21. 羊の木
《ネタバレ》 原作未読。 新たに街にやってきた6人が全て元殺人者という予告編を見て、見に行ってきました。 6人の中には、真面目に更生しようという者もいれば、根っからの犯罪者気質、殺人者気質の者もいる。 やはり、全ての者が更正するなんてことはない。殺した方の人権は尊重され、殺された方の人権は軽視されている。 本筋とは関係ないけれど、そんなことが改めて印象に残った。 [映画館(邦画)] 6点(2018-02-03 22:57:20) |
22. ジェイソン・ボーン
《ネタバレ》 うーん、これは本来はボーンシリーズではないですね。ボーンの緊張感がないです。カーチェイスは凄いですけど、ボーンシリーズとはちょっと違うような気がします。 色々シリーズ物を見てくると、続ける難しさって感じますね。ボーンシリーズも皆相当期待してたでしょうからね。 [映画館(字幕)] 6点(2016-10-09 23:16:05) |
23. 龍三と七人の子分たち
コント番組の延長のような映画。 任侠だった老人の小ネタを繋いだ感じ。 どうせなら、完全に吹っ切ってコテコテのギャグ映画にしてしまっても良かったが、程よくまとまってしまっている。 気軽に見るにはよいかも。 [映画館(邦画)] 6点(2015-04-29 17:51:23) |
24. フライト・ゲーム
《ネタバレ》 犯人や話のスジを観客に絞らせないように色々と思わせぶりな品物、会話、挙動が散りばめてあります。 「これって、犯人は若しかしてアガサクリスティのアレみたいなヤツか?」 「今のって、犯人が言っていたとおりになったけど、偶然そうだっただけじゃないのか?」と感じつつも、考える暇を与えないよう次々と話が展開。 NON STOPで考えさせなかったのが吉と出てます。 [映画館(邦画)] 6点(2014-09-23 19:23:49) |
25. るろうに剣心 伝説の最期編
《ネタバレ》 友情・努力・勝利という少年ジャンプの3要素を体現したような作品。 とはいっても、ちょっと欲張って詰め込みすぎか。 最後の対決部分はいただけない。時間制限というハンディが既にある志々雄に対し、寄ってたかって、それでも勝てないというのは絵的に見苦しかった。 しかし、アクションは秀逸。 身の躱し技、壁の駆け上がり、剣技の速さは特筆ものだと思う [映画館(邦画)] 6点(2014-09-15 08:57:52) |
26. 思い出のマーニー
《ネタバレ》 原作未読。何の情報も入れずに見に行った。 根室本線のどこかの駅を降りたところにある湿っ地屋敷が舞台。 確かに瀬戸内あたりのピーカンの場所ではこの雰囲気はでないだろう。 そして、マーニー登場。 これは現実?いやいや、本人も私の想像の…と認めている。 でも、「あなたの目、青いね」で筋書きがピンときてしまう。(意外と、あの人形にミスリーディングさせられた人が多いようだけれど。) 私を置いていってしまったことを許すことにより、蟠りが消えていく。 王道な少女の成長ものだけれども、やはり原作がある作品なのでストーリーはしっかりしていると思った。 [映画館(邦画)] 6点(2014-07-21 23:47:43) |
27. アメイジング・スパイダーマン2
《ネタバレ》 公開初日に見てきました。満員でした。 3Dで鑑賞。こういったアクション映画は3Dだと迫力が違いますね。 内容ですが、おちゃらけキャラの主人公がちょっと気になりました。後のヒロインの死でシリアスになる場面との対比を描きたかったんでしょうけど、あまり成功していないですね。 グウェンも、息を吹き返し良かった良かったになるのかと醒めて見てましたが、意外にも本当にそのまま死んでしまいました。(原作通りですね。でも、原作でも原作者の休暇中に代役で脚本を書いた人が勝手に殺してしまったようですけど。) ハリーはそのままなのにエレクトロは意外とあっさりだったりと次回作をにらんだご都合主義が垣間見えます。 あと、エンドロールの途中で、他の作品の予告が入るのは非常に興ざめでした。 [映画館(字幕)] 6点(2014-05-01 22:03:42)(良:2票) |
28. 清須会議
題名のとおりの会議劇。 意外にオーソドックスなつくりで、史実を踏まえた話になっています。 ひとり、滝川一益については息抜き担当になっていますが。 出演者の特殊メークが歴史上の人物に似せようと工夫がされていて、三谷監督の意気込みが伝わってきます。織田家一門は鼻に共通のメークをすることであんなに一族らしさがでるものかと思いましたし。 そんな中、これだけ芸達者がいるなかでも佐藤浩一の池田恒興は出色。今回も何か吹っ切ったようにオドオド恒興を演じています。 [映画館(邦画)] 6点(2013-11-10 18:42:07) |
29. 風立ちぬ(2013)
《ネタバレ》 本作は、飛行機設計に邁進する堀越二郎と堀辰雄の「風たちぬ」を融合させたものとのことでしたが、単に2つの話を合わせたものという印象が残りました。 菜穂子が結核であると分かっても、主人公は生活の軸足を飛行機設計から菜穂子へと移すか移すまいかと葛藤するようなことは全然なく、それぞれ独立したストーリのようでした。いくら昔のこととはいえ、やはり、結核患者のすぐ脇で煙草は吸わないでしょう。ここの違和感は強く残りました。 そんな主人公よりも、高原のサナトリウムで大人しく我慢して一寸長く生きるよりも、多少命は短くなるけれども一番居たい所にいる決意をする菜穂子とそれを理解して応援する周りの人々に共感しました。 この菜穂子は、意志の強さから、同じ堀辰雄の作品でも「風たちぬ」の節子でなく「菜穂子」の菜穂子でしょう。 エンドロールで流れる荒井由美の「ひこうき雲」は秀逸。この映画にベストマッチですね。まるで、タイアップ曲のようです。 [映画館(邦画)] 6点(2013-07-25 22:17:00) |
30. アンノウン(2011)
どっかで見たようなストーリーで、突っ込みどころ満載の内容です。でも、意外と楽しめました。他の方の評価を読んでみると、皆揃って酷評ですね。メタメタな評判ですが、演出なり編集なりに一工夫されれば評価が上がりそうな映画でもあります。これから見に行く人は、強引で都合の良い展開でも素直に流されながら見るのをおすすめします [映画館(邦画)] 6点(2011-05-15 23:00:46) |
31. THE LAST MESSAGE 海猿
シリーズの今までの作品は未見です。今作の予告を見て、見に行ってしまいました。同じように、今作で初めて海猿シリーズを見ようという人がいるかもしれませんが、今までの作品を見ていなくても大丈夫です。ストーリーは、予告編のとおり、世界最大級の天然ガスプラント「レガリア」に船が衝突し不安定となっている時に、さらに超大型台風が直撃するため、プラントに残っている人を海猿が救出するために出動し…という話です。超大型台風が直撃してヘリも巡視艇も近づけない状況といいつつ、凪いだ海面や揺れないレガリアには多少説得力を欠きますが、そのかわり、流石にシリーズというだけあって、皆役柄に入り込んでいて、訴えかけてくるものが伝わってきます。 [映画館(邦画)] 6点(2010-09-20 08:23:28) |
32. 必死剣 鳥刺し
本作品は、「隠し剣 鬼の爪」や「武士の一分」などの、藤沢周平の隠し剣シリーズの一編。 物語の冒頭で、主人公は藩政を牛耳る殿の妾を斬る。 これは、愛する妻を失い、死に場所を求めての行動であった。 しかし、意外にも死を賜ることなく、生き恥をかくことになる。その中で、一旦は死地を求めた主人公が、次第に生きる場所を見つけていく。 だが、皮肉にも、生きんとした時に、使命により、強敵と対峙することになる。そして、壮絶な斬り合いの果て、最後に必死剣 鳥刺しを出す…。 時代劇ではあるけれども、描かれている世界は現代に通じるものであり、会社組織の中で翻弄されていると感じている人に是非見てもらいたい。 [映画館(邦画)] 6点(2010-07-19 22:55:12)(良:1票) |
33. 君の膵臓をたべたい(2017)
《ネタバレ》 当時、映画館でこの映画の予告がよく流れていました。 題名から、カニバリズムを思い起こさせられるので観なかったように思います。 今回、原作本を読んだので、映画の方もみました。 崇める人と同化したい、引き継ぎたいというカニバリズムもあるので、やはり最初の印象は間違ってなかったようです。 もちろん、良い方のカニバリズムでしたが。 映画は、主役の2人が頑張ってます。いい演技ですね。 不治の病は吉永小百合の時代から若手映画の王道です。 ただ、原作では(膵臓は食べていないものの)桜良のようにへと変わっていく春樹が描かれているのに対し、映画の春樹は 教師になっても桜良のようにはなっていません。屈託ありげの恭子への態度も、原作のガムいる君とくっつける方が数段いい と思います。 [DVD(邦画)] 5点(2023-02-06 21:50:02) |
34. 散り椿
《ネタバレ》 興行的に苦戦が伝えられる「散り椿」を見てきました。 主演・岡田准一の剣の速さは凄いです。あの速さなら葉が地面に落ちるまでに3回斬れるでしょう。残念なのは周りがその速さについていけていないこと。共演・西島秀俊も頑張っていますが、スピードを落として合わせて貰っている感があります。互角の剣の速さの人を敵にもってくれば立派な剣客劇になったと思います。 葉室麟の作品は日本人の古き良き情感が特長だと思うのですが、岡田准一は間の芝居が出来ていません。この作品の核たるモノを言わずに表現するのは荷が重いのでは? 画についても、この作品では散り椿の画ずらが重要だと思うのですが、あまり印象的に撮られていません。雪も雨もあまり情感に訴えてきません。自然の厳しさが感じられないんです。木村監督なのに…、ガンバ!です。 [映画館(邦画)] 5点(2018-10-08 20:41:46) |
35. 悪人
《ネタバレ》 ヒロインを演じた深津絵里がモントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を受賞したというタイミングばっちりの宣伝に乗せられ、早速見てきました。流石に出演者の皆さんは賞をとるに相応しい熱演でした。でも、ストーリーとしては、殺人犯も根っからの悪人ではないといったステレオタイプの話で、重苦しい映画でしたが、後になにも残らない感じです。登場人物それぞれのサブストーリーを織り込むものだから焦点がぼけてしまっている印象でした。原作は未読なのですけど、原作に忠実なつくりなのでしょうか。原作は、大佛次郎賞と毎日出版文化賞を受賞したということです。場面つなぎの編集が、特に前半、雑なところがちょっと気になりました。 [映画館(邦画)] 5点(2010-09-11 14:34:45) |
36. ターミネーター:ニュー・フェイト
《ネタバレ》 驚いた第1作。そして、次の第2作。 「今度はシュワちゃんが味方なんだよ。」って、それ言っちゃダメでしょ、 なんて言ってから、もう30年ほどが経ったんですね。 そのT2の正当な続編なんて言うもんだから、期待して見に行きました。 結果。がっかり。つまらない派生ものの一つでした。 歳とってファミリーなターミネーターって何? アナ雪的なターミネーター風のB級アクション映画。 ターミネーターは1作と2作で完結。派生ものは、その世界観を壊すだけ。 そう確信しました。 [映画館(字幕)] 4点(2019-11-09 22:23:56)(良:2票) |
37. ルパン三世(2014)
男ばかりで映画館に連れ立って「カリオストロの城」を見に行った世代にとって、ルパン三世は世界観が出来上がっていて、受け入れられるのは難しいと思う。 むしろ、昔のアニメを知らない世代の方が評価は高くなるのでは。 出演者は、当然の逆風が予想される中、頑張っていると思う。オリジナルに対して敬意を表しているのが感じられる。 [映画館(邦画)] 4点(2014-08-31 01:09:05)(良:1票) |
38. ダイ・ハード/ラスト・デイ
《ネタバレ》 いけません。これはジョン・マクレーンではありません。 ダイ・ハードっていうのは、超人ではなく普通の人がガンバってガンバって悪を倒すというものであったはずです。今作では、車を一般人から略奪して超人的に暴れまわっています。これは映画名だけを貰った、他のシリーズの映画とみた方が良い映画です。 1作目の出来に驚き、2作目以降を見てきた者としては、1点もあげられないような作品ですが、IMAX環境で見たアクションシーンは迫力があったので、4点にしておきます。 [映画館(字幕)] 4点(2013-02-17 08:55:28) |
39. X-MEN:アポカリプス
《ネタバレ》 うーん、久しぶりに壮大なダメ映画でした。派手な映画ではありましたが。 強敵アポカリプスは、古代に初登場した時は期待が高まるものでしたが、街中での数人の寄り合いで復活?あとはしぶといだけで自分では何もせずに最後は集中攻撃を受けておしまい。 各キャラクターも何がやりたいのか分からない。アポカリプスに便乗して散々壊しておいてお咎めなし…。見終わった後にモヤモヤが残りました。 [映画館(字幕)] 3点(2016-08-11 19:45:36)(良:1票) |
40. 踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!
これまで踊るシリーズを見てきた中で、今作は同窓会以外のなにものでもありません。TVシリーズや映画の前作などを見てきた人ならば懐かしいと思うところもあるかもしれませんが、今作品だけでみれば、残念ながら、印象に残るところが何もありません。 [映画館(邦画)] 3点(2010-07-19 23:36:23) |