが取れず今になっちゃった(笑)。それはさておき、これはアイデアの勝利ですね。 「ゾンビ映画を撮影していたクルーに本物のゾンビが襲いかかる」というあらすじ(!)だけは知っていたので、最初のゾンビ映画に出てくるゾンビが本物(?)っぽくないことや、その他いろんな違和感があとのネタばらしでスパッと解決するのがとても気持ちよかったです。  (ここからネタバレ。といってもすでに見た方にはなんてことない情報ですが。)  映画の構造としては、本編と思っていたものが実は劇中劇でその後にその劇中劇の制作の舞台裏を見せる、という構造。でもそういう映画は過去にあった。でもこの作品が面白いのは、その劇中劇の舞台裏を見せる所も劇中劇(演技)だということ。今までのは、舞台裏は「本物の」スタッフが登場しているのだが、この映画ではそのバラシに登場するスタッフも役者だということ。つまり劇中劇の外側にもう一つ劇中劇があるのだ。ならばこの映画を「本当に」作った「本当の」スタッフはいつ出てるのか・・・エンドロールです。というわけでこの映画は三重構造の映画なんですね。
[映画館(邦画)] 8点(2018-08-17 00:15:33)
22.  GODZILLA 決戦機動増殖都市 《ネタバレ》 
前作を素直に楽しめた身としては、今作も(3部作の2作目というつなぎではありますが)とても面白く拝見しました。理論的な整合性を取るがためにややカタルシスに欠ける展開ではありましたが・・・。また、前作のラストでメカゴジラが出るような予告をしておいて結局出たのはメカゴジラを作る過程で手に入れた技術で作られたメカゴジラという名の都市兵器だった、というのはやや肩すかしではありました。今作のラストの予告によれば次回はギドラが出るらしいのですがどうなることやら。
[映画館(邦画)] 8点(2018-06-04 23:43:45)
23.  トレイン・ミッション 《ネタバレ》 
リーアム・ニーソンを意識するようになったのは96時間シリーズを知ってからです。つまり私は中年アクション俳優としてのリーアム・ニーソン(の作品)が好きなようです。あとになってシンドラーのリストやスターウォーズEP1等にも出ていたことを知りました(どちらも劇場で見たのに)。シンドラーのリストのような崇高なテーマの作品に出た人が、96時間シリーズや今作のようなB級ジャンルの映画に主演してくれることが単純にうれしいです(断っておきますがアクション映画はえてして映画全体の中ではB級に分類されがちと言っているだけで、決してこの映画がB級と言っているワケではありません。でもTHE COMMUTER<通勤者>という原題に比べるとトレイン・ミッションという邦題からはB級臭しかしませんが)。電車内で何か起こるたびに即座にリーアムを誘い込んだ黒幕の女から電話が入るのが、いくら仲間が監視している(?)からといって無理がある気がしないでもないですが、最後まで飽きさせない演出はいいと思います。だけどちょっと不満なのは黒幕の女の正体が最後まであやふやだったことと、その女が奪おうとしていた「証拠」が結局何だったのかわからなかったこと。でも今作も私好みのとても面白い作品でした。あと、エンドクレジットの見せ方も凝っていて良かったです。
[映画館(字幕)] 8点(2018-04-03 01:48:35)
24.  ボブという名の猫 幸せのハイタッチ
麻薬中毒から抜け出そうと努力している主人公の生活にボブ(猫)がだんだんなくてはならない存在になっていきます。そのプロセスを見ててある種の幸せを感じました。やっぱり事実をもとにした映画は(原作の時点で)面白さが確約されているのでは安心して見れますね。あと、主人公はストリートミュージシャンなのですが、歌っている歌が素晴らしい!見終わってすぐにサントラを買ったほどです。
[映画館(字幕)] 8点(2017-12-04 19:04:53)(笑:1票)
25.  GODZILLA 怪獣惑星 《ネタバレ》 
SF映画として普通に面白かったと思います。ゴジラだから怪獣映画にしなければという気負いや先入観を持たずに作られていて、シン・ゴジラとは異なる方向性を打ち出したことが良かったと思います。特に、ゴジラの攻撃耐久力や熱線の発生メカニズムなどは詳しく考えられていて秀逸です。今後の(特撮版含む)ゴジラに影響を与える可能性が大いにあると思います。とはいえシン・ゴジラとの繋がりも多少あり、シン・ゴジラの最後の場面でゴジラの尻尾から新しいゴジラ(らしきもの)が生まれつつある描写がありましたが、ゴジラが単体生殖生物だというシン・ゴジラでの設定がこの映画でも採用されています(これ以上詳しく説明するとこの映画のネタバレになりますのでこの辺で止めておきますが)。3部作ですので、続きが非常に楽しみですね。あと、タイトルが『ゴジラ 怪獣惑星』ではなく『GODZILLA 怪獣惑星』だったのは2014年のギャレス・エドワーズ版GODZILLAに敬意を払ったからですかね?ゴジラの顔もギャレス版ゴジラに似ていますし。
[映画館(邦画)] 8点(2017-11-19 11:33:45)(良:1票)
26.  メッセージ 《ネタバレ》 
なかなか深みのあるSF映画です。異星人とのコンタクトが(表面上の)テーマのSFですが、インディペンデンス・デイのようなエイリアンとのドンパチは全くありません。言語学者の主人公がエイリアンとの交流役になり、彼らの言語を解明してゆく過程がストーリーのメインとなります。主人公は時々娘との思い出をフラッシュバックするのですが、その都度エイリアンの言語解明に繋がる場面が思い出されます。勘のいい人は娘との「過去の」思い出に現在の問題を解決するキーワードがことごとく出てくることを不思議に思うでしょう。実はそれが主人公がエイリアンとの交流で手に入れる「あるもの」と繋がってくるのですが・・・。とても良い映画だと感じました。2回見ると2回目は初回と全く違った感想を持つでしょう。個人的に不満点を挙げるならば、テーマが分散されていてちょっとわかりにくいかな、という印象を受けました。異種生命との交流がテーマなのか、家族のあり方みたいなものがテーマなのか・・・再度見ると自分にももっとわかってくるのかもしれませんが。最後に、エイリアンの声とも宇宙船が発する音とも似ている環境音のようなBGMが素晴らしいです。
[映画館(字幕)] 8点(2017-05-21 20:58:07)(良:1票)
27.  LION/ライオン 〜25年目のただいま〜 《ネタバレ》 
良い映画でした。実話を元にしていることをある意味売りにしているので結末がわかった状態で鑑賞するわけですが、そんなこと(結末がわかっていること)を忘れるくらいぐいぐい物語に引き込まれます。主人公が迷子になった5歳当時の記憶なんておぼろげなものだろうによく実家の場所を突き止められたものです。主人公はついに生き別れた家族と対面するのですが、やはり感動しますね。タイトルの「ライオン」ですが、内容にあまり関係ないと言えなくもないです。
[映画館(字幕)] 8点(2017-04-09 20:41:14)
28.  キングコング: 髑髏島の巨神 《ネタバレ》 
これぞ怪獣映画!  着ぐるみで撮影していた昔と違い映像が素晴らしいので違和感なく楽しめます。特にコングが天敵と対決するところのカタルシスといったらもう!  映画・アニメ・ゲームに造詣が深い監督のようで、いろんな作品からの引用やオマージュが散りばめられているらしいのですが、そんなことに気がつかなくても全然OKです。  巨大生物が出てくるということでシン・ゴジラと比較する向きもあろうかと思いますが、比較対象になりません。こちらは「怪獣映画」で、あちらは「有事における政治シミュレーション映画」ですから。ちなみにシン・ゴジラがだめといっているわけではありません。ジャンルが違うと言いたいだけで、シン・ゴジラも傑作です。あしからず。  原題の副題である"SKULL ISLAND"を「髑髏島の巨神」という怪獣映画っぽい邦題にしたのもグー。  ちなみにヘリが落とす観測機器(という体を成した爆弾)のサイズミックというのは地震という意味です。現実には、海底などで強制的に振動を起こして地中を伝わる振動波を離れた場所で観測することで、その地層がどんな組成をしているか観測する技術です。
[映画館(字幕)] 8点(2017-03-28 18:45:14)
29.  サバイバルファミリー(2017) 《ネタバレ》 
矢口監督らしい映画だと感じました。素直に面白いといえる映画だと思います。シチュエーションを固定した状況を描くのがとても上手い監督ですよね。タイトルからは「いかに生き延びるか」というハウツーものを想像するかもしれません。そういう要素ももちろんあるんですが、それは極論すれば付け足しに過ぎません。監督も言ってることですが、この映画の本質は家族のあり方です。地球規模で電気が全く無くなる世界。発電・送電はもちろんのこと、乾電池や車のバッテリーさえもなぜか使えなくなる世界(さすがに乾電池やバッテリーまでも働かなくなるのは設定として粗がありすぎだとは思いますが)。なので国内はもちろん海外からも救援が来ない世界。そんな世界で主人公一家はどう動くのか、その結果家族がどのように変わっていくのか、それを考える映画だと思います。笑える場面や泣ける場面はほとんどありません。最後にサバイバル最中の一家を写した写真が送られてくるのですが、その場面はちょっとじんときました。過去の矢口作品に好きなものがあるなら見て損はしないと思います。あと、設定が設定なのでサバイバルが進むとほとんど他人と会わなくなるのですが、CGを極力使わなかったそうなので撮影の際の人払いは相当大変だったろうなと思いました。
[映画館(邦画)] 8点(2017-02-14 21:36:52)(良:1票)
30.  映画 聲の形 《ネタバレ》 
原作未読ですが、少年マガジンに掲載されたときにかなり話題になったことや、聾唖をテーマにしているということは事前に知っていました。で、見た感想ですが、濃密な2時間でした。原作からどのくらいのエピソードを拾っているかわかりませんが、かなり密度の濃い映画に仕上がっていると感じました。一応主人公の男女の恋愛が表のテーマになっているようですが、恋愛はあくまで付け足しと思えるほど裏にいろいろ普遍的なテーマが含まれていると感じました。それと硝子を演じた早見沙織の演技が素晴らしかったです。私は親類に唖者がいるので人よりは唖者のしゃべり方を知っているほうだと思いますが、硝子のしゃべり方は(こういう言い方は良くないかもしれませんが)かなり上手だと思いました。あと、比べることではないかもしれませんが、個人的には君の名は。より聲の形のほうが好きな作品ですね。
[映画館(邦画)] 8点(2016-09-22 21:43:12)
31.  IAM A HERO アイアムアヒーロー 《ネタバレ》 
久々に面白い邦画を見たという感じです。原作未読。ぶっちゃけていえばゾンビ映画です(劇中でゾンビとは一言も説明されていませんが、噛まれると感染したり、ヘッドショットでないと死なないというのはゾンビそのものですね)。邦画でこんなにスプラッターにしていいの?ってくらい血しぶきが飛び交います。まあCGなんでしょうが、血みどろでグロいのは確かです。しかし、血の量が多いにもかかわらず本場のゾンビ洋画に比べて割とあっさり見れる印象を受けました。その辺が邦画らしいです。ゾンビとはいえ元は人間である敵をショットガンで撃つことにためらいを見せていた主人公が後半意を決して引き金を引くシーンは、ダイ・ハード1で黒人警官がトラウマを克服して引き金を引くシーンを思い出しました。あと、テレ東(劇中では「東テレ」)が特別番組でない限りは大丈夫というネタが盛り込まれていてクスッときました。いろいろ検証し出すと粗が出てくるんでしょうが、海外のファンタスティック映画祭でウケたのもわかる気がします。
[映画館(邦画)] 8点(2016-04-23 19:57:34)
32.  ザ・ブリザード 《ネタバレ》 
冒頭でまず「実話に基づいている」と字幕が。これが後々効いてきます。大時化のなか真っ二つに割れたタンカーの船員を救助する沿岸警備隊の話ですが、この大波ではいくら何でもその小型救難艇では航行できないだろという描写が出てきますが、冒頭で実話に基づくと出てるため、ああ実際このくらいのすごい大時化でも大丈夫だったんだなと納得できるのです。一方、実話に基づく話であるが故に大幅に脚色できないというジレンマも発生するわけですが、この映画は『アポロ13』のように結論は見えていてそこに至る過程を体験する(楽しむ)映画であるので、逆にストーリーを追うことに集中できます。そのため素直に感動することができ、見終わった後いい映画を見たという気分になりました。映画を見て面白かったと感じることは多々あっても、いい映画と思えることはなかなかありません。エンドクレジットに役者が演じた人物とその人物の実際の写真が並べて出てくる演出もベタといえばベタですがとてもクるものがありました。 でもすべて手放しでは褒められない点も。まず、救難艇に乗る人数について。救難艇は定員が12名で限界まで乗っても22名までとセリフで説明されていたのに実際は32人もの人が救助されました。それに元から乗っていた警備隊員4人を含めると36人も乗ったことになります。でも沈みませんでした。どうやって解決したのか全く説明なく終わっていまいました。また、次に邦題について。『ザ・ブリザード』なんてB級災害パニック映画のような安っぽい邦題をつけないでもらいたかったです。原題は"THE FINEST HOURS"、直訳すると「最良の時間」となるわけですが、タンカーの船員が船をわざと浅瀬に座礁させて浸水を遅らせ時間を稼いでいるときに「この間に救助を待とう」というセリフがあるのですが、字幕では救助となっていたところがセリフではrescueではなくthe finest hoursと言っていました。つまりfinest hourとは救助のことだけではなく、そこに込められた希望のようなものも含まれている言葉なのです。これはこの映画のキモといえる部分だと思うので、それを生かしてほしかったです。あと最後に、何度も言っているのですが3Dだとメガネのせいで画面が暗くなるので2D版より明るくしてほしいです。制作側はそこのところを全く気にしないのでしょうか。不思議です。
[映画館(字幕)] 8点(2016-02-27 19:24:18)(良:1票)
33.  オデッセイ(2015) 《ネタバレ》 
アポロ13、ゼロ・グラビティ、冒険野郎マクガイバー(1stシーズン)をミックスしたような作品。素直に面白いと感じた。リドリー・スコット監督というとエイリアンやブレードランナーに代表されるような、画面が暗く重い雰囲気の作品が多いなか、主人公のポジティブさも相まって軽快な印象を受ける。船長の趣味という位置付けの往年のディスコソングも軽快な印象づけに大いに寄与している。いいチョイスだ。また、NASA全面協力ということもあって、将来有人火星探査が始まるとすればこうなるだろうなという要素が多分にある(ただ、NASAは劇中のようなカッコイイ船外活動服はデザインできないだろうけど)。そこにはSF映画っぽい非現実的な未来感はなく、現実感すらある。 あと、邦題の「オデッセイ」ははたしてどうかなと思う。内容とマッチしているしダメではないのだが、原題のMartianをもっと尊重してほしかった気もする。Martianは火星人という意味でそのままだとB級映画臭しかしないが、原作小説の邦題である「火星の人」を採用するという手もあったと思う。
[映画館(字幕)] 8点(2016-02-07 20:20:17)
34.  白鯨との闘い 《ネタバレ》 
ロン・ハワード監督の作品が好きだ。初期のスプラッシュからコクーン、バックドラフト、アポロ13、身代金、ラッシュに至るまで今まで見た作品はかなりの確率で好きな作品となっている。この作品もロン・ハワード監督作品という先入観を除いて見てみたが、とてもいい作品だと思った。試合巧者のロン・ハワードらしく、ハズレなくまとめているがそれでいて「手堅くまとめた感」を感じさせず、感動の作品に仕上げていると思った。海中を泳ぐ鯨のシーンは本当にリアルで、実写と思えるほど。その反面、船上で人物がアップになるシーンはライティング(太陽光の描写)のせいか、「いかにもセットで撮りました感」が見えてしまっているのが残念。あと、邦題の「白鯨との闘い」について。嘘は言っていないがこの映画が本当に表したいことは白鯨との闘いじゃないことは、見た方ならすぐにわかる。なので、原題の「IN THE HEART OF THE SEA」をもっと生かした邦題にして欲しかった。
[映画館(字幕)] 8点(2016-01-16 17:30:20)
35.  ガールズ&パンツァー 劇場版
戦車の挙動とか戦車道における安全性の確保とか突っ込もうと思えばいくらでも突っ込めますが、そんなことをする必要がないほど物語にのめり込めました。大洗女子にまた危機が訪れます。さてどうなるのか。心地よい高揚感と爽快感が得られました。TVシリーズのファンなら絶対見て損はしません。
[映画館(邦画)] 8点(2015-11-21 17:16:02)
36.  そして父になる 《ネタバレ》 
6年間過ごした(取り違えの)子供がそれまで通りの元サヤにもどるのか、どちらとも取れる場面で終わる。 病院側は交換する前提で最初から話を通そうとするが現実はそうならないでのはないか。 きっちり結論を描くバージョンがあってもそれはそれで興味深く、見てみたかった気がする。
[地上波(邦画)] 8点(2015-08-24 13:49:28)
37.  ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション 《ネタバレ》 
アクション映画のお手本のような作品。これが基準になると今後のアクション映画作りは大変になるかもね。トム・クルーズ自身がノースタントでアクションをこなすのにも相変わらず驚きだが、50歳を超えているというのもさらに驚き。1990年代はCGそのものが映画の売りだったが、今は「CGを使わずにどこまで出来るか」が売りになっていて、時代が一周している感じがする。いろんなアクションが出てきたが、バイクチェイスがものすごく迫力があって良かった。惜しむらくはIMFのメンバーが優秀過ぎることか。建物への侵入やシステムへのハッキングはもはや出来て当たり前、さらには敵を捕らえるワナまで作っちゃう。もう「どうやって解決するか」を楽しむ映画じゃなくなっているのかも。
[映画館(字幕)] 8点(2015-08-13 15:22:39)
38.  借りぐらしのアリエッティ
紅の豚を劇場で見たときに、それ以前のジブリ作品とは目指しているものが変わったと感じて以来、それ以降のジブリ作品を劇場で見なくなった(例外はポニョ)。この作品は劇場公開時にちょっと気になったものの、先の理由と宮崎作品でないという2つの理由だけで見ていなかった。今回TVでやるということでじっくり鑑賞してみた。食わず嫌いはいけませんね。ラピュタほどではないが、冒険要素もしっかりあるし、素直に面白いと感じました。アメリカではこの作品がジブリ作品で興行収入トップというのもなんとなくうなずけます。
[地上波(邦画)] 8点(2014-07-19 19:15:05)
39.  テルマエ・ロマエⅡ 《ネタバレ》 
安定の続編。展開は前作と変わらず、ルシウスが新しいテルマエの製作を命じられアイデアに詰まったり問題が発生したりすると現代日本にタイムスリップし、そこで得たヒントを元にローマに戻ってお風呂問題を解決する、ということが繰り返されるというもの。展開としてはワンパターンではあるが、日本の風呂文化の良い面を取り入れて問題が解決するというのは小気味良く飽きさせない。やはり日本の文化が外国人に褒められるとうれしいものだ。BGMも「アイーダ」や「誰も寝てはならぬ」、「モルダウ」などの名曲がふんだんに使われていて心地よい。 また、前作で女たらしの面だけ強調され全くいいところがなかったケイオニウス(北村一輝)が良い人として描かれたのもうれしい。 あと、男性にとっては上戸彩の入浴シーンでのヨコチチも見ものか(笑)。  一応、本作で完結しても問題ないストーリー展開になっているが、前作や今作のような安心の展開ならもう1本作って3部作にしてもいいかもしれない。  それにしても昔は、日本映画も将来はハリウッドのように、VFXを駆使して何でもリアルに見せるSF大作やスゴいアクション大作が作れるものと思っていたが、それはどうやら無理そうだ。しかし、この作品のようなちょっと変わった作品なら面白いものが作れるとわかった今、これが邦画の生き残り方かもしれない。 
[映画館(邦画)] 8点(2014-04-26 20:18:06)(良:1票)
40.  キャプテン・フィリップス 《ネタバレ》 
映画としての演出はあると思いますがいいドキュメンタリーだと思います。海賊の立場、アメリカ(軍)の存在意義、それぞれの実情がわかります。またプロの職業人を演じるトム・ハンクス、海賊を演じるソマリア人の演技も素晴らしい。トム・ハンクスは言わずもがなですが、ほぼ素人であるソマリア人たちの演技も迫真に迫っています。 海賊は貧しい地元漁師が生活のために行っています。しかも雇われ海賊です。自分からではなく、ある意味嫌々海賊を行っているのでしょう。ではなぜ海賊を行わなければ生活できないのか。もちろん長きにわたる内戦のせいというのもあります。さらに(映画では詳しい説明がありませんが)、ソマリアの漁師は昔は自分たちが食べる分+国内消費分の魚を捕って十分に暮らしていましたが、そこに海外資本の大規模な漁業船団がやってきたのです。そうなると地元漁師は太刀打ちできません。ではなぜ海外の漁船がやってくるのか。じつはソマリア沖はマグロの良漁場なのです。昨今のマグロ人気がそうさせていると考えると、実は我々日本人にも海賊発生の遠い原因の一端があるのかもしれないと思い、少々複雑な気持ちになりました。ただ、映画はすばらしいです。 
[映画館(字幕)] 8点(2013-11-30 12:50:15)
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