61. デス・プルーフ in グラインドハウス
《ネタバレ》 タランティーノ映画だからこその、悪役カート・ラッセルが見ものでした。優しいおじさんの顔して、変質的な殺人鬼になって、最後はコテンパンにやられるカートがなんとも魅力的です。随所に『キル・ビル』のネタを混ぜたりして、『バニシング・ポイント』などのマニア映画を知らない新しい映画ファンにも楽しめる要素あり。ただ、『プラネット・テラー』と一緒に見てなんぼなのか、『デス・プルーフ』だけでは少し物足りなさも感じました。 [映画館(字幕)] 7点(2007-09-01 13:31:22) |
62. あるいは裏切りという名の犬
敵対する男たちの人間ドラマに魅せられました。一人は相手への憎しみを堪え信条を守ることで戦い、一人は道理を破ってでも相手への憎しみを露わに戦う。見応えがありました。ジェラール・ドパルドゥーも久々に存在感たっぷりです。 [DVD(字幕)] 7点(2007-08-07 22:51:24) |
63. ダイ・ハード4.0
ここ最近のアクション映画の中では、アクションの見せ方もマクレーンというキャラクターもやはり抜きん出ておもしろい。ダイ・ハードとしては、「1」のはりつめた緊張感が失われているのが悲しいです…悪役が前3作に比べて薄いというのも大きいでしょうか。 [映画館(字幕)] 7点(2007-07-25 14:31:09) |
64. あるスキャンダルの覚え書き
内容は重たいが、教師と生徒のスキャンダルよりも、一人の老女の歪んだ感情(愛情?)に焦点が当たっており、胸をえぐられる展開ではなかった。やはりこれは、デンチとブランシェットの演技を堪能し、舞台を鑑賞しているかのような迫力を楽しむ映画です。 [映画館(字幕)] 7点(2007-07-25 11:07:24) |
65. ファンタスティック Mr.FOX
《ネタバレ》 大人も飽きずに見れるアニメ。アンダーソンらしい動きのある画づくりと、ストップモーションで再現される動物たちの愛らしくも野性味のある表情がいい。1つ1つのキャラクターも立っている。 [DVD(字幕)] 6点(2018-07-20 11:23:18) |
66. かもめ食堂
主人公3人がとてもいいですね。心が落ち着く映画です。シナモンロール食べたくなります。 [DVD(字幕)] 6点(2012-05-21 09:25:51) |
67. エレクトリック・ミスト 霧の捜査線
《ネタバレ》 殺人の謎解きを楽しむ映画ではなく、映画の雰囲気を楽しむ映画です。過去の殺人と現在の殺人に執着するタフな刑事役のトミー・リー・ジョーンズと、沼地の多い田舎町の雰囲気がよいです。過去のトラウマに悩む主人公の前には亡霊なども現れて、結局殺人犯はあっさり分かってしまいます。盛り上がりがないなと思ったら監督はフランス人らしい。楽しめるかどうかは人それぞれですが、ハードボイルドとノスタルジックなこの雰囲気は好きです。 [DVD(字幕)] 6点(2011-10-16 21:33:50)(良:1票) |
68. シリアスマン
《ネタバレ》 コーエン兄弟の映画は好きです。しかし、この「シリアスマン」はなかなか難しい。主人公にどんどん振り掛かる不幸、悪夢も見ます。事態は悪化する一方です。いろいろなラビに相談します。ストーリー展開はスムーズなので飽きることはありません。そしてラスト、唐突に終わります。果たしておもしろかったのかどうか…。シニカルなコメディタッチの「赤ちゃん泥棒」や「ビッグ・リボウスキ」にしろ、ニコラス・ケイジやジェフ・ブリッジスといった主人公が、カッコよくないけど魅力的でした。しかし、この「シリアスマン」の主人公に魅力は全く感じなかった。そこが、この映画をおもしろいと言い切れない要因かもしれません。 [映画館(字幕)] 6点(2011-03-27 21:45:17) |
69. ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い
《ネタバレ》 この映画の成功は、記憶をなくして右往左往する主演3人のキャラクターがしっかり練られていることでしょう。みんな頼りなくていい加減なんだけど憎めない、観る人の気持ちをガッチリ掴んでました。 [DVD(字幕)] 6点(2010-12-20 15:49:31) |
70. アーマード 武装地帯
《ネタバレ》 犯罪映画としてはまずまず。ストーリーに驚きはありませんが、配役が成功してます。いい人に見えて実は最も悪いM・ディロン。すぐにキレるR・フィッシュバーン。弱気で挙動不審になってしまうS・ウールリッチ。考えていることが読めないJ・レノ。これら悪役の配役は適役でしょう。警備会社のボス役のフレッド・ウォードも「トレマーズ」とは違い渋い役回りで、物語を盛り上げます。ただ、強盗を企む警備員たちに唯一反旗を翻した主人公に魅力がないのが残念です。 [DVD(字幕)] 6点(2010-12-11 20:18:06) |
71. ハート・ロッカー
役者は、ところどころに配しているG・ピアースやR・ファインズが物語のポイントで作品の重みを増している。オスカー作品としては、少々物足りないです。ドキュメンタリーのような重みは伝わってこず、かといってサスペンス性も強くない。強いていうなら、やはりイラク戦争を背景とした問題性が提起されているということでしょうか。 [映画館(字幕)] 6点(2010-03-29 21:52:51) |
72. NINE(2009)
《ネタバレ》 「シカゴ」を期待すると物足りないです。米の賞レースには名前が挙がりませんでしたが、デイ=ルイスはさすが。才能の枯渇に悩み、女性に頼ってしまう、だらしのない映画監督の哀愁と魅力たっぷりです。イタリア人に見えるかどうかは関係ないですね。見せ場は、“赤”を基調とした砂場でのファーギーの豪快なナンバーと、“モノクロ”を基調としたケイト・ハドソンの艶やかなナンバーでした。 [映画館(字幕)] 6点(2010-03-29 09:36:36) |
73. バッド・ルーテナント
ニコラス・ケイジのクドいけど、カリスマ性のある演技に惹きつけられます。憎めない悪役キャラといったところでしょうか。ヘルツォーク映画のこってり感は抑え気味。ヴァル・キルマーは期待を裏切る見せ場のなさで残念です。 [映画館(字幕)] 6点(2010-03-29 09:26:32) |
74. 88ミニッツ
時間に追われている割には『24』のような緊張感に欠ける。しかし、アル・パチーノのシブい魅力と丁寧なカメラワークで最後まで飽きずに楽しむことができた。 [DVD(字幕)] 6点(2008-12-03 23:03:45) |
75. 1408号室
ホラーでもなく、意外な展開も少なく感じた。J・キューザック主演の似たテーマである『アイデンティティ』の方が、私にとって驚きもハラハラ度も上です。 [映画館(字幕)] 6点(2008-12-03 22:57:41) |
76. イーグル・アイ
《ネタバレ》 展開の速さ、アクションの迫力で一気にみせられた。が、監視される恐怖はあまり伝わらず。コンピューターが黒幕だと分かってからの展開も凡庸になってしまったのが残念。 [映画館(字幕)] 6点(2008-11-09 19:19:37) |
77. さらば、ベルリン
それなりに飽きないストーリー展開でしたが、これという良さを感じる部分はありませんでした。原作はハラハラしておもいろいサスペンス小説なので、残念です。 [DVD(字幕)] 6点(2008-08-30 22:18:02) |
78. インベージョン
ハラハラ感を得ることができて、サスペンスとしてはうまくまとまっています。ヘンに音響で盛り上げすぎることなく、静かに襲ってくる恐怖が良かったです。ダニエル・クレイグのキャラは、もっと活かしてもよかったかも。 [DVD(字幕)] 6点(2008-07-13 21:14:23) |
79. イースタン・プロミス
《ネタバレ》 ヴィゴ・モーテンセンの、悪い奴やのかいい奴なのか分からない存在感が映画の核です。それだけに、ヴィゴの正体が明らかになってからは、ラストの盛り上がりに欠けてしまった感あり。ヴィゴがクローネンバーグ監督と組んだ『ヒストリー・オブ・バイオレンス』に比べると、印象に残らない映画です。暴力描写は、リアルですが。 [DVD(字幕)] 6点(2008-06-19 07:31:36) |
80. ロンリーハート(2006)
《ネタバレ》 独り者の女性を騙して殺害し続ける男女と、その2人を追う刑事の2つの話が並行します。後者は、妻の遺書のない自殺の重みをしかめっ面で演じるトラボルタが、久しぶりにシリアスな役を好演してます。前者は、女性の殺害が軽く描かれていて残忍性に乏しく、サスペンス性を感じませんでした。 [DVD(字幕)] 6点(2008-05-14 07:33:39) |