61. ルパン三世VS名探偵コナン<TVM>
《ネタバレ》 タイトルを聞いた時点で想像していたよりは全然マシだった。ヒロインとそっくりな姫様と入れ替えや国を我が物にしようとする大臣の陰謀等ベタな設定&突っ込み満載なストーリーですが、まぁ最初ですし難解な設定ブチ込むより2つの大作を融合させるのに専念したのは正解だと思うし、その結果がそれなりに活きていた所からもスタッフの努力を感じた。 活躍具合はコナン:ルパン=7:3位かな?五右衛門出番少ないのが残念。 ただあの二人が活躍するには悪党がショボ過ぎる。推理開始が相当番組の後半になり、尺の関係か犯人とのアクションが少ない。コナンメインなのにサッカーボールシーン無いし。 10年以上やってるのでネタが無いのも理解するが、もう少しトリックを頑張ってほしかったかな。 まぁ初めての試みだし、その割には良くまとまっていたと思うので見ても見なくても損は無いね。本作を見る前はこれっきりにしてほしかったですが。この調子で行くなら出来れば2、4年(オリンピックに合わせる感じ)の感覚でクォリティーアップした新作を作ってほしいですね。 ストーリーに関係ないが、ルパンの喋りを真似する神谷さん(役的にはルパンがおっちゃんに変装してる)上手ぇ。流石ベテラン。 最後に銭形警部の怪物ぶりが見れたのも良かった。確かにこれまでの警部のスペックを考えると麻酔程度じゃすぐ起きるね!! [地上波(邦画)] 6点(2010-02-14 11:29:18) |
62. アンヴィル!夢を諦めきれない男たち
《ネタバレ》 罵声を恐れず一言で言うなら『リットン調査団』のドキュメンタリーを音楽&アメリカ版にした感じ。 夢を諦めきれずにあがき続ける男たちのお話。仕事に行ってもほぼノーギャラ、で家計はバイト(?)で食いつないでいるオッサンと、映画を観ている時から『なんかリットン調査団っぽいな』と思いました。 でも本当に彼らで映画(もしくはドキュメンタリー)作っても詰らないだろうな。一度も大成してないし華ないし。 [映画館(吹替)] 7点(2010-01-02 13:07:45) |
63. 宇宙戦艦ヤマト 復活篇
《ネタバレ》 一応私の情報を、すでにブームは去っていましたが、親の影響で物心付いたときはヤマトのファン(ライトですが)でした。そんな私からすると残念ながら今回評価できる点は『ヤマト人気再燃の可能性を作ってくれた』と言うただ一点のみ。『なぜ今更17年前に沈んだヤマトを復活させるのか理由がない』『敵の大将が自分の作戦を大々的に古代たちにバラして作戦失敗』『被弾確率の高い(演出ではなく純粋な確率で)第3艦橋に電算室を作るというぶっ飛びぷり、で壊れます』等、穴のない部分がないと言ってもいい演出やストーリーも『ヤマトイズム』と言えば聞こえがいいが、ただの手抜き構成(昔はそれが面白かった、と言うかそんなの気にならないくらい勢いがあったが今作はそれすら無い)。作画やCGは及第点かもしれないが、個人的にはTV放映したマクロスFの方が上、それどころか被弾したのに傷はおろか汚れすら付かないヤマトに極萎え。昔、敵の猛攻を受け、ボロボロになりながらも果敢に戦い続けたあの雄姿に感動した私としてはこの手抜きは誠に遺憾だ!てかラストバトル時、砲塔内が吹き飛ぶシーンあったのに次のシーンでは砲身が折れてすらいない、いい加減にしろ。昔と今では、アニメに関わる人間や作品自体の質も量も全く違う。言っちゃあ悪いが現場を長期離れた80歳超えのジジイにもはや出る幕はない。おとなしく版権整理で老後を過ごして、続編は別のアニメ制作会社に担当してほしい(監修もダメ)。スタッフロールでいきなり監督:西崎義展ととんでもないでかさで表示されドン引き。こういうことする奴にロクな奴はいない。ちなみにデスラー出ません。。 [映画館(邦画)] 0点(2009-12-12 12:22:53) |
64. カールじいさんの空飛ぶ家
過去の(強調!!)宮崎作品や長編ドラえもんに匹敵できる良作。所々に入るギャグもツボにはまりましたし(そういう意味で犬が一番お気に入り)、アクションありホノボノありととにかく楽しい映画でした。 『丁寧に作られた作品に駄作は無い』と言うが私の考えなのですが、正にこれがその通りだと感じます。ストーリーや構成、伏線やメッセージ性等に斬新さは無いが、その全てが綺麗につながるよう、非常に丁寧に作られています。噂の冒頭十数分で老人にとっていかに妻と家が大切なのかを見せつけることで、その後の行動や変化が彼にとってどれほど大きなものであるかを際立たせています。そしてそういったものを、昨今の日本アニメのように押し付けるのではなく、背景に含ませる程度に表現することで視聴者に見せびらかすのではなく感じさせようとする所も上手いです。 後半のアクション部分も流石ピクサー、カーズのOPを観たときに感じた圧倒的な迫力でキャラが右へ左へ動きまわります。 アニメ実写問わず、今の日本にあふれている『友情』や『家族愛』と言ったパープリンでトンマなアホ共に受そうな要素をアホみたいに詰め込み、これ見よがしに強調し押し付け、つなぎも1日で考えたようなチープな展開で作られたツギハギ作品に飽き飽きしている人にこそ見てほしい作品。 斬新なストーリ展開や革新的な映像表現等無くてもこれだけ素晴らしい作品を作れるピクサーに拍手。 全員とは言わないが、映像作品に関わっている人にこそ見てほしい。これが映画だ!と言いたい。 [映画館(字幕)] 9点(2009-12-08 08:09:59)(良:2票) |
65. ウルヴァリン:X-MEN ZERO
《ネタバレ》 最近見たエンタメ作品の中では頭二つくらい抜けけてます。 お話も目新しくは無いが王道だし、前3作品を見ていれば『ダメだよローガン、そいつは悪い奴だよ』的な視点で見れて、ここら辺は先のお話を公開していると言う点を上手く活かしていると感じました。恋人が話したウルヴァリンの童話は、彼のその後の人生を考えるとジーンと来ました、まさかアメコミ映画に泣かされるとは・・・・ その後しばらくは、多少笑いありですがウルヴァリンのかっこいいアクションのてんこ盛り。とにかく格好良い!正に斬鉄剣6刀流で車にヘリ、洗面台をバシバシ切り捨て御免!!この監督は魅せ方というのを非常に分かっておられる。 後半も息切れすることは全く無く、怒涛のアクションとCGが最後まで魅了してくれます。ラスボスの撃退法も一応理に適ってましたし。 ラストは今後の展開を予想すれば分かってしまうのですがそれでも悲しい結末でした。死ぬ直前までローガンのためにがんばった彼女の死体を見たときの『知らない奴だ』と言うヒュー・ジャックマンの演技は最高。 前3作品を見てれば楽しめますが、逆にコッチから入ってその後3作品を見ても面白いと思います。とにかくアクション好きにはオススメの一本。 [映画館(字幕)] 9点(2009-12-02 18:45:55)(良:1票) |
66. 2012(2009)
《ネタバレ》 『主人公には別れた妻と子供2人がいて妻は再婚予定』と捻り一つ見えない設定。終盤まで速攻死ぬと思ってた再婚相手が飛行機操縦したりと大活躍。途中で合流した女性ともフラグが立ったので『おっ!ひょとして全員生存で大団円?』と思ったらやっぱり死んだ(女性共々)。いい加減、家族円満エンドのために人殺すのやめろ!何のためにフラグ立てたか分からない。 んで、最後色々あって主人公が死亡確定のミッションに挑むのですが、ここで彼も死ねば自分が述べた『人は自身の死と引き換えにしても他人を守れるか』みたいな問いの答えになるのに生き残りやがった!せっかくいい感じであった伏線やフラグが意味無し。 CGも中盤まで。てか、CGも『監督の能力で凄いCG』ではなく『監督の名前で集められた大金でつくったCG』なので面白くない。後半完全に息切れしたし。 作中起こるハプニングもいい加減。後半、一部の人間は方舟で生き残ろうとするのですが密航しようとした主人公のせいで船のドア(船の大きさと比較するとかなり小さい)が故障『ドアが閉まらないためエンジンが掛からず山に激突します』なんでドアとエンジンが関係するんだよ!『半ドアでエンジンが掛からない車』なんてないだろ!? 故障の修理に行くときも『部屋に空気は無く直せても入ったら死にます』→『空気あるし、生きて戻ってくるし、てか一緒に行った子供も生きて戻れるくらい』あのさぁ、10分前に吐いた台詞の内容くらい把握しとけよ!! 『なんで水害用の船に排水システムが無いの?』『自動扉で閉じ込められるような通路には手動扉付けるでしょ?そのせいで死ぬし』『入船口なんて最も浸水の恐れがあるのに、そう言った所には自動隔壁無い』『空気が澄んで船外に初めて出た時、死んだ友の供養しろ、やったかもしれないがシーンで入れろ。という意味でアルマゲドン以下』 アメリカ映画にこんなこと言うのも今更だが、それにしてもコイツ等は話を面白くしようとか荒を少なくしようと脳味噌を使った形跡が無さ過ぎる。『細かい』とか言うんだったらそんなの気にならない位面白い映画作ってみやがれ。 エンタメ作品として『ウルヴァリン』の足元にも及ばない。CGもあっちの方が魅せ方上手いし、息切れしないし。 5年前に似た作品作ってまた作るってネタ無さ過ぎだろ?しかも詰らなくなってるというおまけ付き。 [映画館(字幕)] 1点(2009-11-29 14:13:55)(良:3票) |
67. 超劇場版 ケロロ軍曹 撃侵ドラゴンウォリアーズであります!
《ネタバレ》 ケロロ劇場版では一番良かった。今までみたいな無理矢理押し込んだような友情・絆の演出は無く良くまとまってました。 何よりも嬉しかったのが、ようやくサンライズもメインキャストにド下手な俳優やアイドルの起用を自粛してくれたことでしょうか(モブで大根は出てますが我慢できます)。個人的に水樹さん(やたら多い息継ぎ音)は好きではありませんが、演技自体下手ではありませんし上記で述べたようにド下手タレントの万倍マシ。 ただ、ケロロ以外の4人が洗脳(?)されてしまうので活躍は他作品に比べ少なめ。 まぁ『見る価値アリ!』と断言するほどではありませんが、なんでも良いから劇場アニメが見たいと思ってる方にはちょうど良いと思います。 [DVD(邦画)] 5点(2009-11-28 17:05:32) |
68. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ
《ネタバレ》 前2作と『ヘンダーランド』を含むクレシン映画四天王の一角(個人的にですが)。映画の中に閉じ込められるという設定は古いですが、タイムトラベルにパラレルワールド、魔法世界に秘境と行く所が無くなってきた次の舞台として全然あり。 とにかく、終始大好きなかすかべ防衛隊が出ずっぱりと言うのも嬉しい内容。ストーリーも敵(?)の世界の中で間接的にジワジワと責められる(少しずつ現実世界の記憶が失われていく)所は結構怖かったですね。 所々クスリとさせられるところもありますが、中盤は少し飽きが来ました。カザマ君が敵側と言うのも面白いですが心が痛みました。 しかし5人が変身してからの展開はもう圧巻。視聴者のこれまでのうっぷんを晴らすような大激戦。今までの作品では活躍こそしても最後のおいしい所には絡めなかったカザマ君達も今回はガッツリ美味しい所が用意されています。魅せ方も良く、最後の空を気持ち良さそうに飛んでる5人を見ているとコッチまで楽しい気分になりました。 演出に関しても、ボスの攻撃を受けてしんのすけ達は傷付きます(流石に血は出ませんが)。こういった子供が活躍する作品は理不尽なほど彼らが無敵過ぎに描かれる傾向がある気がして、まぁ『子供が暴力を振われる映画』とか言って『ピーチク騒ぐ・トンマな・アホ共』に目を付けられちゃ困るという気持ちはわかりますが、私としてはそういうのは詰らないと感じるので、本作のように攻撃を受けてボロボロになった方が『ガンバレ!!』と言うように気合が入るので、あえてそういった避難上等で描いてくれたことに感謝。 西部劇に関しては、ただ今まで行ったことのない世界を舞台にしたかっただけらしく特に意味はありません。所々のご都合主義も『映画だから』で納得。 最後の出口落ちは良かったですね『ああ~~っ』と唸りました。 ヒロインで言っても、つばきちゃんは全作品通してもカワイイ部類に入ると思います・・・・・やっぱシロなのかな? この映画に関しては、前2作と違いクレシンを見ていて、なおかつかすかべ防衛隊が大好きな人じゃないと楽しみ半減ですね(なので私はドストライクでした)。 とにもかくにも良い作品。最初の20分くらい見て詰らないと感じてもあと40分頑張りましょう。そっからがこの話のメインです!! [ビデオ(邦画)] 8点(2009-11-07 11:18:15) |
69. イノセンス
《ネタバレ》 甲殻に関しては正直この人の作品(映画)しか観てません。 ほぼすべての作品に言えるが、この監督のテンポの取り方がすごく好きです。序盤でグッと盛り上え、次はゆっくり静かな展開・・・・で激しい銃撃戦そして・・・この流れが自分の中でマッチして集中して最後まで観れます。 内容としても、作品に込められたメッセージ性などは分かりませんが、それを差っ引いても近未来刑事ドラマとしては面白いと思います。穴が無いわけではない(それか私が設定を知らないだけ?)がそれでも先が気になりました。 映像もキレイ(祭よりは車のシーンが好きです)ですし、銃撃戦も格好良い!途中長ったらしい話がありますが、まぁハマーン様と竹中さんの美声を楽しむと思って聞きましょう。 あと細かく言えば『本作ではバトーとトグサが大好きで、その二人を組ませてくれた』『ついでに次くらいに好きなイシカワも結構出る』『ヘリと潜水艦がイカス』『犬がたまらなくカワイイ』等 総合は文句なしの10点。欲を言えばもうチョイ長くても良かったっかな? ちなみにこの作品を見た大学時代の先生が、終盤のハッキングするシーンを『ハッキンッグの経過を視覚的に上手く描写できており素晴らしい』と褒めてました。 [映画館(邦画)] 10点(2009-10-23 22:41:41) |
70. カードキャプターさくら 封印されたカード
《ネタバレ》 甘酸っぺぇ~~~~っ!! [ビデオ(邦画)] 10点(2009-10-23 22:21:33) |
71. 仏陀再誕
《ネタバレ》 仏陀の教えを広めるにはどうすれば→そうだ、アニメでやれば若い世代も観に来る!→なるほど!カワイイ女の子や有名な声優を出せばイチコロだねw的な、脳ミソ密度がスポンジ以下な大人の会話が聞こえる。そんな頭の総指揮とスポンサーの所為で痛さがギガスパークした作品に。幽霊が見える少女が悪霊に憑かれて電車に轢かれそうになった瞬間、元カレが救出。『私霊が見えるの』『俺が守ってやる』ああ、開始10分で眩暈が。不仲な元カレを無視し、仏陀の生まれ変りと逮捕必須な発言をするオヤジに助けを求めるため彼の所へ。このエスパー宗教に目覚めたギレンにしか見えません。実はギレンは悪の宗教団体だった!→弟(まことちゃん)が敵の罠で病気に→再誕仏陀を名乗るスーツ姿のおっさん出現→キモイ!→弟を治療→突然親父がガンをカミングアウト→仏陀mk-Ⅱが説得→親父歓喜→UFOが町を攻撃→笑!→巨大なはすの花ビラでUFO撃退→爆笑!→野望を阻止されたギレンはTVジャック。画面から念を出し津波の幻覚を見せる→UFO作戦よりショボイ→助かりたければ我を崇めよbyギレン!→国民は津波から逃げるのに必死で崇んでねぇ→少女「これは幻覚です!」信じれば救われます→信じる国民→次にギレンは少女を誘拐→野球中継にゲログロUFOで乱入(UFOの説明無し)→少女に「私が仏陀の再誕と言え」と強要→仏陀の再誕でも罪は逃れられないのでは?→仏陀mk-Ⅱ飛んで出現→仏陀は飛ぶ!→ギレンピンチ!→ギレンの中にいた暗黒陰陽師出現→誰!?→たぶん悪い奴→真っ黒なGNミサイルで攻撃→仏陀mk-Ⅱ光の翼展開→天空からショボ3DCGの天使と象出現!→仏陀は天使も従える!→ は、腹が(笑)→光のグランドクロスで陰陽師撃破→人以外には容赦無し→困惑する人々に対し仏陀一括→我に従え!→ええっ!?→適当にエンド。瀕死の私に追い打ちのED。音楽は良いのに歌詞が・・・『ありがとう仏陀』『素晴らしい仏陀』『闇はすぐそこに』『君も悟りにチャレンジ(の英語読み?)』。仏教映画に英語入れるな(笑)。笑えたが映画としては最悪。説法を入れるため強引な展開多すぎ。全員『仏陀に会って幸せになりました』と勧誘文句。とにかく設定やキャラの説明が無さ過ぎ。手塚先生の方が面白い。これ見たらマイナスイメージだろ?アニメの出来は悪くないし、少女もカワイイ。仏陀mk-Ⅱも女の子ならもうチョイ見れたかな?ネタとしてDVDで観ましょう。 [映画館(邦画)] 0点(2009-10-19 12:41:44)(良:4票) |
72. 頭文字(イニシャル)D THE MOVIE
《ネタバレ》 特に悪い点は3点。 文太が酔っ払い暴力親父。話的にそんなキャラにする必要ない。86が壊れて落ち込む拓海を慰めたり、所々見せる親バカな所が売りなのに。 ラストの3台同時レース。あのさぁ(笑)、どう考えてもあの道路の幅じゃ3台並べないじゃん。最後尾の車は片方が引き離されるの待たなきゃいけないじゃん?そんなルールじゃやらないと思わない。しかもそれを私が気に入っているキャラにやらせたから余計腹立つ。 拓海の運転態度。ラストまで肘付いて片手運転(両手運転してる時もあったが)してた。原作ちゃんと見ろよ!拓海があの姿勢で運転してたのって、バトルを面倒と思ってた時や豆腐運んでた時だけじゃん。真剣にバトルするときはちゃんと両手運転してなかった?『うわぁ、この運転ポーズ格好良くない?』『良いよ!さっそく取り入れよう』的な馬鹿会話が聞こえてきます。 まぁ、バトルシーンは確かに良かったし、今んところ0点に並べている作品と同列にしては流石にかわいそう(原作見てますがそこまで好きではないので)なので同情の1点。 [DVD(吹替)] 1点(2009-10-11 03:19:13) |
73. ワイルド・スピード/MAX
《ネタバレ》 細かいところは代えてるが基本前の2作品そっくりな内容(ちなみに過去2作品もストーリーが素晴らしいというわけではありません)、『悪の組織に侵入するためカーチェイスで実力を示す』ってそれ前やったじゃん。 話は荒唐無稽というわけではないが、単純明快(悪く言えばありきたり)であくまでメインはカーチェイス。そのスタンスは今作も一緒でした。 私の中でこの作品は『上質なB級映画』という位置にあるので、TVやDVDで観るなら申し分ないが映画館に行ってみるほどではなかった。『じゃあ行くなよ!』と言われそうですが暇だったもので・・・・ 個人的な意見としては、『カーチェイス』と言う映像表現はもう頭打ちになっている感じがします。いくらカメラワークを凝らせたりしようが、そこまで数年前の作品と大差ないんですよね。車好きな方なら『挙動がうんぬん』や自分が好きな車が出てテンションあがるなど私とは違った楽しみができるかもしれませんが、大して好きでない人間からしたら『TAXIと変わらない』が本音です。 同じ追いかけっこものなら、『人vs車』だったG.Iジョーの方が面白かったです。 もうサイバーフォーミュラーやF-ZEROみたいな感じにしないと私にはカーチェイスはキツいです。 そんな感じで『駄作』というよりは『飽きた』という意味でこの点数とします。まぁラストの部分は『ワイルド・スピード三部作』の最後としては良かったのでは。 ・・・・・・・・ん?トーキョードリフト?あれはTVスペシャルでしょ? [映画館(字幕)] 4点(2009-10-11 03:00:18)(良:1票) |
74. ヤッターマン(2008)
ストーリーやCGなんて二の次。ドロンジョ様が杉本彩でないのが不満。確かに深田さんも頑張っています。しかし、アニメ再放送時、まだ幼稚園児だった私に『女』の素晴らしさを教えてくださったドロンジョ様の実写版としてはやはりバディにインパクトがイマイチ・・・何度も言いますが深田さんも頑張ってます。しかし・・・もっとこう(中略)。 後は蛇足で中身の評価を。ストーリーは単純明快突っ込み満載、所々くすりとしてしまう演出もあり、往年のファンとしてラストは満足。 CGも全体的に力入っていると思いますし、出撃シーンは見もの。子供向けと思いきや、結構エグイ演出(ビックリドッキリメカがオイルを撒き散らし、叫び声をあげながらプレスされるとか・・・)もあり逆にそれが○だった。 ただ、鬼太郎なんかもそうですが何故かこういった邦画のエンタメ作品は記憶に残らないのですが、やはり演者の演技に難があると考える。主演は下手ではないが、唸るほど上手いわけでもなし。ゲストの岡本なんたらに至ってはアウト。お前ちゃんと演技の勉強したの?洋画なら字幕やら吹き替え(声優がプロ限定として)で下手と感じることもないですし、気にならない。あと、何故か友情やら家族愛といったPTAが喜びそうな要素を詰め込みすぎるのも宜しくない。アニメ(最近のドラえもん)もそうですがくど過ぎる。せめて一つに絞れ。 だからいつまでたっても海外のエンタメ作品に負けてしまってる(私の中でですが)と考える。 あと尺が長い。ぎっちり2時間ではなく、無理に2時間にした感じがして、スピード感がなかった。 アクションの演出も下手。この前見た『ウルヴァリン』と比べてもとにかく光らない。本当にただCGを使っただけのつまらないアクション。 若干邦画全体に対しての批判になってしまったが、『暇な時』『邦画が見たい』『ヤッターマンか桜井君のファン』。この三つの要素が揃って観る価値が少しはある作品。3日も経てば内容すっかり忘れてますね。 [DVD(邦画)] 3点(2009-09-27 00:15:11) |
75. バビロン A.D.
《ネタバレ》 うっわーーーっ!すげぇつまんねぇ!! ディーゼルさんが主演していたワイルドスピードとトリプルエックスが面白かったので期待したのですが、見事に大外れ!D.Bにナイトミュージアムにと、ここ最近の20世紀フォックスマジでヤバイ。 内容は少女とおばさんをアメリカまで運ぶという『トゥモローワールド』そっくり。しかも少女は『特別製』なのだが、これが人の死を感じたり未来を予知するといったなんちゃってニュータイプ能力を発動させてた理由になってないし、後半なんてフィールド全開するしもう無茶苦茶。 アクションも全然少なく、薄く浅い過去話や内容スカスカな自己陶酔演説と時間がゆっくり過ぎてゆきます。 後半は近年稀に見るク○仕様。少女を連れ去ろうとした組織はそのまま壊滅も何もせずフェードアウト。『衛星から逃亡する車を発見、追跡は不可能です!』なんでよ!? 銃撃戦も何もなく逃げおおせた二人(この時すでにおばさん死亡)。そしてエンド。 もう後半お金がなくて強引にオチに持っていった気がしてなりません。『トゥモローワールドに感銘を受けた監督が自分でも同じような作品を・・・』的なノリなのでしょうか?ただあっちの方がまだ面白かった。 後半の尻つぼみ&意味不明な展開はある意味すごい。 僕も若干混乱して説明がうまくできませんが、まぁ一言で言うなれば『観るな!』です。 [DVD(吹替)] 1点(2009-09-12 12:47:39) |
76. ホッタラケの島 遥と魔法の鏡
《ネタバレ》 『プロダクションIGによって描かれたCG女子高生のパ○チラ目的』という犯罪的でゲスなスメルをまき散らしながら映画館へ。 ガッツシは少々ですが、際どいシーンが沢山。このカメラワークを考えた方は天才だ!!『今のはアウト!いや、セーフか』。おかげでスクリーンにかぶりつく様に観させていただきました。 ん、ストーリー?う~~~ん・・・・普通。 母親の形見の鏡を探して異世界を探検。途中裏切られながらも、種族を超えた友情を芽生えさせながらの大冒険。後半のヒロイン救出大作戦もベタながら(ただヒロインの拘束具合が異常にエロかった)スピード感もあり『当初の目的』を忘れて魅入ってしまいました。 CGに関しましては、背景はトゥーン調の3Dと2Dを織り交ぜ(キャラの周りは3Dで遠方の背景は2Dとか)、細かさも相まってなかなかの出来ですが、キャラのモデリンに関しては若干荒くピクサーに軍配。よく見るとキャラが背景から浮き出しているように見えるところも残念。ただ、ただし。衣服(特にスカート)のヒラヒラ具合に関してはもはや完勝(まぁピクサーにスカートヒラヒラなんてシーンありませんが・・・)!!さすが日本国民!力の入れるところが変だ!!ただし、髪の揺れ具合がイマイチだったのでがマイナス。 演技に関しては、主人公以外は軒並みプロですし、綾瀬さんもかなり検討されていました(予告編の映画レントンたちに比べれば月スッポン)。 尺に比べて山場が多いため全体的に駆け足気味+キャラの掘り下げができないなど欠点も、2時間でも良かったかな。 ただ、いじめっ子集団や、人間嫌いな住民達を救出作戦に参加させるために用いたのが『友情や説得』ではなく『金の力』と言うのが斬新。まぁ最後はみんな仲良くなりましたしきっかけなんてそんなもんでいいのでは、いきなり仲良しよりは無理なくていいですし、なので+1点。 『日本のCG技術の確認』『異世界冒険記』を見たいと思う方にはまぁまぁ満足できると思いますし、『同志』の方には満足いただけるかと。 [映画館(邦画)] 7点(2009-08-30 09:39:52)(良:1票) |
77. G.I.ジョー(2009)
《ネタバレ》 完成度の高いエンターテイメント作品。主要キャラの性格も良く(個人的に相棒の黒人がナイス)、邪魔にならない程度に掘り下げもされています。 ストーリーは穴だらけですが、これはアクションを見る映画なのでそこは目をつぶりましょう。 特筆すべきは中盤のカーチェイス。追い掛けっこ系はもはや完全にマンネリ化した感がありますが、ヒーローサイドがパワードスーツで車(悪役)を追いかけるシーンがすんげぇ新鮮で面白かった。車を飛び越え、電車の窓を突き破り、ミサイルを超アクロバチックに避けながら(CMのところですね)爆走するメタルヒーローはムチャムチャカッコイイ(ここでも相棒の黒人が光る!車にひかれた瞬間吹いてしまった)!! ヒーロースーツの出番が少なかったのが少し残念ですが、スカッと楽しめる映画としてはかなり良い出来です。 ただ、続編への引っ張り方が露骨で嫌。個人的には『そう言えばあいつどうなったのかな?』的な感じで続編を臭わせてほしいのですが、思いっきりそのシーンを主張して本作ではスルーするので観終わった後のスッキリ感がイマイチなので-1点。 続編早く作ってほしいですし、また劇場に行きます。 暇つぶしに観ようかな考えている方には十分進められる作品です。 [映画館(字幕)] 7点(2009-08-18 10:57:12)(良:1票) |
78. ナイト ミュージアム2
《ネタバレ》 残念ながら全てが前作以下だった。 個人的には新旧キャラがゴチャ混ぜになりながらドタバタを繰り広げると思っていたが、前作キャラはほぼ出番なし。ミクロ・ガイ二人は結構出番ありますが、お気に入りの大統領、モアイ、T-REX、アクメンラーが軒並みお留守番を食らい、最初と最後にチラッと出ただけだったのがマイナス点。 新キャラははっきり言って微妙。しかも出ずっぱりなのはアメリアさんなる女性のみ。確かにタイトなフライトスーツの上から見えるボディラインは素晴らしいですが、それだけで旧キャラの代役には無理あり、キャラも弱いし。 基本的に今作は敵キャラと主人公の追いかけっこのみで、前作みたいな主人公の四苦八苦+石板奪還大作戦みたいな二段構えになっておらず、『ナショナルトレジャー』みたな感じになってしまった。あれが悪いとは思わないが、ナイトミュージアムの醍醐味はそこじゃないでしょ? 『みんな動きだす』と言ってるが、ナポレオンやアル・カポネなど人型ばっかでこれまた前作ほどのインパクトは無し。 内容的には『仲間を助けるために侵入した博物館で繰り広げられる鬼ごっこ』で、この作品の肝である「動き出す」部分が非常に希薄になってしまった非常に残念な作品。 ただ、これは私の期待が非常に大きかったこともあっての点数であり、前作を観ても過度の期待を抱かない人が見ればソコソコの作品ではあると思います。 もう一言、このシリーズディズニーランドでアトラクション化してくれないかな・・・。 [映画館(字幕)] 6点(2009-08-12 22:17:05)(良:1票) |
79. バイオハザード ディジェネレーション
《ネタバレ》 最初の飛行機事件のところまでは面白かった。 空港にゾンビ出現&飛行機墜落(この中にもゾンビが!)に巻き込まれたクレアと『ソッチ』系の事件のエキスパートとなったレオンが登場。片や空港に取り残され脱出を図り、片や逃げ遅れた民間人の救出のため潜入。この二人の視点から物語が進行するのかと思いきや、あっさり合流、そしてあっさり脱出に成功・・・・あれ? その後は事件の首謀者の実家(首謀者は何とレオンの仲間の兄とご都合全開!)に向かうレオンと、色々あってウィルスのワクチンを取りに製薬会社に向かうクレア→社内で首謀者発見→連絡を受け急行するレオン→停電した社内を警戒しながら進むレオンと相棒(首謀者の妹)→結局敵は出ず→ええっ!?→クレアと合流→クレアのウインク→首謀者G化(バイオ2参照)→色々→ハッピーエンド。 ちなみにこの間ゾンビやハンターは一切出てきません。なんか相棒と首謀者との思い出を延々聞かされたり、敵が出てこない通路を進んだりとか。全然バイオりません。 なんか中途半端なB級アクション(若干パニックモノ)を見ている感じ。空港でガッツリ尺を取ってくれると思っていたコチラとしては肩透かしだし、その後のストーリーはつまらないの一言。CGもFFに比べると・・・・・ あと、レオンはその道のプロなのに装備はハンドガン一丁で、同行者にもマシンガンを持たせたり(ゲーム経験者としてはショットガンのほうがオススめ)と抜け気味。 『バイオじゃないじゃん!』と言う怒りは計算に入れず、内容としては4点だが、特典映像『俺のギャラは破格だ』と、クレアのウインクがたまらなかったので+1。 [DVD(邦画)] 5点(2009-07-09 12:26:01)(良:1票) |
80. 宮本武蔵 ―双剣に馳せる夢―
《ネタバレ》 作品の内容に関してはほぼノーチェックで観に行きました。 『まったく新しい宮本武蔵』と言うキャッチフレーズから、新約宮本武蔵の活劇映画かと思っていましたが、実際は『二刀流は馬上戦闘を想定して開発された』『武蔵があまり小次郎との戦いを公言していない理由』等、製作者が思い描く宮本武蔵の『本当の解説』でした(+武士道と言う言葉や精神は1900年代になって広まったなどのマメ知識)。 上記の内容をCGのジジィが写真や資料をもとに説明し、NHKの歴史番組を見ているみたいでした。ちなみに吉岡や宍戸戦など一部戦闘アニメはありますが、ほぼ上記の説明解説に終始しています。 まぁ冷静に考えれば1時間20分程度で武蔵の活劇映画ができるわけもありませんし、バガボンド程度の知識しかない私には『へぇ~』と思える説明もありました・・・・が、これ映画でやる必要ある?てか、これ『映画』って言っていいの? 途中入る『騎馬兵の起源』の説明をカットし、1時間程度にしてDVD販売が限界。映画館に行ってまで見に行く価値も意味もありません。 内容のみ(映画館に足を運んでしまった不快感や映画と呼べるか等を無視)を評価すれば6点(今まで評価した4点以下の作品よりかは集中して見れた。と言う消去法で)ですが、『解説用の文字が小さい』『解説が早い』と映画観賞者に優しくない仕様だったのでマイナス1点。 『押井さんは宮本武蔵をどう思っているのか』と言うただ一点のみ見る意味がある作品。アニメーション、ストーリー、演出などを期待する方は観ても意味ないでしょう。 [映画館(邦画)] 5点(2009-06-27 17:54:51) |