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東京50km圏道路地図さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2604
性別 男性
自己紹介 単なる鑑賞備忘録・感想文です。


※2014年11月10日高倉健逝去。人生の大きな節目。

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481.  DESTINY 鎌倉ものがたり 《ネタバレ》 
まず本題に入るまでが長い。だから全体的なストーリーに無駄が多い。そして、死者の無念や遺族の喪失感といった感情部分の描き方も弱い。そもそも映像の力で押し切る作品であって、ストーリーや感情面に期待する作品ではないのかもしれないが。ただし妖怪?も不必要に多すぎるような気がして映像的にも子供っぽさも感じるし、可愛らしさもないので見ていて多少不快になる部分もある。 テーマや設定そのものは悪くはないし、ラストの「想像の力」で乗り切るところは結構哲学的でもあり、観念の映像化としてもっと面白く料理できたのではないか。物語的にも映像的にも大人向けに工夫すればよかったのにと思うが、マンガ原作を映像化するとこうなるのは仕方ないのかもしれない。
[地上波(邦画)] 5点(2020-09-26 18:36:55)
482.  闇の歯車
サスペンス的要素の中に人生というか男女の機微みたいなものが描かれており全体的にはキレイにまとまってはいる。俗な言い方をすれば、カネと女に振り回されているだけなんだが、所詮男の人生なんてそういう「歯車」のようなものなのかもしれない。他方、女性陣の方は妄想的というか各々ベタに描かれていたような気がしないでもない(強盗先に元カノが居たというのもご都合主義というか)。 難点はもう少し時間をかけて主役以外の仲間の素性についての描き方を丁寧にすればよかったのではないかという事と、役を作りすぎてしまったのか、瑛太の演技が硬くて暗くて陰気であり、粋ではないという事。もうちょっと軽めで明るくしなやかにするべきだったのではないかと思う。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2020-09-26 18:07:46)
483.  パニッシャー(2004)
シリアスなのかコメディなのか、バイオレンスなのか知能犯なのか。なんだかよくわからない中途半端な作品ではあるが、好意的に見れば幕の内弁当的な何でもアリアリの作品でもあり満足する人もいるだろう。悪役のジョン・トラボルタもヘナチョコでパンチ不足。アパート住民は皆個性的でよかったので、この拠点をベースとした表と裏の顔みたいにすればメイハリがついて面白くなったと思うが。
[地上波(吹替)] 4点(2020-09-25 23:54:52)
484.  ファイナル・スコア
『ダイ・ハード』系だがブルース・ウィルスに比べると、確かに主人公には華がなく面白みもなし、ジョークっぽい台詞もスベってるというか似合ってない印象。が、生真面目で無骨な感じは悪くはない。他方、案内係のファイザルがコミカルでいい味出していた(「テロリストジョーク」は皮肉が効いていてよかった)ので、配役のバランスは取れている。娘がもうちょっとバカで緊張感をさらに煽るとよかったかも。尚、ピアース・ブロスナンが出ていた事には気がつかず。007しか知らないし、老け過ぎててこれじゃあわからないよ~
[地上波(吹替)] 6点(2020-09-24 17:31:06)
485.  沈黙 ーサイレンスー(2016) 《ネタバレ》 
原作は中学時代に読んで、まったく理解できず挫折。で、映画でリベンジ。尚、近年の教科書では「踏み絵」(板)と「絵踏み」(行為)は用語として使い分けられている事に留意する必要がある(原作は仕方ないが、台詞や字幕は工夫できたのではないか)。 序盤で日本人が「モノ」を求める事を神父が懸念する場面がある。これは偶像崇拝につながるからだろう。であるならば、「踏み絵」も単なる偶像崇拝に過ぎないと考えれば、絵踏みをする事にはそんなに躊躇はないはずである、という話は時々耳にする(カトリックとプロテスタントの違いはあるだろうが)。逆に日本人はモノに神が宿ると考えるので絵踏みには躊躇があるだろう。が、そもそも絵踏みをしたところで棄教したとは言えないし、こんなのは「形式的」な儀式に過ぎない。また「信仰を捨てた」と白状したとしても、本当に棄教したかどうかはわからない。なぜなら「内面の自由」は誰にも侵すことはできないし、他人の心の内などそもそも誰にもわからないからである。終盤までそういった事はうまい具合に映像表現されていたように思うが、その分ラストの「手の内」の映像は余計だった。「心の内」では心許無いので最後の最後で映像による「偶像崇拝」の誘惑に負けてしまったようにも思える(これが映画の限界なのかもしれないが)。あとは皆さん仰るように英語を流暢に話す江戸時代の日本人と「神の声」も難点ではあるが、概ね違和感なく見る事はできた。 遠藤は日本にキリスト教が「根付かない」理由としてローカライズ(日本化)に失敗したからだと述べていたと記憶している(デウスを大日如来とするのはどうかと思うが、こういう「勘違い」で広まった側面はあるだろう)。なら、沼に生える「麦」を蒔けばよいわけだが、禁教であった近世日本においても数百年間隠れキリシタンとして信仰を守ってきた事実をどう考えるべきか。16~17世紀に渡ってきて殉教した宣教師達はある種の「一粒の麦」になりえたと言えるのではないか。他方、当初は「普遍」や「真理」にこだわっていた宣教師達が「転んだ」後はある意味日本流に信仰を守り抜いたという点ではローカライズを体現したと言えるのではないか。遠藤の本作に込めた真意はわからないがそんな印象を持った。ただし、ローカライズというのも信仰スタイルの問題ではなく「原始仏教→大乗仏教」のような教義的な事が言いたかったのかもしれないし、遠藤としては人口の1%に留まっている日本の信者数への不満はあるのだろう。その起源や原因をどこに求めるのかは人それぞれではあるが、本作で描かれたような歴史を認識しておく必要はあるだろう。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-09-24 14:55:38)(良:1票)
486.  グラスハウス 《ネタバレ》 
やけに裕福そうな養父母が妙に怪しく気味悪く、原因は何なんだろう?と気になりつつ興味をもって見ていたら、まさかの100万ドル程度の借金返済のカネ目当てというしょうもない動機で、なら家売ってやり直せよ!とツッコミたくなった。姉弟の幼く拙い抵抗は、それはそれで危うさがあり、それなりの緊張感はあったが。それにしてもダイアン・レインがなんでこんなヘンテコな役を引き受けたのか不可解で仕方ない。
[地上波(吹替)] 4点(2020-09-23 16:32:08)
487.  さすらいのカウボーイ 《ネタバレ》 
自由を求めて妻子を7年ホッタラカシたかと思えば、放浪生活が空しくなり平穏な家庭を求めて帰ってきて地道な暮らしをしてマジメに働くのかと思えば、男の友情のために決闘しに行って死んでしまうという、寅さんの劣化版みたいな芯のないフラフラした男と、トコトン現実主義な女という、まあ極度にステレオタイプ化された男女の価値観の違いを表現。夫の不在中、大人しく待ってるわけでもなく使用人とは次々とデキちゃうし、夫が出て行くときも黙って見送るのではなく毒舌吐くのがアメリカらしいというか、日本映画ではありえない妻像というか。娘はカワイイんだけど妻が不細工なのが難点。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-09-23 12:39:33)
488.  拳銃王
年取って落ち着いて暮らしたくなったお尋ね者の主人公だが、そんなの虫がよすぎるし無理に決まっている。若い頃の人生の決断と行為が後々まで影響するという因果応報的な展開はよいのだが、やや盛り上がりに欠けるし、Gペック主演の映画にしては救いがない。もうちょっと本人の苦悩や後悔と出す共に、息子に反面教師的な教訓を与えてもよかったようにも思うが。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-09-22 13:07:18)
489.  映画 「咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A」
マージャンは若いころによくやっていたが、原作もTVも前作も知らない状態で鑑賞。見所はクールな浜辺美波ぐらいかな。スピンオフなので浜辺美波を差し置いて桜田ひよりが主役になっている格好だが、もうちょっとキャスティングを工夫すればよかったのに。女子学生大会なせいか点棒のやりとりが礼儀正しく丁寧なのが新鮮。
[地上波(邦画)] 4点(2020-09-22 11:28:45)
490.  日日是好日
就職難や男の裏切りや親の死といった、傍から見ればありきたりではあるが当人にとっては重大な「苦難」を、茶道を極めていく事で乗り越えて成長していくというロスジェネ世代の女性の物語なんだが、基本的には映像・音声中心の「頭で考えてはいけない」感じる作品になっているので、こうやって「どういう意味があるのか」を解釈して文章化する事を拒否する作品なのかもしれない。ただし、心情表現は独白形式になっているので、逆に説明臭いというアンバランスを感じるのだが、この辺は脚本化に失敗したのだろうか。 ちなみに原作はかなり有名なようであるが恥ずかしながら未読なので、映画の『道』は茶「道」にかけているのかどうかはわからないのだが、茶「道」の方は「伝統」を表すので「意味」は全く異なる。女の生きる<道>とでも考えれば両者を媒介可能なのかもしれないが、それにしてもここまで男不在な作品というのも違和感がある。 尚、調べてみると原作者は1956年生まれのようで映画の設定よりも15年程度上であり、これを映画化するに伴いロスジェネ世代に置き換えた事によるズレが色々と生じているように思える。従兄弟の商社就職も実際には雇用機会均等法前の話だろうし、地元に帰って医者と見合い結婚して寿退社というというのもいつの時代の話だよとツッコミたくなる。そもそも少女時代に映画の『道』を劇場鑑賞したという設定に違和感があるのだが、家族で名画座に行ったという事なんだろうか。ロスジェネ世代ではありえない設定ではあるが。
[地上波(邦画)] 4点(2020-09-21 17:24:47)
491.  花よりもなほ
911にヒントを得たらしく「復讐」のバカバカしさ・愚かさをコメディタッチで描く庶民賛歌(サムライ批判)の作品で、中々よくできた脚本だと思う。確かに弱者目線に立てば庶民は日々の生活に精一杯で、貧しいながらもささやかな幸福と平和を望んで暮らしているのかもしれない。しかしながら、「義や誇り」を蔑ろにする事は節操のないカネ儲けに走る側面があるのも確かである。それを逞しく生きる庶民と解釈する事は可能ではあるが。とはいえ、現代庶民は現実的には「復讐」が出来ない事の憂さ晴らしを「倍返し」に求めているわけで、こういうお上品というか政治的メッセージ性を含んだ「高尚」な作品は大衆ウケが悪いかもしれない。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2020-09-21 13:07:01)
492.  バラキ
公開当時は新鮮だったのかもしれないが、その後量産されるマフィアものを見慣れてしまうと新しさはない。どちらかと言うと暴露話の回想シーンよりも、終盤で描かれる裏切り行為である暴露そのもの(公聴会開催)の過程やそれに伴う立法・行政、マフィア等々関係各所への影響・反応・思惑の方に興味がある。もしリメイクするならそっち中心(政治・法廷モノ)でやってほしいが。
[地上波(吹替)] 6点(2020-09-20 16:31:50)
493.  フェイク 《ネタバレ》 
実話なのでオチがわかっているため囮捜査の緊迫感はない。よってここでのテーマは「ファミリー」の絆は正義を超越するのか否かといった人間ドラマが中心となる。仕事優先で「家族」を蔑ろにしつつ、他方でマフィアの「ファミリー」との絆が深まっていくというパラドクス、そして最終的に善悪の判断までもが狂ってくるという展開は興味深く、人は正義よりも絆で生きるのかもしれないと思わせる。本来の所属組織であるFBIとマフィアの対比はゲゼルシャフトとゲマインシャフトの対比であるとも言え、あらためて人間にとって「共同体」とは何か、そこでどう生きるべきかを問いかけてくる作品である。
[CS・衛星(吹替)] 7点(2020-09-20 15:56:57)
494.  ザ・スナイパー(2006) 《ネタバレ》 
交通事故で身元がバレちゃう殺し屋ってどうなのよ?というツッコミから物語がスタートし、そこから「追いかけっこ」が展開するわけだが、追いかける側の殺し屋仲間に魅力がなくて馬鹿っぽいし。で、話の中心は逃げる側になるわけだが、キャストのせいか安心感が漂ってしまって緊迫感が薄い。モーガン・フリーマンが仲間に殺されるという危機感がなく助けに来てくれていると信じているのも少々オメデタイというか。 もうちょっと追いかける側を強力にして、逃げる側に危うさを持たせてバランスとればよかったのにと思う。また背後にある政治マターの陰謀も描き方が弱くて「巨悪」感の印象が薄い。結局モーガン・フリーマンは悪人になりきれないだよね。冷徹な殺し屋として悪人を演じれば意外性があってよかったんだが、本人が承諾しないんだろうか。
[地上波(吹替)] 4点(2020-09-19 23:20:00)
495.  ちいさな独裁者 《ネタバレ》 
所謂なりすまし系サスペンスであり、いつバレるんだろうという緊張感が持続する。スタンフォード監獄実験にもあるように立場や役割が人格を作るとはよく言われるが、本作は制服を手に入れた人間が権力を手に入れ、暴走していくというのがメインストーリーにはなっている。ただし、本作の中心テーマは権力や権威に対して人間はどのような態度を取るのか?といった社会的問題である。権力に対しては、積極的に加担したり、保身から仕方なく従ったり、異を唱えたり、様々な対応がある。それは学校や職場やさらには家庭でも言える事である。ちなみに、有名なアイヒマン実験(ミルグラム実験)によれば、人は権力に服従する事によって残忍になる事が明らかにされている。 本作では各人の対応が明確に描かれる事は少なく、多種多様ながら概して曖昧な形で描かれる。よって、鑑賞中はこの辺が少々わかりにくく、モヤモヤする事が多かった。しかしながら、権力に対する対応は個人の中でも一様ではなく、状況や場面によって変化するものであるし、そもそも曖昧でグレーなものである。そういったグレーさを描いたという点では非常にリアリティーのある作品に仕上がっているとも言える。他方、作品は中途半端なところで終わる印象も受ける。できれば主人公が処刑される最後までしっかりと描いて欲しかった気もするが、それを描かなかったのは主人公の生涯がテーマではないからだろう。 エンドロールでは主人公が現代によみがえり、我々に「独裁者」を突きつけてくる。これは過剰な演出とも言えるが、こうでもしないと歴史的出来事として片付けられてしまうのではないかという製作者の危機感故かもしれない。歴史的実話ながら現代的テーマとして重く響く作品である。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-09-19 11:38:34)
496.  イコライザー2 《ネタバレ》 
2の方が面白い。街の解決人から話が大きくなり深みも増しているし、相手もタダのヤクザから元同僚へとパワーアップしているので緊迫感も増している。「善も悪もない、敵も味方もない、罪も美徳も無い。あるのは運不運だけ」という台詞が印象的。価値観を相対化すればそういう事にならざるを得ないが、この相対主義にどう抗うかがある意味「人生とはなにか?」そのものであり、それを主人公が体現していると言えなくも無い。尚、作中に出てくる『世界と僕のあいだに』は面白そうなので読んでみようかと。
[CS・衛星(吹替)] 6点(2020-09-18 11:49:51)
497.  イコライザー
現実的には「正義」なんてない。そういった正義無き世の中のファンタジーかな。表と裏の顔にもっとギャップがあってもいいような気もするが。主人公が強すぎて危機感が薄いのが難点。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2020-09-18 11:03:59)
498.  アメリカン・アサシン
マジメに作ってるんだかフザケテで作ってるんだかよくわからない作品。だからツッコミどころも各所にはあるが、全体的にはムダなくダレないスパイアクションで、主人公が未熟かつ未完成なのもいい感じ。ただし、鬼教官はちょっと脇が甘いような気もするが。
[地上波(吹替)] 6点(2020-09-17 17:04:38)
499.  ステルス 《ネタバレ》 
昨今のAIブームの中、つい先日「戦闘機を制御する“軍事AI”が米軍のパイロットに圧勝」というNEWSがあった。このNEWSはシミュレーション世界ではあるが、一方で「米空軍、有人戦闘機VS無人AI戦闘機のドッグファイトを2021年に予定」というNEWSもあり、製作から15年を経て映画の世界が現実化する事になる。という意味では、AIへの興味関心が本作の評価に影響する部分はあるのかもしれない。 AIは「暴走」する一方「学習」もする。暴走による1人の死後(当時アカデミー賞等で売れっ子のジェイミーフォックスを中盤で殺しちゃうのは驚いた)、他の2人とはチームである事を学習し、「仲間」と調和・協力して最終的には自己犠牲的な行動までする。この辺はちょっと『ターミネーター』を彷彿とさせ、綺麗にまとめ過ぎてしまった印象はあるし、全体的にやや「軽い作り」になっているという難点はある。とは言え、映像的な迫力とスピード感はあるし、『ライトスタッフ』では孤高のパイロットを演じたサム・シェパードがAI機に惚れ込む悪役上官を演じるギャップも面白かった。そして、2020年においては先見性かつリアリティがあるとも言える作品になっている事が興味深い。時代が作品に追いつく事により、作品の評価が時代の影響を受けて変化するのもアリなのかと。 ちなみにテレ東は「美女に迫る危機!」という特集で本作を放映していたんだが、そういう観点からは物足りなさはあるかもしれない。
[地上波(吹替)] 7点(2020-09-17 14:24:23)
500.  アイガー北壁 《ネタバレ》 
登山をネット中継して賞賛を得るために無謀な挑戦をして命を落とした若者のNEWSを思い出した。その時は「誰が彼を追い込んだのか」という事が話題になった。その後も「中継」を目的とする登山事故が相次いでいるようである。本作の4人も自分の意思で登山しているわけで誰かに強制されたわけではない。当人たちにも当然の事ながら承認欲求があっただろうし、そういう意味では「自己責任」ではある(「自分のために登る」と言っていたトニーは「付き合い」で登った側面もあるが)。 ただし、その背景にはナチスの国威発揚に迎合し「挑戦」を煽るマスコミと現代さながらの「実況中継」がある。そして4人は「挑戦」を重ねて失敗し、最終的に下山を決意するも悲惨な結果を招く。という展開から、当初は煽っていた女性カメラマンが終盤に命の大切さに気づくという心情変化が本作のメインストリームになるのだろうが、救出行動までするのは過剰演出だろう(史実かもしれないが)。 登山場面は緊迫感はあるものの、ありきたりでもあり、どこかで見た事あるような映像が続くので多少の退屈感はあるのだが、無謀な挑戦の背後にある様々な構造を色々考えながら見ると、現代にも通じる示唆に富んでいるように思える。
[CS・衛星(吹替)] 6点(2020-09-17 12:32:40)
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