41. ユージュアル・サスペクツ
下の方達に同じ。「犯人が読めた」という事はないけど、評判を聞いて「意外な人物といえばこいつだな…」と思いながら観て、その通りだったので、驚きは少なかったです。ただ脚本がこの手にありがちな無理矢理さが少なく、緻密に練られている様子は評価できると思います。 個人的には、あまり見た事がないハンガリーのマフィア事情をもっと見たかった。 6点(2004-04-29 03:35:08) |
42. バートン・フィンク
《ネタバレ》 夢を具体的に表現するのにこういう手法があったかと唸った。 ラストシーンがもう少し続いていたら次のようになってたと思う。 海辺の情景がホテルに掛っている絵と同じ構図になる→はっと目覚めて半覚醒状態で壁の絵を眺めていた事に気付く→今までのは夢で自分は蒸し暑いホテルで今だに進まない原稿を書いている…いわゆる「夢オチ」ですが、夢そのものを表現しようとする点が今までの映画と違う。 起きてしまうと内容が中々思い出せない、何か妙に気持ちよかった気がするけど…という「夢」を観客は覚醒したまま味わえる、それがこの映画の醍醐味だと思います。(炎の中驀進するデブさんは夢のフラストレーション解消機能?) 最後のオチまで描かないのは、無論、目覚めてしまうと思い出せないから。エンドロールは夢から覚めようとしているウツツの状態。目覚めるのは劇場の明かりが点いた時です。 …では何処からが夢か?というとそれははっきりしない。とりあえず「壁でろ~ん」が、もう夢に入っている事を暗示するのみ。考えてみれば「目覚める事」とは対照的に「眠りに入る瞬間」を意識できる人はまず居ない。その辺まで計算されているようで、見事だなと思います。 8点(2004-04-24 07:47:00) |
43. メジャーリーグ2
石橋のキャラがよく合ってて良かったと思います。実在のチームだったんですか、これ… 7点(2004-04-10 22:00:45) |
44. ペンタグラム/悪魔の烙印
「ターミネーター」や「ヒドゥン」と並ぶ『不死身アクション』として観ました。高層ビルから墜落した!と思ったらすぐに起き上がってスタスタ歩き出すシーンなど好きです。 個人的にはオカルト色が強すぎて爽快感が少ない事が残念。これは逆に言えば、下の方の仰るように、ホラー映画としては成功なのかもしれません。 5点(2004-04-10 21:50:07) |
45. ゴッドファーザー PART Ⅲ
日本のヤクザ映画と比べるとあっちのは芸術色・伝統色ムンムンでいいですね。何でこう違うんだろう? 1、2と比べると解りやすい内容。ただマイケルの懺悔は何か唐突過ぎる感じ。ソフィアは清純かつ肉感的でリアリティがあって良かったと思います。 8点(2004-04-07 23:10:45) |
46. テルミン
NYダウンタウンシーンで妙に流行ってたなと思ったらこういう映画があったんですか… ラストがいい感じ。 7点(2004-03-14 23:48:14) |
47. レイジング・ケイン
あの手この手で出てくる多重人格の表現が面白い。しつこく出てくる死体の顔のアップがコワイ。何でもいいからビックリさせればヨイノダ的ラストが潔い。 7点(2004-03-09 20:27:37) |
48. 愛と哀しみの旅路
ちゃんとアメリカ国籍持ってる国民を「日系である」という理由だけで財産を没収して投獄する…考えてみればスゴイ話。こういう話を他国の映画で初めて知るなんて、日本の教育って一体どうなってるんだろう…? 7点(2004-03-09 20:26:01) |
49. L.A.コンフィデンシャル
《ネタバレ》 人物像がしっかり描けていて見応えありました。ただ黒幕が上司というのが「また?」という感じで残念。スーツ姿のクロウ渋い。 6点(2004-03-08 21:25:23) |
50. ザ・コミットメンツ
てっきり当時ブームのケルト音楽の話かと思ってたらアイリッシュソウルだった。これはこれでイイです。ヴォーカル良い。アイルランドではカントリーがダサいと看做されているのはちょっと面白かった。 7点(2004-03-04 21:21:04) |
51. エビータ(1996)
ミュージカルは苦手…と思っていたらすんなり観れた。ミュージカルというより贅を凝らした長編MTVという感じ。新鮮で良かったです。 7点(2004-03-04 00:00:23) |
52. バックドラフト
ついこの間、消防士が崩壊したビルの下敷きになるという事故もあって興味を持って見れました。東西問わず消防士の方も大変ですね。職業に誇りを持つというのは見ていて気持ちがいいものです。ドラム缶がボンボン弾ける映像も凄かった。サスペンスの動機と犯人がイマイチ大味な気がして少し残念。 7点(2004-02-12 01:02:33) |
53. レザボア・ドッグス
ハーベイ・カイテルを初めてカッコイイと思った映画です。個人的には「パルプ~」よりこっちが好き。 7点(2004-02-04 21:53:21) |
54. ワイルド・ワイルド・ウエスト
遊び心満点でよろしいです。絵が素晴しい。 8点(2004-02-01 21:42:37) |
55. コモド
数多いB級動物パニックもの中ではストーリー、演出ともかなり良質だと思います。チープといえばギャングの親分の演技がちょっと変な事くらいかな。基本プロットが2年後の「ジュラシック3」にあまりに似ているんですが、これは一体… 6点(2004-01-18 21:11:23) |
56. ヒート
《ネタバレ》 ひたすらシブくて熱い。カッコイイ。最後まで現実と向き合ってた側に軍配が上がるのも良い。女性との絡みにそれぞれの「現実との向き合い方」が集約されているようで自分は結構好きです。大一番の直前、血も繋がっていない義娘と「家族」のために必死に駆けずり回るパチーノ。現実からの逃避を誓い合った愛人すらからも最後の最後に逃げてしまうデニーロ…逃げてばかりの人生。この時点で既に勝敗が予感されているようです。 かなり好きな映画ですが、ただ、泥棒をスタイリッシュに描いてあるのを見ると「人の物盗んでないでもっと生産的なことやってくれ~」と思ってしまうので1点マイナスです。 8点(2004-01-17 13:06:17)(良:1票) |
57. セブン・イヤーズ・イン・チベット
「ナチのホロコーストに匹敵する」と言われる中国のチベット侵略を、極めて控えめな表現で描写。仏教国チベットらしく淡々と、必要以上に被害者意識を強調しすぎない所に好感が持てました。これは「既に過ぎ去った出来事」ではなく今現在も「進行中」の侵略、こういった映画が作られる意義は極めて大きいでしょう。少年は実在のダライ・ラマによく似てるなと思いました。死んでから思いっきり美化される人物はいますが、この人はまだ現役、ゴマカしようが無いです。といっても中国の圧力で訪日すらできない現状だそうで、ダライ・ラマ知ってる方は少ないかもしれませんが…(誰に訪日を許可しようが日本の自由なはずなのにおかしな話です。) 映像の美しさが特筆もので、中央アジアの雄大な光景を舞台にした一種のロードムービー的な味わいが素晴しかったです。 9点(2004-01-17 01:56:59) |
58. 八つ墓村(1996)
豊川金田一は頑張っていて好感持てましたが、もちょっと落ち着いてほしかったです。それよりも「鍾乳洞の無い八つ墓」なんてメインディッシュの無いフルコース料理みたいです。予算が無いならこんな大作でなく、もっと地味目の物にすればよかったのに。 5点(2004-01-17 00:31:45) |
59. ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ
共産主義崩壊・衰退に伴って幾多の優れた民族音楽が世に知られるようになりましたが、「ソン」はその最右翼。今まではキューバ音楽というと騒がしいイメージしかなかったけど、こんなにまったりとした音楽だとは思いませんでした。 7点(2004-01-15 01:22:10) |
60. ミッション:インポッシブル
スパイ映画が本来持つ二転三転の知的ゲーム感覚の復活。アクションは少なめながらその分強烈、独創的。007すらネタに困ってるのに今頃なぜ?という思いが払拭された納得の一本でした。 8点(2004-01-11 22:42:34) |