61. タイタニック(1997)
長いしクドい。映像・音楽は良。まあ極めて有名な作品であって一回は見てたほうがいいが二度は見たくないような作品。 [映画館(字幕)] 5点(2005-10-27 07:57:36) |
62. 羅生門(1950)
人間の本質的な部分であるエゴをあのような形で表現していることに驚いた。モノクロが作り出す映像美とカメラワークの斬新さは圧巻素晴らしいの一言に尽きる。ただああいったエゴの表現があまり好きではないんですよね。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-10-27 07:09:55) |
63. 時計じかけのオレンジ
暴力・欲望・狂気・反抗が支配する非日常世界。格別嫌気はしなかったが面白いとは思えなかった。ただ映像を通じて見る人に与えるインパクトはとてつもないと思う。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-10-27 06:48:11) |
64. シンドラーのリスト
決して悪くないがいい映画と聞かれれば個人的にはそうでもない。なぜかというと例えば夜と霧に代表されるユダヤ人迫害を扱った書籍・写真から感じる身震いするような恐怖感が伝わりきらないところにある。また主人公が最後に泣いて後悔するが人物描写の乏しさのせいか偽善にしか思えなかった。しかしながら、ゲットー解体シーンや「選別」シーンをあれだけの壮大なスケールでやってのけたということは映画史上大きな意義があるように思う。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-10-27 06:19:40) |
65. ローマの休日
初々しいオードリーの可愛さと郷愁感漂うローマの街を舞台に繰り広げられるロマンチックでシンプルなストーリーがこの映画を名作たらしめている。この映画におけるオードリーの存在感たるや見事の一言に尽きる。 [ビデオ(字幕)] 9点(2005-10-27 05:27:39) |
66. プライベート・ライアン
ノルマンディーの上陸シーンは凄かった。というよりか莫大な予算をつぎ込んでああいったシーンを撮ることに関してはスピルバーグは上手いと思った。ただ上陸後はかなりダレた。そもそも一人の兵士救出の使命といったものを映画の主題に持ってくるのに無理があると思われ、そこがいまいち共感できなかった原因であると思われ・・・・。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-10-27 04:59:50) |
67. キッド(1921)
言わばチャップリンの出世作。『街の灯』と同様サイレントがこの作品を素晴らしいものへと仕立てている。 笑いと感動が内包された作品であり、チャップリンの映画に対する愛情そして厳しさが詰まった作品。警官に親子だとばれないよう息子を蹴飛ばすシーン、警官を追いかける時のフェイント・・・どれも絶品である。また子役の演技が上手いそして可愛い。1920年代にこれほどまでの映画が作られたいうことにもはや感嘆を禁じえない。 [ビデオ(字幕)] 10点(2005-10-27 04:34:13) |
68. ニュー・シネマ・パラダイス
ゆっくりと流れていく時間の中で育まれていったトトとアルフレードの友情。それを上手く引き出しているのがイタリアの田舎の町並みでありあの有名な音楽である。そして、最後のキスシーンのフィルムはトトにとってノスタルジーを駆り立てるのに十分であり、言うまでもなく単なる形見ではなく、遠い昔に交わした約束であり、アルフレードの思い・優しさが詰まった贈り物である。人生の節々において見ておきたい一本。 [ビデオ(字幕)] 10点(2005-10-27 03:47:47) |
69. クレイマー、クレイマー
親子間の絆が時間と共に徐々に深まっていく過程をダスティン・ホフマンがうまく演じている。最後は極めてありきたりな感じがしたがここに救われた気がした。あのまま母親に親権が渡されていたのならある意味においてこれ以上残酷な語はないだろう。そういった意味では最後はあれでよかったと感じた。現代家庭に孕む問題を父と子の絆を通じてしっとりと描いた名作に仕上っている。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-10-27 02:55:13) |
70. ブルース・リー/死亡遊戯
終盤の格闘シーンはさすがと言わざるを得ない。アジアを代表するアクションスターの最後の凄みが凝縮されている。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-10-27 02:23:01) |
71. 燃えよドラゴン
ストーリーとしては酷いものがあった。まず敵が弱すぎた。特にミスターハンの子分の外人。レンガをも砕く鋼の肉体みたいな前振りをしておいてリーに一瞬でやられていたのはちょっと面白かった。しかしリーのあの動きは尋常ではない。もはや芸術であった。アクションの原点を感じさせる作品。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-10-27 02:09:14) |
72. 街の灯(1931)
感動のラストは素晴らしいの一言に集約される。ここまで美しいラストシーンを未だに知らない。めでたしめでたしな話ではないだろう。非常に残酷な物語である。ここには人間のそして人生の皮肉、残酷さが凝縮されている。しかしながら一見相反する美しさみたいなものも同時に与えてくれる。目でそして心で魅せてくれるサイレントだからこそあの美しさが表現できるのであろう。悲劇の中に喜劇を作り出すことを信条としたチャップリンの渾身の傑作である。 [ビデオ(字幕)] 10点(2005-10-26 19:58:00)(良:1票) |