41. パール・ハーバー
評価が低いのも解らなくはないのですが、個人的には好きな映画です。確かに皆さんの言う通り、ダメなラストにつながる三角関係よりも、純粋なラブストーリーもしくはもっとシンプルに戦友同士の絆や友情を描いたほうがよかった気もします。でも、この映画には欠点を補える魅力があると思います。「敵」の描写なんかは相対的なものですし、あまりに過敏になるのもどうかと。ケイト・ベッキンセールとトム・サイズモアも印象的でよかったです。 8点(2004-01-18 19:35:14) |
42. バニラ・スカイ
ふわふわとした、掴み所のない、地に足がついていない演出(すべていい意味)によって、主人公が経験する不思議な世界を観客も追体験することができる。恥ずかしながら原作は未見なので、ペネロペ・クルスとキャメロン・ディアスの配役が逆だったらよかったなぁ、などと勝手なことを思ってしまいました。トム・クルーズにも味が出てきましたねぇ。 4点(2004-01-18 18:32:46) |
43. キャスト・アウェイ
《ネタバレ》 トム・ハンクスの演技力のすごさをまざまざとみせつけられる作品。掛け合う台詞がほとんどなくとも、十分に主人公の喜怒哀楽を感じ取ることができる。「無人島に放り込まれる現代人」という設定を際立たせるために、現代の代名詞のひとつであるフェデックスを選ぶあたりも巧い。感情移入するあまり、ウィルソンが流されるシーンは悲しくて見ていられなかった。生還してからのシーンも、敢えてトーンをおとしているあたり、「プライベート・ライアン」でも感じたのだが、どんな状況においても人間にとって大切なことは生きること。このシンプルだが強いメッセージを、チャック・ノーランドと同じ現代人である我々に発している映画だと思う。 9点(2004-01-18 07:39:16)(良:1票) |
44. フォレスト・ガンプ/一期一会
アメリカ激動の時代を飄々と生きたガンプに、言葉では言い表せない魅力を感じてしまう。彼をとりまく人物達にも強い個性があり、物語を引き立てている。アメリカ文化史と良質のファンタジーを、説得力ある映像でうまく融合させた、お手本のような作品。トム・ハンクスの演技力のすばらしさは、いまさら書くまでもない。「アメリカ文化」に拒否反応を示す人は観ないほうがいいだろう。 8点(2004-01-18 07:12:18) |
45. ハルク
驚異のVFXには度肝を抜かれます。ハルクの質感もバッチリで存在感は十二分のデキ。評価が分かれたコミック風レイアウトも、個人的には楽しめました。コンピューターグラフィックを使った、シーンの切り替えも面白く、さりげなくお金がかかってます。「ワンス・アンド・フォーエバー」のサム・エリオットも渋い。でもやっぱりジェニファー・コネリー。綺麗すぎる…。あの強い瞳に心を奪われっぱなしでした。彼女が出てくるだけでもう、チケット代からお釣りがきた気分です。彼女にプラス1点。 8点(2004-01-18 06:51:01) |
46. タキシード(2002)
ハイテクタキシードを着た運転手と新米エージェントというドタバタコンビの掛け合いが笑えます。「アルマゲドン」では世界一頭のいい男を演じたジェイソン・アイザックスの、スーパーエージェント(しかも英国紳士)という設定にニヤリ。これまた「アルマゲドン」でヘンなロシア人を演じたピーター・ストーメアが、今度はヘンな博士でまたオイシイ。しかしやっぱりジェニファー・ラヴ・ヒューイットでしょう! 彼女の可憐さは今作でも健在です。ヒューイットにプラス1点。 6点(2004-01-18 06:03:06) |
47. シーズ・オール・ザット
これを見てレイチェル・リー・クックのファンにならない人はいないでしょう。かわいいよォー。なにしててもかわいい。ハンバーガーのぼうしも!すべて許される!第一、クックて!(←バカ) 個人的に好きな学園モノだし、楽しさの中にも卒業を控えた時期や、夕焼けの画などから一抹の切なさを感じられてGoodです。プロムのダンスシーンなんかもかっこいい!両親に、なぜアメリカで育ててくれなかったのかと小一時間問い詰めたくなるほどです。(実際、こんなハジケたCoolなプロムはないんだろーけど…) 「ラストサマー」のプリンズ.Jrもさわやかで嫌味が無くてイイ! 男女問わず、高校時代の気持ちを思い出しながら観れる、イイ作品ではないでしょうか。 8点(2004-01-18 05:36:15) |
48. ラストサマー
若手のいい役者をそろえるのなら、青春ものか何かにすればよかったのではないだろうか、と思ってしまう作品。四人だけの秘密とかいいながら、彼らの行動はあんな片田舎じゃけっこう目立つようにも思う。女性陣が胸強調しすぎなとこをみても、若者向けB級を敢えて狙っているのだろう。とか偉そうに言いつつも、ジェニファー・ラヴ・ヒューイットとサラ・ミシェル・ゲラーの胸にプラス1点(お前もかい)。 4点(2004-01-18 05:05:33) |
49. ザ・コア
誰も見たことのない、地下数千キロを映像化しようとした意気込みを評価。一方、監督は人間ドラマに力を入れたみたいだが、涙腺の弱い小生がこのテの地球滅亡もので泣かなかったのは初めてだ。思うに、観客がキャラクターに愛着をもつ前に、テンポよく(悪い意味で)ぽんぽんとクルーを死なせるからではないだろうか。次はこいつ、次はこいつ…というなんかヤなパターンが定着していくように見えた。ヒラリー・スワンク(脚細い!)とデルロイ・リンドウで楽しめたのが救いです。 3点(2004-01-18 04:40:33) |
50. エネミー・ライン
生意気な口を叩き、最新鋭機を乗り回す海軍航空士官が、撃墜されれば拳銃一丁…。実際にあったシチュエーションらしいが、非常に強力なコンセプトで面白い。「ブリトニー」や「ウィルソン」ネタ等も、現代アメリカしてて最高。撃墜シーン、スナイパーの追撃、逃げる主人公、そして大逆転…。全てがテンポ良く、娯楽アクション大作のイイトコ取り。十代に返った気分で楽しめます。ジーン・ハックマンや、「U-571」のデイヴィッド・キースも出てきて大満足。パッケージの「トップガンを超える大作」には閉口。 8点(2004-01-18 04:13:56) |
51. タイムマシン(2002)
落ち着いた感じの描写や美術が雰囲気満点。タイムトラベルのシーンは壮大なVFXと音楽が見事にマッチし、映像に色をもたせている。恋人役の女優があまりにもかわいかったため、彼女を助けたくても助けられない主人公の悔しさをもっと掘り下げてほしかった。とはいえ、H.G.ウェルズの原作を曾孫がリメイクする、これもなんだかタイムマシンしててイイ話じゃないですか。 6点(2004-01-18 03:49:20) |
52. バイオハザード(2001)
ミラ・ジョボビッチが役に惚れ込んでいて、全身体当たりで演じているところに好感が持てる。主人公が記憶喪失で始まるコンセプトは面白く、ヤマ場への伏線を観客と同時にみせる構成も巧い。原作のファンを意識してか、モンスター等は一通り登場するが、100分そこらの映画の中では当然あっさりした描写となっている。もっと絞ったほうがよかったのでは? 登場人物たちのアクションも、銃撃、格闘等、見せ方に不満もないが新しさもない。この映画ならでは、というものが欠けていて残念。DVDの、ジョボビッチの音声解説は非常に楽しかった。 5点(2004-01-18 03:24:44) |
53. アポロ13
超一級の豪華キャストで描いた、冒険ドラマ。ノンフィクションものはとかく冗長になりがちだが、見事に「映画」へと昇華させたロン・ハワードの手腕はさすが。最期まで飽きさせずに惹きつけられるストーリーは、裏を返せば、この事故はすべての人類の英知をかけた戦いであり、世界中の熱い関心が寄せられた一大事件であったからこそだと思う。後に、あらゆる宇宙冒険ドラマに影響を与えたサターンロケットの発射シークエンスには毎回涙してしまう。「絶対にあきらめない」、地上の熱いドラマにも心を打たれる。人類が持つ宇宙への好奇心、勇敢さやチャレンジングスピリットにロマンを感じる人には必見の作品。 10点(2004-01-18 02:51:27)(良:1票) |
54. ロード・トゥ・パーディション
こういった「破滅への逃避行」ものは観ていて切なくなってくるものですが、さまざまなピンチをトム・ハンクスの機転で切り抜けるといったようなシーンの中に、十分なエンターテインメント性を感じることができます。ジュード・ロウ演じる追跡者の偏執的な不気味さも強烈で、物語にテンポを与えています。地味だけど衣装も秀逸。コート姿のマフィアたちが渋い、大人向きな作品。 7点(2004-01-18 02:15:31)(良:1票) |
55. キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
ディカプリオの詐欺手口&豪遊生活は見ていて痛快。クリストファー・ウォーケン扮する父親も、かなりイイ味をだしている。トム・ハンクス率いるFBIチームの面々も個性的で面白い。アバグネイル.Jrとハンラティが繰り広げる、めまぐるしい逃走・追跡劇にハラハラさせられっぱなしだが、その中で生まれる信頼関係を丁寧に描いている点も印象的。一目でそれとわかるきらびやかな60年代のファッションや美術も見る価値大。関係ないけど、コインランドリーのシーンには大笑いしてしまいました。トム・ハンクス、さすがです。 7点(2004-01-18 01:48:16) |
56. ジョー・ブラックをよろしく
丁寧に作られた、非常に好感の持てる作品。台詞ではなく俳優陣の演技力で織り成すストーリーと映像美はもはや芸術の域。衣装、セット、音楽、照明等、全てが繊細かつ上品。3時間という長尺もまったく感じず、感情移入すればするほど、映画がラストに近づくことを拒む自分がいた。アンソニー・ホプキンスの存在感&説得力は秀逸。パーティーのシーンに入ってからはもう、ハンカチを手放すことができなかった。クレア・フォラーニの、せつなさを内に秘めた瞳も忘れられない。この人はなんでこんなにかわいいのでしょうか。 9点(2004-01-17 05:10:50)(良:1票) |
57. ハートブレイカー(2001)
豪華キャストのコメディは安心して観られます。また、「この人がこんなヨゴレ役を!」的な楽しみ方も。後半はややテンポダウンするけど、1分でも長くジェニファー・ラヴ・ヒューイットを見ていたい小生にはぴったりでした。バーテンをコインであしらう小悪魔な笑顔が最高。ヒューイットにプラス1点。 7点(2004-01-17 04:30:09) |
58. アルマゲドン(1998)
非常に賛否両論ある本作。まだ観てない人はぜひ観ましょう。「アメリカ万歳」「ハリウッド式ハッピーエンド」「ご都合主義の脚本」「陳腐なお涙頂戴」等はちょっと脇に置いといて。我を忘れて「映画」を観ましょう。まさにエンターテインメントの王道。サービス精神の真髄。映画を愉しむということを思い出させてくれること間違いなし! 9点(2004-01-17 03:57:57) |
59. プライベート・ライアン
矛盾した救出命令にどうして従うのか?当然、兵士の口からも不平が出る。様々な戦闘や仲間の死を乗り越え、理由は異なるが、各々の答えを見つけだしてゆく。とかく数でかぞえられる兵士達だが、彼らはまぎれもなく、名前を持ったひとりの人間であり、それぞれのストーリーがある。フランス人の子供を助けようとする者、神に乞うて引き金をひく者、勇敢なベテラン兵士や立ちすくむ新米兵士…。また、膨大な数の墓標に刻まれた名前のそれぞれにもストーリーがあったはずである。彼らは最期のその時まで「生きた」。大切なことは生きることであり、人生は尊いもの。この、当たり前すぎるが日常では忘れがちなテーマを、戦争を通して頭ではなく心で理解させてくれる、壮大なヒューマンドラマである。 10点(2004-01-17 03:33:20)(良:2票) |
60. ホット・チック
パッケージに書いてある「抱腹絶倒、下ネタ満載、ドタバタ喜劇」というよりも、むしろ「ちょっとエッチで不思議なラブコメ」なので、女の子にもおすすめしたい。音楽が平凡または無いシーンが多めなので、淡々と進む印象を受けるかもしれないが、ツボはおさえてあるのでご安心を。「グーニーズ」のロバート・ダヴィもさりげなく出てるのでお得です。しかし最大のみどころはアンナ・ファリス! ヤバイくらいかわいい! 彼女にプラス1点。 6点(2004-01-17 02:24:07)(良:1票) |