61. 昼顔(1967)
《ネタバレ》 さらけ出しのAVよりもやらしい映画。清楚なセヴリーヌがどんどんスレていくのは悲しい。男をたくさん知れば女性は誰もがスレてしまうんだろうか?私は片手にも満たないのにセヴリーヌよりもずっとスレてる気がする。情報過多の現代社会のせいにしちゃっていいかしら。でもやっぱり魅力があるのは清楚なセヴリーヌに尽きる。38年後の「夜顔」も見たくなった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-08-22 16:27:27) |
62. サイダーハウス・ルール
《ネタバレ》 私はいわゆる常識にとらわれすぎた人間なので、近親相姦の男に説教されても「お前がいうな」と思うのと同じくらいの嫌悪感を「友人の彼女を寝取った男」に感じてしまった。 主人公が孤児院に戻るシーンで、なんとなく「おまえ、結局何もなしえなかったじゃん」と醒めた視点で観ていたはずなのに、ラストを迎えた時「あ、絶対アレを言うな」とわかっていたのにもかかわらず、なぜか涙が出ている自分がいた。なんだこの映画? ケッと思うのになぜか8点をつけてる自分がいる。本当になんだ?この映画は・・・。 [CS・衛星(吹替)] 8点(2009-08-21 12:36:31) |
63. ロード・オブ・ウォー
《ネタバレ》 深いようで浅く、浅いようで深いそんなお話でした。この映画でのアフリカに満ちている空気は死ぬほど怖ろしい。善人の大人が誰も出てこない映画だったように思う。「結局この世に善なんて存在しないんだよ。ケッ」と酔った金持ちがシャンパン片手に説教してくるような不快感。いや、映画自体は飽きることなく楽しめたんだけど・・・。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2009-08-21 12:29:39)(良:2票) |
64. ターミナル
《ネタバレ》 正直映画館でまで観る価値があるかなぁと思いつつ鑑賞。映画館を出たあとは1ヶ月くらい家人と一緒に「クラコウジア!(コにアクセント)」と雄叫びをあげまくっていたほどハマった。色々とギモンを抱けばきりがないが、こういう現代版おとぎ話があってもよい。展開といい登場人物といい、まさにディズニー!って感じだった。(いや違うけど・・・)でもあれだけ違いすぎる二人が共同生活を始めても、きっと幸せにはならないんじゃなかろうか・・・と現実的な私は冷めた視点でポテトチップスの袋を叩いてみる。 [映画館(字幕)] 7点(2009-08-03 13:04:39) |
65. 太陽がいっぱい
《ネタバレ》 アランドロンの美しさがこれでもかと襲い掛かってくる映画。リプリーを観た後に鑑賞したので、尚更素晴らしさを実感した。普通の見方と違って、こっちのほうが全ての展開が読めていたにもかかわらず、手に汗を握って最後までドキドキしっぱなしだった。正直食わず嫌いだったが、この映画を機にアランドロンの名作をいくつか観てみた。コレが一番よかったかな(笑) [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-08-03 12:56:27) |
66. リプリー
どうして完璧な名作があるにもかかわらず、対抗しようとしたのか理解不能。案の定木っ端微塵にこてんぱん(笑)登場人物の美しさもスリルやドキドキ感も演出も負けてるとあっちゃ、勝ってるのはフィルムの解像度だけ?でも向こうにはデジタルリマスターという伝家の宝刀があるんだよ。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2009-08-03 12:51:34) |
67. エリザベス
《ネタバレ》 この映画を何度も観た後で、英国ドラマのエリザベスを観てあまりの醜悪さにびっくりした。あれじゃただの色欲ババァだった。やっぱり美しさって大事。この映画のエリザベスは美しき孤高の英国を象徴していて、私の持つイギリス観をも高めてくれる。続編もDVDに録ってあるんだけど、評判が本作ほど芳しくないので食指がなかなか動かないんだよなぁ・・・。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-08-03 12:47:47) |
68. ヴェロニカ・ゲリン
《ネタバレ》 実話だからこそ、尚更ヴェロニカが死んでから「運動が高まった」だの「法律が改正された」だのという言葉が空しく聞こえた。生きてる間にこそ理解者や協力者がもっといなかったのだろうか。人の死は重いが、死んだからその途端に重くなるという偽善にはウンザリさせられた。で、今のダブリンはどうなのか?果たして彼女の遺志は変わらず受け継がれているのだろうか。ちょっと目の前の箱で調べてこよう。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-08-03 12:40:25) |
69. あるスキャンダルの覚え書き
《ネタバレ》 怖かった。とにかく怖かった。学生時代他の友達と仲良くすると不機嫌になったりむやみにベタベタとまとわりついてきた同性の友人に薄気味悪さを感じた経験はなくもないが、あの100倍は怖かった。自分とずーーっと一緒じゃないのなら、自分を唯一無二の人間にしてくれないのなら不幸になってしまえというストーカー感情は百歩譲って1%も理解できないとは思わないが、あの歳でやるとまさに醜悪。悪魔に見えました。二人の名優の力技に脱帽。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-08-03 12:34:55) |
70. ギフト(2000)
《ネタバレ》 神様から与えられる特殊技能だったら、何もこんな霊能力じゃないほうがいい。展開は予想の範疇だったけど、何となくカタルシスは得られたような気がする。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-08-03 12:25:18) |
71. 雲の中で散歩
《ネタバレ》 ♪Can you celeblate?の歌が流れるたびに、この映画そっくりの設定だったあのドラマを思い出してちょっとムカっとする。でもキアヌは悪くない。観たのは10年以上前なので記憶は薄いが、何となく赤茶けたトーンの雰囲気はよかった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-08-03 12:20:52) |
72. コンスタンティン
《ネタバレ》 キアヌと悪魔ということでディアボロスとごっちゃになってしまったが、展開はすごく好みで印象に残る。あの双子女性とキアヌの絡め方がなんとなく切れ味悪くていまいち深みにはまれなかったかな。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-08-03 12:13:45) |
73. ディアボロス/悪魔の扉
《ネタバレ》 CSで見かけるたびについつい観てしまうので、もう4回くらいは鑑賞したかも。セロンの美しさが際立つ映画。単純ホラー系ではない悪魔モノの中でも怖い部類だと思う。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-08-03 12:10:12) |
74. アポロ13
《ネタバレ》 「実話」の二文字がこれほど重い映画は滅多にないと思う。こんな奇跡の積み重ねみたいなことが不運の積み重ねの後にあっていいのだろうか。乗組員たちの人生観は相当変わったんじゃなかろうか。クライマックスに近づいて「あぁ、実話と知っていなければ、ネタバレしていなければ、もっとドキドキしてみれたのになぁ」と当初冷めた視点で観ていたはずなのに、いざその瞬間には目から汗が出てしまった・・・。ボールとの間の薄っぺらい紙きれをすり抜けられた奇跡。人間ってすごい・・・っつーか、日本が三丁目などと懐かしんでいる40年前に、既に殆ど今と見た目が変わらない生活レベルに達していたアメリカってあらためて凄い! [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-08-03 12:05:16) |
75. エコール
《ネタバレ》 見てはいけないものを見てしまったような背徳感満載な非エロ映画(for パンピー)どうしてこの世にはロリコンやペドフィリアと呼ばれる唾棄すべき趣向の人間が存在するのかを、頭をTV画面に押し付けられて無理やり理解させられてしまったような、そんな人生観一変チックな体験でした。いやぁ幼女ってこんなにもキレイなのね。原作では「自分好みの幼女を育てるための学校まで創っちゃったロリ男爵」の存在が明かされているらしいが、この映画の場合は何もかもが秘密のベールに隠されていて、それがいい作用をもたらしていた。さて、こんなにもこの世界にハマりかけてる私。もう1つの酷評されている同原作映画「ミネハハ」を観るべきか観ざるべきか・・・。あ、そうそう。足フェチのための映画ベスト10を選ぶ際には是非推薦したい。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-07-30 10:45:17) |
76. スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師
《ネタバレ》 うーん・・・ジョニーじゃなかったら2点は減点してたかも。雰囲気もリアリティもジョニーの魅力もそれなりにあってよかったけど、いかんせん投げっぱなしのエンディングが不満炸裂。 父が母を殺す場面を見て、なおかつ父に殺されそうになった娘の行く末が「助けに来た王子様と幸せな一生を送りました」はずがないし、大好きな女主人を守れずに居場所を失った孤児に明るい未来が待っているはずがない。パイに舌鼓をうっていた常連さんたちの(今回の事件の)新聞を読んだ衝撃も計り知れない。つまり誰一人幸せになった人がいないこのお話を観た私が楽しい気分になれるはずもなく、ジョニーのヒット作という安心から私の嫌いな「ホラー映画」という可能性を考慮しなかった自分にまた自己嫌悪・・・あぁなんて不幸。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-07-27 18:48:09) |
77. ミラーズ・クロッシング
《ネタバレ》 普通映画を観るときは、この後の展開を予想したり登場人物の値踏みをしたりと、頭の中にちょっとした雑念が大なり小なりあるのが常なのですが、この映画は気がついたら開始十数分でその邪念がスコーンと取っ払われてしまった。まさしく「何も考えずに」観られた。というのも主人公の行動パターンが全く読めず、登場人物の行動も突飛すぎて予測できず、「あぁもう!ナニコレ!どういうこと?」と思いながらエンディングまで突っ走っていった。トムの決断の数々はあくまでも結果オーライであって、絶対にボスのためじゃないと思う。ボスは「さすがトム!」と思ってそうだけど、本人は終わってみて初めてハァハァ(脇汗)って感じでしょう(笑) [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-07-27 18:31:24) |
78. ウィッカーマン(2006)
《ネタバレ》 最初のアクシデントが刑事を誘うための呼び水だったとしても、そんな不可能すぎる手口が使えるスーパー民族なのに、結末に向けた行動があまりにも普通でしょぼい。ニコラス、トラウマまで抱えたあの事故のトリックを暴いてからじゃないと死ねないんじゃないか?と思った。無念すぎて(笑) 予定通りに刑事を運んできた飛行機のオッチャンが死ななければならなくなった理由がよくわからない。もしかしてあれも死んだふり? [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-07-27 18:16:33) |
79. ゾンビーノ
《ネタバレ》 「ギモン持っちゃダメ!」が大前提で見ればとってもおもしろかった。登場人物の倫理観がことごとく破壊されていることも頭の中をからっぽにして見れば心地よく楽しめた。ただ、悲しいかなカナダの知識がない自分「へーカナダの女性って60年代のアメリカっぽい感じなんだ~」と天然で思ってしまったのは痛い。夫が死んでからの妻たちの相も変わらず満足そうな顔を思うと、つくづく幸せって何かね?・・・と自分の倫理観も破壊されかけた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-07-14 14:22:53)(良:1票) |
80. バイオハザードIII
《ネタバレ》 数年前に見た2のあらすじをろくに覚えてもいないのに「ジルは?」「いつジルが出てくるの?」「あ!このリーダーがジル?」「顔違くね?」「このリーダーどっかで観たことある!!」「どこだ?どこだ?」「あ!キューティーブロンドでオレンジの囚人服着てたカリスマ美容家じゃん!!!」と本筋と関係ないところにばかり集中してしまったので、若干の不完全燃焼を感じつつも、アリスのアクションは相変わらずビシバシと気持ちよかった。 最後のシーンは無理やり地面に「芝浦」とあったけどどうみても中国(笑) 本当に日本で続編作ってくれるんですかね? [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-07-10 11:11:47)(笑:1票) |