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目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2251
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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501.  22年目の告白 -私が殺人犯です- 《ネタバレ》 
物語中盤で大ネタの種明かしあり。ただし、タイミングが早いので充分な“溜め”が得られずカタルシスが不足しています。これは二の矢を用意しているため、仕方がない部分はあるものの、ギリギリまで引っ張って最後に畳み掛けるスタイルでも良かった気がします(それくらい最初の仕掛けが物語上の肝)。それにしても、犯人に自殺願望があるのは困ったものです。刺し違えても構わないという復讐者側の覚悟の価値が失われます。ただしそれでもなお、仇をただ生かしておくという結論には逆立ちしても至らないので(死刑にはなりそうもないので)、私だったら完全犯罪による復讐を計画します(それも、あっさり殺すのではなく、生地獄を味わってもらいましょう)。でも収監されてしまっては無理な話。あの方法しか復讐の術がなかったヤクザの息子には同情します。藤原竜也さんは、こういう役にはうってつけ。憎悪のドラマに濃い味の演技はよく合います。伊藤英明さん迫真の“泣き”も素晴らしかったです。ちなみに、オリジナルの韓国映画は鑑賞済であることをすっかり忘れておりましたが、本サイトの自身の投稿を見直しておぼろげながら記憶が甦ってきました。オリジナルで私が抱いた不満は本作では解消されているようですが、その分アクも抜けていたような。このあたりは好みもありましょうが、やはりコト復讐映画というカテゴリーで韓国映画の右に出るのは至難の業という気がします。
[地上波(邦画)] 6点(2018-06-10 16:16:38)(良:1票)
502.  甲州プリズン2<OV> 《ネタバレ》 
主演はキムカズこと木村一八(そんなニックネームなど無いッ)。昭和の天才破天荒漫才師「横山やすし」の長男で、“人生イチかバチか”が命名の由来であることはご存じのとおり。TBS系TVドラマ『毎度おさわがせします』でチロリン♪人気を博したものの、傷害事件を起こし人生転落。その後は深作欣二監督の『いつかギラギラする日』で姿を見たな程度で、まさかこのような作品で出会うとは。まずもって太ったなと。それでも甘いマスクに主演俳優のオーラが感じられたのは、流石サラブレッドといったところでしょうか。所謂『刑務所もの』にカテゴライズされる作品ですが、刑務所生活にリアリティなどなく“ちゃんと取材したの?”と問い詰めたくなるテキトーさ。これがリアル刑務所なら日本終わっています。さらに言うなら、物語のクライマックスが刑務所外の抗争にあるという本末転倒な謎脚本。中野英雄より、よほどコチラの方が「ぬるい」でしょう。続編を匂わすオチは「フザケルナ」と言わざるを得ません。
[インターネット(邦画)] 2点(2018-06-05 18:59:37)
503.  甲州プリズン<OV> 《ネタバレ》 
80分なら短いし、まあいいかと思い観始めたところ「何、この尻切れトンボな感じ」で終了。まさか『2』があるとは。はじめから前後編で製作されたのではないかもしれませんが、騙された感強め。新幹線で読もうと思ってキヨスクで雑誌を買ったら、ディアゴスティーニだったみたいな。いやいや「80分」だからギリ“アリ”なんで「160分」なら絶対観ない(途中で諦める)クオリティ。リボ払いとは恐ろしいシステムです。正直やっつけ感満載の“雑なヤクザ映画”としか言いようがありません。仕方がないので『2』も観ました。つづく
[インターネット(邦画)] 2点(2018-06-05 18:58:48)
504.  無人島物語 BRQ 《ネタバレ》 
新規作品登録のために調べたところ、監督は千葉誠治さん。主に“忍者もの”アクションを得意とする監督さんです。そして主演は「羽賀研二売名騒動」で一躍名を馳せた桜庭あつこさん(“羽賀研二売名騒動”や“桜庭あつこ”が分からないちびっこは、お父さんに聞いてみよう。きっと馬鹿なこと言ってないで勉強しなさいって怒られるよ!)。さらに桜庭あつこさんは、この当時グラビアアイドルから格闘家に転身していることも判明しました。どうりでカンフーチックなバトルアクションが多用されているワケです(劇中では空手経験ありという設定)。副題のBRQは、バトルレースクイーンなのかバトルロワイアルクイーンの略なのか知りませんが、いずれにしてもレースクイーン同士が殺し合いを強いられ、生き残った一人だけ命が助かるという「観たことあるぞ」なストーリー。勿論、全員レースクイーンコスチューム着用がお約束。ただ、お色気シーンはほぼナシという謎のストロングスタイルでありました(注:正しくはオフザケ・ストロングスタイル)。私が演者の中で名前を承知していたのは、桜庭あつこさん以外は、「牛川とこ」「インリン」「横須賀まりこ」くらいでしたが、当時それなりに売れていた方々が出演していたのではないかと推測します(見たことあるような、ないような。基本的に美人がいないような、いないような)。タイムリミットを設定していないのに、何故か時間経過を事細かに知らせる摩訶不思議な演出。武器は支給されるも、サバイバルアイテム(水や食料、ツールなど)の支度が無いのは、手抜き云々以前に、ロマンに欠ける残念な設定と言えましょう。ドラマ的に観るべき部分もありません。ですから、唯一の見どころは桜庭さんの足技(美脚という意味ではなく、回し蹴りとか、ドロップキックなど)ということになります。多分、本作を鑑賞すること自体、高いハードルですので、筋金入りのB級映画マニアか、暇を持て余している方、あるいは熱狂的な桜庭あつこファン以外はスルーで問題ありません。
[インターネット(邦画)] 3点(2018-05-30 00:00:01)
505.  忍びの国 《ネタバレ》 
虎狼の族(ころうのやから)と呼ばれる“人の心を持たぬ”忍びの集団。その中の天才忍者『無門』が、“人の心”を手にするまでの物語。こう書くと結構な感動ストーリーを想像するかもしれませんが、実際の印象は違います。クライマックス。「おのれらは人間ではない」と仲間に向かって吐き捨てる無門。でも「お間が言うな」としか思えません。というのも、主人公に感情移入する仕掛けが希薄だから。彼の心情を、いくらでも感傷的に、コト細かに描くことも出来たのに。でもこれが本作のスタイル。あくまでフラットに、ひたすら軽やかに、戦国の世の理(ことわり)を描きます。この時代、あの身分、忍びの里の価値観(無門の倫理)に何ら間違いはありません。でも“相手の身になって考える”ナビゲートをされていない観客は、自身の(現代の)価値観と照らし合わせて主人公の言動を判断します。だから感動的であって然るべき無門の内面の変化にも「何を今更」と感じるのです。さらに言うなら、変わり身の術やどとんの術といった娯楽時代劇忍法、あるいは人間離れした体術などの“サービス”が、むしろ軽薄に感じられてしまう側面もあると感じました(忍術多用の合戦シーンは『忍者ハットリ君』さながらに漫画チック。芸人オラキオでオフザケ。かと思えば、無門VS平兵衛の一戦は出色のアクションだったりします)。ファンタジー濃い目。エンタメ色強め。だけどテーマはシリアス。そこに観客は困惑するワケです。無門の妻もある種のお伽噺でしょう。貧乏下忍のあばら家に住む姫の身なりは美しく、生活感はゼロ。彼女は“人の心”のメタファーと見て取れます(注:良心ではありません)。無門は持っていないので、他所から盗ってきたと。大切なものを奪われて、初めてその痛みを知る。古い価値観(銭)を捨て、新たな価値観(心)を得る。皮肉なものですが、道理には適っていました。虎狼として気楽に生きるか、人の心を持って苦しんで死ぬか。どちらを選ぶのが幸せなのでしょう。主演は国民的人気アイドル嵐の大野智。フジ系TVドラマ『鍵のかかった部屋』では天才鍵師を演じていましたが、本作同様善悪の判断が付かない中間的なキャラ設定。ジャニーズでこのポジションは面白いと思います。一度では味わい尽くせないので観なおし推奨。しかし如何せん2時間は長いです。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2018-05-25 00:36:28)
506.  ザ・コテージ
これはアレですよ。なかなかの「なんだこりゃ」ですよ。普通、凡作駄作と呼ばれる映画でも、どこかしら良いところがあるものです。脚本はダメだけど役者は頑張ってるとか、美術はチープだけど画作りにはセンスが感じられるとか。本作のレーダーチャートはとても美しい五角形。ただし小さすぎて点にしか見えません。「リアリティ?何それ美味しいの?」な設定、「整合性?どこにある星?」な脚本、「大根といえばやっぱり聖護院どすえ」な安田美沙子。クオリティ的には、伝説の実写版『北斗の拳』に勝るとも劣りません。途中であきらめず、最後までご覧になられた方の“あきらめない心”に敬意を表します。
[インターネット(邦画)] 2点(2018-05-20 00:13:06)(良:1票)
507.  暗黒女子 《ネタバレ》 
観終えた瞬間の印象は『リアリティゼロのなんちゃってミステリー』。しかし、その後小一時間ほどのボランティア清掃中に物語を反芻した結果「悪くないかも」に感想は変化しました。以下私なりの解釈。そもそもオチがセールスポイントの映画ですので、鑑賞後にお読みいただければ幸いです………。 リアリティが感じられない要因は大きく2つ。①狂言自殺で屋上から飛び降り?マジで?しかも後遺症ナシなの?②自身が犯した殺人を、自ら皆にバラすって、むしろ弱み握られてない?清水の言い分を“真実”と捉えるから“嘘くさい”と感じられるのです。そこには“ミステリーのお約束”が存在していました。最後に披露される“事件の真相”を無条件に受け入れてしまう心理。果たして信用するに足る裏付けや証拠の類は提示されていたでしょうか。そう、脇役たちが告発した“小説”と、清水の“種明かし”に本質的な違いはありません。彼女の解説もまた“ある意図をもって創作された”と考えらます。しかも、清水は飯豊の参謀。事の全容を掌握できる立場。月は太陽に成り代わる為に、一計を案じたと推測します。子供たちはまんまと清水に騙されたのではないでしょうか。もちろん飯豊は自殺済み。脇役たちは人肉など口にしていません。金持ちのお嬢様なら、パニックに陥った子供たちを一瞬信じ込ませる程度の「模造腕」の入手など訳も無いでしょう。策士、清水の作戦勝ちと。さて、子供たちがこの“作り話”に気付く日は来るでしょうか。少なくとも“女子高”という閉ざされた世界に囚われているうちは、無理な気がしますが…。ここまで想像して、初めて価値が出る映画と思われます。これが正しい見方とは思いませんが、こう解釈しても面白いということで。たしか本作公開時に清水さんが事務所を辞めて出家されたと記憶しております。騒動が故に公開が危ぶまれた一方、結果的に清水の“サイコキャラ”イメージを補完しており、作品としての完成度が増しているのは皮肉なものです。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2018-05-15 00:13:16)
508.  劇場版 お前はまだグンマを知らない
伝統的な童貞コメディ+自虐的な郷土愛。間宮祥太朗の顔芸と馬場ふみか姫の可愛さを愛でる映画と言っていいでしょう。それ以上でも以下でもなく。悪くはないが良くもなく。
[DVD(邦画)] 5点(2018-05-10 21:08:08)
509.  東京喰種 トーキョーグール 《ネタバレ》 
青年漫画ならではのトンデモ設定に、始めは呆れ気味でした。怪物の臓器を人間に移植?人間がヒト喰いに変化?二次元なら許容される世界観も、実写では流石に無理が過ぎました。怪物と人間の戦いにおけるパワーバランスも不自然さを通り越してミステリー。ところがどうでしょう。観終えてみると、不思議と腑に落ちたのです。その理由を考えたところ、次の結論に至りました。“グール≒捕食者(肉食動物)”ではなく“グール≒人間”と認識出来たということ。見た目は勿論のこと、言語や文化を共有し、おそらく性交も可能で、臓器移植は実証済み。ここまで来るとグールを“別種”や“向こう側”と割り切るのは難しくなります。ただし積極的に共存しようとは思いません。脅威を排除できるなら、それに越した事は無いでしょう。少なくとも、上から目線かファッション感覚で“○○○を守ろう”と声を上げる意識高い系(又は恥知らず)ではないつもりです(失礼、言葉が過ぎました)。ただし、決して分かり合うことのない同じ人間と、グールでは何が違うのだろう(どちらがマシだろう)とも思うのです。人間より運動能力で遥かに勝るグールが、捜査官と一対一で遅れをとってしまう謎の補整も、この事実を示唆するためと考えれば納得できます。反芻すればするほど、味わいが増す気がしました。主人公の生き物としての属性を完全にグール側に置いたこと、人間(捜査官)が掲げる正義に裏付けを与えなかった点など、観客をグールサイドに肩入れさせるやり口は上手いと思いました。設定・テーマ被りの『寄生獣』との比較も興味深いところ。続編が期待されます。最後にキャストについて。そもそも原作未読につきキャラクターのイメージは持ち合わせていませんが、大泉洋はミスキャストと感じました。シリアスに寄せる事を拒絶するナチュラルボーン・コメディアン。存在そのものがマンガでした。佐々木希も?が付く配役。存在感の薄さには製作者の悪意さえ感じます(もしかして渡部の嫁になったからか?そうなのか?)。そして清水富美加。演技云々とは別次元で、続編での続投が望めないのは残念で仕方ありません。そして窪田くん。蒼井優様にお顔をぺろぺろされて、羨ましいったらありゃしない(どんな締めだ。反省)。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2018-05-05 09:56:20)
510.  帰ってきたバスジャック 《ネタバレ》 
※『ガキの使いやあらへんで』で遠藤がダウンタウンにイジられていたなあ程度の知識。当然“帰ってくる前”も承知しておりません。そのような立場での感想です。たぶん本サイトのレビュワーの皆さんは、0点や1点を特別な点数と認識されていると思います。単に出来が悪いだけで付けられる点数ではありません。言い方は変ですが、勿体無いのです。そういう意味で本作は0や1が付きにくい映画であると感じました。脚本にしても、演技にしても、演出にしても、誉める要素はありません。ただし、酷評するほど駄目かというと、そうでもないのです。ハズレ2時間サスペンス、いやコメディのクオリティ。何処にでもある、見たことあるような気がする、ザ・凡作です。遠藤章造の中途半端な二枚目ぶり、ほどほどの演技力、微妙な知名度・人気度の吉本勢キャスト。これら“なんだかなあ”なファクターが作品の評価に直結しております。正直、観たことをネタに出来るほどの映画ではありません。観る必要性など無いのです。あれ?じゃあ、私はなんで本作を観たのだろう?
[DVD(邦画)] 3点(2018-04-30 01:21:02)
511.  聖ゾンビ女学院 《ネタバレ》 
「アイドルちゃんを使って映画を一本やっつけちゃいましょう。ホラーならイケるっしょ。固定客のいるゾンビものなら鉄板じゃない」そんな安直なノリで製作されたのでは?と勝手に妄想してしまうほど、アイドルホラーは日々増産されています。既視感強め。残念ながら安普請がデフォルトです。本作についても“尺稼ぎ”と思しきかったるい描写の数々を目の当たりにすると、前述の推理もあながち間違っていない気がします。ただ、2転3転する展開や、正統派の青春成長物語のファクターもあり、全体印象は悪くありません。それに一人場違いな熱血演技をみせつける亜沙美嬢の存在感は、相変わらず格別であります。ゾンビ映画の切り口として新しい発想がありますので、ゾンビ映画マニアの方は押さえておいていいかもしれません。(以下余談)庁務員のおじさんが「かもめんたる」の「う大」さん演じるヤバ目のキャラに雰囲気がそっくり。いつ豹変するかと変なところでドキドキしてしましました。ちなみに俳優さんのお名前は「ワニ完才」さんだそうです。採点は(いつもの)亜沙美嬢加点込みで、6点とさせてください。
[DVD(邦画)] 6点(2018-04-25 18:58:43)
512.  クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 拉麺大乱 《ネタバレ》 
クレしん映画を劇場で観るのは『ロボとーちゃん』以来。基本的に好きなシリーズではありますが、欠かさず鑑賞するファンやマニアではありません。そのような立場での感想です。総体的な感想は「凄くちゃんとしてる!」。ぷにぷに拳の設定、見応えあるカンフーアクション、往年のジャッキー・チェン映画を下敷きとした起承転結ある筋立て。全くもって高クオリティで、大人も普通に楽しめます。まさにこれが劇場版クレしんの長所ではあるのですが、もっと無茶苦茶やってもいい気もしました。オチこそ誰向けかわからないナンセンスギャグで締めてくれましたが、とてもバランス感覚の良い、ある意味真面目な映画との印象です。であるが故に、メッセージがいささか説教臭く感じてしまったのだと思います。きちんとつくって苦情なんて酷い話ですが、クレしん映画の持つ自由さは、それだけ価値が高いと考えます。エンドクレジットを観るまで関根勤さんに気付かず。お見事な声優ぶりでした。モノノフは、エンドロールを観るためだけに劇場へ足をお運びください。※4月29日追記。GWに二女(8)と三女(5)を連れて劇場再鑑賞。二女の感想は「修行のシーンが面白かった」三女は「どこということはないが面白かった」そして父(45)の再感想は「しんちゃんのボケに漏らすことなくツッコむ風間君が面白かった」。初見で変に理屈っぽい見方をしてしまったことをお詫びします。劇場内の他のお子さんのウケも上々でしたし(前回は平日の昼間で観客は私ひとりのみ!)、子どもが楽しめているのなら、無問題。親子が同じ目線で楽しめる貴重な映画シリーズが、どうか末永く続きますように。
[映画館(邦画)] 8点(2018-04-20 12:54:20)(良:1票)
513.  スレイブメン 《ネタバレ》 
まず、皆さんにご承知おき頂きたいのが、本作の監督が井口昇氏だということ。代表作は『片腕マシンガール』『ロボゲイシャ』『ゾンビアス』『デッド寿司』。タイトルからしてアレな雰囲気が漂っておりますね。どれか一作でもご覧の方はお分かりでしょうが、◯◯◯みたいな映画を撮る監督です(勿論いい意味で、ですよ)。確実に観る人を選びます。紳士淑女の皆様には毒にしかなりません。ただ一部の好事家には、たまらない映画をつくる監督とも言えます。なお、本作は血こそ盛大に飛び散るものの、監督お得意の腸だの生首だのは出てこない安心清潔仕様です。以上を踏まえた上で、鑑賞される勇者(あるいは暇人)は、余計な事前情報を入れずにご覧になることをオススメします。以下ネタバレ含みます。ご注意ください・・・ 監督自らが新海誠監督の『君の名は。』を引き合いに出しておりますが、これは”同じタイムトラベルもの“というよりも、” 同じく監督コダワリのロマンティシズムが詰まっている“と捉えた方がしっくりいたします。それも井口監督の方が強い中二病が炸裂している分、タチが悪く、だからこそ中毒性があると考えます。一体何から語ればいいのか迷いますが、まず指摘したいポイントはヒロインのルックスでしょうか。ブサ(6)カワイイ(4)の絶妙なお顔とスタイル(失礼しました。とても感じが良い方です)が素晴らしいです。第一印象で抱く“ヒロインにしては華が無いなあ”が後々の伏線となっています。主人公のキャラ(自分のイケメンぶりに気付いていない冴えないメガネ男子)にしても同様のコトが言えましょう。彼らの下手くそなオーバーアクト(またまた失礼)にも始めは頭を抱えますが、これが最終的に良い味わいに転化します。さて、問題のどんでん返し及び二段オチについて。はっきり言って禁じ手です。ミステリーで「実はスタンド使いでした」+「やっぱり宇宙人でした」くらい、やっては駄目なこと。今まで真剣に物語と向き合ってきた観客を裏切る行為ですから。でもそれが本作における監督の主張。とんだ茶番劇と腹を立てるか、はたまた弱い自分を乗り越えていく魂の物語ととるか。それは観客の判断に委ねられています。只ひとつ間違いないのは、彩乃が言う「スレイブメンが私の現実を変えてくれた」は「私が私の運命を握っている」と同義であるということ。運命の奴隷となるか、強者の奴隷となるか、それとも自分が自分の主となるか。それはあなた次第なのです。前半と後半で主人公が交代する、いや正しくは、真の主人公が後半登場するトリッキーな構成を有する一見して安普請なB級ヒーロー映画は、深く鋭くあなたの心に刺さるかもしれません(特に弱っている人は要注意!)。『バタフライエフェクト』とみせかけた『エンジェルウォーズ』。途中で観るのを止めなくて本当に良かったです。全てを知ってから観る2周目がまた格別の味わいです。
[DVD(邦画)] 9点(2018-04-20 12:29:47)
514.  八つ墓村(1977) 《ネタバレ》 
地上波TVバージョン(つまり編集版)は何度か観ておりますが、この度フル尺を初めて鑑賞しました。正直2時間半は長い!と感じつつも、同じような描写が延々と続き、遅々として物語が進展しない“もっさり感”が、むしろ田舎社会の旧態依然とした淀んだ空気感を正しく表現していた気もします。本作の金田一は渥美清。正直、違和感が無いと言えばウソになります。しかし『ナイル殺人事件』のピーター・ユスティノフも原作のポワロのイメージとは程遠い見た目。馴染んでしまえばそれもアリ。ただ渥美さんの場合は寅次郎のイメージに悪影響を及ぼすことがあってはなりません。金田一を継続しなかったのは正しい判断であったと考えます。聞くところによると『八つ墓村』は金田一シリーズの中で最も多く映像化された作品だそう。それだけキャッチーかつインパクトの強い設定なのでしょう。主役は名探偵・金田一耕助ではなく、旧家の跡継ぎ・寺田辰弥。演じるはショーケンです。存在感と雰囲気は抜群ですが、演技が上手いのか下手なのかよくわからない、いつものショーケン流。そこに小川真由美の妖艶さや、違和感ある寅さん風味、印象的な音楽が相まって、形容し難い独特の空気感の作品に仕上がっております。それが横溝正史の世界観とマッチしていたかどうかは謎ですが。ところで本作の金田一は物証に基づく論理的な推理を披露していましたっけ?ミステリーというより、オカルトホラーであったことに今頃になって気づきました。
[インターネット(邦画)] 7点(2018-04-15 07:57:21)
515.  海月姫 《ネタバレ》 
原作本未読。映画より先にTV版を観ています。…と、この書き出しは『電車男』のレビューのコピペ。そう、視聴率爆死といわれた2018年1月期のフジ月9ドラマ、芳根京子ちゃん主演の連ドラ版を実は鑑賞済みです。ですから必然的にTV版と比較する感想となりますことをお許しください。さて、2時間映画と延べ7時間半のTVドラマとでは、ストーリーの掘り下げや、各キャラクター造形の厚みに差が出るのは当然です。さらに言うなら“先に”TV版を観ているという刷り込み効果も手伝って、私個人の満足度はTV版の方に軍配があがります(ある意味当然です)。そんな中でも映画版の方に、より心が惹かれたのは、やはり能年さん。“清潔感”や“好感度”は流石NHK朝ドラ主演女優と思わせるものでした(芳根さんにも同じことが当てはまりますね)。能年さんの魅力で一定水準の満足感を担保しているのは間違いありません。あとは、三国志おたくのまややでしょうか。TV版は内田理央さんが務めましたが、これがなかなかの怪演で、声の印象度は圧倒的に内田さんが勝ります。ただ、まややが自身のトラウマを乗り越えてファッションショーのモデルを引き受けるに至った重要シーンは、映画版の方が刺さりました。太田莉菜さんが有する“負のエネルギー”が活きたものと思われます。本来、この映画の感想で書くべき事ではありませんが、もし本作をご覧になるなら、続けてドラマ版を鑑賞することをお勧めします。本作で感じるストーリー上の不満の何割かは解消されるはずです。
[DVD(邦画)] 5点(2018-04-10 22:53:46)
516.  ターボキッド 《ネタバレ》 
チャリ版『マッドマックス2』あるいは『北斗の拳(実写版のほう)』。それ以外の適切な表現が思いつきません。使い古された世界観、超テキトー設定、やり過ぎゴア描写。全くもってB級映画のテンプレート満載です。ザ・安普請。ただ、見捨てておけない魅力があるのも事実。おそらくそれは、主役2人のキャラクターに起因するのでしょう。ひたすら真面目な主人公、明らかに可愛いアップルちゃん。主役2人のラブストーリーが微笑ましく、血飛沫ハラワタ飛び散る“汚らしい”世紀末バトルとのギャップに眩暈を覚えました。荒地の2人鬼ごっこ。いい雰囲気で見つめ合ってゲロ。妖精バットでタコ殴り、人体串刺しユニコーン。何んだこりゃ。でもいいぞ!クライマックス、血の雨が降り注ぐ中、パラソルの下で交わしたファーストキスは、極めて映画的な美しさに溢れていました。人とロボット。血は通わずとも、通うものがある奇跡。ああ、良い映画を観たなと錯覚するのです。鉄拳カウボーイや丸ノコガイコツ男、悪の親玉隻眼ゼウス。サブキャラクターも良い味出しまくり。美術は並かそれ以下、脚本は穴だらけながら、演出と役者の技量で一本勝ちなんです。愛すべきB級映画をまた一つ見つけました。
[DVD(字幕)] 8点(2018-04-05 00:27:55)
517.  Mr.&Mrs. スパイ 《ネタバレ》 
“スパイコメディ”は映画で人気のジャンル。サスペンスの緊張感が笑いを際立たせるという構造です。ちなみにダウンタウンの『絶対に笑ってはいけない~』シリーズも同じ仕組みですね。サスペンス強めから、ガッチリコメディまでテイストに幅があるのも特徴でしょうか。さて、本作の場合はどうでしょう。平凡な家庭のお隣に越してきた“パーフェクトな夫婦”が実はスパイでしたという王道設定。本来ならスパイは目立ち過ぎ厳禁のはずですが、そこはエンタメ重視。スタイリッシュなアクションも見どころのひとつで、笑いは控え目。盗聴あり、尾行あり、留守宅への忍び込みあり、銃撃戦ありと、およそ『スパイもの』のフォーマットをキッチリ抑えた正統派スパイ映画とも言えます。さらにヒューマンドラマの傾向も顕著で、ハラハラ・クスリで最後はホロリと、盛り沢山。ただし、平気でヒトが死にますし、下ネタもガンガンですので、家族団らんで楽しむタイプの映画ではありませんのでご注意を。『ワンダーウーマン』ガル・ガドット様目当てで鑑賞しましたが、文句なしの美貌に大満足。さらに何処かでみたオッサンだなと思ったら『ハング・オーバー』の奇人アランの姿が。実に立派になったものです。幕の内弁当的にバランスの良い映画ではありますが、個人的には“ちょっと物足りない”という感想です。
[DVD(吹替)] 6点(2018-03-30 21:21:34)
518.  咲-Saki-
映画を観るのに資格は必要ありませんが、映画を楽しむためには素養が必要です。本作を楽しむ素養とは、①原作コミックのファンであること。②TVドラマ版を鑑賞済みであること。③麻雀が打てること。④出演女優に興味があること。私の場合、福本伸行氏の麻雀漫画や、『哲也-雀聖と呼ばれた男』など、麻雀を扱った漫画は大好きなのですが、実は麻雀のルールすら知りません(駆け引きの妙や緊迫の心理戦が面白く、ルールを知らなくても楽しめてしまいます)。前述した素養の中では、かろうじて④がカスるかどうか。というワケで、イカサマ無、札束が乱れ飛ばない、血液が抜かれない(!)というだけで“何だか物足りない”という的外れな印象を抱く始末です。青春ドラマとして楽しめば良いのでしょうが、前日譚となるTV版を鑑賞済みで、人間関係のバックボーンを承知していない人間にとっては敷居が高い世界でありました。①~④のうち最低でもひとつ、出来れば複数当てはまる方じゃないと、楽しむのは難しい映画かもしれません。(以下余談)個人的に気に入っている『人狼ゲーム』シリーズに出演されている若手女優の皆さんが、本作でも多数キャスティングされています。コッチは負けても死ななくて大丈夫。ちょっと安心(苦笑)。
[DVD(邦画)] 5点(2018-03-25 01:52:12)
519.  メッセージ 《ネタバレ》 
巨大宇宙船、タコ型地球外生命体、そして“未来の記憶”。トラディショナルなTHE・SF映画の体裁です。ストーリーは“異星人との意思疎通”にほぼ終始するという極めて地味な展開ながらも、情感たっぷりのヒューマンドラマを孕み、見応は十分でした。最終的には親子愛という普遍的なテーマに落とし込むあたりも、王道中の王道のSF作品。個人的な好みで言えば『コンタクト』や『インターステラ―』と甲乙付けがたい傑作SFとの認識です。
[CS・衛星(吹替)] 8点(2018-03-20 19:59:44)
520.  KARATE KILL/カラテ・キル 《ネタバレ》 
主役のハヤテのアクションは、往年のジャッキーチェンカンフーに通じる“型の美学”と“見栄えの良さ”があり好印象です。ワイルドキャット・亜紗美嬢は(こう呼んでいるのは私だけだな)、相変わらず雰囲気抜群で流石の存在感であります。ハイ、褒めたい部分は以上で終了です。リアリティとか、ドラマ性とか、映画としての“正しさ”を求めても仕方がないことは、DVDパッケージの主人公のデフォルメ具合をみれば分かること(どんだけ筋肉モリモリなんだ笑)。とはいえ、それでも注文をつけるとすれば、良キャラの扱いがあまりに勿体なかったこと。剣術使いのハゲ店長(鎌田規昭)、鉤爪のケイコ(亜紗美)、彼らにもっと見せ場をあげて欲しかったです。主要キャラ3人で敵アジトへ乗り込む展開でも良かったんじゃないかなあ。
[DVD(邦画)] 6点(2018-03-15 20:29:12)
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