61. ラブ・レター(1998)
僕の場合、邦画で「ラブレター」といったらこちらを指す。いかにもおなみだちょうだいものの骨頂であるが、それが成功しているんです。「歌舞伎町」「チンピラ」「貧乏」「外国人労働者」「一目惚れ」「名古屋章」・・・なんという哀愁でしょう。「おい、なんでよお、なんで、誰もこねえんだ?」・・涙、涙。でもラストはもっと何かなかったのかな? 7点(2000-12-21 23:26:12) |
62. マルサの女
邦画の中で、こんなに個性的で主題にあった音楽はないとおもう。金をあくまでも血の色でいろどった名作と言ってよい。だから途中の少年のエピソードはいらない。 8点(2000-12-18 00:30:49) |
63. キッド(1921)
チャップリンの映画の中で一番好きです。「名子役」ってこの子しかいません。すでにMrs.Sozeさんに指摘されてますが、なんといっても親子で焼いたパンケーキ。枚数が奇数であったためにきちんと半分に分ける。あれ、とても食べたい。そこいらへんから最後まで、涙は止まりません。 8点(2000-12-16 23:05:30) |
64. 交渉人(1998)
K・スペイシーに期待しすぎてしまった。こういうのって「リアリティー」が一番大切なのに、それを無視しちゃってますねえ。だから言ってるでしょ、「心」のこもっていない「アイデア」をいくら見せつけても効果がないんだって・・・ 6点(2000-12-16 22:58:28) |
65. ティファニーで朝食を
さりげなさ、雰囲気、特に音楽と主演女優、かなりいい感じであるが、「変な日本人」が出てくるところが痛い。20世紀の遺産としていつまでも残したい映画のひとつ。 8点(2000-11-21 00:16:34) |
66. レインマン
音楽がいいと思う。もしかしてこの映画って音にこだわっているのでは?あらゆる場面で音がストーリーを支配している。「レイモンド」→「レインマン」音声に酔った。 7点(2000-11-15 23:55:38) |
67. 狼男アメリカン
マイケル・ジャクソン「スリラー」のビデオクリップの元になったB級ホラーの名作。僕はこれをビデオ屋で探しだすことを生き甲斐にしている(大げさ)。変身のシーン、CGなんて使いませんよ!(そのころはなかったが)ストーリーもしっかりしている。とくにラスト、ロンドンのピカデリーサーカスでの恐慌シーンがすごい。少し前、この映画の続編らしきものが「ファングルフ」とかいう邦題で公開されましたが、そちらは見る気になれません。 8点(2000-11-14 00:56:05) |
68. チ・ン・ピ・ラ(1984)
ファッションに関することはすごくださいが、娯楽映画として秀逸!複線もしっかりしているし、音楽や、科白がいい。「いつまでもガキでいたかったのかもしれないなあ、俺たち」拳銃の音に注目!!!考えて作ってる!えらい!ラストもお見事!やくざ映画の要素をたっぷり含んだ青春物語! 8点(2000-11-13 17:06:21) |
69. アルカトラズからの脱出
昔、TBSの月曜ロードショー(荻昌弘)で2回くらいやっていた脱獄ものの名作。主人公の緻密な計画をドラマチックに描いた。「ショーシャンク」のお手本になっている部分は多いと思う。それにしてもアメリカの刑務所で出る食事が「おいしそう」だと思うのは自分だけでしょうか。スプーンでプレーンなスパゲッティーを食べてみたい。それに「ショーシャンク」で、アンディーがモーツァルトの件で入れられた特別独房から帰還した朝、レッドとハーモニカの話題になるところでアンディーが食べている四角いパンみたいなもの、あれ何?ものすごく食べてみたい。 8点(2000-11-13 00:02:25) |
70. タンポポ
楽しめて、一般性のあるテーマをもった優れた日本映画である。けっしてラーメンの映画ではない。「食」の映画である。「食」をあらゆる角度からみつめ、人生を描いている。役所浩司の死ぬところ、また、彼が生牡蠣を食べるところ、愛すべき人生のひとこまです。 8点(2000-11-01 00:24:24) |
71. 大逆転(1983)
ウィンソープの情けない顔やフランク・オズの役柄が気に入っている。エディー・マーフィーもいい味だしている。「星の王子・・・」に、デューク兄弟が出ています! 7点(2000-11-01 00:20:23) |
72. 犬神家の一族(1976)
日本の推理ドラマ。恐怖映画を装いながら、しかし純粋な推理小説である。映画ならではの脚色に驚く。このシリーズでの坂口良子のキャラクターが好きである。 9点(2000-10-31 01:56:59) |
73. 街の灯(1931)
なぜお金が必要なのか、物語をつくるとき、その設定にはいろいろあって、いちばんうつくしくて健気な理由がここにある。触った手の感じ、それではじめてわかる。目が見えていない状態だからこそ、見えたものが確かにある。 7点(2000-10-31 01:50:55) |
74. ナイル殺人事件(1978)
初めから犯罪は始まっている。初めてみたとき、種明かしにしびれた。しかし、いかにも英国の女史が作った物語のにおいが強くて・・・市川崑は彼女の名前をとって久里子亭と名乗っているが、石坂浩二の「金田一シリーズ」の方がずっと優れている。ポワロの科白、「犯人がサカナじゃないことだけは確かだ」だって、その言葉のどこにセンスが見あたりますか?この科白がマイナス1点。 7点(2000-10-31 01:47:54) |
75. 猿の惑星
今見ると猿のメイクに難がありますが、それ以外は大変よい。それにしても続編が多すぎる。 8点(2000-10-31 01:42:19) |
76. レオン/完全版
ナタリー・ポートマンの存在感に頼っているきらいはあるが、よくできた作品。日本人の好きなタイプの「仕事人」という感じですかね。 7点(2000-10-28 20:49:09) |
77. エンゼル・ハート
こんなのが好きだっていいじゃないか。ミッキーロークは塗れているといい男。そう思う。ゆで卵みなさんはどうやってむく?この映画のベッドシーンは忘れられない。 9点(2000-10-21 22:38:28) |
78. 楢山節考(1983)
人間じゃない。命なんだ。命に対して、なんかこう、特別な感情を持ち合わせているのがニンゲンなんだ。 8点(2000-10-15 01:35:01) |
79. カンゾー先生
金儲けの開業医よ、見なさい。足だ。すべての職業の人は見ると何かを考え直すに違いない。そしていい映画はヒロインが美しく映っている。 7点(2000-10-15 01:31:53) |
80. ザ・エージェント
冒頭の天才スポーツ少年少女の話かと思った。原題が主人公の名前なんですね。「エージェント」なんて題名つけなけりゃいいのに。前半、恋人とのセックスシーンは不要。 5点(2000-10-15 01:22:06) |