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Yuki2Invyさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1615
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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421.  世の中にたえて桜のなかりせば 《ネタバレ》 
確かに、桜を眺めると年月の移り変わりを実感するとゆーか、人生における時の流れを再認識しますよね。それはソレが、春という「はじまり」の訪れを告げるモノであるが故か、或いはその儚さ故か、いずれにせよコレも確かに、来年もまた変わらずにこの桜を見れるだろうか…と自らの人生を振り返るきっかけになる、とゆーのはまま有るコトか、とも。  テーマは「終活」。とゆーか今作は、必ずしも人生の晩期に差し掛かった人のみならず、人がふとその人生の「振り返り」をしてみる、という幾つかのエピソードで構成された作品であります。映画自体やシナリオの質感・或いはそのコンパクトさも含めて、どちらかとゆーと(映画より)TVドラマに近い様なごく親しみ易い・分かり易いという作品だったかとも思いますが、それはおそらく本作がメインターゲットとするだろうかなり熟年の視聴者を意識するのならばまま適切なコトだとも思えるし、一方でシンプルな内容・演出はそーではない比較的若い視聴者にとっても、きっと物事の本質的な部分のクオリティとして伝わるだろうモノであったかとも思うのですね。率直に、真摯でとても好い・善い映画だと感じました。  主演の岩本蓮加ちゃんは非常に整ったルックスの美人さんですし、演技自体は発展途上という感じでしたがとても堂々としていて今後が大いに期待されます(ただ、同じ乃木坂の白石麻衣さんに結構瓜二つレベルでソックリだとも思いましたケド)。宝田明さんは、もはや「素」といった感じでこの映画に自分の思いを込められていた…かの様に私には見えました。でも今作でも背筋もシャン!とされていて全くご壮健に見えていたので、重ね重ね残念です。映画を追っかけていると色々と人の噂も耳に入るものですが、どこに行っても好い評判しか聞かない人でした(正に紳士だと)。そう考えると、この映画は宝田氏の人生や人間性のひとつの結実だったのではないか、とは確実に思われるトコロであるのですね。
[映画館(邦画)] 7点(2022-04-03 13:44:08)
422.  悲しみは空の彼方に 《ネタバレ》 
うーん、ドラマですね~確かに、主要キャラにしても実にオーソドックスな為人とゆーか、かつソレだって段々と描き出されてゆくとゆーよりはいきなりバン!と出揃ってお話が始まってく…という感じですし、そこからの展開運びもその中での実際の各々の演技も実に「古風」なヤツではあるのですね。ま~流石にキョウビ流行らねーだろーな…という内容ではありますですね。  しかし、古典的とゆーのはある種普遍的だと言っても好いモノか、ともね。かつ、今作では各俳優の演技の質もそれぞれ中々に十分、となると尚更そーいう「時代を超える」価値を見出せる部分も在るものかと思います。かくいう私も、何箇所かまんまと泣かされてしまいました。偶に観る分には全然面白く観れてしまうごくベタベタなヤツ、かと思います。甘めのこの評価で。  メロドラマですから主題歌はワリかし重要かとも思いますが、コレも実に古風ですが『Imitation of Life』はけっこう好い曲でした。『偽り』の人生…否、一見はそう見える人生において、ひとつ確かな真実を描き出した映画なのかな、とも思います。それを胸に抱いて生きてゆこう…というごく実直な邦題なのか、とも(実はまま適切な、優れたタイトリングかとも思いました)。
[DVD(字幕)] 7点(2022-03-28 19:07:47)
423.  プロフェッショナル(1981) 《ネタバレ》 
今作もごくハード系(シリアス系)とゆーか、ベルモンドは復讐に燃える容赦の無い凄腕エージェントを演じています(それでもやはり絶妙に茶目っ気があるのは流石だな…と嬉しくも思いますケド)。また、多分に007的とゆーか、敏腕かつ伊達男なキャラを活かしてそこかしこで女性を味方に付けてゆく…という展開運びなのでセクシー成分も多々含まれますし、女にはモテそうだけど男には確かに嫌われそうなヤツだな…(特に、今作では取分け女にモテなさそーな人でなしの主敵・ロベール・オッセンとは相性悪そう)とゆーのにも面白みや納得感があったかと思います。スパイ・スリラー的展開運びやアクションはまずまず重厚で、その意味でも同時代の007ものと比べてもさほど遜色はないかと。終盤の宮殿なんかは完全にモノホンでとても雰囲気好くゴージャスでしたし。  ただ、一つだけ気になったのはラス前の肝心の大統領暗殺シーンですかね。そもそも、ココでベルモンドが自分で殺さないコトに何か意味はあったのでしょーか?加えて、いくら気が逸ってたからとゆーてアソコで碌に確認せずに撃ちますかね?(まあ、撃ったヤツが序盤から散々にポンコツ感を醸してたのはそーいう意味なのかも知れませんケド、でもやっぱちょっと出来過ぎな展開なのは確かかと)。あと、やや中盤以降はテンポが緩めだったかな~とも少しだけ思ったりしましたね(ソコは少しマイナスかと)。  でも、全体的には相当に楽しめました。オーラスの雰囲気も素晴らしかったですし、ロベール・オッセンとベルモンドの「決闘」も確かにオシャレで完全に好みでした。良作の範疇ではあるかと思いますね。
[DVD(字幕)] 7点(2022-03-27 00:17:48)
424.  猫は逃げた 《ネタバレ》 
今作でも、繊細なキャラ設定+展開運びのもたらす妙味は際立ってました。共同脚本とのコトですが、特に肝心な箇所のアイデアについてドッチがドコなのかは少し気になってるトコロですね。「物分りの好い大人な(大人ぶった)女」という本妻と、「自分を慕ってくれる少し年下な(年下感を出してくる)女」という職場の後輩、てのは中々に好対照ではありますし、正に一長一短在るものでしょうがソコは少し青く見える隣の芝…なのかもなあ、と。また、この2人の間でフラつき続ける肝心の男の方てのも、主体性とかプライドとかそれこそ「愛」とかゆーのが在るのか無いのか諸々ハッキリしなくて実に頼りない…てのがまま絶妙だったと思います。シンプルな様で、流石…と言いたくなるごくクオリティの高い仕事だと思いましたね。  個々のシーン(台詞)でも、も~唸らされたモノが幾つか。気持ちが「冷めた」その瞬間に口に含んだコーヒーの方が「温かった」とか、オーラスの痴話喧嘩バトルロイヤルでの「泥棒猫の猫泥棒」とか。もう一つ、中盤の食卓でのシーン、奥さんの方が少しだけ口を滑らせて、旦那も敏く感じ取って、次の瞬間から会話の間合いが(本当にホンの少しだけ)乱れてゆく様子の絶妙さ、とか。監督お得意の恋愛会話劇(+コレも多分にコメディ入り)ではありますが、中でもかなり高度なモノが色々と今作でも見て取れた…かなあ、と。十二分に良作すね。
[映画館(邦画)] 7点(2022-03-24 22:05:22)
425.  エースの中のエース 《ネタバレ》 
これも実に楽しいですね。感情移入のし易い題材ですがともすれば重くもなりそうなトコロ、全体としてごくコミカルに明るく纏めてあるので非常に観易かったです(子供や動物もそーいう雰囲気の醸成には効果的でしたね)。かつ、コメディにしてもアクションにしても割かしアイデア豊富でその意味でも面白く観てゆけました。特にアクションはよく見ると結構に高度で(航空アクションにせよカーチェイスにせよ殴り合いにせよ)正直思いのほか楽しめましたですね。年代を考えても中々完成度の高い娯楽アクションでした。オススメ。
[DVD(字幕)] 7点(2022-03-20 19:03:00)
426.  ムッシュとマドモアゼル 《ネタバレ》 
この原題にこの邦題てのは若干よく分かりませんが(そもそも原題もイマイチピンと来ませんが)要は主役の男女ふたりの映画だよ!(=話の内容は、知りません!)てな感じなのかもな~と思いますね。このふたり、一言で言うと確かにルパン三世と不二子ちゃん…ですかね(言わずもがな)。内容は結構コテコテのコメディですが、中でこのふたりは両人ともにかなり頑張っている様に思いました。ベルモンドは相変わらず実に品好くコミカル+底抜けに陽気で、観てるだけでコッチもいつの間にかに楽しくなってしまいますね。かつ、今作ではアクションにも意外なホドに体を張っており、流石に一世を風靡したスターだなと感じました(ガタイも結構にご立派で)。ラクエル・ウェルチも実にゴージャスなルックス&プロポーションがまずは素晴らしかったですし、豪快な中にも女性らしさを垣間見せる演技も中々に魅力的でした。この楽しい映画の雰囲気にピッタリとマッチしたノリの好い音楽も最高すね。相当な掘り出し物ですわコレ(フランス映画恐るべし)。
[DVD(字幕)] 7点(2022-03-19 15:50:23)(良:1票)
427.  余命10年 《ネタバレ》 
非常に典型的な病気もの映画なのは確かにそうで、中でも系統としては高度に『ある愛の詩』的なヤツ…と言いますか。今作における人間性の描き出しとゆーのは、男性には成長、女性にはそれを包み込む母性的なモノを求めてゆく…という作品である様に(私には)見えましたです。ただ、今作の小松菜奈は冒頭から自分の運命をある程度受け容れた状態にあって、その意味では(設定年齢以上に)より大人であるとゆーか、そういった母性的な愛情を命ある限り周囲の人々に振りまいてゆこうという崇高な人にも見えたのですね。そしてそれは恋人となる坂口健太郎との関係性においても尚更にその様に見えるとゆーか、彼が(正直思いがけないホドに)人として未成熟なコトも相まって、コレはもうこのジャンルの映画としては少し風変わりな質感だな、とすら感じられたのですね。ズバリ、コレって「恋愛」なのかな?(少なくとも「恋」ではないのではないのかな?)とすら感じた…とでも言いましょーか。  ただ、そーいった「人の出来た」小松菜奈が時折溢してゆく悲しみや悔しさといったモノは、それこそ(我々男性にとっては特に)愛おしい「泣きドコロ」だったと思いますし、全体としても菜奈さんは物凄く気合・魂の入った演技をされてた様に思います。また、前述どおりやや情けない健太郎くんの成長ぶりも、コレも(特に女性にとっては)堪らない見ドコロにはなるべくモノだろうと思いました。もう一つ、織り込まれる四季の映像とゆーのが、どれも実に凝っていて非常に美しかったですね。結論、やはりシンプルでオーソドックスな作品ではありますが、完成度とゆーのは決して低くないと思いました。興味のある方は是非。
[映画館(邦画)] 7点(2022-03-14 21:15:24)
428.  この空の花 長岡花火物語 《ネタバレ》 
複数のストーリー&数多くの登場人物に加え、現実・非現実や過去・現在が文字通り綯交ぜに入り混じった複雑な構成を擁している。そして、長尺ながら終始一定した早めのテンポ、随所で盛り込まれる絵本か紙芝居の様な映像エフェクト、個々の演技や劇中劇の雰囲気等も含めて、演出も極めて独特である。確実に通常の劇映画とはかなり質感の異なる映画なのだし、ドキュメンタリともファンタジーとも言えないこの質感自体がもはや唯一無二と言っても好いユニークなモノだとも思う。一方で、また極めてメッセージ性の強い作品であるのも間違いなくて、ただその「主旨の明確さ」こそがこのある種混沌とした映画をバチっとひとつに束ねる強力な「箍」であるとも思うし、また本作を鑑賞する最大の価値でもある、とも思うのですね。まずはその主旨に十分に共感できたこと、そしてこのユニークな作品世界が個人的にはごく心地好く感じられたことも含めて、私としては今作、完全に観て好かったとは思ったのであります。  ただ、そもそもの今作のコンセプトとゆーか、こーいう伝えたいメッセージの明確な映画(取り分け、そのメッセージは特に子どもや若者に広く伝わって欲しい…と言えるかの様な作品)を、こーまで「取っ付きにくく」つくってしまうとゆーのは、やはりちょっと本末転倒とゆーかチグハグな感じも覚える…のが正直なトコロなのです。まずはやはり単純に長すぎると思うのですし、演技の感じや字幕の多用もそれこそその方面への分かり易さを重視したモノなのでしょーが、分かり易い・分かり難い以前に全く「観易くない」映画だ…とゆーのも確実にそう思われるのであって(例えば私が教師だったとしても、コレを小・中学校で生徒に観せたら多分みんな寝ちゃうな…と思ってまう、つーか)。重ねて、監督の個性に共感できる「映画ファン」としては喜ばしい作品だとは思うのですが、その辺の部分には疑問もまた感じられる…という作品ではありましたです。
[DVD(邦画)] 7点(2022-03-14 16:55:37)
429.  愛なのに 《ネタバレ》 
今泉×城定という異色?のタッグ企画。当然の如くに恋愛映画だが、前半はほぼ完全に今泉テイストとゆーか、まま繊細な恋愛感情の「もつれ」的なモノを主として2組分並べて描いてゆく…ので(セックスシーンを城定監督らしくしっかりつくってはあるものの)ワリとマジメでちょい文学的てな感じの今風の恋愛映画かな~と思って観てたんだけど全く然に非ず。中盤以降、2つの片っぽのさとうほなみ・中島歩のお話はシンプルにヒジョ~に下世話でかつアホみたいな大オチを迎えてってしまうのですね。その意味では、この構成自体が実に壮大なフリオチだったとも言えるし、そのコメディの大仕掛け自体はまた実に見事にキマってたとも言えるし、そして何より実に完璧極まる映画的コンセプトの具現化だったとも言って好いでしょう(=コレ以上の無い今泉×城定の50/50だったかと)。  ただし一方で、瀬戸康史と河合優実ちゃんの話の方は正に対照的に非常に清々しく終わってゆく、その余韻はまた特大に爽やかだし、そして重ねて監督一流のセックスシーンの出来も確かに素晴らしく艶めかしかったです。この部分に関しては、女優さんが2人なかなか頑張ってたな~と思いましたね(特にさとうほなみさんは気合が入ってたよーに見えてとても好印象でしたです)。結論、色々とごく多様な好さがあって、かなりオススメできる作品でした。本企画のもう一作品の方にも期待です。
[映画館(邦画)] 7点(2022-03-09 13:07:43)
430.  アンチャーテッド 《ネタバレ》 
ゲーム原作とのコトですがソッチはやったこと無いです。映画としては、あまりお話に中身があるタイプのアクションでもなくて基本的にはアクションシーンをただ眺めてゆくというシンプルな娯楽作ですかね。んでアクションの中身としては、序盤~中盤は謎解き系でややチマチマした感じですが、終盤はそこそこ派手(とゆーか如何にもゲーム的な…という感じのチョイ荒唐無稽な質感)でユニークさ・面白みはある程度備わっているかと。全体としてその分量も悪くはないので、まずまず手堅い方の作品かと思いました。  他に好かったと思われる点は、まずはシンプルに役者のクオリティ。トムホ君は相変わらず爽やかでしたし、何よりやっぱアクションに「精一杯頑張ってる」感が出てくるのが好いですね(ごく素直に応援してゆけるとゆーか)。彼もまたナチュラルにコミカルな雰囲気を纏っている俳優さんかなあ~とも感じるのですが、相方のマーク・ウォールバーグも今作では常にどこか素っ惚けているとゆーか、彼ら2人のおかげで作品全体がごく微笑ましい(可笑しみの在る)悪くない雰囲気に仕上がっていたとも思われます。悪役では、まずアントニオ・バンデラスは個人的には今作でも好みの雰囲気だったのですが(ネタバレすると)チョイ無駄遣いでソコは少しだけ無念です。でも一方で、ラスボスのタティ・ガブリエルさんは(初見でしたが)ごくユニークなルックス+存在感も中々で率直に素晴らしかったと思いますね(今後に期待ですかね)。
[映画館(字幕)] 7点(2022-02-26 21:12:15)
431.  3月のライオン 前編 《ネタバレ》 
やはり漫画原作だけあって、多分に漫画的とゆーか(羽海野チカっぽいと言えるかとも思いますが)、魅力的なキャラクターをとにかく大勢つくり込んで群像劇的に作品世界を描いてゆく、という系統ではあるかと。非常に有り体に言えば、やはり少し映画的ではないかなとゆーか、特にこの映画ではキャラにせよ個々のエピソードにせよ少しだけ奥行きを欠く・全体としてもやや纏まりが無い、と感じたのも正直なトコロではあります。ただ、それでも各キャラ・各エピソードを魅力的に・興味深いモノに見せるアイデア(見せ方・キメ台詞とか)とゆーのはどれも中々に上質でかつ分かり易いモノだったと思いますし、実写化となればソコを表現してゆくのにまた重要となる役者さんの仕事もかなりキマってた、とも思えて、だから全然普通に最後まで面白く観るコトは出来ましたですね。漫画の映画化としては相当に好く出来ている方ではないでしょーか。いちばん肝心な将棋の対局場面とゆーのも、静かながら熱い戦い!とゆーのが的確に表現されていて緊迫感はまま高度だったと思います(思いのほか観入ってしまいました)。  役者さんに関しては、ワリと普段とイメージの違う役をやっている人が多くてソコも面白かったですね。中でも有村架純は(ゆーて比較的善人が多い)今作のキャラの中ではひとりだけ少しダークな…という側面が存外にハマっていてお話の好いスパイスになっていましたし、翻ってのツンデレぶりも流石のキュートさでした。後編も楽しみです。
[DVD(邦画)] 7点(2022-02-23 02:54:22)
432.  浅田家! 《ネタバレ》 
いや~やっぱ震災の映画はダメだぁね…あと10年はしないと無理な気がする…  正直、根本的な部分の話の内容にはそれほどハマった訳ではないのです。必要以上に随分とノンビリとはしているものの、これもひとりの人間の成長物語ではある…とは思うのですケド、個人的にやはり私、こーいうごくボンヤリした人よりはバカでもナンでもいーのでただ熱い(熱苦しい)・熱血漢な人の方が単純に好みなのですよね(彼は彼で熱いハートを持っている、とは思うのですが)。なのでグッと来たのはどーしたって震災絡みのエピソードばっかではありましたすね。  まあでも、二宮クンはこの主人公には確かにかなりハマってたと思いますし、諸々が実話なコトを含めても観た価値はあった=元気を貰えたとも確実に感じるトコロではあります。全然フツーにオススメ出来る・オススメしたい部類の映画でもありますですね。機会があれば是非。
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2022-02-21 21:11:28)
433.  特捜部Q カルテ番号64 《ネタバレ》 
今回の事件の背景部分って、世界的に見ても結構普遍的な人権問題で、日本でも少し前には話題になったかと思います。映画に落とし込まれてるのはワリと今作が初見だったので、その意味でもまず社会派作品としても意外と価値の在る作品かも知れませんね。映画全体としても、展開運びは(これまでのシリーズ作に倣って)まずはごく手堅く、かつ部分的に意外性を孕む真相・中盤~終盤のスリラー展開・そして特捜部のメンバの人間ドラマの面なんかも含めて、4作では一番諸々と質が高かったよーに思います。甘めのこの評価で。  一点、ゆーて私にはどーしてもカール(あと何ならアサドも)が優秀な刑事にはどーにも見えない…のですケド、逆にローセってメッチャ優秀じゃねーすか?(情報収集能力・分析能力が並大抵ではない)その意味からするとオーラス、カールがアサドに言う「残ってほしい→ローセには君が必要だ」ってのが、要は(ホントに抜けたら困るのはローセなんだケド、あのおねいちゃんと二人だと正直オレ間が持つ気がしないから、とりあえずアサド宜しく!)という意味だったのではないか…と何となく邪推してしまいました(スイマセン、私性格捻じ曲がってますね…)。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-02-12 22:04:13)(良:1票)
434.  ルクス・エテルナ 永遠の光 《ネタバレ》 
極限の「混沌(カオス)」を圧倒する暴力的な「光」。放埓に躍動するカオスそのものを可能性や若さ・命・そして罪の象徴とも捉えるコトが可能であるならば、対する光はまるで「開いた宇宙の熱的死」の後の永遠の静寂(=絶対零度の限り無く虚無な世界)をも思わせるのだし、ソレこそが「神の救済」なのだ、と言うコトもまた可能なのかも知れない。この映画に描かれているのは、実は正に「世界観」とでも言うべきモノなのかも…とも(とは言え正直、そんな確信までは到底持ち得ないな…という感覚だってまた強力に在りはするのだけれど)。  個人的には全然、観て損はしなかったすね。
[DVD(字幕)] 7点(2022-02-03 22:54:49)
435.  千利休 本覺坊遺文 《ネタバレ》 
原作未読。成上りの絶対権力者と、その「意のままに為らぬ者」たる求道者…という、一見そこまで難しくもない様な(難しくもなく反発し合うだろう)秀吉と利休の関係性を描くコトが本義かとも思える作品だが、中で利休自身はごく納得して死を賜った、という様にも見える。全体を通しても描き出されている(と思われる)のは、死地に赴く者への手向けとしての茶、というか、死に通じるモノとしての「茶道」観、というか、だから利休が自身の死によって自分の茶道が(少なくとも何らかの)完成に至る、と考えていた様にも見えるというか、これは確かにその部分についてはまま難解な映画だ、と言えるかと思いますね(分かった風なコトを言っても私多分ほぼ理解できてない)。  利休自身は厳密には武家の出自ではない様ですが、戦国乱世を生き抜き、またそれを制した天下人とも臆することなく渡り合った…というのですから、その精神性は間違いなく「武士」でもあったと言えるのではないでしょうか。その意味では(=前述どおり利休を「死」を纏った存在として描く、という意味でも)利休役に三船敏郎を配したとゆーのは、個人的には実に優れた判断だった…と率直に感じます(凄い迫力・存在感でした)。かなり繊細で奥ゆかしい映画だとは思うですが、中々に味わい深い作品でもありました。
[インターネット(邦画)] 7点(2022-02-03 21:55:04)
436.  夜と霧 《ネタバレ》 
短編ドキュメンタリで、語り口も非常に淡々としたものだが、終盤の映像の凄惨さは中々に凄まじい。ただ、そもそもこの題材を短編作品で語る、という建付けにはなんとはなしに疑問(無理)があると感じるのもまた事実かと。個人的には、より後年のNHK『映像の世紀』をかつて観たときの方が衝撃は上だったとも思う(まあ、アッチを先に観たとゆーのもデカいのは確かだが)。  とは言え、例えば学校の授業で使うのには(尺的にも)持って来いだと思うし、そういった目的に供するとしてのクオリティもまた間違い無く十二分以上かと。今後とも、とても価値の在る作品で在り続けるのも確実と言えるだろう。
[DVD(字幕)] 7点(2022-01-15 19:32:56)
437.  ドライブ・マイ・カー 《ネタバレ》 
まず、かなり長尺な映画だが、一方で(根本的な)話の内容はそんなに大層なモンだったかな?と思ってしまう…てのがごく正直なトコロ。もちろん、主要キャストの演技&文学的な脚本とかの端的な質の高さは在る、でも、その西島秀俊と妻の霧島れいか、そしてこの2人の関係に纏わりついてくる岡田将生にしたってソコまで複雑というワケでもないごく分かり易いキャラにも思えるし、結局は西島秀俊が霧島れいかに終始振り回されっ放し(→そして何だかんだ最後には吹っ切れてゆく)というごくシンプルなお話だ、とも思う。ただ構成自体は、丁寧にタップリと夫妻の関係性を語り込む序盤+ある一つの「演劇」をつくり込んでゆく中盤+西島秀俊のお話の本チャンたる終盤、と3時間をある程度密度を高く維持するだけの要素の物量は備わっていたとも思うし、個人的にはその中盤なんかも後述どおり実はかなり面白く・興味深く観れたのは確かなのですよね(でもだからとゆーか、全然違う映画な筈なのに観終わった感じは監督の『親密さ』を観た時のソレにかなり似通ってた…と思ったりもしますケドね)。もうひとつ確かなのは、本作で一番「ユニーク」なのは間違い無く三浦透子のキャラ(と実際のその演技)だというコトですね。お話的にも特に終盤は非常に重要な役割を果たしていますし、全編通して(実は)彼女のアレコレにより注目して観てゆくべき映画だ、という様な気がしますですね。  中盤の演劇の話が面白かったという部分については、私が個人的に特に興味深かったのは、演出家の西島秀俊と俳優・スタッフとのやり取りとゆーのは、イベントそのものとゆーよりはそのイベントをつくり出す「チーム」をつくってゆく過程の方により近いモノに見えた、という点ですかね。演劇なんか取り分けそーなのかと思いますが、結局ソコが一番本質的な「クリエイト」なのではないかな、と言いますか(モノよりヒト、的な)。その意味では今回の演劇の建付け(メンバーの多国籍さ・ダイバーシティと、だからそれこそ表面的な「言葉」に頼らないという様な手法)も相まって、なんとゆーかむしろその過程からは博愛主義とか或いはコスモポリタニズムにも通じる様な価値観を感じ取れるとゆーか、その意味でもどこか爽やかなモノを感じました。ソコら辺を加味してもう一点足そうかとも思ったのですが、迷いに迷ってこの評点(据え置き)とします。
[映画館(邦画)] 7点(2022-01-08 19:20:16)
438.  鴛鴦歌合戦 《ネタバレ》 
あくまで軽~いオペレッタですが、中々どーして見所も多いし完成度も諸々高いしで、よくこんなのを1週間で撮っちゃえたモンだな!と率直に思ったのですね。オーラスの殺陣的な立ち回りについてはちょっと雑にも見えましたケド、コレすら全体の軽いコメディのノリには見事に適合している…とも思えて、ココまで来ると多分コレは「偶然」の範疇なのではないかな…とも思いました(コレを狙ってやれたとしたら、もう確実に天才だなと)。  女の子3人が皆お淑やか過ぎずお転婆過ぎず、また実に愛嬌があって(+お歌も達者で)出色の出来でしたね。中でもやはり、お春を演じる市川春代の愛くるしさが実に素晴らしかったと思います。片岡千恵蔵の演技の方はややお手軽感が強くて少~し好みからは外れるのですケド、まあコレも全体の雰囲気にはごくマッチしていた…とも思います。80年越しの今なお、実に手堅い優良娯楽作と言えるでしょう。是非。
[インターネット(邦画)] 7点(2021-12-30 18:05:15)
439.  AWAKE(2020) 《ネタバレ》 
映画としては単純にそこそこ以上に面白い+細かいトコロまで比較的好く出来てる方の作品だ、と思いました。ただその総合的なクオリティはそもそも、まずスタイリッシュな画づくりの質がそこそこだったり、そして吉沢亮の演技もまずまずだったり、という要素も多分に在るにせよ、根本的には今作の元ネタが実話、かつソレが正に「小説よりも奇なり」という極めて良質な題材だった、というコトに依るトコロが大きいとも思われます。実際の映画としても、登場人物のキャラクターから事件の顛末のワリと細かい部分までが結構キッチリ事実に則した半ノンフィクションと言って好い様な質感ですし、その意味では「素材そのものの味を楽しもう」という系統の映画だと言えるかも知れません(おそらく本件については各所でドキュメンタリ的な纏め方は既に為されているのかとも思うのですが、やっぱ好いネタだし劇映画にもしとこーぜ!的なノリなのかな…とも)。  その観点からすると(まずもって多少は脚色が加わっているというコトもあるにせよ)、やはり映画に纏める上で若干は分かり易さを高めるべく簡略化(ないしは取捨選択)している箇所がある…という面については賛否両論があるのかも知れないと思いますね。吉沢亮(=AWAKE製作者)側で言うと、実際の対局後には彼からは非常に物議を醸す様な発言があったのも有名なトコロかと思いますし、対する若葉竜也(=棋士)側についてだって、そもそもの実際の電王戦のフォーマット・(将棋界に於ける)位置づけなんかの説明が省略されているが故に彼がこの対局に望む上での諸々の状況・思惑だとか、或いは彼が実際にはどのような準備をして如何なる戦略のもとにあの手を指すコトを決断したのか…という部分もやはり単純化されていた(=少なくとも詳細には説明されなかった)という、少しバカリの口惜しさは感じられましたかね(まあ、ドキュメンタリではなく劇映画としてはコレも十二分に適切な纏め方だとは思うのですケド)。  とは言え(そうは言っても)本作は、肝心なこの事件の本質の部分についてはワリと嘘偽り無く(かつ比較的分かり易く)的確に描き出せていた様には思われるのです。そしてそれ故、この事件が将棋の歴史の上でもかなり大きな意味を持つモノであったということも今作によって再び顕かにされたと言えるかとも思えますし、そーいう事件の顛末を映画という手に取り易いメディアとして後世に残したという意味でも今作にはある種の付加価値があったと思うのですね。色々な意味で決して悪くない、好い方の仕事だったのではないかと思います。
[インターネット(邦画)] 7点(2021-12-30 16:22:17)
440.  レイジング・ファイア 《ネタバレ》 
お話の方は比較的シンプルなクライム(ポリス)サスペンス、かつワリとシリアス・ハード系のごくマジメなヤツですね。その内容自体はまま在り来り・よくある感じではあるのですが、まずまずシリアスに手堅く進められてゆくのは香港産のこの手のにしては結構好く出来ている方かと思いました(とは言え中盤、首に爆弾ぶら下げた副総監登場⁉の辺りはちょっと運び方が雑かなあ…とも思えましたケドね)。  ですが今作、より評価すべきは間違い無くアクションの方です。コッチの方も、ドニー・イェンを擁していながらも(古き良きカンフーとゆーよりは)かなりリアル路線な肉弾格闘+銃器アクションでした、が、銃撃の方もマシンガン撃ちまくりのボリューミーで好かったですし、何より肉弾格闘の方がエラく泥臭いとゆーか非常にリアル度の高いパワー系取っ組み合いで率直に見応えが中々凄かったですね。ソコはドニー・イェンの(特に『イップ・マン』での)スマートでスタイリッシュなカンフーとは趣を異にするトコロで少しお得感とゆーのもあったかと。やや早回しに頼りすぎ(で少しだけCGぽいちゅーか違和感も無くはない)かとも思いましたが、だからとゆーか全体的にキレは相当に良好で、そしてオーラスのタイマンについても中身がナイフ術やらハンマー・鉄パイプでのフルパワー殴り合いやら、バリエーション的な面もキレ・パワフルさの面も総じて非常に満足度が高かったですね。結論、アクションの出来からすれば確実に良作という範疇かと思います(素直に1点加点しておきます)。
[映画館(字幕)] 7点(2021-12-30 16:11:20)
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