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アラジン2014さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 678
性別 男性
自己紹介 ソフト化されたタイミングでのレビューが中心です。2008年、子供の頃から夢だった自宅シアタールームがついに実現しました。(100~110インチ程度、音響2.1ch)できるだけネタバレせずに書いていますので文章がおかしい場合もあると思いますが、暖かい目で見守ってやってください。(2014初登録)

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21.  007/ドクター・ノオ 《ネタバレ》 
007シリーズはあまり好みではないのですが、最近しきりにTVで放送されていて、ついに第一作目を見ることができました。まず第一に一作目からきちんと007の人と成り、キャラクター造形が完成していることに驚きました。(というか、その後60年もずっとブレずに設定を維持してきたことに驚きます)また、私のような007素人が初めて初期作品を見ても普通に見られることにも驚きました。  ただ、ディティールにこだわっている割にはアタッシュケースの指紋の件が回収されなかったり、敵がタランチュラを部屋に放ってみたり、女と遊ぶだけ遊んでポイしたりと、割とグズグズだったりもします。CAIネタもほとんどボンドを助けるためだけに存在しているにすぎず、最初のもったいぶった演出は一体何だったのかと。酷いのは初代ボンドガール(シルビア=ユーニス・ゲイソン)、ストーリーにはほぼ絡まない無意味な登場で、当時の世相的には女性=華やかな添え物でしかなかったことが伺えます。 またノオさんもかなり失笑もんで、中国=エセドラゴン、なぜロケットに妨害電波を放っているのかもよく判らず、義手も何だか変だったりと色々??が付く部分が多いです。終盤もノオさんが研究所で指揮している最中、ボンド氏がでたらめに機器を触る流れもほとんどドリフ。あと、後半のボンドガール(ハニー・ライダー=ウルスラ・アンドレス)も画面に花を添える為なのかラストでイチャイチャしたいだけの為なのか、かなり強引な登場のさせ方で笑っちゃいました。  文句たらたら書きましたが予想外に楽しめましたし、記念すべき第一作ということで点数はかなりオマケしておきます。
[地上波(吹替)] 7点(2023-11-02 16:29:36)
22.  モ’・ベター・ブルース 《ネタバレ》 
皆さんの評価が高いので驚きました。正直私には誰が誰だかよく判らないシーンもあったりして、全体的にセリフも騒がしくあまり乗り切れませんでした。表現的にはしつこくて重たい雰囲気を装っていますが、セリフや映像はイマイチ軽くて何だか深みに欠けるといった印象ばかりが先行しました。 おそらくこの違和感はブリーク・ギリアム(デンゼル・ワシントン)の淡々とした演技によるところが大きいように感じます。彼は黒人のジャズトランぺッターにしては学があり過ぎる印象で、綺麗すぎるように見えました。ジャイアント(スパイク・リー)のキャラももう少し面白くなりそうな感じでしたのでちょっと勿体ない感じです。モダンジャズのことや黒人の問題など色々探求しながら鑑賞したらもっと深いのかもしれませんが、私自身のモチベーションがそこまで至りませんでした。  私も一応若い時はバンドマンで、東京の夜の世界に少しだけ居ましたが、音楽の世界といえば「酒、女、金、闇の勢力、創造の苦しみ」が定番です。この映画でも至極当たり前のことを軽くざっくりと描いただけのようにしか見えませんでした。軽く表面的になぞって終わってしまった印象です。特に喧嘩以降の流れが早歩き過ぎて何が何だが・・  ラストのマイルス・ディビスのネタはカッコイイですが、親がお笑い好きだから「さんま」と名付けられたレベルで、中途半端にトランペットを練習してる子供の側からしたらいい迷惑でしょうね。この辺りはもう少しブリーク(親)がどういう気持ちで子に名前を託したのかを描いても良さそうでした。
[地上波(字幕)] 5点(2023-11-02 16:26:07)
23.  フラッシュダンス
4KのTV放送でやっていたので久々に鑑賞しました。フラッシュダンスとクイックシルバー(1985)を見ると当時”倉庫暮らし”に真剣に憧れたな~!という青春の思い出が鮮明に蘇ります。その後社会人になって大真面目に代々木の事務所ビルのワンフロア(副都心が見える)を住居として借りようとしたのがいい思い出です。(事務所=風呂が無くて、当時の代々木には近所に銭湯も無く結局断念しました)  映画としては大して面白くないです。当時もそんなに面白いとは思っていませんでしたが、なぜか巷では大流行りで”アノ音楽”が社会現象化したほどです。久々に見ると主人公がやたらと若く、ほとんど子供だったことに驚きます。自分もハタチ前後の時はあんなもんだったのかなと、妙にノスタルジーを感じる映画です。  終盤の流れが端折り過ぎていて今見ても少し違和感ですが、”ここは察してくれ”という映像表現は嫌いじゃないです。よく考えたら1985年のバックトゥザフィーチャーくらいから妙に説明的な映画が増えたかもしれません。あと、一つ気になったのが、カメラワークが下手だと感じた点です。当時の流行りだったのかもしれませんがアップが多くてカットが落ち着きません。アップのおかげで官能的か?というと別にそうでもなくて、単にワチャワチャした印象ばかりが悪目立ちしたシーンが多かった印象です。  いつか乗りたいと思って結局乗れなかった黒の81年式ポルシェ911が素晴らしいです。思い出補正で少しオマケの点数です。
[地上波(字幕)] 6点(2023-10-26 11:35:00)
24.  クライ・マッチョ
イーストウッドが主演した作品は割と好きですが、彼が監督したほうの作品はあまり好きになれません。彼の監督作で好きな作品といえば、、せいぜい初期の「パーフェクト・ワールド」くらいで、その他の作品は正直いって嫌いです。その理由として彼が監督した作品は妙に説教臭く、世間一般的な正義的倫理観を押し付けてくる感じがどうも馴染めないからです。  本作「クライ・マッチョ」も今までの流れ同様、お説教話のようによく出来たストーリーを上手く映画化してありますが、本作では今まで感じた妙な押し付けは無く、雑味・嫌味を感じませんでした。あるがままといった雰囲気で、なんといいますかイーストウッドのこの年齢(90歳)を映画に落とし込むことによって、何ともいえない独特な優しい雰囲気と深い味わいがハマった作品に仕上がっています。 物語としてはいわゆる「ぬるい」展開ですが、それでいいんです。実際問題、現実の世の中は「ぬるい展開」の連続で、それが日々毎日積み重なったものが人生になります。そういう見方をすればこの映画も優しいまなざしで見守ることができます。ただし、最後のマッチョの活躍は少々安易で微妙。  おそらく俳優としては本作がイーストウッドの遺作になると思われますが、ダンスシーンも素敵でなんとも味わい深い作品に仕上がっています。高評価とまではいえませんが今までの流れと比べると少し毛色の異なる作品、全く悪くない作品でした。夕闇に映えるカウボーイハット、西部やメキシコの風景も素晴らしかったです。イーストウッドに敬意を込めて!well done!
[地上波(字幕)] 7点(2023-10-23 11:08:02)
25.  扉の影に誰かいる 《ネタバレ》 
日本では「うーんマンダム」で国民的スターとなったブロンソンとその妻ジル・アイアランドの共演作。本作では実妻ジルはローレンス・ジェフリーズ医師(アンソニー・パーキンス)の妻役(やたらとキレイ)。物語の発想自体はとても面白いものの、オープニング映像からの15分間ほどは意味が判らなくて、観客サイドとしては非常に掴みが悪い作品と言わざるを得ない。ブロンソンも彼のイメージからはかけ離れた役柄で、全体的に何だかちぐはぐな印象ばかりが目立った導入部でした。  しかし話が飲み込めてくるとコレがなかなか面白く、ローレンス・ジェフリーズ医師の微妙にネジがズレた感じが絶妙で面白い。アレですよアレ、、この医師は「サイコ」のアノ人なので、どうしてもサイコパスかもしれないというバイアスが働きます(オープニングの意図も何となく理解)。勝手な意見ですが、この映画をサスペンスの名手(例えばヒッチコックなど)が監督していればもっと面白くなったと思われます。そういった意味では非常に惜しい、本当に惜しい作品です。 ストーリーは非常に凝った作りで、”本番”が始まるまではハラハラさせられますが、その後終盤に向けては何となく別のベクトルの生々しい感じの流れになります。これは夫婦共演ならではといった流れで、個人的にはウハウハでしたし1973年当時としては結構衝撃的だったかもしれません。  最終的には良くまとまっていて悪くはないのですが、前述の通り、サスペンスの名手(例えばヒッチコックなど)が監督していればもっと面白くなったかもしれないという惜しい感が残りました。あと、他の方もご指摘ですが音楽がちょっと合っていません。
[地上波(吹替)] 7点(2023-10-23 10:59:53)
26.  理由なき反抗
かの有名な、、 ジェームズ・ディーンの赤ジャケット&白Tシャツ、ジーンズ姿が見られる名作。名作と名高い割には作品自体の価値はそんなに高く無く、ジェームズ・ディーンの自動車事故死の直後にアメリカで公開されたという特異性のみで神格化された作品なのではないかと思われます。(小森のおばちゃまには申し訳ないですが、そもそもジェームズ・ディーンの主演作って3本しかないんですよね)  そうはいっても内容的には見る部分は割と多く、家族の在り方、男の在り方、年長者(父)の振る舞い方など、泥臭い”何か”を感じ取ることができる作品でもあります。(まあ似たような作品はほかにも沢山ありますが) 主演三名のどの家庭でも男が弱くて女が強い印象がありますが、日本でも昔から「かかあ天下」のほうが家庭が上手くいくという話は定説として語られています。へらへらしているようで、いざという時には男を発揮する必要があるのはどこの世界でも同じようです。 言いたいことは判るのですがとにかく粗削り、時代背景もあると思いますがかなり荒くて暗い。チキンランや革ジャン、飛び出しナイフをみていると、20年近く後に公開されることになるアメリカン・グラフィティを思い出してしまいました。久しぶりにアメリカン・グラフィティも再見してみたくなりました。  印象的だったのはジェームズ・ディーンの笑い方。ブラピは彼を意識しているんだなということが判りました。とにかくジェームズ・ディーンがカッコいい。これに尽きる作品ですし、映画ファンならやはり一度は見ておくべきアイコニックな作品であることは事実です。歴史的な作品ということで少々甘めの点数にしておきます。
[地上波(字幕)] 7点(2023-10-18 12:34:30)
27.  インドシナ
時代背景もあまり知らずに何となく見てしまいました。「愛人/ラマン1992」に非常に良く似た時代背景の作品で、ラマンよりは大分時代劇風にはなっていましたが、でもそれが面白さにはあまり繋がっていない印象でした。1930年代といえばアメリカではグレートギャツビーの時代、日本では昭和初期、第二次世界大戦前で二・二六事件などがあった物騒な時代です。  劇中で連呼されるジャン=バティスト(ヴァンサン・ペレーズ)が良い思いをし過ぎですが、実質的な幸せには全くつながっていないのが気の毒。また長尺な割りに大事な部分は割と端折っていて要所要所が都合よく流れていきます。色んな事がよく判らないまま終盤1954年のジュネーブ協定で映画は幕を下ろします。 とにかくどこにも感情移入できる人物がおらず、終始他人事として話は流れます。ラストに吐露する孫の感情を聞いても「フーン、残念だったね」くらいにしか思えず壮大な物語を見たという印象はありませんでした。  しいて挙げればこの後すぐにアメリカに小突かれ、ベトナム戦争の悲劇に見舞われる訳で、つくづく不運な国だなという印象ばかりが募ります。2023年現在、日本には沢山のベトナム人の交換留学生などが来ていますが、皆さんとても優しくて素敵な人ばかり。日本人とは非常に相性の良い国民性だと思います。気の毒だなとは思いましたが、映画としては色んな意味でちょっと疲れる作品でした。
[地上波(字幕)] 6点(2023-10-12 14:23:58)
28.  ブレット・トレイン
”ネタ映画”としてはかなり面白いほうだと思います。個人的には往年の「ワイルド・スピードX3/TOKYO DRIFT」に匹敵する面白さでした。主役ブラピ、準主役のタンジェリンに(アーロン・テイラー=ジョンソン)、サンドラ・ブロック(友情出演)など大物も多く、大真面目に遊んでみました的な作品です。(アーロン・テイラー=ジョンソンといえばキックアスのデイヴ役の彼ですが、彼がビックリするほどカッコよくなっていて驚きました!!) 2022年作品なのに今だに”コレジャナイ感”満載の日本描写がお寒い訳ですが、多分お寒いと思っているのは日本人だけで、日本を知らないエセ日本ファンの外国人には、日本=”コレだよ!感”満載だと思われます。新幹線、仕込み刀、真田広之、京都、東京、マシ・オカ・・(まあたぶんブラピとかは日本をよく知っているハズなので確信犯的にやってますよねコレ)  高速走行中の新幹線に掴まったり、車内で乱闘・殺人・破壊行為が行われていても普通に走っている新幹線に激しく違和感を感じましたが、まあそこは映画として割り切りが必要でしょうか。駅で待ち構えているヤクザも失笑もんですが、クローズとかの邦画をありがたがる国民性なのでこんな風に描かれていてもまあ文句は言えないでしょうね。 脚本はかなり複雑ですがしっかり作りこんであるのか、目立った破綻もなく結構分かりやすいのは流石です。途中途中でかなりゴリ押し部分もありますが、それでもラストの種明かしはむしろ良くできてるなといった印象を受けました。あといつも感じますが、日本を舞台にした邦画でも洋画でも銃が沢山出過ぎです。日本の一般社会に銃はそんなに蔓延してないはずですが?え?してるの?  見て損したということは全然なくて、普通に楽しめました。でも意味がある作品なの?と問われると全然違うと思います。一生見なくても困らない作品です。アーロン・テイラー=ジョンソンに免じて点数はオマケしておきます。※余談ですが弾丸を意味する「bullet」はブリットとかブレットと読みますね。Bullet Trainという歌もありますが、歌を聞く限りブゥリィットと聞こえます。(ちなみに歌繋がりで、本作の主題歌は女王蜂のアヴちゃんが日本語でサタデー・ナイト・フィーバーを熱唱していて、これが日本語に聞こえなくてとてもクールです)
[インターネット(吹替)] 7点(2023-10-10 11:04:40)
29.  007/慰めの報酬 《ネタバレ》 
クレイグ版のボンド第二弾ですが、これが最初っからちっとも面白くない。まず第一に他の方もご指摘のようにカット割りが多すぎてアクションシーンが何してるんだか判らない状態です。ジェイソン・ボーンの監督は凄く上手く編集していましたが、本作の監督さんは明らかにダメって感じで、ただただ見にくいだけでした。  あと第二にダニエルボンド&ボンドガールが暗い。そして必要な時にアノ音楽(オーケストラのアレ)が流れないので、もうこれ「007じゃなくてもよくね?」って感じです。この手の映画はリアルにし過ぎるとダメなんでしょうね、ピアース・ブロスナン版やMIシリーズのように、適度にギャグ化していないと楽しくないということを痛感します。(この手のシリーズ物は観客をニヤリとさせてなんぼでしょうというのが私なりの持論) あと何気にMがかなり幅を利かせているのも妙に気になりましたね。  敵役のドミニク・グリーン(マチュー・アマルリック)と部下のエルヴィス(アナトール・トーブマン)は意外といい味が出ていて好演でした。こういうちょっとイイ人ぽいのが表の世界を牛耳っていて、実は裏の世界も牛耳っているという感じは好きです(例えばXのIマスクも実は・・ だと面白い) ただラストにグリーンが007と互角に戦っているのは激しく違和感でした。あと、CIAのフェリックス・ライター(ジェフリー・ライト)も前作に引き続き良い役で出ています。彼はウエストワールドで広く認知されましたが、ちょい役でも非常に印象深くて素晴らしい俳優です。また、ルネ・マティス(ジャンカルロ・ジャンニーニ)はあまりにも勿体無い退場でした。彼はクレイグの相棒としてシリーズ中は残しておくべきでした。  前作が良かっただけに落差にガッカリした作品です。頑張ってオマケしてもこの点数でしょうか。でも実は何気に終盤のホテルはよく覚えていましたし、序盤の中吊りからのキメ撃ちは最高にカッコ良かったです。 ※余談ですがクレイグ版のボンドになって女絡みのネタがキモイです。商売女に惚れる素人男のような、しかも真面目で世間知らずの若い子ばかりを口説いてて、ボンドのほうも内気でマジ惚れとかしちゃってて色んな意味で怖いです。なぜ遊び人陽キャ設定を捨てちゃったのか少々疑問です。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-10-09 14:05:35)
30.  レベッカ(1940)
名作を知らずに死ぬのは勿体無いということで、ヒッチコックを見ることにしました。手始めに有名なのに見ていなかった作品から。  【なんとなく微妙にネタバレしています】 「レベッカ」ヒッチコック映画の中でもゴシック調で正統派の作品。私=ド・ウィンター夫人(ジョーン・フォンテイン)は一般的な日本人が考えるであろう理想のシンデレラ像を演じていて必見の美しさ。残念ながら私は原作を知りませんが、ストーリーは非常に丁寧かつひねりの利いた流れになっていて後半は目が離せません。序盤のぬるいシンデレラストーリーは微妙ですが、、ダンヴァース夫人(ジュディス・アンダーソン)が出て来てから一気に面白くなります。 ネタバレするので多くは書けませんが、1940年の作品でこれほど凝ったシナリオと二転三転する流れには当時の人はさぞ驚いたことでしょう。2023年の現代でも全く色褪せないシナリオ、というか、時代を超えても陳腐に見せないヒッチコックの手腕を称賛すべきなのでしょう。フィルムの保管が悪かったせいか年代の古さ故か、美しい夫人、荘厳な城、窓から見える素晴らしい海の景色、これらがよく見えないのは本当に残念でした。  他の方も書いてらっしゃいますが、題名にもなっている「レベッカ」故夫人が一切でてこないのも素晴らしいです。普通なら霊的な何かでレベッカを見せたくなるはずですが、そういったそぶりは一切見せません。そのくせ、やたらと”R”と主張した物品が画面に多く登場し、キャストらのセリフからもいかにレベッカが素晴らしかったのか(過去形)が作中しきりに語られます。観客=(私)=新夫人(ジョーン・フォンテイン)の図式が見事に合致しており、新夫人と一緒に観客も映画の中で疎外された感じや恐怖感が味わえます。また、ダンヴァース夫人の見た目と雰囲気が素晴らし過ぎて映画をより一層深いモノへと昇華させていますが、これを下手な監督がやると途端にギャグになってしまうのでヒッチコック・タッチの魔法の一つでしょう。  序盤のぬるい恋愛要素、強烈な印象のホッパー夫人:フローレンス・ベイツが伏線になっていなかった点を考慮してあえて1点減点としておきます。ホッパー夫人に関しては手紙も含め、食材が余ってしまったような印象になってしまいましたね。※【tottoko】さんが指摘していますが、ラストにヒロインが犬を連れて再会するシーンはあまりにも陳腐でした。犬を引っ張ってくると安っぽい成金女にしか見えず、せめて犬は抱いていて欲しかったです。劇中設定の通り、彼女の躾の悪さを感じてしまった一コマです。
[インターネット(吹替)] 9点(2023-10-07 10:41:05)
31.  007/ゴールデンアイ 《ネタバレ》 
本作がピアース・ブロスナン版では最も素晴らしいと思っていましたが、見返してみるとそうでもなかったです。本作は何となく007である必要性が薄い作品に仕上がっています。ただ、ブロスナン版第一号ということで、過去作を色濃く踏襲してある点はやはり素晴らしい。特にBondのテーマソング(オーケストラ)が掛かって町をめちゃくちゃにするシーンは最高でした。(戦車のシーン)  余談ですがオナトップ(ファムケ・ヤンセン)のぶっ飛び具合は素晴らしい反面、男の立場からするとあの感じで迫られるといくら綺麗でも萎えるなとww 奥ゆかしさとか秘めたエロとかそういったものは一切なく、ただただアニマルのごとくむさぼるだけという激しい描写はかなり笑えました。というか怖いよ・・ 更にさらに余談ですが、006アレック(ショーン・ビーン)がナターリア・シミョノヴァ(イザベラ・スコルプコ)のほっぺをべろりんちょして、ガチでキモがられるシーンがありますが、アレも普通の男だとかなりへこみますよね。。  ネタバレになりますが本作の敵は006ということで見ごたえがあります。手の内を知っていることで面白い効果がたくさん生まれています。ただ、逆にいうと同僚として手の内を知っているだけに、リアルなことをいうと即刻頭を打ち抜くのが正解ですが、映画なのでそうならない点はご愛敬といったところでしょうか。  最近大量のボンド映画がTVで放送されていて、久しぶりに見返してみた結論としては、個人的には毛嫌いしていたダニエル版ボンドの一作目「カジノ・ロワイヤル(2006)」がNo1、プロスナン版「ワールド・イズ・ノット・イナフ」がNo2、No3は本作にするか「ショーンコネリー 007は二度死ぬ」にするか決めかねているという結論に達しました。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-10-05 13:35:55)
32.  鳥(1963)
名作を知らずに死ぬのは勿体無いということで、ヒッチコックを見ることにしました。手始めに有名だけど見ていなかった作品から始めます。  随所に見覚えのあるシーンが散見されるので、おそらく子供時代に何度かTVで見たことがあるハズですがほとんど忘却の彼方でした。本作に関しては全体的に散漫で繋がりが悪いと感じました。個別での指摘は省きますが全てのサイドストーリーが取って付けたようで違和感を感じます。 ラブバードと掛けてあるであろう恋物語と本作のメインディッシュ(鳥の騒動)もあざとい感じだし、鳥オタクの講釈や食堂での神経質な親子、気の小さい義理の母や元恋人などのパートも全体的に合っても無くてもよい状態で、スマートにはつながっていないという風に感じました。主人公のメラニー(ティッピー・ヘドレン)が部落の人に責められる描写もイマイチ浮いていて尻切れトンボ気味。ただ、ラストの鳥だらけの描写は素晴らしい。餌を撒いている様子も見られなかったのでどうやって撮影したのか。。  結局何が言いたかったのかもよく判りませんでした。世間的な知名度のわりにはイマイチ私には合いませんでした。ヒッチコック大先生に敬意を表して少し甘めの点数。
[インターネット(吹替)] 6点(2023-10-05 13:33:54)
33.  ロープ
名作を知らずに死ぬのは勿体無いということで、ヒッチコックを見ることにしました。手始めに有名だけど見ていなかった作品から。  「ロープ」ヒッチコック作品では珍しい倒叙式、なおかつ舞台劇(シーンは室内のみ)という、会話が中心のお芝居型の作品です。殺しの動機とその後の行動心理がかなり強引なので違和感を覚える方も多いようですが、この強引な部分さえスルーできれば会話劇としてはかなり完成度が高い形で成立していると思います。ヒッチコック本人は駄作だと思っているようですが、とにかくこの密室シチュエーションが抜群によく出来ていて面白いのです。  ネタバレになるので詳細は省きますが、ミセス・ウィルソンさん(イディス・エヴァンソン)が手際よく後片付けしているシーンのハラハラドキドキ具合ったら!! 見つかりそうになるこのハラハラドキドキ感が夕食を食べながら小さなTVで見るには丁度良い塩梅、いえ最高の塩梅なのです。人物表現もバランスが良く誰一人として無駄な人物が出ていません。各自の会話も無理がなく、見つかりそうになると最高にワクワクしちゃいます(笑)  ルーパート教授(ジェームズ・スチュワート)の推理をセリフで見せ切る流れも素晴らしいし、演奏家=ピアノで心情を表現できていて音楽も申し分ありません。ロープの使われ方も最高。ラストが少し説教臭いですが、今の時代の価値観で考えてはいけません。60-70年前の作品なので当時の時代背景を考えるとまああんなもんでしょう。ほぼ文句なしの素晴らしい作品でした!
[インターネット(吹替)] 9点(2023-10-05 13:21:16)
34.  見知らぬ乗客
名作を知らずに死ぬのは勿体無いということで、ヒッチコックを見ることにしました。手始めに有名だけど見ていなかった作品から始めます。  「見知らぬ乗客」私にとってはもう満点以外の点数がありませんでした。私の中ではヒッチ映画の代名詞的な作品になってしまったと思います。極めてシンプルな構図ながらその仕掛けは非常に巧妙で、現代でも十分に通用する映画だと思われます。  誰しも旅の途中で知らない人に話しかけられた経験があるはず。たまたま仲良くなった相手から交換殺人を持ちかけられ、冗談だと思っていたら相手は犯行を実行してしまうというとても恐ろしい映画です。「さあ、次は君の番だよ!恩恵を受けたんだからきちんと返せよ」と殺人を迫られる恐怖はすさまじいもので、脅しの理由付けも”共犯関係””動機””嘘の自供”と、無理がありません。  本作でもヒッチコック・タッチが存分に発揮されていて、メガネに犯行が映っていたり、階段の上にたたずむ男だったり、テニスの観客で一人だけ首が動かない、テニスの試合とライターを拾う流れをシンクロさせたりと、ハラハラドキドキの連続です。ラストに賛否があるようですが、これでいいと思います。いや、これじゃないといけないと思います。  本作のカメオ出演も比較的優しくて誰でもすぐに見つかると思います。文句なし10点作品!
[インターネット(字幕)] 10点(2023-10-03 12:38:13)
35.  サイコ(1960)
名作を知らずに死ぬのは勿体無いということで、ヒッチコックを見ることにしました。手始めに有名だけど見ていなかった作品から始めます。  「サイコ」非常に素晴らしかった。世の中が高く評価しているにはそれなりの理由があります。既視感があるのはそれだけサイコを参考にした映画が多いという証明でしょう。惜しいのは前半40分ほどがちょっと退屈するという点ですが、ここに有名なあのシーンと音楽があります。主人公だと思っていた人があんなことになってからは加速度的にどんどん面白くなっていきます。特にノーマン・ベイツ(アンソニー・パーキンス)の上手さでこの映画は成り立っているといっても過言ではなさそうです。ストーリー的にも絵的にもノーマン・ベイツの気味悪さは素晴らしかったです。  やはり映画は正しい方法で技巧的であるべきだと痛感させられます。ヒッチ映画は複雑なのに非常に分かりやすい。判りやすいのに特徴的なカット割りが多くあります。カメラワークも良く考えられていてとにかく見やすい。この「とにかく見やすい」は今の監督さんにも見習って頂きたいです。 ネタバレするので多くは書きませんが、ナレーション=女性の頭の中で一人で会話させるという技法は本当に素晴らしかったです。意味ありげな警官、ラストカットを入れたセンスも素晴らしい。この作品一本だけでも一度見たら忘れないような素晴らしいカットや技法が沢山あります。本当に凄いことです。まさに名作、死ぬまでに一度は見ろの典型作品です。
[インターネット(字幕)] 8点(2023-10-03 12:32:35)
36.  007/カジノ・ロワイヤル(2006) 《ネタバレ》 
ダニエル・クレイグ版の第一弾。白黒のオープニングは最高でしたがOP曲は微妙。個人的にはガンバレルから曲のトーンまではいつものものを踏襲していただきたかったところ。Wikiによるとアメリカでも本作OP曲はあまり人気が無かった様子でサントラ版にも収録されていないとのこと。  序盤からアクション満載で全速力ですが今までのボンドよりリアル路線でかなり真面目な流れ。新生ボンドは今までとは違う!というのを強調したかったのかもしれませんが、観客が見てるのはボンド映画だという矛盾。(派手なアクション映画は他にも沢山ありますし) ただ、ミサイルが出ないリアルなアストンマーティンは最高にクール(でも派手に横転しちゃって即刻退場)。ボンドガールのエヴァ・グリーンも大健闘していますが、当時26歳にしてはちょっと老け顔(でも後半はなかなか可愛いらしい一面も)。新しいカクテルを注文してみたり、やっぱりマティーニを注文してみたり(でもシェークはどっちでもイイなんて適当具合)、Qやマネーペニーが出てこないなど不満点も少なくないですが歴代の小ネタも多く出てきます。あと途中途中で挟まれる場面転換のシーンが歴代ボンドのシーンを踏襲したような雰囲気が多く、この点もよく考えて入れてあるんだろうなと感じました。  全体的な流れは結構良いものの、脚本はちょっと複雑で尻切れトンボ気味。私だけじゃないと思いますが、現シーンの結末が理解できていないまま場面転換、観客置いてけぼり状態のままで次のシーンに進んでしまう強引な流れが多かったように感じました。登場人物も多めなので誰が誰を裏切ったのかいまいちピンとこない部分もありますが、最後に全体的な流れを見たらまあ辻褄が合う状態にはなっています。  ラストカットでようやく出る定番のセリフ「Bond、James Bond.」は最高にカッコよく、歴代最高のシーンの一つに挙げられると思われます。個人的にはクレイグ版ボンドで唯一好きな回です。
[地上波(字幕)] 7点(2023-10-02 10:29:35)
37.  裏窓(1954) 《ネタバレ》 
序盤から妙に面白い。この映画が色褪せないのはやはり「他人の生活をのぞき見る」ことの普遍性でしょうか。またミザリーを書いたキングが参考にしたかどうかは知りませんが、主人公がギプスで歩けないというシチュエーションは秀逸、否応なしに観客の期待値も上がるというもの。  主人公ジェフリーズ(ジェームズ・スチュワート)のグズっぷりがなぜか心地よく、個人的には「素晴らしき哉、人生!」よりも、「ロープ」よりもずっとらしくて好印象でした。対するリザ(グレース・ケリー)がちょっと浮いています。もちろん最高に美しいのですが、なぜ銀幕のスター、もしくはスーパーモデルの彼女がこんな裏ぶれた中年カメラマンに惚れているのか説明はありません。おそらくこのシチュエーションコメディ&サスペンスに理由などは野暮なのでしょう、ただの登場人物なのでしょうから。  表通りがほんの少しだけ見えているのは最高に素晴らしいです。ストーリー上も表通りが効果的に使われていますが、この”ほんの少しだけ見せる”塩梅が絶妙で、ほとんどのセリフを排し、管理人、ダンサー、ピアニスト、犬を飼っている夫婦、ミスロンリー、そしてメインの殺人窓をほんの少しのシーンだけで判りやすく表現しています。とにかく窓や音楽、夕日の赤などの使われ方が絶妙に上手くて飽きさせません。(皆さまご存知と思いますが、売れない作曲家宅の時計のネジを回すヒッチコックの顔も注目ポイントの一つ) ステラ(セルマ・リッター)のセリフも観客の気持ちを代弁していて最高です。皆さん同様、当時20代半ばグレースケリー様(カラー)のちゅっちゅウフフなシーンも拝めて最高。映画って脚本とアイデア、そしてワンポイントの輝き(グレースのことね)でここまで面白くなるんだという教科書のような作品でした。  終盤の女だけの冒険シーンで気分は最高潮に達し、そのまま対決→解決の怒涛の流れが素晴らしすぎます。真相をグダグダ説明しないスマートなラストシーンは現代でも十分通用するベストな編集です。結末を観客に委ねたおかげで後世まで語り継がれる名作になったと思います。ジェフリーズの部屋にやってきた男、両足のギブス、嬉しそうに看病するリザ、察するにはこれで十分です。とにかく文句なし喜劇作品の名作だと思います!
[地上波(字幕)] 9点(2023-09-28 13:32:45)(良:1票)
38.  ドラゴン・キングダム 《ネタバレ》 
期待していなかったせいかかなり面白かったです。手あたり次第TV録画してると、、たまに当たりが出るので止められませんね。。  オープニングのワイヤーアクションを見てゲンナリしましたが孫悟空が誰なのか気になって見続けることにしました。現代から始まる点が昔どこかで見たような気楽な流れで入り易かったです。時空を超えた後はいきなりすぎてチョット訳ワカメですが、カンフー系お決まりの流れになっていて、否応なしに定番の流れに引き込まれます。ストーリーも十分面白いですが、皆さんが書いてらっしゃるように見るべきはジャッキー・チェン×ジェット・リーの安売り合戦が最高の見ものです。80年代の香港映画を知っている人にとっては狂喜乱舞、本作こそマトリックスのバレットタイムを導入すべきでした。  ストーリー的にはお決まりの流れで少々安直すぎる感じはありますが、グリーンディスティニィのように複雑にせず安直に仕上げて正解だったと思います。むしろ香港映画といえばこの流れがお家芸なので見ていて心地よいくらいの安心感がありました。JJコンビがダブルキャストを務めている点も素晴らしく、ラストもとても綺麗に収まっています。  見ていて心地よい、娯楽映画のお手本のような作品でした。巷にあふれる見たら忘れる系の駄作とは一線を画した、愛すべきB級作、偉大なるB級作品として私の心に長くとどまる作品です!JJコンビに敬意を表して8点。(というか、JJコンビの偉大さを知っているハズのレビュアーの皆さんの評価が少し厳し過ぎませんかね?)
[ビデオ(吹替)] 8点(2023-09-28 13:26:53)
39.  夕陽のガンマン 《ネタバレ》 
ストーリー・表現・音楽と三拍子揃っていてとにかくよく出来た映画です。モンコ(イーストウッド)も用心棒の時のような軽さは無く、モーティマー(リー・ヴァン・クリーフ)とも敵対しすぎず慣れ合わず、騙されるかもしれないという微妙な関係性を上手く表現していました。ストーリーはシンプルで判りやすいですが奥深さも失っていません。  特筆すべきはラストに明かされるモーティマー大佐の秘密。教養がありそうで地位もあった男がなぜ賞金稼ぎに落ちたのか、少ないセリフと映像で理解できるシーンは素晴らしいです。若くてカッコいいイーストウッドが主人公かと思いきや、明らかに大佐のほうが一枚上手、魅力も立場も生き方も数段上でした。 惜しいのは終盤のインディオ(ジャン・マリア・ヴォロンテ)の小粒感。中盤までは切れまくっていた頭脳と貫禄が終盤の安っぽい小芝居で台無しなってしまいました。この辺はワイルド・ザ・ハンチバック(クラウス・キンスキー)を使って面白くできたと思うので非常に惜しい点でした。クラウス・キンスキーに関してはイーストウッドに射殺されるラストも捨てがたいので、今回の脚本と演出でも間違ってはいないと思いますが、序盤の大佐との一悶着の決着がついていないのが残念でした。  総じてドル箱三部作の中では圧倒的な完成度と魅力を感じた本作。数十年ぶりに再鑑賞しましたが全く色褪せていませんでした!私の中ではマカロニといえば本作で、日本語吹替の競演も胸アツでした!(ここのレビュアーでしたら説明不要だと思いますが、この風景がメキシコではなくスペインだというから本当に素晴らしいです!)
[地上波(吹替)] 9点(2023-09-23 14:04:40)
40.  荒野の用心棒 《ネタバレ》 
個人的には「OK牧場の決斗」のほうが面白かったです。本作は少々粗削りなこととストーリーが判り難かったせいでイマイチ乗り切れませんでした。登場人物も多めで話が散漫になりがちです。ただし、ラストの防弾チョッキのシーンは本当に素晴らしかったです。マカロニウエスタンを知らない人でもBTTF3(バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3)が防弾チョッキのネタを丸パクリしていますからご存知だと思います。その他、棺桶ネタ、大樽大破、墓場の死体などなど、面白いシーンは多めです。  シーン自体は面白いものが多いものの肝心のストーリーが少々判り辛く、爆薬を使って大量殺人に発展するシーンやロホス/バクスター/マリソルの間を行き来している流れ者ジョー(イーストウッド)が中盤まで結構うまく儲けている流れなどは違和感でしかありませんでした。 黒澤作品は何作かは見ていますが、元ネタに当たる用心棒は見ていません。この辺の流れは元ネタを見てみないと心の機微などは理解できないかもしれません。少なくとも本作ではジョーの心の動きまではウマく表現されておらず、ただ騙して金をせしめる貧乏人にしかなっていませんでした。やはり映画ファンとして元ネタ用心棒も見ておいた方が良さそうです。OK牧場を7点にしましたので本作はやむなく6点としました。
[地上波(邦画)] 6点(2023-09-23 14:00:24)
030.44%
181.18%
2223.24%
3497.23%
47711.36%
512017.70%
615222.42%
712718.73%
8629.14%
9375.46%
10213.10%

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