41. セル
《ネタバレ》 んーまあゾンビものの定石ですな。そこに携帯電話というテクノ要素が入っただけ。しかも騒動の原因がオカルトなのか侵略なのかハッキリさせていないし、黒幕が赤いフードの謎の男とかあまりに漫画的。現代社会を風刺しているのは何となくわかるんだけ何とも中途半端。いっそいつものキング節を炸裂させてパルスは宇宙人の兵器だったとか、最後に腰砕けなモンスターとかUFOとかを登場させるとか徹底的にやって欲しかった。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2018-07-28 23:57:02) |
42. マラヴィータ
もっとバレそうでバレないようなサスペンスを期待していたのに、展開にまるで工夫がなく、終始退屈だった。ブラックコメディなのかもしれないけどヴァイオレンス描写だけは割とキツかったり、アクションも笑いの要素も全てが中途半端。好みの問題もあるだろうが、全体的にかなりいただけなかった。キャストやスタッフは一流だけに残念・・・あ、ベッソンは有名無実か? [CS・衛星(字幕)] 2点(2017-11-17 23:30:41) |
43. ブレードランナー 2049
《ネタバレ》 まさかブレードランナーの正当な続編が見られる日が来るとは・・・それに尽きる。美術は文句なし。完全に前作の延長線上の世界が構築されていたと思う。その、まんまぶりに訳もなくジーンしてしまう瞬間がいくつもあった。只、「ブレードランナー」の世界を現代の技術で再現していたことには違いないのだが、前作の30年後の世界としてみた場合、テクノロジーの進歩具合にちょっと違和感があった。それと旧作の公開当時はレプリカントの存在意義にそれ程疑問を抱かなかったが、今となってはクローン技術や再生医療も現実味を帯びてきているので、わざわざ人造人間を作る意味や、有能だが身体検査でオフ・ワールドに行けない人々の存在等、設定に無理が生じているように感じた。しかしながら、個人的にはブレードランナーの続編としては想像以上の出来だったと思う。興行がコケたとかはどうでもいい。そもそもこのシリーズで扱われているテーマなぞ深遠なようでいて実際は私のような暇人にしか興味のない事柄なのだから。ラストシーンの「Tears In The Rain」はかなりグッと来た。 [映画館(字幕)] 8点(2017-11-02 00:20:50) |
44. ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅
《ネタバレ》 家族(親子)の微妙な距離感とか、久しぶりに再会した親戚が一堂に会した場面の「大して仲も良くないのに仕方なく集まってる感」とか、昔の友達と再会してるのにお互い半分どうでもよさそうな描写とかリアルだな~。そしてカネの話・・・ラストはいい話で締めてたけど全体的に痛々しい映画でした。それとラシュモア山でのやりとりをみればそもそも美しい風景で魅せる映画ではないのはわかるが、監督の意図があるにしてもカラーの方がよかったと思う。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-09-14 22:30:54) |
45. エイリアン:コヴェナント
《ネタバレ》 神話や聖書からのモチーフがあちこちに見受けられて深読みすればそれなりに面白い内容だったと思う。でも表面的には浅くスカスカでツッコミどころ満載の映画にしか見えないのでエイリアンに特別思い入れでもなければかなり辛いだろう。 そしてなにより残念に思ったのは、リドリー・スコットは一作目のときからゼノモーフの神秘性に拘りがあって、「エイリアン2」でジェームズ・キャメロンがゼノモーフの生態を昆虫みたいにしてしまったことにずっと憤っていたのに、回りまわってその誕生に人類が関わっていたという結論に持って行ってしまったこと。40年越しに明かされた謎なのにこれでは神秘性も何もちょっと発想が箱庭的過ぎやしないだろうか? とはいえ現代の映像技術で作られた一編としてシリーズ全体から見れば良い方だと思うので5点献上。しかし「プロメテウス」と一応ストーリーは繋がっていたけど、2本合わせて4時間以上も掛けて語るほど中身がある物語にはとても思えないのだが・・・ [映画館(字幕なし「原語」)] 5点(2017-08-23 00:57:08) |
46. 君の名は。(2016)
面白さで言えば普通でしょうか。なぜ、瀧と三葉なのか二人の絆にあまり必然性が感じられないというか、そのあたりをもう少しクドくてもいいので掘り下げて欲しかった。それと立場や性別の違いから起こる入れ替わりモノとして面白さが薄いように思えたのでもっともっとベタでもよかったような気もする。 余談だが、15年位前、友達に誘われて新海監督のデビュー作の上映に下北沢のミニシアターに行ったのを思い出す。友人は「この監督はこれから絶対に来るから」とかいってたけど、本当だったんだなぁ。サインもらっときゃよかった。そんな友達とも今では音信不通・・・どうしてるかなぁ・・・全然関係ないけど。 [DVD(字幕なし「原語」)] 4点(2017-07-28 21:39:54) |
47. ポンペイ
《ネタバレ》 すこぶる評判が悪いし、ポール・W・S・アンダーソンの映画だし全く期待しないで鑑賞したが、まぁこんなものでしょう。この監督にしては殺陣やアクションがゲームや漫画的じゃなかったので、そこは好感が持てた。TVでボケ~っと見る分にはまあいいかな。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-08-07 00:10:17) |
48. ワールド・ウォー Z
《ネタバレ》 あらすじからして新しい発見はあるはずもないが、流石に映像は超大作って感じだった。いろいろ揉めて難産だったと聞いたような気がするが、死ぬ為だけに出て来る登場人物が多いのはその傷跡だろうか?それでも普通には楽しめるのだが、ゾンビの描写がちょっとあっさり過ぎるのでイマイチ世界中にゾンビが溢れかえっているという恐怖感が薄い気がした。それにしてもエルサレムのシーンは事の発端がギャグみたいだった・・・ [地上波(吹替)] 4点(2016-02-20 00:00:51) |
49. クロユリ団地
《ネタバレ》 かなり低年齢層を狙ったのかな?後半はもうセリフとか演出とか除霊とか小っ恥ずかしくて見てられなかった。大人の鑑賞には堪えません・・・ [CS・衛星(邦画)] 1点(2015-11-15 23:04:37) |
50. GODZILLA ゴジラ(2014)
その昔、人類はゴジラを核兵器で殺そうとしていたなんて・・・う~ん。ゴジラと「核」は切っても切り離せないんだけど、アメリカが作るとストーリーへの絡み方がこうなりますか・・・それからやはり言いたいのはムートーでしょう。デザインが日本の特撮モノかゲームのザコ敵みたいで(これも狙い?)、魅力が全くないクセにゴジラより出番が多く、しかもストーリーの中心にいるという。単純にゴジラVS人類の戦いにしてほしかったなぁ。ムートーとか続編作る場合に出しときゃいいようなキャラでしょ? [地上波(吹替)] 3点(2015-09-26 09:57:59)(良:1票) |
51. マッドマックス 怒りのデス・ロード
本家「マッドマックス」公開以降、80~90年代にパチもんがモコモコ作られて完全に廃れてしまったポスト・アポカリプス・ムービーというジャンル。それがまさか21世紀に本家本元の続編が見られることになろうとは本当に分からんモノですなぁ。それ系の映画が昔大好きだったのでB級全開の世界観を物凄く贅沢な映像で見せてくれて懐かしいやら嬉しいやら。突っ込みどころも満載だったけど、「マッド・マックス」が帰って来たんだし全部それだけでおっけーでしょう。 [映画館(字幕)] 7点(2015-06-27 00:30:53) |
52. リディック:ギャラクシー・バトル
《ネタバレ》 前作のネクロモンガー云々を冒頭でバッサリ整理して、なかったことにしているのには苦笑した。個人的に前作は楽しめなかったのでどうでもいいけど。今回は「ピッチ・ブラック」のセルフリメイク的なイメージでしたね。SFでマカロニウエスタンをやりたかったんだろうなぁ。そこそこ面白いけど全体的に盛り上がりに欠ける印象。 [地上波(字幕)] 5点(2015-04-12 10:44:56) |
53. サイレントヒル:リベレーション3D
《ネタバレ》 原作ゲーム未プレイ、前作未見。全編びっくら演出と説明的なセリフの繰り返し。ストーリー展開がゲーム的なのはゲームの映画化ということで、やはり狙いなのだろうか?美術は凝っているので、怖いかどうかは別にして、見るお化け屋敷として雰囲気だけ楽しむのが正解。 [地上波(字幕)] 3点(2014-08-09 22:28:25) |
54. オール・ユー・ニード・イズ・キル
《ネタバレ》 原作は未読だったので、「実はゲームでした」ってオチだったらどうしようかと思ったけど流石にそれはなくてホッとした。しかし、ループをテーマにした作品が映画に限らず既に世の中に溢れすぎていて、それをメインに扱うにはやはり今更感があってどうしてもノれなかった。 [映画館(字幕)] 4点(2014-07-09 00:13:46) |
55. 遊星からの物体X ファーストコンタクト
《ネタバレ》 全米で公開されたとき、まるで話題になっていなかったので「あら?」って思っていたのだが、それもその筈、物語がカーペンター版のオープニングに着地すると分かっているうえに、内容もカーペンター版の只の焼き増しの様で楽しみようがなかった・・・ 肝心の特撮部分のインパクトも皆無。ラスボスに至っては人間の顔がCG処理で波打ってモンスターの顔に変化するという拘りのなさ。カーペンター版は物体がバキバキ音を立てて変態していく様をしっかり見せてくれたのに・・・ それと気になったのが、物体があんなに猛獣のように暴れるのは、派手さを追求しての事だろうが、普通に考えてあれではあっという間に全員同化されてしまう様な気がするのだがどうだろう?まあ映画の都合上そうはならないのだけど。総じて無理に作るべきではなかったというのが正直な感想。 [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 3点(2012-08-05 02:09:28) |
56. プロメテウス
何だこりゃ?映像は贅沢だが脚本がサイアク。余りにも内容が無さ過ぎる。捻りもなければ何もない。今迄散々作られてきた「エイリアン」の亜流やらバッタモンと同じようなものを本家を創り出したリドリー・スコットが作ってしまうとは。笑い話にもなりゃしない。 [映画館(字幕)] 1点(2012-08-05 01:15:33)(良:3票) |
57. ザ・ウォード/監禁病棟
《ネタバレ》 う~む。カーペンターの10年ぶりのスクリーン復帰ということで期待しすぎたか? らしさが全くない。 決して面白くない訳じゃないし、作りはとても丁寧だが、筋書も手垢が付きまくっているようなものだし、正直誰が撮っても同じかも。 それと謎の少女をあそこまで露骨に視覚化する必要はないと思う。思いっきりシラけた。 [映画館(字幕)] 4点(2011-09-10 07:03:36) |
58. ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲
前作は昭和のヒーローものを上辺だけとはいえ再現しようとしていて、まずまず楽しめたが、今回はこれまた中途半端にディストピアSFみたいになっていて、普段、非現実的な展開の映画を見ない人はまず受け付けまい。 かといってジャンルものが好きな人が見てもバカにされたような印象を受けるのではあるまいか?主演が哀川翔である必然性があるほど彼の魅力も引き出せていないし、一体どういう層がターゲットなのか全くわからない。 [DVD(邦画)] 3点(2011-08-21 17:29:01) |
59. トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン
面白いかと言われるとそうでもないが、夏休み映画としてこういうのは必要でしょう。 しかし、CMのコピー「アバターの監督大絶賛」ってジェームズ・キャメロンって言っても 通じないと思われてるのかなあ? 普通にスピルバーグ製作総指揮とか、マイケル・ベイ最新作とかスタッフの名前じゃ客が呼べない時代なのね・・・ それならそれで何か作品の魅力を謳うべきであって不自然なキャッチ・コピーはやめるべきだと思うのだが? [映画館(字幕)] 3点(2011-07-31 01:15:28) |
60. コクリコ坂から
宮崎吾朗の作品は、なんというか出汁を取ってない味噌汁みたいなんだよな・・・ これから先本数を重ねても宮崎五郎のカラーみたいなのは出てこないんじゃなかろうか? 駿と比べてどうのとか才能がどうのとかじゃなくて、そもそも情熱みたいなモノが足りないような気がする。 何かやらされて仕方なく作ってるみたいで、作品の表層にそれが出てしまっている。 [映画館(邦画)] 3点(2011-07-28 01:54:00)(良:2票) |